JP2016135656A - 鞍乗り型車両のサイドカバー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観性及び鞍乗り型車両の旋回性向上させることが可能な鞍乗り型車両のサイドカバー構造を提供する。
【解決手段】ヘッドパイプと、当該ヘッドパイプから後方に延びるフレームと、当該フレームを左右から覆うサイドカバー55とを備える鞍乗り型車両のサイドカバー構造において、サイドカバー55は、ベース板部85から車幅方向外側に向けて屈曲する屈曲部89が設けられ、屈曲部89の近傍に位置するベース板部85に、開口90が設けられる。
【選択図】図8

Description

本発明は、鞍乗り型車両のサイドカバー構造に関する。
従来技術として、鞍乗り型車両のサイドカバーに屈曲部を設け、この屈曲部に開口を設けるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、上記開口は、車両後部のバッテリの電解液やオイルリザーバタンクの液面を確認するために設けられており、その位置は、バッテリ等の側方でシートの下方である。
実開昭62−203792号公報
ところで、上記従来のサイドカバー構造では、屈曲部は外観性(デザイン性)の要素が強く、屈曲部の開口が鞍乗り型車両の旋回性に寄与しているとは言い。このため、屈曲部によって外観性を向上させながら、鞍乗り型車両の旋回性を向上することが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、外観性及び鞍乗り型車両の旋回性向上させることが可能な鞍乗り型車両のサイドカバー構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ヘッドパイプ(14)と、当該ヘッドパイプ(14)から後方に延びるフレーム(15)と、当該フレーム(15)を左右から覆うサイドカバー(55)とを備える鞍乗り型車両のサイドカバー構造において、前記サイドカバー(55)は、ベース部(85)から車幅方向外側に向けて屈曲する屈曲部(89,92)が設けられ、当該屈曲部(89,92)の近傍に位置する前記ベース部(85)に、開口(90,93)が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、鞍乗り型車両は、サイドカバーは、ベース部から車幅方向外側に向けて屈曲する屈曲部が設けられ、屈曲部の近傍に位置するベース部に、開口が設けられる。これにより、屈曲部によって外観性を向上できるとともに、鞍乗り型車両を傾けて旋回する際、サイドカバーから開口を通って鞍乗り型車両の内側に走行風が抜けることで、旋回の抵抗が減少して旋回性が向上する。ここで、屈曲部で走行風が流れ方向を変更されて開口に流れることで、走行風をよりスムーズに流すことができ、旋回性を大きく向上できる。
また、本発明は、前記開口(90a,90b,90c,93a)は、側面視において前記ヘッドパイプ(14)に重なる位置または前記ヘッドパイプ(14)よりも前方の位置に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、開口は、側面視においてヘッドパイプに重なる位置またはヘッドパイプよりも前方の位置に配置されるため、鞍乗り型車両の前部側の強い走行風を屈曲部で整流して開口にスムーズに流すことができる。このため、旋回性を向上できる。
また、前記サイドカバー(55)は、前記ベース部(85)を備えるベースサイドカバー(71)と、当該ベースサイドカバー(71)を覆うアウターサイドカバー(72)とを備え、前記開口(90,93)は、アウターサイドカバー(72)によって隠されていることを特徴とする。
本発明によれば、開口は、アウターサイドカバーによって隠されているため、アウターサイドカバーによって開口が外側から視認されることを防止でき、外観性を確保しながら旋回性を向上できる。
さらに、本発明は、前記屈曲部(89)によって、前記ベース部(85)から車幅方向外側に突出する突出部(86)が形成され、当該突出部(86)は、側面視で略翼断面形状であることを特徴とする。
本発明によれば、屈曲部によって、ベース部から車幅方向外側に突出する突出部が形成され、突出部は、側面視で略翼断面形状であるため、突出部に対する前方からの走行風による抵抗を低減できる。このため、突出部によって外観性を向上できるとともに、突出部による走行風の抵抗を低減できる。
また、本発明は、前記アウターサイドカバー(72)は、上側アウターサイドカバー(73)と、当該上側アウターサイドカバー(73)の下側に位置する下側アウターサイドカバー(74)とを備え、前記上側アウターサイドカバー(73)の下端(73c)と前記下側アウターサイドカバー(74)の上端(74c)とが接続されて形成される接続線(77)が、側面視において前下がりであることを特徴とする。
本発明によれば、上側アウターサイドカバーの下端と下側アウターサイドカバーの上端とが接続されて形成される接続線が、側面視において前下がりである。このため、アウターサイドカバーをスピード感のあるデザインにでき、外観性を向上できる。
また、本発明は、ヘッドライト(60)の下部に、側面視においてくちばし形状のカウル(70)が設けられ、当該カウル(70)の上端縁(70a)は、前記接続線(77)と連続して設けられることを特徴とする。
本発明によれば、ヘッドライトの下部に、側面視においてくちばし形状のカウルが設けられ、カウルの上端縁は、接続線と連続して設けられるため、カウルの上端縁と接続線とによって前部に一体感のあるデザインを形成でき、外観性を向上できる。
また、本発明は、前記突出部(86)は、前記上側アウターサイドカバー(73)に位置することを特徴とする。
本発明によれば、突出部は、上側アウターサイドカバーに位置するため、旋回させる際に抵抗が大きくなる鞍乗り型車両の上部の抵抗を効果的に低減でき、旋回性を向上できる。
さらに、本発明は、前記突出部(86)は、車幅方向外側へ突出する中空の柱状に形成され、前記開口(90)は、前記突出部(86)の基端部の周縁に沿って複数形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、突出部は、車幅方向外側へ突出する中空の柱状に形成され、開口は、突出部の基端部の周縁に沿って複数形成されている。このため、屈曲部の近傍に開口を効果的に複数形成でき、鞍乗り型車両の旋回性を向上できる。
また、本発明は、前記突出部(86)は、前記アウターサイドカバー(72)に形成された側面開口(76)に挿通されて車幅方向外側に延び、前記開口(90)は、側面視で前記側面開口(76)の周縁部(76a)に内側から重なることを特徴とする。
本発明によれば、突出部は、アウターサイドカバーに形成された側面開口に挿通されて車幅方向外側に延び、開口は、側面視で側面開口の周縁部に内側から重なるため、柱状の突出部の基端部側に複数の開口を効果的に形成できるとともに、側面開口の周縁部によって簡単な構成で複数の開口を隠すことができる。このため、旋回性及び外観性を両立できる。
本発明に係る鞍乗り型車両のサイドカバー構造では、屈曲部によって外観性を向上できるとともに、屈曲部によって走行風をよりスムーズに流すことができ、旋回性を向上できる。
また、鞍乗り型車両の前部側の強い走行風を屈曲部で整流して開口にスムーズに流すことができる。
また、開口がアウターサイドカバーで隠れるため、外観性を確保しながら旋回性を向上できる。
さらに、突出部によって外観性を向上できるとともに、突出部による走行風の抵抗を低減できる。
また、アウターサイドカバーをスピード感のあるデザインにでき、外観性を向上できる。
また、くちばし形状のカウルの上端縁と接続線とによって前部に一体感のあるデザインを形成でき、外観性を向上できる。
また、鞍乗り型車両の上部の抵抗を効果的に低減でき、旋回性を向上できる。
さらに、中空の柱状の突出部の基端部の周縁に沿って開口を効果的に複数形成でき、鞍乗り型車両の旋回性を向上できる。
また、側面開口の周縁部によって簡単な構成で複数の開口を隠すことができ、旋回性及び外観性を両立できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の前部の右側面図である。 図2においてサイドカバーの一部を取り外した状態を示す図である。 自動二輪車の前部の正面図である。 ベースサイドカバーの上部を拡大した図である。 図5において突出部の周辺部を拡大した側面図である。 アウターサイドカバーが取り付けられた状態において突出部の周辺部を拡大した側面図である。 図7のVIII−VIII断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、左側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレームFにパワーユニットとしてのエンジン10が支持され、前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク11,11が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム12が車体フレームFの後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート13が車体フレームFの後部の上方に設けられた鞍乗り型の車両である。
車体フレームFは、前端に設けられるヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14の下部から後下がりに延出する左右一対のメインフレーム15,15(フレーム)と、メインフレーム15,15の前端部から後ろ下方に延びる左右一対のダウンフレーム16,16と、メインフレーム15,15の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム17,17と、ピボットフレーム17,17の上端から後上がりに車両後端部まで延びる左右一対のシートフレーム18,18と、ピボットフレーム17,17の上部から後上がりに延びてシートフレーム18,18の後部に接続される左右一対のサブフレーム19,19とを備える。
各メインフレーム15は、ヘッドパイプ14の下部から比較的緩い傾斜で後ろ下がりに延びるメインフレーム本体部15aと、ヘッドパイプ14の上部とメインフレーム本体部15aの中間部とを連結する補強フレーム部15bとを備える。また、車体フレームFは、メインフレーム本体部15a,15aの中間部とダウンフレーム16,16とを連結する左右一対の連結フレーム20,20を備える。
ヘッドパイプ14にはステアリングシャフト(不図示)が回動自在に軸支され、ステアリングシャフトの下端部及び上端部には、車幅方向に延びるボトムブリッジ22及びトップブリッジ23が固定される。フロントフォーク11,11は、ボトムブリッジ22及びトップブリッジ23に支持され、前輪2は、フロントフォーク11,11の下端に設けられる前輪車軸24に軸支される。トップブリッジ23は、上面から上方に延びるハンドルホルダ25を備え、車幅方向に延びる操舵用のハンドル26は、ハンドルホルダ25に支持される。ハンドル26には、ナックルガード27,27が取り付けられる。
スイングアーム12は、左右のピボットフレーム17,17を連結するピボット軸28に前端部を軸支され、ピボット軸28を中心に上下に揺動する。後輪3は、スイングアーム12の後端部に挿通される後輪車軸29に軸支される。
スイングアーム12と車体フレームFとの間には、リアサスペンション(不図示)が設けられる。
エンジン10は、車幅方向に延びるクランク軸30を支持するクランクケース31と、クランクケース31の前部の前部から前上方に延びるシリンダ部32とを備える。
エンジン10は、シリンダ部32のシリンダ軸線Cが鉛直よりも水平側に近くなるように前傾しているエンジンであり、エンジン10の上方には部品の配置スペースが確保される。
エンジン10の出力は、エンジン10の出力軸(不図示)と後輪3との間に設けられるチェーン36によって後輪3に伝達される。
エンジン10の排気管37は、シリンダ部32のシリンダヘッドから下方に引き出され、エンジン10の下方を通って後方へ延び、マフラー(不図示)に接続される。
エンジン10に供給される空気を浄化するエアクリーナーボックス38は、メインフレーム15,15の前部の上方でヘッドパイプ14の後方に配置される。エアクリーナーボックス38を通過した空気は、スロットルボディ(不図示)で流量を調整されてシリンダ部32のシリンダヘッドに流れる。バッテリ39は、エアクリーナーボックス38とメインフレーム本体部15a,15aとの間に配置される。エンジン10のラジエータ40は、ヘッドパイプ14の下方でシリンダ部32の前方に配置される。
シート13は、運転者用の前側シート41と、前側シート41よりも一段高い同乗者用の後側シート42とを備える。前側シート41は、ピボットフレーム17,17及びシートフレーム18,18の前部の上方に配置され、後側シート42は、シートフレーム18,18の上方に配置される。後側シート42の左右の側方には、後側シート42に着座した同乗者が把持するグリップ43,43がそれぞれ設けられる。
燃料タンク45は、前側シート41及び後側シート42とシートフレーム18,18との間に配置される。
ピボットフレーム17,17の外側方には、ステップホルダ46,46が左右一対で設けられ、運転者用のステップ47,47は、各ステップホルダ46の前部に固定される。同乗者用のタンデムステップ48,48は、各ステップホルダ46の後部に固定される。
メインスタンド49は、ピボットフレーム17,17の下部に連結される。
メインフレーム15,15の後部の上方において前側シート41とヘッドパイプ14との間には、収納ボックス50が設けられる。収納ボックス50は、上面が開口したボックス本体51と、上面の開口を開閉自在に塞ぐボックスリッド52とを備える。
ボックス本体51は、フルフェイス型のヘルメットを1個収納可能な容量を備える。エアクリーナーボックス38及びバッテリ39は、ボックス本体51とヘッドパイプ14との間に配置される。
自動二輪車1は、車体を覆う樹脂製の車体カバー53を備える。車体カバー53は、ヘッドパイプ14の前方に位置するフロントカウル54と、ヘッドパイプ14及びメインフレーム15,15の前部を側方から覆う左右一対のサイドカバー55,55と、サイドカバー55,55と前側シート41との間に配置されてボックス本体51の上部を側方から覆う左右一対のボックスサイドカバー56,56と、メインフレーム15,15の上方でボックス本体51の下部及び前側シート41の下方の部分を覆う左右一対のミドルカバー57,57と、後側シート42の下方でシートフレーム18,18及びサブフレーム19,19を覆うリアカウル58と、エンジン10を下方から覆うアンダーカバー59と、フロントカウル54の下方からくちばし状に前下がりに突出するくちばし状カウル70とを備える。くちばし状カウル70は、上下方向及び車幅方向において、前端側ほど先細るように形成されている。ボックスサイドカバー56,56は、運転者がニーグリップする部分でもある。
ヘッドライト60は、フロントカウル54の車幅方向の中央部に一体的に設けられる。くちばし状カウル70は、ヘッドライト60よりも前方に突出する。
フロントカウル54の上部には、ウインドスクリーン61が取り付けられる。フロントフェンダ62はフロントフォーク11,11に固定される。
リアフェンダ63は、後輪3の上方に設けられ、燃料タンク45を下方から覆う。リアフェンダ63の後端部の上方においてリアカウル58の後端部には、テールランプ64が設けられる。リアフェンダ63の後端には、ライセンスプレートホルダー65が固定される。
フロントウインカ66,66は、フロントカウル54に固定され、リアウインカ67,67は、リアフェンダ63に固定される。バックミラー68,68は、ハンドル26に固定される。速度等を表示するメーター69は、ウインドスクリーン61の後方でフロントカウル54の上方に設けられる。
図2は、自動二輪車1の前部の右側面図である。図3は、図2においてサイドカバー55の一部を取り外した状態を示す図である。図4は、自動二輪車1の前部の正面図である。ここで、サイドカバー55,55は左右で略対称に構成されているため、ここでは、右側のサイドカバー55について詳細に説明する。
図2〜図4を参照し、サイドカバー55は、車体フレームF側に取り付けられる板状のベースサイドカバー71(図3)と、ベースサイドカバー71の外側面に取り付けられるアウターサイドカバー72とを備える。
アウターサイドカバー72は、フロントカウル54の後縁部に連続して設けられる上側アウターサイドカバー73と、上側アウターサイドカバー73に連続して下方に延びる下側アウターサイドカバー74とを備える。図3では、上側アウターサイドカバー73及び下側アウターサイドカバー74が取り外されてベースサイドカバー71が露出した状態が示されている。
上側アウターサイドカバー73は、上下よりも前後に細長い板状に形成されている。上側アウターサイドカバー73は、フロントカウル54の後縁部に沿うように後上がりに延びる前側上縁73aと、フロントカウル54の後端近傍で屈曲して後下がりに延びる後側上縁73bと、前側上縁73a及び後側上縁73bに沿うように後方に延びる下縁73c(下端)とを備える。上側アウターサイドカバー73の前端73dは、フロントカウル54の前端部とくちばし状カウル70の後端部の上面との間に位置する。上側アウターサイドカバー73の後端は、ボックスリッド52の前後の中間部の近傍に位置する。
上側アウターサイドカバー73は、側面視では、前部がヘッドパイプ14(図1)の前方に位置し、後部がヘッドパイプ14の上部に重なる。
上側アウターサイドカバー73は、車幅方向の内側ほど口径が小さくなる漏斗状の凹部75を前部に備え、凹部75の底部には側面開口76が形成されている。凹部75及び側面開口76は、側面視で後上がりに延びるとともに、前後方向に細長く形成されている。
下側アウターサイドカバー74は、上側アウターサイドカバー73の下縁73cに連続して下方に延び、図1に示すように、ヘッドパイプ14、メインフレーム15,15の前部、エアクリーナーボックス38及びバッテリ39を覆う。下側アウターサイドカバー74の下縁74aは、メインフレーム本体部15aに沿って後下がりに延び、下側アウターサイドカバー74の後縁74bは、ボックスサイドカバー56及びミドルカバー57の前縁に連続する。
下側アウターサイドカバー74の上縁74c(上端)と上側アウターサイドカバー73の下縁73cとが接続されて形成される接続線77(図2)は、くちばし状カウル70の上端縁70aに連続して前下がりに延びている。ここで、上端縁70aは、側面視において、くちばし状カウル70の上面と側面とを区画する左右側部の稜線である。
左右の上側アウターサイドカバー73及び下側アウターサイドカバー74は、図4に示すように、後方側ほど車幅方向に幅広となるように傾斜して取り付けられている。また、凹部75,75も後方側ほど車幅方向に幅広となるように傾斜している。
図5は、ベースサイドカバー71の上部を拡大した図である。
図3及び図5に示すように、ベースサイドカバー71は、上側アウターサイドカバー73(図2)が取り付けられる上側ベース部80と、下側アウターサイドカバー74(図2)が取り付けられる下側ベース部81とを一体に備える。
上側ベース部80及び下側ベース部81の外形は、側面視において、上側ベース部80及び下側ベース部81が上側アウターサイドカバー73及び下側アウターサイドカバー74にそれぞれ重なるように、上側アウターサイドカバー73及び下側アウターサイドカバー74に略一致して形成されている。
下側ベース部81は、下側アウターサイドカバー74が固定される固定部82を複数備える。下側ベース部81の中央には、下側アウターサイドカバー74によって覆われる比較的大きな開口部81aが形成されている。なお、図3では開口部81aの内側に見えるものは不図示である。
上側ベース部80は、上側アウターサイドカバー73が固定される固定部83を複数備える。上側ベース部80の前部は、フロントフォーク11,11の近傍に設けられるステー(不図示)に、ボルト84によって固定される。
上側ベース部80は、板の平面が車幅方向に略面するように配置されるベース板部85(ベース部)と、ベース板部85から車幅方向外側に突出する突出部86とを備える。
突出部86は、上側ベース部80の前部に形成されており、ヘッドパイプ14よりも前方に位置する。また、ベース板部85は、側面視において面積が突出部86よりも大きな後部開口85aを突出部86の後方に備える。
図6は、図5において突出部86の周辺部を拡大した側面図である。図7は、アウターサイドカバー72が取り付けられた状態において突出部86の周辺部を拡大した側面図である。図8は、図7のVIII−VIII断面図である。
図6〜図8に示すように、突出部86は、車幅方向外側に延出する中空の柱状に形成されている。突出部86は、その突出方向の軸線を囲う周壁部87と、周壁部87の外端を塞ぐ側壁部88とを備える。
詳細には、突出部86は、ベース板部85を車幅方向の外側に屈曲して延出させるようにして形成されており、周壁部87の基端部には、ベース板部85が車幅方向外側に方向を変える屈曲部89が全周に亘って形成されている。屈曲部89は、側面視では、周壁部87を囲うように環状に形成されている。屈曲部89は、所定の曲率半径で曲面状に滑らかに形成されている。すなわち、突出部86は屈曲部89によって形成される。
また、突出部86は、側面視において、軸断面が略翼形状となるように形成されている。詳細には、突出部86の翼形状は、前端部が細く、後端部側ほど太くなるように形成されているとともに、前傾して配置されている。翼形状を形成する周壁部87は、前下がりの上面部87aと、上面部87aよりも緩い傾斜で前下がりに形成され、上面部87aの前端に合流する下面部87bと、後下がりに形成されて上面部87a及び下面部87bの後端間を繋ぐ後面部87cとを備える。
屈曲部89の近傍のベース板部85には、上側アウターサイドカバー73を貫通する開口90が複数形成されている。開口90は、側面視で環状に形成された屈曲部89の外周縁に沿うスリット状に形成されるとともに、屈曲部89の周方向に所定の間隔をあけて複数設けられる。詳細には、開口90は、周壁部87の上面部87aの基端部に沿うように設けられる一対の上側開口90a,90aと、周壁部87の下面部87bの基端部に沿うように設けられる一対の下側開口90b,90bと、周壁部87の後面部87cの基端部に沿うように設けられる後側開口90cとを備える。
屈曲部89は、上側開口90a,90aに連続して設けられる開口側屈曲部89a,89aと、下側開口90b,90bに連続して設けられる開口側屈曲部89b,89bと、後側開口90cに連続して設けられる開口側屈曲部89cとを備える。各開口側屈曲部89a,89b,89cは、周囲の屈曲部89よりもわずかに曲率半径が大きく形成されているが、この曲率半径は適宜変更可能であり、例えば、屈曲部89の全体の曲率半径を同一に形成しても良い。
図6及び図8に示すように、下側ベース部81は、上側ベース部80よりも車幅方向外側に一段膨出して形成されており、下側ベース部81の下縁と上側ベース部80の上縁とは、車幅方向に延びる板状の接続壁91によって接続されている。
ベースサイドカバー71の内側には、ヘッドパイプ14に取り付けられてヘッドパイプ14の前方に位置する前部フレーム21が設けられる。ヘッドパイプ14の前方に配置されるヘッドライト60等の部品の一部は、前部フレーム21に支持される。
接続壁91は、上側ベース部80のベース板部85の下縁を車幅方向の外側に屈曲して延出するようにして形成されており、接続壁91の基端部には、ベース板部85が車幅方向外側に方向を変える屈曲部92が形成されている。屈曲部92は、側面視において前下がりで前後に延びる略直線状に形成されている。屈曲部92は、所定の曲率半径で曲面状に滑らかに形成されている。
屈曲部92の近傍のベース板部85には、上側アウターサイドカバー73を貫通する開口93が複数形成されている。開口93は、側面視で略直線状に延びる屈曲部92の上縁に沿うスリット状に形成されるとともに、前後に所定の間隔をあけて複数設けられる。詳細には、開口93は、突出部86の下方の屈曲部92近傍に形成される一対の前側開口93a,93aと、突出部86の後方の屈曲部92近傍に形成される複数の後側開口93b(図5)とを備える。
屈曲部92は、前側開口93a,93aに連続して設けられる開口側屈曲部92a,92aと、各後側開口93bに連続して設けられる開口側屈曲部92bとを備える。各開口側屈曲部92a,92bは、周囲の屈曲部92よりもわずかに曲率半径が大きく形成されているが、この曲率半径は適宜変更可能であり、例えば、屈曲部92の全体の曲率半径を同一に形成しても良い。
図7及び図8に示すように、上側アウターサイドカバー73は、ベースサイドカバー71の上側ベース部80に車幅方向外側から被せて取り付けられ、突出部86は、上側アウターサイドカバー73の側面開口76に内側から挿通されて車幅方向外側に延びる。詳細には、突出部86は、車幅方向の内側ほど口径が小さくなる漏斗状の凹部75の底部に形成された側面開口76に通されて、上側アウターサイドカバー73の凹部75内の空間に位置する。
上側アウターサイドカバー73は、その固定部を除き、上側ベース部80に対し車幅方向外側にわずかに離間して取り付けられる。
側面開口76は、側面視において周壁部87よりもわずかに径が大きな長孔状に形成されており、側面開口76の周縁部76aと周壁部87との間からは、屈曲部89が外側に露出する。側面開口76は、周縁部76aが開口90に重なるように形成されており、上側開口90a,90a、下側開口90b,90b、及び、後側開口90cは、周縁部76aが外側から重なることで隠される。
図7及び図8に示すように、上側アウターサイドカバー73は、その下縁73cと接続壁91との間に隙間ができるように取り付けられ、この隙間からは、屈曲部92が前後に亘って外側に露出する。また、上側アウターサイドカバー73は、下縁部が開口93に重なるように取り付けられており、前側開口93a,93a及び後側開口93bは、上側アウターサイドカバー73の下縁部が外側から重なることで隠される。
図2及び図3を参照し、自動二輪車1の走行中には、前方からの走行風は、くちばし状カウル70、ヘッドライト60、フロントカウル54、ウインドスクリーン61及びサイドカバー55,55に沿って後方に流れる。
くちばし状カウル70に沿って流れる走行風の一部は、上端縁70aに沿うように上側アウターサイドカバー73側に流れる。本実施の形態では、上端縁70aがアウターサイドカバー72の接続線77に連続して前下がりの直線状であるため、走行風を効率良く上側アウターサイドカバー73側に流すことができるとともに、前下がりのデザインにより、スピード感を感じるデザインにすることができ、外観性が良い。
上側アウターサイドカバー73側に流れる走行風の一部は、凹部75に流入して突出部86に沿うように流れる。また、上側アウターサイドカバー73側に流れる走行風の他の一部は、接続線77(図2)に沿うように上側アウターサイドカバー73の下縁73cと接続壁91(図8)との間の隙間を流れる。
突出部86側に流れる走行風は、翼形状の突出部86に沿ってスムーズに後方へ流れる。運転者は、カーブ等で旋回する場合、前輪2及び後輪3の接地点を基準に自動二輪車1を傾斜(バンク)させる。この際、突出部86の周囲を流れる走行風の一部である走行風W1は、図8に示すように、側面開口76から上側アウターサイドカバー73の内側に流れ、開口側屈曲部89a,89a、開口側屈曲部89b,89b、及び、開口側屈曲部89cに沿って流れて上側開口90a,90a、下側開口90b,90b、及び、後側開口90cを通ってサイドカバー55の内側の空間に流入する。開口90は、車両をバンクさせる際の走行風の流れにおいて、開口側屈曲部89a,89a、開口側屈曲部89b,89b、及び、開口側屈曲部89cの下流側に位置する。
このように、自動二輪車1を傾ける際に、走行風W1が開口90を通って車体の内側に抜けるため、車両を傾ける際の空気抵抗を低減でき、旋回性が向上する。本実施の形態では、走行風W1が開口側屈曲部89a,89a、開口側屈曲部89b,89b、及び、開口側屈曲部89cに沿って屈曲して流れることで整流されるため、走行風W1をスムーズに車体の内側に流すことができ、旋回性を効果的に向上できる。また、上側開口90a,90a、下側開口90b,90b、及び、後側開口90cが側面開口76の周縁部76aによって隠されるため、外観性も向上できる。さらに、走行風W1が屈曲して整流されることで走行風W1の勢いが弱くなるため、サイドカバー55の内側に配置される例えば電装部品E等の部品に走行風が強く当たることを防止できる。
自動二輪車1がバンクする際は、自動二輪車1の上部側ほどバンクの際の移動量が大きい。本実施の形態では、上側アウターサイドカバー73に屈曲部89及び開口90が設けられるため、移動量が大きくバンクの際の抵抗が大きい部分の抵抗を効果的に低減できる。
上側アウターサイドカバー73の下縁73cと接続壁91との間の隙間を流れる走行風の一部である走行風W2は、車両がバンクする際、図8に示すように、開口側屈曲部92a,92a及び開口側屈曲部92b(図2)に沿って流れて前側開口93a,93a及び後側開口93bをそれぞれ通ってサイドカバー55の内側の空間に流入する。開口93は、車両をバンクさせる際の走行風の流れにおいて、開口側屈曲部92a,92a及び開口側屈曲部92bの下流側に位置する。
このように、自動二輪車1を傾ける際に、走行風W2が開口93を通って車体の内側に抜けるため、車両を傾ける際の空気抵抗を低減でき、旋回性が向上する。本実施の形態では、走行風W2が開口側屈曲部92a,92a及び開口側屈曲部92bに沿って屈曲して流れることで整流されるため、走行風W2をスムーズに車体の内側に流すことができ、旋回性を効果的に向上できる。また、前側開口93a,93a及び後側開口93bが上側アウターサイドカバー73の下縁部によって隠されるため、外観性も向上できる。さらに、走行風W2整流されて勢いが弱くなるため、サイドカバー55の内側に配置される例えば電装部品E等の部品に走行風が強く当たることを防止できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、ヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14から後方に延びるメインフレーム15,15と、メインフレーム15,15を左右から覆うサイドカバー55,55とを備え、サイドカバー55,55は、ベース板部85から車幅方向外側に向けて屈曲する屈曲部89,92が設けられ、屈曲部89,92の近傍に位置するベース板部85に、開口90,93が設けられる。これにより、屈曲部89,92をアクセントとして外観性を向上できるとともに、自動二輪車1を傾けて旋回する際、サイドカバー55,55から開口90,93を通って自動二輪車1の内側に走行風が抜けることで、旋回の抵抗が減少して旋回性が向上する。ここで、屈曲部89,92で走行風W1,W2が流れ方向を変更されて開口90,93に流れることで、走行風W1,W2を整流してよりスムーズに流すことができ、旋回性を大きく向上できる。
また、上側開口90a,90a、下側開口90b,90b、後側開口90c、及び、前側開口93a,93aは、側面視においてヘッドパイプ14よりも前方の位置に配置されるため、自動二輪車1の前部側の強い走行風を屈曲部89,92で整流して上側開口90a,90a、下側開口90b,90b、後側開口90c、及び、前側開口93a,93aにスムーズに流すことができる。このため、ヘッドパイプ14の前方にヘッドライト60やフロントカウル54等の比較的重い部品を備えた構成であっても旋回性を向上できる。
また、サイドカバー55,55は、ベース板部85を備えるベースサイドカバー71と、ベースサイドカバー71を覆うアウターサイドカバー72とを備え、開口90,93は、アウターサイドカバー72によって隠されているため、アウターサイドカバー72によって開口90,93が外側から視認されることを防止でき、外観性を確保しながら旋回性を向上できる。
さらに、屈曲部89によって、ベース板部85から車幅方向外側に突出する突出部86が形成され、突出部86は、側面視で略翼断面形状であるため、突出部86に対する前方からの走行風による抵抗を低減できる。このため、突出部86によって外観性を向上できるとともに、突出部86による走行風の抵抗を低減できる。
また、アウターサイドカバー72は、上側アウターサイドカバー73と、上側アウターサイドカバー73の下側に位置する下側アウターサイドカバー74とを備え、上側アウターサイドカバー73の下縁73cと下側アウターサイドカバー74の上縁74cとが接続されて形成される接続線77は、側面視において前下がりである。このため、アウターサイドカバー72をスピード感のあるデザインにでき、外観性を向上できる。
また、ヘッドライト60の下部に、側面視においてくちばし形状のくちばし状カウル70が設けられ、くちばし状カウル70の上端縁70aは、接続線77と連続して設けられるため、くちばし状カウル70の上端縁70aと接続線77とによって前部に一体感のあるデザインを形成でき、外観性を向上できる。
また、突出部86は、上側アウターサイドカバー73に位置するため、旋回させる際に抵抗が大きくなる自動二輪車1の上部の抵抗を効果的に低減でき、旋回性を向上できる。
さらに、突出部86は、車幅方向外側へ突出する中空の柱状に形成され、開口90は、突出部86の基端部の周縁に沿って複数形成されている。このため、屈曲部89の近傍に開口90を効果的に複数形成でき、自動二輪車1の旋回性を向上できる。
また、突出部86は、アウターサイドカバー72に形成された側面開口76に挿通されて車幅方向外側に延び、開口90は、側面視で側面開口76の周縁部76aに内側から重なるため、柱状の突出部86の基端部側に複数の開口90を効果的に形成できるとともに、側面開口76の周縁部76aによって簡単な構成で複数の開口90を隠すことができる。このため、旋回性及び外観性を両立できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、上側開口90a,90a、下側開口90b,90b、後側開口90c、及び、前側開口93a,93aは、側面視においてヘッドパイプ14よりも前方の位置に配置されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、上側開口90a,90a、下側開口90b,90b、後側開口90c、及び、前側開口93a,93aは、側面視において少なくとも一部がヘッドパイプ14に重なる位置に配置されても良い。
また、くちばし状カウル70は、フロントカウル54やサイドカバー55に対して一体または別体で設けられることができる。
また、上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車を例に挙げて説明したが、鞍乗り型車両は例えば3輪以上の車輪を備える車両であっても良い。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
14 ヘッドパイプ
15,15 メインフレーム(フレーム)
55,55 サイドカバー
60 ヘッドライト
70 くちばし状カウル(くちばし形状のカウル)
70a 上端縁
71 ベースサイドカバー
72 アウターサイドカバー
73 上側アウターサイドカバー
73c 下縁(下端)
74 下側アウターサイドカバー
74c 上縁(上端)
76 側面開口
76a 周縁部
77 接続線
85 ベース板部(ベース部)
86 突出部
89 屈曲部
90 開口
92 屈曲部
93 開口
90a 上側開口(開口)
90b 下側開口(開口)
90c 後側開口(開口)
93a 前側開口(開口)

Claims (9)

  1. ヘッドパイプ(14)と、当該ヘッドパイプ(14)から後方に延びるフレーム(15)と、当該フレーム(15)を左右から覆うサイドカバー(55)とを備える鞍乗り型車両のサイドカバー構造において、
    前記サイドカバー(55)は、ベース部(85)から車幅方向外側に向けて屈曲する屈曲部(89,92)が設けられ、当該屈曲部(89,92)の近傍に位置する前記ベース部(85)に、開口(90,93)が設けられることを特徴とする鞍乗り型車両のサイドカバー構造。
  2. 前記開口(90a,90b,90c,93a)は、側面視において前記ヘッドパイプ(14)に重なる位置または前記ヘッドパイプ(14)よりも前方の位置に配置されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のサイドカバー構造。
  3. 前記サイドカバー(55)は、前記ベース部(85)を備えるベースサイドカバー(71)と、当該ベースサイドカバー(71)を覆うアウターサイドカバー(72)とを備え、前記開口(90,93)は、アウターサイドカバー(72)によって隠されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両のサイドカバー構造。
  4. 前記屈曲部(89)によって、前記ベース部(85)から車幅方向外側に突出する突出部(86)が形成され、当該突出部(86)は、側面視で略翼断面形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両のサイドカバー構造。
  5. 前記アウターサイドカバー(72)は、上側アウターサイドカバー(73)と、当該上側アウターサイドカバー(73)の下側に位置する下側アウターサイドカバー(74)とを備え、
    前記上側アウターサイドカバー(73)の下端(73c)と前記下側アウターサイドカバー(74)の上端(74c)とが接続されて形成される接続線(77)が、側面視において前下がりであることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両のサイドカバー構造。
  6. ヘッドライト(60)の下部に、側面視においてくちばし形状のカウル(70)が設けられ、当該カウル(70)の上端縁(70a)は、前記接続線(77)と連続して設けられることを特徴とする請求項5記載の鞍乗り型車両のサイドカバー構造。
  7. 前記突出部(86)は、前記上側アウターサイドカバー(73)に位置することを特徴とする請求項5または6に記載の鞍乗り型車両のサイドカバー構造。
  8. 前記突出部(86)は、車幅方向外側へ突出する中空の柱状に形成され、前記開口(90)は、前記突出部(86)の基端部の周縁に沿って複数形成されていることを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両のサイドカバー構造。
  9. 前記突出部(86)は、前記アウターサイドカバー(72)に形成された側面開口(76)に挿通されて車幅方向外側に延び、前記開口(90)は、側面視で前記側面開口(76)の周縁部(76a)に内側から重なることを特徴とする請求項8記載の鞍乗り型車両のサイドカバー構造。
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