JPH08244474A - エンジンマウンティング装置 - Google Patents
エンジンマウンティング装置Info
- Publication number
- JPH08244474A JPH08244474A JP4950895A JP4950895A JPH08244474A JP H08244474 A JPH08244474 A JP H08244474A JP 4950895 A JP4950895 A JP 4950895A JP 4950895 A JP4950895 A JP 4950895A JP H08244474 A JPH08244474 A JP H08244474A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mount bracket
- vibration
- engine
- high rigidity
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高剛性であることと軽量であることとを併せ
持ち、所要の共振周波数を備えるエンジンマウンティン
グ装置を提供する事を目的とする。 【構成】 異なる形状のマウントブラケットを含むエン
ジンマウンティング装置において、形状からして高剛性
を備えたものを樹脂により構成し、形状からして高剛性
を備えていないものを鋳鉄により構成した。
持ち、所要の共振周波数を備えるエンジンマウンティン
グ装置を提供する事を目的とする。 【構成】 異なる形状のマウントブラケットを含むエン
ジンマウンティング装置において、形状からして高剛性
を備えたものを樹脂により構成し、形状からして高剛性
を備えていないものを鋳鉄により構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両におい
てエンジンを車体より支持するエンジンマウンティング
装置に関する。
てエンジンを車体より支持するエンジンマウンティング
装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車等の車両においては、エンジンは
複数の箇所を各々マウントブラケットによってエンジン
外壁及び車体に対して取り付けられた防振ゴム装置を含
むエンジンマウンティング装置により車体より防振支持
されている。このようなエンジンマウンティング装置に
おいては、マウントブラケットの共振周波数が低いと、
その共振周波数はエンジン透過音の原因になる振動の周
波数域に入り、車室内騒音が増大するようになる。この
ためマウントブラケットの形状或いは材質の選定によっ
てマウントブラケットの高剛性化及び軽量化を図り、こ
れの共振周波数を高めることが従来より種々行われてお
り、これは例えば特開昭５４−１３７５１１号、実開昭
５８−８０３１１号の公報に示されている。
複数の箇所を各々マウントブラケットによってエンジン
外壁及び車体に対して取り付けられた防振ゴム装置を含
むエンジンマウンティング装置により車体より防振支持
されている。このようなエンジンマウンティング装置に
おいては、マウントブラケットの共振周波数が低いと、
その共振周波数はエンジン透過音の原因になる振動の周
波数域に入り、車室内騒音が増大するようになる。この
ためマウントブラケットの形状或いは材質の選定によっ
てマウントブラケットの高剛性化及び軽量化を図り、こ
れの共振周波数を高めることが従来より種々行われてお
り、これは例えば特開昭５４−１３７５１１号、実開昭
５８−８０３１１号の公報に示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】高い共振周波数を有す
るマウントブラケットは高剛性を備え且つ軽量であるこ
とが最も好ましく、これは樹脂により構成されたボック
ス型の、所謂閉じ断面形状のマウントブラケットにより
具現されるが、しかしながら、エンジンの複数の箇所に
設けられるマウントブラケットにはその周辺装置との関
連から制約を受けてボックス型に構成され得ないものが
あり、このような場合も軽量化のためにマウントブラケ
ットが樹脂により構成されると、剛性が不足し、これに
伴い共振周波数が低下して車室内騒音の低減が充分に成
されなくなる。本発明は上述の問題点を解決したエンジ
ンマウンティング装置を提供することを目的としてい
る。
るマウントブラケットは高剛性を備え且つ軽量であるこ
とが最も好ましく、これは樹脂により構成されたボック
ス型の、所謂閉じ断面形状のマウントブラケットにより
具現されるが、しかしながら、エンジンの複数の箇所に
設けられるマウントブラケットにはその周辺装置との関
連から制約を受けてボックス型に構成され得ないものが
あり、このような場合も軽量化のためにマウントブラケ
ットが樹脂により構成されると、剛性が不足し、これに
伴い共振周波数が低下して車室内騒音の低減が充分に成
されなくなる。本発明は上述の問題点を解決したエンジ
ンマウンティング装置を提供することを目的としてい
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジンマウン
ティング装置は、異なる形状のマウントブラケットを含
むエンジンマウンティング装置において、前記マウント
ブラケットのうちその形状からして高剛性を備えたもの
を樹脂により構成し、形状からして高剛性を備えていな
いものを鋳鉄により構成した。更に、振動発生源である
エンジンと防振対象である車体の間に介在される複数の
防振ゴム装置と、該防振ゴム装置のそれぞれとエンジン
とを連結するそれぞれ異なる形状の複数のマウントブラ
ケットとを含むエンジンマウンティング装置において、
前記複数のマウントブラケットのうちその形状からして
高剛性を備えたものを樹脂により構成し、且つ、前記樹
脂により構成されるマウントブラケットと該マウントブ
ラケットに接続される防振ゴム装置とを一体的に形成
し、形状からして高剛性を備えていないものを鋳鉄によ
り構成した。
ティング装置は、異なる形状のマウントブラケットを含
むエンジンマウンティング装置において、前記マウント
ブラケットのうちその形状からして高剛性を備えたもの
を樹脂により構成し、形状からして高剛性を備えていな
いものを鋳鉄により構成した。更に、振動発生源である
エンジンと防振対象である車体の間に介在される複数の
防振ゴム装置と、該防振ゴム装置のそれぞれとエンジン
とを連結するそれぞれ異なる形状の複数のマウントブラ
ケットとを含むエンジンマウンティング装置において、
前記複数のマウントブラケットのうちその形状からして
高剛性を備えたものを樹脂により構成し、且つ、前記樹
脂により構成されるマウントブラケットと該マウントブ
ラケットに接続される防振ゴム装置とを一体的に形成
し、形状からして高剛性を備えていないものを鋳鉄によ
り構成した。
【０００５】
【作用】本発明は、ボックス型等の形状からして高剛性
を備えたマウントブラケットは、樹脂により構成される
ことにより高剛性であることと軽量であることとを併せ
持つようになり、高い共振周波数を備えるようになる。
これに対しボックス型に構成されないこと等により形状
からして高剛性を備えていないマウントブラケットは、
鋳鉄により構成され、これによりこのマウントブラケッ
トは充分な軽量化は行われないが、材質から高剛性を備
えるようになり、所要の共振周波数を備えるようにな
る。尚、ボックス型でないマウントブラケットはボック
ス型のものに比べて低容積であるから、これが鋳鉄によ
り構成されても、ボックス型のものが鋳鉄により構成さ
れる場合に比して重量が増大することはない。また他の
発明は、樹脂により構成されるマウントブラケットと、
該マウントブラケットに接続される防振ゴム装置とを一
体的に成形することにより、マウントブラケット取付用
ボルトが不要になり、更なる軽量化と、高い防振効果を
得られるようになる。
を備えたマウントブラケットは、樹脂により構成される
ことにより高剛性であることと軽量であることとを併せ
持つようになり、高い共振周波数を備えるようになる。
これに対しボックス型に構成されないこと等により形状
からして高剛性を備えていないマウントブラケットは、
鋳鉄により構成され、これによりこのマウントブラケッ
トは充分な軽量化は行われないが、材質から高剛性を備
えるようになり、所要の共振周波数を備えるようにな
る。尚、ボックス型でないマウントブラケットはボック
ス型のものに比べて低容積であるから、これが鋳鉄によ
り構成されても、ボックス型のものが鋳鉄により構成さ
れる場合に比して重量が増大することはない。また他の
発明は、樹脂により構成されるマウントブラケットと、
該マウントブラケットに接続される防振ゴム装置とを一
体的に成形することにより、マウントブラケット取付用
ボルトが不要になり、更なる軽量化と、高い防振効果を
得られるようになる。
【０００６】
【実施例】以下に本発明の実施例を詳細に説明する。図
１は本発明によるエンジンマウンティング装置の一つの
実施例を示している。図１に於いて、１０はエンジンの
シリンダブロックのスカ−ト部を示している。スカ−ト
部１０の一方の側にはライトマウントブラケット２０が
複数個の取付ボルト２２によって固定されており、また
他方の側にはレフトマウントブラケット３０が複数個の
取付ボルト３２によって固定されている。ライトマウン
トブラケット２０にはボルト２６及びナット２８のよっ
て防振ゴム装置２４の一方の枠体２４ａが固定接続され
ている。防振ゴム装置２４はもう一方の枠体２４ｂにて
図示されていない車体に対し固定接続されるようになっ
ている。レフトマウントブラケット３０にはボルト３６
及びナット３８によって防振ゴム装置３４の一方の枠体
３４ａが固定接続されている。防振ゴム装置３４はもう
一方の枠体３４ｂにて図示されていない車体に対し固定
接続されるようになっている。
１は本発明によるエンジンマウンティング装置の一つの
実施例を示している。図１に於いて、１０はエンジンの
シリンダブロックのスカ−ト部を示している。スカ−ト
部１０の一方の側にはライトマウントブラケット２０が
複数個の取付ボルト２２によって固定されており、また
他方の側にはレフトマウントブラケット３０が複数個の
取付ボルト３２によって固定されている。ライトマウン
トブラケット２０にはボルト２６及びナット２８のよっ
て防振ゴム装置２４の一方の枠体２４ａが固定接続され
ている。防振ゴム装置２４はもう一方の枠体２４ｂにて
図示されていない車体に対し固定接続されるようになっ
ている。レフトマウントブラケット３０にはボルト３６
及びナット３８によって防振ゴム装置３４の一方の枠体
３４ａが固定接続されている。防振ゴム装置３４はもう
一方の枠体３４ｂにて図示されていない車体に対し固定
接続されるようになっている。
【０００７】図２はライトマウントブラケット２０を示
している。ライトマウントブラケット２０は閉じ断面形
状のボックス型を成しており、その全体を樹脂により構
成されている。尚、図２に於いて、２１は取付ボルト２
２のボルト通し孔を、２３は防振ゴム取付用のボルト通
し孔を各々示している。
している。ライトマウントブラケット２０は閉じ断面形
状のボックス型を成しており、その全体を樹脂により構
成されている。尚、図２に於いて、２１は取付ボルト２
２のボルト通し孔を、２３は防振ゴム取付用のボルト通
し孔を各々示している。
【０００８】図３はレフトマウントブラケット３０を示
している。レフトマウントブラケット３０は、該ブラケ
ットのエンジンに対する取付箇所がタ−ボチャ−ジャ−
のオイルリタ−ンパイプ１２のエンジンに対する接続部
と重合していることにより、ボックス型ではなくて上方
が開かれた溝型断面形状として構成されており、その全
体を鋳鉄により構成されている。レフトマウントブラケ
ット３０にはオイルリタ−ンパイプ１２の受座を兼ねた
補強リブ４０が一対の側片部４２と４４との間に二個設
けられている。またレフトマウントブラケット３０には
これのエンジンに対する取付片部４６及び４８と側片部
４２及び４４の各々が成す隅角部の各々に三角形状の補
強リブ５０、５２が各々設けられている。また、図３に
於いて、３１は取付ボルト３２のボルト通し孔を各々示
している。
している。レフトマウントブラケット３０は、該ブラケ
ットのエンジンに対する取付箇所がタ−ボチャ−ジャ−
のオイルリタ−ンパイプ１２のエンジンに対する接続部
と重合していることにより、ボックス型ではなくて上方
が開かれた溝型断面形状として構成されており、その全
体を鋳鉄により構成されている。レフトマウントブラケ
ット３０にはオイルリタ−ンパイプ１２の受座を兼ねた
補強リブ４０が一対の側片部４２と４４との間に二個設
けられている。またレフトマウントブラケット３０には
これのエンジンに対する取付片部４６及び４８と側片部
４２及び４４の各々が成す隅角部の各々に三角形状の補
強リブ５０、５２が各々設けられている。また、図３に
於いて、３１は取付ボルト３２のボルト通し孔を各々示
している。
【００１０】図４は、防振ゴム装置２４の振動受部であ
る枠体２４ａ及び車体側固定部である枠体２４ｂを樹脂
製とし、ライトマウントブラケット２０と前記防振ゴム
装置２４とを一体的に射出成形した実施例を示すもので
ある。この例によれば防振ゴム装置２４とライトマウン
トブラケット２０とを結合する為のボルト２６が必要な
くなり、更に軽量なエンジンマウンティング装置を実現
できる。また、ライトマウントブラケット２０にボルト
結合用の貫通孔が存在する場合この部分の剛性が低くな
り、エンジンマウンティング装置全体としての共振周波
数が低くなる場合があるが、本発明ではライトマウント
ブラケット２０と前記防振ゴム装置２４とを一体的に射
出成形してある為、軽量で且つ高剛性を備え、所望の共
振周波数を持つエンジンマウンティング装置を実現でき
る。
る枠体２４ａ及び車体側固定部である枠体２４ｂを樹脂
製とし、ライトマウントブラケット２０と前記防振ゴム
装置２４とを一体的に射出成形した実施例を示すもので
ある。この例によれば防振ゴム装置２４とライトマウン
トブラケット２０とを結合する為のボルト２６が必要な
くなり、更に軽量なエンジンマウンティング装置を実現
できる。また、ライトマウントブラケット２０にボルト
結合用の貫通孔が存在する場合この部分の剛性が低くな
り、エンジンマウンティング装置全体としての共振周波
数が低くなる場合があるが、本発明ではライトマウント
ブラケット２０と前記防振ゴム装置２４とを一体的に射
出成形してある為、軽量で且つ高剛性を備え、所望の共
振周波数を持つエンジンマウンティング装置を実現でき
る。
【発明の効果】以上の構成によれば、高剛性であること
と軽量であることとを併せ持ち、所要の共振周波数を備
えるエンジンマウンティング装置を実現できる。
と軽量であることとを併せ持ち、所要の共振周波数を備
えるエンジンマウンティング装置を実現できる。
【図１】図１は本発明によるエンジンマウンティング装
置の一つの実施例を示す正面図である。
置の一つの実施例を示す正面図である。
【図２】図２は本発明によるエンジンマウンティング装
置に用いられるライトマウントブラケットの一つの実施
例を示す斜視図である。
置に用いられるライトマウントブラケットの一つの実施
例を示す斜視図である。
【図３】図３は本発明によるエンジンマウンティング装
置に用いられるレフトマウントブラケットの一つの実施
例を示す斜視図である。
置に用いられるレフトマウントブラケットの一つの実施
例を示す斜視図である。
【図４】図４は本発明によるエンジンマウンティング装
置の他の実施例を示す正面図である。
置の他の実施例を示す正面図である。
１０ エンジンのシリンダブロックのスカ−ト部 １２ オイルリタ−ンパイプ ２０ ライトマウントブラケット ２１ ボルト通し孔 ２２ 取付ボルト ２４ 防振ゴム ２６ ボルト ２８ ナット ３０ レフトマウントブラケット ３１ ボルト通し孔 ３２ 取付ボルト ３４ 防振ゴム ３６ ボルト ３８ ナット ４０ 補強リブ ４２、４４ 側片部 ４６、４８ 取付片部 ５０、５２ 補強リブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年６月２７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
Claims (2)
- 【請求項１】異なる形状のマウントブラケットを含むエ
ンジンマウンティング装置において、前記マウントブラ
ケットのうちその形状からして高剛性を備えたものを樹
脂により構成し、形状からして高剛性を備えていないも
のを鋳鉄により構成することを特徴とするエンジンマウ
ンティング装置。 - 【請求項２】振動発生源であるエンジンと防振対象であ
る車体の間に介在される複数の防振ゴム装置と、該防振
ゴム装置のそれぞれとエンジンとを連結するそれぞれ異
なる形状の複数のマウントブラケットとを含むエンジン
マウンティング装置において、前記複数のマウントブラ
ケットのうちその形状からして高剛性を備えたものを樹
脂により構成し、且つ、前記樹脂により構成されるマウ
ントブラケットと該マウントブラケットに接続される防
振ゴム装置とを一体的に形成し、形状からして高剛性を
備えていないものを鋳鉄により構成することを特徴とす
るエンジンマウンティング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4950895A JPH08244474A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | エンジンマウンティング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4950895A JPH08244474A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | エンジンマウンティング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08244474A true JPH08244474A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12833084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4950895A Pending JPH08244474A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | エンジンマウンティング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08244474A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004299595A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用エンジンマウントブラケット |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP4950895A patent/JPH08244474A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004299595A (ja) * | 2003-03-31 | 2004-10-28 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用エンジンマウントブラケット |
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