JP6162189B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、都市から不整地等までの幅広い道路状況において快適に走行できるステップ構造を備えた鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
本発明によれば、メインステップの前方位置にメインステップとは別体に備えられる板状ステップは、開状態で車幅方向外側に位置する部分が、閉状態で上側に位置するように、開閉自在に設けられる。これにより、都市等の通常の路面を走る場合には、前後に連続するメインステップの前方位置にある板状ステップを開状態とし、板状ステップに足を乗せてゆったりと運転できるとともに、開状態の板状ステップによって、泥はね等から足元を保護することができる。また、不整地等の路面を走る場合には、板状ステップを閉状態とすることで、車体前部の車幅のサイズを抑えることができ、不整地等を走行し易い。このため、都市から不整地等までの幅広い道路状況において快適に走行できる。
本発明によれば、メインステップの後方位置に、メインステップとは別体のサブステップを備えるため、乗員は、状況に応じてメインステップの後方位置のサブステップに足を乗せることができ、乗員の乗車姿勢の自由度が高い。
また、本発明は、前記サブステップの後方位置に、パッセンジャーステップを備えることを特徴とする。
本発明によれば、サブステップの後方位置に、パッセンジャーステップを備えるため、乗員がサブステップを使用した状態であっても、パッセンジャーがパッセンジャーステップを使用できる。
本発明によれば、板状ステップは、その前端部が後端部よりも高くなるように傾斜して設けられ、側面視において、フロントフェンダーの後端部と重なる。これにより、板状ステップに足を乗せる際のスペースをフロントフェンダーの後端部側まで確保して、快適性を向上できるとともに、前端部が高くなるように傾斜した板状ステップに足を適切に保持させることができる。また、板状ステップが傾斜しているため、板状ステップの前後長をコンパクトにできる。
また、本発明は、前記サブステップの上面は、前記メインステップの足乗せ面の最も低い面と同じ高さ位置に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、サブステップの上面は、メインステップの足乗せ面の最も低い面と同じ高さ位置に配置されるため、メインステップとサブステップとの間で足の乗せ換えをし易い。
本発明によれば、メインステップは、側面視において屈曲部を備え、板状ステップは、屈曲部の前方でメインステップに沿うように設けられ、サブステップは、メインステップの足乗せ面に沿って屈曲部から後方に延びる延長線よりも下方に設けられる。これにより、板状ステップが屈曲部の前方でメインステップに沿うため、メインステップから板状ステップに足を容易に移動できるとともに、板状ステップとメインステップとの一体感を出すことができ、意匠性が良い。また、サブステップが、メインステップの足乗せ面の後方への延長線よりも下方に設けられるため、メインステップからサブステップに容易に足を乗せ換えることができる。
また、本発明は、前記板状ステップは、ヒンジにより連結されて開閉自在に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、板状ステップは、ヒンジにより連結されて開閉自在に設けられるため、簡単な構成で、板状ステップを開閉可能にできる。
また、本発明は、ハンドル(69)と乗員シート(13)との間且つ車幅方向外側の位置で、前後に連続するメインステップ(48)を備える鞍乗り型車両において、前記メインステップ(48)の前方位置に、前記メインステップ(48)とは別体の板状ステップ(80)を備え、当該板状ステップ(80)は、開状態で車幅方向外側に位置する部分(80c)が、閉状態で上側に位置するように、開閉自在に設けられ、前記メインステップ(48)の後方位置に、前記メインステップ(48)とは別体のサブステップ(46)を備え、前記メインステップ(48)は、側面視において後上がりに傾斜して延びる後側足乗せ部(84)をその後部に備え、前記サブステップ(46)は、前記後側足乗せ部(84)に沿って後方に延びる延長線(87)よりも下方に設けられ、前記後側足乗せ部(84)は、側面視において後下がりに延びる後下がり部(84a)をその後端に備えることを特徴とする。
また、状況に応じてメインステップの後方位置のサブステップに足を乗せることができ、乗員の乗車姿勢の自由度が高い。
また、サブステップを使用した状態であっても、パッセンジャーがパッセンジャーステップを使用できる。
また、メインステップとサブステップとの間で足の乗せ換えをし易い。
また、メインステップから板状ステップに足を容易に移動できるとともに、板状ステップとメインステップとの一体感を出すことができ、意匠性が良い。
また、ヒンジよって、簡単な構成で、板状ステップを開閉可能にできる。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の右側面図である。なお、以下、右側面図では、左右一対で設けられるものは、右側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレームFにパワーユニットとしてのエンジン10が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系11が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム12が車体フレームFの後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座する乗員シート13が車体フレームFの後部の上方に設けられた鞍乗り型の車両である。
各メインフレーム15は、ヘッドパイプ14の下部から比較的緩い傾斜で後下がりに延びるメインフレーム本体部15aと、ヘッドパイプ14の上部とメインフレーム本体部15aの前部とを連結する補強フレーム部15bとを備える。また、車体フレームFは、メインフレーム本体部15a,15aの中間部とダウンフレーム16,16とを連結する左右一対の連結フレーム20,20を備える。
スイングアーム12は、リアサスペンション(不図示)を介して車体フレームFの後部に連結される。
エンジン10は、車幅方向に延びるクランク軸(不図示)を支持するクランクケース26と、クランクケース26の前部から前上方に延びるシリンダ部27とを備える。クランクケース26は、メインフレーム15,15の後部の下方に位置する。シリンダ部27は、メインフレーム15,15に沿うように前上方に延び、その前部は、左右のダウンフレーム16,16の間、及び、左右の連結フレーム20,20の間に位置する。
エンジン10は、シリンダ部27のシリンダ軸線Cが鉛直よりも水平側に近くなるように前傾しているエンジンであり、エンジン10の上方には空間が確保される。
エンジン10の出力は、エンジン10の出力軸(不図示)と後輪3との間に巻き掛けられるチェーン28によって後輪3に伝達される。
エンジン10に供給される空気を浄化するエアクリーナーボックス31は、メインフレーム15,15の前部の上方でヘッドパイプ14の後方に配置される。エアクリーナーボックス31を通過した空気は、スロットルボディ(不図示)で流量を調整されてシリンダ部27のシリンダヘッドに流れる。エンジン10のラジエータ32は、ヘッドパイプ14の下方でシリンダ部27の前方に配置される。
前側シート41は、メインフレーム15,15の後部の上方及びピボットフレーム17,17の上方に配置される。また、前側シート41は、クランクケース26の後部の上方に位置する。
後側シート42は、上記後部フレームの後部の上方に配置される。また、後側シート42は、マフラー30の後部の上方及び後輪3の前部の上方に位置する。後側シート42の左右の側方には、後側シート42に着座したパッセンジャーが把持する把持部43,43がそれぞれ設けられる。
ピボットフレーム17,17の外側面には、板状のステップホルダ45,45が左右一対で設けられる。運転者用の左右一対のサブステップ46,46及びパッセンジャー用の左右一対のパッセンジャーステップ47,47は、ステップホルダ45,45にそれぞれ支持される。運転者用の左右一対のメインテップ48,48は、前側シート41の前下方に設けられる。
メインスタンド49は、ピボットフレーム17,17の下部に連結される。
図1及び図2に示すように、自動二輪車1は、車体を覆う車体カバー50を備える。車体カバー50は、ヘッドパイプ14及び操舵系11の上部を前方及び左右側方から覆うフロントカバー51と、フロントカバー51の後縁に連結され、ヘッドパイプ14及び操舵系11の上部を後方から覆う後面カバー52と、フロントカバー51の下部の後方で、メインフレーム15,15を上方及び左右の側方から覆うシート下カバー53と、シート下カバー53の下方で、エンジン10及び車体フレームFの後部を側方から覆う左右一対の中間側面カバー54,54とを備える。
フロントカバー51の前部には、上下に延びる板状のウインドスクリーン58が設けられる。ヘッドライト59は、フロントカバー51の前面に設けられる。
自動二輪車1は、後輪3を上方から覆うリアフェンダー60と、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー61とを備える。
図1〜図3を参照し、操舵系11は、ヘッドパイプ14に回動自在に軸支されるステアリングシャフト65(図3)と、前輪2の左右の両側に配置され前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク66,66と、ステアリングシャフト65の上端に固定され左右のフロントフォーク66,66を連結するトップブリッジ67と、ステアリングシャフト65の下端に固定され左右のフロントフォーク66,66を連結するボトムブリッジ68とを備える。また、操舵系11は、フロントフォーク66,66の上方に設けられる固定されるバーハンドル69(ハンドル)と、バーハンドル69をフロントフォーク66,66に固定する左右一対のハンドルホルダ70,70とを備える。
トップブリッジ67は、ヘッドパイプ14の上方でステアリングシャフト65の上端に固定され、ボトムブリッジ68は、ヘッドパイプ14の下方でステアリングシャフト65の下端に固定される。
フロントフォーク66,66の軸線66a,66aは、自動二輪車1に設定されるキャスター角の分だけ、鉛直方向に対し後方に傾斜している。
各フロントフォーク66,66は、トップブリッジ67及びボトムブリッジ68に支持される上チューブ66bと、上チューブ66bに対し軸方向にストローク自在に設けられる下チューブ66cとを備える。
前輪2は、下チューブ66c,66cの下端部間に渡される前輪車軸71に軸支される。
バーハンドル69には、左右一対のバックミラー72,72、及び、左右一対のナックルガード73,73が設けられる。
図1、図2及び図4を参照し、シート下カバー53の前部及び中間側面カバー54,54の前部は、上下に合わさることで、断面逆U字のトンネル状のセンタートンネル部75を形成する。車体フレームFの前部及びシリンダ部27は、センタートンネル部75の内側に収納されている。
図2に示すように、前側シート41は、後部よりも前部41aが幅狭に形成されている。センタートンネル部75の下部は、前部41aよりも車幅方向に幅広に形成されている。
また、メインテップ48,48は、センタートンネル部75の左右の下部から車幅方向外側に突出するようにして、床状に形成されている。
詳細には、メインテップ48,48は、側面視では、前側シート41の前部41aの下方の位置から、バーハンドル69の位置を超えて前方に延び、前輪2の後端近傍まで延びている。メインテップ48,48は、前後方向において運転者の足の全体が乗るように、一般的な体格の運転者の足の全長よりも長く形成されている。
足乗せ面81,81は、車幅方向には略水平であるが、前後方向では傾斜して設けられており、側面視では、下方に凸となるように屈曲する屈曲部82,82を前部に備える。足乗せ面81,81は、前側シート41から運転者が前下方に伸ばした足を置き易い高さ位置に配置されている。本実施の形態では、足乗せ面81,81は、前輪車軸71よりも高く、フロントフェンダー61よりも低い位置にある。フロントフェンダー61は、前輪2の上部に沿って円弧状に延びる板状部材である。
前側足乗せ部83は、側面視では、バーハンドル69の下方に位置する。また、前側足乗せ部83の前端部83aは、平面視では、外縁が前側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜しており、前側ほど幅狭になっている。
後側足乗せ部84の後下がり部84aは、平面視では、外縁が後側ほど車幅方向内側に位置するように傾斜しており、後側ほど幅狭になっている。
側面視では、側方膨出部51a,51aの下端51b,51bはフロントフェンダー61に重なっており、前輪2の後上部は、側方膨出部51a,51aの間を通る。側方膨出部51a,51aの下端51b,51bは、前側足乗せ部83の前端部83aの前上方に位置する。
板状ステップ80,80は、空間部85,85を埋めるように、空間部85,85に配置される。
板状ステップ80,80は、車幅方向よりも上下方向に長く形成された略矩形の板部材である。上述のように、板状ステップ80,80は、開閉自在であり、図1、図3及び図4では閉状態が示されている。
前側足乗せ部83の前端部83aと、板状ステップ80と、側方膨出部51aの下端51bとは、一体的に見えるように連続して配置されている。なお、ステップ後端部80a,80aは、板状ステップ80,80の下端部でもあり、ステップ前端部80b,80bは、板状ステップ80,80の上端部でもある。
ヒンジ部86,86の回動軸86a,86aは、板状ステップ80,80の前上がりの傾斜方向に沿って延びる。
図3〜図6を参照し、板状ステップ80,80は、ヒンジ部86,86の回動軸86a,86a(図4)を中心に前後に回動することで、開閉可能である。開状態における板状ステップ80,80の前上がりの上面は、運転者の足が乗せられる前端足乗せ部80e(図6(b))である。
板状ステップ80,80は、開状態では、閉状態に対して前方に回動されており、前端足乗せ部80eの面が車幅方向外側(図4の紙面に対して垂直方向)に真っ直ぐに延びる向きに指向している。すなわち、板状ステップ80,80は、開状態では、前後方向では前上がりであるが、車幅方向では略水平となる。
また、板状ステップ80,80は、閉状態では、開状態に対して回動軸86a,86aを中心に後方へ回動されており、前端足乗せ部80eの面は、車幅方向外側且つ後方へ斜めに延びる向きに指向している。
サブステップ46,46は、メインテップ48,48よりも前後の幅が小さく形成されている。本実施の形態では、サブステップ46,46の前後の幅は、一般的な体格の運転者の足の全長よりも短く形成されている。また、サブステップ46,46の車幅方向の位置は、メインテップ48,48の車幅方向の位置に重なっている。
サブステップ46,46は、ステップホルダ45,45を介してピボットフレーム17,17に直接的に連結されている。
また、サブステップ46,46は、メインテップ48,48の足乗せ面81,81に沿って屈曲部82,82から後方に延びる仮想の延長線87よりも下方に設けられる。
ここで、図7を参照し、メインテップ48,48、板状ステップ80,80、及び、サブステップ46,46の使用方法を説明する。
都市等の通常の路面を走行する場合、前側シート41の運転者は、前下方に脚を伸ばし、足F1を開状態の板状ステップ80,80の前端足乗せ部80eに乗せて、ゆったりと運転できる。また、前端足乗せ部80eは、前上がりであるため、運転者がつま先を前上方に向けた自然な姿勢で運転でき、快適に運転できるとともに、板状ステップ80,80の前後長をコンパクトにできる。また、板状ステップ80,80は、ステップ前端部80b,80bが側面視においてフロントフェンダー61のフェンダー後端部61aと重なるように前側に配置されている。これにより、板状ステップ80,80に足を乗せる際のスペースをフロントフェンダー61の後端部側まで確保して、快適性を向上できる。
サブステップ46,46に足F2を乗せて運転する場合、サブステップ46,46と前側シート41との間の車体は、運転者が脚で車体を挟むようにして車体を保持するグリップ部88,88として使用される。本実施の形態では、グリップ部88,88は、ステップホルダ45,45、シート下カバー53及び中間側面カバー54,54の後部、及び、リアカバー56,56の前部によって構成される。
また、板状ステップ80,80を閉状態とすることで、板状ステップ80,80が車幅方向にコンパクトになるため、不整地等で、板状ステップ80,80が草や泥等の障害物に当たることを抑制でき、走破性が良い。
また、一般に、オフロード型の自動二輪車を不整地で旋回させる場合には、運転者は、シートに着座した状態で、バランスをとるため等の目的で、旋回方向の足を前輪側の路面に向けて前下方に伸ばすことを良く行う。自動二輪車1では、板状ステップ80,80を閉状態としておくことができるため、板状ステップ80,80が前方に伸ばした足の邪魔にならず、不整地で運転し易い。
さらに、サブステップ46,46は、メインテップ48,48の足乗せ面81,81の延長線87(図4)よりも下方に設けられるため、メインテップ48,48の足乗せ面81,81に沿って後方に足を移動した場合に、足の位置を高くせずにサブステップ46,46に足を乗せ換えることができる。このため、メインテップ48,48側からサブステップ46,46に容易に足を乗せ換えることができる。
また、メインテップ48,48の後端が後下がり部84aとなっているため、サブステップ46,46からメインテップ48,48側に足を乗せ換える場合に足がメインテップ48,48の後端に引っ掛かり難い。このため、足を容易に乗せ換えることができる。
また、サブステップ46,46の上面46aが、後下がり部84aの後端と同じ高さ位置にあるため、サブステップ46,46からメインテップ48,48側に足を乗せ換える場合に足がメインテップ48,48の後端に引っ掛かり難い。このため、足を容易に乗せ換えることができる。
また、サブステップ46,46の後方位置に、パッセンジャーステップ47,47を備えるため、運転者がサブステップ46,46を使用した状態であっても、パッセンジャーがパッセンジャーステップ47,47を使用できる。
また、サブステップ46,46の上面46aは、メインテップ48,48の足乗せ面81,81の最も低い面である屈曲部82,82の部分の面と同じ高さ位置に配置されるため、メインテップ48,48とサブステップ46,46との間で足の乗せ換えをし易い。
また、板状ステップ80,80は、ヒンジ部86,86により連結されて開閉自在に設けられるため、簡単な構成で、板状ステップ80,80を開閉可能にできる。
上記実施の形態では、メインテップ48,48は、前後方向において、一般的な体格の運転者の足の全長よりも長く形成されているものとして説明したが、これに限らず、メインテップ48,48は、前後方向において、一般的な体格の運転者の足の全長よりも短く形成されても良い。
また、上記実施の形態では、サブステップ46,46の前後の幅は、一般的な体格の運転者の足の全長よりも短く形成されているものとして説明したが、これに限らず、サブステップ46,46の前後の幅は、一般的な体格の運転者の足の全長よりも長く形成されても良い。
また、上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、3輪以上の車輪を有する鞍乗り型車両に本発明を適用しても良い。
2 前輪
13 乗員シート
46 サブステップ
46a 上面
47 パッセンジャーステップ
48 メインテップ
61 フロントフェンダー
61a フェンダー後端部(フロントフェンダーの後端部)
69 バーハンドル(ハンドル)
80 板状ステップ
80a ステップ後端部(後端部)
80b ステップ前端部(前端部)
80c 外縁部(車幅方向外側に位置する部分)
81 足乗せ面
82 屈曲部
86 ヒンジ部(ヒンジ)
87 延長線
Claims (8)
- ハンドル(69)と乗員シート(13)との間且つ車幅方向外側の位置で、前後に連続するメインステップ(48)を備える鞍乗り型車両において、
前記メインステップ(48)の前方位置に、前記メインステップ(48)とは別体の板状ステップ(80)を備え、当該板状ステップ(80)は、開状態で車幅方向外側に位置する部分(80c)が、閉状態で上側に位置するように、開閉自在に設けられ、
前記板状ステップ(80)は、車体カバー(50)と前記メインステップ(48)との間で車幅方向内側に窪んだ空間部(85)を埋めるように配置されていることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記メインステップ(48)の後方位置に、前記メインステップ(48)とは別体のサブステップ(46)を備えることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
- 前記サブステップ(46)の後方位置に、パッセンジャーステップ(47)を備えることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両。
- 前輪(2)を上方から覆うフロントフェンダー(61)を備え、
前記板状ステップ(80)は、その前端部(80b)が後端部(80a)よりも高くなるように傾斜して設けられ、側面視において、前記フロントフェンダー(61)の後端部(61a)と重なることを特徴とする請求項2または3に記載の鞍乗り型車両。 - 前記サブステップ(46)の上面(46a)は、前記メインステップ(48)の足乗せ面(81)の最も低い面と同じ高さ位置に配置されることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
- 前記メインステップ(48)は、側面視において屈曲部(82)を備え、
前記板状ステップ(80)は、前記屈曲部(82)の前方で前記メインステップ(48)に沿うように設けられ、
前記サブステップ(46)は、前記メインステップ(48)の足乗せ面(81)に沿って前記屈曲部(82)から後方に延びる延長線(87)よりも下方に設けられることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。 - 前記板状ステップ(80)は、ヒンジ(86)により連結されて開閉自在に設けられることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
- ハンドル(69)と乗員シート(13)との間且つ車幅方向外側の位置で、前後に連続するメインステップ(48)を備える鞍乗り型車両において、
前記メインステップ(48)の前方位置に、前記メインステップ(48)とは別体の板状ステップ(80)を備え、当該板状ステップ(80)は、開状態で車幅方向外側に位置する部分(80c)が、閉状態で上側に位置するように、開閉自在に設けられ、
前記メインステップ(48)の後方位置に、前記メインステップ(48)とは別体のサブステップ(46)を備え、
前記メインステップ(48)は、側面視において後上がりに傾斜して延びる後側足乗せ部(84)をその後部に備え、
前記サブステップ(46)は、前記後側足乗せ部(84)に沿って後方に延びる延長線(87)よりも下方に設けられ、
前記後側足乗せ部(84)は、側面視において後下がりに延びる後下がり部(84a)をその後端に備えることを特徴とする鞍乗り型車両。
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