JPH0757627B2 - スクータ型車両 - Google Patents

スクータ型車両

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JPH0757627B2
JPH0757627B2 JP2145591A JP2145591A JPH0757627B2 JP H0757627 B2 JPH0757627 B2 JP H0757627B2 JP 2145591 A JP2145591 A JP 2145591A JP 2145591 A JP2145591 A JP 2145591A JP H0757627 B2 JPH0757627 B2 JP H0757627B2
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fuel tank
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博幸 高橋
巌 中畑
正剛 村川
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンクの大容量化
に適する前輪1個のスクータ型車両に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】操向ハンドルと運転シートとの間に低床
式の略板状の足置台を備える前輪1個の2、3輪スクー
タがある。この種の従来のスクータは通常エンジンおよ
び後輪の少なくとも上方をリヤカバーで覆い、このリヤ
カバー内の上部に燃料タンクを、またこの燃料タンクの
上方に運転シートをそれぞれ配設している。しかしこの
リヤカバー内の特に上部にはエンジンの熱がこもり易
く、燃料タンクが過熱されるという問題があった。
【0003】また燃料タンクの大容量化も求められてい
る。しかしこのように運転シートの底板に面して大容量
の燃料タンクを配置したのでは、特にタンクが燃料で満
たされている時に車体重心が高くなって望ましくないば
かりか、往々にしてシート位置も高くなって運転者の路
面への足着き性が悪化するという新たな不都合が生じ
る。
【0004】そこで前記足置台に燃料タンクを設けるこ
とが考えられるが、この場合には大容量化に限度がある
ばかりか給油口が低くなり給油作業性が悪くなるという
問題が生じる。またスクータでは後輪荷重配分が大きく
なり易く、前輪の荷重配分も大きくしたいという要求も
ある。
【0005】一方車体フレームは通常僅かに弾性変形可
能であり、走行中の大きな衝撃が加わると車体フレーム
が僅かに変形して復帰するから、この車体フレームに大
きい燃料タンク、特に前後に長い燃料タンクを取付けた
時は、車体フレームの変形時に燃料タンクの固定部でき
しみ音が発生したり、燃料タンクに大きなストレスが加
わり易いという問題もある。さらに大きい燃料タンクは
車体フレームとの組立て精度の誤差が大きくなり、製造
上不利でもあった。
【0006】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、燃料タンクの過熱を防ぎ、燃料タンクを大
容量としても車体重心を低くでき、給油作業性も悪化す
ることがなく、前後輪荷重配分も好ましいものにでき、
大きい燃料タンクとしても車体フレームの変形によるき
しみ音が発生しにくく、燃料タンクに大きいストレスが
加わることがなく、組立て精度要求が低くなって製造上
有利でもあるスクータ型車両を提供することを目的とす
る。
【0007】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、操向ハンド
ルと運転シートとの間に設けた低床式略板状の足置台
と、1個の操向前輪とを備えるスクータ型車両におい
て、操向軸筒から下方へ延びる前部フレームに配設され
た上部燃料タンクと、前記足置台に配設された下部燃料
タンクとを備え、これら上部燃料タンクと下部燃料タン
クとを可撓性のパイプで連通する一方、前記上部燃料タ
ンクに注油口を設けたことを特徴とするスクータ型車両
により達成される。
【0008】
【実施例】図1は本発明が適用される2輪スクータの全
体構成の概要を説明するための参考用の側面図、図2は
その平面図である。図中符号10は車体フレームであ
る。このフレーム10は操向軸筒12と、1本の大径の
パイプからなる前部フレーム14と、この前部フレーム
14の下端から斜め上後方へ延びる左右一対の細径のパ
イプからなる後部フレーム16(16a、16b)とを
備える。操向軸筒12に左右へ回動自在に保持された操
向軸には、1個の操向前輪18および操向ハンドル20
が取付けられている。
【0009】22は動力ユニットであり強制空冷式2サ
イクル水平置きエンジン24と、伝動ケース26とが一
体に組付けられ、上から見て(図2)略L字状に形成さ
れている。伝動ケース26の前部は、リンク28を介し
て前記後部フレーム16へ上下揺動可能に連結されてい
る。伝動ケース26の後部は、緩衝ユニット30によっ
て弾力的に支持されている。32は、この伝動ケース2
6の後部に取付けられた後輪である。また34、36
は、エンジン24の上方に配設された気化器と吸気清浄
器である。
【0010】前記後部フレーム16は、後輪32の上縁
付近の高さで後方へ延びている。左右の後部フレーム1
6a、16bには、弧状の前・後ブリッジ38、40が
上方へ突出するように固着されている。これら両ブリッ
ジ38、40間には電池42、潤滑オイルタンク44、
荷物箱46が配設されている。このように後部フレーム
16を荷物箱46よりも下方に配置したので、荷物箱4
6の開口部の左右幅が後部フレーム16の間隔によって
制限を受けず、開口部が十分に大きな荷物箱46とする
ことができる。
【0011】従って図1のように、フルフェイス型のヘ
ルメット48も収容可能な荷物箱46とすることが可能
になる。両ブリッジ38、40の上には前後に長い運転
シート50が開閉自在に取付けられている。なお図1中
Aは前ブリッジ38に設けたシート50の開閉時の支点
を示す。52は後ブリッジ40に設けたシートロックで
ある。前記緩衝ユニット30の上端は後部フレーム16
aと後輪32との間を通って、後ブラケット40に支持
されている。
【0012】操向ハンドル20と運転シート50との間
には、前記前部フレーム14の下部と後部フレーム16
の前部とを包む低床式略板状の足置台54が形成されて
いる。この足置台54の後部は、動力ユニット22、後
輪32の上側方を覆うリヤカバー56につらなってい
る。また足置台54の前部は、操向軸筒12、前部フレ
ーム14を前後から包むレッグシールド58につらなっ
ている。このレッグシールド58の後面には開閉自在な
蓋板60が取付けられ、その内部が荷物室となってい
る。
【0013】62は燃料タンクであり、前部フレーム1
4内を利用した部分である上部燃料タンク62aと、こ
の前部フレーム14の下端に接続され左右の後部フレー
ム16a、16b間に位置する足置台54内の部分であ
る下部燃料タンク62bとで構成され、側面略L字状に
なっている。足置台54内の下部燃料タンク62bの底
には、電磁式燃料ポンプ64が取付けられている。この
燃料ポンプ64は、タンク62内の燃料を気化器34へ
送る。
【0014】前部フレーム14の上部には、斜め上後方
を指向する給油口66が取付けられ、ここにキャップ6
8が被冠されている。このキャップ68は前記レッグシ
ールド58の蓋板60に対向している。この結果蓋板6
0を開くとその内部にキャップ68が現れ、このキャッ
プ68を外して燃料の給油を行う。なお図1で70は足
置台54内の部分62bと給油口66とを連通するブリ
ーザパイプである。
【0015】この図1、2に示したものによれば、燃料
タンク62はリヤカバー56の外にあってエンジンの熱
影響を受けず、従ってタンク62が加熱されることもな
い。タンク62の足置台54内部分62bは必要に応じ
て十分大きい容積にでき、タンク62を大容量化しても
車体重心は高くならない。また給油口66は十分高い位
置にくるから給油作業を楽な姿勢で行え作業性が良い。
さらにタンク62は前輪18に近いので、前輪荷重が増
えて前後輪荷重配分が良好になる。さらにまた、前部フ
レーム14内をそのまま燃料タンク62の一部として利
用したから、レッグシールド58内の空間の有効利用が
図れる。また燃料タンク62を大容量化した割には、重
量増加が少ないという効果もある。
【0016】図3は本発明の一実施例を示す一部の側面
図である。この実施例では前部フレーム14Aは左右一
対のパイプで構成され、その間に前部フレーム14Aに
沿うように作られた上部燃料タンク80aが配設され、
この前部フレーム14Aと一体の左右一対の後部フレー
ム16A間に足置台54内に位置する下部燃料タンク8
0bが配設されている。そしてこれらの上・下部燃料タ
ンク80a、80bは互いに可撓性を有するパイプ82
で連通されている。これら上・下部燃料タンク80a、
80bおよびパイプ82によって燃料タンク80が構成
されている。80cは上部燃料タンク80aに設けた給
油口である。本発明は図1、2に示すような2輪スクー
タだけでなく、後2輪の3輪スクータにも適用できる。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のように、燃料タンクを上
部燃料タンクと下部燃料タンクとに分け、前者を操向軸
筒から下方へ延びる前部フレームに設け、下部燃料タン
クを足置台に設けて両者を可動性のパイプで連通したも
のであるから、リヤカバー内に配設した場合のようにエ
ンジンの熱により燃料が過熱されて燃料の蒸発量が増え
ることがない。
【0018】また足置台の内部と前部フレームの間を利
用して燃料タンクの大容量化が可能であり、車体重心を
十分に低くできる。運転シート下に大容量の燃料タンク
を配設した従来のものでは、タンク容量を大きくすると
シート位置も高くなり易いが、本発明によればタンクの
大容量化と運転シートの低位置化が同時に可能である。
さらに前輪荷重も増え、前後輪荷重配分を好適なものに
できる。
【0019】また上部燃料タンクと下部燃料タンクとを
別々に車体フレームに固定し、両者を可撓性のパイプで
連結するから、走行時に車体フレームが衝撃によって弾
性的に変形してもパイプが変形するだけであり、上・下
部燃料タンクには何らストレスが加わることがない。こ
のため車体フレームの変形に伴うきしみ音が発生するこ
とがなくなる。さらに燃料タンク全体を前後に長く形成
する場合にはその車体フレームへの取付け位置の精度を
高くする必要があるが、本発明によれば高い精度を必要
とせず、製造上有利でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される2輪スクータの全体構成の
概要を説明するための参考用の側面図
【図2】図1と同様に参考用の平面図
【図3】本発明の一実施例を示す側面図
【符号の説明】
10 車体フレーム 12 操向軸筒 14A 前部フレーム 18 前輪 20 操向ハンドル 50 運転シート 54 足置台 80 燃料タンク 80a 上部燃料タンク 80b 下部燃料タンク 80c 給油口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操向ハンドルと運転シートとの間に設けた
    低床式略板状の足置台と、1個の操向前輪とを備えるス
    クータ型車両において、操向軸筒から下方へ延びる前部
    フレームに配設された上部燃料タンクと、前記足置台に
    配設された下部燃料タンクとを備え、これら上部燃料タ
    ンクと下部燃料タンクとを可撓性のパイプで連通する一
    方、前記上部燃料タンクに注油口を設けたことを特徴と
    するスクータ型車両。
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JP2010234960A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両の液体貯留部構造

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