JP2010023683A - 鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造において、左右分割式のサブフレーム間に燃料タンクを効率よく支持すると共に、燃料タンクを車体後部に配置した際の構造の合理化を図る。
【解決手段】左右分割式のリヤフレーム本体12をエンジン又はメインフレームに締結支持し、該左右リヤフレーム本体12に挟まれた位置に燃料タンク15を配置し、前記燃料タンク15を前記左右リヤフレーム本体12で挟持する。
【選択図】図11

Description

この発明は、自動二輪車等の鞍乗り型車両に好適な燃料タンク支持構造に関する。
従来、自動二輪車の燃料タンク支持構造において、樹脂製の燃料タンクを左右のフレーム間に落とし込んで配置し、該燃料タンクをボルト締結構造にて左右フレームに支持したものがある(例えば、特許文献1参照。)。他方、自動二輪車のリヤフレームを左右分割式のサブフレームとしてメインフレームとは別体に設け、該左右サブフレームをメインフレームに締結支持するものがある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−362458号公報 特開2004−098875号公報
ところで、上記前者の構成においては、左右フレームに燃料タンクを締結支持するための部品や工数を要することからコストアップとなり易く、かつ燃料タンクに左右フレームとの締結箇所を設けることで燃料タンク容量を減少させることがある。他方、上記後者の構成の如く左右分割式としたサブフレーム間のスペースのより有効的な活用も検討されている。
そこでこの発明は、鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造において、燃料タンクの容量を確保しながら左右分割式のサブフレーム間のスペースの合理的活用を図ることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、左右分割式のサブフレーム(例えば実施例のリヤフレーム本体12)をエンジン(例えば実施例のエンジン16)又はメインフレーム(例えば実施例のフロントフレーム2F,2F’)に締結支持し、該左右サブフレームに挟まれた位置に燃料タンク(例えば実施例の燃料タンク15,15’)を配置した鞍乗り型車両(例えば実施例の自動二輪車1)の燃料タンク支持構造であって、前記燃料タンクを前記左右サブフレームで挟持することを特徴とする。
なお、前記鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する原動機付車両全般を含む概念であり、自動二輪車(原動機付自転車含む)のみならず三輪又は四輪の車両を含み、かつ低床の足載せ部を有するスクータ型車両も含む概念である。
請求項2に記載した発明は、前記左右サブフレームに凹部(例えば実施例の前後凹部12i,12j)を設けると共に、該凹部に嵌合する凸部(例えば実施例の前後凸部15k,15l)を前記燃料タンクに設け、前記凹部及び凸部を互いに嵌合させることで、前記燃料タンクを前記左右サブフレームで挟持することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記燃料タンクを前記左右サブフレームでゴム部材(例えば実施例のゴム部材g)を介して挟持することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記左右サブフレームは、車体後部に配される左右分割式のリヤフレーム(例えば実施例のリヤフレーム本体12)であり、該左右リヤフレームに挟持される前記燃料タンクには、車体後部部品であるリヤフェンダ(例えば実施例のリヤフェンダ94)、ランプステー(例えば実施例のリヤステー92)、ライセンスプレートステー(例えば実施例のライセンスプレートステー92f)及びリフレクタステー(例えば実施例のリフレクタステー92g)の少なくとも一つが一体に設けられることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記車体後部部品に前記燃料タンク本体よりも剛性の低い低剛性部(例えば実施例の低剛性部93)を設けたことを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記低剛性部が開放断面を有してなることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、前記左右サブフレーム及び燃料タンクが後上がりに傾斜し、この燃料タンクの後端部に給油口(例えば実施例の給油口15g)を配置したことを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、前記左右サブフレームを互いに連結する連結部(例えば実施例の連結ボス12h)を前記給油口の前方に配置したことを特徴とする。
請求項9に記載した発明は、前記燃料タンクが樹脂成形品であることを特徴とする。
請求項10に記載した発明は、前記燃料タンク(例えば実施例の燃料タンク15’)が左右分割体(例えば実施例の左右分割体B1,B2)を一体に接合してなり、その左分割体には左サブフレームに設けた凹部に嵌合する凸部を設けると共に、右分割体には右サブフレームに設けた凹部に嵌合する凸部を設け、前記左右の凹部及び凸部をそれぞれ互いに嵌合させることで、前記燃料タンクを前記左右サブフレームで挟持することを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、左右分割式のサブフレームをエンジン又はメインフレームに締結支持する際に燃料タンクを同時に支持できるため、燃料タンクを左右サブフレームに締結支持する場合と比べて該締結支持のための部品や工数を削減することも可能となり、コストダウンを図ることができる。また、燃料タンクから左右サブフレームとの締結箇所を無くすことで燃料タンク容量の増加を図ることができる。
請求項2に記載した発明によれば、左右サブフレーム及び燃料タンクを凹凸嵌合させるという簡単な構造により、燃料タンクを左右サブフレームで確実に挟持することができ、かつ凸部の分だけ燃料タンク容量の増加を図ることができる。
請求項3に記載した発明によれば、左右サブフレーム(車体)に対する燃料タンクの防振性を確保すると共に、左右サブフレーム及び燃料タンク間の寸法バラツキを吸収可能として、燃料タンクを確実にかつ安定して挟持することができる。
請求項4に記載した発明によれば、車体後部に配される燃料タンクに前記車体後部部品を予め一体に設けることで、車体後部の組み立て工程における作業工数を大幅に削減することができる。
請求項5に記載した発明によれば、前記車体後部部品に外力が加わった際に該外力が燃料タンクに直接伝わることを防止することができる。
請求項6に記載した発明によれば、比較的簡単に前記低剛性部を設けることができる。
請求項7に記載した発明によれば、給油口を燃料タンクの上端側に配置でき、燃料タンク容量を確実に確保することができる。
請求項8に記載した発明によれば、後上がりに傾斜した燃料タンク後端の給油口前方には部品配置スペースを確保し易く、左右サブフレームの連結部を効率よく配置することができる。
請求項9に記載した発明によれば、左右サブフレーム間に挟持可能な燃料タンクを容易に形成するができる。また、前記車体後部部品を燃料タンクに一体形成することが可能となり、車体後部の部品点数及び組み立て工数を大幅に削減することができる。
請求項10に記載した発明によれば、左右サブフレームの凹部に嵌合する凸部を燃料タンクの左右に容易に形成することができる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1に示す自動二輪車1は、その車体の前後に互いに別体のフロントフレーム2F及びリヤフレーム2Rを有し、これらフロントフレーム2F及びリヤフレーム2Rを車体中央下部に配置されたエンジン16のクランクケース18を介して連結する。クランクケース18の後部下側にはアンダーフレーム2Uが取り付けられる。フロントフレーム2Fの前端部に前輪懸架系FSが操向可能に支持され、リヤフレーム2Rの上方には乗員着座用のシート13等が支持される。クランクケース18の後端部等には後輪懸架系RSが上下揺動可能に支持される。
図2を併せて参照し、前記エンジン16は例えば空冷の単気筒エンジンであり、そのクランクシャフト17の回転中心軸線(クランク軸線)C1を左右方向(車体幅方向)に沿わせ、かつクランクケース18の前端部からシリンダ19を略水平に(詳細にはやや前上がりに)前方へ突出させた基本構成を有する。なお、図中線C2はシリンダ19の突出方向に沿う中心軸線(シリンダ軸線)を、矢印fはクランクシャフト17の回転方向をそれぞれ示す。エンジン16は、シリンダ19を略水平に突出させることから、シリンダ軸線C2を前方へ延長させるとこれが側面視で前輪6と交差する。
シリンダ19は、クランクケース18の前端部に取り付けられるシリンダ本体21と、該シリンダ本体21の前端部に取り付けられるシリンダヘッド22と、該シリンダヘッド22の前端部に取り付けられるヘッドカバー23とを有してなる。シリンダ19はクランクケース18とは別体であり、クランクケース18の前端部に固設した複数のスタッドボルト等によりシリンダヘッド22と共に一体的に取り付けられる。
図1を参照し、シリンダヘッド22の上側(吸気側)には、その上方に位置するスロットルボディ24の下流側が接続され、該スロットルボディ24の上流側には、さらにその上方に位置するエアクリーナボックス25が接続される。シリンダヘッド22の下側(排気側)には、排気管26の基端部が接続される。排気管26は、シリンダ19の下方で適宜湾曲して触媒コンバータ26bを介した後に後方へ延び、後輪9右側に配置されたサイレンサ26aの前端部に接続される。
図1〜3を参照し、シリンダ本体21内にはシリンダ軸線C2に沿うシリンダボア27が形成され、該シリンダボア27内にはピストン28が摺動可能に嵌装される。ピストン28の往復動は、コンロッド29を介してクランクシャフト17のクランク軸線C1中心の回転動に変換される。クランクシャフト17の回転動力は、クランクケース18内右側に配置された各クラッチ33,34及びクランクケース18内後部に配置された変速機35を介して、クランクケース18の後部左側に配置されたドライブスプロケット36に出力され、該ドライブスプロケット36からドライブチェーン36aを介して後輪9左側のドリブンスプロケット36bに伝達される。
図2を参照し、エンジン16は、燃焼室内での最大圧力時(燃焼(膨張)行程初期)におけるピストン28のシリンダ内面への押し付け力ひいては摺動抵抗を低減するべく、シリンダ軸線C2に対してクランク軸線C1を上方(回転方向f上流側)へ所定量tだけオフセットさせたオフセットクランク機構を採用している。換言すれば、シリンダ軸線C2がクランク軸線C1に対して下方(回転方向f下流側)へオフセットしている。
図3を参照し、クランクシャフト17の右端部には遠心クラッチ33が同軸配置され、該遠心クラッチ33を介してその左右内側に同軸配置されたプライマリドライブギヤ37aにクランクシャフト17の回転動力が伝達される。プライマリドライブギヤ37aはクランクシャフト17後方のメインシャフト38aの右側部に同軸配置された比較的大径のプライマリドリブンギヤ37bに噛み合う。前記クランクシャフト17の左端部にはジェネレータ39が同軸配置される。
メインシャフト38aの右端部には運転者が断続操作可能な多板クラッチ34が同軸配置され、該多板クラッチ34を介してプライマリドリブンギヤ37bに伝達された回転動力がメインシャフト38aに伝達される。
図2を併せて参照し、メインシャフト38aの後方にはカウンタシャフト38bが配置され、これら各シャフト38a,38bに不図示の変速ギヤ群が支持されて、運転者が変速操作可能な前記変速機35が構成される。カウンタシャフト38bの左端部はクランクケース18外に突出し、該左端部に前記ドライブスプロケット36が一体回転可能に取り付けられる。なお、各シャフト17,38a,38bは略水平な平面上に配置される。
図2を参照し、シリンダヘッド22の上下には、前記スロットルボディ24及び排気管26をそれぞれ接続する吸排気ポート41a,41bがそれぞれ形成される。各ポート41a,41bのシリンダ内側開口(燃焼室側開口)は、それぞれ単一又は複数の吸排気バルブ42a,42bにより開閉される。吸排気バルブ42a,42bによる各ポート41a,41bの開閉作動は、それぞれカムローラを有する吸気及び排気ロッカーアーム43a,43bを介して単一のカムシャフト44により行われる。
カムシャフト44は、その回転軸線C3を左右方向に沿わせて配置される。カムシャフト44の左端部には比較的大径のカムドリブンスプロケット45が同軸固定され、このカムドリブンスプロケット45とクランクシャフト17の左側部に同軸固定された比較的小径のカムドライブスプロケット46とに無端状のカムチェーン47が巻き掛けられる。これら各スプロケット45,46及びカムチェーン47を介して、カムシャフト44がクランクシャフト17と連係駆動して各バルブ42a,42bを開閉作動させる。なお、クランクケース18の左内側にはテンショナローラ52、揺動アーム53及びリフター54を主になるカムチェーンテンショナ51が配設される。
図3を参照し、クランクケース18における各シャフト38b等を支持するケース本体55は、クランク軸線C1に直交する分割面CSを境に左右ケース体56,57に分割される。なお、この実施例では前記分割面CSは車体左右中心面と一致するが、該中心面に対して左右どちらかにオフセットしていても構わない。左右ケース体56,57の左右外側にはそれぞれ左右ケースカバー58,59が取り付けられる。左ケース体56及び左ケースカバー58は前記ジェネレータ39等を収容するジェネレータケース58aを構成し、右ケース体57及び右ケースカバー59は各クラッチ33,34等を収容するクラッチケース59aを構成する。
図1、図2を参照し、クランクケース18(ケース本体55)の後端部の上下中間部には、後輪懸架用のスイングアーム11の前端部を上下揺動可能に支持するピボット部60が設けられる。ピボット部60は側面視山形をなしてクランクケース18後面から後方へ側面視山形に突出する。ピボット部60の突出先端側は左右方向に沿うボス状をなし、該ピボット部60に左右方向に沿うピボット軸を介してスイングアーム11の前端部が軸支される。
図2、図3を参照し、クランクケース18のケース本体55の前部上方には、エンジン16始動用のスタータモータ61が配置される。スタータモータ61は、その駆動軸62の回転軸線を左右方向に沿わせて配置されており、その回転軸線に沿う円筒状のモータ本体63と、該モータ本体63の左端部から左方に突出する前記駆動軸62とを有する。スタータモータ61は、ケース本体55の上方において分割面CSを左右に跨ぐように配置されている。
スタータモータ61の左側部は、クランクケース18の左上に突設されたギヤハウジング65に右方から取り付けられる。ギヤハウジング65は、左ケース体56の前部上側に側面視山形に突設されたモータホルダ66と、該モータホルダ66の右側を覆うべくこれと側面視で重なるように左ケースカバー58の上部に突設されたホルダカバー67とを有してなる。ギヤハウジング65内には、ジェネレータケース58a内に配置されたスタータ伝動機構71の一部が収容される。モータホルダ66の突出頂部右側にはスタータモータ61のモータ本体63の左端部が保持され、該スタータモータ61の駆動軸62がギヤハウジング65内に臨まされる。
スタータ伝動機構71は、駆動軸62の先端部外周に形成されたピニオンギヤ62bに噛み合う大径アイドルギヤ72と、該大径アイドルギヤ72と同軸かつ一体回転可能に設けられる小径アイドルギヤ73と、該小径アイドルギヤ73に噛み合いクランクシャフト17と同軸かつ相対回転可能に設けられる大径ドリブンギヤ74と、該大径ドリブンギヤ74とジェネレータ39におけるクランクシャフト17と一体回転するアウタロータ39aとを係合するワンウェイクラッチ75とを有してなる。ワンウェイクラッチ75は、駆動軸62の回転動力をクランクシャフト17に伝達可能とする一方、クランクシャフト17の回転動力は駆動軸62に伝達不能とする。
そして、運転者の操作により不図示の車載電源からスタータモータ61に電力が供給されると、前記駆動軸62が回転してスタータ伝動機構71を介してクランクシャフト17をエンジン16の始動方向(前記矢印方向)に回転させ、クランキングを生じさせてエンジン16の始動を可能とする。また、エンジン16の始動後には、クランク軸17の回転動力のスタータ伝動機構71及びスタータモータ61への伝達が前記ワンウェイクラッチ75で遮断される。
モータホルダ66の前後には、その前後傾斜面からそれぞれ側面視山形をなして突出する前後モータ取り付け部76,77がそれぞれ設けられる。前モータ取り付け部76はモータホルダ66の先端寄りに設けられ、後モータ取り付け部77はモータホルダ66の基端寄りに設けられる。前後モータ取り付け部76,77は、駆動軸62を挟んだ前後に略同一高さに設けられる。
図2、図4に示すように、クランクケース18(ケース本体55)の前端部におけるシリンダ19の基端部を挟んだ上下には、フロントフレーム2Fの後部(下部)の上下をそれぞれ連結する上前締結部80及び下前締結部81がそれぞれ設けられる。上前締結部80は側面視山形をなしてクランクケース18の前端部におけるシリンダ合わせ面(シリンダ軸線C2との直交面)55aよりも前方に突出し、下前締結部81は同じく側面視山形をなしてシリンダ合わせ面55aから前方に突出しないよう斜め下前方に突出する。
図5を併せて参照し、各前締結部80,81は、それぞれ左右方向に沿うボス状をなして締結用のボルトを挿通又は螺着可能とされる。各前締結部80,81は、ケース本体55の左右ケース体56,57の前端部間を一体に締結する締結部でもある。各前締結部80,81は、フロントフレーム2Fの左右の被締結部80a,81a間にそれぞれ挟み込まれ、これらが左右方向に沿う長尺ボルト80b,81b及びナット80c,81cの組み合わせによりそれぞれ一体に締結される。
上前締結部80はクランク軸線C1の斜め前上方に位置し、下前締結部81はクランク軸線C1の斜め前下方に位置する。換言すれば、各前締結部80,81は、側面視でクランク軸線C1よりも上方及び下方に振り分けて配置される。
ここで、シリンダ19は、前述の如くシリンダ軸線C2がクランク軸線C1に対して下方にオフセットすることから、クランクケース18に対して比較的低位置に配置されており、これに伴い各前締結部80,81も比較的低位置に配置され、もってフロントフレーム2Fの後部高さが低く抑えられる。
図2、図14に示すように、クランクケース18(ケース本体55)の前後中間部上側及び後端部上側には、リヤフレーム2Rの前部(下部)の前後をそれぞれ連結する中間後締結部82及び上後締結部83がそれぞれ設けられる。中間後締結部82は側面視山形をなしてクランクケース18上面から上方に突出し、上後締結部83は同じく側面視山形をなしてピボット部60の上傾斜面から斜め上後方に突出する。
図5、図14、図17を併せて参照し、各後締結部82,83は、それぞれ左右方向に沿うボス状をなして締結用のボルトを挿通又は螺着可能とされる。各後締結部82,83は、ケース本体55の左右ケース体56,57の後部上側間を一体に締結する締結部でもある。各後締結部82,83は、リヤフレーム2Rの左右の被締結部82a,83a間にそれぞれ挟み込まれ、これらが左右方向に沿う長尺ボルト82b,83b及びナット82c,83cの組み合わせによりそれぞれ一体に締結される。
図2を参照し、中間後締結部82はクランク軸線C1の斜め上後方に位置し、前記上前締結部80はクランク軸線C1の斜め上前方に位置する。換言すれば、中間後締結部82及び上前締結部80は、クランク軸線C1よりも前方及び後方に振り分けて配置される。
なお、クランク軸線C1の上方には前記ギヤハウジング65が位置しており、該ギヤハウジング65を挟んだ前後に中間後締結部82及び上前締結部80が配置されるともいえる。
一方、上後締結部83は、ピボット部60のほぼ真上にこれと近接して配置されている。
ここで、中間後締結部82と前記ギヤハウジング65との間には、前記後モータ取り付け部77が設けられ、この後モータ取り付け部77と中間後締結部82との間には、これらに渡るようにクランクケース18の上面から起立するリブ85が設けられる。このリブ85を介して、後モータ取り付け部77及び中間後締結部82が互いに連結されて補強し合う。
フロントフレーム2F用の各前締結部80,81及びリヤフレーム2R用の各後締結部82,83は、互いに個別にかつ前後に離間して設けられる。すなわち、フロントフレーム2F及びリヤフレーム2Rは互いに個別にかつ前後に離間してクランクケース18に締結される。このとき、スタータモータ61及びギヤハウジング65はフロントフレーム2F及びリヤフレーム2R間に位置する。したがって、クランクケース18の前部上方(スタータモータ61及びギヤハウジング65の上方)にはフロントフレーム2F及びリヤフレーム2Rの何れも存在しない。
このように、自動二輪車1は、略水平なシリンダ19を有するエンジン16を車体中央下部に配置すると共にそのクランクケース18の前部上方の空間からフロントフレーム2F及びリヤフレーム2Rを無くすことで、図1に示すように、バーハンドル8とシート13との間の車体高さを低く抑えると共に当該空間を車両乗降時の跨ぎ部69とすることが可能となり、その乗降性を向上させている。
図2、図14を参照し、クランクケース18(ケース本体55)の後端部下側には、前記アンダーフレーム2Uの前後中間部を締結する下後締結部84が設けられる。下後締結部84は側面視山形をなしてクランクケース18後面から後方に突出する。
図5、図17を併せて参照し、下後締結部84は、左右方向に沿うボス状をなして締結用のボルトを挿通又は螺着可能とされる。下後締結部84は、ケース本体55の左右ケース体56,57の後端部下側間を一体に締結する締結部でもある。下後締結部84はアンダーフレーム2Uの左右の被締結部84a間に挟み込まれ、これらが左右方向に沿う長尺ボルト84b及びナット84cの組み合わせにより一体に締結される。
下後締結部84は、ピボット部60から下方に離間しかつピボット部60よりもやや前方となる部位に配置されている。
図1、図4、図5に示すように、フロントフレーム2Fは、その前端部を構成する円筒状のヘッドパイプ3と、該ヘッドパイプ3から側面視で斜め下後方へ直線状に延びる左右一対のメインチューブ4と、該左右メインチューブ4の長手方向中間部間に渡設される左右方向に沿うフロントクロスメンバ5とを主になる。フロントフレーム2Fは例えばアルミニウム合金を用いた一体の鋳造成形品とされ、上側ほど後側に位置するように傾斜したヘッドパイプ3の中心軸線(ステアリング軸線)C4に沿って型割り(型抜き)がなされる。フロントフレーム2Fはほぼ左右対称の構成を有している。なお、図5はステアリング軸線C4(前記型割り方向)と平行な矢印Aから見た矢視図である。
左右メインチューブ4は縦長の断面形状を有し(図6参照)、上面視ではヘッドパイプ3からその後方かつ左右外側に斜めに分岐するように所定量だけ延び(図5参照)、その後に分割面CSに沿うように屈曲して互いに略平行をなして後方へ延びる。左右メインチューブ4は、側面視ではヘッドパイプ3からその後方に前記ステアリング軸線C4と直交する方向(フロントフレーム2Fの型割り面に相当)よりも傾斜を急にして直線状かつやや末広がりに延びる(図1参照)。
図6を併せて参照し、左右メインチューブ4の断面形状は、前記型割り方向(縦方向)に深くかつその一方(斜め下前方)に向けて開放する略コ字状とされる。左右メインチューブ4の断面形状の縦方向幅はエンジン16側(後部側)ほどやや広がるように変化する一方、横方向幅は略一定とされる。以下、左右メインチューブ4の左右内外の壁をそれぞれ内外側壁4a,4b、上縁(後縁)に沿う壁を上壁4cとする。内外側壁4a,4bは概ね左右方向と直交する平板状とされるが、これらの間には若干の抜き角が確保される。なお、左右メインチューブ4の断面内側には各壁4a,4b,4cに渡るリブ4dが適宜形成される。
図4、図5を参照し、左右メインチューブ4の後部(下部)上側は、クランクケース18の前端部上側に至り、前記上前締結部80に一体に締結される。一方、左右メインチューブ4の後部下側は、クランクケース18の前端部下側の直ぐ前方で後方に向けて湾曲した後に該クランクケース18の前端部下側に至り、前記下前締結部81に同じく一体に締結される。
図5を参照し、左右メインチューブ4の後部は、上面視では外側壁4bがやや傾斜することで先細りとなり、該後部の上下には、それぞれ内外側壁4a,4bに渡る左右方向に沿うボス状の上下被締結部80a,81aが一体に設けられる。左右の上被締結部80a間には前記上前締結部80が挟み込まれ、これらが前記長尺ボルト80b及びナット80cの組み合わせにより一体に締結される。同様に、左右の下被締結部81a間には前記下前締結部81がそれぞれ挟み込まれ、これらが前記長尺ボルト81b,81c及びナットの組み合わせにより一体に締結される。
図4を参照し、前記クロスメンバ5は斜め下前方に向けて開放する略コ字状の断面形状を有し、その両端部が左右メインチューブ4の長手方向中間部における内側壁4aの下縁(前縁)近傍に接合される。クロスメンバ5の上壁5aは左右メインチューブ4の長手方向に沿って設けられ、前壁5bは上壁5aと略直交して設けられ、後壁5cは前記型割り方向に沿うように前壁5bに対して傾斜して設けられる。
図1を参照し、ヘッドパイプ3には前輪6を軸支する左右フロントフォーク7がステアリングステム7aを介して操向可能に枢支され、これら左右フロントフォーク7及びステアリングステム7aを主に前記前輪懸架系FSが構成される。ステアリングステム7aの上部には操向用のバーハンドル8が取り付けられる。
図1、図6を参照し、左右メインチューブ4間には、前記エアクリーナボックス25及びスロットルボディ24が配設される。
エアクリーナボックス25は、直方体状のエアクリーナケース25a内に扁平状のエアクリーナエレメント25bを収容、保持してなり、側面視で左右メインチューブ4の前部と重なるように設けられる。
エアクリーナケース25aの左右側壁は、左右メインチューブ4の内側壁4aと略平行をなしてこれらに近接し、該左右の内側壁4aに適宜係合し支持されることで、エアクリーナボックス25が左右メインチューブ4間に挟持される。
エアクリーナケース25aの斜め下後方に位置するスロットルボディ24は、前記クロスメンバ5の後方に隣接して配置されている。すなわち、スロットルボディ24の前方にクロスメンバ5が位置するので、スロットルボディ24に泥等がかかり難くすることができる。
ここで、図7、図8に示すフロントフレーム2F’は、クランクケース18への締結方向をシリンダ軸線C2と平行な方向(車体幅方向と直交する方向)としたものである。
クランクケース18(ケース本体55)の前端部における前記各前締結部80,81と同様の位置には、フロントフレーム2F’の後部(下部)の上下をそれぞれ連結する上前締結部80’及び下前締結部81’がそれぞれ設けられる。各前締結部80’,81’は、それぞれシリンダ合わせ面55aに沿う前端面及びシリンダ軸線C2に沿うネジ孔を有してクランクケース18の前端部に一体に設けられる。各前締結部80’,81’は、それぞれ左右一対に設けられる。
一方、フロントフレーム2F’における左右メインチューブ4の後部の上下には、それぞれシリンダ軸線C2に沿うボス状の上下被締結部80a’,81a’が左右内側に張り出すように一体に設けられる。これら各被締結部80a’,81a’をそれぞれ各前締結部80’,81’に前方から当接させ、各被締結部80a’,81a’を前方から貫通するボルト80b’,81b’を各前締結部80’,81’に螺着し締め込むことで、フロントフレーム2F’の後部がクランクケース18の前端部に一体に締結される。
この構成によれば、前記フロントフレーム2Fの如く各前締結部80,81の締結方向が車体幅方向と平行である場合と比べて、前輪6のキャスター角のバラツキを抑えることができる。
図1、図11を参照し、リヤフレーム2Rは、左右二分割式のリヤフレーム本体12を主になる。左右リヤフレーム本体12は、クランクケース18の後部上側に結合される前部から斜め上後方へ直線状に延びるもので、上下に長い縦長の断面形状を有する。左右リヤフレーム本体12は、それぞれ例えばアルミニウム合金を用いた一体の鋳造成形品とされ、それぞれ左右方向に沿って型割り(型抜き)がなされる。左右リヤフレーム本体12はほぼ左右対称の構成を有している。
左右リヤフレーム本体12の断面形状は、前記型割り方向に浅くかつその一方(左右内側)に向けて開放する略コ字状とされる。左右リヤフレーム本体12の断面形状の縦方向幅はエンジン16側(前部側)ほどやや広がるように変化する一方、横方向幅は略一定とされる。以下、左右リヤフレーム本体12の左右外側の壁を外側壁12a、上下の壁をそれぞれ上下壁12b,12cとする。外側壁12aは下側ほど左右内側に位置するようにやや傾斜し、かつ左右外側の凸状にやや湾曲する。外側壁12aの左右内側には、後に詳述する燃料タンク15支持用の前後リブ12d,12eが部分的に形成される。
図14を併せて参照し、左右リヤフレーム本体12の前部(下部)はクランクケース18の後部上側に至り、その前側が前記中間後締結部82に一体に締結されると共に、後側が前記上後締結部83に一体に締結される。各後締結部82,83は、クランク軸線C1及びピボット部60よりも上方に位置しており、したがって左右リヤフレーム本体12は、クランクケース18におけるクランク軸線C1及びピボット部60よりも上方に締結される。
図1を参照し、左右リヤフレーム本体12の下壁12cは、後輪9の上方において斜め上前方に向けて屈曲し、左右リヤフレーム本体12の後壁12fを形成しつつその上方のシート13の後端に至る。一方、左右リヤフレーム本体12の上壁12bは前記後壁12fよりも前方で上方に向けて屈曲し、左右リヤフレーム本体12の後部前壁12gを形成しつつその上方のシート13の後部下縁に至る。左右リヤフレーム本体12における後壁12f上端と後部前壁12g上端とを結ぶ後上がりの後部上縁部は、シート13の後部下縁に沿って傾斜する。
ここで、シート13は、ポリプロピレン等の合成樹脂製の底板13a上に所定厚さのクッション層13bを一体に設けてなり、その下縁形状は底板13aの外縁形状に沿って形成される。シート13の前部下縁は側面視で下方に凸の湾曲状に形成され、後部下縁は側面視で後上がりの直線状に形成される。底板13aの中央部は上方に凸の湾曲状をなし、同じく上方に凸の湾曲状をなすクッション層13bの厚さを適正に保つと共に、シート13下方の物品収納ボックス14の容量を増加させる。
シート13の底板13aの前端部は、その下方の物品収納ボックス14の前端部に車体幅方向に沿うヒンジ軸13cを介して回動可能に支持されると共に、底板13aの後端部は、物品収納ボックス14の後端部に配設されたロック機構13dにシート13が物品収納ボックス14を閉じた状態で係合可能とされる。
なお、左右リヤフレーム本体12の後部前壁12gの後方には、左右リヤフレーム本体12の後部間を直接又は所定の連結部材を介して連結する連結ボス12hがそれぞれ設けられる。連結ボス12h(又は前記連結部材)と後部前壁12gとの間には前記ロック機構13dが配置され、該ロック機構13dが左右連結ボス12h(又は前記連結部材)に取り付けられる。
図11を併せて参照し、物品収納ボックス14は上方に開放する箱型をなし、例えばポリプロピレン等の合成樹脂製とされる。物品収納ボックス14の上部開口14aは、左右リヤフレーム本体12の後部前壁12gの前方においてシート13の下縁形状に沿うように形成され、該下縁形状から下方に垂下するように物品収納ボックス14の前壁14b及び左右側壁14cがそれぞれ形成される。前壁14b及び左右側壁14cは、シート13と左右リヤフレーム本体12との間において車両外観を形成する。
図1を参照し、物品収納ボックス14の前壁14bは、側面視で下側ほど後側(エンジン16から離間する側)に位置するように傾斜しており、前記跨ぎ部69を拡大させている。
物品収納ボックス14の後端部には、側面視で前記後部前壁12gに沿うように起立する後壁14dが形成される。物品収納ボックス14の底部には、側面視で左右リヤフレーム本体12の上壁12bに沿うように傾斜する底壁14eが形成される。
図11を参照し、物品収納ボックス14は、その底壁14e両側の適宜箇所が左右リヤフレーム本体12の上壁12bに締結、支持される。なお、図中符号14fは左右リヤフレーム本体12の上壁12bに取り付けられるクリップナットを、符号14gは前記クリップナット14fに上方から螺着し締め込まれる段付きボルトをそれぞれ示す。
図1を参照し、物品収納ボックス14は、前記シート13がヒンジ軸13c回りに回動することで、前記上部開口14aを開閉させる。物品収納ボックス14は、その上部開口14aを閉じたシート13が前記ロック機構13dに係合することで、上部開口14aを閉じた状態で施錠され、この状態でシート13に乗員が着座可能となる。一方、前記施錠状態から所定のロック解除操作が行われると、前記ロック機構13dのロックが解除されてシート13が前記ヒンジ軸13c回りに回動可能となり、物品収納ボックス14の上部開口14aを開放可能となる。
図1、図9〜11を参照し、左右リヤフレーム本体12の間には、例えばポリプロピレン等の合成樹脂製の燃料タンク15が配設される。
燃料タンク15は、左右リヤフレーム本体12と側面視で重なるように後上がりに傾斜し、かつ上面視では後側ほど左右幅を狭めるように設けられる。
燃料タンク15は、左右リヤフレーム本体12の外側壁12aに沿う左右側壁15aと、側面視で左右リヤフレーム本体12の上壁12bに沿う上壁15bと、後輪9の前部上側のトレッド面から所定量離間すると共にこれに沿うように湾曲する下壁15cと、該下壁15cの前端(下端)及び上壁15bの前端(下端)の間に渡る略水平な前部下壁15dと、下壁15cの後端(上端)から上方に起立する後壁15eと、該後壁15eの上端及び上壁15bの後端(上端)の間に渡る略水平な後部上壁15fとを有してなる。下壁15cの両側は上壁15bと対向するように平坦状に形成される(図11参照)。
図1、図9を参照し、後部上壁15f及び後壁15eは、左右リヤフレーム本体12の後部間であって前記ロック機構13d及び左右連結ボス12hの後方に配置される。後部上壁15fは燃料タンク15の上端部に位置し、該後部上壁15fには燃料タンク15の給油口15gが形成され、該給油口15gには給油キャップ15hが着脱可能に装着される。
図9を参照し、燃料タンク15の前部内側には、該燃料タンク15内の燃料を例えばスロットルボディ24に設けたインジェクタに向けて圧送する燃料ポンプ99が配置される。燃料ポンプ99は、燃料タンク15の下端部に位置する前部下壁15d上に取り付けられ、該前部下壁15d下に突出する送給ノズル99aから燃料ホース等を介して前記インジェクタに接続される。
燃料ポンプ99の上部には燃料残量センサが設けられる。燃料残量センサは揺動式のフロート99bを有し、該フロート99bが前下がりに傾斜した姿勢と前上がりに傾斜した姿勢との間で揺動可能とされる。燃料タンク15の上壁15bの前部には、フロート99bが前上がりの傾斜姿勢となった際にこれを避けるべく、斜め前上方に凸の膨出部15iが形成される。
図11を参照し、燃料タンク15の上壁15b上には物品収納ボックス14の底壁14eが重なり、該底壁14eにも前記膨出部15iと同様の膨出部が形成される(図示略)。また、燃料タンク15の上部両側の適宜箇所には、左右リヤフレーム本体12及び物品収納ボックス14の締結部分を避ける面取り部15jが形成される。
図1、図9〜11を参照し、燃料タンク15の左右側壁15aの前後には、それぞれ側面視で燃料タンク15の傾斜方向(長手方向)に沿って長い長円形状をなす前後凸部15k,15lが左右外側に向けて突設される。一方、左右リヤフレーム本体12の外側壁12aの前後には、それぞれ側面視で前記各凸部15k,15lと同様の楕円状をなす前後リブ12d,12eが立設される。前後リブ12d,12eの内周側は、それぞれ左右内側に向けて開放するカップ状のゴム部材gを介して前後凸部15k,15lを嵌合可能な前後凹部12i,12jとされる。なお、前記長円形状の前後凸部15k,15lは、燃料タンク15の長手方向に沿わなくてもよく、例えば側面視にて略水平に配置されたものでもよく、さらには前後凸部15k,15lがそれぞれ異なる角度で配置されたものでもよい。
そして、燃料タンク15の左右の前後凸部15k,15lを左右リヤフレーム本体12の前後凹部12i,12jにそれぞれ嵌合させた状態で、左右リヤフレーム本体12の前部をクランクケース18に締結すると共に左右リヤフレーム本体12の後部間を連結することで、燃料タンク15が左右リヤフレーム本体12間に確実に挟持される。なお、図11に示す後凸部15l及び後凹部12jに係る構成は前凸部15k及び前凹部12iも同様に有するものとする。
ここで、図13に示す燃料タンク15’は、例えば分割面CSと略平行な分割面BSを有する左右分割体B1,B2を互いに一体に接合してなる中空モナカ構造のものである。
左右分割体B1,B2はそれぞれ左右内側に開放する容器状のもので、左分割体B1においてはその底部(左側壁92b)に左側の各凸部15k,15lを、右分割体B2においてはその底部(右側壁92b)に右側の各凸部15k,15lをそれぞれ形成することで、燃料タンク15全体(特に各凸部15k,15l)の成形を容易にしている。
左右分割体B1,B2間の分割面BSは、例えば分割面CSよりも右側にオフセットしており、左右分割体B1,B2の接合フランジFを右リヤフレーム本体12の上下壁12b,12cの近傍まで移動させる。このように、左右分割体B1,B2の接合フランジFを左右何れかにオフセットさせることで、後輪9とのクリアランスの減少を抑えると共に、物品収納ボックス14の底壁14eに接合フランジFを避けるための凸部14hを形成する際にもこれが邪魔になり難くなる。
なお、燃料タンク15’は鋼板プレス成形品を溶接等により一体に結合するものであるが、これが樹脂成形品を接着等により一体に結合するものであってもよい。
図1、図9、図10、図12を参照し、燃料タンク15の後壁15eには、その後方に位置するテールランプ91a、左右リヤウインカ91b、ライセンスプレート91c及びリフレクタ91dを支持するリヤステー92が一体形成される。リヤステー92は燃料タンク15の後壁15eから斜め下後方へ直線状に延びるもので、上下に浅く下方に向けて開放する略コ字状の断面形状を有する。リヤステー92は、側面視では上下幅を略一定とし、上面視では燃料タンク15と連続するように後側ほど左右幅を狭める。以下、リヤステー92の上壁を符号92a、左右側壁を符号92bとする。
リヤステー92の左右側壁92bの後部には、それぞれリヤウインカ取り付け台座92cが左右外側に向けて突設される。リヤステー92の後端部はテールランプ取り付け部92dとされる。なお、テールランプ91aは尾灯及び制動灯として機能し、かつその下方に配されたライセンスプレート91cを照らす番号灯も兼ねる。
リヤステー92の上壁92aの後部には、テールランプ取り付け部92dを上方に拡大する上方突出部92eが形成される。テールランプ取り付け部92dは上側ほど前側に位置するように傾斜し、かつその下部は左右幅を広げて形成される。テールランプ取り付け部92dには、テールランプ91aがベース部91eを介して取り付けられる。ベース部91eの下方にはライセンスプレートステー92fが一体形成され、該ライセンスプレートステー92fの下方にはリフレクタステー92gが一体形成される。
リヤステー92は扁平の開放断面形状を有することから、自身の前後中間部に低剛性部93を有しているといえる。低剛性部93は、中空の閉断面形状を有する燃料タンク15の本体部分よりも剛性が低くされる。すなわち、リヤフレーム2Rから後方に突出するリヤステー92に車両後方等から外力が加わった際にも、前記低剛性部93によりリヤステー92が容易に変形可能であり、前記外力の燃料タンク15への伝達が抑制される。なお、前記開放断面形状とは閉断面形状の一側を開放したものであり、コ字状に限らずC字状やV字状等の様々な形状を含む。
リヤステー92は後輪9の後部上側を覆うように設けられており、該リヤステー92と燃料タンク15の下壁15cとでリヤフェンダ94が構成される。
なお、ライセンスプレートステー92fやリフレクタステー92gがリヤステー92と一体形成される構成であってもよい。また、リヤステー92やリヤフェンダ94が燃料タンク15に接着や締結等の手段(鋼板製の燃料タンク15’であれば溶接も含む)で一体に設けられる構成であってもよい。
図1、図14、図17を参照し、アンダーフレーム2Uは、側面視で斜め下後方に凸の概略三日月状をなす左右アンダーブラケット95と、該左右アンダーブラケット95の後部下側間を連結するメインスタンドピボット軸96とを主になる。
左右アンダーブラケット95の前後中間部上側には、それぞれ側面視山形をなして上方に突出する左右被締結部84aが形成され、該左右被締結部84a間に前記下後締結部84が挟み込まれて一体に締結される。これら左右被締結部84aを主に、左右アンダーブラケット95がクランクケース18におけるピボット部60よりも下方となる部位に取り付けられる。
図14を参照し、左右アンダーブラケット95における下後締結部84(被締結部84a)よりも後方の部位(以下、後方延出部95aという)は、側面視で斜め上後方に傾斜し、ピボット部60よりも後方かつスイングアーム11の近傍まで延びる。一方、左右アンダーブラケット95の前端部上方には、乗員足載せ用の左右ステップ95bがそれぞれ支持される。
メインスタンドピボット軸96には、車体を直立状態に支持するメインスタンド(センタースタンド)97の基端部が回動可能に支持される。左アンダーブラケット95の前部下側にはスタンドブラケット98aが固設され、該スタンドブラケット98aには、車体を左に傾けた起立状態で支持するサイドスタンド98の基端部が回動可能に支持される。なお、左右アンダーブラケット95の前部は後部に対して細身に形成される。
図14、図15を参照し、スイングアーム11は、例えば複数種の鋼材又はアルミ合金材等を溶接等により一体に結合してなり、前後に直線状に延在する左右アーム101と、該左右アーム101の前部間を連結するクロスメンバ102と、左右アーム101の前端部に設けられる左右アームピボット部103とを有する。
左右アーム101は例えば中空角形の断面形状を有し、その後端部には後輪車軸の左右端部が支持される。一方、左右アーム101の前端部は側面視円弧状に切り欠かれ、該前端部が左右方向に沿う円筒状のアームピボット部103の外周に整合して一体に溶接結合される。
左右アームピボット部103は互いに同軸の円筒状をなし、その内周にはニードルベアリング等の軸受け103aがそれぞれ嵌装される。一方、クランクケース18のピボット部60にはこれを左右に貫通するピボットパイプ60aが固設される。ピボットパイプ60aの左右側部はテーパ状にやや縮径し、その左右端が左右アームピボット部103の内側端に至り、該左右端が軸受け103a内周に嵌装されたインナカラー103bの内側端に当接する。そして、ピボットパイプ60a及び左右インナカラー103bを左右方向に沿う長尺ボルト(ピボット軸)103c及びナット103dの組み合わせにより一体に締結することで、スイングアーム11の前端部がクランクケース18の後端部に上下揺動可能に軸支される。なお、前記ピボットパイプ60aに相当する筒状部がケース本体55の左右ケース体56,57にそれぞれ一体形成される構成であってもよい。
クロスメンバ102は、前部下側に前上がりの傾斜壁102aを形成した略長方形状の断面形状を有して左右に直線状に延在し、その両端部が左右アーム101の前部内側に一体に溶接結合される。クロスメンバ102の左右側部後側と左右アーム101の前部内側との間には、それぞれ左右ガセット102bが一体に溶接結合される。
そして、クロスメンバ102とエンジン16側の部品である左右アンダーブラケット95の後方延出部95aとの間には、クッションゴム104を用いたリヤクッション105が構成される。
図16を併せて参照し、クロスメンバ102の左右中央部下側には、クッションゴム104を保持するクッションホルダ106が一体に設けられると共に、左右アンダーブラケット95の後端左右中間部には、クッションゴム104を左右に貫通する荷重入力プレート107が一体に設けられる。そして、スイングアーム11からの入力によりクッションゴム104が荷重入力プレート107に対して変位した場合には、該クッションゴム104が弾性変形して前記変位に対する反力(クッション荷重)を発生させる。すなわち、スイングアーム11の揺動基端側かつ車体左右中央部に、単一のリヤクッション105が配設されることとなる。
クッションホルダ106は、クロスメンバ102の左右中央部下側に前記傾斜壁102aに沿って傾斜した姿勢で溶接結合されるホルダ本体106aと、該ホルダ本体106aの斜め前下方にこれと対向するように傾斜した姿勢で一体に締結されるホルダプレート106bとを有してなる。ホルダ本体106aの前後にはネジ孔を有する前後ボス106cがそれぞれ固設され、該前後ボス106cにホルダプレート106bの前後を貫通する前後ボルト106dがそれぞれ螺着し締め込まれる。
ホルダ本体106a及びホルダプレート106bの前後中間部間には、これらの傾斜に沿う側面視略方形状の空間が形成され、該空間内に同じく側面視略方形状のクッションゴム104が収容、挟持される。クッションホルダ106は左右方向に沿うピボット軸線C5よりも後方かつ概ね下方に位置し、かつ側面視でスイングアーム11の下方にのみ突出するように設けられる。
クッションゴム104は、そのホルダ本体106a側(上側)に前記荷重入力プレート107を貫通させると共に、クッションプレート側(下側)にはこれを左右に貫通する肉抜き孔104aを形成する。クッションゴム104における荷重入力プレート107の下方部位は、該荷重入力プレート107の上方部位よりも厚さが確保され、かつ該下方部位には肉抜き孔104aも形成されることから、該下方部位の弾性変形が積極的に許容される。なお、前記肉抜き孔104aはクッションゴム104の弾性変形を助長するものであればその形状や数量等は問わず、かつ貫通孔ではなく凹部等であってもよい。
荷重入力プレート107の左右端部はクッションゴム104及びクッションホルダ106の左右外側に突出し、該左右端部が左右アンダーブラケット95の後方延出部95aの後端部(上端部)にそれぞれ締結される。左右後方延出部95aの後端部にはネジ孔を有する左右ボス95cがそれぞれ固設され、該左右ボス95cに荷重入力プレート107の左右端部を貫通する左右ボルト95dがそれぞれ螺着し締め込まれる。左右後方延出部95aは、クランクケース18に締結される被締結部84a周辺に対して左右内側に変位して設けられる(図16参照)。クロスメンバ102の後縁部及びクッションホルダ106(ホルダ本体106a)の左右側縁部には、前記左右ボルト95dの着脱スペースを確保する凹部102c,106eがそれぞれ形成される(図15参照)。
そして、後輪9と共にスイングアーム11が車体に対して上方に揺動すると、クッションゴム104が荷重入力プレート107に対してピボット軸線C5中心に上方に回動し、該クッションゴム104における荷重入力プレート107の下方部位が圧縮されて弾性変形する。このときクッションゴム104に生じる弾性力が、スイングアーム11及び後輪9の前記揺動に対する反力(クッション荷重)となる。なお、後輪9が地面から離間する等により後輪9と共にスイングアーム11が車体に対して下方に揺動すると、クッションゴム104における荷重入力プレート107の上方部位に圧縮荷重が作用するが、該上方部位は比較的薄肉かつ弾性変形を積極的に許容しないことから、当該部位がスイングアーム11下方揺動時のストッパゴムとして機能する。
図14、図15を参照し、スイングアーム11の揺動基端側でかつ左右中心位置から例えば右側にオフセットした部位には、リヤクッション105とは別体の単一のダンパー108が設けられる。
ダンパー108は、その上部が前側に位置するように傾斜して配置されるロッド式のもので、その上下端部には、それぞれ球面軸受けを有する上下連結部108a,108bがそれぞれ設けられる。
スイングアーム11の右アーム101の前部下側には下ダンパー支持ブラケット101aが溶接結合され、該下ダンパー支持ブラケット101aに前記下連結部108bが左右方向に沿うボルト101bにより締結され、もってダンパー108の下端部が右アーム101の前部下側に揺動可能に連結される。一方、右リヤフレーム本体12の前部下側には上ダンパー支持部12kが形成され、該上ダンパー支持部12kに前記上連結部108aが左右方向に沿うボルト12lにより締結され、もってダンパー108の上端部が右リヤフレーム本体12の前部下側に揺動可能に連結される。下ダンパー支持ブラケット101aは側面視でクロスメンバ102の後方かつ下方に位置し、上ダンパー支持部12kは側面視でクロスメンバ102のほぼ鉛直上方に位置する。
このダンパー108がスイングアーム11の揺動に伴い伸縮することで、前記リヤクッション105のクッションゴム104の変形エネルギーが減衰されて吸収される。これらスイングアーム11、リヤクッション105及びダンパー108を主に前記後輪懸架系RSが構成される。なお、ダンパー108はその圧縮変位に対する反力を有さないものであるが、これが圧縮性流体等により所定の圧縮変位反力を有するものであってもよい。
以上説明したように、上記実施例における鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造は、左右分割式のリヤフレーム本体12をエンジン16に締結支持し、該左右リヤフレーム本体12に挟まれた位置に燃料タンク15(又は燃料タンク15’)を配置した自動二輪車1に適用するものであって、前記燃料タンク15を前記左右リヤフレーム本体12で挟持するものである。
この構成によれば、左右分割式のリヤフレーム本体12をエンジン16に締結支持する際に燃料タンク15を同時に支持できるため、燃料タンク15を左右リヤフレーム本体12に締結支持する場合と比べて該締結支持のための部品や工数を削減してコストダウンを図ることができる。また、燃料タンク15から左右リヤフレーム本体12との締結箇所を無くすことで燃料タンク容量の増加を図ることができる。
また、上記燃料タンク支持構造においては、前記左右リヤフレーム本体12に前後凹部12i,12jを設けると共に、該凹部12i,12jに嵌合する前後凸部15k,15lを前記燃料タンク15に設け、前記凹部12i,12j及び凸部15k,15lを互いに嵌合させることで、前記燃料タンク15を前記左右リヤフレーム本体で挟持することで、左右リヤフレーム本体12及び燃料タンク15を凹凸嵌合させるという簡単な構造により、燃料タンク15を左右リヤフレーム本体12で確実に挟持することができると共に、左右リヤフレーム本体12のコ字状断面内に燃料タンク15を張り出すことで燃料タンク容量を確保でき、さらには凸部15k,15lの分だけ燃料タンク容量の増加を図ることができる。
さらに、上記燃料タンク支持構造においては、前記燃料タンク15を前記左右リヤフレーム本体12でゴム部材gを介して挟持することで、左右リヤフレーム本体12(車体)に対する燃料タンク15の防振性を確保すると共に、左右リヤフレーム本体12及び燃料タンク15間の寸法バラツキを吸収可能として、燃料タンク15を確実にかつ安定して挟持することができる。
さらにまた、上記燃料タンク支持構造においては、前記燃料タンク15には、各種ランプを支持するリヤステー92及びリヤフェンダ94が一体に設けられることで、車体後部の組み立て工程における作業工数を大幅に削減することができる。
ここで、上記燃料タンク支持構造においては、前記リヤステー92に前記燃料タンク本体よりも剛性の低い低剛性部93を設けることで、リヤステー92に外力が加わった際に該外力が燃料タンク15に直接伝わることを防止することができる。
また、上記燃料タンク支持構造においては、前記低剛性部93が開放断面を有してなることで、比較的簡単に前記低剛性部93を設けることができる。
また、上記燃料タンク支持構造においては、前記左右リヤフレーム本体12及び燃料タンク15が後上がりに傾斜し、この燃料タンク15の後端部に給油口15gを配置したことで、給油口15gを燃料タンク15の上端側に配置でき、燃料タンク容量を確実に確保することができる。
さらに、上記燃料タンク支持構造においては、前記左右リヤフレーム本体12を互いに連結する連結ボス12hを前記給油口15gの前方に配置したことで、後上がりに傾斜した燃料タンク15後端の給油口15g前方には部品配置スペースを確保し易く、左右リヤフレーム本体12の連結ボス12hを効率よく配置することができる。
そして、上記燃料タンク支持構造においては、前記燃料タンク15が樹脂成形品であることで、左右リヤフレーム本体12間に挟持可能な燃料タンク15を容易に形成するができる。また、前記リヤステー92及びリヤフェンダ94を燃料タンク15に一体形成することが可能となり、車体後部の部品点数及び組み立て工数を大幅に削減することができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、フロントフレーム2F及び左右リヤフレーム本体12は、それぞれアルミニウム合金を用いた一体の鋳造成形品に限らず、複数の鋳造(又は鍛造)成形品、プレス成形品、押し出し材、パイプ材等を適宜組み合わせて溶接等により一体化したものであってもよい。また、アルミニウム合金以外にも、鋼や鋳鉄等の鉄鋼材料、マグネシウム合金やチタニウム合金等の非鉄金属材料、及びFRP等の複合材料等、様々な機械材料を用いてもよい。
また、フロントフレーム2F及びリヤフレーム2Rは、前記長尺ボルト80b〜84b及びナット80c〜84c以外の締結具でエンジン16に締結支持するようにしてもよい。さらに、リヤフレーム2Rをフロントフレーム2F(メインフレーム)に締結支持するようにしてもよい。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、自動二輪車に限らず三輪又は四輪の車両やフロアステップを有するスクータ型車両にも適用できることはもちろん、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車のエンジンの一部断面を含む左側面図である。 上記エンジンのクランク軸線に沿う展開断面図である。 上記エンジンの前部とフロントフレームの後部との締結部分を示す左側面図である。 図1のA矢視図である。 図1のB−B断面図である。 上記エンジン及びフロントフレームの締結構造の変形例を示す図4に相当する左側面図である。 図7のC−C断面図である。 上記自動二輪車のリヤフレームに支持される燃料タンクの左側面図である。 上記燃料タンクの上面図である。 図9のD−D断面図である。 図9のE−E断面図である。 上記燃料タンクの変形例を示す図11に相当する断面図である。 上記エンジンの後部とリヤフレームの前部との締結部分、及び後輪懸架系等を示す左側面図である。 上記後輪懸架系の要部を平面的に見た説明図である。 図14のF−F断面図である。 図14のG−G断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
2F、2F’ フロントフレーム(メインフレーム)
12 左右リヤフレーム本体(左右リヤフレーム)
12h 連結ボス(連結部)
12i,12j 前後凹部
16 エンジン
15,15’ 燃料タンク
B1,B2 左右分割体
15g 給油口
15k,15l 前後凸部
g ゴム部材
92 リヤステー(ランプステー)
92f ライセンスプレートステー
92g リフレクタステー
93 低剛性部
94 リヤフェンダ

Claims (10)

  1. 左右分割式のサブフレームをエンジン又はメインフレームに締結支持し、該左右サブフレームに挟まれた位置に燃料タンクを配置した鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造であって、前記燃料タンクを前記左右サブフレームで挟持することを特徴とする鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造。
  2. 前記左右サブフレームに凹部を設けると共に、該凹部に嵌合する凸部を前記燃料タンクに設け、前記凹部及び凸部を互いに嵌合させることで、前記燃料タンクを前記左右サブフレームで挟持することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造。
  3. 前記燃料タンクを前記左右サブフレームでゴム部材を介して挟持することを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造。
  4. 前記左右サブフレームは、車体後部に配される左右分割式のリヤフレームであり、該左右リヤフレームに挟持される前記燃料タンクには、車体後部部品であるリヤフェンダ、ランプステー、ライセンスプレートステー及びリフレクタステーの少なくとも一つが一体に設けられることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造。
  5. 前記車体後部部品に前記燃料タンク本体よりも剛性の低い低剛性部を設けたことを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造。
  6. 前記低剛性部は開放断面を有してなることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造。
  7. 前記左右サブフレーム及び燃料タンクが後上がりに傾斜し、この燃料タンクの後端部に給油口を配置したことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造。
  8. 前記左右サブフレームを互いに連結する連結部を前記給油口の前方に配置したことを特徴とする請求項7に記載の鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造。
  9. 前記燃料タンクが樹脂成形品であることを特徴とする請求項1から8の何れかに記載の鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造。
  10. 前記燃料タンクが左右分割体を一体に接合してなり、その左分割体には左サブフレームに設けた凹部に嵌合する凸部を設けると共に、右分割体には右サブフレームに設けた凹部に嵌合する凸部を設け、前記左右の凹部及び凸部をそれぞれ互いに嵌合させることで、前記燃料タンクを前記左右サブフレームで挟持することを特徴とする請求項1から9の何れかに記載の鞍乗り型車両の燃料タンク支持構造
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