JP2001063325A - トランスポンダを埋め込んだ空気入りタイヤ及びその製造方法 - Google Patents
トランスポンダを埋め込んだ空気入りタイヤ及びその製造方法Info
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- JP2001063325A JP2001063325A JP24073699A JP24073699A JP2001063325A JP 2001063325 A JP2001063325 A JP 2001063325A JP 24073699 A JP24073699 A JP 24073699A JP 24073699 A JP24073699 A JP 24073699A JP 2001063325 A JP2001063325 A JP 2001063325A
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- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C23/00—Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
- B60C23/02—Signalling devices actuated by tyre pressure
- B60C23/04—Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
- B60C23/0491—Constructional details of means for attaching the control device
- B60C23/0493—Constructional details of means for attaching the control device for attachment on the tyre
Abstract
を確実に読み取り及び書き込み可能にするとともに、車
両走行時の耐久性に優れるトランスポンダを埋め込んだ
空気入りタイヤとその製造方法を提供する。 【解決手段】 樹脂で被覆されたトランスポンダの一部
分をタイヤビード部表面から凹んだ部分に露出して、リ
ムフランジ高さからタイヤ半径方向外側に100mm以
内のタイヤビード部に埋め込んだことを特徴とする空気
入りタイヤ及び金型表面に設けた突起に前記トランスポ
ンダの窪み又は貫通穴を嵌合させてから未加硫タイヤを
金型に挿入して加硫する空気入りタイヤの製造方法。
Description
埋め込んだ空気入りタイヤとその製造方法に関し、更に
詳しくは種々の情報を記憶するトランスポンダの情報を
確実に読み取り及び書き込み可能にするとともに、車両
走行時の耐久性に優れるトランスポンダを埋め込んだ空
気入りタイヤと、その確実な製造方法に関する。
信機の機能及び記憶機能を併せ持つトランスポンダは、
タイヤメーカーによるタイヤの製造管理やタイヤ購入者
のタイヤ使用履歴管理、あるいはタイヤの内圧、温度な
どの情報を得ることを目的としてタイヤに設置する技術
が盛んに開発されている。例えば、実開平2−1234
04号公報では、図22に示す様にタイヤが、一方のビ
ードの環状の張力部材の半径方向外側に位置する2つの
エイペックスを有し、前記トランスポンダはこの2つの
エイペックスの間に位置する構造が提案され、一定の効
果を上げている。
ポンダはタイヤ周上のどこにあるかタイヤの外側からは
目視ではまったく分からず、特にタイヤ接地側にトラン
スポンダがくるように車両がとまってしまった時等は、
質問機の電波がトランスポンダに届き難くく再度車両を
動かして測定し直す必要があった。更に耐え難いことに
は、タイヤ内部の部材の合わせ目にガラス被覆したトラ
ンスポンダをタイヤ加硫前に組み込むため、タイヤ加硫
時のゴム流れによってトランスポンダが移動してしまう
恐れがあり、タイヤに対するアンテナの方向を一定にす
るためにゴム流れを極めて正確に制御する必要がある。
しかも、車両の走行にあってはタイヤの変形や発熱が伴
い、トランスポンダと周辺ゴムとの接着界面が破壊され
やすく、常にトランスポンダの剥離や通信不能の危険が
付きまとっていた。
るトランスポンダの情報を確実に読み取り及び書き込み
可能にするとともに、車両走行時の耐久性に優れるトラ
ンスポンダを埋め込んだ空気入りタイヤとその確実な製
造方法を提供することにある。
被覆された受信機と送信機の機能及び記憶機能を併せ持
つトランスポンダの一部分をタイヤビード部表面から凹
んだ部分に露出し、しかもリムフランジ高さからタイヤ
半径方向外側に100mm以内のタイヤビード部に埋め
込んだことにより、タイヤ内部に埋め込んだ場合と異な
りトランスポンダの位置が外観上不明になる心配が無
い。又、トランスポンダを埋め込んだ位置をタイヤの外
側から簡単に目視で特定できるため、所望の位置で車両
を停止できる上に、繰り返し屈曲変形が加わるタイヤに
あっても、比較的に変形の少ないビード部分にトランス
ポンダを埋め込んであるために良好な耐久性能が得られ
る。
が窪みを有し、しかも前記窪みをタイヤビード部表面か
ら凹んだ部分に露出することにより、タイヤ外部から目
視でトランスポンダの位置が確認できるため、質問機と
の距離を著しく短くして通信できる様になり読み取りや
書き込み不良の心配が無い。
が貫通穴を有し、しかも前記貫通穴をタイヤビード部表
面側に向けてタイヤビード部に埋め込んだことによっ
て、質問機との距離を最短にできるため読み取りや書き
込み不良の心配が無いし、貫通穴部にサイドトレッドゴ
ムが流入して、タイヤビード部に埋め込まれているため
トランスポンダの脱落の心配が減少する。
の貫通穴はタイヤビード部表面側がタイヤビード部内面
側より大きいことによって、貫通穴部に流入したサイド
トレッドゴムがタイヤビード部表面側で広がってタイヤ
に埋め込まれるためトランスポンダの脱落の心配が無
い。
の一部をサイドトレッドゴムで覆って把持することによ
って、タイヤと縁石等の干渉が有っても外力が直接トラ
ンスポンダへ加わる影響が少なくて済み、車両走行時の
トランスポンダの耐久性に優れる。
有する樹脂で被覆されたトランスポンダの一部分をタイ
ヤビード部表面から凹んだ部分に露出して埋め込むに際
し、金型表面の突起に前記トランスポンダの窪み又は貫
通穴を嵌合させて予め配置する。その後未加硫タイヤを
金型に挿入して加硫することによって、タイヤビード部
表面から凹んだ部分を形成するとともに、加硫中のゴム
流れが大きくても突起によってトランスポンダが把持さ
れているため、所望の場所に正確に設置できタイヤに対
するアンテナの方向を一定にできる。
と嵌合する、前記突起高さ以下の深さのサイドトレッド
ゴムの流入する凹部を有する突起のある金型で加硫する
ことによって、トランスポンダの貫通穴を通ってサイド
トレッドゴムが突起の凹部に流入し、凹部で広がってボ
タン掛けの様にトランスポンダを把持するため、トラン
スポンダの剥がれや脱落の心配が無い。
の窪み又はタイヤビード部表面側貫通穴の深さより高い
突起を設置した金型で加硫することにより、窪み又はタ
イヤビード部表面側貫通穴の深さを金型突起高さが上回
る分だけ、タイヤサイドトレッドゴムがトランスポンダ
を抱え込んで加硫されるのである。即ち、前記窪み又は
タイヤビード部表面側貫通穴部深さと金型の突起高さに
差を設けることによって、トランスポンダの埋め込み深
さを自由に調節できる。
の窪み又は貫通穴より大きいストッパー部分を有する突
起を設置した金型で加硫することによって、タイヤビー
ド部表面から凹んだ部分を形成するとともに、タイヤの
加硫中にトランスポンダが動くことを防止できるし、ト
ランスポンダの埋め込み深さを自由に調節できる。。
の窪み又は貫通穴と嵌合する、複数の突起を有する金型
で加硫することにより、タイヤビード部表面から凹んだ
部分を形成するとともに、タイヤサイドトレッドゴムが
突起内側に流入し極めて強固にトランスポンダを把持で
きる。
説明するが、本発明の請求範囲をこれらの実施例に限定
するものでないこともちろんである。図1は本発明樹脂
で被覆された窪みを有するトランスポンダを埋め込んだ
タイヤの半断面図とトランスポンダ埋め込み部分の断面
拡大図であって、1はキャップトレッド、2はベルト、
3はサイドトレッド、4はカーカスコード、5はビード
ワイヤー、6はフィニッシング、7はトランスポンダ、
8はビード部、11はタイヤであって、樹脂で被覆され
たトランスポンダ7の窪み7a部分がタイヤビード部表
面から凹んだ部分8aに露出している状態を示してい
る。なお以下の図でタイヤ関係の同一の符号は一部省略
する。
図2のA−A断面であって、窪みを有するトランスポン
ダ7が窪み7aをタイヤビード部表面側に向けてタイヤ
内部に埋め込まれた状態を示している。こうすること
で、タイヤ内部にトランスポンダを完全に埋め込んだ場
合と異なり、タイヤビード部表面から凹んだ部分8aに
トランスポンダ7の窪み7aが残り、トランスポンダ7
を埋め込んだ位置をタイヤの外側から簡単に目視で特定
できるため、所望の位置で車両を停止でき、図示しない
質問機との距離を最短にして通信できるため読み取りや
書き込み不良の心配が無い。
突起高さの差即ちトランスポンダを抱え込むサイドトレ
ッドゴム被覆厚さBは、0.5〜3mm好ましくは1〜
2mmがよい。0.5mm未満では保護効果が小さく、
3mm超では加硫時のゴム流れに不良を生じ易く好まし
くない。
に限らず、六角板状、円盤状など適宜の形状で良く、金
型の突起9とトランスポンダ7の窪み7aや貫通穴7b
の形状も互いに嵌合できれば適宜であって良い。また、
本発明のトランスポンダ用樹脂は特にタイヤ加硫中の耐
熱性を有していれば特に限定されないが、例えばエポキ
シ樹脂で200℃以上の融点あるいは熱分解温度を有す
る耐熱特性を有していればよい。なお、本発明でいう露
出には前記窪みや貫通穴の表面に所謂オーバーフローと
称される0.5mm以下のゴムシートがトランスポンダ
を覆っている場合も含まれる。
有するトランスポンダ7を製造用金型の突起9に嵌め込
んだ金型半断面図とトランスポンダを嵌め込んだ部分の
拡大図であって、拡大図はトランスポンダが前記窪み深
さより高い金型の突起9に嵌合している状態を表してい
る斜視図である。したがって、トランスポンダ7をサイ
ドトレッドゴムが抱え込むように埋め込むことが可能に
なり、良好な走行耐久性と、縁石など外部からの干渉を
直接トランスポンダ7に与えないで済むために、破壊に
よる故障発生を抑制することができる。
型の突起9を設けた金型半断面図と金型の突起部分の拡
大斜視図である。こうすることによって、タイヤビード
部表面から凹んだ部分8aを形成するとともに、タイヤ
加硫中のゴム流れによってトランスポンダ7が動いてし
まうことが無く良好な通信特性が期待できる。
するトランスポンダ7の表・裏斜視図であって、前記窪
み7aをタイヤビード部表面側に向けタイヤビード部に
埋め込んで構成する。こうすることで、トランスポンダ
7をサイドトレッドゴムが廻りから抱え込むように埋め
込むことが可能になるので、良好な走行耐久性と縁石な
ど外部からの干渉を直接トランスポンダ7に与えないで
済むために、破壊による故障発生を抑制することができ
る。なお、トランスポンダ7の窪み7aの形状は四角形
に限らず、六角形、円形など適宜の形状で良く、金型の
突起9とトランスポンダ7の窪み7aや貫通穴7bの形
状も互いに嵌合できれば適宜であって良い。
ンダ7の埋め込み場所を表すタイヤ11の斜視図であっ
て、タイヤビード部表面から凹んだ部分8aにトランス
ポンダ7の窪み7aを有することで、目視によってトラ
ンスポンダ7の配置場所が分かるので、当該位置に質問
機を当てることによって確実な読み取りおよび書き込み
が可能になる。
ンダとリムの位置関係を表すタイヤ半断面図であって、
リムフランジ高さHからトランスポンダの中心までの高
さをAとして、Aが100mm以下好ましくは70mm
以下であることが、良好な車両走行時の耐久性を享受で
きるのである。100mmを超えるとタイヤサイド部分
に近くなり、車両の荷重負荷走行時の歪みが大きくなり
トランスポンダの剥がれや脱落の恐れが大きくなり好ま
しくない。また、トランスポンダ7の外周が車両の荷重
負荷時にリムに接触しないために、少なくとも10mm
以上好ましくは20mm以上リムフランジ高さHから離
すことが望ましい。
を有するトランスポンダ7をタイヤビード部8に埋め込
んだタイヤ部分断面図である。こうすることで、タイヤ
内部に埋め込んだ場合と異なりトランスポンダ7の位置
不明の心配が無いし、トランスポンダ7を埋め込んだ位
置をタイヤの外側から簡単に目視で特定できるため、所
望の位置で車両を停止できる利点がある。
を有するトランスポンダ7を金型の突起9に嵌め込んだ
部分斜視図である。トランスポンダ7がタイヤビード部
表面側の貫通穴7bより大きいストッパー部9aのある
金型の突起に嵌合しているので、トランスポンダ7の周
辺をストッパー部9aの厚さだけタイヤサイドトレッド
ゴムが覆うため良好な耐久性が維持できる。
起部を有するとともに、貫通穴7bより大きいストッパ
ー部9aを有する金型の突起9の部分斜視図であって、
タイヤビード部表面から凹んだ部分を形成するととも
に、タイヤ加硫中のゴム流れによってトランスポンダ7
が動いてしまうことが無く良好な通信が期待できる。
7bを有するトランスポンダ7の表・裏である。こうす
ることで、トランスポンダ7の貫通穴7bにサイドトレ
ッドゴムが流入し、内側からもトランスポンダ7を押さ
え込むように埋め込むことが可能になる。
埋め込み場所の部分拡大斜視図であって、タイヤビード
部表面から凹んだ部分8aに樹脂で被覆されたタイヤビ
ード部貫通穴7bを有するトランスポンダ7を埋め込ん
でなり、目視によってトランスポンダ7の配置場所が分
かるとともに、流入したサイドトレッドゴム3aでトラ
ンスポンダ7が保護されていることが理解される。
ード部表面側の貫通穴7cとタイヤ内面側の貫通穴7d
を有するトランスポンダ7をタイヤに埋め込んだ他のタ
イヤ部分断面図であって、タイヤ内面側の貫通穴7dよ
りタイヤビード部表面側の貫通穴7cが大きく、かつ金
型突起9の高さとタイヤビード部表面側の貫通穴7cの
深さとの差だけ、タイヤビード部に埋め込まれた状態を
示している。こうすることで、タイヤ内部に埋め込んだ
場合と異なりトランスポンダ7の位置不明の心配が無い
し、トランスポンダ7を埋め込んだ位置をタイヤの外側
から簡単に目視で特定できるため、トランスポンダ7が
図示しない質問機と通信の確実な位置になるように車両
を停止できる利点がある。
7cと金型の突起9の高さの差即ちトランスポンダ7を
抱え込むサイドトレッドゴム被覆厚さBは、0.5〜3
mm好ましくは1〜2mmがよい。0.5mm未満では
保護効果が小さく、3mm超では加硫時のゴム流れに不
良を生じ易く好ましくない。
ード部表面側の貫通穴7cとタイヤ内面側の貫通穴7d
を有するトランスポンダ7を金型の突起9に嵌め込んだ
部分斜視図である。トランスポンダ7がタイヤビード部
表面側の貫通穴7c深さより高い金型の突起9に嵌合し
ているのでタイヤ加硫中のゴム流れによってトランスポ
ンダが動いてしまうことが無い上に、トランスポンダ7
の周辺をタイヤサイドトレッドゴムが覆うため良好な耐
久性が維持できる。しかも金型突起中央部に貫通穴7d
を設けてあるので、トランスポンダの内側にもサイドト
レッドゴムが流入し、更にトランスポンダをタイヤサイ
ドトレッドゴムが把持する力が強固になる。
起9に凹部9bを設けた部分斜視図であって、タイヤビ
ード部表面から凹んだ部分8aを形成するとともに、ト
ランスポンダ7の貫通穴7dを通ってサイドトレッドゴ
ムが金型の突起9の凹部9bに広がって充填されるた
め、さながらボタン掛けの様にトランスポンダ7を強固
に把持するためより良好な耐久性能が維持できる。
ビード部表面側の貫通穴7cがタイヤ内面側の貫通穴7
dより大きいトランスポンダの表・裏斜視図である。こ
うすることで、トランスポンダ7のタイヤビード部表面
側貫通穴7cにサイドトレッドゴムが流入し広がるた
め、さながらボタン掛けの様にトランスポンダ7を強固
に把持するためより良好な耐久性能が維持できる。
埋め込み場所の部分拡大斜視図であって、タイヤビード
部表面から凹んだ部分8aに樹脂で被覆されたタイヤビ
ード部表面側の貫通穴7cと貫通穴7c内部に流入した
サイドトレッドゴム3aを有することで、目視によって
トランスポンダ7の配置場所がわかる。
ード部表面側の貫通穴7cとタイヤ内面側の貫通穴7d
を有するトランスポンダをタイヤに埋め込んだ他のタイ
ヤ部分2個所の断面図である。こうすることで、部分的
にトランスポンダ7をサイドトレッドゴムが抱え込んだ
ことになり極めて強固に把持可能になるし、トランスポ
ンダを埋め込んだ位置をタイヤの外側から簡単に目視で
特定できるため、所望の位置で車両を停止できる利点が
ある。
ード部表面側の貫通穴7cとタイヤ内面側の貫通穴7d
を有するトランスポンダ7を金型の突起9に嵌め込んだ
部分斜視図である。トランスポンダ7がタイヤビード部
表面側の貫通穴7c深さより高い金型の複数の突起9c
に嵌合しているのでタイヤ加硫中のゴム流れによってト
ランスポンダ7が動いてしまうことが無い上に、トラン
スポンダ7の周辺と上からタイヤサイドトレッドゴムが
覆うため良好な耐久性が維持できる。しかも金型突起が
複数設けてあり中央部が空間なためタイヤサイドトレッ
ドゴムが流入し、更にトランスポンダ7をタイヤサイド
トレッドゴムが把持する力が強固になる。
隅に複数の突起9cを設けた金型の部分斜視図であっ
て、タイヤビード部表面から凹んだ部分8aを形成する
とともに、タイヤサイドトレッドゴムがトランスポンダ
7を四方から強固に把持するためより良好な耐久性能が
維持できる。なお、複数の突起9cの配置はトランスポ
ンダ7と嵌合できれば、個数、形状など自由なこともち
ろんである。
ビード部表面側の貫通穴7cがタイヤ内面側の貫通穴7
dより大きいトランスポンダ7の表・裏斜視図である。
こうすることで、トランスポンダ7のタイヤビード部表
面側貫通穴7cにサイドトレッドゴムが流入し、さなが
らボタン掛けの様にトランスポンダ7を強固に把持する
ためより良好な耐久性能が維持できる。
埋め込み場所の部分拡大斜視図であって、タイヤビード
部表面から凹んだ部分8aに樹脂で被覆されたトランス
ポンダ7のタイヤビード部表面側の貫通穴7cと貫通穴
7c内部に流入したサイドトレッドゴム3aが、中央十
文字状に広がりトランスポンダ7の配置場所が目視によ
って簡単に確認できるとともに、極めて強固にトランス
ポンダ7を把持できていることが理解される。
で中央に深さ1.5mm、直径5mmの窪みを設けた、
JIS6301規格に則して測定したショアーD硬度9
6で分解開始温度300℃、のビスフェノールA型エポ
キシ樹脂で被覆した四角形のトランスポンダを使用し
た。前記トランスポンダを、一般舗装路走行用パターン
の11R22.5 16PRのリムフランジから40m
mのところに相当する金型の位置に高さ3mm、直径5
mmの円柱状突起9を設け、本発明図1の様にタイヤに
埋め込んだ場合(1)、同じトランスポンダを裏返しし
て突起を使わずに金型表面の同じ高さ位置に埋め込んだ
場合(2)と、リムフランジから110mmのところに
相当する金型の位置に高さ3mm、直径5mmの金型の
円柱状突起9を設け、埋め込んだ場合(3)の3種類の
タイヤを試作し、図23の従来のトランスポンダを図2
2の様にタイヤに埋め込んだ場合(4)を従来例とし
て、室内ドラム耐久性試験を実施した。
し、標準リム22.5×8.25、荷重26.72k
N、空気圧700kPa、速度60km/hrで、
(4)従来例のトランスポンダが通信不能になるまでの
走行時間を100とする指数で表示した。
(1)の耐久性能が明らかに優れることが理解される。
更に、タイヤ表面には深さ1.5mmで直径5mmの穴が存
在し、質問機を直接そこに当てることでトランスポンダ
との距離を最小限度にすることができ、従来例のように
トランスポンダの埋め込み位置をタイヤ周上で探し回る
必要が無いことは容易に理解される。
るトランスポンダの情報を確実に読み取り及び書き込み
可能にするとともに、車両走行時の耐久性に優れるトラ
ンスポンダを埋め込んだ空気入りタイヤとその製造方法
を提供することができる。
ダ部分の断面拡大図
ンダを嵌め込んだ金型半断面図と嵌め込み部の部分斜視
拡大図
分の拡大斜視図
・裏斜視図
を表すタイヤ斜視図
係を表すタイヤ半断面図
図
スポンダを嵌め込んだ部分斜視図
視図
の表・裏斜視図
場所の部分拡大斜視図
図
スポンダを嵌め込んだ部分斜視図
視図
の表・裏斜視図
場所の部分拡大斜視図
所の断面図
スポンダを嵌め込んだ部分斜視図
視図
の斜視図
場所の部分拡大斜視図
図
高さ H リムフランジ高さ B 被覆厚さ
Claims (10)
- 【請求項1】 樹脂で被覆されたトランスポンダの一部
分をタイヤビード部表面から凹んだ部分に露出し、しか
もリムフランジ高さからタイヤ半径方向外側に100m
m以内のタイヤビード部に、埋め込んだことを特徴とす
る空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 前記トランスポンダが窪みを有し、しか
も前記窪みがタイヤビード部表面から凹んだ部分に露出
したことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 前記トランスポンダが貫通穴を有し、し
かも前記貫通穴をタイヤビード部表面側に向けたことを
特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項4】 前記トランスポンダの貫通穴はタイヤビ
ード部表面側がタイヤビード部内面側より大きいことを
特徴とする請求項3記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項5】 前記トランスポンダの一部をサイドトレ
ッドゴムで覆って把持することを特徴とする請求項1〜
4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項6】 窪み又は貫通穴を有する樹脂で被覆され
たトランスポンダの一部分をタイヤビード部表面から凹
んだ部分に露出して埋め込むに際し、金型表面の突起
に、前記トランスポンダの窪み又は貫通穴を嵌合させて
予め配置し、その後未加硫タイヤを金型に挿入して加硫
することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。 - 【請求項7】 前記トランスポンダの窪み又は貫通穴と
嵌合する、前記突起高さ以下の深さのサイドトレッドゴ
ムの流入する凹部を有する突起のある金型で加硫するこ
とを特徴とする請求項6記載の空気入りタイヤの製造方
法。 - 【請求項8】 前記トランスポンダの窪み又はタイヤビ
ード部表面側貫通穴の深さより高い突起のある金型で加
硫することを特徴とする、請求項6又は7記載の空気入
りタイヤの製造方法。 - 【請求項9】 前記トランスポンダの窪み又は貫通穴よ
り大きいストッパー部分を有する突起のある金型で加硫
することを特徴とする請求項6又は8記載の空気入りタ
イヤの製造方法。 - 【請求項10】 前記トランスポンダの窪み又は貫通穴
と嵌合する、複数の突起を有する金型で加硫することを
特徴とする請求項6〜8又は9記載の空気入りタイヤの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24073699A JP4072802B2 (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | トランスポンダを埋め込んだ空気入りタイヤ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24073699A JP4072802B2 (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | トランスポンダを埋め込んだ空気入りタイヤ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001063325A true JP2001063325A (ja) | 2001-03-13 |
JP4072802B2 JP4072802B2 (ja) | 2008-04-09 |
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ID=17063947
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP24073699A Expired - Fee Related JP4072802B2 (ja) | 1999-08-27 | 1999-08-27 | トランスポンダを埋め込んだ空気入りタイヤ及びその製造方法 |
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