JP3628805B2 - 車輪に装着したトランスポンダに対する読み取りおよび書き込み方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、タイヤに関する種々の情報を発信するトランスポンダに対する読取り及び書込み方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
受信機と送信機の機能を併せ持つ、トランスポンダの基本技術はすでに確立され、現在では様々な分野で応用されている。
タイヤへの応用もその一つであり、タイヤを識別するための情報、あるいはタイヤの内圧、温度及び回転数等の情報を得るために、トランスポンダを利用している。例えば、タイヤから離れた位置より、そのタイヤに埋設したトランスポンダに、読み取りおよび書き取り装置(以下、読み書き装置と示す)からの電波を作用してトランスポンダに電気的誘導信号を発生させてトランスポンダを起動し、該トランスポンダからの情報信号を受信する技術が、実開平2−123404号公報に開示されている。
【0003】
このトランスポンダは、主に集積回路およびコイルと、これを保護する外殻から成る、比較的に小さなものであり、その形状はコイン状又は円柱状など様々であり、上記公報には、その埋設位置として、カーカスプライ巻き上げ部先端域又はバットレス部(サイドウォール部のタイヤ径方向外側端)のカーカスプライ外側面上が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここに、トランスポンダをタイヤに埋設するに当たり、トランスポンダはタイヤの性能面で異物となってセパレーションを誘発するため、このトランスポンダに起因してタイヤの耐久性が劣化するのを回避することが肝要である。一方、電子部品であるトランスポンダには、タイヤの内部環境は苛酷であり、タイヤを介して受ける外力やタイヤ内で発生する熱などによって、故障が誘発されないことが重要である。
【0005】
すなわち、トランスポンダからの情報は、例えばタイヤを管理する上で極めて有利であるが、タイヤの性能にとっては従的性格をこえるものではないから、トランスポンダの埋設によってタイヤの耐久性が損なわれることは大きな問題になる。
【0006】
従って、トランスポンダとの通信を、トランスポンダがタイヤの耐久性に悪影響を与えることなく、しかもタイヤの厳しい使用環境からトランスポンダを保護した上で確立することが不可欠になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、トランスポンダをタイヤに埋設する構造は、その埋設位置を厳密に規定しても、トランスポンダがタイヤにおける異物となるのを完全には避けられないことから、タイヤへの内蔵に拘泥することなくトランスポンダの有利な装着手法を究明したところ、この発明を完成するに到った。
【0008】
すなわち、この発明は、空気入りタイヤをホィールに組付けた車輪の空気入りタイヤおよびホィールのリムに囲まれた空気充填室内に、周囲を緩衝材で被覆したトランスポンダを無拘束下で収容し、このトランスポンダに対して、車輪の外側から読み取りおよび書き込みを行うことを特徴とするトランスポンダに対する読み取りおよび書き込み方法である。
【0009】
ここで、読み取りおよび書き込みを車輪の停止時に行うこと、緩衝材がゴムであること、そして緩衝材の外形が球状であること、が実施に当たり有利である。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の方法は、車輪の空気入りタイヤおよびホィールのリムに囲まれた空気充填室内に無拘束下で収容した、トランスポンダに対して、読み取りおよび書き込みを行うことに特徴がある。すなわち、図1に示すように、タイヤ1をホィール2のリム3に組付けて成る、車輪において、タイヤ1とリム3とに囲まれる空気充填室4内に、周囲を緩衝材5で被覆したトランスポンダ6を、無拘束下で収容することが肝要である。なお、タイヤ1において、7はビードコア、8はこのビードコア7に巻き回したカーカスプライ、9はベルトおよび10はトレッドである。
【0011】
上記に従って車輪に装着されたトランスポンダ6は、無拘束であるため、車両が停止している状態では、重力によって常にトランスポンダ6がタイヤ内壁の路面側に位置することになる。従って、車両が停止すると、トランスポンダ6の位置が定まるため、タイヤの接地部周りに読み書き装置を配置すれば、ほぼ確実にトランスポンダ6へアクセスすることができる。なお、トランスポンダに対して信号を送受信する読み書き装置は、例えば特許公表公報平成4年501939号公報や米国特許第5181975 号明細書などに記載のものが有利に適合する。
【0012】
ところで、アクセス時にトランスポンダへ作用させる電波の到達距離が1m弱と短いため、例えばトラック・バス用の大型タイヤでは、トランスポンダの位置を把握した上でアクセスすることが好ましい。従って、トランスポンダの位置を把握した上でアクセスすることが好ましい。従って、トランスポンダの位置がほぼ一定となる、この発明の方法は、とりわけトラック・バス用の大型タイヤに適したものといえる。
【0013】
さらに、空気充填室4内にトランスポンダ6を収容するから、トランスポンダ6の存在が車輪外側から知られることはないから、盗難防止に役立てることができる。すなわち、タイヤ製造時に刻印されるセリアルナンバー等をトランスポンダに書き込み、これを読み取れば、常にタイヤの特定が可能であるから、例えばレンタカーの車輪にトランスポンダを装着し、レンタカーの返却時にトランスポンダにアクセスすることによって、貸出車両に付属したタイヤが装着されているかを確認でき、タイヤの盗難を防止できるのである。
【0014】
また、トランスポンダ6は、図2に示すように、集積回路を内蔵するパッケージ11およびフェライトコア入りロッドアンテナ12を、円筒状のガラス容器13に収容して成るものが一般的である。そして、この種のトランスポンダの耐熱限界は、通常60〜80℃程度であるから、タイヤ内部や車軸付近では耐熱限界を越えることになり、従来は故障の発生頻度が高かったのである。これに対して、この発明に従って、空気充填室4内に周囲を緩衝材5で被覆したトランスポンダ6を収容することによって、トランスポンダ6は車軸から離れるため、耐熱限界を越える温度に達することはない。しかも、トランスポンダはタイヤに内蔵されないため、タイヤの耐久性または性能が損なわれることもない。
【0015】
ここに、トランスポンダ6を被覆する緩衝材5としては、特に車両走行時の車輪回転中における衝撃吸収性に優れた材料、例えばゴムの他、ポリフェニレンスルフィド(PPS),ポリブチレンテレフタレート(PBT),ポリエチレンテレフタレート(PET),ABS樹脂等の合成樹脂等が適合するが、適当な衝撃吸収性、断熱性、機械強度および成形性を有すれば他の素材でも良い。
【0016】
さらに、緩衝材5の外形は、タイヤの回転中にトランスポンダがタイヤ内壁を低い抵抗で転がる形状であれば特に限定されないが、図3に典型例を示すように、球形、卵形あるいは紡錘形などの球状であることが好ましい。すなわち、緩衝材5の外形を球状にして曲面で構成することによって、転がり抵抗は小さくなり、その結果、タイヤ回転中のトランスポンダの転がり音を低減できる。
【0017】
なお、図1または図3では、図2に示した種類のトランスポンダ、つまりトランスポンダ外部からの電波にてトランスポンダに電気的誘導信号を発生させてトランスポンダを起動して情報信号を発信する、いわゆるパッシブ型について示したが、例えば図4に示す、電源、さらにはセンサー類を付属した、いわゆるアクティブ型のトランスポンダを、この発明に適用することも可能である。
【0018】
すなわち、図4に示すアクティブ型のトランスポンダは、基板14上に、集積回路やアンテナを内蔵するパッケージ11、圧力センサー15、温度センサー16および電池17を配置し、これらを容器18内に収容し、さらに容器18を球状の緩衝材5で覆ってなる。また、符号19は、圧力センサー15と外部を連絡する導管であり、その導管開口19A を介して外部圧力を圧力センサー15に導いて圧力を測定する。この導管19は、例えば緩衝材5で被覆する際にパイプを埋めてパイプを導管19とする、等の手段で形成することができる。なお、温度センサー16は、緩衝材5や容器18を介して伝達される外部からの熱を測定すればよいため、特に外部との接続を図る必要はない。
【0019】
ここに、圧力センサー15は、タイヤの内圧を走行前、さらに走行中に測定するのに用い、温度センサー16は主に走行中のタイヤ温度を測定するのに用い、これらのデータに異常があれば、トランスポンダから警報を発することが可能である。なお、パッケージ11に内蔵された集積回路は、圧力センサー15、温度センサー16からの情報を記録すること、読み書き装置からの信号に反応すること、読み書き装置との間で例えばタイヤに関する識別情報の双方向通信を行うこと、そして警報を発すること、等の機能を担うことが好ましい。
【0020】
このアクティブ型のトランスポンダはパッシブ型に比較して大きなものになるが、ここでトランスポンダを収容する空気充填室4は比較的大きな空間であるため、アクティブ型のトランスポンダの収容も可能である。
【0021】
【発明の効果】
この発明によれば、タイヤの性能を犠牲にすることなしに、トランスポンダの性能及び耐久性を確保した上で、トランスポンダに対して各種情報を読み書きすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスポンダを装着した車輪を示す図である。
【図2】パッシブ型トランスポンダの構造を示す図である。
【図3】パッシブ型トランスポンダを示す図である。
【図4】アクティブ型トランスポンダを示す図である。
【符号の説明】
1 タイヤ
2 ホィール
3 リム
4 空気充填室
5 緩衝材
6 トランスポンダ
7 ビードコア
8 カーカスプライ
9 ベルト
10 トレッド
11 パッケージ
12 ロッドアンテナ
13 ガラス容器
14 基板
15 圧力センサー
16 温度センサー
17 電池
18 容器
【発明の属する技術分野】
この発明は、タイヤに関する種々の情報を発信するトランスポンダに対する読取り及び書込み方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
受信機と送信機の機能を併せ持つ、トランスポンダの基本技術はすでに確立され、現在では様々な分野で応用されている。
タイヤへの応用もその一つであり、タイヤを識別するための情報、あるいはタイヤの内圧、温度及び回転数等の情報を得るために、トランスポンダを利用している。例えば、タイヤから離れた位置より、そのタイヤに埋設したトランスポンダに、読み取りおよび書き取り装置(以下、読み書き装置と示す)からの電波を作用してトランスポンダに電気的誘導信号を発生させてトランスポンダを起動し、該トランスポンダからの情報信号を受信する技術が、実開平2−123404号公報に開示されている。
【0003】
このトランスポンダは、主に集積回路およびコイルと、これを保護する外殻から成る、比較的に小さなものであり、その形状はコイン状又は円柱状など様々であり、上記公報には、その埋設位置として、カーカスプライ巻き上げ部先端域又はバットレス部(サイドウォール部のタイヤ径方向外側端)のカーカスプライ外側面上が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここに、トランスポンダをタイヤに埋設するに当たり、トランスポンダはタイヤの性能面で異物となってセパレーションを誘発するため、このトランスポンダに起因してタイヤの耐久性が劣化するのを回避することが肝要である。一方、電子部品であるトランスポンダには、タイヤの内部環境は苛酷であり、タイヤを介して受ける外力やタイヤ内で発生する熱などによって、故障が誘発されないことが重要である。
【0005】
すなわち、トランスポンダからの情報は、例えばタイヤを管理する上で極めて有利であるが、タイヤの性能にとっては従的性格をこえるものではないから、トランスポンダの埋設によってタイヤの耐久性が損なわれることは大きな問題になる。
【0006】
従って、トランスポンダとの通信を、トランスポンダがタイヤの耐久性に悪影響を与えることなく、しかもタイヤの厳しい使用環境からトランスポンダを保護した上で確立することが不可欠になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、トランスポンダをタイヤに埋設する構造は、その埋設位置を厳密に規定しても、トランスポンダがタイヤにおける異物となるのを完全には避けられないことから、タイヤへの内蔵に拘泥することなくトランスポンダの有利な装着手法を究明したところ、この発明を完成するに到った。
【0008】
すなわち、この発明は、空気入りタイヤをホィールに組付けた車輪の空気入りタイヤおよびホィールのリムに囲まれた空気充填室内に、周囲を緩衝材で被覆したトランスポンダを無拘束下で収容し、このトランスポンダに対して、車輪の外側から読み取りおよび書き込みを行うことを特徴とするトランスポンダに対する読み取りおよび書き込み方法である。
【0009】
ここで、読み取りおよび書き込みを車輪の停止時に行うこと、緩衝材がゴムであること、そして緩衝材の外形が球状であること、が実施に当たり有利である。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の方法は、車輪の空気入りタイヤおよびホィールのリムに囲まれた空気充填室内に無拘束下で収容した、トランスポンダに対して、読み取りおよび書き込みを行うことに特徴がある。すなわち、図1に示すように、タイヤ1をホィール2のリム3に組付けて成る、車輪において、タイヤ1とリム3とに囲まれる空気充填室4内に、周囲を緩衝材5で被覆したトランスポンダ6を、無拘束下で収容することが肝要である。なお、タイヤ1において、7はビードコア、8はこのビードコア7に巻き回したカーカスプライ、9はベルトおよび10はトレッドである。
【0011】
上記に従って車輪に装着されたトランスポンダ6は、無拘束であるため、車両が停止している状態では、重力によって常にトランスポンダ6がタイヤ内壁の路面側に位置することになる。従って、車両が停止すると、トランスポンダ6の位置が定まるため、タイヤの接地部周りに読み書き装置を配置すれば、ほぼ確実にトランスポンダ6へアクセスすることができる。なお、トランスポンダに対して信号を送受信する読み書き装置は、例えば特許公表公報平成4年501939号公報や米国特許第5181975 号明細書などに記載のものが有利に適合する。
【0012】
ところで、アクセス時にトランスポンダへ作用させる電波の到達距離が1m弱と短いため、例えばトラック・バス用の大型タイヤでは、トランスポンダの位置を把握した上でアクセスすることが好ましい。従って、トランスポンダの位置を把握した上でアクセスすることが好ましい。従って、トランスポンダの位置がほぼ一定となる、この発明の方法は、とりわけトラック・バス用の大型タイヤに適したものといえる。
【0013】
さらに、空気充填室4内にトランスポンダ6を収容するから、トランスポンダ6の存在が車輪外側から知られることはないから、盗難防止に役立てることができる。すなわち、タイヤ製造時に刻印されるセリアルナンバー等をトランスポンダに書き込み、これを読み取れば、常にタイヤの特定が可能であるから、例えばレンタカーの車輪にトランスポンダを装着し、レンタカーの返却時にトランスポンダにアクセスすることによって、貸出車両に付属したタイヤが装着されているかを確認でき、タイヤの盗難を防止できるのである。
【0014】
また、トランスポンダ6は、図2に示すように、集積回路を内蔵するパッケージ11およびフェライトコア入りロッドアンテナ12を、円筒状のガラス容器13に収容して成るものが一般的である。そして、この種のトランスポンダの耐熱限界は、通常60〜80℃程度であるから、タイヤ内部や車軸付近では耐熱限界を越えることになり、従来は故障の発生頻度が高かったのである。これに対して、この発明に従って、空気充填室4内に周囲を緩衝材5で被覆したトランスポンダ6を収容することによって、トランスポンダ6は車軸から離れるため、耐熱限界を越える温度に達することはない。しかも、トランスポンダはタイヤに内蔵されないため、タイヤの耐久性または性能が損なわれることもない。
【0015】
ここに、トランスポンダ6を被覆する緩衝材5としては、特に車両走行時の車輪回転中における衝撃吸収性に優れた材料、例えばゴムの他、ポリフェニレンスルフィド(PPS),ポリブチレンテレフタレート(PBT),ポリエチレンテレフタレート(PET),ABS樹脂等の合成樹脂等が適合するが、適当な衝撃吸収性、断熱性、機械強度および成形性を有すれば他の素材でも良い。
【0016】
さらに、緩衝材5の外形は、タイヤの回転中にトランスポンダがタイヤ内壁を低い抵抗で転がる形状であれば特に限定されないが、図3に典型例を示すように、球形、卵形あるいは紡錘形などの球状であることが好ましい。すなわち、緩衝材5の外形を球状にして曲面で構成することによって、転がり抵抗は小さくなり、その結果、タイヤ回転中のトランスポンダの転がり音を低減できる。
【0017】
なお、図1または図3では、図2に示した種類のトランスポンダ、つまりトランスポンダ外部からの電波にてトランスポンダに電気的誘導信号を発生させてトランスポンダを起動して情報信号を発信する、いわゆるパッシブ型について示したが、例えば図4に示す、電源、さらにはセンサー類を付属した、いわゆるアクティブ型のトランスポンダを、この発明に適用することも可能である。
【0018】
すなわち、図4に示すアクティブ型のトランスポンダは、基板14上に、集積回路やアンテナを内蔵するパッケージ11、圧力センサー15、温度センサー16および電池17を配置し、これらを容器18内に収容し、さらに容器18を球状の緩衝材5で覆ってなる。また、符号19は、圧力センサー15と外部を連絡する導管であり、その導管開口19A を介して外部圧力を圧力センサー15に導いて圧力を測定する。この導管19は、例えば緩衝材5で被覆する際にパイプを埋めてパイプを導管19とする、等の手段で形成することができる。なお、温度センサー16は、緩衝材5や容器18を介して伝達される外部からの熱を測定すればよいため、特に外部との接続を図る必要はない。
【0019】
ここに、圧力センサー15は、タイヤの内圧を走行前、さらに走行中に測定するのに用い、温度センサー16は主に走行中のタイヤ温度を測定するのに用い、これらのデータに異常があれば、トランスポンダから警報を発することが可能である。なお、パッケージ11に内蔵された集積回路は、圧力センサー15、温度センサー16からの情報を記録すること、読み書き装置からの信号に反応すること、読み書き装置との間で例えばタイヤに関する識別情報の双方向通信を行うこと、そして警報を発すること、等の機能を担うことが好ましい。
【0020】
このアクティブ型のトランスポンダはパッシブ型に比較して大きなものになるが、ここでトランスポンダを収容する空気充填室4は比較的大きな空間であるため、アクティブ型のトランスポンダの収容も可能である。
【0021】
【発明の効果】
この発明によれば、タイヤの性能を犠牲にすることなしに、トランスポンダの性能及び耐久性を確保した上で、トランスポンダに対して各種情報を読み書きすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トランスポンダを装着した車輪を示す図である。
【図2】パッシブ型トランスポンダの構造を示す図である。
【図3】パッシブ型トランスポンダを示す図である。
【図4】アクティブ型トランスポンダを示す図である。
【符号の説明】
1 タイヤ
2 ホィール
3 リム
4 空気充填室
5 緩衝材
6 トランスポンダ
7 ビードコア
8 カーカスプライ
9 ベルト
10 トレッド
11 パッケージ
12 ロッドアンテナ
13 ガラス容器
14 基板
15 圧力センサー
16 温度センサー
17 電池
18 容器
Claims (4)
- 空気入りタイヤをホィールに組付けた車輪の空気入りタイヤおよびホィールのリムに囲まれた空気充填室内に、周囲を緩衝材で被覆したトランスポンダを無拘束下で収容し、このトランスポンダに対して、車輪の外側から読み取りおよび書き込みを行うことを特徴とする車輪に装着したトランスポンダに対する読み取りおよび書き込み方法。
- 読み取りおよび書き込みを車輪の停止時に行う請求項1に記載の方法。
- 緩衝材がゴムである請求項1または2に記載の方法。
- 緩衝材の外形が球状である請求項1、2または3に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12570696A JP3628805B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 車輪に装着したトランスポンダに対する読み取りおよび書き込み方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12570696A JP3628805B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 車輪に装着したトランスポンダに対する読み取りおよび書き込み方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09300928A JPH09300928A (ja) | 1997-11-25 |
JP3628805B2 true JP3628805B2 (ja) | 2005-03-16 |
Family
ID=14916721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12570696A Expired - Fee Related JP3628805B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 車輪に装着したトランスポンダに対する読み取りおよび書き込み方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3628805B2 (ja) |
-
1996
- 1996-05-21 JP JP12570696A patent/JP3628805B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09300928A (ja) | 1997-11-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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