JP2518964Y2 - 吸気マニホールドの支持構造 - Google Patents

吸気マニホールドの支持構造

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JP2518964Y2
JP2518964Y2 JP1551691U JP1551691U JP2518964Y2 JP 2518964 Y2 JP2518964 Y2 JP 2518964Y2 JP 1551691 U JP1551691 U JP 1551691U JP 1551691 U JP1551691 U JP 1551691U JP 2518964 Y2 JP2518964 Y2 JP 2518964Y2
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JP
Japan
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intake manifold
branch pipe
surge tank
support structure
engine
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伸一 難波
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の多気筒エンジ
ンにおける吸気マニホールドの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンに設けられた吸気マニ
ホールドの一例として、図3に示す支持構造が知られて
いる(実開平1-99965 号公報参照)。
【0003】同図において、1は直列4気筒直列エンジ
ンであり、シリンダブロック2の上方にシリンダヘッド
3が接合され、このシリンダヘッド3にはシリンダヘッ
ドカバー4が締結されている。また、シリンダブロック
2の下部は、スカート部5となっていて、その下方にオ
イルパン6が配設されている。このエンジン1に設けら
れた吸気マニホールド10は、アルミニウム合金等の軽
質材料で形成されており、サージタンク部11と、この
サージタンク部11から気筒毎に分岐させた4本の分岐
管13〜16及び取付フランジ部17からなる分岐管部
12とで構成されている。これら分岐管13〜16は、
側面視略L字状で、その下端部は、シリンダヘッド3の
側面に結合された前記取付フランジ部17に一体的に接
続され、上端部はサージタンク部11の底面板に一体的
に接続されている。
【0004】前記サージタンク部11の一端部11bと
取付フランジ部17に突設したねじボス部との間には、
前後方向の振動を防止する支持ステー21を装架して締
付ボルトにより締結している。さらに、シリンダブロッ
ク2の側壁に突設したねじボス5cと、分岐管16に突
設したねじボス部16aとの間に分岐管部12を支持す
る支持ステー22を装架して締付ボルトにより締結して
ある。これにより、サージタンク部11が上方に位置す
るために分岐管部12に作用する荷重を支持ステー22
によって軽減できるうえ、エンジンの点火爆発時に生じ
る振動や自動車の急発進、急停止時に作用する前後方向
の力や振動を支持ステー21により抑制できるので、吸
気マニホールド10が不安定となるのを防止することが
可能となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の支持構造にあっては、支持ステー21により主と
して吸気マニホールド10が前後方向に振動するのを低
減できるものの、図4の鎖線に示すように、サージタン
ク部11が左右上下に振動することによる分岐管13〜
16の撓み変形を防止するには効を奏しないものであっ
た。このため、吸気マニホールド10は、サージタンク
部11の荷重と相まって依然不安定さが残るものであっ
た。
【0006】本考案は、上記課題を解決することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するため、サージタンク部と、このサージタンク部に上
端が一体的に接続されると共に下端が接続用フランジに
てシリンダヘッドの一側壁に接合された分岐管部とから
なる吸気マニホールドの支持構造において、前記分岐管
部の最外端に位置する分岐管の外側面に、この分岐管の
エンジン本体側に位置する基端部から中途部にかけて厚
肉に形成された補強部を設け、この補強部の基端側箇所
と前記サージタンク部の外端部との間に上部支持用ステ
ーを装架すると共に、前記補強部の先端側箇所とシリン
ダブロックのスカート部又はミッションケースとの間に
下部支持用ステーを装架したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成により、補強部は、エンジン本体側に
位置する基端部から分岐管部の中途部まで設けられてい
るので、分岐管部の上方では前記補強部を第1辺、斜上
方に延出する上部支持用ステーを第2辺、分岐管部の上
方部分を第3辺とするトラス構造が構成される。一方、
分岐管部の下方にも補強部を第1辺、斜下方に延出する
下部支持用ステーを第2辺、エンジン本体を第3辺とす
るトラス構造が構成される。このため、吸気マニホール
ド全体に作用する振動が抑制され、特に上下方向の撓み
振動が軽減される。従って、吸気マニホールドの振動が
低減し、安定化が図られる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0010】図1は、多気筒エンジンの斜視図である。
この吸気マニホールドの支持構造は、多気筒エンジン1
に配される吸気マニホールド10を上部支持用ステー1
9、及び下部支持用ステー20にて支持する構成となっ
ている。
【0011】前記多気筒エンジン1は、直列4気筒エン
ジンであって、シリンダブロック2の上部のシリンダヘ
ッド3にシリンダヘッドカバー4が締結されている。そ
して、シリンダブロック2の下部は、下向きに拡開した
スカート部5となっており、このスカート部5の下部側
にオイルパン6が配設されている。また、シリンダブロ
ック2には、そのクランク軸方向にミッションケース9
を備えたトランスミッション8が連結されている。
【0012】前記吸気マニホールド10は、サージタン
ク部11と分岐管部12とからなる。前記サージタンク
部11はエンジン1の長手方向に沿って配置されてい
て、その一端部にサージタンク本体11bに取付けられ
たスロットルボデー11aを備えている。
【0013】前記分岐管部12は、側面視略L字形の4
本の分岐管13、14、15、16及び接続フランジ部
17を備えている。各分岐管13〜16は、その上端が
前記サージタンク本体11bの底面板に一体的に接続さ
れ、その各下端がシリンダヘッド3の一側面に固着され
る前記接続フランジ部17に一体的に接続され、エンジ
ン1の各気筒の吸気ポートの各々に連通するようになっ
ている。そして、これら分岐管13〜16のうち、ミッ
ションケース9に近い最外端の分岐管13の側面には、
補強部18が一体形成されている。この補強部18は、
分岐管13の基端側、つまりエンジン本体側から中途部
までを厚肉としたもので、補強部18の基端部にねじボ
ス部18aを設け、斜下方に突出する先端部にも同じく
ねじボス部18bを形成している。
【0014】前記上部支持用ステー19および下部支持
用ステー20は、それぞれボルト穴を設けており、上部
支持用ステー19は、その上端がスロットルボデー11
aの一端面に、下端が補強部18のねじボス部18aに
ボルトにより螺着される。一方、下部支持用ステー20
は、その上端が補強部18のねじボス部18bに、下端
がスカート部5の外端側部分5aに突設されたねじボス
部5bにボルトを介してそれぞれ螺着される。これによ
り、吸気マニホールド10は、上部支持用ステー19に
よってサージタンク部11が支持され、下部支持用ステ
ー20により吸気管部12が支持されて、全体はスカー
ト部5に強固に支持される。従って、エンジン1の側面
視において、分岐管部12の上方では、分岐管13の補
強部18を第1辺とし、スロットルボデー11aの一端
面と補強部18のねじボス部18aとの間に装架した上
部支持用ステー19を第2辺とし、分岐管部12の上方
部分を第3辺とするトラス構造が構成される。一方、分
岐管部12の下方では、補強部18を第1辺とし、この
補強部18のねじボス部18bとスカート部のねじボス
部5bとの間に装架した下部支持用ステー20を第2辺
とし、エンジン本体を第3辺としたトラス構造が構成さ
れる。
【0015】このため、吸気マニホールド10全体の支
持剛性が高められ、重量の大きなサージタンク部11が
分岐管部12の上端に位置することにより生ずる重量ア
ンバランスが補正される。また、エンジン1の点火爆発
に起因して生ずる振動や自動車の急発進、急停止時に作
用する振動が抑制される。さらに、サージタンク部11
が上部支持用ステー19によって支持されているので、
吸気マニホールド10が上下方向に不整に振れる撓み振
動が抑止される。特に、この上部支持用ステー19によ
って各分岐管13〜16が撓み変形するのが防止される
から吸気マニホールド10は、より安定に支持される。
【0016】本考案は上記実施例に示す外、種々の態様
に構成することができる。例えば上部支持用ステー19
の上端をサージタンク本体側に取付けることも可能であ
り、又下部支持用ステー20の下端をミッションケース
9に取付けることも可能である。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、分岐管の
外側面に設けた補強部の基端側箇所とサージタンク部の
外端部との間に上部支持用ステーを装架し、補強部の先
端側とシリンダブロックのスカート部又はミッションケ
ースとの間に下部支持用ステーを装架したので、吸気管
部の上方および下方において、夫々トラス構造を構成す
ることができる。よって、吸気マニホールドの支持剛性
が高められる結果、吸気マニホールドに作用する振動力
が抑制され、特に吸気管部の撓み振動が軽減されるか
ら、吸気マニホールドの支持の安定化が図られると共に
振動音の発生が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す吸気マニホールドの支
持構造の斜視図である。
【図2】同吸気マニホールドの支持構造の側面図であ
る。
【図3】従来の吸気マニホールドの支持構造を示す斜視
図である。
【図4】吸気マニホールドの撓み振動を説明するための
側面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 シリンダブロック 3 シリンダヘッド 5 スカート部 9 ミッションケース 10 吸気マニホールド 11 サージタンク部 12 分岐管部 18 補強部 19 上部支持用ステー 20 下部支持用ステー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サージタンク部と、このサージタンク部
    に上端が一体的に接続されると共に下端がシリンダヘッ
    ドの一側壁に接合された分岐管部とからなる吸気マニホ
    ールドの支持構造において、前記分岐管部の最外端に位
    置する分岐管の外側面に、この分岐管のエンジン本体側
    に位置する基端部から中途部にかけて厚肉に形成された
    補強部を設け、この補強部の基端側箇所と前記サージタ
    ンク部の外端部との間に上部支持用ステーを装架すると
    共に、前記補強部の先端側箇所とシリンダブロックのス
    カート部又はミッションケースとの間に下部支持用ステ
    ーを装架したことを特徴とする吸気マニホールドの支持
    構造。
JP1551691U 1991-03-16 1991-03-16 吸気マニホールドの支持構造 Expired - Lifetime JP2518964Y2 (ja)

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JPH04111552U JPH04111552U (ja) 1992-09-28
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