JPH1142915A - トランスポンダ装着タイヤ及びその製造方法 - Google Patents

トランスポンダ装着タイヤ及びその製造方法

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JPH1142915A
JPH1142915A JP9204710A JP20471097A JPH1142915A JP H1142915 A JPH1142915 A JP H1142915A JP 9204710 A JP9204710 A JP 9204710A JP 20471097 A JP20471097 A JP 20471097A JP H1142915 A JPH1142915 A JP H1142915A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートバイや乗用車用等においても所望のタ
イヤ性能が得られるトランスポンダ装着タイヤ及びその
製造方法を提供すること。 【解決手段】 キャップトレッド14よりも十分に厚さ
が薄い本体及び本体の外部に接続されたワイヤーアンテ
ナ22A,22Bを有するトランスポンダ20を、キャ
ップトレッド14とアンダートレッド13との間に埋設
したトランスポンダ装着タイヤを構成する。このトラン
スポンダ装着タイヤの製造時には、タイヤ成型工程にお
いて、キャップトレッド14となるパーツの内面にワイ
ヤーアンテナ22A,22Bをタイヤ周方向に延ばした
状態でトランスポンダ20を貼り付けておき、グリーン
タイヤを形成する。このグリーンタイヤを加硫して製品
タイヤとなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、トランスポンダ装
着タイヤ及びトランスポンダ装着タイヤの製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、製造の自動化、製造中及びそ
れ以後のタイヤの追跡、分類、在庫管理、出荷、統計的
工程管理、フィールドエンジニアリング、盗難予防、メ
ンテナンス、再生管理、他のタイヤへの適用、識別等の
ため、電子回路にタイヤの固有情報(ID情報)を記憶
させたトランスポンダをその内部に設けた、トランスポ
ンダ装着タイヤが知られている(例えば実開平2−12
3404号公報に開示されいている「トランスポンダ付
空気タイヤ」)。
【0003】トランスポンダ内に記憶されるID情報に
は、タイヤのサイズ、型式、製造工場名、製造ラインナ
ンバー、製造シリアルナンバー、製造年月日、出荷日等
のデータを含むことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のトランスポンダ装着タイヤは、主にトラックや
バス等に用いる大型タイヤを前提としたものであり、オ
ートバイや乗用車等に用いるタイヤに適用するのが難し
かった。
【0005】即ち、大型タイヤの場合、タイヤが大き
く、厚いため、構造内にアンテナを含むトランスポンダ
を埋め込む場所が多く存在し、埋め込み作業も比較的容
易に行うことができる。
【0006】しかし、オートバイや乗用車用のタイヤの
場合、バス・トラック用に比べてタイヤが小さく、薄い
ため、構造内にトランスポンダを埋め込む場所があまり
存在しない。さらに、トランスポンダをタイヤ構造内に
埋め込むに際し、タイヤ性能を劣化させないようにする
ことは非常に困難であった。
【0007】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、オー
トバイや乗用車用等においても所望のタイヤ性能が得ら
れるトランスポンダ装着タイヤ及びその製造方法を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、情報記憶手段を有し、所定
の電磁波信号によって前記情報記憶手段内の情報アクセ
スを行うトランスポンダを備え、キャップトレッドより
も下層にゴム引きコード層を有するトランスポンダ装着
タイヤにおいて、前記トランスポンダは、前記キャップ
トレッドよりも十分に厚さが薄い本体と、該本体の外部
に接続されたワイヤーアンテナとを有すると共に、前記
トランスポンダは、前記キャップトレッドとゴム引きコ
ード層との間の所定層に接着されているトランスポンダ
装着タイヤを提案する。
【0009】該トランスポンダ装着タイヤによれば、前
記トランスポンダは、前記キャップトレッドとゴム引き
コード層との間の所定層に接着され、タイヤ内に埋設さ
れた状態で設けられている。これにより、タイヤ内にお
いてトランスポンダは安定して保持されると共に、タイ
ヤ製造工程において容易にトランスポンダの組み込みを
行うことができる。さらに、前記トランスポンダはキャ
ップトレッドの厚さに比べて十分に薄い本体を有し、且
つ、前記トランスポンダはその本体外部にワイヤーアン
テナを備えているので、ワイヤーアンテナを本体内にも
たない分、本体の形状は小型になりタイヤ内に埋設され
ても異物としての影響を与えない。
【0010】また、請求項2では、請求項1記載のトラ
ンスポンダ装着タイヤにおいて、前記キャップトレッド
とゴム引きコード層との間に、前記キャップトレッドに
密着したアンダートレッドを有し、前記トランスポンダ
は前記キャップトレッドとアンダートレッドとの間に配
置されているトランスポンダ装着タイヤを提案する。
【0011】該トランスポンダ装着タイヤによれば、前
記トランスポンダは、前記キャップトレッドとアンダー
トレッドとの間に接着され、タイヤ内に埋設された状態
で設けられている。これにより、キャップトレッドとア
ンダートレッドとの間にトランスポンダは安定して保持
されると共に、タイヤ製造工程において前記キャップト
レッドとなる部品の内側にトランスポンダを貼り付ける
ことにより容易にトランスポンダの組み込みを行うこと
ができる。さらに、前記トランスポンダはキャップトレ
ッドの厚さに比べて十分に薄い本体を有し、且つ、前記
トランスポンダはその本体外部にワイヤーアンテナを備
えているので、ワイヤーアンテナを本体内にもたない
分、本体の形状は小型になりタイヤ内に埋設されても異
物としての影響を与えない。
【0012】また、請求項3では、請求項1記載のトラ
ンスポンダ装着タイヤにおいて、前記キャップトレッド
とゴム引きコード層との間に、前記ゴム引きコード層に
密着したアンダートレッドを有し、前記トランスポンダ
は前記アンダートレッドとゴム引きコード層との間に配
置されているトランスポンダ装着タイヤを提案する。
【0013】該トランスポンダ装着タイヤによれば、前
記トランスポンダは、前記アンダートレッドとゴム引き
コード層との間に接着され、タイヤ内に埋設された状態
で設けられている。これにより、アンダートレッドとゴ
ム引きコード層との間にトランスポンダは安定して保持
されると共に、タイヤ製造工程において前記アンダート
レッドとなる部品の内側にトランスポンダを貼り付ける
ことにより容易にトランスポンダの組み込みを行うこと
ができる。さらに、前記トランスポンダはキャップトレ
ッドの厚さに比べて十分に薄い本体を有し、且つ、前記
トランスポンダはその本体外部にワイヤーアンテナを備
えているので、ワイヤーアンテナを本体内にもたない
分、本体の形状は小型になりタイヤ内に埋設されても異
物としての影響を与えない。
【0014】また、請求項4では、請求項1乃至3の何
れかに記載のトランスポンダ装着タイヤにおいて、前記
トランスポンダのワイヤーアンテナはタイヤの周方向に
延ばして配置されているトランスポンダ装着タイヤを提
案する。
【0015】該トランスポンダ装着タイヤによれば、前
記ワイヤーアンテナはタイヤの周方向に延ばして配置さ
れているので、該ワイヤーアンテナを一箇所にまとめて
配置するよりも上下層間、例えばキャップトレッドとア
ンダートレッドの間にトランスポンダを配置したときに
は、これらキャップトレッドとアンダートレッドとの間
の密着性が向上してタイヤ性能の劣化が防止される。さ
らに、ワイヤーアンテナの長さを十分にとった場合に
は、タイヤの回転によるトランスポンダへのアクセス不
良を低減することができる。
【0016】また、請求項5では、請求項1乃至4の何
れかに記載のトランスポンダ装着タイヤにおいて、前記
トランスポンダは、前記ワイヤーアンテナのインピーダ
ンスを整合させるインピーダンス整合回路を備えている
トランスポンダ装着タイヤを提案する。
【0017】該トランスポンダ装着タイヤによれば、前
記インピーダンス整合回路によってワイヤーアンテナの
インピーダンスが整合されるので、効率の良い電磁波の
受信及び輻射を行うことができる。
【0018】また、請求項6では、請求項1乃至5の何
れかに記載のトランスポンダ装着タイヤにおいて、前記
ワイヤーアンテナは延性を有する所定の金属線からな
り、該金属線にはブラスメッキが施されているトランス
ポンダ装着タイヤを提案する。
【0019】該トランスポンダ装着タイヤによれば、前
記ワイヤーアンテナは延性を有する金属であるので、タ
イヤにある程度の変形が生じてもこれに対応して延び縮
みする。さらに、前記金属にはブラスメッキが施されて
いるため、接着に用いるコートコンパウンド等との接着
性が向上する。
【0020】また、請求項7では、請求項1乃至6の何
れかに記載のトランスポンダ装着タイヤにおいて、少な
くとも前記トランスポンダの本体及びワイヤーアンテナ
と接触する部分は、非導電性を有する部材からなるトラ
ンスポンダ装着タイヤを提案する。
【0021】該トランスポンダ装着タイヤによれば、前
記トランスポンダの本体及びワイヤーアンテナと接触す
る部分、例えば前記トランスポンダがキャップトレッド
とアンダートレッド間に配置されるときは、これらキャ
ップトレッドとアンダートレッドの少なくともトランス
ポンダと接触する部分が非導電性部材によって形成され
ている。これにより、通常では導電性を有するタイヤゴ
ムとトランスポンダとの短絡及びトランスポンダのタイ
ヤゴムを介しての接地短絡を防止でき、トランスポンダ
のアンテナを有効に作用させることができる。
【0022】また、請求項8では、情報記憶手段を有
し、所定の電磁波信号によって前記情報記憶手段内の情
報アクセスを行うトランスポンダを備えたトランスポン
ダ装着タイヤの製造方法において、部材加工工程ででき
あがった各パーツを1本のタイヤの形に組み上げる成型
工程では、前記パーツの1つであるキャップトレッドの
内面に前記トランスポンダを貼り付けた後に組み上げを
行ってグリーンタイヤを生成するトランスポンダ装着タ
イヤの製造方法を提案する。
【0023】該トランスポンダ装着タイヤの製造方法に
よれば、タイヤ成型工程においてパーツの1つであるキ
ャップトレッドの内面に前記トランスポンダが貼り付け
られた後に組み上げが行われてグリーンタイヤが生成さ
れる。
【0024】また、請求項9では、情報記憶手段を有
し、所定の電磁波信号によって前記情報記憶手段内の情
報アクセスを行うトランスポンダを備えたトランスポン
ダ装着タイヤの製造方法において、部材加工工程ででき
あがった各パーツを1本のタイヤの形に組み上げる成型
工程では、前記パーツの1つであるアンダートレッドの
内面に前記トランスポンダを貼り付けた後に組み上げを
行ってグリーンタイヤを生成するトランスポンダ装着タ
イヤの製造方法を提案する。
【0025】該トランスポンダ装着タイヤの製造方法に
よれば、タイヤ成型工程においてパーツの1つであるア
ンダートレッドの内面に前記トランスポンダが貼り付け
られた後に組み上げが行われてグリーンタイヤが生成さ
れる。
【0026】また、請求項10では、請求項8又は9記
載のトランスポンダ装着タイヤの製造方法において、前
記トランスポンダを前記パーツに貼り付ける前に非導電
性コンパウンドによって被覆するトランスポンダ装着タ
イヤの製造方法を提案する。
【0027】該トランスポンダ装着タイヤの製造方法に
よれば、前記トランスポンダは非導電性コンパウンドに
よって包まれるため、前記トランスポンダのタイヤゴム
が導電性を有するときでも該タイヤゴムを介しての接地
短絡を防止できる。
【0028】また、請求項11では、請求項8又は9記
載のトランスポンダ装着タイヤの製造方法において、前
記トランスポンダが接触するタイヤパーツを非導電性ゴ
ムによって形成するトランスポンダ装着タイヤの製造方
法を提案する。
【0029】該トランスポンダ装着タイヤの製造方法に
よれば、前記トランスポンダが接触するタイヤパーツは
非導電性ゴムによって形成されるため、タイヤゴムを介
しての接地短絡を防止できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
におけるトランスポンダ装着タイヤを示す要部破断斜視
図である。図において、10はトランスポンダ装着タイ
ヤ(以下、単にタイヤと称する)で、周知のチューブレ
スラジアルタイヤである。11はカーカス、12A,1
2Bはベルト、13はアンダートレッド、14はキャッ
プトレッド、20はトランスポンダである。
【0031】このラジアル構造では、カーカス11は、
そのカーカスコードが周方向に対してほぼ90度に配置
され、1層或いは2層のカーカスで作られ、その上に2
0〜30度程度のコード角を有するベルト12A,12
Bが互いにコードが交差するように配置されている。
【0032】さらに、これらのベルト12A,12Bの
上にアンダートレッド13、及びキャップトレッド14
が記述の順に配置されている。
【0033】ここで、キャップトレッド14とカーカス
11との間に配置された、ゴム引きコード層はラジアル
タイヤの場合はベルトと呼ばれ、バイアスタイヤの場合
はブレーカと呼ばれている。即ち、バイアス構造では、
カーカスが周方向に対して35〜45度で配置されてお
り、複数層のカーカスをコードが互いに交差するように
重ね合わせられ、この上にカーカスを保護するブレーカ
が配置される。
【0034】トランスポンダ20は、図2に示すよう
に、本体21と本体の外部に設けられたワイヤーアンテ
ナ22A,22Bから構成されると共に、本体21を中
央としてダイポールアンテナ型に接続された2本のワイ
ヤーアンテナ22A,22Bをタイヤ周方向に延ばした
状態で、アンダートレッド13とキャップトレッド14
との間に接着されて挟み込まれている。
【0035】トランスポンダ本体21は、180℃以上
の熱に耐えられる耐熱性を有するエポキシ樹脂等からな
る小型の筐体21a、例えば2×3×0.4mmの寸法
の筐体21aを有し、この筐体21a内に電子回路が組
み込まれている。
【0036】ここで、トランスポンダ20をタイヤ内に
埋設するにあたり、トランスポンダ20が異物となって
タイヤ性能を劣化させないためには、トランスポンダ本
体21の厚さをキャップトレッド14の厚さに比べて十
分に薄くする必要があり、トランスポンダ本体21の厚
さをキャップトレッド14の厚さの10%以下に設定す
ることが好ましい。また、トランスポンダ本体21が柔
軟性を有する場合、例えばフレキシブルプリント配線基
板をゴムで被覆したようなものである場合程、トランス
ポンダ本体21の厚みの許容範囲が増大し、キャップト
レッド14の厚さの10%程度の厚みでも支障を生じる
ことがなく、トランスポンダ本体21に柔軟性がない場
合はその厚みは薄い程良い。
【0037】本実施形態では、トランスポンダ本体21
の厚さは0.4mmであり、キャップトレッド14の厚
さは9mmである。また、アンダートレッド13の厚さ
は1mmであり、ワイヤーアンテナ22A,22Bの厚
さは0.1mmである。
【0038】また、ワイヤーアンテナ22A,22B
は、延性を有する金属材料、例えば銅やアルミニウムか
らなりその表面にはブラスメッキ(亜鉛+銅のメッキ)
が施されている。このように、金属材料の表面にブラス
メッキを施すことにより、コートコンパウンドとの接着
性を増すことができる。
【0039】また、通常、タイヤを構成する各ゴムは、
その補強材としてカーボンブラックが用いられており、
このため導電性である。従って、前述のようにタイヤ内
にトランスポンダ20を埋設する場合、ワイヤーアンテ
ナ22A,22Bの短絡を防止するために、少なくとも
トランスポンダ20と接触する部分のキャップトレッド
14及びアンダートレッド13は非導電性でなければな
らない。
【0040】このため、第1の実施形態では、アンダー
トレッド13及びキャップトレッド14に非導電性ゴム
を用いた。
【0041】この非導電性ゴムとしては、カーボンブラ
ックを非導電性のシリカやクレー等に置換したものが好
ましく、例えば、次のような配合を例示できる。 NR(SIR−20) 70 SBR(Nippol 1502 ) 30 シリカ(日本シリカ Nipzil AG) 90phr (カーボンブラック 0) その他 オイル、シランカップリング剤、硫黄、加硫促
進剤 等を混合したもの。
【0042】一般に、ポリマーの種類や加硫剤等は導電
性に影響を及ぼさないので、それぞれのゴムの目的に応
じて設計すればよい。ここで重要な点は、導電性のカー
ボンブラックを少なくする或いは使用しない点である。
前述した配合例のように、すべてのカーボンブラックを
シリカに置換することが良いが、カーボンブラックをゴ
ム分100部に対して20部以下であれば、トランスポ
ンダ20のワイヤーアンテナ22A,22Bが短絡接地
されることなく十分に機能発揮することが実験によって
確認されている。その他、カーボンブラックを用いた場
合でも、これを大粒径化するこによって導電性を低下さ
せることができる。ここで、非導電性ゴムは、1×10
8 (Ω・m)以上の体積固有抵抗値を有するものが好ま
しい。
【0043】図3に前記非導電性ゴムに用いるコンパウ
ンド(アンダートレッドコンパウンド、キャップトレッ
ドコンパウンド)の配合例の実験結果を示す。図3にお
いて、標準例はカーボンのみの配合であり、体積固有抵
抗値が低く通電しやすい。一方、実施例1〜3は十分に
抵抗値が高いため、通電し難く所望の効果が得られた。
また、比較例1及び比較例2に示すようにカーボンの一
部をシリカに置換してもそれほど体積固有抵抗値は高く
ならなかった。
【0044】図4は、第1の実施形態におけるトランス
ポンダ20の電気系回路を示すブロック図である。図に
おいて、211は濾波器、212は整流器、213は平
滑回路、214は中央処理部、215は不揮発性の書き
換え可能なメモリ、216は応答信号発信部、217
a,217bはワイヤーアンテナを接続するための端子
である。
【0045】このトランスポンダ20は、その内部に電
源を有せず、その代わりにタイヤ外部から発生される質
問機から送られる質問信号をそのエネルギー源としてい
る。質問信号は、トランスポンダ20内の回路によって
整形(整流)された後、その整形信号をエネルギー源と
して活用してメモリ215に記憶されているタイヤを識
別すべきデジタルにコード化された電気信号をタイヤ外
部に送信するために使用される。
【0046】ここで、「質問機」とは、トランスポンダ
20にその固有のID情報を含む信号を応答するよう呼
びかけると共に、該呼びかけ信号(質問信号)のエネル
ギーを、トランスポンダ内部の電子回路の駆動電力及び
応答信号のエネルギーとしてトランスポンダに付与する
ための装置をいう。
【0047】ワイヤーアンテナ22A,22Bによって
質問機からの質問信号、例えば500KHzの電磁界信
号が受信されると、ワイヤーアンテナ22A,22Bに
流れる電流は、トランスポンダ20の濾波器211で所
定周波数(例えば1MHz)以下の周波数成分だけが通
過され、整流器212で全波整流された後、平滑回路2
13で直流化される。この直流化された信号は、中央処
理部214及びその他の電気回路の駆動用電力として使
用される。
【0048】この駆動用電力が入力されると、まず、中
央処理部214は、メモリ215に記憶されている当該
トランスポンダ固有のID情報を読み出し、このID情
報に基づいて所定周波数の搬送波を変調した後、これを
ディジタル化された応答信号として発信すべく、応答信
号発信部216に送出する。
【0049】応答信号発信部216は、このデジタル化
された応答信号を、受信機に向けて発信すべく、端子2
17a,217bが濾波器211と連絡するラインに送
出する。そしてこの応答信号は、ワイヤーアンテナ22
A,22Bを介して、電磁界信号として受信機に送出さ
れる。
【0050】ここで、「受信機」とは、トランスポンダ
20が質問機の質問信号を受信することによって応答し
た、ID情報を含む応答信号を受信するための装置をい
う。
【0051】また、質問機から発信される周波数に対
し、トランスポンダ20から発信されるIDデータを含
む応答信号の周波数(搬送波の周波数)は、前者の4倍
以上の高周波にすることが望ましい。例えば、質問機の
発信周波数を前述のように、500KHzとすれば、ト
ランスポンダの応答信号は300MHzにする。これに
より、前記濾波器211を例えば1MHz以下の周波数
成分の電流のみが通るようなものとすれば、応答信号は
濾波器211を通過することなく、有効に受信機側に送
出される。
【0052】次に、前述したトランスポンダ装着タイヤ
10の製造方法を説明する。まず、混合工程において、
天然ゴム、合成ゴム、カーボンブラック、硫黄、亜鉛華
などの原材料及び配合剤を混合して練り上げ、部材加工
工程へ送る。この混合工程において、前述したようにア
ンダートレッド13及びキャップトレッド14には非導
電性ゴムが用いられる。
【0053】部材加工工程では、タイヤの骨格となるカ
ーカス部、これを補強するベルト、タイヤとホイールの
嵌合部となるビード部、タイヤが直接地面に触れるトレ
ッド部等、これらのタイヤの各パーツを別々に加工す
る。この際、スチールや繊維といった補強材も用いる。
【0054】この後、部材加工工程においてできあがっ
た各パーツを成型工程に送り、成型機で1本のタイヤの
形に組み上げ、グリーンタイヤ(生タイヤ)となす。こ
の組上げの途中、アンダートレッド13の上にキャップ
トレッド14を貼り付ける前に、キャップトレッド14
の内面に前述のトランスポンダ20を貼り付けて固定す
る。このようにトランスポンダ20を貼り付けたキャッ
プトレッド14をアンダートレッド13に貼り付ける。
【0055】次いで、成型工程においてできあがったグ
リーンタイヤを加硫する(加硫工程)。この加硫工程で
は、グリーンタイヤを金型に入れ、この金型を加熱する
と同時に加圧装置で内側から金型に向けて高温・高圧の
蒸気で押しつける。これにより、熱と圧力によってゴム
の分子と硫黄の分子が結合し、グリーンタイヤのゴムに
弾力性と耐久性が生まれる。また、タイヤの最終的な形
状やトレッドパターンもこのとき金型によって作られ
る。これにより、タイヤが完成する。完成したタイヤ
は、検査工程を経て出荷される。
【0056】前述したように、本実施形態によれば、ト
ランスポンダ20がキャップトレッド14とアンダート
レッド13との間に接着され、タイヤ10内に埋設され
た状態で設けられるので、キャップトレッド14とアン
ダートレッド13との間にトランスポンダ20が安定し
て保持されると共に、タイヤ製造工程においてもキャッ
プトレッド14となる部品の内側にトランスポンダ20
を貼り付けることにより容易にトランスポンダ20の組
み込みを行うことができる。
【0057】また、トランスポンダ20はキャップトレ
ッド14の厚さに比べて十分に薄い筐体21aを有し、
且つ、トランスポンダ20はその筐体21aの外部にワ
イヤーアンテナ22A,22Bを備えているので、ワイ
ヤーアンテナ22A,22Bを筐体21a内にもたない
分、筐体21aの形状が小型になり、タイヤに対する異
物としての影響を低減することができる。
【0058】さらに、グリーンタイヤを生成する工程で
トランスポンダ20の組み込みを行っているので、トラ
ンスポンダ20の組み込みにより各パーツ間の結合を低
下させることが無い。
【0059】これにより、トランスポンダ20をタイヤ
10内に埋設しても異物としての影響を与えることがな
く、オートバイや乗用車等に用いる小型タイヤにおいて
もタイヤ性能の劣化を招くことがない。
【0060】さらに、ゴム引きコード層12A,12B
の外側にトランスポンダ20を配置しているので、ゴム
引きコード層12A,12Bにより電波が遮蔽されるこ
とがない。
【0061】尚、第1の実施形態では、アンダートレッ
ド13とキャップトレッド14との間にトランスポンダ
20を配置したが、アンダートレッド13とゴム引きコ
ード層12A,12Bとの間に配置しても同様の効果を
得ることができる。この場合、上層に配置されるゴム引
きコード層12A,12Bとアンダートレッド13を非
導電性ゴムにより形成し、製造時の成型工程では、アン
ダートレッド13となるパーツの内面にトランスポンダ
20を貼り付けておけばよい。
【0062】次に、本発明の第2の実施形態を説明す
る。第2の実施形態においては、トランスポンダ20を
予め非導電性コンパウンドによって被覆し、通常の導電
性を有する材料からなるタイヤパーツを用いた場合も、
タイヤゴムを介してのトランスポンダ20の接地短絡を
防止した。
【0063】即ち、図5に示すように、トランスポンダ
20の本体21と本体の外部に設けられたワイヤーアン
テナ22A,22Bは、非導電性コンパウンド31によ
って覆われている。
【0064】このように非導電性コンパウンド31によ
って覆われたトランスポンダ20が、前述した第1の実
施形態と同様にタイヤ成型工程において、アンダートレ
ッド13とキャップトレッド14との間、或いはアンダ
ートレッド13とゴム引きコード層12A,12Bとの
間に配置される。
【0065】この第2の実施形態においても前述した第
1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0066】次に、本発明の第3の実施形態を説明す
る。第3の実施形態では、前述した第1又は第2の実施
形態におけるトランスポンダにワイヤーアンテナのイン
ピーダンスを整合させるインピーダンス整合回路を備え
た。
【0067】図6は、第3の実施形態におけるトランス
ポンダ20’の電気系回路を示すブロック図である。図
において、前述した第1の実施形態におけるトランスポ
ンダ20と同一構成部分は同一符号をもって表しその説
明を省略する。
【0068】即ち、第3の実施形態におけるトランスポ
ンダ20’は、濾波器211及び応答信号発信部216
とワイヤーアンテナ接続用の端子217a,217bと
の間にインピーダンス整合回路218が介在して設けら
れている。
【0069】これにより、トランスポンダ20’を構成
する電子回路の閉ループ内のインピーダンスを調節し
(インピーダンスマッチングさせ)、端子217a,2
17bにおける受信信号の反射及び送信信号の反射をな
くして、感度を高めることができる。
【0070】尚、前述の実施形態におけるトランスポン
ダ20,20’の構成は一例であり、これに限定される
ことはない。例えば、図7に示すように、1本のワイヤ
ーアンテナ22Cを備えたトランスポンダであっても良
い。
【0071】図7は、1本のワイヤーアンテナ22Cを
電界結合型のアンテナとする場合のトランスポンダ2
0”の電気系回路を示すブロック図である。ここで、電
界結合とは、質問機から送信される信号の電界成分をピ
ックアップする方法をいう。これは通常、アースGを基
準とした絶対値で検出される。従って、ワイヤーアンテ
ナ22Cは、所定の位置を基準とした電界信号をピック
アップするだけのものでよいから、トランスポンダ2
0”に設けるワイヤーアンテナは1本でよい。
【0072】ここで、ワイヤーアンテナ22Cで質問機
の質問信号、例えば500KHzの電界信号が受信され
ると、アース(G)に接続されたコンデンサ(C)の他
の一方の電極でこの電界信号が受け取られ、抵抗(R)
を介して電流に変換される。そしてこの電流は、トラン
スポンダ20”の濾波器211’で所定周波数以下の周
波数成分だけが通過され、整流器212で全波整流され
た後、平滑回路213で直流電流とされる。
【0073】この直流電流は、中央処理部214及びそ
の他の回路の駆動用の電力として使用される。この駆動
電力が入力されると、前述した実施形態の場合と同様、
まず、中央処理部214は、メモリ215に記憶されて
いる当該トランスポンダ固有のID情報を読み出し、こ
のID情報に基づいて所定周波数の搬送波を変調した
後、これを応答信号として発信すべく応答信号発信部2
16に送出する。
【0074】応答信号発信部216は、このID情報を
含む応答信号を、受信機に発信すべく、端子217cが
コンデンサ(C)と連絡するラインに送出する。
【0075】これにより、この応答信号は、ワイヤーア
ンテナ22Cからなる送受信用アンテナを介して、電界
信号として、受信機に送出される。
【0076】この場合も、質問機から発信される周波数
に対し、トランスポンダ20”から発信されるID情報
を含む応答信号の周波数(搬送波)は、前者の4倍以上
の高周波にすることが望ましい。これは、第1の実施形
態の場合と同じ理由である。例えば、質問機の発信周波
数を前述のように、500KHzとすれば、トランスポ
ンダの応答信号は300MHzにする。そうすると、濾
波器211’を、例えば1MHz以下の周波数成分(電
流)のみが通るようなものとすれば、応答信号は濾波器
211’を通過することなく、有効に送信機側に送出さ
れる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載のトランスポンダ装着タイヤによれば、トランスポン
ダは、キャップトレッドとゴム引きコード層との間の所
定層に接着され、タイヤ内に埋設された状態で設けられ
るため、タイヤ内においてトランスポンダは安定して保
持されると共に、タイヤ製造工程において容易にトラン
スポンダの組み込みを行うことができる。さらに、前記
トランスポンダはキャップトレッドの厚さに比べて十分
に薄い本体を有し、且つ、前記トランスポンダはその本
体外部にワイヤーアンテナを備えているので、ワイヤー
アンテナを本体内にもたない分、本体の形状は小型にな
りタイヤ内に埋設されても異物としての影響を与えるこ
とがなく、オートバイや乗用車等に用いる小型タイヤに
おいてもタイヤ性能の劣化を招くことがない。
【0078】また、請求項2記載のトランスポンダ装着
タイヤによれば、上記の効果に加えて、前記トランスポ
ンダは、前記キャップトレッドとアンダートレッドとの
間に接着され、タイヤ内に埋設された状態で設けられる
ので、キャップトレッドとアンダートレッドとの間にト
ランスポンダは安定して保持されると共に、タイヤ製造
工程において前記キャップトレッドとなる部品の内側に
トランスポンダを貼り付けることにより容易にトランス
ポンダの組み込みを行うことができる。
【0079】また、請求項3記載のトランスポンダ装着
タイヤによれば、上記の効果に加えて、前記トランスポ
ンダは、前記アンダートレッドとゴム引きコード層との
間に接着され、タイヤ内に埋設された状態で設けられて
いる。これにより、アンダートレッドとゴム引きコード
層との間にトランスポンダは安定して保持されると共
に、タイヤ製造工程において前記アンダートレッドとな
る部品の内側にトランスポンダを貼り付けることにより
容易にトランスポンダの組み込みを行うことができる。
【0080】また、請求項4記載のトランスポンダ装着
タイヤによれば、上記の効果に加えて、前記トランスポ
ンダのワイヤーアンテナがタイヤの周方向に延ばして配
置されているので、該ワイヤーアンテナを一箇所にまと
めて配置するよりも、該ワイヤーアンテナを挟む上下層
間の密着性が向上してタイヤ性能の劣化が防止される。
さらに、ワイヤーアンテナの長さを十分にとった場合に
は、タイヤの回転によるトランスポンダへのアクセス不
良を低減することができる。
【0081】また、請求項5記載のトランスポンダ装着
タイヤによれば、上記の効果に加えて、インピーダンス
整合回路によってワイヤーアンテナのインピーダンスが
整合されるので、効率の良い電磁波の受信及び輻射を行
うことができると共に、電力の使用効率を高めることが
できる。
【0082】また、請求項6記載のトランスポンダ装着
タイヤによれば、上記の効果に加えて、前記ワイヤーア
ンテナが延性を有する金属から構成されるため、タイヤ
にある程度の変形が生じてもこれに対応してワイヤーア
ンテナが延び縮みするので、タイヤ製造時及び使用時に
おけるタイヤ変形によるワイヤーアンテナの切断を防止
できる。さらに、ワイヤーアンテナの金属にはブラスメ
ッキが施されているため、コートコンパウンドとの接着
性を増すことができる。
【0083】また、請求項7記載のトランスポンダ装着
タイヤによれば、上記の効果に加えて、前記トランスポ
ンダの本体及びワイヤーアンテナは非導電性部材によっ
て包まれるので、これら同士の短絡及びこれらのタイヤ
ゴムを介しての接地短絡を防止でき、アンテナを有効に
作用させることができる。
【0084】また、請求項8記載のトランスポンダ装着
タイヤの製造方法によれば、タイヤ成型工程においてパ
ーツの1つであるキャップトレッドの内面にトランスポ
ンダが貼り付けられた後に組み上げが行われてグリーン
タイヤが生成されるので、従来のタイヤ製造工程に対し
て多大な変更を加えることなくタイヤ内にトランスポン
ダを組み込むことができる。さらに、グリーンタイヤを
生成する工程でトランスポンダの組み込みを行っている
ので、トランスポンダの組み込みにより前記パーツ間の
結合を低下させることが無く、タイヤ性能を劣化させる
ことがない。
【0085】また、請求項9記載のトランスポンダ装着
タイヤの製造方法によれば、タイヤ成型工程においてパ
ーツの1つであるアンダートレッドの内面に前記トラン
スポンダが貼り付けられた後に組み上げが行われてグリ
ーンタイヤが生成されるので、従来のタイヤ製造工程に
対して多大な変更を加えることなくタイヤ内にトランス
ポンダを組み込むことができる。さらに、グリーンタイ
ヤを生成する工程でトランスポンダの組み込みを行って
いるので、トランスポンダの組み込みにより前記パーツ
間の結合を低下させることが無く、タイヤ性能を劣化さ
せることがない。
【0086】また、請求項10記載のトランスポンダ装
着タイヤの製造方法によれば、上記の効果に加えて、ト
ランスポンダは非導電性コンパウンドによって包まれる
ため、前記トランスポンダのタイヤゴムが導電性を有す
るときでも該タイヤゴムを介しての接地短絡を防止でき
る。
【0087】また、請求項11記載のトランスポンダ装
着タイヤの製造方法によれば、上記の効果に加えて、ト
ランスポンダが接触するタイヤパーツが非導電性ゴムに
よって形成されるため、前記トランスポンダのタイヤゴ
ムを介しての接地短絡を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるトランスポン
ダ装着タイヤを示す要部破断斜視図
【図2】本発明の第1の実施形態におけるトランスポン
ダを示す構成図
【図3】本発明の第1の実施形態における非導電性ゴム
に用いるコンパウンドの配合例の実験結果を示す図
【図4】本発明の第1の実施形態におけるトランスポン
ダの電気系回路を示すブロック図
【図5】本発明の第2の実施形態におけるトランスポン
ダへの非導電性コンパウンドの被覆状態を説明する図
【図6】本発明の第3の実施形態におけるトランスポン
ダの電気系回路を示すブロック図
【図7】本発明における他のトランスポンダの電気系回
路を示すブロック図
【符号の説明】
10…トランスポンダ装着タイヤ、11…カーカス、1
2A,12B…ベルト(ゴム引きコード層)、13…ア
ンダートレッド、14…キャップトレッド、20、2
0’,20”…トランスポンダ、21,21’,21”
…本体、21a…筐体、211,211’…濾波器、2
12…整流器、213…平滑回路、214…中央処理
部、215…メモリ、216…応答信号発信部、217
a,217b,217c…端子、218,218’…イ
ンピーダンス整合回路、22A,22B,22C…ワイ
ヤーアンテナ、31…非導電性コンパウンド。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記憶手段を有し、所定の電磁波信号
    によって前記情報記憶手段内の情報アクセスを行うトラ
    ンスポンダを備え、キャップトレッドよりも下層にゴム
    引きコード層を有するトランスポンダ装着タイヤにおい
    て、 前記トランスポンダは、前記キャップトレッドよりも十
    分に厚さが薄い本体と、該本体の外部に接続されたワイ
    ヤーアンテナとを有すると共に、 前記トランスポンダは、前記キャップトレッドとゴム引
    きコード層との間の所定層に接着されていることを特徴
    とするトランスポンダ装着タイヤ。
  2. 【請求項2】 前記キャップトレッドとゴム引きコード
    層との間に、前記キャップトレッドに密着したアンダー
    トレッドを有し、前記トランスポンダは前記キャップト
    レッドとアンダートレッドとの間に配置されていること
    を特徴とする請求項1記載のトランスポンダ装着タイ
    ヤ。
  3. 【請求項3】 前記キャップトレッドとゴム引きコード
    層との間に、前記ゴム引きコード層に密着したアンダー
    トレッドを有し、前記トランスポンダは前記アンダート
    レッドとゴム引きコード層との間に配置されていること
    を特徴とする請求項1記載のトランスポンダ装着タイ
    ヤ。
  4. 【請求項4】 前記トランスポンダのワイヤーアンテナ
    はタイヤの周方向に延ばして配置されていることを特徴
    とする請求項1乃至3の何れかに記載のトランスポンダ
    装着タイヤ。
  5. 【請求項5】 前記トランスポンダは、前記ワイヤーア
    ンテナのインピーダンスを整合させるインピーダンス整
    合回路を備えていることを特徴とする請求項1乃至4の
    何れかに記載のトランスポンダ装着タイヤ。
  6. 【請求項6】 前記ワイヤーアンテナは延性を有する所
    定の金属線からなり、該金属線にはブラスメッキが施さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記
    載のトランスポンダ装着タイヤ。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記トランスポンダの本体及
    びワイヤーアンテナと接触する部分は、非導電性を有す
    る部材からなることを特徴とする請求項1乃至6の何れ
    かに記載のトランスポンダ装着タイヤ。
  8. 【請求項8】 情報記憶手段を有し、所定の電磁波信号
    によって前記情報記憶手段内の情報アクセスを行うトラ
    ンスポンダを備えたトランスポンダ装着タイヤの製造方
    法において、 部材加工工程でできあがった各パーツを1本のタイヤの
    形に組み上げる成型工程では、前記パーツの1つである
    キャップトレッドの内面に前記トランスポンダを貼り付
    けた後に組み上げを行ってグリーンタイヤを生成するこ
    とを特徴とするトランスポンダ装着タイヤの製造方法。
  9. 【請求項9】 情報記憶手段を有し、所定の電磁波信号
    によって前記情報記憶手段内の情報アクセスを行うトラ
    ンスポンダを備えたトランスポンダ装着タイヤの製造方
    法において、 部材加工工程でできあがった各パーツを1本のタイヤの
    形に組み上げる成型工程では、前記パーツの1つである
    アンダートレッドの内面に前記トランスポンダを貼り付
    けた後に組み上げを行ってグリーンタイヤを生成するこ
    とを特徴とするトランスポンダ装着タイヤの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記トランスポンダを前記パーツに貼
    り付ける前に非導電性コンパウンドによって被覆するこ
    とを特徴とする請求項8又は9記載のトランスポンダ装
    着タイヤの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記トランスポンダが接触するタイヤ
    パーツを非導電性ゴムによって形成することを特徴とす
    る請求項8又は9記載のトランスポンダ装着タイヤの製
    造方法。
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