JP2006234578A - 取り付け部材、空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

取り付け部材、空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006234578A
JP2006234578A JP2005049616A JP2005049616A JP2006234578A JP 2006234578 A JP2006234578 A JP 2006234578A JP 2005049616 A JP2005049616 A JP 2005049616A JP 2005049616 A JP2005049616 A JP 2005049616A JP 2006234578 A JP2006234578 A JP 2006234578A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
pair
attachment member
electronic component
blade portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005049616A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Masaoka
賢 正岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2005049616A priority Critical patent/JP2006234578A/ja
Publication of JP2006234578A publication Critical patent/JP2006234578A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/02Signalling devices actuated by tyre pressure
    • B60C23/04Signalling devices actuated by tyre pressure mounted on the wheel or tyre
    • B60C23/0491Constructional details of means for attaching the control device
    • B60C23/0493Constructional details of means for attaching the control device for attachment on the tyre

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】センサーを破損させることなく、確実に簡便にセンサーをタイヤ内側に固定することができる取り付け部材を提供する。
【解決手段】取り付け部材20は、タイヤの内側に内圧センサー10を取り付けるために、タイヤの内壁面の任意の場所に取り付けられる。取り付け部材20はゴムからなり、基板部20aと、基板部20aからタイヤ径方向内側に向かって延設される一対の羽根部20bとを備える。一対の羽根部20bは、互いに向かい合う方向で内壁面に倒れ込む力が生じている。又、一対の羽根部20bは、内圧センサーに形成された留め部10aを嵌合する孔10cを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、タイヤ内側にセンサーなどの電子部品を取り付ける取り付け部材、当該取り付け部材が配置された空気入りタイヤ及び当該空気入りタイヤの製造方法に関する。
内圧や温度等のタイヤ内部情報を常時管理できるようにするため、近年、センサーをリム又はタイヤに装着する技術開発がなされている。
このセンサーの取り付け位置としては、リム上、エアバルブ、タイヤ内埋め込み、タイヤ内側のいずれかが用いられるが、それぞれに以下のような問題がある。
センサーをリムに取り付けた場合、変形がほとんどないアルミニウム又は鉄から製造されていることもあり、センサーの固定には適しているものの、リムにタイヤを組む際に、タイヤのビード部がセンサーを強く圧迫し、センサーを破損させてしまう場合が多い。
又、センサーをエアバルブの外側に取り付けた場合、路上の石等をタイヤが飛ばし、それが当たることによるセンサーの破損の可能性があり、エアバルブの内側に取り付けた場合、リムにタイヤを組む際に、タイヤのビード部がセンサーを強く圧迫し、センサーを破損させてしまうことがある。
又、センサーをタイヤ内に埋め込んだ場合、即ち、タイヤ製造時に予めセンサーを埋め込んだ場合は、タイヤは最終的な製品とする際に必ず加硫工程があるため、100℃以上の高熱に対するセンサーの耐久性が懸念される。
更に、センサーをタイヤ内側に取り付ける場合は、接着剤で直接センサーを貼り付けると、剛体であるセンサーと変形するタイヤの間で歪が生じ、センサーが剥離する場合がある。又、タイヤの振動や発生する熱が直接センサーに伝わり、センサーが破損する場合がある。このため、センサーとタイヤとの間に空間を有し、センサを設置することができる取り付け部材(例えば、特許文献1参照。)が開示されている。
特開2004−262273号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示されたセンサ取り付け部材は、台座、結束バンド、パッチなどを組み立てる煩雑な工程を有し、樹脂からなる台座をタイヤ内側に取り付けると、剛体である台座と変形するタイヤの間で歪が生じ、センサ取り付け部材が剥離する可能性がある。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、センサーを破損させることなく、確実に簡便にセンサーをタイヤ内側に固定することができる取り付け部材、空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、タイヤの内側に電子部品を取り付けるために、タイヤの内壁面の任意の場所に取り付けられる取り付け部材であって、取り付け部材はゴムからなり、取り付け部材は、基板部と、基板部からタイヤ径方向内側に向かって延設される一対の羽根部とを備え、一対の羽根部は、互いに向かい合う方向で内壁面に倒れ込む力が生じているとともに、一対の羽根部の少なくとも一方は、電子部品に形成された凸部を嵌合する孔を有する取り付け部材であることを要旨とする。
第1の特徴に係る取り付け部材によると、一対の羽根部の復元力としての曲げ応力が、取り付け部材の内側方向に働くことにより、電子部品を破損させることなく、確実に簡便に電子部品をタイヤ内側に固定することができる。
又、第1の特徴に係る取り付け部材の孔は、電子部品の高さよりも内壁面から離れた位置に設けられ、電子部品を取り付けた場合、基板部と電子部品は、一定の距離、離間していることが好ましい。この取り付け部材によると、タイヤからの振動や発熱を電子部品に伝えることを防止できる。
又、第1の特徴に係る取り付け部材の一対の羽根部は、それぞれ孔を有することが好ましい。この取り付け部材によると、電子部品をタイヤに対して水平に保つことができ、電気特性や通信特性を向上させることができる。
又、第1の特徴に係る取り付け部材の一対の羽根部は、その内部にコードをゴムで被覆した補強材を備えることが好ましい。この取り付け部材によると、補強材の曲げ剛性により、より確実に電子部品をタイヤ内側に固定することができる。
又、第1の特徴に係る取り付け部材は、タイヤの内壁面に、接着剤により貼り付けられてもよく、加硫により溶着されてもよい。
本発明の第2の特徴は、内側に電子部品を取り付けるために、内壁面の任意の場所に取り付けられる取り付け部材を備える空気入りタイヤであって、取り付け部材はゴムからなり、取り付け部材は、基板部と、基板部のタイヤ径方向内側に位置する面に、少なくとも一部が基板部と連続して形成され、対向して電子部品を固定する一対の羽根部とを備え、一対の羽根部の少なくとも一方は、電子部品に形成された凸部を嵌合する孔を有する空気入りタイヤであることを要旨とする。
第2の特徴に係る空気入りタイヤによると、一対の羽根部の復元力としての曲げ応力が、取り付け部材の内側方向に働くことにより、電子部品を破損させることなく、確実に簡便に電子部品をタイヤ内側に固定することができる。
本発明の第3の特徴は、内側に電子部品を取り付けるために、内壁面の任意の場所に取り付けられる取り付け部材を備える空気入りタイヤの製造方法であって、ゴムからなり、シート状部材からなる基板部と、該基板部の所定位置で左右対称に観音開きされた一対の羽根部とを備え、一対の羽根部の少なくとも一方は、電子部品に形成された凸部を嵌合する孔を有する取り付け部材を作製する工程と、一対の羽根部の裏面に離型部材を取り付ける工程と、取り付け部材を配置した生タイヤを、所定の条件の下で加硫成形する工程とゴムからなり、シート状部材からなる基板部と、基板部の所定位置で左右対称に観音開きされた一対の羽根部とを備え、一対の羽根部の少なくとも一方は、電子部品に形成された凸部を嵌合する孔を有する取り付け部材を作製する工程と、一対の羽根部の裏面に離型部材を取り付ける工程と、取り付け部材を配置した生タイヤを、所定の条件の下で加硫成形する工程とを含む空気入りタイヤの製造方法であることを要旨とする。
第3の特徴に係る空気入りタイヤの製造方法によると、簡便に取り付け部材を備える空気入りタイヤを製造でき、取り付け部材を取り付けるために要する時間を短縮することができる。
本発明によれば、センサーを破損させることなく、確実に簡便にセンサーをタイヤ内側に固定することができる取り付け部材、空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(空気入りタイヤ)
本発明の実施の形態に係る空気入りタイヤ100は、図1に示すように、一対のビード部1及び一対のサイドウォール部2と、サイドウォール部2相互間にわたりトロイド状に連なるトレッド部3とを備える。カーカス5はビード部1内に埋設した一対のビードコア4相互間にわたってビード部1、サイドウォール部2及びトレッド部3を補強するトロイド状ラジアルカーカスであり、カーカス5のクラウン部周上には、1層以上のベルト層6を配置し、トレッド部3を強化する。図1では、ベルト層6を2層積層している。
又、タイヤの空気封入領域内であるタイヤ内側には、内圧センサー10などの電子部品を取り付ける取り付け部材20が配置される。
(内圧センサー)
次に、内圧センサー10について説明する。図2(a)は、内圧センサー10の斜視図、図2(b)は、内圧センサー10の側面図である。内圧センサー10は、その両側面に凸状の留め部10aを有する。
内圧センサー10は、例えば、タイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)において用いられる。TPMSでは、内圧センサー10がタイヤ内の空気圧を測定し、この情報が受信モジュールに電子的に送信される。そして、空気圧が適正値以下に落ちると、計器板上の信号ランプなどでドライバーに報知する。
本実施形態では、内圧センサー10を例にとり説明するが、取り付け部材20に取り付けられる電子部品は、内圧センサー10に限られず、温度センサーなどその他のセンサーでもよく、タイヤに取り付けられる電子部品であればその種類を問わない。
又、図2では、両側面に留め部10aを有する形状を示したが、どちらか片方の側面に留め部10aを有する形状としても構わない。
(取り付け部材)
次に、取り付け部材20について説明する。取り付け部材20は、タイヤの内側に電子部品を取り付けるために、タイヤの内壁面の任意の場所に取り付けられる。図3(a)は、内圧センサー10が取り付けられる前の取り付け部材20の平面図、図3(b)は、図3(a)のA−A断面図である。
取り付け部材20は、基板部20aと、基板部20aからタイヤ径方向内側に向かって延設される一対の羽根部20bとを備える。
一対の羽根部20bは、互いに向かい合う方向で内壁面に倒れ込む力が生じているとともに、それぞれ孔20cを有する。この孔20cは、内圧センサー10に形成された留め部10aを嵌合する。図3では、一対の羽根部20bの両方が孔20cを有しているが、どちらか一方が孔20cを有せばよい。又、孔20cは、内圧センサー10の高さよりも内壁面から離れた位置に設けられる。
又、取り付け部材20は、平板形状のゴムからなり、そこに基板部20aと羽根部20bとを分離する切り込み20dを入れることによって形成できる。図3(a)では、羽根部20bの外形は長方形であり、そのうち三辺が基板部20aから分離し、一辺が基板部20aと連続しているが、この形状に限られるわけではなく、例えば、羽根部20bの外形が三角形であり、そのうち二辺が基板部20aから分離し、一辺が基板部20aと連続していてもよい。
取り付け部材20を構成するゴムとしては、ゴム弾性を示す原料高分子であればよく、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ウレタンゴム、シリコーンゴムなどが挙げられる。後述するように、空気入りタイヤ100の加硫工程において、取り付け部材20と空気入りタイヤ100とを取り付ける場合は、取り付け部材20が接するインナーライナーと同組成のゴムを用いてもよい。
又、取り付け部材20は、内部にコードをゴムで被覆した補強材22を備える。補強材22に用いられるコードとしては、例えば、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、芳香族ポリアミド等の有機繊維の撚りコードまたはモノフィラメント、あるいは、スチールコード等の金属繊維の撚りコードまたはモノフィラメントなどが挙げられる。又、コードをキャンバス状に編み上げたものを用いてもよい。
取り付け部材20に内圧センサー10を取り付けた状態の側面図を図4に示す。内圧センサー10の両側面の留め部10aを、取り付け部材20の孔20cに貫通させることにより、確実に内圧センサー10を固定することができる。このとき、孔20cは、内圧センサー10の高さよりも内壁面から離れた位置に設けられ、取り付け部材20の羽根部10bの復元力としての曲げ応力が、取り付け部材20の内側方向(矢印B方向)に働くことにより、内圧センサー10が基板部20aから一定の距離(H)、離間して固定される。
(空気入りタイヤの製造方法)
次に、本実施形態に係る取り付け部材20を取り付けた空気入りタイヤ100の製造方法について説明する。取り付け部材20を取り付けた空気入りタイヤ100の製造方法としては、空気入りタイヤ100の製造後に、接着剤を用いて取り付け部材20を取り付ける第1の製造方法と、空気入りタイヤ100の加硫工程において取り付け部材20を取り付ける第2の製造方法が挙げられる。
まず、接着剤を用いて取り付け部材20を取り付ける第1の製造方法について説明する。
初めに、図3(b)に示ような、取り付け部材20を作製する。このとき、まずシート状部材からなる平板形状のゴムを用意し、そこに基板部20aと羽根部20bとを分離する切り込み20dを入れる。羽根部20bは、基板部20aの所定位置で左右対称に観音開きされた形状となる。
次に、図3(b)の一対の羽根部20bの裏面20eに、離型部材としての離型剤又は離型用シートを、塗布又は貼り付ける。そして、羽根部20bに孔20cを生成する。
一方、空気入りタイヤ100を製造する。空気入りタイヤ100は、通常の工程により、例えば、以下のようにして製造することができる。即ち、ゴム組成物を調製し、このゴム組成物を、生空気入りタイヤケースのクラウン部に予め貼り付けられた未加硫のベース部の上に貼り付ける。そして、所定のモールドで所定温度、所定圧力の下で加硫成形することにより製造する。
次に、作製した取り付け部材20を、接着剤を用いて、製造後の空気入りタイヤ100のタイヤ赤道線を中心とするタイヤセンターの内側に貼り付ける。
次に、空気入りタイヤ100の加硫工程において取り付け部材20を取り付ける第2の製造方法について説明する。
まず、第1の製造方法と同様に、図3(b)に示ような、取り付け部材20を作製する。このとき、まずシート状部材からなる平板形状のゴムを用意し、そこに基板部20aと羽根部20bとを分離する切り込み20dを入れる。羽根部20bは、基板部20aの所定位置で左右対称に観音開きされた形状となる。
次に、図3(b)の一対の羽根部20bの裏面20eに、離型部材としての離型剤又は離型用シートを、塗布又は貼り付ける。そして、羽根部20bに孔20cを生成する。
次に、空気入りタイヤ100を製造する。即ち、ゴム組成物を調製し、このゴム組成物を、生空気入りタイヤケースのクラウン部に予め貼り付けられた未加硫のベース部の上に貼り付ける。このとき、タイヤ赤道線を中心とするタイヤセンターの内側となる部分に、作製した取り付け部材20を配置する。
次に、取り付け部材20を配置した生タイヤを、所定のモールドで所定温度、所定圧力の下で加硫成形し、取り付け部材20をタイヤに溶着する。
(変形例)
本実施形態に係る取り付け部材20は、図1において、タイヤ幅方向に一対の羽根部20bを配置する方向に取り付けられると説明したが、図5に示すように、タイヤ周方向に一対の羽根部20bを配置する方向に取り付けられてもよい。
(作用及び効果)
本実施形態に係る取り付け部材20は、柔軟な平板状ゴム素材を使用するため、タイヤ内壁面に容易に接着することができる。このように、タイヤ内側に内圧センサー10を装着するため、リムにタイヤを組む際にタイヤのビード部が内圧センサーを圧迫することがなく、内圧センサーが破損することが防止される。
又、本実施形態に係る取り付け部材20は、内圧センサー10の留め部10aを取り付け部材20の孔20cに貫通させることにより、確実に内圧センサー10を固定することができる。このとき、図4に示すように、取り付け部材20の羽根部10bには、互いに向かい合う方向で内壁面に倒れ込む力(復元力としての曲げ応力)が、取り付け部材20の内側方向(矢印B方向)に働くことにより、内圧センサー10が基板部20aから一定の距離(H)、離間して固定される。
又、本実施形態に係る取り付け部材20は補強材22を有するため、内圧センサー10の両側面の留め部10aを取り付け部材20の孔20cに嵌めると、補強材22の曲げ剛性により、より確実に、内圧センサー10をタイヤから一定の距離、離間して固定することができる。
又、本実施形態に係る取り付け部材20と空気入りタイヤ100とを取り付ける場合、接着剤による貼り付けでも、タイヤ製造時の加硫による溶着でも構わない。本実施形態に係る取り付け部材20は、このように、簡便な方法で、確実に、空気入りタイヤ100に取り付けることができる。
又、加硫による溶着を行う場合は、加硫ブラダーによる押圧力で変形しても構わないように、取り付け部材20を平板状の形状にしておくことが好ましい。
次に、本発明を実施例により更に詳しく説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
本発明の効果を確かめるため、実施例1、2及び従来例1に係る空気入りタイヤを試作した。尚、各供試タイヤのサイズは、11R22.5であった。又、内圧センサーの取り付け位置は、タイヤ赤道線を中心とするタイヤセンターの内側であった。
又、実施例1、2及び従来例1では、すべて同じ重量(8g)の内圧センサーを取り付けた。従来例1に係る空気入りタイヤは、直接接着剤を用いて、内圧センサーをタイヤ内壁面に貼り付けた。実施例1に係る空気入りタイヤは、接着剤を用いて、図4に示す取り付け部材20をタイヤ内壁面に貼り付け、内圧センサー10を取り付け部材20に取り付けた。実施例2に係る空気入りタイヤは、図4に示す取り付け部材20をタイヤ製造時の加硫工程において溶着し、内圧センサー10を取り付け部材20に取り付けた。
試験は、実施例1、2及び従来例1に係るタイヤを、車軸型式が2−D4の車両の駆動輪に装着し、100,000km走行した際の、内圧センサーの剥離の有無を調べることにより行った。
実施例1、2及び従来例1の条件及び試験結果を表1に示す。
Figure 2006234578
従来例1では、内圧センサーの剥離が生じたが、実施例1及び実施例2では、剥離が生じなかった。このため、本発明によると、センサーを破損させることなく、確実に簡便にセンサーをタイヤ内側に固定することができることが分かった。
又、実施例2は、従来例1及び実施例1より、取り付けに要する時間が短縮されている。このため、加硫工程において取り付け部材20を溶着すると、タイヤの製造が更に容易になることが分かった。
本実施形態に係る空気入りタイヤの回転軸心を含むタイヤ幅方向断面図である。 (a)は、本実施形態に係る内圧センサーの斜視図、(b)は、本実施形態に係る内圧センサーの側面図である。 (a)は、本実施形態に係る取り付け部材の平面図、(b)は、本実施形態に係る取り付け部材の断面図である。 本実施形態に係る取り付け部材に内圧センサーを配置した状態の側面図である。 本実施形態に係る空気入りタイヤの回転軸心を含むタイヤ周方向断面図である。
符号の説明
1…ビード部
2…サイドウォール部
3…トレッド部
4…ビードコア
5…カーカス
6…ベルト層
10…内圧センサー
10a…留め部
20…取り付け部材
20a…基板部
20b…羽根部
20c…孔
20d…切り込み
22…補強材
100…空気入りタイヤ

Claims (8)

  1. タイヤの内側に電子部品を取り付けるために、前記タイヤの内壁面の任意の場所に取り付けられる取り付け部材であって、
    前記取り付け部材はゴムからなり、
    前記取り付け部材は、基板部と、該基板部からタイヤ径方向内側に向かって延設される一対の羽根部とを備え、
    前記一対の羽根部は、互いに向かい合う方向で前記内壁面に倒れ込む力が生じているとともに、前記一対の羽根部の少なくとも一方は、前記電子部品に形成された凸部を嵌合する孔を有することを特徴とする取り付け部材。
  2. 前記孔は、前記電子部品の高さよりも前記内壁面から離れた位置に設けられ、前記電子部品を取り付けた場合、前記基板部と前記電子部品は、一定の距離、離間することを特徴とする請求項1に記載の取り付け部材。
  3. 前記一対の羽根部は、それぞれ前記孔を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の取り付け部材。
  4. 前記一対の羽根部は、その内部にコードをゴムで被覆した補強材を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の取り付け部材。
  5. 前記取り付け部材は、前記タイヤの内壁面に、接着剤により貼り付けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の取り付け部材。
  6. 前記取り付け部材は、前記タイヤの内壁面に、加硫により溶着されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の取り付け部材。
  7. 内側に電子部品を取り付けるために、内壁面の任意の場所に取り付けられる取り付け部材を備える空気入りタイヤであって、
    前記取り付け部材はゴムからなり、
    前記取り付け部材は、基板部と、該基板部からタイヤ径方向内側に向かって延設される一対の羽根部とを備え、
    前記一対の羽根部は、互いに向かい合う方向で前記内壁面に倒れ込む力が生じているとともに、前記一対の羽根部の少なくとも一方は、前記電子部品に形成された凸部を嵌合する孔を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  8. 内側に電子部品を取り付けるために、内壁面の任意の場所に取り付けられる取り付け部材を備える空気入りタイヤの製造方法であって、
    ゴムからなり、シート状部材からなる基板部と、該基板部の所定位置で左右対称に観音開きされた一対の羽根部とを備え、一対の羽根部の少なくとも一方は、前記電子部品に形成された凸部を嵌合する孔を有する前記取り付け部材を作製する工程と、
    前記一対の羽根部の裏面に離型部材を取り付ける工程と、
    前記取り付け部材を配置した生タイヤを、所定の条件の下で加硫成形する工程と
    を含むことを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
JP2005049616A 2005-02-24 2005-02-24 取り付け部材、空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 Pending JP2006234578A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005049616A JP2006234578A (ja) 2005-02-24 2005-02-24 取り付け部材、空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005049616A JP2006234578A (ja) 2005-02-24 2005-02-24 取り付け部材、空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006234578A true JP2006234578A (ja) 2006-09-07

Family

ID=37042395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005049616A Pending JP2006234578A (ja) 2005-02-24 2005-02-24 取り付け部材、空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006234578A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008140063A1 (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Bridgestone Corporation 検知装置固定用パッチ、タイヤ及び検知装置固定方法
JP2009532267A (ja) * 2006-04-04 2009-09-10 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン モジュールをタイヤの内壁に固定する装置
JP2019043255A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 太平洋工業株式会社 端末ホルダー及びタイヤ状態検出装置
US10639948B2 (en) 2014-12-30 2020-05-05 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Assembly for attaching an electronics package to a tire
CN113263679A (zh) * 2020-02-17 2021-08-17 韩国轮胎与科技株式会社 非更换一体式电子装置的制造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009532267A (ja) * 2006-04-04 2009-09-10 ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン モジュールをタイヤの内壁に固定する装置
WO2008140063A1 (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Bridgestone Corporation 検知装置固定用パッチ、タイヤ及び検知装置固定方法
US10639948B2 (en) 2014-12-30 2020-05-05 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Assembly for attaching an electronics package to a tire
US11358422B2 (en) 2014-12-30 2022-06-14 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Assembly for attaching an electronics package to a tire
JP2019043255A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 太平洋工業株式会社 端末ホルダー及びタイヤ状態検出装置
CN113263679A (zh) * 2020-02-17 2021-08-17 韩国轮胎与科技株式会社 非更换一体式电子装置的制造方法
CN113263679B (zh) * 2020-02-17 2023-04-07 韩国轮胎与科技株式会社 非更换一体式电子装置的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7430906B2 (en) Pneumatic tire having accommodation tool of electronic component
JP4705560B2 (ja) Icタグ、それを取付けた空気入りタイヤ、およびicタグの取付方法
JP4922561B2 (ja) タグを具えるタイヤ
JP7186067B2 (ja) タイヤおよびタイヤの製造方法
US7201813B2 (en) Pneumatic tire having a film-shaped electronic device and method of mounting the film-shaped electronic device
CN110978903B (zh) 轮胎及轮胎的制造方法
CN110978897B (zh) 轮胎
EP3632709B1 (en) Tire and tire manufacturing method
CN110978901A (zh) 轮胎
JP7222857B2 (ja) タイヤおよびタイヤの製造方法
JP2020083044A (ja) タイヤ
JP2006234579A (ja) 取り付け部材、空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法
CN112109487A (zh) 轮胎
JP2006234578A (ja) 取り付け部材、空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法
CN111376660A (zh) 轮胎及轮胎的制造方法
CN111845213B (zh) 轮胎
JP2007024696A (ja) 電子部品取付用台座及び台座付タイヤ
JP4901148B2 (ja) 電子部品取付用台座及び台座付タイヤ
JPH07329065A (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP2006240598A (ja) モジュール取付用パッチ、及び、このモジュール取付用パッチを有する空気入りタイヤ
JP2022081914A (ja) タイヤ
JP5943152B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2006248350A (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
CN111376659B (zh) 轮胎及轮胎的制造方法
CN110978898B (zh) 轮胎及轮胎的制造方法