JPH0455214Y2 - - Google Patents

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JPH0455214Y2
JPH0455214Y2 JP19527186U JP19527186U JPH0455214Y2 JP H0455214 Y2 JPH0455214 Y2 JP H0455214Y2 JP 19527186 U JP19527186 U JP 19527186U JP 19527186 U JP19527186 U JP 19527186U JP H0455214 Y2 JPH0455214 Y2 JP H0455214Y2
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plate
buttful
oil pan
bead
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JP19527186U
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JPS63100617U (ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、オイルパン内のオイルの油面変動
による放射音を防止するようなエンジンのオイル
パンバツフルプレートに関する。
(従来技術) 従来上述例のバツフルプレート(baffle
plate)としては、例えば、実開昭59−157514号
公報に記載のものがある。
すなわち、オイルパンの上部に取付けられた平
板状のバツフルプレートであつて、該バツフルプ
レートの幅方向に延びる補強用ビードと、バツフ
ルプレート端部に位置して同プレートの長手方向
に延びる油切り用の切起し部とを交互に設けた構
造である。
しかし、上述した従来構造のバツフルプレート
においては、次のような問題点があつた。
つまり、上述のビードと切起し部とを交互に形
成している関係上、バツフルプレート幅方向の同
一ライン上において長手方向もしくは幅方向の応
力に対して弱いという問題点を有していた。
(考案の目的) この考案は、長手方向および幅方向の応力に対
して強く、バツフルプレートそれ自体の波打ち変
形を防止して、放射音の低減を図ることができ、
かつボルト取付部の応力の緩和をも図ることがで
きるエンジンのオイルパンバツフルプレートの提
供を目的とする。
(考案の構成) この考案は、バツフルプレートの長手方向に延
び、かつ突出片がクランク軸の回転方向と対向し
て斜め上方に向く切起し部と、バツフルプレート
の幅方向に延びるビード部とを、バツフルプレー
トの幅方向のボルト取付部相互間に設けたエンジ
ンのオイルパンバツフルプレートであることを特
徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、上述のボルト取付部相互間
において前述の切起し部と、ビード部とを設ける
ことにより、これら切起し部およびビード部を交
差状に配置している。
この結果、バツフルプレートに付加される長手
方向および幅方向の応力を良好に吸収することが
でき、これら応力に対する剛性の向上を図ること
ができる効果がある。
また上述のビードによりバツフルプレートが上
下方向に波打ち変形するのを防止することがで
き、これにより放射音の低減を図ることができる
効果がある。
さらに上述のビード部および切起し部の形成に
よつて、バツフルプレート両端のボルト取付部の
応力の緩和を図ることができる効果がある。
加えて、上述の切起し部の突出片で、回転体か
ら飛散される油を切ることができると共に、突出
片の切起しによつて必然的に形成される孔部によ
り、バツフルプレートに付加されるねじり応力を
吸収することができ、パワープラント構造を形成
した場合でもこの考案のバツフルプレートは充分
適応できる効果がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面はエンジンのオイルパンバツフルプレート
を示し、第1図、第2図において、オイルAを貯
溜するオイルパン1の上部に冷間圧延鋼板製の略
平板状のバツフルプレート2を取付けている。
すなわち、上述のオイルパン1の深底部内壁に
一体形成した合計4つのボルト取付座3…と、オ
イルパン1の浅底部内壁に一体形成した1つのボ
ルト取付座4とにセツトボルト5…を用いて上述
のバツフルプレート2を取付けている。
上述のバツフルプレート2は、オイルストレー
ナ6およびストレーナパイプ7を挿通するための
円弧状の切欠き8を有すると共に、第2図に示す
如く、その中央部をクランク軸のバランスウエイ
ト回転軌跡に沿つて円弧状に湾曲形成している。
しかも、前述のセツトボルト5,5を取付ける
ボルト取付部9,9間の略中央には、バツフルプ
レート2の長手方向に延び、かつ突出片10がク
ランク軸の回転方向(第2図の矢印a方向)と対
向して斜め上方に向く切起し部11を形成してい
る。
この切起し部11の形成により、上述のバツフ
ルプレート2には同プレート2の長手方向に向く
孔部12が必然的に形成される。
さらに上述の突出片10と一側のボルト取付部
9との間には、バツフルプレート2の軸方向に延
びる凹状の第1ビード部13を形成すると共に、
上述の孔部12と他側のボルト取付部9との間に
は、バツフルプレート2の幅方向に延びる凹状
で、かつ十文字状の第2ビード部14を形成して
いる。
そして、上述の切起し部11および各ビード部
13,14を、バツフルプレート2の幅方向のボ
ルト取付部9,9相互間において交差状に配置し
ている。
さらに、上述の十文字状の第2ビード部14の
前方部位には、バツフルプレート2の幅方向に延
びる凹状の第3ビード部15を形成する一方、オ
イルパン1の浅底部に対応するバツフルプレート
2の後片2aには、同バツフルプレート2の長手
方向に延びる凹状の第4ビード部16を形成して
いる。
さらにまた、上述のバツフルプレート2の一側
端部には、応力吸収用の長孔17…を一列状に穿
設形成している。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、
以下作用を説明する。
いま、エンジンの駆動に際して、クランク軸の
バランスウエイトが第2図の矢印a方向に回転す
ると、この回転体から飛散される油は、切起し部
11の突出片10によつて油切りされ、この油切
りされて下方に落下した油は、前述の切起し部1
1の孔部12からオイルパン1内に還流する。
ところで、上述のボルト取付部9,9の相互間
には、切起し部11と、第1および第2の各ビー
ド部13,14を設けて、これら各要素11,1
3,14を交差状に配置しているので、バツフル
プレート2に付加される長手方向および幅方向の
応力を良好に吸収することができ、これら応力に
対するバツフルプレート2の剛性の向上を図るこ
とができる。
また上述の第1,第2の各ビード部13,14
により、バツフルプレート2それ自体が上下方向
に波打ち変形するのを防止することができ、この
結果、放射音の低減を図ることができる。
さらに、上述の切起し部11および第1、第2
の各ビード部13,14の形成により、バツフル
プレート両端のボルト取付部9,9の応力の緩和
を図ることができるうえ、切起し部11の形成に
よつて必然的に形成される孔部12で、バツフル
プレート2に付勢されるねじり応力を良好に吸収
することができて、パワープラントにも充分適応
できる効果がある。
この考案の構成と、上述の実施例との対応にお
いて、 この考案のビード部は、実施例の第1、第2ビ
ード部13,14に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定さ
れるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図は
エンジンのオイルパンバツフルプレートの取付構
造を示す平面図、第2図は第1図の−線矢視
断面図である。 1……オイルパン、2……バツフルプレート、
9……ボルト取付部、10……突出片、11……
切起し部、13……第1ビード部、14……第2
ビード部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 オイルパンの上部に取付けられた平板状のバツ
    フルプレートであつて、 上記バツフルプレートの長手方向に延び、かつ
    突出片がクランク軸の回転方向と対向して斜め上
    方に向く切起し部と、 バツフルプレートの幅方向に延びるビード部と
    を、 バツフルプレートの幅方向のボルト取付部相互
    間に設けた エンジンのオイルパンバツフルプレート。
JP19527186U 1986-12-18 1986-12-18 Expired JPH0455214Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19527186U JPH0455214Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

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JP19527186U JPH0455214Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

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JPS63100617U JPS63100617U (ja) 1988-06-30
JPH0455214Y2 true JPH0455214Y2 (ja) 1992-12-25

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JP19527186U Expired JPH0455214Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

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DE3923986C1 (ja) * 1989-07-20 1990-01-11 Mercedes-Benz Aktiengesellschaft, 7000 Stuttgart, De
KR100412841B1 (ko) * 2001-07-23 2003-12-31 현대자동차주식회사 엔진의 래더프레임

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JPS63100617U (ja) 1988-06-30

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