JP5946123B2 - 自動二輪車の盗難防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車の盗難防止装置に係り、特に、車両が盗難されたことを検知すると車両のホーンやウインカを用いて外部に報知するようにした自動二輪車の盗難防止装置に関する。
従来から、車体に加えられた振動等に基づいて車両が盗難されたことを検知すると、車両のホーンやウインカ装置を作動させたり、GPSによって取得した車両の位置情報を無線通信で外部へ知らせるようにした自動二輪車の盗難防止装置が知られている。このような盗難防止装置を自動二輪車に取り付けるためには、少ない余剰スペースを効率よく活用する工夫が必要となる。
特許文献1には、自動二輪車の前後一体型シートの下部に、ホーン制御部等を一体に構成した盗難防止装置用の制御ユニットを配設した構成が開示されている。
特開2010−120627号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、ホーン制御部等が一体となって盗難防止装置用の制御ユニットが形成されているので、制御ユニット全体が大きなものになり、車両側においてその制御ユニットを配置するための大きなスペースが必要になってしまいレイアウトの自由度において課題が生じる可能性がある。
一方、ホーン制御部等と制御ユニットとを別体とした場合には、それぞれの部品の大きさを小さくすることができるので、それらの部材の車両へのレイアウトの自由度は向上するものの、ホーン制御部等あるいは制御ユニットのいずれかを配置するためのスペースや、取り付けのためのフレーム部材を追加で確保する必要がある。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、報知手段の車体に対する取り付け自由度を向上できるとともにそれらを配置するための特別なスペースやフレームなどを不要にすることができる自動二輪車の盗難防止装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、尾灯装置(24)の車体前方に左右一対のグラブレール(27)を設けた自動二輪車(1)に適用されると共に、車両が盗難されたことを検知する盗難検知手段(29)と該盗難検知手段(29)によって駆動されて外部報知機器(7,23,70)を作動させるための報知手段(26a,26b)とを有する自動二輪車の盗難防止装置において、前記グラブレール(27)は、左右から幅方向内側に延出して、相互に連結する連結部(27d)を備え、当該連結部(27d)に、前記尾灯装置(24)の前方の空間に位置するように前記報知手段(26a,26b)を取り付けた点に第1の特徴がある。
また、前記取付手段(60)が、車体上方から車体カバー(25)で覆われる点に第2の特徴がある。
また、前記グラブレール(27)の車体後方寄りの位置に、乗員が把持する把持部(27a)を車幅方向で連結する連結部(27d)が設けられており、前記取付手段(60)が、前記連結部(27d)と前記尾灯装置(24)との間に設けられている点に第3の特徴がある。
また、前記報知手段(26a,26b)は、車体側面視で、前記尾灯装置(24)のバルブ(51)より車体上方側に配設されている点に第4の特徴がある。
また、前記グラブレール(27)が、前記連結部(27d)で車幅方向に分割可能に構成されている点に第5の特徴がある。
また、前記取付手段(60)を車体上方から覆う車体カバー(25)を備え、前記車体カバー(25)は、前記グラブレール(27)を車体に取り付けた後に、少なくとも1つの締結部材(39)を用いて前記連結部(27d)の車体上方を覆って車体に固定され、前記固定された車体カバー(25)の上方から、車両のメインキーがなければ車体から取り外すことができないシート(30)が、前記締結部材(39)を外方に露出させないように取り付けられる点に第6の特徴がある。
また、前記グラブレール(27)は、車体前後方向に延出する把持部(27a)と、該把持部(27a)の前端部から車体中央側に延出する前側取付部(27b)と、前記把持部(27a)の後端部に連結されて車体前後方向に延在する後側取付部(27c)と、前記連結部(27d)とからなり、前記連結部(27d)が、前記後側取付部(27c)の前端に設けられている点に第7の特徴がある。
また、前記取付部材(60)には、板状の端部を折り曲げてなるマウント部(60a,60b)が形成されており、前記報知手段(26a,26b)は、前記マウント部(60a,60b)に支持されている点に第8の特徴がある。
また、前記報知手段(26a,26b)が2つの略立方体のリレーからなり、前記リレーが、車体前後方向に互いにオフセットして近接配置されている点に第9の特徴がある。
さらに、前記グラブレール(27)の前記連結部(27d)に、係合ピン(43)および係合孔からなる係合構造が適用されている点に第10の特徴がある。
第1の特徴によれば、グラブレールの連結部を用いて尾灯装置の前方の空間に、報知手段取り付けたので、盗難検知手段と報知手段とが別体式の盗難防止装置において、車体フレームにクロスメンバーなどを設けることなしにグラブレールを用いて尾灯装置の前方のデッドスペースに報知手段を配置することが可能となるため、新たに後部の車体フレームを大型化することなく且つ部材の配置スペースを確保する必要もなくなる。これにより、部品点数を少なく軽量化しながら、通常時は使用されないデッドスペースを有効活用して報知手段を配設することができ、車体設計の自由度が保たれると共に、報知手段のメンテナンスが容易になる。また、尾灯装置がバルブ交換タイプの場合には、そのデッドスペースを用いてバルブ交換を行うことができる。
第2の特徴によれば、取付手段が、車体上方から車体カバーで覆われるので、取付手段および報知手段が雨や埃等の影響を受けることを防ぐことができる。また、第三者による報知手段へのアクセスを防ぐことができる。
第3の特徴によれば、グラブレールの車体後方寄りの位置に、乗員が把持する把持部を車幅方向で連結する連結部が設けられており、取付手段が、連結部と尾灯装置との間に設けられているので、報知手段の着脱や尾灯装置のバルブの着脱を行うスペースを確保しやすくなり、メンテナンス性を向上させることができる。
第4の特徴によれば、報知手段は、車体側面視で、尾灯装置のバルブより車体上方側に配設されているので、車体上方からの報知手段へのアクセスが容易となり、報知手段のメンテナンス性を向上させることができる。
第5の特徴によれば、グラブレールが、連結部で車幅方向に分割可能に構成されているので、グラブレールを鋳造や射出成型で製造する際の金型を小型化することができる。また、2分割されることで要求される寸法精度が下がって生産工数が低減されると共に、組み付け性も高めることが可能となる。
第6の特徴によれば、取付手段を車体上方から覆う車体カバーを備え、車体カバーは、グラブレールを車体に取り付けた後に、少なくとも1つの締結部材を用いて連結部の車体上方を覆って車体に固定され、固定された車体カバーの上方から、車両のメインキーがなければ車体から取り外すことができないシートが、締結部材を外方に露出させないように取り付けられるので、メインキーを用いてシートを取り外さなければ車体カバーを取り外すことができないこととなり、第三者による報知手段や盗難検知手段へのアクセスを制限することができる。
第7の特徴によれば、グラブレールは、車体前後方向に延出する把持部と、該把持部の前端部から車体中央側に延出する前側取付部と、把持部の後端部に連結されて車体前後方向に延在する後側取付部と、連結部とからなり、連結部が、後側取付部の前端に設けられているので、グラブレールの連結部および後側取付部に囲まれて外力の影響を受けにくいスペースを設けることができ、このスペースに報知手段を配置することで報知手段を保護することが可能となる。
第8の特徴によれば、取付部材には、板状の端部を折り曲げてなるマウント部が形成されており、報知手段は、マウント部に支持されているので、報知手段がリレー等の振動の影響を避けたい部品でも、マウント部によって振動の影響を低減することができる。
第9の特徴によれば、報知手段が2つの略立方体のリレーからなり、リレーが、車体前後方向に互いにオフセットして近接配置されているので、狭いスペースを有効活用してリレーを配設することができる。
第10の特徴によれば、グラブレールの連結部に、係合ピンおよび係合孔からなる係合構造が適用されているので、左右のグラブレールの位置決めを簡単な構造で行うことができる。
本発明の一実施形態に係る盗難防止装置を適用した自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車のリヤまわりの構造を示す平面図である。 自動二輪車のリヤまわりの構造を示す斜視図である。 自動二輪車のリヤまわりの構造を示す平面図である。 自動二輪車のリヤまわりの構造を示す一部拡大平面図である。 自動二輪車のリヤまわりの構造を示す左側面図である。 制御ユニットの斜視図である。 図5のA−A線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る盗難防止装置を適用した自動二輪車1の左側面図である。車体フレーム2を構成するメインフレーム3の前端部には、不図示のステアリングステムを回動自在に軸支するヘッドパイプ4が固定されている。ステアリングステムには左右一対のフロントフォーク11が固定されており、このフロントフォーク11の下端部に前輪WFが回転自在に軸支されている。
フロントフォーク11の上部に固定される操向ハンドル5には、左右一対のバックミラー6が取り付けられている。操向ハンドル5の車体前方側には、左右一対の前側ウインカ装置7および前照灯9を備えるフロントカウル8が配設されており、前輪WFの上方にはフロントフェンダ12が配設されている。外装部品としてのフロントカウル8およびフロントフェンダ12は、それぞれ樹脂等で形成されている。
ヘッドパイプ4に接続されて車体後方に延びる金属パイプからなるメインフレーム3には、車体下部でアンダフレーム15と連結されている。アンダフレーム15の前方側は、ヘッドパイプ4から下方に延びるハンガフレーム10と連結されており、メインフレーム3、アンダフレーム15およびハンガフレーム10で囲まれた空間に、単気筒のエンジン14が配設されている。メインフレーム3の車体後方側には、シート30等を支持する左右一対のリヤフレーム28が接続されている。
メインフレーム3とアンダフレーム5との間に設けられるスイングアームピボット16には、後輪WRを回転自在に軸支するスイングアーム19の前端部が揺動可能に軸支されている。スイングアーム19は、リンク機構を介したリヤクッション18によってメインフレーム3に揺動可能に軸支されている。
エンジン14の車体後方側には、吸気マニホールド32を介して燃料噴射装置34が取り付けられている。燃料噴射装置34の後方には、連結管33を介してエアクリーナボックス31が取り付けられている。エンジン14の車体前方側には、車体後方のマフラ21と連結される排気管13が取り付けられている。スイングアームピボット16の下方側には左右一対のステップバー17が配設され、スイングアームピボット16の後方には左右一対のタンデムステップ20が配設されている。
エンジン14の上方には、メインフレーム3を覆うように形成された燃料タンク35が配設されており、燃料タンク35の前方には、左右一対の外装部品としてのサイドカバー35aが配設されている。シート30の下部は、サイドカバー35aから連なる左右一対のシートカウル36で覆われている。シートカウル36の後部には、後側ウインカ装置23および尾灯装置24が配設されている。尾灯装置24の上部でシート30との間には、車体カバーとしてのテールカバー25が取り付けられている。サイドカバー35aの内側には、乗員の操作に伴って吹鳴するほか、後述する盗難防止装置の外部報知機器として機能するホーン70が配設されている。
シート30とテールカバー25との間の位置には、左右一対のグラブレール27が配設されている。軽金属や硬質樹脂等からなるグラブレール27は、車体の押し引き時に乗員が把持したり、二人乗り時に後部座席の乗員が把持するために設けられる。
本実施形態に係る盗難防止装置は、車両が盗難されたことを検知する盗難検知手段としての制御ユニット29と、この制御ユニット29の指令に基づいて外部報知機器を作動させるための2つのリレー26(26a,26b)とからなる。制御ユニット29およびリレー26は、シート30の下部でグラブレール27の内側の位置に配設されている。
図2は、自動二輪車1のリヤまわりの構造を示す平面図である。この図では、シート30を取り外した状態を示している。シート30は、車両のメインキー(不図示)を用いてシートキャッチ38によるロックを解除することで、車体から取り外すことができる。左右一対のリヤフレーム28の下部には、後輪WRが巻き上げる水や泥等の侵入を防ぐフェンダプレート47が取り付けられている。樹脂の薄板等からなるフェンダプレート47は、リヤクッション18の後方の位置からリヤフェンダ22まで延びる長尺部品である。フェンダプレート47の上面でエアクリーナボックス31の斜め後方には、ヒューズボックス37が配設されている。
グラブレール27は、車幅方向右側の右側レール27Rおよび車幅方向左側の左側レール27Lからなる。なお、この図では、説明のため、右側レール27Rおよび左側レール27Lにそれぞれ種類の異なるハッチングを付している。右側レール27Rの把持部27aおよび左側レール27Lの把持部27aは、テールカバー25から露出する部分において左右対称形状とされており、テールカバー25に覆われた車体後方寄りの位置で互いに連結されている。
グラブレール27の前端部の前側取付部27bは、それぞれ、左右のリヤフレーム28の上面に締結ネジ40を用いて固定されている。この締結部分の後方には、締結ネジ39を用いてテールカバー25の一端部が固定されている。この締結ネジ39は、シート30を取り付けることでシート30の下部に隠れる位置に配設されている。これにより、メインキーを用いてシート30を取り外さない限り、テールカバー25を取り外すことができず、第三者がリレー26a,26b等にアクセスすることを防ぐことが可能となる。
前記したように、本実施形態に係る盗難防止装置は、振動センサ等を用いて車両が盗難されたことを検知する盗難検知手段としての制御ユニット29と、この制御ユニット29の指令に基づいて前後のウインカ装置7,23(図1参照)を作動させる報知手段としてのウインカリレー26aと、同様に制御ユニット29の指令に基づいてホーン70(図1参照)を作動させる報知手段としてのホーンリレー26bとを含んで構成されている。
これにより、本実施形態に係る盗難防止装置は、主電源がオフ状態での停車時において車両に振動等が加えられると、これを検知した制御ユニット29によってウインカリレー26aおよびホーンリレー26bを駆動して、前後のウインカ装置7,23を点滅させると共にホーン70を所定のパターンで吹鳴させることで、車両が盗難状態にあることを外部に報知することができる。なお、制御ユニット29は、ウインカ装置7,23およびホーン70を作動させるほか、GPS装置によって検知した車両の現在地を無線通信で乗員に伝達することも可能に構成されている。
制御ユニット29は、シート30の裏面に当接する円筒状の支持突起48,49と、シートキャッチ38との間に配設されている。また、ウインカリレー26aおよびホーンリレー26bは、シートキャッチ38の後方でテールカバー25に覆われる位置に配設されている。なお、ウインカリレー26aおよびホーンリレー26bは、互いに車両前後方向に少しオフセットして車幅方向左右に並んで配設されている。また、テールカバー25の上面には、滑り止めのラバープレート25aが設けられている。
図3は、自動二輪車1のリヤまわりの構造を示す斜視図である。また、図4は、自動二輪車1のリヤまわりの構造を示す平面図である。これらの図では、シート30に加えて、シートカウル36、テールカバー25および左側レール27Lを取り外した状態を示している。ヒューズボックス37の車幅方向右側でリヤフレーム28の外側には、油圧リヤブレーキのリザーバタンク45が配設されている。一方、車幅方向左側でリヤフレーム28の外側にはレギュレータレクチファイヤ46が取り付けられている。左右のリヤフレーム28の後部は、金属等からなる連結板54によって互いに連結されており、シートキャッチ38は、この連結板54の上面に固定されている。
制御ユニット29は、シートキャッチ38の車体前方下方の位置に配設されている。制御ユニット29は、連結板54の前端部に固定された金属の薄板等からなる取付ステー50に対して、ゴム部材を介してラバーマウントされている。
グラブレール27は、右側レール27Rおよび左側レール27L(図5参照)からなる左右二分割式とされ、シートキャッチ38の後方に位置する連結部27dによって互いに連結される。右側レール27Rの連結部27dには、左側レール27Lの連結部27dと係合するための2本の係合ピン43が立設している。
グラブレール27は、乗員等が把持する把持部27aと、把持部27aの前端に設けられる前側取付部27bと、把持部27aの後端に設けられて車体前後方向に延在する後側取付部27cと、後側取付部27cの前端部から車幅方向内側に延出して左右のレール27L,27Rを連結するための連結部27dとからなる。左右のレール27L,27Rは、前側取付部27bを貫通する締結ネジ40によってリヤフレーム28に固定されるとともに、後側取付部27cを貫通する締結ネジ42によって連結板54に固定されている。後側取付部27cを貫通する2本の締結ネジ41は、尾灯装置24を上方から吊り下げ固定している。
報知手段としてのウインカリレー26aおよびホーンリレー26bは、取付手段としての取付ステー60(図示斜線ハッチング部)にそれぞれゴム部材を介してラバーマウントされている。金属の薄板等からなる取付ステー60は、グラブレール27の連結部27dの下部で、かつ連結板54の後端部に固定されている。取付ステー60の後端部には、略立方体のリレー26a,26bをラバーマウントするために板状部材を上方に折り曲げたマウント部60a,60b(図5参照)が設けられている。取付ステー60の後方で2つのリレー26a,26bの間の位置には、尾灯装置24のバルブ51が配設されている。
車幅方向右側のリヤフレーム28の内側には、後側ウインカ装置23、尾灯装置24およびライセンスライト(不図示)に電源を供給するハーネス44が配設されている。また、外部報知機器としてのホーン70は、カバーの下部等、第三者がアクセスしにくい位置に配設されており、その取付位置は種々の変形が可能である。
図5は、自動二輪車1のリヤまわりの構造を示す一部拡大平面図である。グラブレール27の連結部は、右側把持部27aの連結部27dの上から左側レール27Lの連結部27dが重なることで、係合ピン43による位置決めがなされるように構成されている。連結部27dの車体前方には、ハーネス44のコネクタカバー53が配設されている。
そして、リレー26a,26bを車体に取り付けるための取付ステー60は、連結部27の下部で車体側に固定されており、車体上方に折れ曲がったマウント部60a,60bが後方に突出するように構成されている。2つのリレー26a,26bは、取付用のスリットを有するゴムカバーによって電子部品全体が被覆されたリレーユニットとして構成されている。
取付ステー50にラバーマウントされる制御ユニット29は、車幅方向略中央で、かつグラブレール27の連結部27dから車体前方に離間した位置に配設されている。
ここで、図5のA−A線断面図である図8を参照する。前記したように、グラブレール27の連結部は、右側把持部27aの連結部27dの上から左側レール27Lの連結部27dが重なることで、係合ピン43による位置決めがなされる。取付ステー60は、右側レール27Rの結合された取付ボス61に対して、取付ネジ62によって下方から固定されている。
図6は、自動二輪車1のリヤまわりの構造を示す左側面図である。略直方体の制御ユニット29は、シートキャッチ38の前方下方の位置で、その平面部が水平面よりやや後ろ上がりに指向するように固定されている。シートキャッチ38の後方上方には、ハーネス44のコネクタカバー53が配設されている。マフラ21は、リヤフレーム28に固定されたマフラステー56によって吊り下げられている。
2つのリレー26a,26bを支持する取付ステー60の平面部は、制御ユニット29の平面部に比してやや後ろ上がりに配設されており、これにより、マウント部60a,60bにラバーマウントされる略立方体のリレー26a,26bも、やや後ろ上がりに指向して取り付けられる。リレー26a,26bの後方下方には、尾灯装置24のバルブ51が配設されている。
図7は、制御ユニット29の斜視図である。この図では、車体前方上方から制御ユニット29を見下ろした状態を示している。制御ユニット29は、例えば、120×70×30mmの厚板状の略直方体とされ、ゴム等からなるカバー55に収納されている。カバー55の図示左方側は、制御ユニット29の外部に情報を伝達するためのコネクタ部(不図示)を保護するために略全体を覆う形状とされ、一方、カバー55の図示右方側は、放熱性を確保するために制御ユニット29の一部が露出した形状とされている。
金属の薄板等からなる取付ステー50には、端部を車体上方に折り曲げた3箇所のマウント部50a,50b,50cが形成されており、このマウント部50a,50b,50cがカバー55に形成された3本のスリットに挿入されることで、制御ユニット29がラバーマウントされることとなる。
上記したように、本発明に係る盗難防止装置によれば、グラブレール27と尾灯装置24との間の位置に、報知手段26a,26bを車体に取り付けるための取付手段60を設けたので、制御ユニット29とリレー26a,26bとが別体式の盗難防止装置において、尾灯装置24のバルブ51の交換のために設けられている尾灯装置24の前方のスペースにリレー26a,26bを配置することが可能となる。これにより、通常時は使用されないデッドスペースを有効活用して報知手段を配設することができ、車体設計の自由度が保たれると共に、リレー26a,26bのメンテナンスも容易になる。
また、グラブレール27の車体後方寄りの位置に、把持部27aを車幅方向で連結する連結部27dが設けられており、取付手段60が連結部27dと尾灯装置24との間に設けられているので、リレー26a,26bの着脱や尾灯装置24のバルブ51の着脱を行うスペースを確保しやすくなり、メンテナンス性を向上させることができる。
さらに、グラブレール27が、車体前後方向に延出する把持部27aと、把持部27aの前端部から車体中央側に延出する前側取付部27bと、把持部27aの後端部に連結されて車体前後方向に指向する後側取付部27cと、連結部27dとからなり、連結部27dが、後側取付部27cの前端に設けられているので、連結部27dおよび後側取付部27cに囲まれて外力の影響を受けにくい略U字型のスペースを設けることができ、このスペースにリレー26a,26bを配置することでこれを保護することが可能となる。
なお、制御ユニット、ウインカリレーおよびホーンリレーの形状や構造、グラブレールの形状やお取付ステーの形状や配設位置等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。本発明に係る盗難防止装置は、自動二輪車に限られず、鞍乗型の三/四輪車等の各種車両に適用することが可能である。
1…自動二輪車、2…車体フレーム、3…メインフレーム、7,23…ウインカ装置(外部報知機器)14…エンジン、26a…ウインカリレー(報知手段)、26b…ホーンリレー(報知手段)、27(27L,27R)…グラブレール、27a…把持部、27b…前側取付部、27c…後側取付部、27d…連結部、28…リヤフレーム、29…制御ユニット(盗難検知手段)、43…係合ピン、50…取付ステー、60…取付ステー(取付手段)、70…ホーン(外部報知機器)、60a,60b…マウント部

Claims (10)

  1. 尾灯装置(24)の車体前方に左右一対のグラブレール(27)を設けた自動二輪車(1)に適用されると共に、車両が盗難されたことを検知する盗難検知手段(29)と該盗難検知手段(29)によって駆動されて外部報知機器(7,23,70)を作動させるための報知手段(26a,26b)とを有する自動二輪車の盗難防止装置において、
    前記グラブレール(27)は、左右から幅方向内側に延出して、相互に連結する連結部(27d)を備え、当該連結部(27d)に、前記尾灯装置(24)の前方の空間に位置するように前記報知手段(26a,26b)が取り付けられていることを特徴とする自動二輪車の盗難防止装置。
  2. 前記報知手段(26a,26b)を前記連結部(27d)に支持するための取付手段(60)が、車体上方から車体カバー(25)で覆われることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の盗難防止装置。
  3. 前記グラブレール(27)の車体後方寄りの位置に、乗員が把持する把持部(27a)を車幅方向で連結する連結部(27d)が設けられており、
    前記取付手段(60)が、前記連結部(27d)と前記尾灯装置(24)との間に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車の盗難防止装置。
  4. 前記報知手段(26a,26b)は、車体側面視で、前記尾灯装置(24)のバルブ(51)より車体上方側に配設されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の自動二輪車の盗難防止装置。
  5. 前記グラブレール(27)が、前記連結部(27d)で車幅方向に分割可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車の盗難防止装置。
  6. 前記取付手段(60)を車体上方から覆う車体カバー(25)を備え、
    前記車体カバー(25)は、少なくとも1つの締結部材(39)を用いて、車体に取り付けられている前記グラブレール(27)の前記連結部(27d)の車体上方を覆って車体に固定されており
    前記固定された車体カバー(25)の上方から、車両のメインキーがなければ車体から取り外すことができないシート(30)が、前記締結部材(39)を外方に露出させないように取り付けられることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車の盗難防止装置。
  7. 前記グラブレール(27)は、車体前後方向に延出する把持部(27a)と、該把持部(27a)の前端部から車体中央側に延出する前側取付部(27b)と、前記把持部(27a)の後端部に連結されて車体前後方向に延在する後側取付部(27c)と、前記連結部(27d)とからなり、
    前記連結部(27d)が、前記後側取付部(27c)の前端に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車の盗難防止装置。
  8. 前記取付手段(60)には、板状の端部を折り曲げてなるマウント部(60a,60b)が形成されており、
    前記報知手段(26a,26b)は、前記マウント部(60a,60b)に支持されていることを特徴とする請求項2に記載の自動二輪車の盗難防止装置。
  9. 前記報知手段(26a,26b)が2つの略立方体のリレーからなり、
    前記リレーが、車体前後方向に互いにオフセットして近接配置されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の自動二輪車の盗難防止装置。
  10. 前記グラブレール(27)の前記連結部(27d)に、係合ピン(43)および係合孔からなる係合構造が適用されていることを特徴とする請求項5に記載の自動二輪車の盗難防止装置。
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