JP2001132002A - 蓋体へのidタグ取り付け方法 - Google Patents

蓋体へのidタグ取り付け方法

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JP2001132002A
JP2001132002A JP31756799A JP31756799A JP2001132002A JP 2001132002 A JP2001132002 A JP 2001132002A JP 31756799 A JP31756799 A JP 31756799A JP 31756799 A JP31756799 A JP 31756799A JP 2001132002 A JP2001132002 A JP 2001132002A
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JP31756799A
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Yoshiki Sakurai
祥己 桜井
Kunikazu Takeuchi
邦和 竹内
Shinsuke Kishida
晋輔 岸田
Mitsuo Hayashi
光夫 林
Akira Yamashita
彰 山下
Akira Saito
明 斎藤
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セキュリティーコードの異なるIDタグを既
設のマンホールなどの蓋体に容易に取り付ける事を課題
とする。 【解決手段】金属製蓋体1の表面に陥凹部2を形成し、
該陥凹部2内に接着剤5を充填後チップ状のIDタグ3
を配置し、さらに該IDタグ3表面から前記金属製蓋体
1表面にかけて硬化性充填材6を塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マンホール蓋、
消火栓蓋、空気弁蓋、仕切弁筐蓋、止水栓蓋などの既設
の蓋体にIDタグを取り付ける方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マンホール、消火栓、空気弁、仕切弁、
止水栓などに管系情報や管理者等の情報、弁の場合は開
度などの情報を入力したIDタグを上記の蓋体に取り付
けることによって、RF−ID(Radio-Freqency-IDent
ification)技術を応用した管路や弁の各種情報管理シ
ステムが実現されつつある。
【0003】ところで、上記システムを完全化するため
には既設のマンホール等にも上記IDタグを付設する必
要がある。この場合、蓋体の表面にIDタグを接着剤等
で貼り付けるのは、外界の影響により剥落するおそれが
あり、また蓋体内面に貼り付けるのは、外界の影響から
保護されるものの、タグの機能が金属性の蓋体によって
阻害される恐れがある。
【0004】また、設備の種類によっては開蓋が面倒な
場合がありIDタグ貼り付けの作業性が悪い場合がある
といった問題があった。さらに、上記IDタグの情報は
セキュリティ上、地方自治体などの管理者毎に管理され
る必要があり、そのためにマンホール蓋などに取り付け
られるIDタグには個別のセキュリティーコードが用い
られている。従って、このような蓋体を提供する場合、
前記管理者毎にIDタグのセキュリティー設定や管理を
事前に行なうのは困難かあるいは不可能な場合が多く、
予め工場生産的にIDタグを取り付けることができない
場合が多い。
【0005】一方、マンホール蓋などの蓋体を購入後、
各管理者毎で独自にIDタグを取り付けるのは、マンホ
ール蓋など金属製蓋体を加工しなければならないため、
手間がかかる欠点があった。この発明は上記問題点を解
消しセキュリティーコードの異なるIDタグを容易に取
り付ける事のできる蓋体のIDタグ取り付け構造を提供
するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題を
解消し、既設のマンホール等の蓋体に容易かつ確実にI
Dタグの取り付けができ、また、取付後は剥落などの恐
れもない蓋体へのIDタグ取り付け方法を得るととも
に、新設のマンホールであっても、各管理者毎のIDタ
グを容易に取り付けることのできる蓋体へのIDタグ取
り付け方法を得ることを課題としてなされたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の蓋体へのID
タグ取り付け方法は、金属製蓋体の表面に陥凹部を形成
し、該陥凹部内に接着剤を充填後チップ状のIDタグを
配置し、さらに該IDタグ表面から前記金属製蓋体表面
にかけて硬化性充填材を塗布するものである。従ってこ
の方法によれば、既設のマンホール等の蓋体であっても
蓋閉した状態で表面からマグネットドリルなどの工具で
陥凹部を穿設し、その中にIDタグをいれて接着固定す
れば良いだけであるので、作業が非常に簡単に済み、か
つ取付後は容易に剥落することがない。
【0008】請求項2の蓋体へのIDタグ取り付け方法
は、IDタグと同大の表面陥凹部が形成され、該陥凹部
内に穴埋めキャップが取り付けられてなる金属製蓋体か
ら、前記穴埋めキャップを取外し、開放された陥凹部内
に接着剤を充填後、チップ状のIDタグを配置し、さら
に該IDタグ表面から前記金属製蓋体表面にかけて硬化
性充填材を塗布するものである。
【0009】従ってこの方法によれば、穴埋めキャップ
を取り外す工具が無ければIDタグが取り付けられない
ので、IDタグの誤着が防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、この発明の蓋体へのIDタ
グ取り付け方法の実施の形態について説明する。図1以
下は、この発明の蓋体へのIDタグ取り付け方法の実施
工程を示す要部平面図、図2は図1のX−X線矢視要部
断面図、図3〜図5は蓋体へのIDタグ取り付け方法の
実施工程を示す要部断面図である。
【0011】図1において、1は蓋体を示し、マンホー
ル蓋、消火栓蓋、空気弁蓋、仕切弁筐蓋、止水栓蓋など
の一部を示す。この蓋体1は表面に滑り止めや装飾用の
リブ1aが形成されているが、必ずしも必須のものでは
ない。この蓋体1にまず工具(図示せず)により図2に
示すような陥凹部2を形成する。なお、陥凹部2を形成
する工具としてはマグネットドリルなどの穿孔工具など
が使用される。また、上記陥凹部2は、IDタグ3が完
全に収納される径と深さにされる。
【0012】次いで、図3に示すように陥凹部2の底面
にバックアップテープ4を貼り付けて接着剤5を充填
し、その上からIDタグ3を設置する。上記の接着剤5
としては、エポキシ樹脂系の二液混合接着剤や同材質の
パテ、フェノール樹脂、フェノリックエポキシ、ポリビ
ニルホルマールフェノリック、ネオプレンフェノリッ
ク、ニトリルフェノリック、ニトリルエポキシ、ナイロ
ンエポキシなどの接着剤が使用される。
【0013】そして、陥凹部2内にIDタグ3を完全に
収納する。そして最終的に図4に示すようにIDタグ3
の表面から金属製蓋体1表面にかけて硬化性充填材6を
塗布する。上記硬化性充填材6としては、上記各種接着
剤の他、塩化ビニル、ポリエチレンなどの熱可塑性合成
樹脂、セメントなどの無機充填材なども使用可能であ
る。
【0014】また、硬化性充填材6を塗布するにあた
り、図5に示すように表面に保護板7を当接してもよ
く、さらに図6に示すようにIDタグ3の保護キャップ
8を別に用意し、これを被せて接着しても良い。この場
合保護キャップ8の表面に文字、図形、紋章などを付
し、例えば管路を管理する水道事業体などが外部から観
察判別出来るようにすることもできる。
【0015】上記実施の形態として、既設の蓋体1に陥
凹部を形成後にIDタグ3を直ちに取り付ける場合を示
したが、陥凹部2を形成後、IDタグ3を直ちに取り付
けない場合、例えば蓋体1を新しく製造後設置までしば
らく保管しておく場合や、マンホールなどを新設後、蓋
体1にしばらくはIDタグ3を取付けないような場合
は、新設の蓋体1に図7に示すように貫通小孔2bを中
心とした大径の陥凹部2を穿設し、目的のIDタグ3の
取り付けまで図8に示すように上記小孔2bを利用し
て、穴埋めキャップ9を締結具10で仮固定しておく。
【0016】この場合、IDタグ3を取付けるために穴
埋めキャップ9を取り外す時には、工具が無ければ、取
り外すことができないので、蓋体とIDタグとの対応関
係を誤って取り付けるのが防止できる。なお、この場
合、締結具として皿ドリルネジなどの特種頭部形状の締
結具10としておけば、専用工具を使用しない限り取り
外すことができないので、蓋体とIDタグとの対応関係
を誤って取り付けるのがさらに確実に防止できる。
【0017】なお、この中心の小孔2bが設けられた陥
凹部2の場合は、接着剤充填には図3で示したようなバ
ックアップテープ4は必要なく、陥凹部2の底面に塗布
した接着剤によりIDタグ3は接着される。なお、この
接着以後の硬化性充填材6などの塗布工程は図4〜図6
に示したものと同様であるので詳細な説明は省略する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の蓋体へ
のIDタグ取り付け方法は、セキュリティーコードの異
なるIDタグをマンホール蓋、消火栓蓋、空気弁蓋、仕
切弁筐蓋、止水栓蓋などの既設の蓋体に取り付ける場
合、前記蓋体表面からドリルなどの穿孔工具で穿孔する
だけで良く作業が容易であり、また、ドリルなどの穿孔
工具が持ち込める空間さえあれば実施が可能なので狭隘
な場所でも容易に作業ができる効果を有する。
【0019】また、陥凹部を形成した後は接着剤や、硬
化性充填材を塗布ないしは流し込み作業でIDタグを固
定するので固定作業も容易に行なえる。また、IDタグ
は硬化性充填材で表面が覆われてしまうので剥落や脱落
事故が防止でき、また、表面に凹凸ができないので引っ
掛かりや陥没部も出来ず歩行者に対しても安全となる。
【0020】さらに、陥凹部を形成後IDタグを取り付
けるまでの間、陥凹部に穴埋めキャップを締結具で取り
付けておけば工具を用いなければ外せないので、各管理
者によってセキュリティーコードの異なるIDタグの誤
着を防止することができる。この場合特種頭部形状の締
結具を使用すれば、専用工具を使用しない限り穴埋めキ
ャップを外せないので、IDタグの誤着をさらに確実に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法の実施の形態の要部断面図であ
る。
【図2】図1のX−X線矢視要部断面図である。
【図3】この発明の方法の工程を示す説明断面図であ
る。
【図4】この発明の方法の工程を示す説明断面図であ
る。
【図5】他の方法の実施の形態の要部断面図である。
【図6】他の方法の実施の形態の要部断面図である。
【図7】他の方法の実施の形態の要部断面図である。
【図8】他の方法の実施の形態の要部断面図である。
【符号の説明】
1 蓋体 2 陥凹部 3 IDタグ 4 バックアップテープ 5 接着剤 6 硬化性充填材 9 穴埋めキャップ 10 特種頭部形状の締結具
フロントページの続き (72)発明者 岸田 晋輔 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 林 光夫 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 山下 彰 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 斎藤 明 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 Fターム(参考) 2D047 BB00 2D063 DA01 DA11 EA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製蓋体の表面に陥凹部を形成し、該陥
    凹部内に接着剤を充填後チップ状のIDタグを配置し、
    さらに該IDタグ表面から前記金属製蓋体表面にかけて
    硬化性充填材を塗布する蓋体へのIDタグ取り付け方
    法。
  2. 【請求項2】IDタグと同大の表面陥凹部が形成され、
    該陥凹部内に穴埋めキャップが取り付けられてなる金属
    製蓋体から、前記穴埋めキャップを取外し、開放された
    陥凹部内に接着剤を充填後、チップ状のIDタグを配置
    し、さらに該IDタグ表面から前記金属製蓋体表面にか
    けて硬化性充填材を塗布する蓋体へのIDタグ取り付け
    方法。
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