JP4003589B2 - 自動車用ナビゲーションシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用ナビゲーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、路車間通信システムでは、通信を行う際には、待機モードになっているのが通常である(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−241095号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記路車間通信システムの構成を自動車用ナビゲーションシステムに適用した場合において、通信を行うために常に待機モードに設定されていると、通信中であると否とにかかわらず、バッテリの電力が消費される。このため、当該バッテリが所謂バッテリ上がりを生ずるという不具合を招く恐れがある。
【0005】
そこで、本発明は、以上のようなことに対処するにあたり、自動車用ナビゲーションシステムにおいて、その待機モードにおけるバッテリのバッテリ上がりを未然に防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の問題に対処するため、使用者によるコンピュータ部の操作によってメールサーバを介してメールを送受信する無線通信装置と受信したメールを表示する表示部を有する端末装置と、自動車のバッテリから給電されて同自動車の走行経路を探索しその表示部に表示するナビゲーション装置とにより構成したナビゲーションシステムにおいて、当該自動車の駐車時に同自動車のキースイッチをオフした状態にて前記ナビゲーション装置が前記バッテリからの給電により前記端末装置の無線通信装置と送受信可能な待機モードに維持されるように設定する待機モード設定手段と、前記ナビゲーション装置が前記待機モードに設定された状態にて前記バッテリの発生電圧が所要電圧以下に低下する状態を検出したときその検出信号を出力する検出手段と、該検出手段から前記検出信号を付与されたとき前記待機モードを解除する手段と、前記待機モードが解除される状態を表すメールを前記メールサーバを介して前記端末装置に送信するメール送信手段と、該メール送信手段から受信した前記メールが前記端末装置の表示部に表示されるようにする画面表示処理手段とを設けたことを特徴とする自動車用ナビゲーションシステムを提供するものである。
【0007】
本発明の実施にあたっては、前記検出手段として、下記の検出手段を採用することが望ましい。
1)前記ナビゲーション装置が前記待機モードに設定された後に所定時間が経過したことを検出する手段
2)前記バッテリの発生電圧が一定電圧以下になったときその検出信号を出力する電圧検出手段と、前記バッテリの周囲温度が同バッテリの発生電圧が所要電圧に維持される規定温度範囲から外れたときその検出信号を出力する温度検出手段
【0008】
【発明の作用・効果】
上記のように構成した自動車用ナビゲーションシステムにおいては、上記の待機モード設定手段によって当該ナビゲーション装置が前記無線通信装置と送受信可能な待機モードに維持されている状態にて当該自動車の駐車中にバッテリの発生電圧が所要電圧以下に低下する虞があるとき、上記の待機モード解除手段によって前記待機モードが解除されるので、バッテリの電力消費が抑制され同バッテリのバッテリ上がりを未然に防止することができる。また、ナビゲーション装置の待機モードが解除されたとき、同待機モードの解除を示すメールが使用者によって操作される端末装置に前記無線通信装置を介して送信され同端末装置の表示部に表示されるので、使用者は同表示部に表示されたメールによって当該自動車に搭載したナビゲーション装置が作動待機状態にあるか否かを視認することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面により説明すると、図1は、本発明が適用された自動車用ナビゲーションシステムの一実施形態を示している。当該ナビゲーションシステムは、端末Tと、ナビゲーション装置Nとにより構成されている。端末Tは、当該自動車のユーザの家屋の部屋R内に配設されている。一方、ナビゲーション装置Nは、当該自動車に搭載されている。図1では、当該自動車は、上記ユーザの家屋の近傍に設けたガレージG内に駐車されている。本第1実施形態では、ナビゲーション装置Nは、端末Tと共に、無線によるローカルエリアネットワーク(以下、無線LANという)を構成する。
【0017】
端末Tは、パーソナルコンピュータ10(以下、パソコン10ともいう)と、無線通信装置20とを備えている。パソコン10は、操作部11と、コンピュータ部12と、表示部13とにより構成されており、操作部11は、キーボードやマウスにより、コンピュータ部12に対し入力操作を行う。コンピュータ部12は、操作部11による入力操作に伴い、図2にて示すフローチャートに従い、端末側プログラムを実行し、この実行中において、表示部13の表示処理やナビゲーション装置Nとの無線通信のための無線通信装置20への出力処理その他の処理を行う。上記端末側プログラムは、コンピュータ部12に内蔵のハードディスクドライブ(HDD)に予め格納されている。なお、ハードディスクドライブはハードディスクともいわれる。
【0018】
無線通信装置20は、無線ルータでもって構成されており、この無線通信装置20はコンピュータ部12と有線接続されている。当該無線通信装置20は、コンピュータ部12からデータを入力されて、ナビゲーション装置Nに送信する。また、当該無線通信装置20は、ナビゲーション装置Nからデータを受信してコンピュータ部12に入力する。なお、無線通信装置20としては、当該無線ルータに限ることなく、例えば、携帯電話機を採用してもよい。
【0019】
ナビゲーション装置Nは、現在位置検出装置30を備えている。この現在位置検出装置30は、GPS受信装置で構成されており、この現在位置検出装置30は、衛星航法システム(GPSともいう)の人工衛星から送信される電波を受信して、当該自動車の現在位置を計測し現在位置信号として出力する。
【0020】
なお、現在位置検出装置30としては、GPS受信装置に代えて、車速センサ及び方位センサを採用し、車速センサによる自動車の検出車速に基づき当該自動車の現在位置からの走行距離を算出するとともに方位センサにより当該自動車の進行方向を検出して、当該自動車の出発地点からの経路上の現在位置を算出するようにしてもよく、また、この現在位置の算出及び現在位置検出装置30による現在位置の計測を併用してもよい。
【0021】
入力装置40は、携帯用リモートコントローラからなるもので、その入力操作により、必要な情報を信号としてマイクロコンピュータ50(後述する)に送信する。なお、入力装置40としては、リモートコントローラに代えて、例えば、出力装置80(後述する)を構成する液晶パネルの表示面に併設されてリモートコントローラと同様の機能を有するタッチスイッチパネルや当該液晶パネルの表示メニューボタンを採用してもよい。また、入力装置40は、ナビゲーション装置Nに含まれる構成としてもよい。
【0022】
バッテリライン40aは、バッテリBの正側端子とマイクロコンピュータ50との間の接続線であって、当該バッテリBの正側端子から生ずる直流電圧(以下、バッテリ電圧という)をマイクロコンピュータ50に監視データとして入力する。温度センサ40bは、ナビゲーション装置N或いはバッテリBの周囲温度を検出し監視データとしてマイクロコンピュータ50に入力する。
【0023】
マイクロコンピュータ50は、マイクロプロセッサ等のCPU51及びダイナミックRAM52(以下、DRAM52という)を備えており、このマイクロコンピュータ50は、CPU51により、図3にて示すフローチャートに従い、ナビゲーション装置側プログラム(以下、ナビ側プログラムという)を実行し、この実行中において、無線通信装置60の無線通信装置20との送受信処理に基づき、待機モード設定処理やバッテリ電圧判定処理等を行う。本実施形態では、マイクロコンピュータ50は、CPU51により、当該自動車を経路案内するに要する処理をも行うようになっている。
【0024】
なお、上記ナビ側プログラムは、マイクロコンピュータ50のROMに当該マイクロコンピュータによりCPU51でもって読み出し可能に予め記憶されている。また、マイクロコンピュータ50は、バッテリBからの直接給電に基づき生ずる電圧変換装置50aからの変換電圧を受けて作動状態におかれる。また、本実施形態では、イグニッションスイッチIGのオンは、当該イグニッションスイッチIGの切り替え接点のACC端子(当該自動車の電気負荷との接続端子)への投入をいう。
【0025】
DRAM52は、バッテリBからの直接給電に基づく電圧変換装置50aからの変換電圧を受けて、マイクロコンピュータ50によりCPU51でもって読み書き可能な作動状態になる。
【0026】
電圧変換装置50aは、バッテリBから直接給電されて当該バッテリBの直流電圧をCPU51、DRAM52、無線通信装置60、HDD70及び出力装置80の作動に必要な電圧に変換して、これらCPU51、DRAM52、無線通信装置60、HDD70及び出力装置80に印加してこれらを作動状態におく。
【0027】
無線通信装置60は、電圧変換装置50aからの出力電圧を受けて作動状態になる無線LANカードで構成されており、この無線通信装置60は、マイクロコンピュータ50の一構成素子として、当該マイクロコンピュータ50にセットされている。なお、無線通信装置60としては、無線LANカードに限ることなく、無線LANボードやNIC等の無線LANアダプタ等の無線LAN素子を採用してもよく、また、無線LAN素子に代えて、各種の無線通信素子を採用してもよい。
【0028】
HDD70は、バッテリBからの直接給電に基づく電圧変換装置50aからの変換電圧を受けて、マイクロコンピュータ50によりCPU51でもって読み書き可能な作動状態となるもので、このHDD70には、地図データがデータベースとして書き込まれ格納されている。出力装置80は、表示装置で構成されており、この出力装置80は、バッテリBからの直接給電に基づく電圧変換装置50aからの変換電圧を受けて作動状態になって、マイクロコンピュータ50による制御のもと、その出力に基づき情報を表示する。
【0029】
なお、本実施形態では、出力装置80として、例えば、液晶パネルと駆動回路からなる表示装置が採用されており、当該液晶パネルは、当該自動車の車室内のダッシュパネルの左右方向中央上部に設けられている。また、出力装置80としては、表示装置に加え、例えば、音声合成装置やプリンタを採用してもよい。
【0030】
以上のように構成した本実施形態において、当該自動車は、ガレージG内に駐車されるものとする(図1参照)。このような状態にて、端末Tにおいて、パソコン10の操作部11からの操作入力に伴い、コンピュータ部12が、図2のフローチャートに従い、端末側プログラムの実行を開始すると、当該コンピュータ部12は、ステップ100において、その内蔵タイマーによる計時の開始処理をする。これにより、当該内蔵タイマーは、そのリセット始動により、計時を開始する。
【0031】
ステップ100の処理後、上記内蔵タイマーの計時時間が15分経過したか否かが判定される。ここで、当該15分はステップ111の処理に移行するための待ち時間を意味する。
【0032】
上記計時時間が15分に達すると、ステップ110での判定がYESとなり、ステップ111において、コンピュータ部12は、無線通信装置20を通してメールサーバと通信し、当該メールサーバに新規メールが存在するかどうか調べる。ここで、上記メールサーバに新規メールが存在すれば、ステップ120においてYESと判定される。
【0033】
この判定に伴い、ステップ121において、上記新規メールが、操作部11の操作のもと、コンピュータ部12により、無線通信装置20を通して上記メールサーバから受信される。この受信に伴い、ステップ122において、受信した新規メールの表示処理がなされる。このため、表示部13が、その画面において、受信メールを表示する。
【0034】
一方、ナビゲーション装置Nにおいては、マイクロコンピュータ50が、バッテリBから直接給電される電圧変換装置50aからの出力電圧に基づき作動状態にあって、CPU51により、図3のフローチャートに従いナビ側プログラムを常時実行している。
【0035】
しかして、当該自動車の上述のようなガレージG内への駐車に伴いイグニッションスイッチIGがオフされると、ステップ200にてYESと判定される。ついで、ステップ210において、ナビゲーション装置Nを待機モードに設定する処理及び電圧、時間及び温度の監視を継続的にする処理がなされる。また、ステップ210では、上記待機モードの設定時間が設定され、この設定時間(以下、待機モード設定時間という)に対するマイクロコンピュータ50の内蔵タイマーによる計時処理がなされる。
【0036】
これに伴い、マイクロコンピュータ50はそのCPU51により待機モードに設定され、また、マイクロコンピュータ50の内蔵タイマーが、そのリセット始動により、上記待機モード設定時間の計時を開始する。本実施形態において、マイクロコンピュータ50の待機モードとは、マイクロコンピュータ50が、CPU51によるプログラム実行可能状態(無線通信装置60と無線通信装置20との間の通信可能状態)を維持する状態で節電状態にあることをいう。
【0037】
また、電圧、時間及び温度の監視の継続的処理は次のようにしてなされる。即ち、電圧の継続的監視は、バッテリライン40aによりバッテリBからマイクロコンピュータ50に監視データとして入力されるバッテリ電圧でもってなされる。また、時間の継続的監視は、マイクロコンピュータ50の上記内蔵タイマーの計時時間(以下、計時時間Dという)を監視データとして監視することでなされる。また、温度の継続的監視は、温度センサ40bの検出周囲温度を監視データとして監視することでなされる。
【0038】
しかして、ステップ220において、電圧が、バッテリライン40aからのバッテリ電圧に基づき一定電圧以下か否かが判定される。ここで、上記一定電圧は、当該自動車のエンジンの始動に必要な電圧のうちその下限電圧をいい、本実施形態では10.5Vと設定されている。なお、当該一定電圧は、10.5Vに限ることなく、 エンジンの種類等により適宜変更してもよい。
【0039】
現段階において、上記バッテリ電圧が上記一定電圧以下であるときは、バッテリBが出力電圧不足による異常状態にあることから、ステップ220における判定はYESとなる。
【0040】
また、ステップ220における判定がNOとなる場合には、次のステップ230において、温度が、温度センサ40bの検出周囲温度に基づき規定温度範囲外にあるか否かが判定される。ここで、当該規定温度範囲は、ナビゲーション装置N或いはバッテリBの周囲温度の正常範囲に相当し、本実施形態では、−40℃乃至+85℃の範囲に設定されている。バッテリBの出力電圧は、上記周囲温度が−40℃乃至+85℃の範囲を外れると低下する傾向にある。なお、当該温度範囲は、−40℃乃至+85℃に限ることなく、当該自動車の走行地域の周囲温度状況に応じて変更してもよい。
【0041】
現段階において、温度センサ40bの検出周囲温度が上記規定温度範囲外にあるときは、ナビゲーション装置Nが異常な周囲温度内にあることから、ステップ230における判定はYESとなる。
【0042】
また、ステップ230における判定がNOとなる場合には、次のステップ240において、待機モード設定時間切れX分前か否かが上記内蔵タイマーの計時時間Dに基づき判定される。ここで、バッテリBの出力電圧は、待機モード設定時間が長いほど低下する傾向にある。また、上記待機モード設定時間切れX分前とは、ナビゲーション装置Nが待機モード下にあって当該待機モードの設定時間に経過前X分をいう。本実施形態では、例えば、上記待機モード設定時間は、例えば120分と設定され、上記X分は、例えば10分と設定されている。
【0043】
現段階において、上記内蔵タイマーの計時時間Dが上記待機モード設定時間切れX分前になっていることは、上記待機モードの解除が近いことを意味する。このため、ステップ240における判定はYESとなる。
【0044】
上述のように、各ステップ220、230及び240のいずれかにおいてYESと判定されると、上記待機モードの解除条件が成立したことから、ステップ250において、予め設定されたアドレスに対し上記待機モードの解除条件成立の旨のメールを送信する処理がなされる。これに伴い、当該メールがマイクロコンピュータ50から無線通信装置60を通して上記メールサーバに送信される。
【0045】
この送信後、ステップ261において、上記待機モードの解除処理がなされる。このため、ナビゲーション装置Nにおいては、マイクロコンピュータ50及び無線通信装置60がその各待機モードから解除される。このことは、待機モードの解除でもってバッテリBの電力消費が停止されることを意味する。その結果、待機モードを継続した場合に生じがちなバッテリBのバッテリ上がりが未然に防止され得る。
【0046】
しかして、上記待機モードの解除条件成立の旨のメールが、上述のように図2のステップ120において上記メールサーバに新規メールとして存在すると、当該ステップ120においてYESと判定され、ステップ121での当該メールの受信のもと、ステップ122での当該受信メールの画面表示処理がなされる。このため、上記待機モードの解除条件成立の旨のメールが端末Tの表示部13の画面において表示される。これにより、ユーザは、ナビゲーション装置Nが待機モードの解除条件成立状態にあることを視認することができる。これに伴い、ユーザは、上記表示部13の視認に基づき、上記待機モードの解除を認識し得るのは勿論のこと上記バッテリ上がりを未然に防止し得たことを認識し得る。
【0047】
一方、ステップ240における判定がNOとなる場合には、バッテリ電圧が上記一定電圧以下でなく、周囲温度が上記規定温度範囲にあり、かつ待機モード設定時間切れX分前でないことから、ステップ241において上記待機モードの継続処理がなされる。このとき、当然のことながら、バッテリBはバッテリ上がりになる状態にはない。
【0048】
以上のように、ナビゲーション装置Nが待機モードに設定されている状態において、バッテリライン40aのバッテリ電圧、温度センサ40bにより検出周囲温度及び上記内蔵タイマーの計時時間Dを継続的に監視して、上記待機モードの解除条件が成立する場合には、その旨を上述のようにメールにより送信し、当該メールを端末Tの表示部13に表示するようにして、ユーザに対しナビゲーション装置Nの待機モード解除条件の成立及びこれに伴う待機モードの解除及びバッテリ上がりの未然防止確保を知らせるようにし、一方、上記異常がない場合には、バッテリBはバッテリ上がりにないため、ユーザに特に知らせることなく待機モードを継続するようにした。
【0049】
従って、ユーザが端末Tからデータを送信しようとする場合、当該ユーザは、ナビゲーション装置Nにおける待機モードの解除条件の成立か、或いはナビゲーション装置Nの待機モードの継続かを予め知ることができる。このため、上述のようなバッテリ上がりの未然防止という作用効果のほかに、待機モードの解除がなされたにもかかわらず当該待機モードの解除状態に気付かずにデータを送信しようとして、ユーザが無駄な操作による無駄な時間を使ってしまうという事態が発生することを防止できる。換言すれば、ユーザによる通信にあたり、ナビゲーション装置Nの待機モードの解除をユーザに知らせることで、効率よくデータ送信のための操作を行える。
【0050】
なお、本発明の実施にあたり、図3の各ステップ220、230及び240での判定は、全て行うのではなく、これら各ステップ220、230及び240のうち、いずれか一つのステップの判定或いはいずれか二つのステップの判定を行うようにしても、上記実施形態にて述べたと実質的に同様の作用効果を達成できる。
【0051】
また、本発明の実施にあたり、ステップ261における待機モードの解除処理を、各ステップ220、230、240のいずれかでのYESとの判定後ステップ250でのメール送信処理前に行うようにしてもよい。
【0052】
また、本発明の実施にあたり、上記待機モードの制御のための監視データは、上述のようなバッテリ電圧、周囲温度や計時時間Dに限ることなく、当該待機モードの解除条件の判定基準となる環境物理量であればよい。
【0053】
また、本発明の実施にあたり、温度センサ40bは、上記周囲温度に代えて、当該自動車の外気温を検出するようにしてもよい。これは、外気温も上記周囲温度と同様にバッテリBの出力電圧を低下させる傾向にあるためである。
【0054】
また、本発明の実施にあたり、ナビゲーションシステムは、上記実施形態とは異なり、ナビゲーション装置Nのみで構成し、端末Tは、ナビゲーションシステムに対する外部端末として利用するようにしてもよい。
【0055】
また、本発明の実施にあたり、パソコン10のコンピュータ部12は、上記実施形態にて述べた有線接続とは異なり、無線通信装置20と無線接続する構成としてもよい。
【0056】
また、本発明の実施にあたり、当該自動車は、ガソリンエンジンを原動機とする車に限ることなく、ディーゼルエンジンを原動機とするディーゼル車、電動機を原動機とする電気自動車やエンジンと電動機を原動機とするハイブリッド車であってもよい。ここで、ディーゼル車においてイグニッションスイッチIGに相当するスイッチは、ディーゼルエンジンの始動用キースイッチである。また、電気自動車においてイグニッションスイッチIGに相当するスイッチは、電動機の始動用キースイッチである。また、ハイブリッド車においてイグニッションスイッチIGに相当するスイッチは、原動機としてのエンジンや電動機の始動用キースイッチである。但し、上記これら各始動用キースイッチは、イグニッションスイッチIGのACC端子に相当する端子への切り替え接点の投入で、イグニッションスイッチIGのオンと同様の機能を果たす。
【0057】
また、本発明の実施にあたり、DRAM52は、上記実施形態にて述べたようにマイクロコンピュータ50に内蔵するのではなく、当該マイクロコンピュータ50に外付けするDRAMであってもよい。
【0058】
また、本発明の実施にあたり、両無線通信装置20、60を用いた無線LANに限ることなく、例えば、株式会社メルコ製の商品名「エアステーション」及び無線LANボード等の無線LAN素子を用いた無線LANその他の無線ネットワークを端末Tとナビゲーション装置Nとの間で採用するようにしてもよい。
【0059】
また、本発明の実施にあたり、当該自動車を駐車する場所は、ガレージGに限らず、上記ユーザの家屋近傍の適宜な駐車場であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1のコンピュータ部の作用を示すフローチャートである。
【図3】図1のマイクロコンピュータの作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
B…バッテリ、IG…イグニッションスイッチ、N…ナビゲーション装置、
60…無線通信装置、40…入力装置、50…マイクロコンピュータ、
51…CPU。

Claims (3)

  1. 使用者によるコンピュータ部の操作によってメールサーバを介してメールを送受信する無線通信装置と受信したメールを表示する表示部を有する端末装置と、自動車のバッテリから給電されて同自動車の走行経路を探索しその表示部に表示するナビゲーション装置とにより構成したナビゲーションシステムにおいて、
    当該自動車の駐車時に同自動車のキースイッチをオフした状態にて前記ナビゲーション装置が前記バッテリからの給電により前記端末装置の無線通信装置と送受信可能な待機モードに維持されるように設定する待機モード設定手段と、
    前記ナビゲーション装置が前記待機モードに設定された状態にて前記バッテリの発生電圧が所要電圧以下に低下する状態を検出したときその検出信号を出力する検出手段と、
    該検出手段から前記検出信号を付与されたとき前記待機モードを解除する手段と、
    前記待機モードが解除される状態を表すメールを前記メールサーバを介して前記端末装置に送信するメール送信手段と、
    該メール送信手段から受信した前記メールが前記端末装置の表示部に表示されるようにする画面表示処理手段とを設けたことを特徴とする自動車用ナビゲーションシステム。
  2. 前記検出手段として、前記ナビゲーション装置が前記待機モードに設定された後に所定時間が経過して前記バッテリの発生電圧が所要電圧以下に低下したことを検出する手段を採用したことを特徴とする請求項1に記載した自動車用ナビゲーションシステム。
  3. 前記検出手段として、前記バッテリの発生電圧が一定電圧以下になったときその検出信号を出力する電圧検出手段と、前記バッテリの周囲温度が同バッテリの発生電圧が所要電圧に維持される規定温度範囲から外れたときその検出信号を出力する温度検出手段を採用して、前記待機モード解除手段が前記電圧検出手段と温度検出手段の少なくともいずれか一方からその検出信号を付与されたとき前記待機モードを解除するようにしたことを特徴とする請求項1に記載した自動車用ナビゲーションシステム。
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