JP5461162B2 - 鞍乗り型車両の後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両の後部構造に関する。
比較的大型のスクータタイプやクルーザタイプの二輪車にあっては、タイヤの左右・後方をすべて覆われた車両が多くある。例えば特許文献1には、タイヤの左右・後方を全て覆われた電動二輪車が開示されている。この車両では、シート下方の収納ボックスの後方およびシート側方の補機カバーの後方に走行風の排出口を設け、補機カバー内に補機を設けており、走行風が補機を冷却した後に排出口から排出されるようになっている。
また、タイヤの左右・後方を全て覆われる車両には、車両後部に左トランクおよび右トランクを備え、かつ、左右のトランクの後面とリヤフェンダとを連続させたものがある。この車両では、左右のトランクによってタイヤの左右が覆われている。
特開2006−44539号公報
ところで、上述したようなタイヤの左右・後方を全て覆われた車両では、車両後方の負圧領域(タービュランス域)が拡大しやすい。このため、車両後方の負圧領域の減少に課題が生じる。
本発明は係る実情に鑑みてなされたものであり、タイヤの左右・後方を全て覆われた車両において、車両後方の負圧領域の減少を実現する鞍乗り型車両の後部構造の提供を目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、車体左右に側面カバー(3L,3R)を有し、これらの後方には後部サイドカバー(20L,20R)が設けられ、前記後部サイドカバー(20L,20R)の後方には左トランク(23)および右トランク(24)を備え、かつ前記左右トランク(23,24)の後面を構成する後面カバー(31,34)と連続するリヤフェンダ(35)を備え、前記左右トランク(23,24)が後輪(WR)の左右側方を覆い、前記リヤフェンダ(35)が後輪(WR)の後方を覆った鞍乗り型車両の後部構造において、前記左右トランク(23,24)の前方に通風穴(21L,21R)を設け、前記通風穴(21L,21R)は後輪(WR)のタイヤハウス(S)に連通するとともに、前記左右トランク(23,24)の後面と前記リヤフェンダ(35)とで形成された面に負圧矯正穴(45,46)を設け、前記負圧矯正穴(45,46)前記タイヤハウス(S)に連通していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記リヤフェンダの上方に灯火器(例えば実施形態における灯火器43)を設け、前記負圧矯正穴を前記リヤフェンダと前記灯火器の間に設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記リヤフェンダに斜め下方に向けて突出する庇部(例えば実施形態における庇部39)を設け、前記負圧矯正穴を前記庇部の奥側に設け、該負圧矯正穴から排出された風が車両後方の負圧中心に向けて流れるようにしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記リヤフェンダの上方に中央トランク(例えば実施形態における中央トランク22)を設け、該中央トランクの下部に負圧矯正穴をさらに設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、車両後方の負圧域(タービュランス域)の中心に向けて、リヤフェンダ内である後輪タイヤハウス内の風を導風することができるため、車両後方の負圧域を減少させることができる。また、後輪タイヤハウス内の内圧低減により、リヤタイヤの接地荷重を増大させタイヤのグリップ力を向上できる。さらに、カバーに覆われたタイヤハウスに通風することでブレーキディスクを冷却できる。
また、走行風による左右トランクの前部の圧力集中を低減できるため、走行抵抗をより低減できる。また、受圧面積を減らすことにより、横風で車体にかかるヨーイングモーメントを低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、リヤフェンダと灯火器の間に負圧矯正穴を設けることで、負圧矯正穴を目立たせないようにできるため、デザイン自由度を向上できる。
請求項3に記載の発明によれば、庇部の裏側に沿って風が導かれるので、風を負圧域の中心に導くことができ、効果的に負圧領域を減少できる。また、庇部に隠れる場所に負圧矯正穴を設けることで、負圧矯正穴を目立たせないようにできるため、デザイン自由度を向上できる。
請求項4に記載の発明によれば、負圧矯正穴を目立たせずに設けることができるため、デザイン自由度を向上できる。すなわち、例えば中央トランクが後方に突出するような形状である場合に、中央トランクとリヤフェンダの間の奥まった部分に負圧矯正穴を設ければ、この負圧矯正穴を目立たないようにすることができるため、デザイン自由度を向上できる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 自動二輪車の車体フレームを示した図である。 車両後部の側面図である。 車両後部の背面図である。 一部の部材を取り外した状態の車両後部の背面図である。 車両後部の斜視図である。 自動二輪車における走行風の流れを説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を基に説明する。図1には本発明に係る構造を備えた自動二輪車1が示されている。
図1に示す自動二輪車1は、前,後車輪WF,WR間にエンジンEを備え、車体前部を前部車体カバー2で覆われ、車体左,右側面を側面車体カバー3L,3R(紙面手前側の3Lのみ示す)で覆われている。図2も参照し、自動二輪車1の車体の基本骨格を形成する車体フレーム4は、車体フレーム本体5と後部車体フレーム6とで構成されている。
車体フレーム本体5は、ヘッドパイプ7と、ヘッドパイプ7に連なって傾斜姿勢で車体後方へ延びる左右一対のメインフレーム8L,8Rと、ヘッドパイプ7から下方へ延びた後、車体後方へ延びる左右一対のダウンフレーム9L,9Rと、メインフレーム8L,8Rの後端部に連なって車体後方へ延びる左右一対のシートレール10L,10Rと、ダウンフレーム9L,9Rおよびシートレール10L,10Rに連なる左右一対の中央フレーム11L,11Rと、中央フレーム11L,11Rの下部から後上方に延びてシートレール10L,10Rの後端部に結合するサブフレーム12L,12Rとで構成されている。
後部車体フレーム6は、シートレール10L,10Rの後端部から後方へ延びる左右一対の上部パイプ13L,13Rと、サブフレーム12L,12Rの上下方向略中央領域から後上方に延び、その後端部で上部パイプ13L,13Rの後端部と結合する左右一対の傾斜パイプ14L,14Rと、サブフレーム12L,12Rの下部から後方に延びた後、上方に延びて傾斜パイプ14L,14Rと結合する下部パイプ15L,15Rと、傾斜パイプ14L,14Rと下部パイプ15L,15Rとの間に架設される縦パイプ16L,16Rとで構成されている。なお、図1,図2には、車体フレーム本体5の紙面手前側のメインフレーム8L、ダウンフレーム9L、シートレール10L、中央フレーム11L、サブフレーム12Lのみを示し、後部車体フレーム6の紙面手前側の上部パイプ13L、傾斜パイプ14L、下部パイプ15L、縦パイプ16Lのみを示している。
車体フレーム本体5においてヘッドパイプ7には操舵系が回転自在に支持され、符合17は操舵系に含まれるハンドルバーを示している。メインフレーム8L、8Rの上方には燃料タンクTが載置され、燃料タンクTの後方においてシートレール10L,10Rの上方には運転者用座席18及び添乗者用座席19が前後に連なって載置されている。また、燃料タンクTの下方においてメインフレーム8L,8Rとダウンフレーム9L,9Rとの間にエンジンEが搭載されている。
運転者用座席18とメインフレーム8L,8Rとの間に側面車体カバー3L,3Rが設けられ、側面車体カバー3L,3Rの各側部はメインフレーム8L,8Rの側部と略面一とされるとともに、運転者用座席18の側部とも略面一とされている。
側面車体カバー3L,3Rの後方には後部サイドカバー20L,20R(紙面手前側の20Lのみ示す)が設けられ、この後部サイドカバー20L,20Rは側面車体カバー3L,3Rの後部から車幅方向外側へ張り出している。かかる側面車体カバー3L,3Rの張り出し部位には、前方斜めに開口する通風穴21L,21R(紙面手前側の21Lのみ示す)が形成されている。この通風穴21L,21Rは、導入した走行風は後輪WRのタイヤハウスS(図5参照)内に導くべく、タイヤハウスSに連通している。
添乗者用座席19の後方には中央トランク22が設けられ、中央トランク22の左右下方であって、後部サイドカバー20L,20Rの後方には左トランク23、右トランク24がそれぞれ設けられている(図1の紙面手前側の左トランク23のみ示す)。後輪WRの左右側部は、左トランク23および右トランク24によって覆われている。
図3,図4を参照し、中央トランク22は、トランク箱本体25と、これを覆うトランク開閉蓋26とを主部材として構成されている。トランク開閉蓋26の前面には添乗者用座席19用の背当り27を設けている。トランク箱本体25の下部には車体側との図示しない取付部が一体に設けられており、中央トランク22は、この取付部を後部車体フレーム6の上部パイプ13L,13Rに取り付けられることで、トランク箱本体25を後方に向けて張り出すように車体側に設けられている。
トランク箱本体25の下部に設けられた上記取付部の周囲は、後部センタカバー28で覆われており、後部センタカバー28は、図3に示すように後部サイドカバー20L,20Rの後部と連なるとともに、左トランク23および右トランク24の上部と連なるように前後に延在する。後部センタカバー28は、後部車体フレーム6の上部パイプ13L,13Rに固定されており、側面視で略コ字状を呈し、トランク箱本体25の下部の左右・後方を一連に覆っている。
中央トランク22の左下方に配置される左トランク23は、トランク箱本体29と、このトランク箱本体29を開閉可能とするトランク開閉蓋30と、トランク箱本体29の後部を着脱可能に覆う後面カバー31とを主部材として構成され、また、中央トランク22の右下方に配置される右トランク24も同様に、トランク箱本体32と、トランク開閉蓋33と、後面カバー34とを主部材として構成されるものである。
トランク箱本体29,32は物品の収容空間を形成し、トランク開閉蓋30,33はトランク箱本体29,32の収容空間を開閉させるものである。図5に左トランク23および右トランク24双方の後面カバー31,34が取り外された状態が示され、トランク箱本体29,32が露出された状態が示されている。後面カバー31,34はトランク箱本体29,32の後部を覆い、それぞれ左トランク23および右トランク24の後部後壁を構成するカバー部材である。
トランク箱本体29,32はそれぞれ、図2に示した後部車体フレーム6の下部パイプ15L,15Rにボルト締め等で取り付け固定され、トランク開閉蓋30,33は、トランク箱本体29,32の車幅方向外側に形成された 支持部に回転可能に支持されている。トランク開閉蓋30,33は、図4および図5で示す両端矢印Aに沿って回転操作されることで、トランク箱本体29,32の収容空間を開閉する。なお、図5においてSはタイヤハウスを示している。
後面カバー31,34は、トランク箱本体29,32に設けられた取付部29a・・,取付部32a・・によりトランク箱本体29,32にネジ止めで連結される。取付部29a・・,取付部32aは、トランク開閉蓋30,33が開かれた際に外部に露出するトランク箱本体29,32の後部側面に設けられている。後面カバー31,34はそれぞれ車幅方向外側に突出させたステーによって取付部29a・・,取付部32a・・に取り付けられ、トランク開閉蓋30,33の後面30B,33Bと隣接し、かかる後面3B,33Bから車幅方向内側へ延びるように設けられている。図3を参照し、トランク開閉蓋30,33の後面30B,33Bはトランク箱本体29,32から後方へ張り出している。後面カバー31,34は、トランク箱本体29,32の後部とトランク開閉蓋30,33の後面30B,33Bとの間に生じたスペースに配置され、トランク開閉蓋30,33の後面30B,33Bから連続する面を形成するように設けられている。
つまり、後面カバー31,34は、トランク開閉蓋30,33の後面30B,33Bと相まって車両後面の意匠面一部を構成しており、左トランク23および右トランク24全体で見た場合には、左トランク23および右トランク24の後面は、トランク開閉蓋30,33と後面カバー31,34とによって分割されている。
後面カバー31,34の高さ寸法は、後部センタカバー28との間に一定の空隙が形成されるように設定され、また、後面カバー31,34の幅寸法は、それぞれ後輪WRの直前まで延びるように設定されている。後面カバー31,34の間には、後面カバー31,34の幅寸法の設定によって、後輪WRの幅程度の空隙が形成される。そして、かかる後面カバー31,34の間の空隙を埋めるように、後輪WRの後方を覆うリヤフェンダ35が設けられている。
リヤフェンダ35は板状に形成され、その側部36,37を後面カバー31,34の車幅方向内側の側端縁に形成された図示しないボルト締結穴等を有する取付部に固定されることで、後面カバー31,34に掛け渡されるように取り付けられている。リヤフェンダ35は、後面カバー31,34と連続する面を形成するように設けられ、後面カバー31,34と相まって車両後面の意匠面を構成している。
ここで、リヤフェンダ35は、側部36,37のみで後面カバー31,34の車幅方向内側と連結され、後面カバー31,34のみに支持されている。すなわち、本実施形態では、リヤフェンダ35は後面カバー31,34に裏側からネジ止めされており、一体的な組品(31,34,35)として扱うことが可能となっており、後面カバー31,34と一体的に車体側から着脱可能となっている。
図4,図6を参照し、リヤフェンダ35の詳細な形状について説明すると、リヤフェンダ35は、側部36,37から凹む形状とされ、側部36,37の間に形成される主面部38の上部には後方に向けて斜め下方へ突出する庇部39が形成されている。また、側部36,37の上部には、後面カバー31,34の上部に沿って車幅方向外側に延びる延出部40,41が一体に形成されている。
主面部38の略中央領域にはライセンスプレート取付部42が設けられ、また、庇部39および延出部40,41の上部と後部センタカバー28との間に一定の空隙が形成されており、かかる空隙には灯火器43が設けられている。図5を参照し、後部センタカバー28の後部に灯火器ブラケット44,44が形成されている。かかる灯火器ブラケット44,44によって灯火器43は支持されている。
また、自動二輪車1において車両後面には複数の負圧矯正穴が設けられ、図4,図6に参照されるようにリヤフェンダ35には、第1負圧矯正穴45,45および第2負圧矯正穴46,46が形成され、後部センタカバー28には、第3負圧矯正穴47,47が形成されている。
第1負圧矯正穴45,45は、リヤフェンダ35の延出部40,41と灯火器43との間にそれぞれ設けられており、詳しくは、延出部40,41の上部を一部切り欠くことで形成されている。また、第2負圧矯正穴46,46は、リヤフェンダ35の庇部39の奥側において左右に振り分けられて設けられ、スリット状に形成されている。
そして、第3負圧矯正穴47,47は、後部センタカバー28の後部に設けられ、すなわち、トランク箱本体25下部の奥まった位置に設けられている。第3負圧矯正穴47,47はスリット状に形成されている。
第1負圧矯正穴45,45、第2負圧矯正穴46,46、および第3負圧矯正穴47,47はそれぞれリヤフェンダ35裏側の後輪WRのタイヤハウスS(図5参照)に連通している。すなわち、これら第1負圧矯正穴45,45、第2負圧矯正穴46,46、および第3負圧矯正穴47,47からは、後部サイドカバー20L,20Rの通風穴21L,21RからタイヤハウスS内に導入された走行風が後方へ流れるようになっている。
ここで、図2,図6を参照し、αはタイヤハウスSから第1負圧矯正穴45,45を通り後方へ流れる走行風を示している。βはタイヤハウスSから第2負圧矯正穴46,46を通り後方へ流れる走行風を示している。なお、走行風βは庇部39の裏側に沿って導かれる。そして、γは、タイヤハウスSから第3負圧矯正穴47,47を通り後方へ流れる走行風を示している。
以上に記載したように本実施形態では、図4,図6に良く示すように、車両後部に左トランク23および右トランク24を備える自動二輪車1において、左右トランク23,24の後面を構成する後面カバー31,34と連続するリヤフェンダ35を備え、後面カバー31,34とリヤフェンダ35とで形成された面に第1負圧矯正穴45,45および第2負圧矯正穴46,46を設けている。これにより、車両後方の負圧域(タービュランス域)の中心に向けて、リヤフェンダ35内である後輪タイヤハウスS(図5参照)内の風を導風することができるため、車両後方の負圧域を減少させることができる。すなわち、図7においては、紙面左側に示すWは従来の構造における走行風を示し、紙面右側に示すWは本実施形態に係る構造における走行風を示しており、この図に参照されるように、従来の構造では走行風Wに示されるように車両後部において車幅方向内側に巻き込むように流れる風が生じ、負圧域(タービュランス域)が発生するが、本実施形態に係る構造では、車両後方の負圧域(タービュランス域)の中心に向けて、第1負圧矯正穴45,45および第2負圧矯正穴46,46から走行風α,βが流れ、車幅方向内側に巻き込むように流れる風を後方に向けるように矯正するので、車両後方の負圧域を減少させることができる。そして、第3負圧矯正穴47,47からも同様に風が流れるため、車両後方の負圧域をより減少させることができる。
また、上記構成によれば、後輪WRのタイヤハウスS内の内圧低減により、後輪WRの接地荷重を増大させタイヤのグリップ力を向上させることもでき、さらに、カバーに覆われたタイヤハウスSに通風することでブレーキディスクを冷却することもできる。
また、リヤフェンダ35の上方に灯火器43を設け、第1負圧矯正穴45,45をリヤフェンダ35と灯火器43の間に設けている。これにより、第1負圧矯正穴45,45を目立たせないようにできるため、デザイン自由度を向上できる。
さらに、リヤフェンダ35に斜め下方に向けて突出する庇部を39設け、第2負圧矯正穴46,46を庇部39の奥側に設け、第2負圧矯正穴46,46から排出された風が車両後方の負圧中心に向けて流れるようにしている。これにより、庇部39の裏側に沿って風が導かれるので、風を負圧域の中心に導くことができ、効果的に負圧領域を減少できる。また、庇部39に隠れる場所に第2負圧矯正穴46,46を設けることで、第2負圧矯正穴46,46を目立たせないようにできるため、デザイン自由度を向上できる。
また、リヤフェンダ35の上方に中央トランク22を設け、該中央トランク22の下部に位置する後部センタカバー28に第3負圧矯正穴47,47をさらに設けている。かかる構成によれば、第3負圧矯正穴47,47を目立たせずに設けることができるため、デザイン自由度を向上できる。すなわち、中央トランク22はそのトランク箱本体25が後方に突出しており、このトランク箱本体25とリヤフェンダ35との間の奥まった部分に第3負圧矯正穴47,47が設けられるため、目立たないようにすることができ、デザイン自由度を向上できる。
また、左右トランク23,24の前方において後部サイドカバー20L,20Rに通風穴21L,21Rを設けたが、これによれば、走行風による左右トランク23,24の前部の圧力集中を低減できるため、走行抵抗をより低減できる。また、受圧面積を減らすことにより、横風で車体にかかるヨーイングモーメントを低減することができる。
なお、上記実施形態における構成はこの発明の一例であり、部品構成や構造、形状、大きさ、数及び配置等を含め、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。例えば、本実施形態では本発明を自動二輪車に適用したが、前方に左右の車輪が設けられ後方に単一の車輪が設けられる三輪車両等でも本発明は好適に適用できる。
1 自動二輪車(車両)
21L,21R 通風穴
22 中央トランク
23 左トランク
24 右トランク
35 リヤフェンダ
39 庇部
43 灯火器
45 第1負圧矯正穴(負圧矯正穴)
46 第2負圧矯正穴(負圧矯正穴)
47 第3負圧矯正穴(負圧矯正穴)

Claims (4)

  1. 車体左右に側面カバー(3L,3R)を有し、これらの後方には後部サイドカバー(20L,20R)が設けられ、前記後部サイドカバー(20L,20R)の後方には左トランク(23)および右トランク(24)を備え、かつ前記左右トランク(23,24)の後面を構成する後面カバー(31,34)と連続するリヤフェンダ(35)を備え、
    前記左右トランク(23,24)が後輪(WR)の左右側方を覆い、前記リヤフェンダ(35)が後輪(WR)の後方を覆った鞍乗り型車両の後部構造において、
    前記左右トランク(23,24)の前方に通風穴(21L,21R)を設け、前記通風穴(21L,21R)は後輪(WR)のタイヤハウス(S)に連通するとともに、
    前記左右トランク(23,24)の後面と前記リヤフェンダ(35)とで形成された面に負圧矯正穴(45,46)を設け、前記負圧矯正穴(45,46)は前記タイヤハウス(S)に連通していることを特徴とする鞍乗り型車両の後部構造。
  2. 前記リヤフェンダ(35)の上方に灯火器(43)を設け、前記負圧矯正穴(45)を前記リヤフェンダ(35)と前記灯火器(43)の間に設けたことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の後部構造。
  3. 前記リヤフェンダ(35)に斜め下方に向けて突出する庇部(39)を設け、前記負圧矯正穴(46)を前記庇部(39)の奥側に設け、該負圧矯正穴(46)から排出された風が車両後方の負圧中心に向けて流れるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の後部構造。
  4. 前記リヤフェンダ(35)の上方に中央トランク(22)を設け、該中央トランク(22)の下部に負圧矯正穴(47)をさらに設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の後部構造。
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