JP2020117161A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】翼部材を備える鞍乗り型車両において、コンパクトな翼部材であっても効率良くダウンフォースを得られるようにする。【解決手段】車体を側方から覆うカウルと、カウルの側面に設けられる翼部材55とを備える鞍乗り型車両において、翼部材55は、カウルから車幅方向外側に延出する翼部61,62,63を備え、平面視において、翼部61,62,63の車両前後方向の幅Hは、翼部61,62,63の基端61a,62a,63aから先端61b,62b,63bに向かうに従って小さくなるとともに、翼部61,62,63の後縁61d,62d,63dは、基端61a,62a,63aから先端61b,62b,63bに向かうに従って車両前方に位置するように傾斜する。【選択図】図8

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、車体を側方から覆うカウルと、カウルの側面に設けられる翼部材とを備える鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のような鞍乗り型車両では、翼部材に沿うように流れる走行風によってダウンフォースを得ることができる。
特開平4−201792号公報
ところで、上記従来のような鞍乗り型車両では、翼部材を大きくすれば、得られるダウンフォースも大きくなるが、翼部材が大型化してしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、翼部材を備える鞍乗り型車両において、コンパクトな翼部材であっても効率良くダウンフォースを得られるようにすることを目的とする。
鞍乗り型車両は、車体を側方から覆うカウル(41)と、前記カウル(41)の側面に設けられる翼部材(55)とを備える鞍乗り型車両において、前記翼部材(55)は、前記カウル(41)から車幅方向外側に延出する翼部(61,62,63)を備え、平面視において、前記翼部(61,62,63)の車両前後方向の幅(H)は、前記翼部(61,62,63)の基端(61a,62a,63a)から先端(61b,62b,63b)に向かうに従って小さくなるとともに、前記翼部(61,62,63)の後縁(61d,62d,63d)は、前記基端(61a,62a,63a)から前記先端(61b,62b,63b)に向かうに従って車両前方に位置するように傾斜することを特徴とする。
また、上述の構成において、平平面視において、前記後縁(61d,62d,63d)は、前記基端(61a,62a,63a)から前記先端(61b,62b,63b)に向かうに従って車両前方に位置するように傾斜する内側後縁(70)と、前記内側後縁(70)の車幅方向の外端から前記先端(61b,62b,63b)側に延びる外側後縁(71)とを備え、車幅方向に延びる仮想の直線(L)に対する前記外側後縁(71)の角度(A1)は、前記仮想の直線(L)に対する前記内側後縁(70)の角度(A2)よりも小さくても良い。
また、上述の構成において、前記翼部(61,62,63)は、車幅方向に延びる中空のチューブ状部材であり、前記翼部(61,62,63)の車幅方向の基端面(72)及び先端面(73)は開口し、前記翼部(61,62,63)は、前記翼部(61,62,63)の内部を車幅方向に仕切るように設けられる補強板(74)を備えても良い。
さらに、上述の構成において、前記翼部(61,62,63)は、車幅方向に延びる中空のチューブ状部材であり、前記翼部(61,62,63)の車幅方向の基端面(72)及び先端面(73)は開口し、前記翼部(61,62,63)は、前記翼部(61,62,63)の内部を車幅方向に仕切るように設けられる補強板(74)を備え、前記補強板(74)は、車両前後方向に延びる板であり、前記補強板(74)は、車幅方向において、前記内側後縁(70)と前記外側後縁(71)との境界部(77)に設けられても良い。
また、上述の構成において、前記翼部(61,62,63)の内部には、前記補強板(74)よりも車幅方向内側の内側中空部(75)と、前記補強板(74)よりも車幅方向外側の外側中空部(76)とが設けられ、前記内側中空部(75)は、前記基端面(72)から前記補強板(74)に向かうに従って先細るテーパー状であり、前記外側中空部(76)は、前記先端面(73)から前記補強板(74)に向かうに従って先細るテーパー状であっても良い。
また、上述の構成において、平面視において、平面視において、前記翼部(61,62,63)の前縁(61c,62c,63c)は、前記基端(61a,62a,63a)から前記先端(61b,62b,63b)に向かうに従って車両後方に位置するように傾斜しても良い。
また、上述の構成において、正面視において、前記翼部(61,62,63)は、前記基端(61a,62a,63a)から前記先端(61b,62b,63b)に向かうに従って上方に位置するように傾斜しても良い。
また、上述の構成において、前記翼部(61,62,63)は複数設けられ、前記翼部材(55)は、複数の前記翼部(61,62,63)の前記基端(61a,62a,63a)側の部分を互いに繋ぐ接続部(64)を備え、前記翼部材(55)を前記カウル(41)に固定する固定部(64a)が前記接続部(64)に設けられても良い。
また、上述の構成において、前記カウル(41)は、前記車体を側方から覆うインナーカウル(51)と、前記インナーカウル(51)を側方から覆うアウターカウル(52)と、前記インナーカウル(51)と前記アウターカウル(52)との間に設けられ、車両前後方向に開口する導風口(54)とを備え、前記翼部(61,62,63)は、前記導風口(54)に設けられ、前記インナーカウル(51)から前記アウターカウル(52)に向けて延出しても良い。
鞍乗り型車両は、車体を側方から覆うカウルと、カウルの側面に設けられる翼部材とを備え、翼部材は、カウルから車幅方向外側に延出する翼部を備え、平面視において、翼部の車両前後方向の幅は、翼部の基端から先端に向かうに従って小さくなるとともに、翼部の後縁は、基端から先端に向かうに従って車両前方に位置するように傾斜する。
この構成によれば、翼部の車両前後方向の幅は基端側が最も大きく、且つ、翼部の後縁は、基端側が最も車両後方に位置する。このため、カウルの側面に沿って流れる密度の濃い走行風を、翼部の基端側の面積が大きく且つ後方に長く延びる部分で受けることができ、コンパクトな翼部材であっても効率良くダウンフォースが得られる。
また、上述の構成において、平面視において、後縁は、基端から先端に向かうに従って車両前方に位置するように傾斜する内側後縁と、内側後縁の車幅方向の外端から先端側に延びる外側後縁とを備え、車幅方向に延びる仮想の直線に対する外側後縁の角度は、仮想の直線に対する内側後縁の角度よりも小さくても良い。
この構成によれば、内側後縁の部分では、翼部の車両前後方向の幅が大きいため、大きなダウンフォースを得られる。外側後縁の部分では、内側後縁をそのまま先端側に延長する構成に比して、翼部の車両前後方向の幅が小さくなり過ぎないため、効果的にダウンフォースを得られる。
また、上述の構成において、翼部は、車幅方向に延びる中空のチューブ状部材であり、翼部の車幅方向の基端面及び先端面は開口し、翼部は、翼部の内部を車幅方向に仕切るように設けられる補強板を備えても良い。
この構成によれば、翼部を中空にして軽量化できるとともに、翼部の内部を車幅方向に仕切る補強板によって翼部の強度及び剛性を向上できる。また、溶融した素材を型に注入して翼部を成形する場合には、基端面及び先端面の開口に型を設けることができ、翼部を容易に製造できる。
さらに、上述の構成において、翼部は、車幅方向に延びる中空のチューブ状部材であり、翼部の車幅方向の基端面及び先端面は開口し、翼部は、翼部の内部を車幅方向に仕切るように設けられる補強板を備え、補強板は、車両前後方向に延びる板であり、補強板は、車幅方向において、内側後縁と外側後縁との境界部に設けられても良い。
この構成によれば、補強板が内側後縁と外側後縁との境界部に設けられるため、溶融した素材を型に注入して翼部を成形する場合に、型の構造を簡単にできる。
また、上述の構成において、翼部の内部には、補強板よりも車幅方向内側の内側中空部と、補強板よりも車幅方向外側の外側中空部とが設けられ、内側中空部は、基端面から補強板に向かうに従って先細るテーパー状であり、外側中空部は、先端面から補強板に向かうに従って先細るテーパー状であっても良い。
この構成によれば、内側中空部は、基端面から補強板に向かうに従って先細るテーパー状であるため、溶融した素材を型に注入して翼部を成形する場合に、型を基端面の開口から容易に抜くことができる。また、外側中空部は、先端面から補強板に向かうに従って先細るテーパー状であるため、溶融した素材を型に注入して翼部を成形する場合に、型を先端面の開口から容易に抜くことができる。
また、上述の構成において、平面視において、翼部の前縁は、基端から先端に向かうに従って車両後方に位置するように傾斜しても良い。
この構成によれば、翼部の車両前後方向の幅が基端側で大きくなるため、翼部の基端側で効率良くダウンフォースを得られる。また、走行風による走行抵抗を小さくできる。
また、上述の構成において、正面視において、翼部は、基端から先端に向かうに従って上方に位置するように傾斜しても良い。
この構成によれば、鞍乗り型車両を車幅方向にバンクさせた際に、翼部に沿って流れる走行風によって、鞍乗り型車両のバンクを戻す力が発生する。このため、鞍乗り型車両が急激にバンクすることを抑制できる。
また、上述の構成において、翼部は複数設けられ、翼部材は、複数の翼部の基端側の部分を互いに繋ぐ接続部を備え、翼部材をカウルに固定する固定部が接続部に設けられても良い。
この構成によれば、複数の翼部をカウルの側面に簡単に取り付けできる。
また、上述の構成においてカウルは、車体を側方から覆うインナーカウルと、インナーカウルを側方から覆うアウターカウルと、インナーカウルとアウターカウルとの間に設けられ、車両前後方向に開口する導風口とを備え、翼部は、導風口に設けられ、インナーカウルからアウターカウルに向けて延出しても良い。
この構成によれば、インナーカウルとアウターカウルとの間に設けられる導風口を通る密度の濃い走行風を利用して、翼部によってダウンフォースを得ることができ、効率良くダウンフォースを得ることができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 車体フレーム、スイングアーム、及び後輪の左側面図である。 自動二輪車の前部の左側面図である。 アウターカウルを取り外した状態における自動二輪車の前部の左側面図である。 自動二輪車の前部の左部を車両前方側から見た正面図である。 図3のVI−VI断面図である。 左側の翼部材の左側面図である。 左側の翼部材を上方側から見た平面図である。 図7のIX−IX断面図である。 図7のX−X断面図である。 エンジン固定ボルト及びスライダーの分解斜視図である。 図3のXII−XII断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を支持するフロントフォーク12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
図2は、車体フレーム10、スイングアーム13、及び後輪3の左側面図である。
図1及び図2を参照し、車体フレーム10は、車体フレーム10の前端に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後下方に延びる左右一対のメインフレーム16と、メインフレーム16の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム17と、ピボットフレーム17の上部から後上方に延出する左右一対のシートフレーム18とを備える。
また、車体フレーム10は、左右のピボットフレーム17の下端部を車幅方向に繋ぐクロスメンバ19を備える。
メインフレーム16は、メインフレーム16の前部から下方に延出してエンジン11を支持するエンジンハンガー部16a(エンジンハンガー)を備える。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15によって左右に操舵自在に軸支される。フロントフォーク12の上端部には、操舵ハンドル21が設けられる。前輪2は、フロントフォーク12の下端部に設けられる車軸2aに軸支される。
スイングアーム13は、左右のピボットフレーム17に支持されるピボット軸22に軸支される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる。スイングアーム13は、前端部をピボット軸22に軸支され、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに軸支される。
エンジン11は、メインフレーム16の下方でピボットフレーム17の前方に配置され、車体フレーム10に固定される。
エンジン11は、車幅方向(左右方向)に水平に延びるクランク軸27を支持するクランクケース28と、クランクケース28の前部から前上方に延びるシリンダー部29とを備える。シリンダー部29には、シリンダー部29内を往復運動するピストン(不図示)が収容される。シリンダー部29のシリンダー軸線29aは鉛直に対し前傾する。
クランクケース28の後部は、変速機(不図示)を収納する変速機ケース部28aである。エンジン11の出力は、上記変速機の出力軸と後輪3とを接続する駆動チェーン30を介し、後輪3に伝達される。
エアクリーナーボックス31は、シリンダー部29の後上方に配置される。エアクリーナーボックス31は、スロットルボディ(不図示)を介し、シリンダー部29の後面の吸気ポートに接続される。
エンジン11の排気管32は、シリンダー部29の前面の排気ポートから下方に引き出され、エンジン11の下方を通って後方に延びる。排気管32の後端は、後輪3の側方に配置されるマフラー33に接続される。
燃料タンク35は、メインフレーム16の上方で、シート14とエアクリーナーボックス31との間に配置される。
エンジン11の冷却水が通るラジエーター36は、エンジン11の前方に配置される。
自動二輪車1は、車体フレーム10及びエンジン11等の車体を覆う車体カバーとして、フロントフォーク12の上部及びヘッドパイプ15を前方から覆うフロントカウル40と、車体の前部を側方から覆う左右一対のサイドカウル41(カウル)と、エンジン11を下方から覆うアンダーカウル42と、エアクリーナーボックス31及び燃料タンク35の一部を覆うタンクカウル43と、車体の後部を覆うリアカウル44とを備える。
前輪2を上方から覆うフロントフェンダー45は、フロントフォーク12に取り付けられる。
後輪3の前部を上方から覆うインナーフェンダー46は、スイングアーム13に取り付けられる。
後輪3の後部を上方から覆うリアフェンダー47は、シートフレーム18の後端部から後下方に延びる。
シート14の乗員が足を置くステップ48は、ピボットフレーム17に支持され、ピボットフレーム17の後方に配置される。
ヘッドライト49は、フロントカウル40の前端部に設けられる。
図3は、自動二輪車1の前部の左側面図である。
図3に示すように、サイドカウル41は、車体を側方から覆うインナーカウル51と、インナーカウル51を側方から覆うアウターカウル52とを備える。
また、サイドカウル41は、サイドカウル41を車幅方向に貫通する開口53と、インナーカウル51とアウターカウル52との間に設けられ、車両前後方向に開口する導風口54とを備える。
サイドカウル41の内側には、走行風を受けてダウンフォースを得る翼部材55が設けられる。また、この翼部材55は、走行風を整流する整流部材として機能しても良い。
サイドカウル41及び翼部材55は、車幅の中央を基準に略左右対称に設けられるため、ここでは、左側の構造について詳細に説明し、右側の構造については詳細な説明を省略する。
図4は、アウターカウル52を取り外した状態における自動二輪車1の前部の左側面図である。
図1、図3、及び図4を参照し、インナーカウル51は、車両側面視において、フロントカウル40とフロントフォーク12との間の部分、フロントフォーク12、ヘッドパイプ15、メインフレーム16、ラジエーター36、シリンダー部29、及びクランクケース28の前端部等を側方から覆う板状のカバーである。
インナーカウル51の前縁51aは、前輪2の後部上面に沿うように後下がりに延びる。
開口53は、インナーカウル51を車幅方向に貫通する孔である。
開口53は、ラジエーター36の後部、エンジンハンガー部16a、ラジエーター36から後方に延びるラジエーターホース36aに車幅方向外側から重なる。
インナーカウル51は、車両側面視で後上がりに延びる稜線部51bを下部に備える。稜線部51bは、前縁51aからインナーカウル51の後縁まで連続する。
インナーカウル51は、稜線部51bの上側で稜線部51bに沿う部分が、稜線部51bを境に車幅方向内側に段状に窪む。
開口53の後部の下縁53aは、車両側面視で後上がりに傾斜しており、下縁53aは、稜線部51b略平行であるとともに稜線部51bに重なる。
アウターカウル52は、車両側面視でインナーカウル51よりも小さいカバーであり、インナーカウル51の前部に車幅方向外側から重なる。アウターカウル52は、車両側面視で、フロントカウル40とフロントフォーク12との間の部分、フロントフォーク12、ヘッドパイプ15、及びラジエーター36に車幅方向外側から重なる。
アウターカウル52は、車両側面視で、フロントカウル40の後端側からクランクケース28の前方まで後下方に延びる。
アウターカウル52の前縁は、車両側面視で、フロントカウル40の後端部に重なる上部前縁52aと、インナーカウル51の前縁51aに沿って後下がりに延びる傾斜縁52bとを備える。
アウターカウル52は、インナーカウル51よりも上下に短く形成されており、アウターカウル52の下縁52c(重なり部)は、インナーカウル51の下縁51cよりも上方でインナーカウル51に車幅方向外側から重なる。
詳細には、アウターカウル52の下縁52cは、インナーカウル51の稜線部51bと略平行であり、稜線部51bに上方から合わさることでインナーカウル51に重なる。下縁52cは、車両側面視で後上がりに傾斜する。
アウターカウル52の下縁52cは、下縁52cの全長に亘ってインナーカウル51に車幅方向外側から重なる。すなわち、下縁52cは、その全体が、インナーカウル51に車幅方向外側から重なる重なり部である。
アウターカウル52の後縁は、車両側面視で後下がりに延びる傾斜部52dと、傾斜部52dの下端から略鉛直に下方に延びる鉛直部52eとを備える。
アウターカウル52の下部の後部は、インナーカウル51の開口53の前部に車幅方向外側から重なり、開口53の前部の一部を覆う。
詳細には、アウターカウル52の後縁の傾斜部52d及び鉛直部52eは、開口53に車幅方向外側から重なる。開口53の後縁53bは、傾斜部52d及び鉛直部52eから後方に離間した位置で、傾斜部52d及び鉛直部52eに沿うように設けられる。
開口53の後部は、車幅方向外側に露出する。詳細には、開口53は、アウターカウル52の傾斜部52d及び鉛直部52eと開口53の後縁53bとの間の部分が車幅方向外側に露出する。
図5は、自動二輪車1の前部の左部を車両前方側から見た正面図である。
図3〜図5を参照し、インナーカウル51は、全体的に見て、インナーカウル51の上部から下方に向かうに従って車幅方向内側に位置するように湾曲している。
また、インナーカウル51の前部は、前縁51aから後方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように湾曲している。
アウターカウル52は、アウターカウル52の上下の中間部が車幅方向外側に膨出する膨出部52fを備える。
サイドカウル41の導風口54は、インナーカウル51の前部の側面と膨出部52fとによって区画される。
インナーカウル51は、インナーカウル51の側面から車幅方向外側に延出する板状の壁部51dを備える。壁部51dは、車両側面視で後上がりに傾斜する。壁部51dは、開口53の前方に設けられる。
壁部51dは、インナーカウル51からアウターカウル52の内面側に延び、導風口54を下方から仕切る底壁として機能する。
導風口54は、インナーカウル51と膨出部52fの傾斜縁52bとの間から前方に開口する。また、導風口54は、インナーカウル51と膨出部52fの傾斜部52dとの間から後方に開口する。
図6は、図3のVI−VI断面図である。
図3〜図6を参照し、翼部材55は、サイドカウル41の導風口54内に設けられ、インナーカウル51とアウターカウル52との間に位置する。翼部材55は、開口53の前方に配置される。
ラジエーター36は、車幅方向に延びる板状であり、板厚方向を車両前後方向に指向させて配置される。ラジエーター36は、左右の一方のインナーカウル51の内面近傍から、前輪2の後方を通って、左右の他方のインナーカウル51の内面近傍まで車幅方向に延びる。
ラジエーター36は、車両前後方向では、インナーカウル51の前縁51aの後方且つインナーカウル51の開口53の前方に配置される。詳細には、開口53の前縁は、車両側面視で、ラジエーター36に車幅方向外側から重なる。
図7は、左側の翼部材55の左側面図である。図8は、左側の翼部材55を上方側から見た平面図である。図9は、図7のIX−IX断面図である。
図3〜図9を参照し、翼部材55は、インナーカウル51から車幅方向外側に延びるように設けられる複数の翼部61,62,63と、複数の翼部61,62,63を一体に接続する接続部64とを備える。
接続部64は、インナーカウル51に沿って設けられる板部材であり、後方側に向かうに従って車幅方向外側に位置するように傾斜する。接続部64は、翼部材55をインナーカウル51に固定するための固定部64aを複数備える。固定部64aは、接続部64を車幅方向に貫通する孔部である。
翼部61,62,63は、接続部64から板状に車幅方向外側へ延出する。
翼部61,62,63は、接続部64に対する結合部を基端61a,62a,63aとして、車幅方向外側の端である先端61b,62b,63bまで延びる。接続部64は、翼部61,62,63の基端61a,62a,63aを互いに接続する。
複数の翼部61,62,63は、略同一形状であるが、車両前後方向及び上下方向に位置をずらして配置される。
図4に示すように、インナーカウル51は、車両側面視における翼部61,62,63の基端61a,62a,63aの外形に合わせて形成される取付孔51e,51f,51gを、開口53の前方に備える。
また、図6に示すように、インナーカウル51の内面には、車幅方向内側に突出する係合部51hが、開口53の前方に複数設けられる。
翼部材55は、翼部61,62,63がインナーカウル51の取付孔51e,51f,51gに車幅方向内側から挿通され、接続部64がインナーカウル51の内面に当接する。翼部材55は、接続部64の固定部64aにインナーカウル51の係合部51hが係合することで、インナーカウル51に固定される。
翼部61,62,63は、導風口54の内側で取付孔51e,51f,51gから車幅方向外側に延び、翼部61,62,63の先端61b,62b,63bは、アウターカウル52の膨出部52fの内面に近接する。
翼部61,62,63は、開口53の前方に配置される。車両の上下方向では、翼部61,62,63の位置と開口53の位置とは重なる。
図6に示すように、自動二輪車1は、ラジエーター36の車幅方向の端部の近傍から前方に延出する内面カバー56を備える。内面カバー56は、インナーカウル51よりも車幅方向内側に配置され、接続部64及び係合部51hを車幅方向内側から覆う。
図7及び図8を参照し、翼部61は、翼部61,62,63の内で最も前方且つ上方に配置される。翼部62は、車両前後方向において、翼部61と翼部63との間に位置し、翼部61に対し後下方に配置される。翼部63は、翼部61,62,63の内で最も後方方且つ下方に配置され、翼部62に対し後下方に配置される。
翼部61,62,63の前縁61c,62c,63cは、図8に示すように、平面視では、基端61a,62a,63aから先端61b,62b,63bに向かうに従って車両後方に位置するように傾斜する。
基端61a,62a,63a及び先端61b,62b,63bは、平面視では、車両後方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように傾斜する。
翼部61,62,63の後縁61d,62d,63dは、図8に示すように、平面視では、基端61a,62a,63aから先端61b,62b,63bに向かうに従って車両前方に位置するように傾斜する。
平面視において、翼部62の前部は、翼部61の後部に下方から重なり、翼部62の後部は、翼部61の後縁61dよりも後方に位置する。
平面視において、翼部63の前部は、翼部62の後部に下方から重なり、翼部63の後部は、翼部62の後縁62dよりも後方に位置する。
図7に示すように、車両側面視では、翼部61,62,63は、前後に長く延びる板状であり、板厚方向を上下方向に指向させて設けられる。車両側面視では、翼部61,62,63は、後上がりに傾斜した姿勢で設けられる。翼部61,62,63は、車両側面視で、互いに略平行である。
翼部61,62,63の上面61e,62e,63eは、後上がりに延びる平坦面である。翼部61,62,63の板厚は、翼部61,62,63の前端部で前縁61c,62c,63cから後方に向かうに従って大きくなった後、後縁61d,62d,63d側に向かうに従って小さくなる。
また、翼部61,62,63は、図9に示すように、正面視では、基端61a,62a,63aから先端61b,62b,63bに向かうに従って上方に位置するように傾斜する。
翼部61,62,63の後縁61d,62d,63dは、基端61a,62a,63aから先端61b,62b,63bに向かうに従って車両前方に位置するように傾斜する内側後縁70と、内側後縁70の車幅方向の外端から先端61b,62b,63bまで延びる外側後縁71とを備える。
詳細には、平面視において、外側後縁71は、内側後縁70よりも緩い傾斜で、先端61b,62b,63bに向かうに従って車両前方に位置するように延びる。
すなわち、車幅方向に延びる仮想の直線Lに対する外側後縁71の角度A1は、仮想の直線Lに対する内側後縁70の角度A2よりも小さい。なお、外側後縁71を仮想の直線Lと平行とし、外側後縁71の角度A1を0°としても良い。
翼部61,62,63は、前縁61c,62c,63cと後縁61d,62d,63dとの間の間隔が、車幅方向外側に向かうに従って先細るテーパー状である。このため、翼部61,62,63の車両前後方向の幅Hは、基端61a,62a,63aから先端61b,62b,63bに向かうに従って小さくなる。すなわち、翼部61,62,63の前後の幅Hは、基端61a,62a,63aの部分で最も大きくなる。
翼部61,62,63は、車幅方向に延びる板状であるとともに、車幅方向に延びる中空のチューブ状部材である。
翼部61,62,63の基端61a,62a,63aの端面である基端面72は、車幅方向に開口する開口面である。
翼部61,62,63の先端61b,62b,63bの端面である先端面73は、車幅方向に開口する開口面である。
翼部61,62,63は、翼部61,62,63の内部を車幅方向に仕切るように設けられる補強板74を備える。
補強板74は、車両前後方向に長く延びる板である。
補強板74は、車幅方向において、内側後縁70と外側後縁71との境界部77の位置に設けられ、境界部77から前縁61c,62c,63cまで延びる。補強板74は、翼部61,62,63の先端面73と略平行に車両前後方向に延びる。
補強板74が設けられることで、翼部61,62,63の内部には、補強板74よりも車幅方向内側の内側中空部75と、補強板74よりも車幅方向外側の外側中空部76とが区画される。
内側中空部75は、基端面72から車幅方向内側に開口する。外側中空部76は、先端面73から車幅方向外側に開口する。
図10は、図7のX−X断面図である。図10の断面は、翼部61,62,63の上面61e,62e,63eに対し直交する断面である。
図10に示すように、内側中空部75は、基端面72から補強板74に向かうに従って先細るテーパー状である。
また、外側中空部76は、先端面73から補強板74に向かうに従って先細るテーパー状である。
翼部材55は、溶融した樹脂等の素材を型に注入して製造される。型は、型部品78,79を備える。
内側中空部75は、基端面72の開口から内側中空部75に入る型部品78によって形成される。型部品78は、内側中空部75の内面に沿うテーパー状であり、基端面72から補強板74に向かうに従って先細る。このため、翼部材55の成形後に型部品78を内側中空部75から容易に外すことができる。
外側中空部76は、先端面73の開口から外側中空部76に入る型部品79によって形成される。型部品79は、外側中空部76の内面に沿うテーパー状であり、先端面73から補強板74に向かうに従って先細る。このため、翼部材55の成形後に型部品79を外側中空部76から容易に外すことができる。
また、補強板74が内側後縁70と外側後縁71との境界部77の位置に設けられるため、型部品78及び型部品79の形状が簡単になる。例えば、補強板74が境界部77よりも基端面72側に設けられる場合、外側中空部76を形成するための型が複雑になり、この型を外側中空部76から取り外すことも難しくなる。
図3及び図6〜図8を参照し、サイドカウル41の導風口54に前方から入る走行風W1は、導風口54内の翼部61,62,63及び壁部51dに沿って後方へ流れ、導風口54の後端から導風口54の外側に流れる。
翼部61,62,63に沿って後方に流れる走行風W1によって、自動二輪車1を下方に押し付けるダウンフォースが発生する。
走行風W1は、インナーカウル51の外側面の表面に沿うように流れるため、走行風W1の密度は、車幅方向においてインナーカウル51の外側面の近傍で高くなる。
翼部61,62,63の車両前後方向の幅Hは、翼部61,62,63の基端61a,62a,63a側が最も大きく、且つ、翼部61,62,63の後縁61d,62d,63dは、基端61a,62a,63a側が最も車両後方に位置する。これにより、インナーカウル51の外側面に沿って流れる密度の濃い走行風W1を、翼部61,62,63の基端61a,62a,63a側の面積が大きく且つ後方に長く延びる部分で受けることができる。これにより、効率良くダウンフォースが得られる。
また、図6に示すように、導風口54においてインナーカウル51とアウターカウル52との間の間隔は、前方側から後方側に向かうに従って小さくなる。翼部61,62,63は、内側後縁70が設けられることで、車両後方に長くなっているため、導風口54の後部を流れる密度が高い走行風W1によってダウンフォースを効率良く得ることができる。
内側後縁70の部分では、幅Hが大きいため、大きなダウンフォースを得られる。外側後縁71の部分では、前方に向かう傾斜が内側後縁70の部分よりも小さいため、翼部61,62,63の幅Hが小さくなり過ぎることを防止でき、効果的にダウンフォースを得られる。
図1、及び、図3〜図5を参照し、自動二輪車1は、サイドカウル41の側面よりも車幅方向外側に配置されるスライダー80を備える。スライダー80は、左右のサイドカウル41の外側方に左右一対で設けられる。スライダー80は、自動二輪車1を路面に倒した状態にした場合に、車体カバーやエンジン11よりも優先的に路面に接地し、自動二輪車1を保護する。
スライダー80は、車体フレーム10のエンジンハンガー部16aに固定される。
スライダー80及びエンジンハンガー部16aは、左右で略対称に設けられる。
車体フレーム10のエンジンハンガー部16aは、サイドカウル41の開口53から車幅方向外側に露出する露出部81を備える。
エンジンハンガー部16aは、露出部81の下端部に設けられるエンジン固定ボルト82,83によってエンジン11に締結される。
スライダー80は、エンジンハンガー部16aのエンジン固定ボルト82,83に固定される。
なお、スライダー80は、露出部81においてエンジン固定ボルト82,83とは異なる部分に固定されても良い。
図11は、エンジン固定ボルト82及びスライダー80の分解斜視図である。図12は、図3のXII−XII断面図である。ここで、図11では、左側のエンジン固定ボルト82が図示される。
図3、図11、及び図12を参照し、エンジン11のシリンダー部29のシリンダーヘッドの前端部には、エンジン固定ボルト82,83が車幅方向外側から締結される締結部29bが設けられる。
エンジンハンガー部16aは、エンジン固定ボルト82,83が挿通される固定孔部81aを、露出部81の下端部に備える。
エンジン固定ボルト82,83は、車幅方向外側から露出部81の固定孔部81aに挿通され、シリンダー部29の締結部29bに締結される。
スライダー80は、スライダー80に挿通される固定具85を介し、エンジン固定ボルト82,83の頭部82a,83aに固定される。頭部82a,83aは、エンジン固定ボルト82,83の車幅方向の外端部である。
固定具85は、一対の棒状部85aと、一対の棒状部85aの端を互いに連結する連結部85bとを備えるクリップである。
エンジン固定ボルト82,83の頭部82a,83aは、エンジン固定ボルト82,83を締め込む工具が係合する工具係合部82b,83bと、工具係合部82b,83bの外端から車幅方向外側に突出する係合部82c,83cとを備える。
工具係合部82b,83bは、外形が多角形(六角形)である。係合部82c,83cの外周には、固定具85の棒状部85aが係合する環状の溝部82d,83dが設けられる。
なお、スライダー80が設けられない場合、係合部82c,83cを有さない通常のエンジン固定ボルトが固定孔部81aに挿通されてシリンダー部29の締結部29bに締結される。スライダー80が設けられる場合、上記通常のエンジン固定ボルトに替えて、エンジン固定ボルト82,83が締結部29bに締結される。
スライダー80は、ブロック状の本体部80aと、本体部80aの車幅方向の内側面に設けられる取付穴部80bとを備える。
取付穴部80bは、スライダー80を車幅方向に貫通しない止まり穴部であり、車幅方向内側に開口する。取付穴部80bは、エンジン固定ボルト82,83の工具係合部82b,83bに係合する係合穴部80cと、係合部82c,83cが入る穴部80dとを備える。
係合穴部80cの内周面には、エンジン固定ボルト82,83の軸方向に延びる溝が係合穴部80cの周方向に複数設けられる。
また、スライダー80は、本体部80aの上面から穴部80dまで貫通する固定具挿入孔80eを備える。
スライダー80は、エンジン固定ボルト82,83の頭部82a,83aに車幅方向外側から取付穴部80bが係合することで、エンジン固定ボルト82,83に固定される。
スライダー80は、取付穴部80bの係合穴部80cの上記溝が工具係合部82b,83bの外周部の角部に係合することで、エンジン固定ボルト82,83の回転方向に対し位置決めされる。スライダー80は、工具係合部82b,83bに対し、係合穴部80cの係合位置を係合穴部80cの周方向に変更することで、取付角度を段階的に変更可能である。
また、スライダー80は、固定具挿入孔80eに上方から挿入される固定具85が係合部82c,83cの溝部82d,83dに係合することで、エンジン固定ボルト82,83の軸方向に抜け止めされる。
スライダー80は、車両側面視で、エンジン固定ボルト82,83に車幅方向外側から重なり、エンジン固定ボルト82,83を隠す。このため、自動二輪車1の外観性が良い。
スライダー80は、開口53から外側に露出する露出部81に固定されるため、作業者等がスライダー80及び露出部81にアクセスし易い。このため、スライダー80を容易に着脱できる。
図12に示すように、左側のエンジン固定ボルト82の頭部82aは、右側のエンジン固定ボルト83の頭部83aよりも車幅方向に長い。
左側の頭部82aは、車幅方向の中間部に、径方向に凹む小径部82eを備える。小径部82eによって、エンジンハンガー部16aに対するスライダー80の取付剛性が高くなり過ぎることが防止される。
図3に示すように、スライダー80の本体部80aは、車両側面視で、上下方向よりも車両前後方向に長いブロック状である。
スライダー80の本体部80aは、車両側面視では、本体部80aの前端80f及び後端80gに向けて先細る紡錘形に形成される。車両側面視では、スライダー80の本体部80aの板厚は、本体部80aの前端部で前端80fから後方に向かうに従って大きくなった後、後端80g側に向かうに従って小さくなる。
図3及び図4を参照し、スライダー80は、サイドカウル41の導風口54に対し、後方且つ下方に配置される。スライダー80は、最も下方の翼部63、及び壁部51dよりも下方に配置される。
スライダー80の本体部80aは、車両側面視で、導風口54内の翼部61,62,63と略平行となるように、後上がりの姿勢で傾斜して配置される。
スライダー80は、車両側面視で、サイドカウル41の開口53の下部に重なるように配置される。詳細には、車両側面視で、スライダー80の前端80fは、開口53に重なり、スライダー80の後端80gは、開口53よりも後方に位置し、サイドカウル41の側面に車幅方向外側から重なる。
スライダー80は、アウターカウル52の後縁である傾斜部52d及び鉛直部52eよりも後方に配置される。
スライダー80は、車両側面視で、開口53の後部の下縁53aの上方で、下縁53a及び稜線部51bに沿うように後上がりに配置される。
また、スライダー80は、車両側面視で、アウターカウル52の下縁52cの後方で、下縁52cと略平行に後上がりに配置される。
スライダー80は、アウターカウル52の後縁である傾斜部52d及び鉛直部52eよりも後方に配置される。
図5に示すように、車両前面視で、スライダー80は、サイドカウル41の車幅方向の最外端41aとクランクケース28の外側面28b(最外面)とを通る直線Sよりも車幅方向外側に配置される。また、スライダー80は、上下方向において、最外端41aと外側面28bとの間の位置に設けられる。クランクケース28の外側面28bは、エンジン11の車幅方向の最外面である。
図3に示すように、スライダー80が導風口54の後下方に位置するため、翼部61,62,63によって整流されて導風口54から後方に流れる走行風W2は、スライダー80の上方を通って後方に流れる。このため、スライダー80が走行風W2の抵抗となることを抑制でき、走行風W2をスムーズに流すことができる。
また、スライダー80は、翼部61,62,63と同様に、車両側面視で後上がりに傾斜する。このため、走行風W2をスライダー80に沿うように流すことができ、走行風W2をスムーズに流すことができる。
図3及び図6を参照し、車両前方からラジエーター36を通過した走行風W3の一部は、ラジエーター36の後方の開口53から車幅方向外側に排出される。
開口53から車幅方向外側に排出される走行風W3の一部は、スライダー80に沿うようにして後方に流れる。すなわち、ラジエーター36の排風である走行風W3をスライダー80によって整流して後方側に流すことができる。このため、走行風W3をスムーズに流すことができる。
また、開口53から車幅方向外側に排出される走行風W3の一部は、開口53を側方から覆うアウターカウル52の後部によって後方に流れるようにガイドされ、アウターカウル52の後方のスライダー80に流れる。このため、走行風W3をスライダー80によって効率良く整流できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、車体を側方から覆うサイドカウル41と、車体フレーム10と、車体フレーム10に設けられ、エンジン11を支持するエンジンハンガー部16aとを備え、エンジンハンガー部16aが、サイドカウル41に設けられる開口53から車両側方に露出する露出部81を備え、サイドカウル41は、車体を側方から覆うインナーカウル51と、インナーカウル51を側方から覆うアウターカウル52と、インナーカウル51とアウターカウル52との間に設けられ、車両前後方向に開口する導風口54とを備え、サイドカウル41よりも車幅方向外側に配置されるスライダー80がエンジンハンガー部16aの露出部81に固定され、スライダー80は、導風口54に対し、後方且つ下方に配置される。
この構成によれば、スライダー80が、サイドカウル41の開口53から車両側方に露出するエンジンハンガー部16aの露出部81に固定されるため、スライダー80を強固に固定できるとともに、開口53を介してスライダー80にアクセスでき、スライダー80を容易に着脱できる。また、スライダー80が導風口54に対し後方且つ下方に配置されるため、スライダー80がサイドカウル41の導風口54から後方に流れる走行風W2の抵抗になることを抑制でき、スライダー80を設けた場合であっても走行風W2をスムーズに流すことができる。
また、導風口54には、走行風W2を整流する翼部61,62,63が設けられ、翼部61,62,63は、車両側面視で後上がりに設けられ、スライダー80は、車両側面視で、後上がりに傾斜する。
この構成によれば、スライダー80は、翼部61,62,63と同様に、車両側面視で後上がりに設けられる。このため、翼部61,62,63に沿って後方に流れる走行風W2をスライダー80に沿わせるようにしてスムーズに流すことができる。
また、アウターカウル52の下縁52cは、インナーカウル51の下縁51cよりも上方でインナーカウル51に車幅方向外側から重なる重なり部を備え、重なり部は下縁52cであり、下縁52cは、車両側面視において、スライダー80の前方で後上がりに傾斜する。
この構成によれば、アウターカウル52の重なり部である下縁52c及びスライダー80は、共に後上がりの姿勢で前後方向に並ぶ。このため、アウターカウル52の下縁52c及びスライダー80の外観上の統一感が得られ、外観性が良い。
さらに、インナーカウル51の車幅方向内側且つサイドカウル41の開口53よりも前方にラジエーター36が設けられ、ラジエーター36の排風である走行風W3は開口53から車幅方向外側に抜ける。
この構成によれば、開口53から車幅方向外側に抜ける走行風W3をスライダー80によって整流でき、ラジエーター36の排風である走行風W3を効率良く流すことができる。
また、開口53は、インナーカウル51に設けられ、アウターカウル52は、開口53の一部を車幅方向外側から覆い、スライダー80は、アウターカウル52の後方に配置される。
この構成によれば、アウターカウル52が開口53の一部を車幅方向外側から覆うため、開口53から車幅方向外側に抜ける走行風W3をアウターカウル52によってガイドでき、走行風W3を効率良く流すことができる。また、アウターカウル52によってガイドされる走行風W3をアウターカウル52の後方のスライダー80によって効果的に整流できる。
また、車両前面視で、スライダー80は、サイドカウル41の車幅方向の最外端41aとエンジン11の車幅方向の最外面である外側面28bとを通る直線Sよりも車幅方向外側に配置される。
この構成によれば、サイドカウル41及びエンジン11を、スライダー80によって効果的に保護できる。
また、エンジン11は、車幅方向外側から露出部81に挿通されるエンジン固定ボルト82,83によってエンジンハンガー部16aに固定され、スライダー80は、エンジン固定ボルト82,83の車幅方向の外端部である頭部82a,83aに固定される。
この構成によれば、エンジン固定ボルト82,83を利用して簡単な構造でスライダー80をエンジンハンガー部16aに固定できる。
さらに、車体フレーム10は、ヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後方に延びるメインフレーム16と、メインフレーム16の後端部から下方に延びるピボットフレーム17とを備え、エンジン11は、メインフレーム16の下方且つピボットフレーム17の前方に配置され、エンジン11は、クランクケース28と、クランクケース28から上方に延びるシリンダー部29とを備え、エンジン固定ボルト82,83は、シリンダー部29に締結される。
この構成によれば、メインフレーム16の下方且つピボットフレーム17の前方でシリンダー部29の周辺部を、スライダー80によって効果的に保護できる。また、車体の剛性が高い部分によってスライダー80を適切に支持できる。
また、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、車体を側方から覆うサイドカウル41と、サイドカウル41の側面に設けられる翼部材55とを備え、翼部材55は、サイドカウル41から車幅方向外側に延出する翼部61,62,63を備え、平面視において、翼部61,62,63の車両前後方向の幅Hは、翼部61,62,63の基端61a,62a,63aから先端61b,62b,63bに向かうに従って小さくなるとともに、翼部61,62,63の後縁61d,62d,63dは、基端61a,62a,63aから先端61b,62b,63bに向かうに従って車両前方に位置するように傾斜する。
この構成によれば、翼部61,62,63の車両前後方向の幅Hは基端61a,62a,63a側が最も大きく、且つ、翼部61,62,63の後縁61d,62d,63dは、基端61a,62a,63a側が最も車両後方に位置する。このため、サイドカウル41の側面に沿って流れる密度の濃い走行風W1を、翼部61,62,63の基端61a,62a,63a側の面積が大きく且つ後方に長く延びる部分で受けることができ、コンパクトな翼部材55であっても効率良くダウンフォースが得られる。
また、平面視において、後縁61d,62d,63dは、基端61a,62a,63aから先端61b,62b,63bに向かうに従って車両前方に位置するように傾斜する内側後縁70と、内側後縁70の車幅方向の外端から先端61b,62b,63b側に延びる外側後縁71とを備え、車幅方向に延びる仮想の直線Lに対する外側後縁71の角度A1は、仮想の直線Lに対する内側後縁70の角度A2よりも小さい。
この構成によれば、内側後縁70の部分では、翼部61,62,63の車両前後方向の幅Hが大きいため、大きなダウンフォースを得られる。外側後縁71の部分では、内側後縁70をそのまま先端61b,62b,63b側に延長する構成に比して、翼部61,62,63の車両前後方向の幅Hが小さくなり過ぎないため、効果的にダウンフォースを得られる。
また、翼部61,62,63は、車幅方向に延びる中空のチューブ状部材であり、翼部61,62,63の車幅方向の基端面72及び先端面73は開口し、翼部61,62,63は、翼部61,62,63の内部を車幅方向に仕切るように設けられる補強板74を備える。
この構成によれば、翼部61,62,63を中空にして軽量化できるとともに、翼部61,62,63の内部を車幅方向に仕切る補強板74によって翼部61,62,63の強度及び剛性を向上できる。また、溶融した素材を型に注入して翼部61,62,63を成形する場合には、基端面72及び先端面73の開口に型部品78,79を設けることができ、翼部61,62,63を容易に製造できる。
さらに、補強板74は、車両前後方向に延びる板であり、補強板74は、車幅方向において、内側後縁70と外側後縁71との境界部77に設けられる。
この構成によれば、補強板74が内側後縁70と外側後縁71との境界部77に設けられるため、溶融した素材を型に注入して翼部61,62,63を成形する場合に、型の構造を簡単にできる。
また、翼部61,62,63の内部には、補強板74よりも車幅方向内側の内側中空部75と、補強板74よりも車幅方向外側の外側中空部76とが設けられ、内側中空部75は、基端面72から補強板74に向かうに従って先細るテーパー状であり、外側中空部76は、先端面73から補強板74に向かうに従って先細るテーパー状である。
この構成によれば、内側中空部75は、基端面72から補強板74に向かうに従って先細るテーパー状であるため、溶融した素材を型に注入して翼部61,62,63を成形する場合に、型部品78を基端面72の開口から容易に抜くことができる。また、外側中空部76は、先端面73から補強板74に向かうに従って先細るテーパー状であるため、溶融した素材を型に注入して翼部61,62,63を成形する場合に、型部品79を先端面73の開口から容易に抜くことができる。
また、平面視において、翼部61,62,63の前縁61c,62c,63cは、基端61a,62a,63aから先端61b,62b,63bに向かうに従って車両後方に位置するように傾斜する。
この構成によれば、翼部61,62,63の車両前後方向の幅Hが基端側で大きくなるため、翼部61,62,63の基端61a,62a,63a側で効率良くダウンフォースを得られる。また、走行風W1による走行抵抗を小さくできる。
また、正面視において、翼部61,62,63は、基端61a,62a,63aから先端61b,62b,63bに向かうに従って上方に位置するように傾斜する。
この構成によれば、自動二輪車1を車幅方向にバンクさせた際に、翼部61,62,63に沿って流れる走行風W1によって、自動二輪車1のバンクを戻す力が発生する。このため、自動二輪車1が急激にバンクすることを抑制できる。
また、翼部61,62,63は複数設けられ、翼部材55は、複数の翼部61,62,63の基端61a,62a,63a側の部分を互いに繋ぐ接続部64を備え、翼部材55をサイドカウル41に固定する固定部64aが接続部64に設けられる。
この構成によれば、複数の翼部61,62,63をサイドカウル41の側面に簡単に取り付けできる。
また、サイドカウル41は、車体を側方から覆うインナーカウル51と、インナーカウル51を側方から覆うアウターカウル52と、インナーカウル51とアウターカウル52との間に設けられ、車両前後方向に開口する導風口54とを備え、翼部61,62,63は、導風口54に設けられ、インナーカウル51からアウターカウル52に向けて延出する。
この構成によれば、インナーカウル51とアウターカウル52との間に設けられる導風口54を通る密度の濃い走行風W1を利用して、翼部61,62,63によってダウンフォースを得ることができ、効率良くダウンフォースを得ることができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備えた鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
41 サイドカウル(カウル)
51 インナーカウル
52 アウターカウル
54 導風口
55 翼部材
61,62,63 翼部
61a,62a,63a 基端
61b,62b,63b 先端
61c,62c,63c 前縁(翼部の前縁)
61d,62d,63d 後縁(翼部の後縁)
64 接続部
64a 固定部
70 内側後縁
71 外側後縁
72 基端面
73 先端面
74 補強板
75 内側中空部
76 外側中空部
77 境界部
A1 角度(外側後縁の角度)
A2 角度(内側後縁の角度)
H 幅(翼部の車両前後方向の幅)
L 仮想の直線

Claims (9)

  1. 車体を側方から覆うカウル(41)と、前記カウル(41)の側面に設けられる翼部材(55)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記翼部材(55)は、前記カウル(41)から車幅方向外側に延出する翼部(61,62,63)を備え、
    平面視において、前記翼部(61,62,63)の車両前後方向の幅(H)は、前記翼部(61,62,63)の基端(61a,62a,63a)から先端(61b,62b,63b)に向かうに従って小さくなるとともに、前記翼部(61,62,63)の後縁(61d,62d,63d)は、前記基端(61a,62a,63a)から前記先端(61b,62b,63b)に向かうに従って車両前方に位置するように傾斜することを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 平面視において、前記後縁(61d,62d,63d)は、前記基端(61a,62a,63a)から前記先端(61b,62b,63b)に向かうに従って車両前方に位置するように傾斜する内側後縁(70)と、前記内側後縁(70)の車幅方向の外端から前記先端(61b,62b,63b)側に延びる外側後縁(71)とを備え、
    車幅方向に延びる仮想の直線(L)に対する前記外側後縁(71)の角度(A1)は、前記仮想の直線(L)に対する前記内側後縁(70)の角度(A2)よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記翼部(61,62,63)は、車幅方向に延びる中空のチューブ状部材であり、前記翼部(61,62,63)の車幅方向の基端面(72)及び先端面(73)は開口し、
    前記翼部(61,62,63)は、前記翼部(61,62,63)の内部を車幅方向に仕切るように設けられる補強板(74)を備えることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記翼部(61,62,63)は、車幅方向に延びる中空のチューブ状部材であり、前記翼部(61,62,63)の車幅方向の基端面(72)及び先端面(73)は開口し、
    前記翼部(61,62,63)は、前記翼部(61,62,63)の内部を車幅方向に仕切るように設けられる補強板(74)を備え、
    前記補強板(74)は、車両前後方向に延びる板であり、
    前記補強板(74)は、車幅方向において、前記内側後縁(70)と前記外側後縁(71)との境界部(77)に設けられることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記翼部(61,62,63)の内部には、前記補強板(74)よりも車幅方向内側の内側中空部(75)と、前記補強板(74)よりも車幅方向外側の外側中空部(76)とが設けられ、
    前記内側中空部(75)は、前記基端面(72)から前記補強板(74)に向かうに従って先細るテーパー状であり、前記外側中空部(76)は、前記先端面(73)から前記補強板(74)に向かうに従って先細るテーパー状であることを特徴とする請求項3または4記載の鞍乗り型車両。
  6. 平面視において、前記翼部(61,62,63)の前縁(61c,62c,63c)は、前記基端(61a,62a,63a)から前記先端(61b,62b,63b)に向かうに従って車両後方に位置するように傾斜することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  7. 正面視において、前記翼部(61,62,63)は、前記基端(61a,62a,63a)から前記先端(61b,62b,63b)に向かうに従って上方に位置するように傾斜することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記翼部(61,62,63)は複数設けられ、前記翼部材(55)は、複数の前記翼部(61,62,63)の前記基端(61a,62a,63a)側の部分を互いに繋ぐ接続部(64)を備え、
    前記翼部材(55)を前記カウル(41)に固定する固定部(64a)が前記接続部(64)に設けられることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  9. 前記カウル(41)は、前記車体を側方から覆うインナーカウル(51)と、前記インナーカウル(51)を側方から覆うアウターカウル(52)と、前記インナーカウル(51)と前記アウターカウル(52)との間に設けられ、車両前後方向に開口する導風口(54)とを備え、
    前記翼部(61,62,63)は、前記導風口(54)に設けられ、前記インナーカウル(51)から前記アウターカウル(52)に向けて延出することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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