JP2005065375A - 防水部材 - Google Patents

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肇 矢田
Noriyuki Ono
範之 大野
Takeo Imoto
武男 井本
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Abstract

【課題】 構造体表面の凹凸や形状等に左右されることなく、構造体に設けられた貫通孔における止水性を十分に確保するとともに、良好なシーリング材の充填状態を得ることのできる施工性を高めた防水部材を提供する。
【解決手段】 防水部材1は、構造体2の貫通孔21に挿入される筒状のスリーブ11と、このスリーブ11の片端を被覆する板状のフランジ部13とを有する。フランジ部13には設備部材3を挿通させるための部材挿通孔131を形成する。スリーブ11の外周面には複数本のシーリング受部12を、スリーブ11と貫通孔21との間に充填するシーリング材18を保持しうるように所定間隔で環状に設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、壁や床等の構造体に貫通して設けられる防水部材に関する。
電線やケーブル、配管等の設備部材類が構造体を貫通して設けられる部分における防水処理方法としてはシーリング工事が一般的であるが、シーリング材の塗布量不足や塗布する部分が不適切等の原因により、まれに雨水の侵入被害が発生している。一度被害が発生すると被害箇所の復旧作業は困難であり、多大な費用も必要となるので、このような設備部材の貫通部分における防水処理は非常に重要なものとなっている。
従来から、構造体に設けられる貫通孔の防水処理としては、以下のような特許文献に記載された技術がある。
例えば特許文献1では、円筒状のスリーブが壁体孔部に埋め込まれ、スリーブの外周面に形成された鍔部と壁体表面との間から、スリーブの外周面先端側と壁体孔部との間にかけて、ゴム質の防水パッキンを介在させて止水する方法が提案されている。
また特許文献2では、壁体孔部に嵌入される配管部材の周縁部と壁面との間にシール材層を形成する方法が提案されている。
特許文献3では、壁体孔部を密封する環状のプレート基材に防水材が接着されて壁面との間を止水し、孔部と配管との間やプレート基材周縁部をパテで充填する方法が提案されている。
また特許文献4では、スリーブの外周面に環状の止水鍔を設けて、スリーブの埋設時に止水鍔を壁体に埋設し、壁体とスリーブとの間にできる空隙を塞いで雨水の侵入に備えた壁体埋設用スリーブが提案されている。
実開昭58−1885号公報 実開昭63−22488号公報 実開昭63−180790号公報 特開平10−160054号公報
前記特許文献1に記載のものは、壁体の表面が凹凸状で非平滑である場合に防水パッキンによる止水だけでは十分に浸水を防ぐことができない。また、前記特許文献2に記載のものは、配管部材の周縁部と壁面との間にしかシール材層がないので、万一、配管部材側に浸水した場合の止水性に乏しい。
前記特許文献3に記載のものは、壁体の表面が凹凸状で非平滑である場合の不具合に加えて、パテの充填量不足等によって止水性が不十分となるおそれがある。
また、前記特許文献4に記載のものは、貫通孔に埋設される部品点数が多く、電線やケーブル等の配線貫通作業に手間と時間がかかってしまうので、より簡易な構造で止水性を得られるようにすることが好ましい。
本発明は以上のような事情にかんがみて、構造体表面の凹凸や形状等に左右されることなく、構造体に設けられた貫通孔における止水性を十分に確保するとともに、良好なシーリング材の充填状態を得ることのできる施工性を高めた防水部材を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するため、本発明に係る防水部材は、構造体の貫通孔に挿入される筒状のスリーブと、このスリーブの片端を被覆する板状のフランジ部とを有する。フランジ部には設備部材を挿通させるための部材挿通孔が形成されるとともに、スリーブの外周面には複数本のシーリング受部が所定間隔で環状に設けられる。そして、該スリーブと貫通孔との間に充填されるシーリング材をシーリング受部が保持しうるように形成されている。
これにより、複数本のシーリング受部同士の間に充填されたシーリング材は、構造体の貫通孔へ挿入されても良好な状態で保持されて、スリーブと貫通孔との間を不足なく充填することができる。
また、本発明の防水部材は、フランジ部の裏面には所定厚さのスペーサが設けられる。これにより、構造体の表面とフランジ部との間に所定のシーリングしろを確保することができる。
また、前記フランジ部の裏面には、シーリング用バックアップ材が備えられる。これにより、適正寸法でシーリング材が充填されるように調整でき、フランジ部の周囲からの浸水を防ぐことができる。
さらに、本発明に係る防水部材は、前記フランジ部の部材挿通孔の周囲に止水材が貼着されている。止水材は例えば合成ゴム等のゴム系材料が好ましい。これにより、フランジ部の部材挿通孔からの浸水を防ぐことができ、より高い止水性を得ることができる。
本発明の防水部材は、スリーブの外周面にシーリング受部を設けることで、このシーリング受部に充填されたシーリング材をそのまま確実に保持した状態で、構造体の貫通孔に嵌入させることができ、構造体の内側への浸水を防いで貫通孔内における止水効果を発揮することができる。
また、本発明の防水部材はフランジ部の部材挿通孔の周囲に、設備部材の形状に追従しうるゴム系材料を貼着されているので、フランジ部の部材挿通孔においても止水性を備えさせることができ、フランジ部の表面側からの浸水を防ぐことができる。
したがって、本発明の防水部材は、構造体の表面とフランジ部との間のシーリング材、フランジ部表面の止水材、及び貫通孔内に保持されるシーリング材の3箇所を1つの部材で止水することが可能であり、高い水密性を確実に得ることができる。
以下、本発明に係る防水部材の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1から図3は本発明に係る防水部材の実施例の一つを示し、図1は防水部材を構造体に取り付けたところを示す側面図、図2は防水部材の正面図、図3は防水部材の側面図である。
この防水部材1は、例えば電線やケーブル等の配線材や配管などの設備部材を壁や床等の構造体に貫通させて整備する際に、構造体に設けられる貫通孔21の内外で浸水を防いで、この貫通孔21における止水性を確保するものである。
防水部材1は、図1に示すように、壁体2の貫通孔21に挿入される筒状のスリーブ11を有している。このスリーブ11の外径は、貫通孔21の内径よりも小さく形成されて、スリーブ11と貫通孔21との間に所定の間隙が設けられ、貫通孔21に容易に挿入されうるように形成されている。
また防水部材1には、円板状のフランジ部13が前記のスリーブ11の片端を被覆するように設けられている。図2に示すように、このフランジ部13のほぼ中央には、設備部材であるケーブル3等を挿通させるための部材挿通孔131が形成されている。この部材挿通孔131は、スリーブ11に挿通される設備部材の種類や大きさ等に合わせた適宜の孔径で形成される。
スリーブ11の外周面には複数本のシーリング受部12が、所定間隔で環状に設けられている。例示の形態では、このシーリング受部12がスリーブ11に5本設けられている。シーリング受部12は、スリーブ11と貫通孔21との間に形成された所定の間隙分に対応する大きさで形成され、シーリング受部12の外周縁が貫通孔21の内周に密着しうるように構成されている。
また、図3に示すように、フランジ部13の裏面には所定厚さを有するスペーサ14が設けられている。スペーサ14は、フランジ部13の周縁部に所定間隔で複数個が立設されて、壁体2の表面とフランジ部13との間において、スペーサ14の厚さに相当するシーリングしろを確保している。
フランジ部13の裏面にはシーリング用バックアップ材15が備えられて、シーリング材が適正寸法で充填されるように調整されてもよい。この場合、シーリング用バックアップ材15は、例えば合成樹脂系の発泡材等が使用されることが好ましい。
また、例示の形態では、フランジ部13の表面には、部材挿通孔131の周囲を含むほぼ全面にシーリング材の密着性の高い材料からなる止水材16が貼着されている。
以上のように構成される防水部材1は、施工に際して、まずスリーブ11のシーリング受部12同士の間にシーリング材18が充填される。そして、図3に示すように壁体2の貫通孔21に嵌入されて、フランジ部13のスペーサ14が壁体2の表面に当接する。このとき、シーリング受部12によって、スリーブ11と貫通孔21との間に充填されたシーリング材18は、壁体2への嵌入作業を経ても良好に保持された状態で偏り等を生じず、貫通孔21とスリーブ11との間における止水性を確実に得ることができる。
また、フランジ部13の周縁部にもシーリング材18を充填する。これによって、壁体2の表面とフランジ部13との間からの浸水を防ぎ、止水効果を高めることができる。
また、フランジ部13の部材挿通孔131には、ケーブル3が挿入されて配線挿通作業が行われる。ケーブル3の挿入後は、ケーブル3が止水材16に密着するので、ケーブル3と部材挿通孔131との間における止水性も確保することができる。さらに、ケーブル3と部材挿通孔131との間にシーリング材を塗布してもよく、これにより防水性を高めて信頼性を向上させることができる。
したがって、本発明の防水部材1は前記した簡単な施工作業だけで貫通孔21に設置することができ、壁体2の表面とフランジ部13との間のシーリング材18、及びフランジ部13の表面の止水材16によって壁体2の表面側からの浸水を防ぐとともに、貫通孔21内においてはシーリング受部12同士の間に良好に充填されたシーリング材18によって止水して、これらの3箇所を1つの部材での止水効果が期待でき、高い水密性を得ることができる。
本発明に係る防水部材を構造体に取り付けたところを示す側面図である。 本発明に係る防水部材の正面図である。 本発明に係る防水部材の側面図である。
符号の説明
1 防水部材
11 スリーブ
12 シーリング受部
13 フランジ部
131 部材挿通孔
14 スペーサ
15 シーリング用バックアップ材
16 止水材
18 シーリング材
2 壁体(構造体)
21 貫通孔

Claims (4)

  1. 構造体の貫通孔に挿入される筒状のスリーブと、このスリーブの片端を被覆する板状のフランジ部とを有し、
    フランジ部には設備部材を挿通させるための部材挿通孔が形成されるとともに、スリーブの外周面には複数本のシーリング受部が所定間隔で環状に設けられて、該スリーブと貫通孔との間に充填されるシーリング材をシーリング受部が保持しうるように形成されたことを特徴とする防水部材。
  2. フランジ部の裏面には所定厚さのスペーサが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の防水部材。
  3. フランジ部の裏面にはシーリング用バックアップ材が備えられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の防水部材。
  4. フランジ部の部材挿通孔の周囲に止水材が貼着されたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の防水部材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014070678A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 貫通孔防火措置具
CN103875169A (zh) * 2011-10-07 2014-06-18 日产自动车株式会社 电力变换装置

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