JPH0452307Y2 - - Google Patents

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JPH0452307Y2
JPH0452307Y2 JP1138087U JP1138087U JPH0452307Y2 JP H0452307 Y2 JPH0452307 Y2 JP H0452307Y2 JP 1138087 U JP1138087 U JP 1138087U JP 1138087 U JP1138087 U JP 1138087U JP H0452307 Y2 JPH0452307 Y2 JP H0452307Y2
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grout hole
cylindrical member
cylindrical
seal cap
hole
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は推進管用グラウト穴のシール装置に
関するものである。
(2) 従来の技術 推進工法による推進管の配設後、地山と推進管
との間に生じる〓間により地盤沈下が起きないよ
うに、該〓間にはグラウト剤が充填される。第4
図に示すように、このグラウト剤104の充填作
業は例えば発進坑100内に設置したポンプ10
1、及び充填用ホース102を用いて推進管10
3の内面側から行なうようになつており、そのた
めホース102の先端を連結するグラウト穴10
5が第5図のように、推進管103の鉄管部10
3aの所定位置にねじ切り加工によりめねじが形
成されて明けられる。
従来、前記のようなグラウト剤104の充填後
のグラウト穴105の止水(シール)のために、
シールキヤツプ107を推進管103の内面側か
らグラウト穴105のめねじにおねじを螺合して
被着し、シールキヤツプ107の外向きフランジ
111に設けたシールリング112をグラウト穴
105の内側周縁部に形成した座ぐり部113に
密接させている。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところで、前記のようなシールキヤツプ107
によるシールの場合、シールキヤツプ107がね
じを利用してグラウト穴105に被着されるもの
であるため、グラウト穴105に芯出ししてめね
じをねじ切り加工するのが非常に困難であり、第
6図のようにねじ中心線Xが管中心線Yに対して
傾くようにねじ切りがされると、シールリング1
12の一部が座ぐり部113に密接しなくなつて
漏水し易く、シールが完全に行なえなくなるとい
う問題点があつた。また、鉄管部103aの管厚
が薄い推進管103ではめねじのねじ山が少くな
るため、被着後にシールキヤツプ107が緩んで
漏水し易いという問題点もあつた。
そこで、この考案はグラフト穴を設けるに際
し、芯出しするような面倒な作業を必要としない
で、シールキヤツプによるシールを完全に図るこ
とができ、しかも管厚の影響を受けることがない
ようにすることを技術的課題とする。
(4) 問題点を解決するための手段 前記技術的課題を達成するため、この考案の推
進管用グラウト穴のシール装置は、推進管の所定
位置にねじなしグラウト穴が明けられ、このグラ
ウト穴の内側周縁部と外側周縁部にそれぞれグラ
ウト穴に嵌挿する小径筒部とグラウト穴の周縁部
に係合する大径筒部とをもつ筒状部材が、一方の
筒状部材の小径筒部の内周面に形成しためねじに
他方の筒状部材の小径筒部の外周面に形成したお
ねじが螺合し、該螺合により互いに接近する両大
径筒部でグラウト穴の周縁部を挟持して固定さ
れ、かつ前記一方の筒状部材又は他方の筒状部材
の内周面に形成しためねじにシールキヤツプのお
ねじが螺合され、このシールキヤツプは外向きフ
ランジ部を有していて前記おねじの螺合により該
フランジ部が、螺合する筒状部材の大径筒部に係
合するようになつており、前記シールキヤツプの
フランジ部と、螺合する筒状部材の大径筒部との
係合部、及び該筒状部材の大径筒部と、グラウト
穴の内側周縁部との係合部間にそれぞれシール部
材が配設されていることを特徴とする。
(5) 作用 前記のような技術的手段を採用することによ
り、従来のように面倒な芯出し作業でグラウト穴
にめねじを形成するようなことが一切必要なくな
る。また、シールキヤツプはねじなしグラウト穴
の周縁部を挟持して固定される両筒状部材を介し
て被着されるため、グラウト穴の芯振れに影響さ
れず、シール部材によるシールがより確実に完全
なものとなる。しかもシールキヤツプのねじ込み
長さを均一にすることができるとともに、推進管
の管厚が薄くともシールキヤツプを緩みなく被着
することが可能となる。
(6) 考案の効果 推進管に設けるグラフト穴をねじなしとしたの
で、例えばグラウト穴をルーズなキリ穴とするこ
とが可能となり、したがつて管の製作が非常に容
易となる。しかも、このようなキリ穴の径はシー
ルキヤツプやグラフト剤充填用ホースの径の大小
に拘らず一定でよいため、穴明け設備も簡略にで
きるなど優れた効果がある。
(7) 実施例 第1図で1は推進管で、鉄管部1a、外層コン
クリート部1b、内層モルタル部1cからなつて
おり、鉄管部1aの所定位置にはグラウト穴とし
てめねじのないルーズなキリ穴3が明けられてい
る。
5は推進管1の外面側に配置された中空の円筒
状部材で、キリ穴3に嵌挿する小径筒部6と、キ
リ穴3の外側周縁部に係合する大径筒部7とから
なり、両筒部6,7間にわたる内周面にはめねじ
8が形成されている。
10は推進管1の内面側に配置された中空の円
筒状部材で、キリ穴3に嵌挿する小径筒部11
と、キリ穴3の内側周縁部に係合する大径筒部1
2とからなり、小径筒部11の外周面には円筒状
部材5のめねじ8に螺合するおねじ13が形成さ
れている。大径筒部12の内周面には推進管1の
内面側が開口した環状凹部15が形成され、かつ
該凹部15以外の内周面にはめねじ16が形成さ
れている。キリ穴3の内側周縁部に係合する大径
筒部12の表面には環状凹溝17が形成され、止
水用ゴム輪18が装着されている。19は座ぐり
部である。
21は凹部15に嵌まり合う大きさの外向きフ
ランジ部22を有するシールキヤツプで、フラン
ジ部22以外の外周面には円筒状部材10のめね
じ16に螺合するおねじ23が形成されている。
フランジ部22において凹部15の開口側と反対
側壁面に当接する表面には環状凹溝25が形成さ
れ、シールリング26が装着されている。27は
シールキヤツプ21を回動する回動部材(図示せ
ず)挿入用の六角穴、28,29は円筒状部材
5,10のいずれか一方(この実施例では円筒状
部材5)を回動し、他方を固定するための部材
(図示せず)挿入用の穴である。
この実施例において両円筒状部材5,10は推
進前に次のようにしてキリ穴3の周縁部に固定さ
れる。すなわち、推進管1の内面側から円筒状部
材10を小径筒部11がキリ穴3に嵌挿するよう
に配置するとともに、推進管1の外面側から円筒
状部材5を小径部材6が同様にキリ穴3に嵌挿す
るように配置した後、円筒状部材10を穴29に
図示しない固定部材を挿入することによつて固定
する一方、円筒状部材5を穴28に図示しない回
動部材を挿入して回動することにより、円筒状部
材5のめねじ8を円筒状部材10のおねじ13に
螺合する。両ねじ8,13の螺合が進むと、両円
筒状部材5,10の大径筒部7,12が互いに接
近してキリ穴3の内外側周縁部に係合し、該周縁
部を両筒部7,12で挟持するようになり、これ
によつて両円筒状部材5,10は固定状態とな
る。この固定状態でゴム輪18がキリ穴3の内側
周縁部に密接して止水が図られる。
次にグラフト剤の充填作業後、シールのためシ
ールキヤツプ21を被着するには、シールキヤツ
プ21を推進管1の内面側から筒状部材10のめ
ねじ16におねじ23を螺合するが、この螺合に
際してはシールキヤツプ21の六角穴27に回動
部材を挿入して回動する。両ねじ16,23の螺
合が進むと、シールキヤツプ21のフランジ部2
2が凹部15の壁面に当接し、かつシールリング
26が密接するに至り、このシールリング26の
密接によりシールが図られる。
第2図は別の実施例であり、この実施例で前記
実施例と相違する部分は第3図に示すように大径
筒部12に相当する部分が長方形体42に形成さ
れ、この長方形体部42の、キリ穴3の内側周縁
部に係合する円周方向の表面43が該周縁部に密
接する円弧状に形成されていることである。その
ほかは穴29がないことなどを除いて前記実施例
とほぼ同様であるため、同様の部分には同一の符
号を付して説明を省略する。この実施例では密接
して係合する長方形体42の表面43と、キリ穴
3の内側周縁部とで回り止め機能を果すため、前
記実施例のような座ぐり部19が不要となり、し
たがつて推進管1の製作が容易となる。
尚、前記各実施例は好ましい例を示したにすぎ
ず、これら実施例に限定されるものでない。例え
ば円筒状部材5,10の配置関係はこれら例の逆
であつてもよいし、円筒状部材5,10も筒状で
あれば円筒状以外でもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断正面
図、第2図は別の実施例を示す縦断側面図、第3
図は同上に用いられる一方の円筒状部材の斜視
図、第4図は従来から行なわれているグラウト剤
充填作業を示す概略正面図、第5図は従来例を示
す縦断正面図、第6図は同上の作用を説明する概
略的縦断側面図である。 1……推進管、3……キリ穴、5,10……円
筒状部材、6,11……小径筒部、7,12……
大径筒部、8,16……めねじ、13,23……
おねじ、15……環状凹部、18……止水用ゴム
輪、21……シールキヤツプ、22……外向きフ
ランジ部、26……シールリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 推進管の所定位置にねじなしグラウト穴が明け
    られ、このグラウト穴の内側周縁部と外側周縁部
    にそれぞれグラウト穴に嵌挿する小径筒部とグラ
    ウト穴の周縁部に係合する大径筒部とをもつ筒状
    部材が、一方の筒状部材の小径筒部の内周面に形
    成しためねじに他方の筒状部材の小径筒部の外周
    面に形成したおねじが螺合し、該螺合により互い
    に接近する両大径筒部でグラウト穴の周縁部を挟
    持して固定され、かつ前記一方の筒状部材又は他
    方の筒状部材の内周面に形成しためねじにシール
    キヤツプのおねじが螺合され、このシールキヤツ
    プは外向きフランジ部を有していて前記おねじの
    螺合により該フランジ部が、螺合する筒状部材の
    大径筒部に係合するようになつており、前記シー
    ルキヤツプのフランジ部と、螺合する筒状部材の
    大径筒部との係合部、及び該筒状部材の大径筒部
    と、グラウト穴の内側周縁部との係合部間にそれ
    ぞれシール部材が配設されていることを特徴とす
    る推進管用グラウト穴のシール装置。
JP1138087U 1987-01-30 1987-01-30 Expired JPH0452307Y2 (ja)

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JPS63121699U JPS63121699U (ja) 1988-08-08
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