JP2012025297A - 自動二輪車、及び、自動二輪車に搭載される盗難通報装置 - Google Patents

自動二輪車、及び、自動二輪車に搭載される盗難通報装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリの取り外しを検知し、車両の盗難検知の正確性を向上する。
【解決手段】盗難検知装置は、バッテリの電圧を監視する電圧監視部によって、所定時間間隔T1における電圧の降下量を算出する。また、盗難検知装置は、電圧の降下量が所定の降下量閾値を越えているか否かに基づいて、車両の盗難発生を判断する。盗難検知装置は、盗難が発生したと判断した場合に、車両の位置情報を送信し、車両の盗難を通報する無線通信装置を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動二輪車、及び、自動二輪車に搭載される盗難通報装置に関し、特に、盗難検知の正確性を向上するための技術に関する。
下記特許文献1は、GPS(Global Positioning System)を利用した位置情報取得機能と、無線通信機能とを備えた車両の盗難通報装置を開示している。この盗難通報装置には加速度センサが設けられ、盗難通報装置は、加速度センサによって異常な揺れを検知した時に、車両が盗難されたと判断している。そして、その時には、当該盗難通報装置は、無線通信機能を利用して車両の現在位置情報をサービスセンターに送信している。サービスセンターは位置情報を利用して、盗難された車両の発見を支援している。
特開2002−362448号公報
車両が盗難された場合、盗難通報装置の作動停止を目的として、盗難者によって車両に搭載されたバッテリが外される場合がある。そこで、盗難通報装置が、車両の異常な揺れだけでなく、バッテリの取り外しをも盗難発生と判断すれば、盗難検知がより正確になる。
バッテリ取り外しの判定処理としては、例えば、バッテリ電圧が予め設定した閾値より低い状態が継続した場合に、バッテリが取り外されたと判断する処理が考えられる。しかしながら、バッテリの取り外し時だけでなく、バッテリ消耗時(バッテリ上がりの時)においても、バッテリ電圧が閾値より低い状態が継続する。そのため、この処理ではバッテリの消耗を誤って盗難と判断してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、位置情報取得機能と無線通信機能とを備える盗難通報装置及び自動二輪車において、盗難検知の正確さを向上することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る盗難通報装置は、電圧監視部と、電圧差算出部と、盗難判定部と、位置情報取得部と、無線通信部とを備える。前記電圧監視部は、バッテリの電圧を監視する。前記電圧差算出部は、前記電圧監視部によって所定の時間間隔を空けて検知される電圧に基づいて、前記所定の時間間隔における電圧の降下量を算出する。前記盗難判定部は、前記電圧の降下量が所定の降下量閾値を越えているか否かに基づいて、車両の盗難発生を判断する。前記位置情報取得部は、車両の位置情報を取得する。前記無線通信部は、盗難が発生したと判断された場合に、前記位置情報を送信し、車両の盗難を通報する。
上記課題を解決するために、本発明に係る自動二輪車は上記盗難通報装置を備える。
本発明によれば、バッテリの電圧が徐々に低下するバッテリの消耗と、バッテリの取り外しとの誤判定を抑えることができ、盗難検知の正確性を向上できる。なお、本発明において、電圧監視部はバッテリの電圧を直接的に検知してもよいし、他の回路や装置の下流の電圧、すなわち、バッテリの電圧から下降した電圧を検知することで、間接的にバッテリの電圧を監視してもよい。
本発明の実施形態の例である盗難通報装置を備える自動二輪車の側面図である。 盗難通報装置及びそれに接続される装置を示すブロック図である。 車両の盗難を検知するために制御部が実行する処理の概要を説明するための図である。 制御部の機能を示すブロック図である。 制御部が実行する処理の流れの例を示すフローチャートである。 バッテリが取り外された場合における、バッテリの電圧と、電源回路の異常通知信号のオン/オフ状態と、計時カウンタ、及び、異常フラグのオン/オフ状態の時間的な変化の例を示している。 スタータモータの始動時における、バッテリの電圧と、電源回路の異常通知信号のオン/オフ状態と、計時カウンタ、及び、異常フラグのオン/オフ状態の時間的な変化の例を示している。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態の例である盗難通報装置20を備える自動二輪車1の側面図である。図2は盗難通報装置20及びそれに接続される装置を示すブロック図である。
図1に示すように、自動二輪車1は、盗難通報装置20に加えて、エンジン2と、バッテリ41とを備えている。エンジン2の駆動力は、エンジン2の後方に配置された後輪3に伝達される。エンジン2の前方には前輪4が配置されている。前輪4はフロントフォーク5の下端で支持されている。フロントフォーク5は車体フレームによって左右に回転可能に支持されている。フロントフォーク5の上方にはハンドルバー6が配置されている。
車体の最前部には左右の方向指示器9が配置され、車体の最後部にも左右の方向指示器11が配置されている。ハンドルバー6にはこれら方向指示器9,11のスイッチ(不図示)が設けられており、方向指示器9,11は搭乗者のスイッチ操作に応じて点灯し、車両が進む方向を示す。また、自動二輪車1は警音器12を備えている。ハンドルバー6には警音器12のスイッチ(不図示)も設けられており、警音器12は搭乗者のスイッチ操作に応じて警告音を発する。
なお、この例では、図2に示すように、方向指示器9,11と警音器12は、盗難通報装置20に接続されている。盗難通報装置20は、車両が盗難されたと判断した時に、方向指示器9,11及び警音器12を作動させる。盗難通報装置20の制御については、後において説明する。
自動二輪車1は、図2に示すように、エンジン2を始動するためのスタータモータ13を備えている。スタータモータ13はスタータリレー13aを介してバッテリ41に接続されている。スタータリレー13aがオン状態になると、スタータモータ13はバッテリ41から供給される電力によって駆動し、エンジン2を始動する。
スタータリレー13aには、スタータスイッチ14の一方の接点に接続されている。スタータスイッチ14の他方の接点はバッテリ41に接続されている。スタータスイッチ14は、搭乗者によって操作され、スタータリレー13aのオン/オフを切り換える。
バッテリ41にはさらに電源ラインL2を介して電装品7が接続されている。電装品7は、例えば、ヘッドライトやテールライトなどの灯火器や、車速等を表示するメータなど、車両に搭載される種々の電装品である。この電装品7には、当該電装品7にかかる電圧を平滑化するための平滑回路7aが設けられている。平滑回路7aはコンデンサを含んでいる。
バッテリ41はエンジン2の駆動によって発電する発電機(不図示)によって充電され、これら電装品7やスタータモータ13、盗難通報装置20などに電力を供給する。
盗難通報装置20は、GPS(Global Positioning System)などを利用する位置情報取得機能と、携帯電話網などの双方向通信システムを利用する無線通信機能とを有している。盗難通報装置20は、車両が盗難されたか否かを判定し、盗難されたと判断した場合には、無線通信によって車両の位置情報を予め規定されたサービスセンターに通知する。サービスセンターは、盗難通報装置20から受信した車両の位置情報に基づいて、例えば、車両を追跡し、車両の発見を支援する。
図2に示すように、盗難通報装置20は、制御部21、記憶部22、電圧監視回路31、電源回路32、位置情報取得装置34、無線通信装置33、駆動回路35,36と、振動センサ37と、サブバッテリ38とを有している。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)を含み、記憶部22に予め格納されたプログラムに従って動作し、盗難通報装置20の全体を制御する。記憶部22は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)を含み、上述したプログラムを保持するとともに、制御部21の処理過程で利用される記憶領域としても機能する。また、記憶部22は、車両の固有情報を保持している。この固有情報は、車両が盗難された時に、車両の位置情報とともに上述のサービスセンターに送信される。
電源回路32は、バッテリ41の出力端子に接続されており、バッテリ41から供給される電力を、盗難通報装置20が有する各装置の駆動電力に変換し、各装置に供給する。具体的には、電源回路32は、DC−DCコンバータやレギュレータなどを含み、バッテリ41の電圧を各装置の動作電圧に変換する。
また、この例では、電源回路32は、バッテリ41から供給される電力の電圧が予め規定された値(以下、切換電圧Vs)より低くなると、制御部21に、その旨を示す信号(以下、異常通知信号)を入力する。制御部21は、異常通知信号を受けると、不図示のスイッチをオンにして、サブバッテリ38を作動させる。これにより、サブバッテリ38は、バッテリ41に替わって、制御部21を含む盗難通報装置20を構成する各装置に、その駆動電力を供給する。
電圧監視回路31はバッテリ41の電圧を監視するための回路である。この例では、電圧監視回路31は、電源回路32とバッテリ41とを繋ぐ電源ラインL1に接続され、電源回路32の上流の電圧(換言すると、バッテリ41の出力電圧)を検知している。電圧監視回路31はA/D変換回路を含み、所定のサンプリング周期で、検知した電圧を制御部21が処理可能なデジタル信号に変えて制御部21に入力している。なお、電圧監視回路31が検知する電圧は、電源回路32の上流の電圧に限られない。電圧監視回路31は、例えば、電源回路32の下流の電圧を検知することで、間接的にバッテリ41の電圧を監視してもよい。
位置情報取得装置34は車両の位置情報を取得する装置である。位置情報取得装置34は、例えばGPS受信機を含み、アンテナ34aによってGPS衛星から受信した情報に基づいて、車両の現在の位置情報を算出し、制御部21に入力する。なお、位置情報取得装置34がGPS衛星からの情報を受信し、制御部21がその情報に基づいて、車両の位置情報を算出してもよい。また、位置情報取得装置34はGPS衛星を利用したものに限られず、例えば、携帯電話網を利用して車両の位置情報を取得してもよい。
無線通信装置33は、例えば、デジタル携帯電話などで利用されている通信規格に従って信号を送信/受信する無線機である。無線通信装置33は、アンテナ33aによって受信した電波を復調/復号化し、デジタル信号として制御部21に入力したり、制御部21から入力された信号を、変調/符号化しアンテナ33aを用いて送信する。
振動センサ37は車両が振動しているか否かを検知するためのセンサである。振動センサ37は、例えば、加速度センサによって構成され、車両に掛っている加速度を示す信号を制御部21に入力する。制御部21は振動センサ37からの信号に基づいて、異常な振動を検知した場合に、車両が盗難されたと判断し、例えば、警音器12を作動させる。
サブバッテリ38は、上述したように、バッテリ41が消耗した時(バッテリ41が上がった時)や、バッテリ41が取り外された時に、バッテリ41に替わって盗難通報装置20の各装置を駆動させるためのバッテリである。なお、サブバッテリ38は、通常時は、バッテリ41によって充電されている。
駆動回路35は、制御部21からの指示を受けて、バッテリ41から供給された電力を方向指示器9,11に供給し、方向指示器9,11を作動させる。また、駆動回路36は、制御部21からの指示を受けて、バッテリ41から供給された電力を警音器12に供給し、警音器12を作動させる。この例では、制御部21は、後述するように、車両が盗難されたと判断した時に、これら方向指示器9,11及び警音器12を作動させる。
以下、制御部21が実行する処理について説明する。図3は、車両の盗難を検知するために制御部21が実行する処理の概要を説明するための図である。同図において、縦軸は電圧監視回路31によって検知されるバッテリ41の電圧を示し、横軸は時間を示している。実線Aはt1においてバッテリ41が取り外された時のバッテリ41の電圧の変化の例を示している。破線Bはバッテリ41がバッテリ消耗(バッテリ上がり、エンジン2がスタートできない程度の放電状態)に至るまでの電圧の変化の例を示している。一点鎖線Cは、t1においてスタータモータ13が始動した時に電圧監視回路31で検知する電圧の変化の例を示している。
破線Bで示すように、バッテリ消耗に至る過程では、バッテリ41の電圧は緩やかに低下する。また、一点鎖線Cで示すように、スタータモータ13の始動時には、スタータモータ13に突入電流が流れるため、電圧監視回路31によって検知する電圧は急速に低下する。その後、突入電流が解消されると、t4に示すように、電圧監視回路31によって検知する電圧は回復する。
一方、実線Aで示すように、バッテリ41が取り外された時には、電圧監視回路31によって検知する電圧は急速に低下し、その後、0に至る。なお、上述したように、電装品7には平滑回路7aが設けられている。平滑回路7aは、図2に示すように、盗難通報装置20と並列に接続されている。平滑回路7aが備えるコンデンサが充電された状態で、バッテリ41が取り外された時、コンデンサが放電し、盗難通報装置20に、短時間、電力が加えられる。そのため、このような場合には、電圧監視回路31によって検知する電圧は、瞬時に0になるのでなく、図3に示すように、コンデンサの電圧降下に応じて下がる。制御部21は、これら3つの場合を識別し、バッテリ41が取り外された時に、車両が盗難された判断する。
具体的には、制御部21は、破線Bに示すようなバッテリ消耗と、実線Aに示すようなバッテリ41の取り外しとを識別するために、所定の時間間隔(以下、検出時間間隔T1という、図3参照)を空けて電圧監視回路31によって検知される2つの電圧(例えば、図3ではt2とt3のそれぞれで検知される電圧)の差が所定の閾値(以下、降下量閾値Vd1)を越えたか否かを判定している。具体的には、制御部21は、検出時間間隔T1における電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1を越えたか否かを判定している。ここで、検出時間間隔T1は、バッテリ消耗に至る過程でバッテリ41の電圧が降下量閾値Vd1だけ低下するのに要する時間よりも十分に短い時間であり、例えば、1秒或いは数秒である。バッテリ消耗に至る過程では電圧降下は緩やかである。そのため、検出時間間隔T1における電圧降下量を利用することで、実線Aに示すバッテリ41の取り外しと、破線Bに示すバッテリ消耗とを識別できる。すなわち、電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1より小さい場合には、制御部21は、電圧降下がバッテリ41の取り外しによるものでないと判断する。
また、制御部21は、バッテリ41の取り外しと、スタータモータ13の始動とを識別するために、電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1を超えた後に(すなわち、t3の後)、電圧監視回路31が検知する電圧が上昇したか否か、すなわち電圧が復帰したか否かを判定する。そして、制御部21は、その判定結果に基づいて、バッテリ41の取り外し、すなわち車両の盗難発生を判断している。具体的には、制御部21は、電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1を越えた後に検知された電圧(図3では、t5において検知された電圧)が、所定の閾値(以下、復帰判定閾値Vr)より高いか否かを判定している。そして、制御部21は、その電圧が復帰判定閾値Vr以下の場合に、バッテリ41が取り外された、すなわち車両盗難が発生したと判断している。上述したように、スタータモータ13の始動に起因する突入電流の解消後に電圧は復帰する。そのため、このような制御部21の処理によって、バッテリ41の取り外しとスタータモータ13の始動時とを識別できる。
図4は制御部21の機能を示すブロック図である。同図に示すように、制御部21は、その機能として、電圧取得部21aと、電圧差算出部21bと、盗難判定部21cと、通報処理部21gとを含んでいる。
電圧取得部21aは、バッテリ41の電圧に対応する電圧を電圧監視回路31から一定時間(例えば、上述した検出時間間隔T1、或いはそれよりも短い時間)毎に取得している。
電圧差算出部21bは、検出時間間隔T1を空けて検知された2つの電圧に基づいて、検出時間間隔T1における電圧降下量Vdを算出する。電圧差算出部21bは、この算出処理を一定時間毎に行っている。すなわち、電圧差算出部21bは、検出時間間隔T1における電圧降下量Vdを監視している。例えば、電圧差算出部21bは、検出時間間隔T1で電圧降下量Vdを算出する。
この処理に当っては、例えば、記憶部22に第1の時点で取得された電圧(以下、前回取得電圧V0)と、第1の時点から検出時間間隔T1だけ経過した第2の時点で取得された電圧(以下、今回取得電圧V1)と格納する記憶領域が設けられる。電圧差算出部21bは、記憶部22に格納された電圧V0,V1を、電圧取得部21aが新たな電圧を取得する度に更新する。具体的には、電圧差算出部21bは、今回取得電圧V1を前回取得電圧V0とし、電圧取得部21aによって新たに取得された電圧を今回取得電圧V1とする。そして、電圧差算出部21bは、更新の度に、上述の減算を行う。
盗難判定部21cは、電圧取得部21aによって得られる電圧に基づいて、車両が盗難されたか否か、具体的には、バッテリ41が取り外されたか否かを判定する。ここでは、盗難判定部21cは、第1判定部21dと、第2判定部21eとを備えている。
第1判定部21dは、電圧差算出部21bが算出した電圧降下量Vdが、上述した降下量閾値Vd1を超えているか否かを判定する。第1判定部21dは、この判定処理を予め定められた周期で行っており、電圧差算出部21bによって順次算出される電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1より大きいか否かを監視している。この例では、第1判定部21dは、新たな電圧降下量Vdが算出される度に、この判定処理を行っている。
第2判定部21eは、電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1を越えた後に、電圧監視回路31が検知する電圧が上昇したか否かを判定している。具体的には、第2判定部21eは、電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1を越えた後に検知された電圧が、上述した復帰判定閾値Vrより高いか否かを判定している。
例えば、第2判定部21eは、電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1を越えた時点(以下、電圧降下検出時(図3においてt3))から所定時間(以下、復帰判定遅延時間T2)が経過した時点(図3においてt5)で検知された電圧が、復帰判定閾値Vrより高いか否かを判定する。ここで、復帰判定遅延時間T2は、スタータモータ13の突入電流に起因して低下した電圧が戻るのに要する時間よりも長く設定される。
また、ここで説明する例では、図4に示すように、盗難判定部21cは、電圧降下検出時から計時を開始し、経過時間が復帰判定遅延時間T2を超えたか否かを判定する計時処理部21fを有している。
また、ここで説明する例では、電源回路32は、バッテリ41から供給される電力の電圧が、予め規定された切換電圧Vsより低くなった時に、制御部21に異常通知信号を入力している。そこで、第2判定部21eは、この異常通知信号が入力された時点から復帰判定遅延時間T2が経過した時点で検知された電圧が、復帰判定閾値Vrより高いか否かを判定してもよい。
なお、第2判定部21eは、復帰判定遅延時間T2が経過した時点での上述した判定処理とともに、或いは上述した判定処理に替えて、次のような処理を行ってもよい。すなわち、第2判定部21eは、電圧降下検出時の後、復帰判定遅延時間T2が経過する前において(図3ではt3からt5までの間で)、電圧監視回路31によって検知される電圧の、所定の時間間隔における上昇量(以下、電圧上昇量Vi)に基づいて、車両の盗難発生を判断してもよい。具体的には、第2判定部21eは、電圧上昇量Viが予め定めた閾値(以下、上昇量閾値Vi1)より大きいか否かを判定してもよい。例えば、第2判定部21eは、上述した検出時間間隔T1における電圧上昇量Viが上昇量閾値Vi1より大きいか否かを判定してもよい。そして、第2判定部21eは電圧上昇量Viが上昇量閾値Vi1より大きい場合には、電圧上昇量Viが十分に大きいため、電圧降下が、バッテリ41の取り外しによるものでないと判断してもよい。
盗難判定部21cは、第2判定部21eの処理の結果、電圧降下検出時の後、電圧監視回路31が検知する電圧の上昇がない場合に、バッテリ41が取り外された、すなわち車両の盗難が発生したと判断する。
通報処理部21gは、盗難判定部21cにおいて車両が盗難されたと判断された場合に、位置情報取得装置34から入力された車両の現在の位置情報を無線通信装置33に出力する。この時、通報処理部21gは、記憶部22に予め格納された車両の固有情報を読み出し、当該固有情報をも無線通信装置33に出力する。無線通信装置33は、これら位置情報等を上述したサービスセンターに送信し、盗難の発生を通知する。また、この時、通報処理部21gは、警音器12の駆動回路36や、方向指示器9,11の駆動回路35に、これらを作動させるための信号を出力してもよい。
図5は制御部21が実行する処理の流れの例を示すフローチャートである。なお、制御部21は、図5のS101からS112までの処理を検出時間間隔T1で繰り返し行う。すなわち、ここでは検出時間間隔T1は制御部21の演算周期である。
まず、電圧取得部21aが電圧監視回路31から電圧(以下において電圧Vpとする)を取得する(S101)。電圧差算出部21bは、記憶部22に既に格納されている前回取得電圧V0と今回取得電圧V1とを更新する(S102)。すなわち、電圧差算出部21bは、今回取得電圧V1を前回取得電圧V0とし、S101で取得された電圧Vpを今回取得電圧V1とする。そして、電圧差算出部21bは、更新した今回取得電圧V1と前回取得電圧V0との差である電圧降下量Vd(Vd=V0−V1)を算出する(S103)。
その後、盗難判定部21cは、S104において、前回の処理で電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1よりも大きかったことを示す情報が記憶部22に格納されているか否か、具体的には、異常フラグがオンされているか否かを判定する。ここで、異常フラグがオンされていない場合、第1判定部21dは電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1より大きいか否かを判定する(S105)。ここで、電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1より大きくない場合には、制御部21は今回の処理を終了し、再びS101から処理を開始する。一方、S105において、電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1より大きい場合、盗難判定部21cは上述した異常フラグをオンする(S106)。また、計時処理部21fは計時カウンタnを1だけ増加させ、計時を開始する(S107)。
S104において既に異常フラグがオンされている場合には、前回の処理において算出された電圧降下量Vdが既に降下量閾値Vd1よりも大きかったため、今回の処理では、S105及びS106の処理は行われることなく、S107において計時カウンタnが1だけ増やされる。
盗難判定部21cは、S107の処理の後、電圧監視回路31で検知される電圧が回復傾向にあるか否かを判定する。具体的には、盗難判定部21cは、今回取得電圧V1から前回取得電圧V0を差し引いた差である電圧上昇量Vi(Vi=V1−V0)が上昇量閾値Vi1よりも大きいか否かを判定する(S108)。ここで、電圧上昇量Viが上昇量閾値Vi1よりも大きい場合には、電圧監視回路31で検知される電圧は急速な回復傾向にあり、盗難判定部21cは異常フラグをオフにするとともに、計時処理部21fは計時カウンタnを初期値0に戻し(S112)、制御部21は今回の処理を終了する。つまり、電圧上昇量Viが上昇量閾値Vi1よりも大きい場合には、電圧降下がバッテリ外し(盗難)によるものでないと判断される。なお、上昇量閾値Vi1は、上述の降下量閾値Vd1と同じ値でもよいし、異なっていてもよい。
S108において、電圧上昇量Viが上昇量閾値Vi1より大きくない場合には、計時カウンタnが所定の計時カウンタ判定閾値Ncに達したか否か、すなわち、電圧降下検出時から復帰判定遅延時間T2が経過したか否かを判定する(S109)。ここで、計時カウンタnが未だ計時カウンタ判定閾値Ncに達していない場合には、今回の処理を終了し、再び、S101から処理を開始する。一方、S109において、計時カウンタnが判定閾値Ncに達している場合には、第2判定部21eが、今回取得電圧V1(すなわち、S101で取得された電圧Vp)が復帰判定閾値Vrより高いか否かを判定する(S110)。ここで、今回取得電圧V1が復帰判定閾値Vrよりも高くない場合には、制御部21はバッテリ41が取り外された、すなわち、盗難が発生したと判断し、通報処理部21gによる車両の位置情報等の送信を行う(S111)。なお、S110において、第2判定部21eは、制御部21に電源回路32から異常通知信号が入力されているか否かを判定してもよい。
S110において、今回取得電圧V1が復帰判定閾値Vrより高い場合には、盗難判定部21cは異常フラグをオフにするとともに、計時処理部21fは計時カウンタnを初期値0にする(S112)。つまり、S110で今回取得電圧V1が復帰判定閾値Vrよりも高い場合には、電圧降下がバッテリ外し(盗難)によるものでないと判断される。そして、制御部21は今回の処理を終了する。
図6及び図7は、図5に示す処理の結果の例を示すタイムチャートである。図6及び図7は、電圧監視回路31によって検知されるバッテリ41の電圧と、電源回路32の異常通知信号のオン/オフ状態と、計時処理部21fが計数する計時カウンタ、及び、異常フラグのオン/オフ状態の時間的な変化の例を示している。図6は、バッテリ41が取り外された場合の変化の例を示し、図7はスタータモータ13の始動時の変化の例を示している。なお、これらの図において、t1〜t10で示すタイミングの間隔は上述した検出時間間隔T1であり、各タイミングで電圧が取得されている。
まず、図6を参照して、バッテリ41が取り外された場合の変化について説明する。t1においてバッテリ41が取り外されると、電圧監視回路31で検知する電圧はバッテリ41の適正電圧Vnomalから急激に下降する。そして、t1で検知する電圧とt2で検知する電圧との差である電圧降下量Vdは降下量閾値Vd1より大きくなっている。そのため、t2において計時カウンタがインクリメントされ、異常フラグがオン状態となっている。また、検知された電圧は、Ta時点において、バッテリ41からサブバッテリ38へ電源を切り換える基準である切換電圧Vsに達している。そのため、Ta時点において電源回路32からの異常通知信号がオン状態となっている。電圧監視回路31で検知する電圧は、Tb以降において0となっている。そのため、計時カウンタは、順次インクリメントされ、t10においてカウンタ判定閾値Ncに達している。その結果、t10において、盗難判定部21cは、電圧監視回路31が検知した電圧が復帰判定閾値Vrより高いか否かを判定する。図6の例では、電圧は復帰判定閾値Vrより高くないので、盗難判定部21cはバッテリ41が取り外されたと判断する。なお、盗難判定部21cは、t10において、電源回路32の異常通知信号がオン状態にあるか否かを判定し、それによってバッテリ41が取り外されているか否かを判断してもよい。
次に、図7を参照して、スタータモータ13の始動時の変化について説明する。t1においてスタータスイッチ14がオンされると、電圧監視回路31で検知する電圧は、スタータモータ13に発生する突入電流に起因して、図6と同様に、急激に低下している。そのため、t2において計時カウンタがインクリメントされるとともに、異常フラグがオン状態となっている。また、電源回路32からの異常通知信号もオンされている。その後、電圧監視回路31で検知する電圧はTbにおいて、通常時のバッテリ41の電圧よりも十分に低いVlowに至っている。図7では、電圧の急激な低下はスタータモータ13の始動に起因して生じている。そのため、電圧監視回路31で検知する電圧は、一時的にVlowに至っているものの、t5において上昇し始めている。そして、バッテリ41の電圧はTcにおいて切換電圧Vsよりも高くなっている。そのため、Tcにおいて異常通知信号はオフされている。
また、図7の示す例では、バッテリ41の電圧はt5から急激に回復しているため、t6で検知される電圧とt5で検知された電圧との差である電圧上昇量Viは、上昇量閾値Vi1よりも大きくなっている。そのため、上述したS108,S112の処理の結果、t6において、計時カウンタは初期値0に戻され、異常フラグもオフ状態となっている。
なお、図7の破線Dに示すように、バッテリ41の電圧が緩やかに回復し、今回取得電圧V1から前回取得電圧V0を差し引いた電圧差が上昇量閾値Vi1より大きくならない場合には、t5以降においても計時カウンタは順次インクリメントされる。その結果、計時カウンタがカウンタ判定閾値Ncに達した時、すなわち、復帰判定遅延時間T2が経過した時に、上述したS110の処理によって、今回取得電圧V1と復帰判定閾値Vrとの比較がなされる。そして、今回取得電圧V1が復帰判定閾値Vrよりも大きい場合には、計時カウンタは初期値0に戻され、異常フラグもオフ状態となる。
以上説明したように、盗難通報装置20は、電圧監視回路31によって検出時間間隔T1を空けて検知された電圧に基づいて検出時間間隔T1における電圧降下量Vdを算出する電圧差算出部21bと、電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1を越えているか否かに基づいて、車両の盗難発生を判断する盗難判定部21cとを備えている。このような盗難通報装置20によれば、バッテリ41の電圧が徐々に低下するバッテリ消耗を、誤ってバッテリ41の取り外しと判断することを抑えることができ、盗難検知の正確性を向上できる。
また、盗難判定部21cは、電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1を越えた後に、電圧監視回路31が検知する電圧が上昇したか否かをさらに判定し、その判定結果に基づいて、車両の盗難発生を判断している。そのため、スタータモータ13の始動時に生じる突入電流に起因する電圧降下と、バッテリ外しとの誤判定を防止できる。
特に、以上の説明では、盗難判定部21cは、電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1を越えた時点から復帰判定遅延時間T2が経過した時点で検知された電圧が、復帰判定閾値Vrより高いか否かを判定している。これによれば、復帰判定遅延時間T2の調整することによって、バッテリ外しを判定するタイミングを調整できる。
また、以上の説明では、盗難判定部21cは、電圧降下量Vdが降下量閾値Vd1を越えた時点から復帰判定遅延時間T2が経過するまでの間に、検出時間間隔T1における電圧上昇量Viに基づいて車両の盗難発生を判断している。このため、盗難判定部21cは、復帰判定遅延時間T2が経過する前においても、電圧降下がスタータモータ13への突入電流に起因するか、バッテリ41の取り外しに起因するかを判断できる。
また、以上の説明では、盗難通報装置20は、バッテリ41から供給される電力を、盗難通報装置20を構成する各部の駆動電力に変換する電源回路(変換回路)32を含んでいる。そして、電圧監視回路31は電源回路32より上流の電圧を検知している。これによれば、電圧監視回路31が電源回路32の下流の電圧を検知する場合に比べて、バッテリ電圧の変化と電圧監視回路31が検知する電圧の変化との間の時間的なずれを抑えることができる。
また、自動二輪車1では、盗難通報装置20と電装品7の平滑回路7aは並列に接続されているため、平滑回路7aのコンデンサが充電されている状態で、バッテリ41が取り外された時には、しばらくの間、盗難通報装置20に平滑回路7aから電力が供給される。一方、コンデンサに充電されていない状態で、バッテリ41が取り外された時には、盗難通報装置20に供給される電力の電圧は瞬時に0になる。すなわち、バッテリ41の取り外しの直前の電装品7の動作状態によって、電圧監視回路31で検知する電圧の下降速度が変わる。そのため、仮に電圧監視回路31で検知する電圧が予め定める閾値に至ったか否かに基づいてバッテリ41の取り外しを判断する場合には、バッテリ41の取り外しの直前の電装品7の動作状態によって、車両の盗難発生を検知するタイミングが変わる。自動二輪車1では、バッテリ41の取り外しの直前の電装品7の動作状態に関わらず、電圧下降検出時から復帰判定遅延時間T2が経過した時にバッテリ41の取り外しを検知できるので、車両の盗難発生を検知するタイミングを安定できる。
なお、本発明は以上説明した盗難通報装置20に限られず、種々の変更が可能である。
例えば、以上の説明では、電圧降下検出時の後、検出時間間隔T1における電圧上昇量Viが上昇量閾値Vi1より大きいか否かが判定されていた。しかしながら、制御部21によるこの処理は、必ずしも行われなくてもよい。
また、盗難判定部21cは、電圧監視回路31で検知する電圧の変化に基づいて、バッテリ41の取り外し、すなわち、盗難の発生を検知していた。しかしながら、盗難判定部21cは、電圧監視回路31で検知する電圧の変化に加えて、振動センサ37のデータに基づいて、盗難の発生を検知してもよい。
1 自動二輪車、2 エンジン、7 電装品、7a 平滑回路、12 警音器、13 スタータモータ、20 盗難通報装置、21 制御部、21a 電圧取得部、21b 電圧差算出部、21c 盗難判定部、21d 第1判定部、21e 第2判定部、21f 計時処理部、21g 通報処理部、31 電圧監視回路、32 電源回路、33 無線通信装置、34 位置情報取得装置、37 振動センサ、41 バッテリ、V0 前回取得電圧、V1 今回取得電圧、Vd 電圧降下量、Vi 電圧上昇量、Vr 復帰判定閾値(請求項における電圧閾値)、Vs 切換電圧、Vd1 降下量閾値、Vi1 上昇量閾値。

Claims (7)

  1. バッテリの電圧を監視する電圧監視部と、
    前記電圧監視部によって所定の時間間隔を空けて検知される電圧に基づいて、前記所定の時間間隔における電圧の降下量を算出する電圧差算出部と、
    前記電圧の降下量が所定の降下量閾値を越えているか否かに基づいて、車両の盗難発生を判断する盗難判定部と、
    車両の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    盗難が発生したと判断された場合に、前記位置情報を送信し、車両の盗難を通報する無線通信部と、
    を備えることを特徴とする車両の盗難通報装置。
  2. 請求項1に記載の車両の盗難通報装置において、
    前記盗難判定部は、前記電圧の降下量が前記所定の降下量閾値を越えた後に、前記電圧監視部が検知する電圧が上昇したか否かをさらに判定し、その判定結果に基づいて、車両の盗難発生を判断する、
    ことを特徴とする車両の盗難通報装置。
  3. 請求項2に記載の車両の盗難通報装置において、
    前記盗難判定部は、前記電圧の降下量が前記所定の降下量閾値を越えた後に検知された電圧が、所定の電圧閾値より高くなったか否かを判定し、その判定結果に基づいて、車両の盗難発生を判断する、
    ことを特徴とする車両の盗難通報装置。
  4. 請求項3に記載の車両の盗難通報装置において、
    前記盗難判定部は、前記電圧の降下量が前記所定の降下量閾値を越えた時点から所定時間が経過した時点で検知された電圧が、前記所定の電圧閾値より高くなったか否かを判定する、
    ことを特徴とする車両の盗難通報装置。
  5. 請求項4に記載の車両の盗難通報装置において、
    前記盗難判定部は、前記電圧の降下量が前記所定の降下量閾値を超えた時点から前記所定時間が経過するまでの間に、前記所定の時間間隔における電圧の上昇量に基づいて車両の盗難発生を判断する、
    ことを特徴とする車両の盗難通報装置。
  6. 請求項1に記載の車両の盗難通報装置において、
    前記バッテリから供給される電力を、前記盗難通報装置を構成する各部の駆動電力に変換する変換回路をさらに含み、
    前記電圧監視部は前記変換回路より上流の電圧を検知する、
    ことを特徴とする車両の盗難通報装置。
  7. 請求項1乃至6に記載の盗難通報装置を備える自動二輪車。
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