JPH051728Y2 - - Google Patents

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JPH051728Y2
JPH051728Y2 JP3111787U JP3111787U JPH051728Y2 JP H051728 Y2 JPH051728 Y2 JP H051728Y2 JP 3111787 U JP3111787 U JP 3111787U JP 3111787 U JP3111787 U JP 3111787U JP H051728 Y2 JPH051728 Y2 JP H051728Y2
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JP
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bead
gasket
metal gasket
cylinder
width
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関のシリンダヘツドとシリンダ
ブロツクの間に使用される金属製のシリンダヘツ
ドガスケツト(メタルガスケツト)に関する。
〔従来技術と問題点〕
例えばシリンダ用孔等のシール箇所を囲繞する
ようにビードを配設し、幅方向よりも長手方向に
長い直列気筒用の金属ガスケツトにおいては、内
燃機関の停止、運転の繰り返しにより、内燃機関
の長手方向前・後端のビード部の破損が起こりや
すいという問題がある。
これは、アルミ製のシリンダヘツドと鋳鉄製の
シリンダブロツクの熱膨張率の差により、内燃機
関の前・後端の動き量が大きくなることに起因す
る。即ち、第5図に示すように内燃機関運転中は
シリンダヘツド8が長手方向中央を中心として前
後に伸びるとともに前後端が下方向に動き、シリ
ンダヘツド8は凸形状に曲がる。これは、シリン
ダブロツク10、シリンダヘツド8の熱膨張量に
差があり、またボルト9で結合されているため接
合面に摩擦力が働くためである。これにより、ガ
スケツト1前・後端には特に大きな力が加わり、
前述のように破損が起こり、その結果シール性が
悪化する。かかる問題に対し、例えば実開昭61−
16459号では、長手方向中央部側に位置するビー
ドを長手方向端部側に位置するビードよりも接合
面に圧接するスペーサを設け、経時変化で接合部
材に歪みを生じても各部の変位を補償してビード
に所要の圧接力を保持させ、シール効果の低減を
防止した金属ガスケツトが提案されている。
しかしながらこの金属ガスケツトはスペーサの
配置により部品点数も多く構造上、複雑であり、
ガスケツト装着時のボルト締め付けも熟練を要
し、コスト上問題がある。本考案は構造上シンプ
ルであり、金属ガスケツト単体のみでビード部の
破損を防止してシール性を確保するガスケツトを
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば、シール箇所を囲繞して設けた
ビードを有する幅方向よりも長手方向に長い金属
ガスケツトにおいて、長手方向端部側に位置する
ビード部分のビード幅及び曲げ半径を他の箇所に
位置するビード部分のそれよりも大きく形成した
ことを特徴とする金属ガスケツトが提供される。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面をもとに説明する。
第1図は、例えば直列4気筒型内燃機関用金属
ガスケツト1の全体形状を示す。
又、第2図は第1図部分の拡大図を示す。第
1図から明らかなようにガスケツト1に形成され
るシリンダ用孔2a〜2dや、冷却水用孔3の周
囲のシール箇所にはビード4及び5が設けられる
が、本実施例によればシリンダ用孔2a〜2dを
囲繞して形成される各ビード4に関し、ガスケツ
ト1の端部6及び7に近接するシリンダ用孔2a
及び2dの周囲のビード4はシリンダ用孔2b及
び2cのそれとは若干異なつて形成される。即
ち、第2図に示すようにシリンダ用孔2dを囲む
ビード4の内、ガスケツト端部6に近いビード部
分4aは、直径方向反対側に位置するビード部分
4bに対して大きく形成されている。
第3図及び第4図は、上述したビード部分4a
及び4bの部分的断面図を示しており、即ち、ビ
ード部分4aのビード幅α及び曲げ半径βはビー
ド部分4bのビード幅α′及び曲げ半径β′よりも大
きく形成され、ビード4全体としては部分4bか
ら部分4aにかけて徐々にビード幅と曲げ半径が
増加し、最終的に部分4aにおいて双方共最大値
をとるように成形される。
当然、この関係はシリンダ用孔2dと対称的な
シリンダ用孔2aを囲繞するビード4に関しても
同様であり、ガスケツト端部7側に位置するビー
ド部分は他のビード部分よりも大きく形成され
る。尚シリンダ用孔2b及び2cを囲繞するビー
ドはどの位置においても一定ビード幅、及び曲げ
半径を有することが好ましい。
本考案による金属ガスケツト1の作用を以下、
説明する。前述したように機関の運転によりガス
ケツト1の端部6及び7側に位置するビード部分
4aには大きな荷重が加わるが本考案によるビー
ド部分4aは他のビード部分4bに比べビード幅
αを大きくとつているため、ビード4aの頂部と
シリンダヘツド8(第5図)との接触面積も増大
し、単位面積当たりの面圧も小さくなる。又、ビ
ード曲げ半径βも他のビード部分4bのそれより
も大きいため、応力の切り欠き効果も緩和され破
損しにくくなる。即ち、本考案によるガスケツト
1のビードのバネ特性は位置によつて異なり、大
きな荷重がかかる端部側に位置するビード部分4
aは、比較的力のかからない他の箇所に位置する
ビード部分4bより耐久性に富む構造をすること
になる。これはスペーサによつてガスケツトにか
かる荷重を緩和した従来の金属ガスケツトと異な
り、荷重を受けるガスケツト側の工夫により破損
を防止するものであるため、部品点数も従来より
少く、構造もシンプル化できる。
〔効果〕
以上説明したように本考案によれば大きな力の
かかるガスケツト前後端部側に位置するビード部
分に耐久性を持たせるべく、そのビード幅、曲げ
半径を増加したことで亀裂の発生を防止すること
ができ従つてシール性向上をもたらす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による金属ガスケツトの全体
図;第2図は第1図部分の拡大図;第3図は第
2図−線に沿つたビード断面図;第4図は第
2図−線に沿つたビード断面図;第5図は機
関運転によるシリンダヘツドの熱的変形を示す
図。 1……金属ガスケツト、4……ビード、α,
α′……ビード幅、β,β′……曲げ半径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シール箇所を囲繞して設けたビードを有する幅
    方向よりも長手方向に長い金属ガスケツトにおい
    て、長手方向端部側に位置するビード部分のビー
    ド幅及び曲げ半径を他の箇所に位置するビード部
    分のそれよりも大きく形成したことを特徴とする
    金属ガスケツト。
JP3111787U 1987-03-05 1987-03-05 Expired - Lifetime JPH051728Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3111787U JPH051728Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05

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JP3111787U JPH051728Y2 (ja) 1987-03-05 1987-03-05

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Publication Number Publication Date
JPS63139358U JPS63139358U (ja) 1988-09-13
JPH051728Y2 true JPH051728Y2 (ja) 1993-01-18

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ID=30836560

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