JP2008174040A - 自動二、三輪車のフロントフェンダ構造 - Google Patents

自動二、三輪車のフロントフェンダ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】前輪の両側に配置される一対の脚部の下端部に前輪が軸支されるフロントフォークにブラケットが設けられ、フェンダ前半部材およびフェンダ後半部材から成るフロントフェンダが前記前輪を上方から覆って前記ブラケットに取付けられる自動二、三輪車のフロントフェンダ構造において、組付け作業効率およびメンテナンス性を高める。
【解決手段】フロントフォーク17とは別体であるブラケット41に、フェンダ前半部材39およびフェンダ後半部材40が着脱可能としてそれぞれ取付けられ、フェンダ前半部材39および前記フェンダ後半部材40が組付けられた状態のブラケット41が、両脚部15間を連結するブリッジ部材16の下面に着脱可能に取付けられる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、前輪の両側に配置される一対の脚部を有するとともに両脚部の下端部に前輪が軸支されるフロントフォークにブラケットが設けられ、フェンダ前半部材およびフェンダ後半部材から成るフロントフェンダが前記前輪を上方から覆って前記ブラケットに取付けられる自動二、三輪車のフロントフェンダ構造に関する。
前輪を上方から覆うフロントフェンダが前後分割式に構成されたフロントフェンダ構造が、特許文献1で既に知られており,このものでは、合成樹脂から成るフェンダ後半部材に設けられた挿入孔に、フロントフォークが挿入され、フロントフォークに固着されたブラケットに、フェンダ後半部材が固定されるとともに、合成樹脂から成るフェンダ前半部材の後端縁上部の左右に設けられる上側取付け部ならびに前記フェンダ前半部材の後端縁下部の左右に設けられる下側取付け部が前記ブラケットに締結されている。
特公平8−5416号公報
ところが、上記特許文献1で開示されるフロントフェンダ構造では、組立て時に、フェンダ後半部材にフロントフォークを挿入してブラケットにフェンダ後半部材を固定した後に、フェンダ前半部材をブラケットに取り付ける必要があり、比較的大型でしかも重量部品であるフロントフォークに、軽量な合成樹脂製のフェンダ後半部材を小組みすることになる。このような組立てによる組立て効率は優れているとは言い難く、しかもメンテナンス等でフェンダ後半部材を交換する必要がある際に、場合によってはフロントフォークを車体フレームから取り外す必要があり、メンテナンス性が芳しくない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、組付け作業効率およびメンテナンス性を高めた自動二、三輪車のフロントフェンダ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、前輪の両側に配置される一対の脚部を有するとともに両脚部の下端部に前輪が軸支されるフロントフォークにブラケットが設けられ、フェンダ前半部材およびフェンダ後半部材から成るフロントフェンダが前記前輪を上方から覆って前記ブラケットに取付けられる自動二、三輪車のフロントフェンダ構造において、前記フロントフォークとは別体である前記ブラケットに、前記フェンダ前半部材および前記フェンダ後半部材が着脱可能としてそれぞれ取付けられ、前記フェンダ前半部材および前記フェンダ後半部材が組付けられた状態の前記ブラケットが、前記両脚部間を連結するブリッジ部材の下面に着脱可能に取付けられることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記ブラケットが、前記フェンダ後半部材を前記ブリッジ部材の下面との間に挟んで、前記フェンダ後半部材とともに締結部材で前記ブリッジ部材に締結されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成に加えて、前記フェンダ後半部材が、前記ブラケットおよび前記ブリッジ部材間に挟まれる被挟持部を頂部に有して下方に開いた略U字状の横断面形状を有するように形成され、前記締結部材であるボルトが、前記ブラケットの下方から該ブラケットおよび前記被挟持部に挿通されるとともに前記ブリッジ部材に螺合されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記フェンダ前半部材の後部左右両側と、前記フェンダ後半部材の前部左右両側とが,それぞれ共締めにより前記ブラケットに締結されることを特徴とする。
さらに請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記フェンダ後半部材が合成樹脂により形成され、金属製である前記フェンダ前半部材の後側上部ならびに該後側上部よりも下方の後部左右両側が前記ブラケットで支持されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ブラケットに、フェンダ前半部材およびフェンダ後半部材が着脱可能としてそれぞれ取付けられ、フェンダ前半部材およびフェンダ後半部材が組付けられた状態のブラケットが、フロントフォークのブリッジ部材の下面に着脱可能に取付けられるので、ブラケット、フェンダ前半部材およびフェンダ後半部材を小組みした後にフロントフォークのブリッジ部材に取り付けるようにして組付け作業効率の向上を図ることができる。しかもメンテナンス時には、フロントフォークを車体フレームから取り外すことなく、前輪をフロントフォークから外すだけでフロントフェンダを交換することが可能となり、メンテナンス性も高めることができる。
また請求項2記載の発明によれば、フェンダ後半部材を前記ブリッジ部材の下面との間に挟むようにしてブラケットがフェンダ後半部材とともに締結部材でブリッジ部材に締結されるので、フェンダ後半部材およびブラケットを別々にフロントフォークに取り付ける場合に比べると、締結部材の個数を少なくし、部品点数を低減するとともに組付け工数を低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、フェンダ後半部材が下方に開いた略U字状の横断面形状を有するように形成され、締結部材であるボルトがブラケットの下方から該ブラケットおよび前記被挟持部に挿通されるとともに該ブラケットおよびフェンダ後半部材の被挟持部に挿通されるので、ボルトがフェンダ後半部材に隠れ、外部に露出することはなく、外観性を高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、フェンダ前半部材と、フェンダ後半部材とが共締めによりブラケットに締結されるので、別々に締結される場合に比べて、締結部材の個数を少なくし、部品点数を低減するとともに組付け工数を低減することができる。
さらに請求項5記載の発明によれば、合成樹脂に比べて重量が増す金属製であるフェンダ前半部材の後側上部ならびに該後側上部よりも下方の後部左右両側がブラケットで支持されるので、金属に比べて強度が低下する合成樹脂製のフェンダ後半部材にフェンダ前半部材側からの荷重が作用することはなく、フェンダ後半部材の耐久性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図9は本発明の一実施例を示すものであり、図1はスクータ型自動二輪車の側面図、図2は金属製および合成樹脂製の部分を区分して示す図1の要部拡大図、図3はフロントフェンダの側面図、図4はフロントフェンダの図3と同一側から見た縦断側面図、図5は図3の5−5線断面図、図6はブラケットの側面図、図7は図6の7矢視図、図8は図4の8矢示部拡大図、図9は図3の9−9線拡大断面図である。
なお以下の実施例の説明で、前後および左右はスクータ型自動二輪車の進行方向前方を向いた状態での方向を言うものである。
先ず図1において、スクータ型である自動二輪車の車体フレームFは、前端にヘッドパイプ11が固着されたメインフレームパイプ12と、該メインフレームパイプ12の後端に直角に固着されるクロスパイプ13と、クロスパイプ13の両端部に前端がそれぞれ連設される左右一対のリヤフレームパイプ14…とを備える。
メインフレームパイプ12は、ヘッドパイプ11から後ろ下がりに傾斜したダウンフレーム部12aと、ダウンフレーム部12aの後端からほぼ水平にして後方に延びるロアフレーム部12bとが一体に連設されて成る。クロスパイプ13は車体フレームFの左右方向に延びるものであり、該クロスパイプ13の軸方中央部がメインフレームパイプ12の後端部に直角に固着される。
前記ヘッドパイプ11には前輪WFの両側に配置される一対の脚部15…と、それらの脚部15…の上端を連結するブリッジ部材16とを有するフロントフォーク17が操向可能に支承され、前記両脚部15…の下端間に前輪WFが軸支される。また前記フロントフォーク17には操向ハンドル18が連結される。
車体フレームFにおける両リヤフレームパイプ14…の前部には、後輪WRの前方側に配置されるエンジンEと、後輪WRの左側方に配置される伝動装置Mとから成るユニットスイング式のパワーユニットPが、上下に揺動することを可能としつつリンク19を介して上下揺動可能に支承され、後輪WRはパワーユニットPの後部に軸支される。左右一対のリヤフレームパイプ14…のうち左側のリヤフレームパイプ14およびパワーユニットPの後部との間にはリヤクッションユニット20が設けられる。
またエンジンEにおけるシリンダヘッド21の上部側壁には吸気管22が接続されており、この吸気管22は、後輪WRの左側方に配置されるエアクリーナ24に気化器23を介して接続される。また前記シリンダヘッド21の下部側壁には、排気ガスを導くようにして後輪WRの右側方側に延出される排気管25の上流端が接続され、この排気管25の下流端は、後輪WRの右側方に配置される排気マフラー26に接続される。
車体フレームFにおける両リヤフレームパイプ14…の前部間には、前記エンジンEの上方に配置される収納ボックス27が支持されており、該収納ボックス27を上方から覆う乗員用シート28が開閉可能として前記収納ボックス27の前側上部に支持される。さらに収納ボックス27の後方には、前記両リヤフレームパイプ14…で支持されるようにして燃料タンク29が配置される。
図2を併せて参照して、前記車体フレームF、前記エンジンE、収納ボックス27および燃料タンク29は、車体カバー30で覆われており、この車体カバー30は、ヘッドパイプ11を前方から覆うフロントカウル31と、前記メインフレームパイプ12のダウンフレーム部12aおよび前記ヘッドパイプ11を後方側から覆うセンターカウル32と、フロントカウル31の両側およびセンターカウル32の両側を連結する左右一対のレッグシールド33…と、前記メインフレーム12におけるロアフレーム部12bを側方から覆って両レッグシールド33…の下端から後方に延びる左右一対の上部サイドアンダーカウル34…と、両上部サイドアンダーカウル34…の下縁から下方に垂下される左右一対の下部サイドアンダーカウル35…と、収納ボックス27および燃料タンク29を両側から覆うとともに前記上部サイドアンダーカウル34…および下部サイドアンダーカウル35…の後端に連なるリヤカバー36…とを備え、前記両上部サイドアンダーカウル34…の上部間にはステップフロア37が形成され、前記乗員用シート28は前記リヤカバー36…上に配置される。
また前輪WFは、フェンダ前半部材39およびフェンダ後半部材40から成るフロントフェンダ38で上方から覆われ、このフロントフェンダ38は、前記フロントフォーク17におけるブリッジ部材16で支持される。また前記後輪WRは、前記リヤカバー36の後部から下方に垂下されるように配置されるリヤフェンダ42で後側上方から覆われ、このリヤフェンダ42は前記リヤフレームパイプ14…で支持される。
ところで前記車体カバー30およびフロントフェンダ38のうち金属製であるものは図2において格子状の細線を付して図示するものであり、この実施例では、前記車体カバー30のうちレッグシールド33…および前記上部サイドアンダーカウル34…が金属たとえば鉄製であり、また前記フロントフェンダ38のフェンダ前半部材39が金属たとえば鉄製である。而して車体カバー30のうちレッグシールド33…および上部サイドアンダーカウル34…を除く部分は合成樹脂から成り、前記フロントフェンダ38のうちフェンダ後半部材40は合成樹脂製である。
図3〜図5において、前記フロントフェンダ38のフェンダ前半部材39およびフェンダ後半部材40は、前記フロントフォーク17とは別体であるブラケット41に着脱可能としてそれぞれ取付けられており、このブラケット41は、前記フェンダ前半部材39および前記フェンダ後半部材40が組付けられた状態で、前記ブリッジ部材16の下面に着脱可能に取付けられる。
図6および図7を併せて参照して、前記ブラケット41は、前記ブリッジ部材16の下面に対応した平坦な取付け部41aと、該取付け部41aの左右両側端に一体に連設されるとともに取付け部41aから前方に突出する左右一対の側壁部41b,41bと、それららの側壁部41bの前端外面に溶接されて側方に延びる左右一対の支持腕43,43とを備える。
ところで前記ブリッジ部材16には、ヘッドパイプ11に挿通されて該ヘッドパイプ11で回動可能に支承されるとともに上端に操向ハンドル18が連結されるステアリングシャフト44の下端が、一部をブリッジ部材16から下方に突出させるようにして固定されるものであり、前記ブラケット41の取付け部41aには、前記ステアリングシャフト44の下端に対応して下方に凹む凹部45が形成される。
また前記取付け部41aには、前記凹部45の後方に位置する挿通孔47と、前記凹部45の前方左右両側に位置する一対の挿通孔48,49とが設けられており、挿通孔49は左右方向に長い長孔に形成される。
前記ブラケット41の取付け部41aは、フェンダ後半部材40を前記ブリッジ部材16の下面との間に挟んで、フェンダ後半部材40とともに締結部材である3つのボルト50…によってブリッジ部材16に締結される。
ところで前記フェンダ後半部材40は、ブラケット41の取付け部41aおよびブリッジ部材16の下面間に挟まれる被被挟持部40aを頂部に有して下方に開いた略U字状の横断面形状を有するように形成され、この被挟持部40aには、前記ブラケット41における凹部45に対応して下方に凹む凹部58が設けられる。
前記被挟持部40aの下面には、前記取付け部41aの前記挿通孔47〜49に対応した位置で下方に突出する円筒状のボス部40b…が一体に突設されており、前記各ボルト50…は、前記ブラケット41の下方から該ブラケット41の取付け部41aおよび前記被挟持部40aの各ボス部40b…に挿通されるとともに前記ブリッジ部材16に螺合される。
前記フェンダ前半部材39も前輪WFを上方から覆うようにして下方に開放した略U字状の横断面形状を有するように形成されており、このフェンダ前半部材39の後部中央には、図8で明示するように、上方に立ち上がる取付け板部39aが一体に連設されており、該取付け板部39aの上端には後上がりに傾斜した係止板部39bが一体に連設される。また前記取付け板部39aには挿通孔51が設けられ、取付け板部39aおよび係止板部39bの連設部には矩形の係止孔52が設けられる。
一方、ブラケット41における取付け部41aの前端には上方に隆起した隆起部41cが一体に連設されており、この隆起部41cの前端中央部には、前記フェンダ前半部材39の取付け板部39aに後方から当接するとともに前記係止孔52に前端を挿通、係合せしめる立ち上がり板部41dの下端が一体に連設される。しかも前記挿通孔51に対応する部分で立ち上がり板部41dの背面にはウエルドナット53が固着されており、前記取付け板部39aの前方から前記挿通孔51に挿通されるボルト54が前記ウエルドナット53に螺合される。すなわちフェンダ前半部材39の後側上部が前記ブラケット41で支持される。
ところで前記ブラケット41における両支持腕43…の先端部には、前記フェンダ前半部材39において前記取付け板部39aよりも下方の後部左右両側内面とほぼ平行に延びる支持板部43a…が屈曲して形成される。一方、フェンダ後半部材40の前端部には、前記ブラケット41における隆起部41cの両側から両側方に延びる腕部40c,40cが一体に連設されており、それらの腕部40c…の先端には、図9で示すように、前記フェンダ前半部材39の後部両側および前記ブラケット41の支持板部43a…間に挟まれる取付け板部40d…が一体に連設される。而して前記支持板部43a…の内面にはウエルドナット55…が固着されており、フェンダ前半部材39の後部両側および取付け板部40d…に外方から挿通されるねじ部材56…が前記ウエルドナット55…に螺合される。
すなわちフェンダ前半部材39の後部左右両側と、前記フェンダ後半部材40の前部左右両側とが,ねじ部材56…による共締めにより前記ブラケット41に締結されることになる。
次にこの実施例の作用について説明すると、フロントフォーク17とは別体であるブラケット41に、フェンダ前半部材39およびフェンダ後半部材40が着脱可能としてそれぞれ取付けられ、フェンダ前半部材39およびフェンダ後半部材40が組付けられた状態のブラケット41が、フロントフォーク17の一部を構成するブリッジ部材16の下面に着脱可能に取付けられるので、ブラケット41、フェンダ前半部材39およびフェンダ後半部材40を小組みした後にフロントフォーク17のブリッジ部材16に取り付けるようにして組付け作業効率の向上を図ることができる。しかもメンテナンス時には、フロントフォーク17を車体フレームFから取り外すことなく、前輪WFをフロントフォーク17から外すだけでフロントフェンダ38を交換することが可能となり、メンテナンス性も高めることができる。また短い工具や、ユニバーサルジョイントを備えた特殊工具を使用してボルト50を締めたり、緩めたりすることが可能であれば、前輪WFを取り外すことなくフロントフェンダ38を交換することが可能となる。
またブラケット41が、フェンダ後半部材40をブリッジ部材16の下面との間に挟んで、フェンダ後半部材39とともにボルト50…でブリッジ部材16に締結されるので、フェンダ後半部材40およびブラケット41を別々にフロントフォークに取り付ける場合に比べると、締結部材の個数を少なくし、部品点数を低減するとともに組付け工数を低減することができる。
またフェンダ後半部材40が、ブラケット41およびブリッジ部材16間に挟まれる被挟持部40aを頂部に有して下方に開いた略U字状の横断面形状を有するように形成され、ボルト50…が、ブラケット41の下方から該ブラケット41および前記被挟持部40aに挿通されるとともにブリッジ部材16に螺合されるので、ボルト50…がフェンダ後半部材40に隠れ、外部に露出することはなく、外観性を高めることができる。
またフェンダ前半部材39の後部左右両側と、フェンダ後半部材40の前部左右両側とが、それぞれねじ部材56…による共締めでブラケット41に締結されるので、フェンダ前半部材39およびフェンダ後半部材40がブラケット41に別々に締結される場合に比べて、ねじ部材56…の個数を少なくし、部品点数を低減するとともに組付け工数を低減することができる。
さらにフェンダ後半部材40が合成樹脂により形成され、金属製であるフェンダ前半部材39の後側上部ならびに該後側上部よりも下方の後部左右両側がブラケット41dで支持されるので、金属に比べて強度が低下する合成樹脂製のフェンダ後半部材40にフェンダ前半部材39側からの荷重が作用することはなく、フェンダ後半部材40の耐久性を高めることができる。
図10および図11は本発明の参考例を示すものであり、フロントフェンダ61はフェンダ前半部材62およびフェンダ後半部材63から成り、フエンダ前半部材62の後部に前部を下方から重ねるフェンダ後半部材63は、フエンダ前半部材62の後部両側にねじ部材64,64で締結される。
またフェンダ前半部材62の後部およびフェンダ後半部材63の前部は、相互に重ねた状態のままでフロントフォーク17におけるブリッジ部材16の下面に、複数のボルト65,65…によって着脱可能に締結される。
この参考例によれば、メンテナンス時には、フロントフォーク17を車体フレームFから取り外すことなく、前輪WFをフロントフォーク17から外すだけでフロントフェンダ61を交換することが可能となり、メンテナンス性を高めることができる。また実施例で述べた短い工具や特殊工具を用いてボルト65…を締めたり、緩めたりすることができれば、前輪WFを取り外すことなく、フロントフェンダ61の取り外しおよび取付けが可能となる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例では自動二輪車用のフロントフェンダ構造について説明したが、本発明は自動三輪車用のフロントフェンダ構造にも適用可能である。
スクータ型自動二輪車の側面図である。 金属製および合成樹脂製の部分を区分して示す図1の要部拡大図である。 フロントフェンダの側面図である。 フロントフェンダの図3と同一側から見た縦断側面図である。 図3の5−5線断面図である。 ブラケットの側面図である。 図6の7矢視図である。 図4の8矢示部拡大図である。 図3の9−9線拡大断面図である。 参考例のフロントフォークの側面図である。 図10の11−11線断面図である。
符号の説明
15・・・脚部
16・・・ブリッジ部材
17・・・フロントフォーク
38・・・フロントフェンダ
39・・・フェンダ前半部材
40・・・フェンダ後半部材
41・・・ブラケット
40a・・・被挟持部
50・・・締結部材であるボルト WF・・・前輪

Claims (5)

  1. 前輪(WF)の両側に配置される一対の脚部(15)を有するとともに両脚部(15)の下端部に前輪(WF)が軸支されるフロントフォーク(17)にブラケット(41)が設けられ、フェンダ前半部材(39)およびフェンダ後半部材(40)から成るフロントフェンダ(38)が前記前輪(WF)を上方から覆って前記ブラケット(41)に取付けられる自動二、三輪車のフロントフェンダ構造において、前記フロントフォーク(17)とは別体である前記ブラケット(41)に、前記フェンダ前半部材(39)および前記フェンダ後半部材(40)が着脱可能としてそれぞれ取付けられ、前記フェンダ前半部材(39)および前記フェンダ後半部材(40)が組付けられた状態の前記ブラケット(41)が、前記両脚部(15)間を連結するブリッジ部材(16)の下面に着脱可能に取付けられることを特徴とする自動二、三輪車のフロントフェンダ構造。
  2. 前記ブラケット(41)が、前記フェンダ後半部材(40)を前記ブリッジ部材(16)の下面との間に挟んで、前記フェンダ後半部材(39)とともに締結部材(50)で前記ブリッジ部材(16)に締結されることを特徴とする請求項1記載の自動二、三輪車のフロントフェンダ構造。
  3. 前記フェンダ後半部材(40)が、前記ブラケット(41)および前記ブリッジ部材(16)間に挟まれる被挟持部(40a)を頂部に有して下方に開いた略U字状の横断面形状を有するように形成され、前記締結部材であるボルト(50)が、前記ブラケット(41)の下方から該ブラケット(41)および前記被挟持部(40a)に挿通されるとともに前記ブリッジ部材(16)に螺合されることを特徴とする請求項2記載の自動二、三輪車のフロントフェンダ構造。
  4. 前記フェンダ前半部材(39)の後部左右両側と、前記フェンダ後半部材(40)の前部左右両側とが,それぞれ共締めにより前記ブラケット(41)に締結されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動二、三輪車のフロントフェンダ構造。
  5. 前記フェンダ後半部材(40)が合成樹脂により形成され、金属製である前記フェンダ前半部材(39)の後側上部ならびに該後側上部よりも下方の後部左右両側が前記ブラケット(41)で支持されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動二、三輪車のフロントフェンダ構造。
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