JPH0452456Y2 - - Google Patents

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JPH0452456Y2
JPH0452456Y2 JP1985165779U JP16577985U JPH0452456Y2 JP H0452456 Y2 JPH0452456 Y2 JP H0452456Y2 JP 1985165779 U JP1985165779 U JP 1985165779U JP 16577985 U JP16577985 U JP 16577985U JP H0452456 Y2 JPH0452456 Y2 JP H0452456Y2
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JP
Japan
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cylinder block
frame
transmission
bed plate
dust cover
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JP1985165779U
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JPS6274156U (ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はクランクケースに係り、特にシリンダ
ブロツクとトランスミツシヨンとの結合を補強す
る連結部材を設けたクランクケースに関するもの
である。
[従来の技術] 一般にシリンダブロツクとトランスミツシヨン
との結合を補強する連結部材としては、実開昭58
−129040号公報に提案されているようなものが知
られている。
第2図に示すように、シリンダブロツク1とト
ランスミツシヨン2とが、トランスミツシヨン2
のフライホイールハウジング部3の上半分程度を
当接して結合されている。そして上記シリンダブ
ロツク1とトランスミツシヨン2との結合を補強
するために、ステイフナ4が上記フライホイール
ハウジング部3の下部と上記シリンダブロツク1
の下部を連結して設けられている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、シリンダブロツク1とトランスミツ
シヨン2を結合した状態でエンジンが回転する
と、上記シリンダブロツク1とトランスミツシヨ
ン2とが一体的に撓み振動を起こしてしまう。こ
れを防ぐためにステイフナ4で補強するが、この
ステイフナ4だけでは撓み振動に対する剛性が十
分ではない。このため、撓み振動による振動騒音
を十分に押えることができないという問題があつ
た。
特に、上記ステイフナ4を取り付けた場合、上
記撓み振動の固有振動数は、例えば一般の車両用
エンジンで150Hz程度であり、回転2次の起振力
に対してエンジンの回転数が4000rpmを越える程
度で共振してしまう。このため、エンジンの常用
回転の高速域内に上記撓み振動の固有振動数に一
致して共振を起こす振動数が存在することにな
り、エンジンの常用回転域内で、こもり音が最悪
になるという問題があつた。
更に、ステイフナ4を後付けする場合、ステイ
フナ4の形状等に種々の制約が生じると共に、部
品点数も増加するという問題があつた。
尚、関連する技術として、「エンジンのシリン
ダブロツク構造」(実開昭58−142347号公報)が
提案されている。
[考案の目的] 本考案は従来の補強部材における問題点を有効
に解決すべく創案されたものであり、その目的は
シリンダブロツクとトランスミツシヨンとの結合
を補強して振動騒音を押えると共に、部品点数を
少なくすることができるクランクケースを提供す
ることにある。
[考案の概要] 上記目的を達成するために、本考案はシリンダ
ブロツクとオイルパンとの周側端部間に介設され
る枠体を有すると共にその枠体の端部にフライホ
イールハウジング部の下部を覆うダストカバーを
一体的に有するベツトプレートを形成し、そのプ
レートに、上記枠体とダストカバーとの結合を補
強する連結部材を形成すると共に上記枠体の内周
側にシリンダ間に位置させてリンクを掛け渡して
構成したものであり、上記シリンダブロツクとト
ランスミツシヨンとの結合を補強して振動騒音を
低減させるようにしたものである。
[実施例] 以下に本考案の一実施例を添付図面に従つて説
明する。
第1図に示すように、シリンダブロツク5とオ
イルパン6との間には、クランクケースの一部を
形成する本考案のクランクケース部7が設けられ
ている。更に、上記シリンダブロツク5の長手方
向の後壁部8にはトランスミツシヨン9が当接し
て設けられている。
特に、クランクケース部7はベツトプレート2
4により構成されており、このベツトプレート2
4はシリンダブロツク5の下端の周側端部19と
オイルパン6の周側端部22との間に介設される
と共に一端部がトランスミツシヨン9に形成され
るフライホイールハウジング部12に結合されて
シリンダブロツク5とトランスミツシヨン9とを
結合するものである。
ベツトプレート24はシリンダブロツク5の下
端の周側端部19の形状と同じ矩形を有する枠体
25を有すると共にその枠体25の一端部側にフ
ライホイールハウジング部12の下部を覆うべく
結合されるダストカバー10を一体的に有してお
り、かつ、ベツトプレート24には枠体25とダ
ストカバー10との結合を補強するに十分な剛性
を有するリブ状の一対の連結部材11が形成され
ている。枠体25の内周側にはリンク部材26が
設けられ、このリンク部材26はシリンダブロツ
ク5内に複数個配設されたシリンダ(図示せず)
のそれぞれの間に掛け渡されてシリンダブロツク
5の幅方向の振動を抑えるように構成されてい
る。そして、上記ベツドプレート24の枠体25
には、その上側に上記シリンダブロツク5下端の
周側端部19が、下側にオイルパン6上端の周側
端部22がそれぞれボルト(図示せず)によつて
当接して固定されるため、全周に亘つてボルト穴
27が設けられている。
以上のように構成されたベツドプレート24
は、シリンダブロツク5とオイルパン6との間に
ボルト(図示せず)によつて固定して設けられ
る。そして、ダストカバー10とシリンダブロツ
ク5の後壁部8とにフライホイールハウジング部
12が当接して設けられる。
以上のように、シリンダブロツク5とオイルパ
ン6との間に介設される枠体25を有すると共に
一端部にダストカバー10を有するベツトプレー
ト24を形成することにより、シリンダブロツク
5とフライホイールハウジング部12との結合剛
性が向上し、シリンダブロツク5とトランスミツ
シヨン9とで一体的に生じる撓み振動を低く抑え
ることができると共に、シリンダブロツク5と別
個に形成されるベツトプレート24により、クラ
ンクケースの生産性が向上する。また、ベツトプ
レート24に形成されたリンク26によりシリン
ダブロツク5の幅方向の振動を押えることができ
るので、上記撓み振動の抑制と伴つて、より効果
的な振動騒音の低減を図ることができる。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば次のごとき優れた
効果を発揮する。
(1) シリンダブロツクとオイルパンとの間に介設
される枠体を有すると共にその枠体の端部にダ
ストカバーを有するベツトプレートを形成する
ことにより、シリンダブロツクとフライホイー
ルハウジング部との結合剛性が向上し、この二
つによつて一体的に生じる撓み振動を低く抑え
ることができ、内燃機関の高速回転時のこもり
音を低減できると共に、シリンダブロツクと別
個に形成されるベツトプレートにより、クラン
クケースの生産性が向上する。
(2) ベツトプレートの枠体にリンクを掛け渡して
シリンダブロツクの幅方向の振動を抑えるた
め、より効果的に振動騒音を低減できる。
(4) ダストカバーを有するベツトプレートを形成
したので、部品点数が減り、組立て工程の簡略
化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図は従来例を示す断面図である。 図中、5はシリンダブロツク、6はオイルパ
ン、10はダストカバー、11は連結部材、12
はフライホイールハウジング部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダブロツクとオイルパンとの周側端部間
    に介設される枠体を有すると共に該枠体の端部に
    フライホイールハウジング部の下部を覆うダスト
    カバーを一体的に有するベツトプレートを形成
    し、該プレートに、上記枠体とダストカバーとの
    結合を補強する連結部材を形成すると共に上記枠
    体の内周側にシリンダ間に位置させてリンクを掛
    け渡してなることを特徴とするクランクケース。
JP1985165779U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0452456Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985165779U JPH0452456Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JP1985165779U JPH0452456Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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Publication Number Publication Date
JPS6274156U JPS6274156U (ja) 1987-05-12
JPH0452456Y2 true JPH0452456Y2 (ja) 1992-12-09

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ID=31096129

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0712679Y2 (ja) * 1986-09-10 1995-03-29 マツダ株式会社 エンジンの遮音構造

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JPS5949419A (ja) * 1982-09-14 1984-03-22 Sanree Reinetsu Kk ガスバ−ナ
JPS6027803U (ja) * 1983-08-02 1985-02-25 渡邊 秀樹 毛髪押え輪ゴム取付カ−リングロツト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58132147U (ja) * 1982-03-01 1983-09-06 日産自動車株式会社 内燃機関のシリンダブロツク

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JPS6274156U (ja) 1987-05-12

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