JP2600143Y2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2600143Y2
JP2600143Y2 JP4930493U JP4930493U JP2600143Y2 JP 2600143 Y2 JP2600143 Y2 JP 2600143Y2 JP 4930493 U JP4930493 U JP 4930493U JP 4930493 U JP4930493 U JP 4930493U JP 2600143 Y2 JP2600143 Y2 JP 2600143Y2
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JP
Japan
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tire
transponder
pocket
present
raised portion
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JPH0713505U (ja
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尚隆 富田
立夫 杉本
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タイヤについての種々
の情報を発信するトランスポンダを収納するためのポケ
ットを備えたタイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】タイヤに関して識別、内圧、温度、およ
び回転数等を得ようとする場合、特定のタイヤから離れ
た位置より電気的発振エネルギ−を受けて、そのタイヤ
に埋設したトランスポンダ(transponder)
から信号を送るタイプの技術が、実開平2−12340
4号公報に開示されている。トランスポンダは集積回路
と、これを保護する外殻から成り、その形状は小さなコ
イン状、または、円柱状等様々である。そして、このト
ランスポンダのタイヤにおける埋設は、カ−カスプライ
巻上げ部先端レベルの中央部、またはバットレス部(サ
イドウォ−ルの径方向外端部)のカ−カスプライ外面上
であることが、上記公報に示されている。
【0003】しかしながら、トランスポンダは上に述べ
たような小さな物体とは云え、タイヤにとっては異物で
あるため、タイヤ実質中に埋設すると、タイヤを製造す
るとき加硫工程で、トランスポンダが受ける高圧と高
温、およびタイヤの負荷転動時にトランスポンダが受け
る外力と、タイヤが発する熱等によって、トランスポン
ダ自体の故障、またはトランスポンダ埋設位置における
タイヤの剥離故障の発生が懸念される。上に述べたタイ
ヤに関する情報は、タイヤを管理する上で便利この上な
いが、しかし、タイヤにとっては飽くまで従的性格のも
のであり、それを得るためタイヤ自身が早期に故障して
しまえば問題は大きく、到底実用に供することはできな
い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような従来技術が
かかえる問題に鑑み、本考案はトランスポンダ、および
タイヤが、共に故障の心配のない、タイヤにおけるトラ
ンスポンダ収納の改良を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案はトロイド状タイ
ヤのビ−ド部内周面に隆起部を備え、該隆起部にトラン
スポンダ収納用ポケットを有することを特徴とする空気
入りタイヤである。
【0006】
【作用】トランスポンダ収納用ポケットを有する隆起部
を、タイヤを構成する部分から外れた、タイヤ内周面に
おける走行時に動きの少ないビ−ド部に設けるため、タ
イヤに与える悪影響がなく、またポッケットに対するト
ランスポンダの入出が自在にできるため、収納したトラ
ンスポンダの点検、または必要な場合の取り替えが自由
にできる。
【0007】
【実施例】以下図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。図1(a)は本考案の第1実施例を示すタイヤの1
部断面図、そして図1(b)は同じく側面図である。図
1(a)において、タイヤ1 は常法により、トロイド状
に延びるカ−カス3を備え、そのプライ端部は、ビ−ド
コアの回りにタイヤの軸方向内側から外側に向かって巻
き上げられ、カ−カスプライ巻上部5 をなしている。カ
−カス3 の内周面は、全体に亙って、ライナ−ゴム6 の
層を備える。
【0008】本考案において、ビ−ド部2 の内周面、即
ち、ライナ−ゴムの表面輪郭の延長線8 の内側表面上に
隆起部101 を備え、この隆起部101 にポケット111 を有
する。隆起部101 は、タイヤ1 をリムRに組んだとき、
ビ−ド部2 のリムフランジRf との離隔点Pを通るカ−
カスの法線j-j'から、つま先9 に至る間の、いわゆるビ
−ドの固定部内に設けることが望ましい。
【0009】隆起部101 の形状は、トランスポンダの形
状にもよるが、図4に示すような円筒状で、これをタイ
ヤの周方向に固定するときは、図1(b)に示すよう
な、横長の楕円形のマウンド状隆起が考えられる。
【0010】図4に1例として示すトランスポンダ13
は、集積回路を内蔵するパッケ−ジ14とアンテナ15から
なり、両者をガラス又は合成樹脂製のチュ−ブ、または
外殻16内に保護されており、チュ−ブ 16 の直径と長さ
は夫々約4mmおよび25mmである。そのため、ポケ
ット111 (図1)の寸法、つまり内径と長さは、上記ト
ランスポンダの寸法と同等、乃至は若干大きめに定める
必要がある。なお符号121 はポケット111 のほぼ中心に
その全体の長さに亙り、僅かな隙間をもって延びる入出
口である。入出口121 の幅が広過ぎると、タイヤが走行
中に収納したトランスポンダが脱落する可能性があり、
好ましくない。
【0011】図2に本考案における第2の実施例を示
す。この実施例の特徴は、ポケット112 とその入出口12
2 を、タイヤの径方向に沿って設けた点にあり、そのた
め隆起部102 は、タイヤに対し縦長の楕円形状に形成さ
れている。
【0012】図3は、本考案における第3の実施例であ
る。この実施例の特徴はポケット113 がコイン形のトラ
ンスポンダを収納のためのもので、よって形状は円形を
呈し、その入出口123 はポケットの上部(タイヤの径方
向外側)にポケットの外周に沿って、180 より多少
大きめに設けられている。また隆起部103 はマウンド状
に突出している。
【0013】本考案のタイヤを製造する場合、タイヤ製
造時タイヤ成形工程において、グリ−ンタイヤのビ−ド
部の内周面の所位置に、ポケットと入出口の形をもつ金
属製の雄型を、離型剤を塗布して隆起部用のゴム中に埋
め込んで張り付け、しかる後に常法により、モ−ルド内
で加硫成型する。加硫に当たっては、加硫機のブラダ−
につき、隆起部が接する部分を隆起部の形状に合わせて
窪ませたものを使用することが望ましい。
【0014】
【効果】このようにして成る本考案のタイヤは、トラン
スポンダ収納用ポケットを、タイヤを構成する部分から
外れた、タイヤ内周面における走行時に動きの少ないビ
−ド部に設けた隆起部内に備えているため、前に述べた
実開平2−123404号公報に示されるタイヤの場合
のように、トランスポンダをタイヤに埋設することによ
る、タイヤへの悪影響はなく、またタイヤ製造時に考え
られる、トランスポンダに与える悪影響もない。それば
かりでなく、本考案の場合、ポケット内におけるトラン
スポンダの保護が確実であることの他、トランスポンダ
の入出が自在であるため、一旦収納したトランスポンダ
の点検、また取り替えも自由にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す図である。
【図2】本考案の第2実施例を示す図である。
【図3】本考案の第3実施例を示す図である。
【図4】トランスポンダの破断斜視図である。
【符号の説明】
1 タイヤ 2 ビ−ド部 7 内表面輪郭 10 隆起部 11 ポケット 12 入出口 13 トランスポンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60C 15/00 B60C 19/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トロイド状タイヤのビ−ド部内周面に隆
    起部を備え、該隆起部にトランスポンダ収納用ポケット
    を有する空気入りタイヤ。
JP4930493U 1993-08-18 1993-08-18 空気入りタイヤ Expired - Lifetime JP2600143Y2 (ja)

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JP4930493U JP2600143Y2 (ja) 1993-08-18 1993-08-18 空気入りタイヤ
EP94306077A EP0639472B1 (en) 1993-08-18 1994-08-17 Pneumatic tire having a transponder therein, and a method of and a device for reading and writing of a transponder
DE69406224T DE69406224T2 (de) 1993-08-18 1994-08-17 Luftreifen mit einem Transponder, Einrichtung und Verfahren zum Aufnehmen und Ablesen von einem Transponder
US08/571,702 US6257289B1 (en) 1993-08-18 1995-12-13 Pneumatic tire having a transponder therein, and a method of and a device for reading and writing of a transponder

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JPH0713505U JPH0713505U (ja) 1995-03-07
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