JP2007320427A - 自動二輪車のシュラウド取付構造 - Google Patents

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潤子 長谷川
Tomotake Shimoji
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Abstract

【課題】シュラウドを燃料タンクのみに取り付けることができ、かつ、走行時の風圧に耐え得る構造を有する自動二輪車のシュラウド取付構造を提供する。
【解決手段】燃料タンク11の前部に車体フレーム2への取付部を有し、この燃料タンク11の前部にシュラウド100を取り付けるための自動二輪車のシュラウド取付構造であって、シュラウド100は、燃料タンク11の車体内側の箇所で取り付けるための内側取付部118と、車体外側の箇所で取り付けるための少なくとも2つの外側取付部119a、119bとを有し、この外側取付部119a、119bは、燃料タンク11の取付部105を上下に挟むと共に、燃料タンク11の取付部105よりも後方に配置した。
【選択図】図2

Description

本発明は、走行時に受ける風を車両後方へ導くためのシュラウドが車体側に取り付けられるための自動二輪車のシュラウド取付構造に関する。
従来、自動二輪車には、燃料タンクの前側部分に左右対称に形成されたシュラウドを設ける場合がある。このシュラウドは、走行時の風を車両後方へ導くためのものであり、走行時の風圧に耐え得る構造とする必要がある。そのため、従来のシュラウドの取付構造は、例えば、自動二輪車の車体フレームにブラケットを設け、このブラケットにシュラウドを取り付けるようにして、風圧による外力を車体フレームで受けるようにしている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−69872号公報
しかしながら、上述の構造では、燃料タンクを車体側から取り外すときに、ブラケットとシュラウドの取り付け部分を外さなければならず、燃料タンクの着脱に手間がかかる。また、ブラケットは、ボルト等の締結部材または溶接などで車体フレームに取り付けなければならず、部品点数の増加、組み付け工数の増加という課題を有していた。そのため、シュラウドを燃料タンクのみに取り付けることが考えられるが、走行時の風圧によって燃料タンクやシュラウドが振動しない構造にする必要がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、シュラウドを燃料タンクのみに取り付けることができ、かつ、走行時の風圧に耐え得る構造を有する自動二輪車のシュラウド取付構造を提供することを目的とする。
本発明では、前部に車体フレームへの取付部を有した燃料タンクと、この燃料タンクの前部に取り付けられ、車体内側の取付部と車体外側の複数の取付部とを有したシュラウドとを備え、前記車体外側の複数の取付部を、燃料タンクの車体フレームへの取付部よりも車体後方に配置し、かつ前記車体フレームへの取付部を挟んで上下に配置したことを特徴とする。
この構成によれば、車両前方からの風圧によって受ける外力を、少なくとも2つの外側取付部に効率よく分散させることができる。
また、前記外側取付部は、内側取付部を挟んで上下に配置することもできる。
この構成によれば、車両前方からの風圧によって、シュラウドが内側取付部でねじられるのを防止することができる。
この場合において、前記内側取付部は、車体前方から締結部材で締結可能に形成されていてもよい。
この構成によれば、車両前方からの風圧によって受ける外力を、ボルト等の締結部材のせん断力で保持することができる。
また、前記シュラウドは、前記外側取付部間のシュラウド面が切り欠かれた形状であってもよい。
この構成によれば、シュラウドを軽量化することができる。
さらに、前記シュラウドは、前記シュラウド面にグリル開口を備え、このグリル開口部内に前記外側取付部の少なくとも1つを配置してもよい。
この構成によれば、例えば、グリル開口部に風を導くためのフィンを取り付ける場合に、外側取付部をフィンで隠すことができる。
さらにまた、前記燃料タンクは、前記シュラウドと重なる部分が凹部であってもよい。
この構成によれば、シュラウドと燃料タンクとの一体感を持たせることができると共に、シュラウドの形状の誤差を許容することができる。
本発明によれば、外側取付部が前記燃料タンクの取付部を上下に挟むように配置しているので、車両前方からの風圧によって受ける外力を少なくとも2つの外側取付部に効率よく分散させることができる。また、外側取付部を前記燃料タンクの取付部よりも後方に配置しているので、燃料タンク取付部と外側取付部との前後のスパンを長くすることができ、風圧によって受ける外力を少なくとも2つの外側取付部に効率よく分散させることができる。その結果、シュラウドを燃料タンクにより強固に取り付けて、走行風による影響を少なくすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る自動二輪車のシュラウド取付構造について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るシュラウド取付構造を備えた自動二輪車の概要図である。なお、以下の説明において、上下方向および前後方向とは、図1を基準とした方向を示すものとし、左右方向とは、運転者から見た方向をいうものとする。
この自動二輪車1は、車体フレーム2と、車体フレーム2の前部に回動自在に支持された左右一対のフロントフォーク3と、フロントフォーク3のトップブリッジ3Aに取り付けられた操舵用のハンドル4と、フロントフォーク3に回転自在に支持された前輪5と、車体の略中央で車体フレーム2に支持されたエンジン6と、エンジン6の後端と車体フレーム2に上下に揺動自在に支持されたスイングアーム8と、このスイングアーム8の後端部に回転自在に支持された後輪9と、スイングアーム8の後部と車体フレーム2との間に配設された左右のリヤクッション10と、車体フレーム2の上部に配置された燃料タンク11と、この燃料タンク11の後方に配置されたシート12とを備えている。
また、フロントフォーク3のトップブリッジ3Aとボトムブリッジ3Bとの間には、ブラケット13が取り付けられ、このブラケット13にはヘッドライト14、ウィンカ15及びメータ類16が取り付けられている。また、車体フレーム2の後部には、リヤカウル17、グラブレール18及びリヤフェンダ19が取り付けられ、リヤフェンダ19には、テールライト21が取り付けられ、また、車体フレーム2の下部には、ピボットプレート部が設けられ、このピボットプレート部の下部には、メインスタンド25およびサイドスタンド26が取り付けられている。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ30から車体後方に延びる左右一対のメインパイプ31と、このメインパイプ31から車体斜め下方に延びる左右一対のミドルフレーム32と、ヘッドパイプ30からメインパイプ31の下側を車体下方に延びる左右一対のダウンチューブ33とを備えている。また、メインパイプ31の後端部からは、車体後方へ延びる左右一対のシートレール37が連結されており、このシートレール37がシート12、リヤカウル17、グラブレール18等を支持している。
エンジン6は、クランクケース40と、クランクケース40の前部から略上方に延出するシリンダブロック41と、シリンダブロック41の上部に連結されるシリンダヘッド42と、シリンダヘッド42の上部に連結されるヘッドカバー43とを備えている。
シリンダブロック41には、シリンダ内にピストンが往復移動自在に収容され、クランクケース40には、上記ピストンにコンロッドを介して連結されたクランク軸や当該エンジンの出力軸45が軸支されると共に、このクランク軸と出力軸45との間の動力伝達機構を構成するクラッチ機構や変速機構等が収容されている。上記出力軸45と後輪9には、図1に示すように、各々スプロケット46、47が設けられ、これらスプロケット46、47に巻回されたドライブチェーン48を介してエンジン6の動力が後輪9に伝達される。
シリンダヘッド42の前面には、シリンダの排気ポートに各々連通する排気口42Aが設けられ、排気口42Aには、排気管50が接続される。排気管50は、各排気口42Aから車体下方へ延び、クランクケース40の下方を車体後方へ延出して後部排気管51に接続され、この後部排気管51は、後輪9の前方を右側に抜けて後輪9の右側に沿って延び、その後端部にマフラー52が接続されている。
また、シリンダヘッド42の背面には、シリンダの吸気ポートに各々連通する吸気口42Bが設けられ、吸気口42Bには、インシュレータを介してスロットルボディ71が接続されている。このスロットルボディ71の後方にはエアクリーナ80が接続されている。
図2は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車のシュラウド取付構造の概観を示す図であって、燃料タンクの部分にシュラウドが取り付けられた状態を側面側から見た図である。この図2では、ヘッドパイプ30、車体フレーム2のメインパイプ31を二点差線で示してある。また、図3は、図2を前側から見た図である。
燃料タンク11は、メインパイプ31を跨ぐように取り付けられており、この燃料タンク11の前側部分には、シュラウド100が取り付けられている。このシュラウド100は、図3に示すように、燃料タンク11に対して左右対称に設けられており、左右の両側面部分における走行時の風をそれぞれエンジン6等に導風する役割等を果たしている。この左側及び右側のシュラウド100は、インナー部材100a及びアウター部材100bを組み合わせることによりそれぞれ構成されている。
図4は、上述の燃料タンク11単体を左側面から見た図であり、図5は、図4の燃料タンク11を下側から見た図である。
燃料タンク11の中央部の底面には、この底面から上方に向かって凹んだ溝状部分11aが形成されており、この溝状部分11aは、車体前後方向に亘って延在している。この溝状部分11aは、燃料タンク11をメインパイプ31に取り付ける際に、メインパイプ31を上方から跨ぐようになっている。
この溝状部分11aの左右の壁部11e、11dには、図3及び図5に示すように、前方に開口を有するU字状の係止部材101が溝状部分11aの内方に向けてそれぞれ突出している。一方、メインパイプ31には、図2に示すように、メインパイプ31から左右の側方に突出する突部31a(図2参照)がそれぞれ設けられており、この突部31aと係止部材101とによって、燃料タンク11の前側部分が取り付けられるための燃料タンク取付部105(図2参照)が構成されている。
燃料タンク11をメインパイプ31に取り付ける方法としては、係止部材101の開口の位置を突部31aの位置に合わせ、燃料タンク11を前方向にずらし、係止部材101と突部31aとを係合させることにより行われる(図2参照)。また、係合させた後に、燃料タンク11の後端部に設けられた貫通孔11fにねじを通してねじ止めすることにより、燃料タンク11が車体側に固定されることになる。
また、燃料タンク11の上面には、給油口11bが設けられている。さらに、燃料タンク11の溝状部分11aの底部には、スロットルボディ71へ燃料を供給する燃料出口11cが設けられている。
燃料タンク11の前側の両側部には、図4に示すように、シュラウド100が燃料タンク11に取り付けられる部分(重なる部分)に凹部11dが形成されている。この凹部11dは、シュラウド100の板厚分だけ窪んでおり、燃料タンク11にシュラウド100を組み立てた状態で、シュラウド100の表面(シュラウド面)と燃料タンク11の表面とが略面一になっている。
この凹部11dには、シュラウド100のアウター部材100bをねじ等の締結部材で取り付けるための取付座102及び103と、シュラウド100のインナー部材100aを締結部材で取り付けるための取付部材104とが設けられている。取付座102には、ねじ孔102aが設けられており、取付座103には、103aが設けられている。また、取付部材104には、前方に向けてねじ孔104aが設けられている。
この取付座102、103は、燃料タンク11を側面から見た状態(図4の状態)で、燃料タンク取付部105の係止部材101よりも後方にそれぞれ位置しており、かつ、この係止部材101を上下に挟む態様でそれぞれ配置されている。
また、取付部材104は、燃料タンク取付部105の係止部材101よりも若干前方下側に位置しており、取付座102、103のそれぞれによって上下方向に挟まれる態様で配置されている。
図6はシュラウド100のインナー部材100aを示す図であって、図6(a)は平面図、図6(b)はインナー部材100aを内側から見た正面図を示す。
インナー部材100aは、図6(a)に示すように、所定の板厚を有する複雑な曲面を有しており、図6(a)における上側の面がシュラウド100の外表面(シュラウド面)を構成する。インナー部材100aは、図6(b)に示すように、車体前側(図6(b)の左側)に突出部111aを有しており、この突出部111aから車体後方斜め上側に向かって延びる上側斜辺111bと、この上側斜辺111bの上側の上端部111cと、突出部111aから車体後方斜め下側に向かって延びる下側斜辺111dと、この下側斜辺111dの下側の下端部111eとを備えている。また、インナー部材100aの車体後側の辺は、車体前側に向かって切り欠かれた(くびれた)形状を有しており、燃料タンク11の溝状部分11aの外縁の形状と概略一致している。
インナー部材100aの下側斜辺111dの外縁部には、この下側斜辺111dに沿って3つの取付孔112が間隔を置いてそれぞれ形成されている。また、インナー部材100aの上側斜辺111bの縁部には、上端部111cの近くに1つの取付孔112が形成されている。
また、インナー部材100aのくびれた形状の前端部111f(くびれの先端部)には、取付部113が設けられている。この取付部113には、車体前後方向に締結部材116(図3参照)が挿通される取付孔114が設けられており、この取付孔114は、インナー部材100aが燃料タンク11に組み付けられたときに、燃料タンク11の取付部材104の位置と合うように配置されている。インナー部材100aは、図3に示すように、締結部材116によって燃料タンク11の車体内側の箇所に取り付けられることになり、この取り付け部分を、内側取付部118と総称する。
図7は、シュラウド100のアウター部材100bを外側から見た正面図であり、図8は、図7を上側から見た平面図である。
アウター部材100bは、図7及び図8に示すように、所定の板厚を有する複雑な曲面を有しており、図7における正面がシュラウド100の外表面(シュラウド面)を構成する。アウター部材100bは、図7に示すように、車体前側(図7の左側)に突出部121aを有する形状をなしており、この突出部121aから車体後方斜め上側に向かって延びる上側斜辺121bと、この上側斜辺121bの上側の上端部121cと、突出部121aから車体後方斜め下側に向かって延びる下側斜辺121dと、この下側斜辺121dの下側の下端部121eとを備えている。また、アウター部材100bの車体後側の辺は、車体前側に向かって切り欠かれた(くびれた)形状を有しており、この切り欠きは、後述する2つの取付孔127,128の間に位置し、この2つの取付孔127,128よりも前側まで延びている。この切り欠き形状は、燃料タンク11の溝状部分11aの外縁の形状と概略一致している。
アウター部材100bの下側斜辺121dの縁部には、この下側斜辺121dに沿って3つのボス部123が設けられており、このボス部123には、ねじ孔122が設けられている。また、アウター部材100bの上側斜辺121bの縁部には、上端部121cの近くに1つのボス部123が設けられており、このボス部123にねじ孔122が設けられている。これらの4つのねじ孔122は、インナー部材100a及びアウター部材100bの突出部111aと121a、上側斜辺111bと121b、下側斜辺111dと121dを合わせて組み付けたときに、インナー部材100aの4つの取付孔112の位置と一致しており、取付孔112側(インナー部材100a側)から車体外側に向けて挿通されるねじ等の締結部材115(図3参照)によって、インナー部材100aとアウター部材100bとが締結されるようになっている。
また、アウター部材100bには、図7に示すように、略菱形形状に窪んだグリル開口部126が設けられており、このグリル開口部126の底面には、略菱形形状のグリル開口124が形成されている。このグリル開口124には、図2に示すように、3つの羽根部を備えたフィン125が取り付けられるようになっている。このフィン125は、図7に示すように、アウター部材100bのグリル開口124の左下側付近に形成された2つのボス部130のねじ孔131に、アウター部材100bの裏側から不図示の締結部材を挿通させることにより取り付けられる。
さらに、アウター部材100bには、図7に示すように、上下に間隔を空けて2つの取付孔127、128が形成されている。1つの取付孔127は、グリル開口部126内のグリル開口124の付近に形成されており、もう一つの取付孔128は、アウター部材100bの上部に形成されている。
この2つの取付孔127,128は、燃料タンク11にアウター部材100bを組み付けたときに、取付孔127が燃料タンク11の取付座103の位置と一致し、取付孔128が取付座102の位置と一致するように配置されている。そして、アウター部材100bの取付孔127、128側から締結部材117(図2参照)を燃料タンク11側に向けて挿通させ、ねじ孔102a、103aに螺合させることにより、アウター部材100bが燃料タンク11の車体外側の箇所で取り付けられている。この取り付け部分を外側取付部119と総称し、特に、図2に示すように、取付孔127側の取付部を外側下部取付部119a、取付孔128側の取付部を外側上部取付部119bと呼ぶ。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車のシュラウド取付構造によれば、自動二輪車1を側面から見て、燃料タンク11の前側をメインパイプ31に取り付けるための取付部105が、アウター部材100bを燃料タンク11に取り付けるための外側下部取付部119aと外側上部取付部119bとに上下に挟まれる態様で配置されていると共に、外側下部取付部119aと外側上部取付部119bとが取付部105よりも車体後方側に配置されているので、シュラウド100が前側から受ける風圧によって作用する外力を、外側下部取付部119aと外側上部取付部119bとに効率よく分散させることができ、風圧に対抗し得るシュラウド取付構造を得ることができる。
また、インナー部材100aを燃料タンク11に取り付けるための内側取付部118も同様に、外側下部取付部119aと外側上部取付部119bとに上下に挟まれる態様で配置されているので、車両前方からの風圧によって、シュラウド100が内側取付部118でねじられるのを防止することができる。
また、内側取付部118は、車両前方から後方に向けて締結部材116を挿通させ、締結部材116を締結させることができるようになっているので、車両前方からの風圧によって受ける外力を、ボルト等の締結部材116のせん断力で保持することができる。そのため、取付部の強度を向上させることができる。
さらに、アウター部材100bは、外側下部取付部119aと外側上部取付部119bとの間までシュラウド面が切り欠かれた形状になっているので、シュラウド100を軽量化することができる。また、この形状により、シュラウド100が溝部11dからずれ難くすることができる。
シュラウド100のアウター部材100bには、グリル開口部126内に外側下部取付部119aを配置しているので、グリル開口部126にフィン125を取り付けて、この外側下部取付部119aをフィン125の羽根部で隠すことができる。これにより、自動二輪車1の外観を向上させることができる。
燃料タンク11は、シュラウド100と重なる部分に凹部11dを設け、シュラウド100のシュラウド面と燃料タンク11の面とを略面一とすることで、シュラウドと燃料タンクとの一体感を持たせることができると共に、シュラウドの形状の誤差を許容することができる。
また、シュラウド100を構成するインナー部材100aとアウター部材100bとが締結部材115、116、117によって燃料タンク11に取り付けられているので、燃料タンク11を着脱する際に、シュラウド100を取り外す必要がなく、着脱作業を容易に行うことができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
本実施の形態では、シュラウド100をインナー部材100aとアウター部材100bとの2つの部材で構成したが、それぞれ別部材ではなく、一体であってもかまわない。また、3つ以上の部材で構成してもかまわない。すなわち、一体のシュラウド100が、燃料タンク11に対して車体内側から取り付けるための内側取付部104と、車体外側から取り付けるための少なくとも2つの外側取付部102、103とを有し、この外側取付部102、103が、燃料タンク11の取付部101を上下に挟むと共に、燃料タンク11の取付部101よりも後方に配置してあればよい。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車のシュラウド取付構造を有する自動二輪車の側面図である。 図1の燃料タンクの部分を拡大して示す側面図である。 図2の燃料タンクを前側から見た図である。 図2に示す燃料タンク単体を示す側面図である。 図4の燃料タンクを下側から見た図である。 シュラウドのインナー部材単体を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 シュラウドのアウター部材単体を示す正面図である。 図7に示すアウター部材を上側から見た平面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
2 車体フレーム
11 燃料タンク
11a 溝状部分
11b 給油口
11c 排出口
11d 凹部
30 ヘッドパイプ
31 メインパイプ
100 シュラウド
100a インナー部材
100b アウター部材
101 係止部材
102、103 取付座
104 取付部材
105 燃料タンク取付部
113 取付部
114 取付孔
115、116,117 締結部材
118 内側取付部
119 外側取付部
119a 外側下部取付部
119b 外側上部取付部
125 フィン
126 グリル開口部
127、128 取付孔

Claims (6)

  1. 前部に車体フレームへの取付部を有した燃料タンクと、
    この燃料タンクの前部に取り付けられ、車体内側の取付部と車体外側の複数の取付部とを有したシュラウドとを備え、
    前記車体外側の複数の取付部を、燃料タンクの車体フレームへの取付部よりも車体後方に配置し、かつ前記車体フレームへの取付部を挟んで上下に配置したことを特徴とする自動二輪車のシュラウド取付構造。
  2. 前記外側取付部は、内側取付部を挟んで上下に配置したことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のシュラウド取付構造。
  3. 前記内側取付部は、車体前方から締結部材で締結可能に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動二輪車のシュラウド取付構造。
  4. 前記シュラウドは、前記外側取付部間のシュラウド面が切り欠かれた形状になっていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の自動二輪車のシュラウド取付構造。
  5. 前記シュラウドは、前記シュラウド面にグリル開口を備え、このグリル開口部内に前記外側取付部の少なくとも1つを配置したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の自動二輪車のシュラウド取付構造。
  6. 前記燃料タンクは、前記シュラウドと重なる部分が凹部となることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の自動二輪車のシュラウド取付構造。

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