JP3698317B2 - 配管工事のテスト用プラグ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配管工事のテスト用プラグに関し、特に建物のコンクリート壁等の給水配管工事を行う際に、仮枠と給水配管とを確実に固定してセメントの突き固めを行うことができ、また給水配管に螺入したままでも破壊されることがなく、更に水圧テストを行えるようにした配管工事のテスト用プラグに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、建物のコンクリート壁に水栓エルボ等の配管材を埋設する場合がある。この場合は、配管材を板材等の仮枠により固定した状態でコンクリート打ちを行い、所定時間経過後に仮枠を取り外して水漏れのテスト(圧力テスト)を行う必要がある。
【0003】
従来のコンクリート打ちの場合は、先ず図9(A)に示すように、ベニヤ製の仮枠101を組み立てた後、仮枠101に予め穿設した穴101aを介して圧力テスト用のテスト用プラグ102を配管材103のネジ螺入部に螺入して配管材103を位置決め・固定し、バイブレータ等により突き固めしながらセメント104を流し込む。テスト用プラグ102の直径は約30mmであり、長さが約75mmである。また、穴101aの直径は大きい個所で約30mmである。
【0004】
この位置決め・固定の際にテスト用プラグ102が不安定になるのを防止する為に、テスト用プラグ102と仮枠101との間を補強用の針金105により複数箇所で固定する。そして所定時間経過後、セメントが固体化した後、仮枠101,テスト用プラグ102を取り外す。
次いで、図9(B)に示すように、配管材103のネジ螺入部にテスト用プラグ102をしっかり螺入した後、配管材103に水圧を加え、給水配管工事が正しく行われたか否かを確認する。106はセメントが固体化したコンクリートである。
【0005】
また、近年の仮枠にはパネコートと呼ばれる合板に合成樹脂をコーティングしたタイプのものがあり、このパネコートを使用するとコンクリート表面が滑らかに仕上がるという特徴があるが、パネコート仮枠材はベニヤ等の板材に比較し高価である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコンクリート壁の給水配管工事では、テスト用プラグで仮枠を介して配管材を固定した場合に、セメントを突き固めしながら仮枠間に流し込むので、テスト用プラグがグラグラして不安定になり、また取り付け工数を要する針金によりテスト用プラグを補強しても、前記不安定さはさほど改善されなかった。
また、セメントの突き固めにより不安定なテスト用プラグと配管材に大きな力が加わってコンクリートと配管材との間にズレが生じ、このズレにより圧力テストの際に水漏れが発見される場合があった。この水漏れが発見された場合には、配管材周辺のコンクリートを部分的に破壊し、再度の配管工事を行う必要があった。
【0007】
更に、従来工法では仮枠に直径約30mmという大きな穴を開ける必要があったので、仮枠の再利用ができず、特に高価なパネコート仮枠材の場合には再利用の不可は、問題となっていた。
更にまた、工事の日程によっては、図9(B)に示したように仮枠を取り外し、外部に突き出したテスト用プラグ102を取り付けたままで数日間放置される場合がある。この間には大工仕事等の別の工事が行われるので、例えば木材が外部に突き出したテスト用プラグにぶつかってテスト用プラグ102や配管材103を破壊してしまうことがあった。
更にまた、テスト用プラグ102を取り外したまま数日間放置されることがあり、この場合には配管材103の内部に土砂等が浸入することがあった。
【0008】
そこで本発明の課題は、建物のコンクリート壁等の給水配管工事を行う際に、仮枠と給水配管とを確実に固定してセメントの突き固めを行うことができ、また給水配管に螺入したままでも破壊されることがなく、更に水圧テストを行えるようにした配管工事のテスト用プラグを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1の発明は、予め用意した配管部材の螺入部に螺合させる雄ネジを、当該配管工事のテスト用プラグ本体の外周面に備えると共に、当該配管工事のテスト用プラグ本体の内部に外部からボルトを螺合する雌ネジを備え、当該配管工事のテスト用プラグにより前記螺入部を螺入封止してコンクリート打ちの後、当該配管工事のテスト用プラグを回転により取り外す回転取外し手段を当該テスト用プラグ本体に備えたことを特徴とする。
また請求項2の発明は、請求項1記載の配管工事のテスト用プラグにおいて、
当該配管工事のテスト用プラグの本体外周面に形成した雄ネジの軸方向長さは、前記配管部材の螺入部の長さと同等または同等以下の長さであることを特徴とする。
また請求項3の発明は、請求項1または請求項2記載の配管工事のテスト用プラグにおいて、
当該配管工事のテスト用プラグは筒状部材から成り、該筒状部材の螺入方向先端部を封止して成ることを特徴とする。
【0010】
このようにすれば、例えば図2(A)〜(C)に示すように、配管材(配管部材)の端部にテスト用プラグを螺入固定し、この状態で固定ボルトにより仮枠に配管材を固定するので、セメント流し込みの際の突き押しにも配管材がズレを起こすことが無く、確実な配管工事を行うことができる。
また、例えば図2(C)の左上部に示すように、仮枠を取り除き、テスト用プラグを配管材に螺入したままでも外部に突き出しが無く、他の工事などの邪魔になることが無い。
また、例えば図2(C)示すように、前記テスト用プラグをそのまま用いて圧力テストを行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の配管工事のテスト用プラグを、図示の実施形態に基づいて説明する。なお、既に説明済みの部分には同一符号を付し、重複説明を省略する。
1.第1の実施形態
図1は本実施形態の左側面図,正面図,断面図である。
図1に示すように、配管工事のテスト用プラグTP1は全体形状が略円筒形をしており、本体部10と内ネジ部20とから成る。
本体部10の直径約7mmの外周面には「雄ネジ」である右ネジ11を形成し、内周面の左半分には「回転取外し手段」である六角レンチ穴12を形成し、右半分には固定ボルト40(後述、図2参照)の螺入用の金属スリーブ13を固定し、該金属スリーブ13の内周面には「雌ネジ」である右内ネジ13aを形成する。
本体部10と内ネジ部20とは一体に形成してあり、材質としてはプラスチック(合成樹脂),鋳物,鉄,真鍮,砲金,亜鉛等が好適である。
【0012】
次に、図2(A)〜(C)を参照しつつ、本実施形態のテスト用プラグTP1を使用して行う、配管工事および圧力テストについて説明する。
先ず図2(A)に示すように、配管材103の上下のネジ螺入部103aにそれぞれテスト用プラグTP1を、セメントが浸入しないようにしっかり螺入し封止する。この際、テスト用プラグTP1の露出面とネジ螺入部103aの端面とが同一面、または端面からテスト用プラグTP1が凹むようにする。
【0013】
次いで図2(B)に示すように、所定位置に固定ボルト40を挿入する直径約7mmの穴101aを予め穿設した仮枠101を所定位置に設置し、テスト用プラグTP1を螺入済みの配管材103を、テスト用プラグTP1の中心軸と穴101aの中心とが一致するように配置する。この状態で蝶ネジ42を予め螺入した固定ボルト40を、座金41を介してテスト用プラグTP1の内ネジ部20の右内ネジ13a(図2参照)にしっかり螺入する。この固定ボルト40が内ネジ部20に螺入した状態で蝶ネジ42を締め付け、仮枠101と配管材103とをしっかり固定する。この固定状態でセメント104をバイブレータ等により突き固めしながら所定量を流し込み、セメントが固定化してコンクリートになるのを待つ。
【0014】
次いで図2(C)に示すように、配管材103がコンクリート106により固定された状態で、固定ボルト40,座金41,蝶ネジ42を取り外し、更に下方の六角レンチ穴12(図1参照)に六角レンチ(図示省略)を差し込んで回転させ、テスト用プラグTP1のみを配管材103から取り外す。
このテスト用プラグTP1を外した配管材103の端部から所定圧の水圧を加え、水漏れの有無を確認し、水漏れの無い場合は配管材103のコンクリート打ちが完了する。
【0015】
このように本実施形態のテスト用プラグTP1を使用すれば、セメントの流し込み時の突き固めを、仮枠101と配管材103とがしっかりした固定した状態で行うことができるので、配管材103の水平・垂直を確実に維持することができ、また圧力テストを一種類のテスト用プラグで実施することが可能となる。
また、図2(C)の左上部に示すように、仮枠を取外した状態であっても、テスト用プラグTP1は外部に突き出すことがないので、他の工事の邪魔になることがない。
更に、従来は長いテスト用プラグ(図9参照)が、他の工事業者等にとって邪魔な場合には取り外されてしまい、配管材内部に土砂等が浸入する場合があったが、本実施形態によればテスト用プラグTP1の長さが短いので、邪魔扱いにより取り外されることが無い。従って、配管材内部に土砂等が浸入することがない。
更にまた、仮枠に設ける固定ボルト挿通用の穴の直径が小さいので(例えば約7mm)、仮枠の再利用が可能となり、特に高価なパネコートの場合に有効である。
【0016】
2.参考例1
図3は本発明の参考例1の左側面図,正面図,断面図である。本参考例と第1の実施形態との相違点は、第1の実施形態の内ネジ部20の右端部が封止されていたのに対し(図1の断面図参照、第1の実施形態を「封止型」と呼ぶ)、本参考例の内ネジ部20Aの右端部は開放されている(図3の断面図参照、参考例1を「貫通型」と呼ぶ)。図3に示すように、内ネジ部20Aの右端には細長い固定ボルト40Aを挿通する貫通穴21を形成する。この貫通穴21以外の構成は、第1の実施形態に同一である。
【0017】
次に、図4を参照しつつ、本参考例のテスト用プラグTP2を使用して行う、配管工事および圧力テストについて説明する。先ず図4(A)に示すように、予め所定位置に固定ボルト40Aを挿入する穴101aを穿設した仮枠101を所定位置に設置し、テスト用プラグTP2を螺入済みの配管材103Aを配置する。この状態で蝶ネジ42を予め螺入した固定ボルト40Aを、座金41を介して左側のテスト用プラグTP2の内ネジ部20A(図3参照)に螺入し、更に右側のテスト用プラグTP2の内ネジ部20に螺入する。この固定ボルト40Aが左右の内ネジ部20に螺入した状態で左側の蝶ネジ42を締め付け、更に右側の蝶ネジ42を締め付けて仮枠101と配管材103Aとをしっかり固定する。
【0018】
この固定状態でセメント104を突き固めしながら所定量を流し込み、セメントが固定化してコンクリートになるのを待つ。
次いで図4(B)に示すように、配管材103Aがコンクリート106により固定された状態で、固定ボルト40A,座金41,蝶ネジ42を取り外し、更に仮枠101を取り外す。
更に図4(C)に示すように、左右のテスト用プラグTP2を取り外し、左側に封止型のテスト用プラグTP1を螺入し、配管材103Aの左端部を封止する。
そして、貫通型のテスト用プラグTP2を外した配管材103Aの右端部から所定圧力の水圧を加え、水漏れの有無を確認し、水漏れの無い場合は配管材103Aのコンクリート打ちが完了する。
【0019】
このように本参考例のテスト用プラグTP2を使用すれば、前記第1の実施形態の効果に加えて、仮枠101と配管材103Aとを一本の固定ボルト40Aのみで、しっかりと固定することができる。
【0020】
第1の実施形態の変形例
図5に、封止型のテスト用プラグTP1の変形例を示す。
図5(A)は鍔部30を設け、該鍔部30の周側面には本体部10に向かって下がる方向にテーパ31を形成する。該テーパ31によりコンクリート打ち終了後、テスト用プラグTP1を回転して取り外す工事が容易となる。
図5(B)は鍔無しで且つ半径の異なる2段の部分の外周面にネジを形成したテスト用プラグTP1bである。太い部分は右ネジであり、細い部分は左ネジである。
図5(C)は鍔付きの鍔側に内ネジ部を突き出したテスト用プラグTP1cである。
図5(D)は鍔無しのテスト用プラグTP1dである。
図5(E)は左右両方に内部ネジを設けたテスト用プラグTP1eである。
【0021】
(4)参考例1の変形例
図6に貫通型のテスト用プラグTP2の変形例を示す。図6(A)はテーパを形成した鍔を備えたテスト用プラグTP2aである。本例によれば、コンクリート打ち完了後、テーパがあるのでテスト用プラグTP2aの取外しが容易に行える。図6(B)は鍔無しのテスト用プラグTP2bである。本例によればテスト用プラグTP2bに左右の方向性がないので、作業員が方向性を気にする必要が無い。図6(C)は鍔付き且つ半径の異なる内ネジ部を形成したテスト用プラグTP2cである。この場合、左右の内ネジ部では右側に右ネジを形成し、左側に左ネジを形成する。図6(D)はテーパ付きの鍔部を備えたテスト用プラグTP2dである。図6(E)は鍔付きの鍔側に内ネジ部を突き出したテスト用プラグTP2eである。
【0022】
なお、前記第1の実施形態および参考例1において、内部ネジの個所が細いタイプ(図7(A))と同一太さのタイプ(図7(B))のものを示した。このように2つのタイプのものを用意した理由は次の通りである。即ち、図7(C)に示す配管材103Bのように、管の内径が途中から細くなり、図7(B)に示したタイプの配管工事のテスト用プラグが使用できない場合がある。このような場合には、図7(A)の内部ネジの個所が細い配管工事のテスト用プラグを使用する。また、図7(D)に示した螺入部の十分にある配管材103Cの場合には、図7(A)または図7(B)の両方のタイプが使用可能であるのは勿論である。
【0023】
(5)回転取外し手段の変形例
第1の実施形態および参考例1では、配管工事のテスト用プラグを回転により取り外す回転取外し手段として六角レンチ穴の場合を説明した(図1,図3参照)。本変形例は各種の回転取外し手段である。図8(A)は鍔部30に一文字切込み51を形成した場合である。この場合は螺入および取り外しの際に、例えば10円玉等の硬貨を使用できる。図8(B)は鍔部30に十文字切込み52を形成した場合である。この場合も螺入および取り外しの際に、例えば10円玉等の硬貨を使用できる。図8(C)は2つの掛止穴53を形成した場合である。この場合は螺入および取り外しの際に一文字ハンドルを用いる。図8(D)は鍔部30に左ネジを螺設した場合である。この場合は螺入および取り外しの際に左ネジを形成したドライバを使用する。
【0024】
(6)参考例2
図10(A)に本参考例のL型継ぎ手JLの断面図を示す。円筒状のL型継ぎ手JLは、開口部に雌ネジ62を形成した一方の管部63の中心軸の延長線上の角部に、受けネジ部60を突設形成してなる。受けネジ部60の内面に、前記管部63の中心軸に一致するような、中心軸を有する雌ネジ61を形成する。64は他方の管部である。
【0025】
次に図11(A)〜(C)を参照しつつ、本参考例のL型継ぎ手JLを使用して行う、配管工事および圧力テストについて説明する。先ず図11(A)に示すように、配管材103の上下にそれぞれL型継ぎ手JLの他方の管部64を、固定する。次いで図11(B)に示すように、所定位置に固定ボルト40を挿入する直径約7mmの穴101aを予め穿設した仮枠101を所定位置に設置し、L型継ぎ手JLを固定済みの配管材103を、L型継ぎ手JLの中心軸と穴101aの中心とが一致するように配置する。この状態で蝶ネジ42を予め螺入した固定ボルト40を、座金41を介してL型継ぎ手JLの受けネジ部60の雌ネジ61(図10(A)参照)にしっかり螺入する。この固定ボルト40が受けネジ部60に螺入した状態で蝶ネジ42を締め付け、仮枠101と配管材103とをしっかり固定する。この固定状態でセメント104をバイブレータ等により突き固めしながら所定量を流し込み、セメントが固体化してコンクリートになるのを待つ。
【0026】
次いで図11(C)に示すように、配管材103がコンクリート106により固定された状態で、上下の固定ボルト40,座金41,蝶ネジ42を取り外し、更に上方のL型継ぎ手JLの雌ネジ62にテスト用プラグTP1を螺入し、しっかり固定する。
そして下方のL型継ぎ手JLの端部から所定圧の水圧を加え、水漏れの有無を確認し、水漏れの無い場合は配管材103のコンクリート打ちが完了する。
【0027】
このように本参考例のL型継ぎ手JLを使用すれば、セメントの流し込み時の突き固めを、仮枠101と配管材103とがしっかりした固定した状態で行うことができるので、配管材103の水平・垂直を確実に維持することができる。また、図11(C)の左上部に示すように、仮枠を取外した状態であっても、外部に突き出すことがないので、他の工事の邪魔になることがない。更に、上下のL型継ぎ手JLの開口部のそれぞれを、テスト用プラグTP1で封止しておけば、配管材内部に土砂等が浸入することがない。更にまた、仮枠に設ける固定ボルト挿通用の穴の直径が小さいので(例えば約7mm)、仮枠の再利用が可能となり、特に高価なパネコートの場合に有効である。
【0028】
(7)参考例3
図10(B)に本参考例のT型継ぎ手JTの断面図を示す。T型継ぎ手JTは、開口部に雌ネジ72を形成した第1の管部73の中心軸の延長線上の突き当たり部に、受けネジ部70を突設形成してなる。受けネジ部70の内面に、前記第1の管部73の中心軸に一致するような、中心軸を有する雌ネジ71を形成する。74は第2の管部、75は第3の管部である。このように構成したT型継ぎ手JTを使用して配管工事および圧力テストを行う場合も、前記参考例2で説明した方法と同様の方法で、実施することが可能である。
【0029】
なお、前記参考例2、3では、管部の開口部に雌ネジを形成した場合を説明したが、管部の開口部に雌ネジを形成しない場合にも、本発明を適用可能であるのは勿論である。この雌ネジを形成しない場合は、図11(A)で示した配管材103とL型継ぎ手JLとの固定には、例えば接着剤を使用すればよい。また、前記参考例では給水配管工事の場合を説明したが、石油等のプラントの配管工事やガスの配管工事の場合にも、本発明を適用可能であるのは勿論である。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、以下の効果を発揮することができる。
本発明によれば、例えば図2(A)〜(C)に示すように、配管材の端部にテスト用プラグを螺入固定し、この状態で固定ボルトにより仮枠に配管材を固定するので、セメント流し込みの際の突き押しにも配管材がズレを起こすことが無く、確実な配管工事を行うことができる。
また、例えば図2(C)の左上部に示すように、仮枠を取り除き、テスト用プラグを配管材に螺入したままでも外部に突き出しが無く、他の工事などの邪魔になることが無い。
また、例えば図2(C)示すように、前記テスト用プラグをそのまま用いて圧力テストを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の三面図である。
【図2】 同第1の実施形態の使用方法を示す図であって、(A)は配管材にテスト用プラグを螺入した図、(B)は仮枠に配管材を固定しセメントを流し込む図、(C)は仮枠を取り外し、圧力テストを行う図である。
【図3】 本発明の参考例1の三面図である。
【図4】 同参考例1の使用方法を示す図であって、(A)は固定ボルトで仮枠,配管材を固定しセメントを流し込む図、(B)は仮枠,固定ボルトを取り外した図、(C)は封止型のテスト用プラグで封止し圧力テストを行う図である。
【図5】 封止型のテスト用プラグの変形例を示す図である。
【図6】 貫通型のテスト用プラグの変形例を示す図である。
【図7】 配管材の直径に応じて、使用するテスト用プラグのタイプを使い分ける場合を説明する図である。
【図8】 回転取外し手段の変形例を示す図である。
【図9】 従来のテスト用プラグを説明する図であって、(A)はテスト用プラグを補強してセメントの流し込みを行う図、(B)は圧力テストを行う図である。
【図10】 (A)は参考例2の断面図、(B)は参考例3の断面図である。
【図11】 同参考例2の使用方法を示す図であって、(A)は配管材に配管工事の継ぎ手を固定した図、(B)は仮枠に継ぎ手固定済みの配管材を固定し、セメントを流し込む図、(C)は仮枠を取り外し、圧力テストを行う図である。

Claims (9)

  1. 予め用意した配管部材の螺入部に螺合させる雄ネジを、当該配管工事のテスト用プラグ本体の外周面に備えると共に、
    当該配管工事のテスト用プラグ本体の内部に外部からボルトを螺合する雌ネジが形成される内ネジ部を備え、
    当該配管工事のテスト用プラグにより前記螺入部を螺入封止してコンクリート打ちの後、当該配管工事のテスト用プラグを回転により取り外す回転取外し手段を当該テスト用プラグ本体に備え、
    当該配管工事のテスト用プラグの外径に関し、前記内ネジ部の外径となる螺入方向先端部の外径が前記雄ネジの形成された螺入方向後端部側の外径より細く、
    前記雌ネジが、螺入方向先端部を貫通しないように前記内ネジ部内に形成され、
    螺入方向先端部が封止されていることを特徴とする配管工事のテスト用プラグ。
  2. 請求項1記載の配管工事のテスト用プラグにおいて、
    当該配管工事のテスト用プラグの本体外周面に形成した雄ネジの軸方向長さは、前記配管部材の螺入部の長さと同等または同等以下の長さであることを特徴とする配管工事のテスト用プラグ。
  3. 請求項1または請求項2記載の配管工事のテスト用プラグにおいて、
    当該配管工事のテスト用プラグは筒状部材から成ることを特徴とする配管工事のテスト用プラグ。
  4. 請求項1または請求項2記載の配管工事のテスト用プラグにおいて、
    前記内ネジ部が金属スリーブを含むことを特徴とする配管工事のテスト用プラグ。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の配管工事のテスト用プラグにおいて、
    当該配管工事のテスト用プラグの螺入方向後端部に鍔を備えて成ることを特徴とする配管工事のテスト用プラグ。
  6. 請求項5記載の配管工事のテスト用プラグにおいて、
    前記鍔の外周部は、螺入方向にテーパを備えて成ることを特徴とする配管工事のテスト用プラグ。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の配管工事のテスト用プラグにおいて、
    前記回転取外し手段は、回転取外し工具を挿入する挿入穴を備えて成ることを特徴とする配管工事のテスト用プラグ。
  8. 請求項7記載の配管工事のテスト用プラグにおいて、
    前記挿入穴は、六角レンチの挿入穴であることを特徴とする配管工事のテスト用プラグ。
  9. 請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の配管工事のテスト用プラグにおいて、
    前記回転取外し手段は、当該配管工事のテスト用プラグの内部に螺設した雌ネジであることを特徴とする配管工事のテスト用プラグ。
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