JPH11280741A - ボルト抜取防止方法及びボルト抜取防止具 - Google Patents
ボルト抜取防止方法及びボルト抜取防止具Info
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- JPH11280741A JPH11280741A JP8442498A JP8442498A JPH11280741A JP H11280741 A JPH11280741 A JP H11280741A JP 8442498 A JP8442498 A JP 8442498A JP 8442498 A JP8442498 A JP 8442498A JP H11280741 A JPH11280741 A JP H11280741A
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Abstract
れたボルト抜取防止方法及びボルト抜取防止具を提供す
る。 【解決手段】ボルト30の雄ねじ部31に抜取防止具本
体11を螺着し該本体11の止めねじ孔13に止めねじ
20を螺入したのち、止めねじ20の後端部分23を抜
取防止具本体11の外周面に沿って切除する。止めねじ
20の先端とボルト30の雄ねじ部31表面との間の摩
擦力を超えるトルクが抜取防止具本体11に加わると、
止めねじ20の先端でボルト30の雄ねじ部31のメッ
キ層又は該メッキ層とボルト素面とが削られ、これによ
り発生する該メッキ層又は該メッキ層とボルトの削り屑
がボルト30の雄ねじ部31と抜取防止具本体11の雌
ねじ12との間に圧入されることによって抜取防止具本
体11の回転がロックされ、以てナット40,50又は
ボルト30の回転を阻止する。
Description
しているボルトが故意に又は誤って抜き取られるのを防
止するためのボルト抜取方法及びボルト抜取防止具に関
する。
用鉄塔の脚部を基礎に固定しているボルトが何者かによ
って抜き取られたために鉄塔が倒壊し、広範囲にわたり
送電がストップして甚大な被害が生じた事件が発生し、
このような事態を受けて電力業界等の関係諸機関ではそ
の対策が急務とされている。日本国内の鉄塔の数は20
万基以上にのぼることから、対策としては、作業性及び
経済性のいずれにおいても優れ、且つ信頼性の高いもの
が強く求められている。
止めに関しては様々な技術が提案され、各分野で実施さ
れている。例えば、部材の締結に専ら寄与する締結用ナ
ット(本ナット)に、ロック用ナットを重ねるようにし
てボルトに螺着したり、あるいは逆ねじをきったナット
を装着するなどして本ナットが不測に弛むのを防止して
いる。また、本ナットをボルトに螺着したのち、ボルト
の先端部に貫通した通孔に止めピンや割りピンを挿入す
るなど、ナット以外の部材をボルトに装着することでボ
ルト・ナットの軸方向の相対的な動きを防止している。
上記以外にも様々な方法や部品が知られている。
ボルト・ナットを、手間はかかるものの取り外せる余地
を残している。すなわち、高トルクでロック用ナットが
ボルトに螺着されていても、またボルトに止めピンや割
りピン等が取り付けてあっても、それぞれ適合する工具
を用いれば、簡単にボルト・ナットを回して取り外すこ
とができる。すなわち、上記した技術は、振動や温度変
化等の環境の影響を受けてボルト・ナットが弛んで外れ
るのを防止しようとするものであり、メンテナンスを行
うときにはボルト・ナットが外せるようにそのための何
らかの手段が付与されている。したがって、特に悪意を
もってボルト・ナットを外そうとする者がいた場合、そ
の者が相応の知識を有し、工具を所持しておれば、簡単
にボルト・ナットが外されてしまう、といった問題があ
る。
施設や原子力発電施設等の、いわゆる重要施設では、特
に過激派などによるテロ行為に対処するため、ボルト・
ナットによる締結部分を全体にわたってコンクリートで
完全に覆ってしまうか、あるいはボルト・ナットを締結
後に溶接してしまうといったことが行われている。
で締結部分を被覆し、ボルト・ナットが外部に曝されな
いようにしたり、ボルト・ナットを溶接したりすれば、
所期の目的は達成できる。しかしながら、送電線用鉄塔
に関して強く要望されている前記の対策としては相応し
くない。すなわち、送電線用鉄塔は、その多くが足場の
悪い山間部にあるため、そのような所にコンクリート充
填機材や溶接機材を運んで作業することは極めて困難で
あり、仮に行えたとしてもその手間はたいへんでありし
かもコストが嵩み過ぎる。また、作業期間が長期にわた
るため、いずれの鉄塔群に対して対策を施しているのか
が第三者に知られてしまい易く、却って悪意の第三者の
感心を惹起してしまうおそれがある。
電線用鉄塔にあっては、山間部とは異なり、足場はよい
が、やはり作業期間が長期になってしまい、問題は山間
部の場合とそれほど変わらない。さらに、コンクリート
充填や溶接のいずれを行うにしても、騒音の発生は避け
られず、近隣の住民に多大な迷惑をかけてしまう。しか
も、山間部の場合と同様、悪意の第三者の感心を惹起し
てしまうおそれがあることには変わらない。
法に代えて、ナットから突出しているボルトの先端部に
おける雄ねじ部を、ナットが回らないよう傷つけるか又
は潰してしまうことも考えられる。この方法によれば、
コンクリート充填や溶接等による方法に比べて簡便であ
り、コストも低く抑えられる。しかしながら、ボルトの
雄ねじ部を傷つけたり潰したりすると、今度はボルトの
強度不足の問題が新たに発生してしまう。また、鉄塔1
基あたり、対策が必要とされるボルトの本数は何十本と
いうかなりの数にのぼるため、ボルトの雄ねじ部の傷又
は潰れが本当にナット回転阻止機能を発揮しているか否
かを確かめることなど到底できない。さらに、そのよう
な作業は、多分に作業者の熟練度に大きく左右されるた
め、すべての鉄塔について対策が均質に施されているの
か否かが不明となりかねない。加えて、ボルトの雄ねじ
部を傷つけたり潰したりする作業には、極めて大きな騒
音が伴うため、特に住宅地においては到底採用できな
い。
部分だけを適当なカバーで覆うといった方法も考えられ
る。すなわち、送電線用鉄塔の脚部を基礎に固定してい
るボルトは、抜けが目視ですぐに分かるよう、部材の下
側から上方に向けて挿通されていることから、ナットが
一番に目につき易く、これを外そうとするものはナット
を回そうとする。したがって、ナットを回すことができ
ないように覆うことも一見効果的なように思えるが、ボ
ルトの方はロックされていないため、易々とボルトの方
を回されて抜かれてしまう。
を解決するものであり、その目的は、作業性、経済性、
信頼性のいずれにおいても優れたボルト抜取防止方法及
びボルト抜取防止具を提供することにある。
されている2つの部品のねじ山間に異物が詰まると、こ
れら2つの部品の回転が阻止されるという知見を得て創
案したもので、特に送電線用鉄塔に用いられているボル
トが溶融亜鉛メッキされていることに着目し、主にメッ
キ層の削り屑を上記異物として利用することを特徴とす
るものである。
も雄ねじ部にメッキ処理を施したボルトと、このボルト
と螺合するナットとによって、相互に締結された部材の
ボルト挿通孔から、前記ボルトが故意に又は誤って抜き
取られるのを防止する方法であって、内周面に前記ボル
トの雄ねじ部と螺合する雌ねじが設けられるとともに該
内周面から外周面に貫通する止めねじ孔が1箇所又は複
数箇所にわたって形成された抜取防止具本体を、前記ナ
ットから突出している前記ボルトの雄ねじ部に、前記ナ
ットと当接又は圧接するよう螺着する工程と、該工程に
よりボルトの雄ねじ部に螺着された抜取防止具本体の前
記止めねじ孔に、全長が該止めねじ孔よりも長く且つ該
止めねじ孔と螺合する雄ねじが外周面に刻設された止め
ねじを、その先端が前記ボルトの雄ねじ部に圧接される
まで抜取防止具本体の外方から螺入する工程と、該工程
により抜取防止具本体の止めねじ孔に螺入された止めね
じの後端部分を抜取防止具本体の外周面に沿って切除す
る工程と、を含み、前記止めねじの先端と前記ボルトの
雄ねじ部表面との間の摩擦力を超えるトルクが前記抜取
防止具本体に加わると、止めねじの先端でボルトの雄ね
じ部のメッキ層又は該メッキ層とボルト素面とが削ら
れ、これにより発生する該メッキ層又は該メッキ層とボ
ルトの削り屑がボルトの雄ねじ部と抜取防止具本体の雌
ねじとの間に圧入されることによって抜取防止具本体の
回転がロックされ、以て前記ナット又はボルトの回転を
阻止することを特徴とする。
トの雄ねじ部と螺合する雌ねじが設けられるとともに該
内周面から外周面に貫通する止めねじ孔が1箇所又は複
数箇所にわたって形成された抜取防止具本体を、前記ナ
ットから突出している前記ボルトの雄ねじ部に、前記ナ
ットと当接又は圧接するよう螺着する工程と、該工程に
よりボルトの雄ねじ部に螺着された抜取防止具本体の前
記止めねじ孔に、全長が該止めねじ孔よりも短く且つ該
止めねじ孔と螺合する雄ねじが外周面に刻設された止め
ねじを、その先端が前記ボルトの雄ねじ部に圧接される
まで抜取防止具本体の外方から螺入する工程と、該工程
により抜取防止具本体の止めねじ孔に螺入された止めね
じの後端と、抜取防止具本体の止めねじ孔の開口端との
間に生じる空隙部分を封鎖する工程と、を含み、前記止
めねじの先端と前記ボルトの雄ねじ部表面との間の摩擦
力を超えるトルクが前記抜取防止具本体に加わると、止
めねじの先端でボルトの雄ねじ部のメッキ層又は該メッ
キ層とボルト素面とが削られ、これにより発生する該メ
ッキ層又は該メッキ層とボルトの削り屑がボルトの雄ね
じ部と抜取防止具本体の雌ねじとの間に圧入されること
によって抜取防止具本体の回転がロックされ、以て前記
ナット又はボルトの回転を阻止することを特徴とする。
その内周面から外周面に貫通する止めねじ孔を1箇所又
は複数箇所にわたって形成しておき、このようになるナ
ットを前記ボルトの雄ねじ部に螺着して前記部材を締結
する工程と、該工程によりボルトの雄ねじ部に螺着され
たナットの前記止めねじ孔に、全長が該止めねじ孔より
も長く且つ該止めねじ孔と螺合する雄ねじが外周面に刻
設された止めねじを、その先端が前記ボルトの雄ねじ部
に圧接されるまでナットの外方から螺入する工程と、該
工程によりナットの止めねじ孔に螺入された止めねじの
後端部分をナットの外周面に沿って切除する工程と、を
含み、前記止めねじの先端と前記ボルトの雄ねじ部表面
との間の摩擦力を超えるトルクが前記ナットに加わる
と、止めねじの先端でボルトの雄ねじ部のメッキ層又は
該メッキ層とボルト素面とが削られ、これにより発生す
る該メッキ層又は該メッキ層とボルトの削り屑がボルト
とナットのねじ間に圧入されることによってナット又は
ボルトの回転を阻止することを特徴とする。
その内周面から外周面に貫通する止めねじ孔を1箇所又
は複数箇所にわたって形成しておき、このようになるナ
ットを前記ボルトの雄ねじ部に螺着して前記部材を締結
する工程と、該工程によりボルトの雄ねじ部に螺着され
たナットの前記止めねじ孔に、全長が該止めねじ孔より
も短く且つ該止めねじ孔と螺合する雄ねじが外周面に刻
設された止めねじを、その先端が前記ボルトの雄ねじ部
に圧接されるまでナットの外方から螺入する工程と、該
工程により抜取防止具本体の止めねじ孔に螺入された止
めねじの後端と、ナットの止めねじ孔の開口端との間に
生じる空隙部分を封鎖する工程と、を含み、前記止めね
じの先端と前記ボルトの雄ねじ部表面との間の摩擦力を
超えるトルクが前記ナットに加わると、止めねじの先端
でボルトの雄ねじ部のメッキ層又は該メッキ層とボルト
素面とが削られ、これにより発生する該メッキ層又は該
メッキ層とボルトの削り屑がボルトとナットのねじ間に
圧入されることによってナット又はボルトの回転を阻止
することを特徴とする。
トの雄ねじ部と螺合する雌ねじが設けられるとともに該
内周面から外周面に貫通するピン打ち込み孔が1箇所又
は複数箇所にわたって形成された抜取防止具本体を、前
記ナットから突出している前記ボルトの雄ねじ部に、前
記ナットと当接又は圧接するよう螺着する工程と、該工
程によりボルトの雄ねじ部に螺着された抜取防止具本体
の前記ピン打ち込み孔に、全長が該ピン打ち込み孔より
も長く且つ外径が該ピン打ち込み孔の内径よりも僅かに
大きいロックピンを、その先端が前記ボルトの雄ねじ部
に圧接されるまで抜取防止具本体の外方から強制的に打
ち込む工程と、該工程により抜取防止具本体のピン打ち
込み孔に打ち込まれたロックピンの後端部分を抜取防止
具本体の外周面に沿って切除する工程と、を含み、前記
止めねじの先端と前記ボルトの雄ねじ部表面との間の摩
擦力を超えるトルクが前記抜取防止具本体に加わると、
ロックピンの先端でボルトの雄ねじ部のメッキ層又は該
メッキ層とボルト素面とが削られ、これにより発生する
該メッキ層又は該メッキ層とボルトの削り屑がボルトの
雄ねじ部と抜取防止具本体の雌ねじとの間に圧入される
ことによって抜取防止具本体の回転がロックされ、以て
前記ナット又はボルトの回転を阻止することを特徴とす
る。
トの雄ねじ部と螺合する雌ねじが設けられるとともに該
内周面から外周面に貫通するピン打ち込み孔が1箇所又
は複数箇所にわたって形成された抜取防止具本体を、前
記ナットから突出している前記ボルトの雄ねじ部に、前
記ナットと当接又は圧接するよう螺着する工程と、該工
程によりボルトの雄ねじ部に螺着された抜取防止具本体
の前記ピン打ち込み孔に、全長が該ピン打ち込み孔より
も短く且つ外径が該ピン打ち込み孔の内径よりも僅かに
大きいロックピンを、その先端が前記ボルトの雄ねじ部
に圧接されるまで抜取防止具本体の外方から強制的に打
ち込む工程と、該工程により抜取防止具本体のピン打ち
込み孔に打ち込まれたロックピンの後端と、抜取防止具
本体のピン打ち込み孔の開口端との間に生じる空隙部分
を封鎖する工程と、を含み、前記止めねじの先端と前記
ボルトの雄ねじ部表面との間の摩擦力を超えるトルクが
前記抜取防止具本体に加わると、ロックピンの先端でボ
ルトの雄ねじ部のメッキ層又は該メッキ層とボルト素面
とが削られ、これにより発生する該メッキ層又は該メッ
キ層とボルトの削り屑がボルトの雄ねじ部と抜取防止具
本体の雌ねじとの間に圧入されることによって抜取防止
具本体の回転がロックされ、以て前記ナット又はボルト
の回転を阻止することを特徴とする。
その内周面から外周面に貫通するピン打ち込み孔を1箇
所又は複数箇所にわたって形成しておき、このようにな
るナットを前記ボルトの雄ねじ部に螺着して前記部材を
締結する工程と、該工程によりボルトの雄ねじ部に螺着
されたナットの前記ピン打ち込み孔に、全長が該ピン打
ち込み孔よりも長く且つ外径が該ピン打ち込み孔の内径
よりも僅かに大きいロックピンを、その先端が前記ボル
トの雄ねじ部に圧接されるまでナットの外方から強制的
に打ち込む工程と、該工程により抜取防止具本体のピン
打ち込み孔に打ち込まれたロックピンの後端部分を抜取
防止具本体の外周面に沿って切除する工程と、を含み、
前記ロックピンの先端と前記ボルトの雄ねじ部表面との
間の摩擦力を超えるトルクが前記ナットに加わると、ロ
ックピンの先端でボルトの雄ねじ部のメッキ層又は該メ
ッキ層とボルト素面とが削られ、これにより発生する該
メッキ層又は該メッキ層とボルトの削り屑がボルトとナ
ットのねじ間に圧入されることによってナット又はボル
トの回転を阻止することを特徴とする。
その内周面から外周面に貫通するピン打ち込み孔を1箇
所又は複数箇所にわたって形成しておき、このようにな
るナットを前記ボルトの雄ねじ部に螺着して前記部材を
締結する工程と、該工程によりボルトの雄ねじ部に螺着
されたナットの前記ピン打ち込み孔に、全長が該ピン打
ち込み孔よりも短く且つ外径が該ピン打ち込み孔の内径
よりも僅かに大きいロックピンを、その先端が前記ボル
トの雄ねじ部に圧接されるまでナットの外方から強制的
に打ち込む工程と、該工程によりナットのピン打ち込み
孔に打ち込まれたロックピンの後端と、ナットのピン打
ち込み孔の開口端との間に生じる空隙部分を封鎖する工
程と、を含み、前記ロックピンの先端と前記ボルトの雄
ねじ部表面との間の摩擦力を超えるトルクが前記ナット
に加わると、ロックピンの先端でボルトの雄ねじ部のメ
ッキ層又は該メッキ層とボルト素面とが削られ、これに
より発生する該メッキ層又は該メッキ層とボルトの削り
屑がボルトとナットのねじ間に圧入されることによって
ナット又はボルトの回転を阻止することを特徴とする。
載のボルト抜取防止方法において、少なくとも抜取防止
具本体の外周面全体に不透明な塗料を塗布することによ
って止めねじの位置又はロックピンの位置を秘匿するこ
とを特徴とする。
記載のボルト抜取防止方法において、少なくともナット
の外周面全体に不透明な塗料を塗布することよって止め
ねじの位置又はロックピンの位置を秘匿することを特徴
とする。
記載のボルト抜取防止方法において、少なくとも抜取防
止具本体の外周面全体に不透明な塗料を塗布することに
よって前記空隙部分を封鎖するとともに止めねじの位置
又はロックピンの位置を秘匿することを特徴とする。
記載のボルト抜取防止方法において、少なくともナット
の外周面全体に不透明な塗料を塗布することによって前
記空隙部分を封鎖するとともに止めねじの位置又はロッ
クピンの位置を秘匿することを特徴とする。
3又は4記載のボルト抜取防止方法において、前記止め
ねじとして、先端が圧潰可能な材質からなるものを用い
ることを特徴とする。
7又は8記載のボルト抜取防止方法において、前記ロッ
クピンとして、先端が圧潰可能な材質からなるものを用
いることを特徴とする。
5又は6記載のボルト抜取防止方法において、ナットの
周囲を被覆する筒状部と、この筒状部の一方の開口端内
部に設けられ抜取防止具本体とナットとによって挟持さ
れる内フランジ部とを具備するカバー部材を、ナットに
被せてから、抜取防止具本体をボルトの雄ねじ部に螺着
することを特徴とする。
じ部にメッキ処理を施したボルトと、このボルトと螺合
するナットとによって、相互に締結された部材のボルト
挿通孔から、前記ボルトが故意に又は誤って抜き取られ
るのを防止するためのボルト抜取防止具であって、内周
面に前記ボルトの雄ねじ部と螺合する雌ねじが設けられ
るとともに該内周面から外周面に貫通する止めねじ孔が
1箇所又は複数箇所にわたって形成された抜取防止具本
体と、全長が前記止めねじ孔よりも長く且つ該止めねじ
孔と螺合する雄ねじが外周面に刻設された1本又は複数
本の止めねじと、を具備し、該止めねじは、その先端が
前記ボルトの雄ねじ部に圧接されるまで抜取防止具本体
の外方から前記止めねじ孔に螺入された状態において、
その後端部分が抜取防止具本体の外周面に沿って切除さ
れるものであることを特徴とする。
じ部にメッキ処理を施したボルトと、このボルトと螺合
するナットとによって、相互に締結された部材のボルト
挿通孔から、前記ボルトが故意に又は誤って抜き取られ
るのを防止するためのボルト抜取防止具であって、内周
面に前記ボルトの雄ねじ部と螺合する雌ねじが設けられ
るとともに該内周面から外周面に貫通する止めねじ孔が
1箇所又は複数箇所にわたって形成された抜取防止具本
体と、全長が前記止めねじ孔よりも短く且つ該止めねじ
孔と螺合する雄ねじが外周面に刻設された1本又は複数
本の止めねじと、を具備してなることを特徴とする。
17において、止めねじ孔に代えてピン打ち込み孔が形
成され、止めねじに代えて、外径がピン打ち込み孔の内
径よりも僅かに大きいロックピンを具備してなることを
特徴とする。
7又は18において、ナットの周囲を被覆する筒状部
と、この筒状部の一方の開口端内部に設け抜取防止具本
体とナットとによって挟持される内フランジ部とを具備
するカバー部材をさらに有するものであることを特徴と
する。
形態に基づき詳細に説明する。
用されるボルト抜取防止具の実施の形態の一例を示す分
解斜視図、図2は、ボルト抜取防止方法の適用対象の一
例である送電線用鉄塔の脚部付近及び抜取防止具本体を
示す部分斜視図である。まず、ボルト抜取防止具につい
て説明し、次いでボルト抜取防止方法について説明す
る。
1と止めねじ20とから構成されている。
に、鉄塔の脚部における締結用フランジF1,F2を締
結しているボルト30の余長部、つまり図示例ではロッ
クナット40から突出している雄ねじ部31に螺着され
るものである。この抜取防止具本体11は、締結用ナッ
ト50や上記ロックナット40と同種の金属から成形さ
れており、その内周面には、ボルト30の雄ねじ部31
と螺合する雌ねじ12が設けられている。また、周壁に
は、内周面から外周面に貫通する止めねじ孔13が1つ
設けられている。
としては、上記したようなナット40,50等と同種の
金属である必要はなく、容易に圧潰されない機械的強度
と耐候性を有するものであれば、他の金属やあるいは合
成樹脂で成形されたものであってもよい。また、周壁の
厚みも、機械的強度が補償されうる限り任意である。さ
らに、その外形状も本例では円形としているが、これに
限らず、三角形や四角形あるいは五角形以上の多角形や
楕円等であってもよい。
に限らず、抜取防止具本体11の周壁に2箇所以上、複
数箇所にわたって設けられていてもよい。このように2
箇所以上、複数箇所に止めねじ孔13を設けておくと、
特にボルト30の周囲の空間が、ボルト30に隣接する
他の部材で部分的に占められ、止めねじ20の螺入作業
が阻害される場合であっても、いずれかの止めねじ孔1
3が作業可能な空間に臨むことができるので都合がよ
い。この場合、使用できない止めねじ孔13については
塗料や接着剤等を流し込むなどして閉塞しておくとよ
い。また、止めねじ孔13の位置は、抜取防止具本体1
1の厚み方向の中心であっても、あるいは抜取防止具本
体11の一端寄りであってもよいが、取付対象たるボル
ト30の雄ねじ部31の余長部が比較的短い場合は、止
めねじ孔13を抜取防止具本体11の一端寄りに設けて
おくのが望ましい。これによって、止めねじ孔13に螺
入される止めねじ20をボルト30の雄ねじ部31の終
端から遠避けた箇所に位置させるように抜取防止具本体
11を雄ねじ部31に螺着することができる。
本体11の止めねじ孔13内に螺入されてその先端がボ
ルト30の雄ねじ部31に圧接されるものである。この
止めねじ20の全長は、上記止めねじ孔13よりも長く
設定されており、外周面には、該止めねじ孔13の雌ね
じ12と螺合する雄ねじ21が全長にわたって刻設され
ている。また、後端面には、六角レンチW(図3参照)
の先端部が挿入される六角穴22が形成されている。こ
の止めねじ20としては、例えばJIS規格に規定され
ている六角穴付き止めねじを利用することができる。材
質は、鋼のような高硬度のものであっても先端が圧潰可
能な低硬度の金属や合成樹脂であってもよい。先端が圧
潰可能な材質のものであると、抜取防止具本体11に回
転阻止限界値以上の高トルクが加わり、これによって抜
取防止具本体11がわずかながらも回転する際、止めね
じ20の先端から圧潰によって破片を発生させることが
できる。
じ20の後端面に六角穴22を形成しているが、他の幾
何学形状の穴を形成してもよく、また穴を一切形成しな
くてもよい。穴を一切形成しない場合は、止めねじ20
をプライヤ等の適当な工具で挟持して抜取防止具本体1
1の止めねじ孔13に螺入する。
トの抜取防止方法について、図3を参照して説明する。
例では、ロックナット40の上面から突出している雄ね
じ部31の長さが、抜取防止具本体11を螺着しうるに
足る長さであるかを確認する。その結果、余長部の長さ
が抜取防止具本体11の厚みより短い場合は、ロックナ
ット40を外しておく。それ以外の場合はロックナット
40はそのままにしておく。
抜取防止具本体11の雌ねじ12をボルト30の雄ねじ
部31(余長部)に嵌め合わせ、抜取防止具本体11を
その下面がロックナット40の上面と当接するまで回転
させる。このとき抜取防止具本体11がロックナット4
0と圧接するよう抜取防止具本体11をしっかりと、例
えばパイプレンチ等を用いて締め付けておくのが望まし
い。
じ20を、抜取防止具本体11の止めねじ孔13に、例
えば六角レンチWを使用して抜取防止具本体11の外方
から螺入する。そして止めねじ20の先端がボルト30
の雄ねじ部31に圧接されるまで、六角レンチWで止め
ねじ20を締め付ける。抜取防止具本体11に止めねじ
孔13が複数箇所にわたって設けられている場合には、
その数だけ止めねじ20を上記と同様にしてすべての止
めねじ孔13に螺入する。
20の後端部分23を抜取防止具本体11の外周面に沿
って、例えば鏨Cやバール等の切断に適した工具により
切除する。これによって止めねじ20の切断面は抜取防
止具本体11の外周面と面一となり、また六角穴22も
消失する。この状態を図4に示す。なお、図4は、抜取
防止具1を断面で示す一部断面部分拡大正面図である。
断面をやすりや砥石等で滑らかに仕上げた後、抜取防止
具1全体に不透明な塗料を塗布し、止めねじ20の位置
を秘匿するとともに、抜取防止具本体11の螺着時に該
本体1の表面についたパイプレンチ締め付け跡を被覆す
る。このように不透明な塗料を少なくとも抜取防止具1
の外周面に塗布しておけば、止めねじ20の位置が秘匿
されるので、第三者に、この抜取防止具1がどのように
してボルト30の雄ねじ部31に取り付けられているか
を悟られる心配がない。以上ですべての作業を完了す
る。
ルト30を外す目的で、ロックナット40、締結用ナッ
ト50、ボルト30、抜取防止具1のいずれかを強引に
回そうとし、止めねじ20の先端とボルト30の雄ねじ
部31表面との間の摩擦力を超えるトルクが抜取防止具
本体11に加わると、それによって抜取防止具1又はボ
ルト30のいずれかがわずかではあるが回り始める。す
ると、止めねじ20の先端でボルト30の雄ねじ部31
のメッキ層又は該メッキ層とボルト素面とが削られ、こ
れにより発生する該メッキ層又は該メッキ層とボルト3
0の削り屑がボルト30の雄ねじ部31と抜取防止具本
体11の雌ねじ12との間に圧入されていく。そしてつ
いにはこの削り屑の圧入によって抜取防止具本体11の
回転がロックされることとなり、ロックナット40及び
締結用ナット50又はボルト30の回転が完全に阻止さ
れる。ここで、わずかとはいえボルト30の弛みが発生
することにはなるが、ボルト30は締結用フランジF
1,F2のボルト挿通孔から抜けるわけではないので、
少なくとも次回の点検作業時までは締結用フランジF
1,F2の締結状態が、安全度は規定値に達していなく
なるものの、維持され、鉄塔の倒壊といった最悪の事態
を防ぐことができる。
のである。この実施の形態では、止めねじ20をその全
長が抜取防止具本体11の止めねじ孔13の長さより短
いものとしている他は上記した実施の形態のものと同じ
である。
の止めねじ孔13の長さの約半分の長さを有する六角穴
付止めねじ20を用いている。このため、止めねじ20
を抜取防止具本体11の止めねじ孔内に螺入したあと、
前記したような止めねじ20の切断作業は不要となる。
したがって、その分、作業が簡単であるとともに、鏨を
使用した場合などにおける騒音の発生がないため、極め
て静かに作業を行うことができる。但し、六角穴付止め
ねじ20を用いているため、止めねじ孔13内に螺入し
た後、六角穴22を塞ぐ必要がある。このため、この例
では不透明な塗料60を抜取防止具1の表面全体に厚く
塗布するとともに、該塗料60を止めねじ孔13内に充
填し、止めねじ20の存在を秘匿している。なお、止め
ねじ20の後端と止めねじ孔13の開口端との間の空隙
部分を硬化性の接着剤で封鎖するだけでも、あるいはそ
れと上記塗料60の塗布と併用してもよい。
示すものである。この実施の形態では、抜取防止具本体
11に、前記した止めねじ孔13に代えて、ピン打ち込
み孔14を形成するとともに、前記した止めねじ20に
代えて、ロックピン24を用いている。
止具本体11の内周面から外周面に貫通する直線状の孔
であり、ロックピン24は、その外径がピン打ち込み孔
14の内径よりも僅かに大きくなされるとともに、その
全長がピン打ち込み孔14の長さよりも長くなされたも
のである。このようになるロックピン24をピン打ち込
み孔14に、例えばハンマーH等によって抜取防止具本
体11の外方から強制的に打ち込むことでその先端がボ
ルト30の雄ねじ部31に圧接するまで強制嵌入され、
前記した止めねじ20と同様に機能する。この場合、ピ
ン打ち込み孔14に打ち込んだ後は、前記と同様、鏨や
バール等の工具により、その後端部分25が抜取防止具
本体11の外周面に沿って切除される。この実施の形態
においては、抜取防止具本体11に単なる貫通孔として
のピン打ち込み孔14を形成するだけでよいため、止め
ねじ孔13を形成する場合に比べて、抜取防止具本体1
1の加工が容易となる。また、ロックピン24もその外
周に雄ねじを切る必要がない分、製作も容易でコストを
低減することができる。
示すものである。この実施の形態では、上記したロック
ピン24を、その全長が抜取防止具本体11のピン打ち
込み孔14の長さよりも短くした点以外、図6に示す実
施の形態のものと同様である。この場合、ロックピン2
4の全長がピン打ち込み孔14の長さよりも短いため、
ロックピン24の打ち込みには、例えば六角レンチWや
他の適当な棒材などをロックピン24の後端面にあてが
って、ハンマーH等で打ち込むといったことが行われ
る。またこの場合も、図5に示した実施の形態の場合と
同様、ロックピン24の後端面側に空隙部分が形成され
てしまうため、少なくとも抜取防止具本体11の外周面
に不透明な塗料を塗布するなどしてこの空隙部分を閉塞
するとともにその位置を秘匿するのが望ましい。
防止具本体11の止めねじ孔13よりも短い止めねじ2
0を用いる場合や、ピン打ち込み孔14よりも短いロッ
クピン24を用いる場合において、これら止めねじ20
やロックピン24の後端と、各孔13,14の開口端と
の間に生じる空隙部分を埋めるものにあっては、前記し
たような塗料の塗布に限らず、例えば硬化性接着剤を該
空隙部分に充填してもよい。
の形態を示すものである。この実施の形態では、上記し
た各実施の形態のものに、ロックナット40及び締結用
ナット50を被覆するカバー部材70を組み合わせてい
る。
ナット40及び締結用ナット50の周囲を被覆する筒状
部71と、この筒状部71の一方の開口端内部に設けら
れ抜取防止具本体11とナット(図示例ではロックナッ
ト40)とによって挟持される内フランジ部72とを具
備するものである。このようになるカバー部材70は、
図9に示すように、ロックナット40と締結用ナット5
0を被覆し得るような長さに筒状部71の長さが設定さ
れている。なお、このカバー部材70の形状は図示例の
ような円筒状に限らず、他の幾何学形状であってもよ
い。このカバー部材70を用いる場合は、抜取防止具本
体11をボルト30の余長部に螺着するのに先立って、
ロックナット40及び締結用ナット50に該カバー部材
70を被せる必要がある。このカバー部材70を用いる
と、ロックナット40及び締結用ナット50が完全に被
覆されてしまうため、これらナット40,50を悪意の
第三者に回されてしまうおそれがない。なお、ロックナ
ット40を外して抜取防止具1を使用する場合には、カ
バー部材70の筒状部71の長さは、締結用ナット50
の厚みと略等しい長さとされる。また、材質としては金
属、合成樹脂のいずれであってもよい。図9における符
号73は、ボルト30の挿通孔を示す。
取防止具1をボルト30の余長部に螺着するものである
ため、当然のことながら、既設の鉄塔のボルトに対して
有効であるばかりか、鉄塔を新設する場合にも適用する
ことができる。ここで、ボルト30の余長部の長さが上
記した抜取防止具1を螺着するに足る長さを有さず、そ
のためにロックナット40を外す場合や、鉄塔を新設す
る場合にあっては、上記したような抜取防止具1に代え
て、止めねじ20又はロックピン24を備えた抜取防止
用ナットを用いることもできる。
用ナット80は、止めねじ孔13が上記抜取防止具1と
同様に形成されており、この止めねじ孔13に、上記し
たような止めねじ20を螺入する。その余は上記した抜
取防止具1の場合と同様である。また、図示はしない
が、ナット80に上記止めねじ孔13に代えてピン打ち
込み孔を形成し、これに前記したような各種ロックピン
を打ち込んでもよい。なお、止めねじ孔やピン打ち込み
孔は、ロックナット40に代わる抜取防止用ナット80
に限らず、締結用ナット50に形成しても、あるいは抜
取防止用ナット80と締結用ナット50の両方に形成し
てもよい。さらに、抜取防止用ナット80と締結用ナッ
ト50の両方が存在する場合には、前記したようなカバ
ー部材70を用いて締結用ナット50を被覆してもよ
い。
トに適用する場合について説明したが、本発明はこれと
同様の対策が要望されるボルトにも広く適用できるもの
であり、送電線用鉄塔に限るものではない。
ボルトの余長部に、シンプルなボルト抜取防止具を装着
するだけでよいため、熟練者でなくても、山間部などの
立地の悪いところでも極めて容易にボルトの抜取防止対
策を採ることができる。
ックピンも、形状がシンプルであるため、安価に製作す
ることができ、送電線用鉄塔のボルトの本数が膨大であ
ってもボルトの抜取防止対策コストを抑えることができ
る。
自体が目印となるため、いずれのボルトが対策済みなの
か否かが即座に目視でき、点検作業が迅速に行える。
くは全くないため、住宅地においても安心して作業する
ことができ、近隣住民に迷惑が及ぶおそれがないばかり
か、悪意の第三者にボルト抜取防止対策を施しているこ
とを察知されるおそれが極めて少ない。
を示す分解斜視図である。
である送電線用鉄塔の脚部付近及び抜取防止具本体を示
す部分斜視図である。
例を示す工程図である。
した状態を示す一部断面部分拡大正面図である。
止具の実施の形態の他の例を示す一部断面部分拡大正面
図である。
止具の実施の形態のさらに他の例を示す一部断面部分拡
大正面図である。
止具の実施の形態のさらに他の例を示す一部断面部分拡
大正面図である。
に他の例を示し、カバー部材の一例の斜視図である。
抜取防止状態を示す一部断面部分拡大正面図である。
防止具の実施の形態のさらに他の例を示す一部断面部分
拡大正面図である。
Claims (19)
- 【請求項1】 少なくとも雄ねじ部にメッキ処理を施し
たボルトと、このボルトと螺合するナットとによって、
相互に締結された部材のボルト挿通孔から、前記ボルト
が故意に又は誤って抜き取られるのを防止する方法であ
って、 内周面に前記ボルトの雄ねじ部と螺合する雌ねじが設け
られるとともに該内周面から外周面に貫通する止めねじ
孔が1箇所又は複数箇所にわたって形成された抜取防止
具本体を、前記ナットから突出している前記ボルトの雄
ねじ部に、前記ナットと当接又は圧接するよう螺着する
工程と、 該工程によりボルトの雄ねじ部に螺着された抜取防止具
本体の前記止めねじ孔に、全長が該止めねじ孔よりも長
く且つ該止めねじ孔と螺合する雄ねじが外周面に刻設さ
れた止めねじを、その先端が前記ボルトの雄ねじ部に圧
接されるまで抜取防止具本体の外方から螺入する工程
と、 該工程により抜取防止具本体の止めねじ孔に螺入された
止めねじの後端部分を抜取防止具本体の外周面に沿って
切除する工程と、を含み、 前記止めねじの先端と前記ボルトの雄ねじ部表面との間
の摩擦力を超えるトルクが前記抜取防止具本体に加わる
と、止めねじの先端でボルトの雄ねじ部のメッキ層又は
該メッキ層とボルト素面とが削られ、これにより発生す
る該メッキ層又は該メッキ層とボルトの削り屑がボルト
の雄ねじ部と抜取防止具本体の雌ねじとの間に圧入され
ることによって抜取防止具本体の回転がロックされ、以
て前記ナット又はボルトの回転を阻止することを特徴と
するボルト抜取防止方法。 - 【請求項2】 少なくとも雄ねじ部にメッキ処理を施し
たボルトと、このボルトと螺合するナットとによって、
相互に締結された部材のボルト挿通孔から、前記ボルト
が故意に又は誤って抜き取られるのを防止する方法であ
って、 内周面に前記ボルトの雄ねじ部と螺合する雌ねじが設け
られるとともに該内周面から外周面に貫通する止めねじ
孔が1箇所又は複数箇所にわたって形成された抜取防止
具本体を、前記ナットから突出している前記ボルトの雄
ねじ部に、前記ナットと当接又は圧接するよう螺着する
工程と、 該工程によりボルトの雄ねじ部に螺着された抜取防止具
本体の前記止めねじ孔に、全長が該止めねじ孔よりも短
く且つ該止めねじ孔と螺合する雄ねじが外周面に刻設さ
れた止めねじを、その先端が前記ボルトの雄ねじ部に圧
接されるまで抜取防止具本体の外方から螺入する工程
と、 該工程により抜取防止具本体の止めねじ孔に螺入された
止めねじの後端と、抜取防止具本体の止めねじ孔の開口
端との間に生じる空隙部分を封鎖する工程と、を含み、 前記止めねじの先端と前記ボルトの雄ねじ部表面との間
の摩擦力を超えるトルクが前記抜取防止具本体に加わる
と、止めねじの先端でボルトの雄ねじ部のメッキ層又は
該メッキ層とボルト素面とが削られ、これにより発生す
る該メッキ層又は該メッキ層とボルトの削り屑がボルト
の雄ねじ部と抜取防止具本体の雌ねじとの間に圧入され
ることによって抜取防止具本体の回転がロックされ、以
て前記ナット又はボルトの回転を阻止することを特徴と
するボルト抜取防止方法。 - 【請求項3】 少なくとも雄ねじ部にメッキ処理を施し
たボルトと、このボルトと螺合するナットとによって、
相互に締結された部材のボルト挿通孔から、前記ボルト
が故意に又は誤って抜き取られるのを防止する方法であ
って、 前記ナットには、その内周面から外周面に貫通する止め
ねじ孔を1箇所又は複数箇所にわたって形成しておき、
このようになるナットを前記ボルトの雄ねじ部に螺着し
て前記部材を締結する工程と、 該工程によりボルトの雄ねじ部に螺着されたナットの前
記止めねじ孔に、全長が該止めねじ孔よりも長く且つ該
止めねじ孔と螺合する雄ねじが外周面に刻設された止め
ねじを、その先端が前記ボルトの雄ねじ部に圧接される
までナットの外方から螺入する工程と、 該工程によりナットの止めねじ孔に螺入された止めねじ
の後端部分をナットの外周面に沿って切除する工程と、
を含み、 前記止めねじの先端と前記ボルトの雄ねじ部表面との間
の摩擦力を超えるトルクが前記ナットに加わると、止め
ねじの先端でボルトの雄ねじ部のメッキ層又は該メッキ
層とボルト素面とが削られ、これにより発生する該メッ
キ層又は該メッキ層とボルトの削り屑がボルトとナット
のねじ間に圧入されることによってナット又はボルトの
回転を阻止することを特徴とするボルト抜取防止方法。 - 【請求項4】 少なくとも雄ねじ部にメッキ処理を施し
たボルトと、このボルトと螺合するナットとによって、
相互に締結された部材のボルト挿通孔から、前記ボルト
が故意に又は誤って抜き取られるのを防止する方法であ
って、 前記ナットには、その内周面から外周面に貫通する止め
ねじ孔を1箇所又は複数箇所にわたって形成しておき、
このようになるナットを前記ボルトの雄ねじ部に螺着し
て前記部材を締結する工程と、 該工程によりボルトの雄ねじ部に螺着されたナットの前
記止めねじ孔に、全長が該止めねじ孔よりも短く且つ該
止めねじ孔と螺合する雄ねじが外周面に刻設された止め
ねじを、その先端が前記ボルトの雄ねじ部に圧接される
までナットの外方から螺入する工程と、 該工程により抜取防止具本体の止めねじ孔に螺入された
止めねじの後端と、ナットの止めねじ孔の開口端との間
に生じる空隙部分を封鎖する工程と、を含み、 前記止めねじの先端と前記ボルトの雄ねじ部表面との間
の摩擦力を超えるトルクが前記ナットに加わると、止め
ねじの先端でボルトの雄ねじ部のメッキ層又は該メッキ
層とボルト素面とが削られ、これにより発生する該メッ
キ層又は該メッキ層とボルトの削り屑がボルトとナット
のねじ間に圧入されることによってナット又はボルトの
回転を阻止することを特徴とするボルト抜取防止方法。 - 【請求項5】 少なくとも雄ねじ部にメッキ処理を施し
たボルトと、このボルトと螺合するナットとによって、
相互に締結された部材のボルト挿通孔から、前記ボルト
が故意に又は誤って抜き取られるのを防止する方法であ
って、 内周面に前記ボルトの雄ねじ部と螺合する雌ねじが設け
られるとともに該内周面から外周面に貫通するピン打ち
込み孔が1箇所又は複数箇所にわたって形成された抜取
防止具本体を、前記ナットから突出している前記ボルト
の雄ねじ部に、前記ナットと当接又は圧接するよう螺着
する工程と、 該工程によりボルトの雄ねじ部に螺着された抜取防止具
本体の前記ピン打ち込み孔に、全長が該ピン打ち込み孔
よりも長く且つ外径が該ピン打ち込み孔の内径よりも僅
かに大きいロックピンを、その先端が前記ボルトの雄ね
じ部に圧接されるまで抜取防止具本体の外方から強制的
に打ち込む工程と、 該工程により抜取防止具本体のピン打ち込み孔に打ち込
まれたロックピンの後端部分を抜取防止具本体の外周面
に沿って切除する工程と、を含み、 前記止めねじの先端と前記ボルトの雄ねじ部表面との間
の摩擦力を超えるトルクが前記抜取防止具本体に加わる
と、ロックピンの先端でボルトの雄ねじ部のメッキ層又
は該メッキ層とボルト素面とが削られ、これにより発生
する該メッキ層又は該メッキ層とボルトの削り屑がボル
トの雄ねじ部と抜取防止具本体の雌ねじとの間に圧入さ
れることによって抜取防止具本体の回転がロックされ、
以て前記ナット又はボルトの回転を阻止することを特徴
とするボルト抜取防止方法。 - 【請求項6】 少なくとも雄ねじ部にメッキ処理を施し
たボルトと、このボルトと螺合するナットとによって、
相互に締結された部材のボルト挿通孔から、前記ボルト
が故意に又は誤って抜き取られるのを防止する方法であ
って、 内周面に前記ボルトの雄ねじ部と螺合する雌ねじが設け
られるとともに該内周面から外周面に貫通するピン打ち
込み孔が1箇所又は複数箇所にわたって形成された抜取
防止具本体を、前記ナットから突出している前記ボルト
の雄ねじ部に、前記ナットと当接又は圧接するよう螺着
する工程と、 該工程によりボルトの雄ねじ部に螺着された抜取防止具
本体の前記ピン打ち込み孔に、全長が該ピン打ち込み孔
よりも短く且つ外径が該ピン打ち込み孔の内径よりも僅
かに大きいロックピンを、その先端が前記ボルトの雄ね
じ部に圧接されるまで抜取防止具本体の外方から強制的
に打ち込む工程と、 該工程により抜取防止具本体のピン打ち込み孔に打ち込
まれたロックピンの後端と、抜取防止具本体のピン打ち
込み孔の開口端との間に生じる空隙部分を封鎖する工程
と、を含み、 前記止めねじの先端と前記ボルトの雄ねじ部表面との間
の摩擦力を超えるトルクが前記抜取防止具本体に加わる
と、ロックピンの先端でボルトの雄ねじ部のメッキ層又
は該メッキ層とボルト素面とが削られ、これにより発生
する該メッキ層又は該メッキ層とボルトの削り屑がボル
トの雄ねじ部と抜取防止具本体の雌ねじとの間に圧入さ
れることによって抜取防止具本体の回転がロックされ、
以て前記ナット又はボルトの回転を阻止することを特徴
とするボルト抜取防止方法。 - 【請求項7】 少なくとも雄ねじ部にメッキ処理を施し
たボルトと、このボルトと螺合するナットとによって、
相互に締結された部材のボルト挿通孔から、前記ボルト
が故意に又は誤って抜き取られるのを防止する方法であ
って、 前記ナットには、その内周面から外周面に貫通するピン
打ち込み孔を1箇所又は複数箇所にわたって形成してお
き、このようになるナットを前記ボルトの雄ねじ部に螺
着して前記部材を締結する工程と、 該工程によりボルトの雄ねじ部に螺着されたナットの前
記ピン打ち込み孔に、全長が該ピン打ち込み孔よりも長
く且つ外径が該ピン打ち込み孔の内径よりも僅かに大き
いロックピンを、その先端が前記ボルトの雄ねじ部に圧
接されるまでナットの外方から強制的に打ち込む工程
と、 該工程により抜取防止具本体のピン打ち込み孔に打ち込
まれたロックピンの後端部分を抜取防止具本体の外周面
に沿って切除する工程と、を含み、 前記ロックピンの先端と前記ボルトの雄ねじ部表面との
間の摩擦力を超えるトルクが前記ナットに加わると、ロ
ックピンの先端でボルトの雄ねじ部のメッキ層又は該メ
ッキ層とボルト素面とが削られ、これにより発生する該
メッキ層又は該メッキ層とボルトの削り屑がボルトとナ
ットのねじ間に圧入されることによってナット又はボル
トの回転を阻止することを特徴とするボルト抜取防止方
法。 - 【請求項8】 少なくとも雄ねじ部にメッキ処理を施し
たボルトと、このボルトと螺合するナットとによって、
相互に締結された部材のボルト挿通孔から、前記ボルト
が故意に又は誤って抜き取られるのを防止する方法であ
って、 前記ナットには、その内周面から外周面に貫通するピン
打ち込み孔を1箇所又は複数箇所にわたって形成してお
き、このようになるナットを前記ボルトの雄ねじ部に螺
着して前記部材を締結する工程と、 該工程によりボルトの雄ねじ部に螺着されたナットの前
記ピン打ち込み孔に、全長が該ピン打ち込み孔よりも短
く且つ外径が該ピン打ち込み孔の内径よりも僅かに大き
いロックピンを、その先端が前記ボルトの雄ねじ部に圧
接されるまでナットの外方から強制的に打ち込む工程
と、 該工程によりナットのピン打ち込み孔に打ち込まれたロ
ックピンの後端と、ナットのピン打ち込み孔の開口端と
の間に生じる空隙部分を封鎖する工程と、を含み、 前記ロックピンの先端と前記ボルトの雄ねじ部表面との
間の摩擦力を超えるトルクが前記ナットに加わると、ロ
ックピンの先端でボルトの雄ねじ部のメッキ層又は該メ
ッキ層とボルト素面とが削られ、これにより発生する該
メッキ層又は該メッキ層とボルトの削り屑がボルトとナ
ットのねじ間に圧入されることによってナット又はボル
トの回転を阻止することを特徴とするボルト抜取防止方
法。 - 【請求項9】 少なくとも抜取防止具本体の外周面全体
に不透明な塗料を塗布することによって止めねじの位置
又はロックピンの位置を秘匿することを特徴とする請求
項1又は5記載のボルト抜取防止方法。 - 【請求項10】 少なくともナットの外周面全体に不透
明な塗料を塗布することよって止めねじの位置又はロッ
クピンの位置を秘匿することを特徴とする請求項3又は
7記載のボルト抜取防止方法。 - 【請求項11】 少なくとも抜取防止具本体の外周面全
体に不透明な塗料を塗布することによって前記空隙部分
を封鎖するとともに止めねじの位置又はロックピンの位
置を秘匿することを特徴とする請求項2又は6記載のボ
ルト抜取防止方法。 - 【請求項12】 少なくともナットの外周面全体に不透
明な塗料を塗布することによって前記空隙部分を封鎖す
るとともに止めねじの位置又はロックピンの位置を秘匿
することを特徴とする請求項4又は8記載のボルト抜取
防止方法。 - 【請求項13】 前記止めねじとして、先端が圧潰可能
な材質からなるものを用いることを特徴とする請求項
1、2、3又は4記載のボルト抜取防止方法。 - 【請求項14】 前記ロックピンとして、先端が圧潰可
能な材質からなるものを用いることを特徴とする請求項
5、6、7又は8記載のボルト抜取防止方法。 - 【請求項15】 ナットの周囲を被覆する筒状部と、こ
の筒状部の一方の開口端内部に設けられ抜取防止具本体
とナットとによって挟持される内フランジ部とを具備す
るカバー部材を、ナットに被せてから、抜取防止具本体
をボルトの雄ねじ部に螺着することを特徴とする請求項
1、2、5又は6記載のボルト抜取防止方法。 - 【請求項16】 少なくとも雄ねじ部にメッキ処理を施
したボルトと、このボルトと螺合するナットとによっ
て、相互に締結された部材のボルト挿通孔から、前記ボ
ルトが故意に又は誤って抜き取られるのを防止するため
のものであって、 内周面に前記ボルトの雄ねじ部と螺合する雌ねじが設け
られるとともに該内周面から外周面に貫通する止めねじ
孔が1箇所又は複数箇所にわたって形成された抜取防止
具本体と、 全長が前記止めねじ孔よりも長く且つ該止めねじ孔と螺
合する雄ねじが外周面に刻設された1本又は複数本の止
めねじと、を具備し、 該止めねじは、その先端が前記ボルトの雄ねじ部に圧接
されるまで抜取防止具本体の外方から前記止めねじ孔に
螺入された状態において、その後端部分が抜取防止具本
体の外周面に沿って切除されるものであることを特徴と
するボルト抜取防止具。 - 【請求項17】 少なくとも雄ねじ部にメッキ処理を施
したボルトと、このボルトと螺合するナットとによっ
て、相互に締結された部材のボルト挿通孔から、前記ボ
ルトが故意に又は誤って抜き取られるのを防止するため
のものであって、 内周面に前記ボルトの雄ねじ部と螺合する雌ねじが設け
られるとともに該内周面から外周面に貫通する止めねじ
孔が1箇所又は複数箇所にわたって形成された抜取防止
具本体と、 全長が前記止めねじ孔よりも短く且つ該止めねじ孔と螺
合する雄ねじが外周面に刻設された1本又は複数本の止
めねじと、を具備してなることを特徴とするボルト抜取
防止具。 - 【請求項18】 請求項16又は17において、止めね
じ孔に代えてピン打ち込み孔が形成され、止めねじに代
えて、外径がピン打ち込み孔の内径よりも僅かに大きい
ロックピンを具備してなるボルト抜取防止具。 - 【請求項19】 ナットの周囲を被覆する筒状部と、こ
の筒状部の一方の開口端内部に設け抜取防止具本体とナ
ットとによって挟持される内フランジ部とを具備するカ
バー部材を有するものである請求項16,17又は18
記載のボルト抜取防止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08442498A JP3371361B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | ボルト抜取防止方法及びボルト抜取防止具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08442498A JP3371361B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | ボルト抜取防止方法及びボルト抜取防止具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11280741A true JPH11280741A (ja) | 1999-10-15 |
JP3371361B2 JP3371361B2 (ja) | 2003-01-27 |
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ID=13830212
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08442498A Expired - Fee Related JP3371361B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | ボルト抜取防止方法及びボルト抜取防止具 |
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