JP2021030800A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、前輪の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかりにくい鞍乗型車両を提供する。【解決手段】左側カバーの左側カバー左下部101LD及び右側カバーの右側カバー右下部101RDのそれぞれは、左遮蔽カバー部101LDS及び右遮蔽カバー部101RDSを含む。左遮蔽カバー部の左遮蔽カバー凹部及び右遮蔽カバー部の右遮蔽カバー凹部は、それぞれ車両側面視で車両の後方に凹む形状を有し、かつ車両の前方に向かって配置される。左補強カバーは車両左側面視で左遮蔽カバー凹部よりも後方に位置し、かつ車両左側面視で車両の前方に凹んだ左補強カバー凹部を含む。右補強カバーは、車両右側面視で右遮蔽カバー凹部よりも後方に位置し、かつ車両右側面視で車両の前方に凹んだ右補強カバー凹部を含む。車両側面視において左補強カバー凹部及び右補強カバー凹部のそれぞれは少なくとも一部が左側カバー左下部及び右側カバー右下部と重なる。【選択図】図4

Description

本発明は鞍乗型車両に関し、特に、鞍乗型車両の前部に関する。
従来から、シートに着座した運転者の脚部前方にフロントカバーユニットが設けられる鞍乗型車両が知られている。例えば、特許文献1に記載の鞍乗型車両においては、図16(a)~(b)に示すように、フロントカバーユニット913は、シート906より前方に設けられている。フロントカバーユニット913は、ヘッドパイプ902よりも後方に配置されるレッグシールド932と、レッグシールド932よりも前方に配置され、前記レッグシールド932に接続するフロントカバー934とを含む。フロントカバー934は、車両正面視で、ヘッドパイプ902よりも前方、かつ、前輪905よりも上方に配置された上側カバー935と、上側カバー935よりも下方であって前輪905よりも後方に配置され、上側カバー935の下縁部と接続するインナーカバー936と、車両正面視で、前輪905よりも車輌左右方向の左方に配置され、上側カバー935の左縁部と接続する左側カバー937と、車両正面視で、前輪905よりも車輌左右方向の右方に配置され、上側カバー935の右縁部と接続する右側カバー938と、を含む。
特開2013-203082
上記鞍乗型車両が雨上がりに走行する場合、前輪905の動きによって路面の水たまりから泥水が飛散する。例えば、前輪905から巻き上げられた泥水〔図16(a)〕や前輪905が水たまりに侵入した衝撃で飛散する泥水〔図16(b)〕などがある。上記鞍乗型車両は、フロントカバー934のインナーカバー936及び左・右側カバー937、938により、前輪905の動きから生じる泥水を受け止めることができる。しかし、左・右側カバー937、938のそれぞれの車輌の前方に向かう外面は、車輌の前方から車幅方向の外方かつ後方に延びるように形成される。したがって、上記鞍乗型車両が走行する際に、左・右側カバー937、938の当該外面に付着した泥水は、走行時に生じる空気流によって左・右側カバー937、938の当該外面に沿って車輌の後方に流れる。その結果、泥水は、左・右側カバー937、938の後縁から剥離し、運転者の脚部にかかってしまう虞があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、前輪の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかりにくい鞍乗型車両を提供することを目的とする。
本願発明者は、前輪の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかりにくい構成について鋭意検討した結果、次のことを考えた。
上述したとおり、運転者の脚部に泥水がかかる問題の原因は、フロントカバーの左・右側カバーに付着した泥水が走行時に生じる空気流によって、左・右側カバーのそれぞれの車輌の前方に向かう外面に沿って、車輌の後方に流れることにある。そのため、本願発明者は、外面に付着した泥水量を減らすことに着目し、左・右側カバーの当該外面の面積を車幅方向に小さくすることで、左・右側カバーの当該外面により受け止められる泥水量をできるだけ減らすことを考えた。しかし、左・右側カバーの当該外面の面積を車幅方向に小さくすると、前輪の動きにより飛散した泥水は、運転者の脚部に直接当たってしまう。
そこで、本願発明者は、発想を大きく転換し、フロントカバーの左・右側カバーの形状について検討し、泥水が車輌の後方に流れにくい形状を有する左・右遮蔽カバー部を含むように左・右側カバーを形成した。つまり、左・右側カバーの車輌の前方に向かう外面に、左・右遮蔽カバー部が含まれるように、左・右側カバーを形成した。当該左・右遮蔽カバー部によって、前輪の動きにより飛散した泥水は受け止められて、左・右遮蔽カバー部に留められるため、車輌の後方に流れにくくなる。
しかし、左・右側カバーの車輌の前方に向かう外面に、左・右遮蔽カバー部が含まれるように、左・右側カバーを形成すると、左・右遮蔽カバー部が受ける泥水や走行風による外力が大きくなる。その結果、左・右遮蔽カバー部が受ける外力によってフロントカバーとレッグシールドとの連結剛性が不足し、フロントカバーとレッグシールドとがずれやすくなる虞があった。
一方、本願発明者は、雨上がりに運転者の脚部にかかる泥水に関する問題は、左・右側カバー全体ではなく、左・右側カバーにおける前輪の動きにより飛散した泥水を受けやすい部分の形状、即ち、シートの着座面を通る仮想水平線よりも低い位置の左・右側カバーの形状を工夫することで解決できることに気が付いた。つまり、左・右遮蔽カバー部を、シートの着座面を通る仮想水平線よりも低い位置の左・右側カバーに形成するだけで、雨上がりに運転者の脚部にかかる泥水に関する問題を解決できる。
また、左・右遮蔽カバー部を、シートの着座面を通る仮想水平線よりも低い位置の左・右側カバーに形成するとともに、左・右側カバーに対して、シートの着座面を通る仮想水平線よりも上方に位置する上部を、シートの着座面を通る仮想水平線よりも下方に位置する下部と比べて車幅方向に狭くするように形成すれば、左・右側カバーの全体を車幅方向に広くすることに比べて、左・右側カバーの上部は、走行風が当たる面積を小さくすることができる。そのため、左・右遮蔽カバー部が受ける走行風による外力が小さくなり、フロントカバーとレッグシールドとがずれやすくなるという問題を解決できる。
また、フロントカバーとレッグシールドとのずれをさらに抑制するために、フロントカバーと別体として左・右補強カバー部を形成することを考量した。より詳しく言えば、左・右補強カバーのそれぞれを、少なくとも一部が前方に凹むように形成し、左・右側カバーの後方から左・右側カバーに差し込むように左・右補強カバーを配置することにより、左・右補強カバーによってフロントカバーの動きを規制することができる。その結果、フロントカバーとレッグシールドとのずれを十分抑制することができる。
また、フロントカバーとレッグシールドとのずれが十分抑制することができるため、本願発明者は、フロントカバーとレッグシールドとのずれを心配せずに泥水の抑制効果をさらに向上できる左、右遮蔽カバー部の形状を工夫することができる。検討の末、平面と比べて、凹部に泥水を留めるほうが効果が良い。そのため、左・右遮蔽カバー部のそれぞれを、少なくとも一部が後方に凹むように形成すれば、車輌の後方へ流れる泥水を抑制する効果をより高めることができる。その結果、泥水が、さらに後方に伝いにくくなり、運転者の脚部に泥水がさらにかかりにくくすることができる。したがって、左・右遮蔽カバー部を大きく形成しなくても、車輌の後方へ流れる泥水を十分に抑制することができる。
詳細すると、本願発明者は、前輪の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかることを防止するとともに、フロントカバーとレッグシールドとのずれを抑制することを達成できる新たな手法について鋭意検討し、次のような構成を考えた。
本発明の第1実施形態の鞍乗型車両は、ヘッドパイプと、左右一対のフロントフォークと、前輪と、シートと、フロントカバーユニットと、を含む。左右一対のフロントフォークは、ヘッドパイプに回転可能に設けられる。前輪は、左右一対のフロントフォークに回転可能に支持される。シートは、ヘッドパイプよりも車両の後方に配置され、運転者が着座する着座面を備える。フロントカバーユニットは、シートよりも前方に配置された。フロントカバーユニットは、ヘッドパイプよりも後方に配置されるレッグシールドと、フロントカバーと、左補強カバーと、右補強カバーと、を含む。フロントカバーは、レッグシールドよりも前方に配置され、レッグシールドに接続する。フロントカバーは、上側カバーと、インナーカバーと、左側カバーと、右側カバーと、を含む。上側カバーは、車両正面視で、ヘッドパイプよりも前方、かつ、前輪よりも上方に配置された。インナーカバーは、上側カバーよりも下方であって前輪よりも後方に配置され、上側カバーの下縁部と接続する。左側カバーは、車両正面視で、前輪よりも車輌左右方向の左方に配置され、上側カバーの左縁部と接続する。右側カバーは、車両正面視で、前輪よりも車輌左右方向の右方に配置され、上側カバーの右縁部と接続する。左側カバーは、左側カバー左上部と、左側カバー左下部と、を含む。左側カバー左上部は、車両左側面視でシートの着座面を通る仮想水平線よりも上方に位置する。左側カバー左下部は、車両左側面視で仮想水平線よりも下方に位置する。左側カバー左下部は、左下上面部と、左下側面部と、を含む。左下上面部は、車両正面視で左側カバー左上部の左縁部の下端よりも車幅方向の外方に延びる。左下側面部は、車両正面視で左下上面部の外端部から車両上下方向の下方に延びる。右側カバーは、右側カバー右上部と、右側カバー右下部と、を含む。右側カバー右上部は、車両右側面視でシートの着座面を通る仮想水平線よりも上方に位置する。右側カバー右下部は、車輌右側面視で仮想水平線よりも下方に位置する。右側カバー右下部は、右下上面部と、右下側面部とを、含む。右下上面部は、車両正面視で右側カバー右上部の右縁部の下端よりも車幅方向の外方に延びる。右下側面部は、車両正面視で右下上面部の外端部から車両上下方向の下方に延びる。左側カバー左下部は、左遮蔽カバー部をさらに含む。左遮蔽カバー部は、少なくとも一部が左側カバー左上部の左縁部よりも車輌左右方向の左方に位置する。右側カバー右下部は、右遮蔽カバー部をさらに含む。右遮蔽カバー部は、少なくとも一部が右側カバー右上部の右縁部よりも車輌左右方向の右方に位置する。左遮蔽カバー部は、左遮蔽カバー凹部を含む。左遮蔽カバー凹部は、車輌左側面視で車両の後方に凹む形状を有し、かつ、車両の前方に向かって配置される。右遮蔽カバー部は、右遮蔽カバー凹部を含む。右遮蔽カバー凹部は、車輌右側面視で車両の後方に凹む形状を有し、かつ、車両の前方に向かって配置される。左補強カバーは、フロントカバーと別体として配置され、左側カバー左上部の左縁部よりも車輌左右方向の左方に位置する。右補強カバーは、フロントカバーと別体として配置され、右側カバー右上部の右縁部よりも車輌左右方向の右方に位置する。左補強カバーは、車輌左側面視で左遮蔽カバー凹部よりも後方に位置し、かつ、車輌左側面視で車両の前方に凹んだ左補強カバー凹部を含む。車両平面視において、左補強カバー凹部は、少なくとも一部が左側カバー左下部と重なる。車両左側面視において、左補強カバー凹部は、少なくとも一部が左側カバー左下部と重なる。右補強カバーは、車輌右側面視で右遮蔽カバー凹部よりも後方に位置し、かつ、車輌右側面視で車両の前方に凹んだ右補強カバー凹部を含む。車両平面視において、右補強カバー凹部は、少なくとも一部が右側カバー右下部と重なる。車両右側面視において、右補強カバー凹部は、少なくとも一部が右側カバー右下部と重なる。
上述したとおり、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両は、左側カバー左下部は、少なくとも一部が左側カバー左上部の左縁部よりも車輌左右方向の左方に位置する左遮蔽カバー部を含む。右側カバー右下部は、少なくとも一部が右側カバー右上部の右縁部よりも車輌左右方向の右方に位置する右遮蔽カバー部を含む。つまり、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両では、左・右側カバーにおける前輪の動きにより飛散した泥水を受けやすい部分(即ち、左側カバー左下部と右側カバー右下部)のそれぞれには、左遮蔽カバー部及び右遮蔽カバー部が形成されている。これにより、前輪の動きにより飛散した泥水は、左・右遮蔽カバー部により受け止められて左・右遮蔽カバー部に留められることができるため、車輌の後方に流れにくくなる。したがって、前輪の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかることを抑制するという効果を達成できる。また、左・右遮蔽カバー部を、シートの着座面を通る仮想水平線よりも低い位置の左側カバー左下部及び右側カバー右下部にそれぞれ形成することで、左・右遮蔽カバー部が受ける走行風による外力を小さくすることができる。したがって、左・右遮蔽カバー部が含まれる左・右側カバーを形成することで、左・右遮蔽カバー部により泥水を受け止めて車輌の後方への流れる泥水を減らしても、左・右遮蔽カバー部が受ける外力によってフロントカバーとレッグシールドとの連結剛性が不足し、フロントカバーとレッグシールドとがずれやすくなる状況は発生しない。
また、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両では、左側カバー左下部は、車両正面視で左側カバー左上部の左縁部の下端から車幅方向の外方に延びる左下上面部と、車両正面視で左下上面部の外端部から車両上下方向の下方に延びる左下側面部と、を含む。右側カバー右下部は、車両正面視で右側カバー右上部の右縁部の下端から車幅方向の外方に延びる右下上面部と、車両正面視で右下上面部の外端部から車両上下方向の下方に延びる右下側面部とを、含む。つまり、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両は、左・右遮蔽カバー部を、シートの着座面を通る仮想水平線よりも低い位置の左・右側カバーに形成するとともに、左・右側カバーに対して、シートの着座面を通る仮想水平線よりも上方に位置する上部を、シートの着座面を通る仮想水平線よりも下方に位置する下部と比べて車幅方向に狭くするように形成した。これにより、左・右遮蔽カバー部を、シートの着座面を通る仮想水平線よりも高い位置までに左・右側カバーに形成することに比べて、左・右遮蔽カバー部を左側カバー左下部及び右側カバー右下部にそれぞれ形成することで、左・右遮蔽カバー部が受ける走行風による外力を小さくすることに加え、左・右側カバーの全体を車幅方向に広くすることに比べて、左・右側カバーの上部は、走行風が当たる面積を小さくすることができる。そのため、左・右遮蔽カバー部が受ける走行風による外力がさらに小さくなり、フロントカバーとレッグシールドとのずれに対する抑制はさらに向上させることができる。
さらに、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両では、左補強カバーは、フロントカバーと別体として配置され、前記左側カバー左上部の左縁部よりも車輌左右方向の左方に位置する。左補強カバーは、車輌左側面視で車両の前方に凹んだ左補強カバー凹部を含み、車両平面視において、左補強カバー凹部は、少なくとも一部が左側カバー左下部と重なり、車両左側面視において、左補強カバー凹部は、少なくとも一部が前記左側カバー左下部と重なる。右補強カバーは、フロントカバーと別体として配置され、前記右側カバー右上部の右縁部よりも車輌左右方向の右方に位置する。右補強カバーは、車輌右側面視で車両の前方に凹んだ右補強カバー凹部を含み、車両平面視において、右補強カバー凹部は、少なくとも一部が前記右側カバー右下部と重なり、車両右側面視において、右補強カバー凹部は、少なくとも一部が前記右側カバー右下部と重なる。つまり、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両では、左・右補強カバーのそれぞれは、前方に凹んだ形状を有する左・右補強カバー凹部を含み、左・右側カバーの後方から左・右側カバーに差し込むように配置される。これにより、左・右遮蔽カバー部を左側カバー左下部及び右側カバー右下部にそれぞれ形成するとともに、左側カバー左上部及び右側カバー右上部を、それぞれ、左側カバー左下部及び右側カバー右下部と比べて車幅方向に狭くするように形成することで、左・右遮蔽カバー部が受ける走行風による外力を小さくすることに加え、左・右補強カバーによってフロントカバーの動きを規制することができる。その結果、フロントカバーとレッグシールドとのずれに対する抑制はさらに向上させることができる。
さらに、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両では、左遮蔽カバー部は、車輌左側面視で車両の後方に凹む形状を有し、かつ、車両の前方に向かって配置される左遮蔽カバー凹部を含む。左補強カバーは、車輌左側面視で左遮蔽カバー凹部よりも後方に位置する。右遮蔽カバー部は、車輌右側面視で車両の後方に凹む形状を有し、かつ、車両の前方に向かって配置される右遮蔽カバー凹部を含む。右補強カバーは、車輌右側面視で右遮蔽カバー凹部よりも後方に位置する。つまり、左遮蔽カバー部及び右遮蔽カバー部のそれぞれには、左遮蔽カバー凹部及び右遮蔽カバー凹部が形成され、左遮蔽カバー凹部及び右遮蔽カバー凹部により泥水を留める効果を向上させる。これにより、前輪の動きにより飛散した泥水がさらに後方に伝いにくくなり、運転者の脚部に泥水がさらにかかりにくくすることができる。したがって、左・右遮蔽カバー部を大きく形成しなくても、前輪の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかることを十分に防止することができる。前述したとおり、左側カバー及び右側カバーの形状、及び、左遮蔽カバー及び右遮蔽カバーの設置位置に対する設計、並びに、左・右補強カバーの設置により、フロントカバーとレッグシールドとのずれを十分抑制することができる。そのため、泥水の抑制効果をさらに向上できる左、右遮蔽カバー部の形状を工夫し、左遮蔽カバー部及び右遮蔽カバー部のそれぞれに左遮蔽カバー凹部及び右遮蔽カバー凹部を形成しても、フロントカバーとレッグシールドとのずれを心配することはない。
このように、前輪の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかることを防止するとともに、フロントカバーとレッグシールドとのずれを抑制することを同時に解決できる鞍乗型車両を提供できる。
好ましくは、本発明の鞍乗型車両において、左遮蔽カバー部は、車輌正面視での投影面積が車輌左側面視での投影面積よりも大きい。右遮蔽カバー部は、車輌正面視での投影面積が車輌右側面視での投影面積よりも大きい。
この場合、左遮蔽カバー部及び右遮蔽カバー部のそれぞれの車両の前方に向かう面積は大きいため、前輪の動きにより飛散した泥水を受け止める面積は大きい。そのため、左遮蔽カバー部及び右遮蔽カバー部により、前輪の動きにより飛散した泥水を受け止めて左・右遮蔽カバー部に留めることができるため、前輪の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかることをさらに防止できる。
好ましくは、本発明の鞍乗型車両において、左遮蔽カバー部は、前縁部が車輌左側面視で車輌の前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成されている。右遮蔽カバー部は、前縁部が車輌右側面視で車輌の前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成されている。
この場合、車輌側面視で左・右遮蔽カバー部のそれぞれの前面は、車輌の前方かつ下方へ向かって配置されているため、前輪の動きにより飛散した泥水をより受け止めやすくなる。これにより、前輪の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかることをさらに防止できる。また、走行風が当たる面積を小さくできるので、左・右遮蔽カバー部が受ける走行風による外力が小さくなり、フロントカバーとレッグシールドとがずれにくくなる。
好ましくは、本発明の鞍乗型車両において、左遮蔽カバー部の前記左遮蔽カバー凹部は、車両の前方かつ下方に向かって配置されている。右遮蔽カバー部の前記右遮蔽カバー凹部は、車両の前方かつ下方に向かって配置されている。
この場合、車輌側面視で左遮蔽カバー部の前記左遮蔽カバー凹部及び右遮蔽カバー部の前記右遮蔽カバー凹部のいずれも、車輌の前方かつ下方へ向かって配置されているため、前輪の動きにより飛散した泥水をより受け止めやすくなる。これにより、前輪の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかることをさらに防止できる。
好ましくは、本発明の鞍乗型車両において、左側カバー左上部は、正面視で車幅方向の外方に延びる左上上面部と、左上上面部の外端部から車両上下方向の下方に延びる左上側面部と、を含む。右側カバー右上部は、正面視で車幅方向の外方に延びる右上上面部と、右上上面部の外端部から車両上下方向の下方に延びる右上側面部と、を含む。左上側面部は、左下側面部よりも車輌左右方向の右方に位置する。右上側面部は、右下側面部よりも車輌左右方向の左方に位置する。
この場合、左側カバー左上部は、左側カバー左下部よりも車幅方向の内側に凹ませたような段差状となり、右側カバー右上部は、右側カバー右下部よりも車幅方向の内側に凹ませるような段差状となる。これにより、左・右側カバーの上部は、走行風が当たる面積をさらに小さくすることができる。そのため、左・右遮蔽カバー部が受ける走行風による外力がさらに小さくなり、フロントカバーとレッグシールドとのずれをさらに抑制することができる。また、車輌正面視で段差状ではない形状と比べて、フロントカバーとレッグシールドとの連結部が長くなるので、その連結剛性をより確保できる。そのため、フロントカバーとレッグシールドとのずれに対する抑制はさらに向上させることができる。
好ましくは、本発明の鞍乗型車両において、左補強カバーは、前記レッグシールドに一体的に設けられている。右補強カバーは、前記レッグシールド一体的に設けられている。
この場合、フロントカバーの動きを規制することでフロントカバーとレッグシールドとのずれを抑制するための左・右補強カバーは、レッグシールドに設けられているので、左・右補強カバー自体の取付剛性を高めることができるため、フロントカバーの動きの規制能力も向上できる。その結果、フロントカバーとレッグシールドとのずれをさらに抑制することができる。
好ましくは、本発明の鞍乗型車両において、車輌正面視で、左遮蔽カバー部の前縁部は、少なくとも一部が前輪上方に配置されたフェンダーカバーの車輌左右方向の左端部を通した鉛直線よりも車輌左右方向の右方に位置する。車輌正面視で、右遮蔽カバー部の前縁部は、少なくとも一部がフェンダーカバーの車輌左右方向の右端部を通した鉛直線よりも車輌左右方向の左方に位置する。
この場合、左遮蔽カバー部及び右遮蔽カバー部は、いずれも、車輌正面視で少なくとも一部がフェンダーカバーと重なっている。そのため、左遮蔽カバー部及び右遮蔽カバー部に加え、前輪の動きにより飛散した泥水は、フェンダーカバーにより受け止められることも可能であるため、車輌の後方へ流れる泥水をさらに抑制することができる。これにより、運転者の脚部にかかることをさらに防止できる。
運転者が座っている状態での鞍乗型車両1の車両左側面図である。 鞍乗型車両1の車両右側面図である。 ハンドル8及びその周りのカバーが外された鞍乗型車両1の車両平面図である。 鞍乗型車両1の車両正面図である。 鞍乗型車両1におけるフットボード部13よりも前方に位置する車体背面図である。 左側補強カバー15及び右側補強カバー16が外され、運転者が座っている状態での鞍乗型車両1の車両左側面図である。 左側補強カバー15及び右側補強カバー16が外された鞍乗型車両1の車両右側面図である。 ハンドル8及びその周りのカバー、並びに左側補強カバー15及び右側補強カバー16が外された鞍乗型車両1の車両平面図である。 左側補強カバー15及び右側補強カバー16が外された鞍乗型車両1の車両正面図である。 左側補強カバー15及び右側補強カバー16が外された鞍乗型車両1におけるフットボード部13よりも前方に位置する車体背面図である。 フロントカバーユニット10の一部の拡大左側面図である。 フロントカバーユニット10の一部の拡大右側面図である。 鞍乗型車両1の前部の車両平面図である。 鞍乗型車両1の前部を車輌の左方かつ前上方の視点から見た組立図である。 鞍乗型車両1の前部を車輌の左方かつ後上方の視点から見た組立図である。 特許文献1に記載の鞍乗型車両901の車両左側面図である。 特許文献1に記載の鞍乗型車両901の車両正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の適用される鞍乗型車両1は、スクータ型車両である。ただし、本発明に係る鞍乗型車両1は、スクータ型車両に限定されず、他の鞍乗型車両であってもよい。また、自動二輪車に限らず、自動三輪車であってもよい。
以下の説明では、前方、後方、左方、右方は、鞍乗型車両1に乗車する乗員から見た前方、後方、左方、右方をそれぞれ意味するものとする。前後方向は、車両前後方向と同じであり、左右方向は、車両左右方向と同じである。また、図面中の矢印F方向と矢印B方向は前方と後方を表し、矢印U方向と矢印D方向は上方と下方を表し、矢印L方向と矢印R方向は左方と右方を表している。
《車両全体》
まず、図1〜5を参照して本実施形態の鞍乗型車両1の全体構造について概説する。図1は、運転者が座っている状態での鞍乗型車両1の車両左側面図であり、図2は、鞍乗型車両1の車両右側面図であり、図3は、ハンドル8及びその周りのカバーが外された鞍乗型車両1の車両平面図であり、図4は、鞍乗型車両1の車両正面図であり、図5は、鞍乗型車両1におけるフットボード部13よりも前方に位置する車体の背面図である。なお、図1〜3では、車体フレーム2及びヘッドパイプ21等の一部の車両内部構造を点線で示している。
図1、2に示すように、鞍乗型車両1は、アンダボーン型の車体フレーム2を有している。車体フレーム2の前端部は、ヘッドパイプ21を有している。より詳しく言えば、車体フレーム2は、ヘッドパイプ21と、ダウンフレーム22と、ロアフレーム23と、リアフレーム24とを備えている。
ヘッドパイプ21は、ステアリングシャフト3が回動可能に支持され、車両前方に向かって斜め下方に延びる。ステアリングシャフト3の下部には、左右一対のフロントフォーク4が設けらている。つまり、左右一対のフロントフォーク4は、ヘッドパイプ21に回動可能に設けられる。ヘッドパイプ21及びステアリングシャフト3は、前方斜め下向きに延びている。左右一対のフロントフォーク4は、前方斜め下向きに延びており、下端には前輪7が回転可能に支持されている。つまり、前輪7は、左右一対のフロントフォーク4に回転可能に支持される。フロントフォーク4の上端は、上述のステアリングシャフト3に取り付けられている。ステアリングシャフト3の上端には、ハンドル8が配置される。
ダウンフレーム22は、ヘッドパイプ21に、接続されて車両後方に向かって斜め下方に伸び、前輪7よりも後方に位置する。ロアフレーム23は、ダウンフレーム22の下部に接続されて後方に向かって延びている。リアフレーム24は、ロアフレーム23の後部に接続されて後方かつ上方に向かって延び、シート6を下方から支持する。リアフレーム部24は、パワーユニット5を支持している。該パワーユニット5の上方には、シート6が配置されている。パワーユニット5の後端部には、該パワーユニット5の後端部に回転可能に支持され、該パワーユニット5の駆動力により駆動される後輪9が配置されている。
シート6は、ヘッドパイプ21よりも車両の後方に配置され、運転者が着座する着座面6S1を含む。シート6は、後部座席乗員が着座する着座面6S2を含む。着座面6S2は、着座面6S1よりも高く配置されている。
図1、2に示すように、鞍乗型車両1は、シート6よりも前方に配置されたフロントカバーユニット10を含む。また、鞍乗型車両1は、リアカバー11と、ロアカバー12とを含む。
図1、2に示すように、フロントカバーユニット10は、ヘッドパイプ21よりも後方に配置されるレッグシールド102と、レッグシールド102よりも前方に配置され、レッグシールド102に接続するフロントカバー101と、を含む。
図5に示すように、フロントカバーユニット10は、左補強カバー103と、右補強カバー104と、を含む。ヘッドパイプ21及びステアリングシャフト3等は、フロントカバー101により前方から覆われている。また、ヘッドパイプ21及びステアリングシャフト3等は、レッグシールド102により後方から覆われている。
リアカバー11は、図1、2に示すように、シート6の下方であって収納ボックス(図示しない)の周りに配設されている。リアカバー11は、リアフレーム24の周囲を覆う。
レッグシールド102とリアカバー11の間には、ロアカバー12が設けられる。ロアカバー12は、ロアフレーム23の周囲を覆う。ロアカバー12の上面には、運転者が脚を載せるためのフットボード部13が配設されている。フットボード部13は、フロントカバーユニット10の下方かつ後方の位置に、シート6との間に形成されている。フットボード部13は、レッグシールド102の下端との接続部から略水平に後方へ延び、リアカバー11の下端と接続している。これにより、車両側面視で、レッグシールド102とリアカバー11の間であってフットボード部13の上方には、左右方向に開放された足載せ空間が形成している。或いは、フットボード部13は、上方に突出したセンタートンネル部を含んでもよい。
図1、2に示すように、前輪7の上方には、フェンダーカバー17が配置されている。フェンダーカバー17は、左右一対のフロントフォーク4の回転につれて、前輪7と一緒に回転する。
《フロントカバーユニット10》
ここで、図6〜15を参照して本実施形態のフロントカバーユニット10の構造について概説する。図6は、左側サブカバー15及び右側サブカバー16が外され、運転者が座っている状態での鞍乗型車両1の車両左側面図であり、図7は、左側サブカバー15及び右側サブカバー16が外された鞍乗型車両1の車両右側面図であり、図8は、ハンドル8及びその周りのカバーが外された左側サブカバー15及び右側サブカバー16が外された鞍乗型車両1の車両平面図であり、図9は、左側サブカバー15及び右側サブカバー16が外された鞍乗型車両1の車両正面図であり、図10は、左側サブカバー15及び右側サブカバー16が外された鞍乗型車両1におけるフットボード部13よりも前方に位置する車体の背面図である。図11は、フロントカバーユニット10の一部の拡大左側面図である。図12は、フロントカバーユニット10の一部の拡大右側面図である。図13は、鞍乗型車両1の前部の車両平面図である。図14は、鞍乗型車両1の前部を左上方の視点から見た組立図である。図15は、鞍乗型車両1の前部を左下方の視点から見た組立図である。
なお、図6〜8では、車体フレーム2及びヘッドパイプ21等の一部の車両内部構造を点線で示している。図11〜13では、左遮蔽カバー凹部101LDSO、右遮蔽カバー凹部101RDSO、左補強カバー凹部103O、及び右補強カバー凹部104O等の車両内部構造を点線で示している。
前述したとおり、フロントカバーユニット10は、ヘッドパイプ21よりも後方に配置されるレッグシールド102と、レッグシールド102よりも前方に配置され、レッグシールド102に接続するフロントカバー101と、左補強カバー103と、右補強カバー104と、を含む。
フロントカバー101は、上側カバー101Uと、インナーカバー101Iと、左側カバー101Lと、右側カバー101Rと、を含む。
図4に示すように、上側カバー101Uは、車両正面視で、ヘッドパイプ21よりも前方、かつ、前輪7よりも上方に配置されている。図1、2に示すように、上側カバー101Uは、前方かつ下方に向かって延びるように形成される。図4、9に示すように、上側カバー101Uは、上縁部101UUと、下縁部101UDと、左縁部101ULと、右縁部101URと、を含む。図4に示すように、上側カバー101Uの上縁部101UUは、正面視で、車輌左右方向に延びるように形成される。より好ましくは、上側カバー101Uの上縁部101UUは、正面視で、車輌左右方向に延び、かつ、車輌左右方向における中央部が上方に突出するように形成される。図3に示すように、上側カバー101Uの上縁部101UUは、平面視で、車輌左右方向に延びるように形成される。
また、図4に示すように、上側カバー101Uの下縁部101UDは、正面視で、車輌左右方向に延びるように形成される。より好ましくは、上側カバー101Uの下縁部101UDは、正面視で、車輌左右方向に延び、かつ、車輌左右方向における中央部が下方に突出するように形成される。また、図3に示すように、上側カバー101Uの下縁部101UDは、平面視で、車輌左右方向に延びるように形成される。より好ましくは、上側カバー101Uの下縁部101UDは、平面視で、車輌左右方向に延び、かつ、車輌左右方向における中央部が前方に突出するように形成される。
図4に示すように、上側カバー101Uは、その下部に開口101UOを含む。ヘッドライト14は、上側カバー101Uの開口101UOに設けられている。
図1、2、14に示すように、インナーカバー101Iは、上側カバー101Uよりも下方であって前輪7よりも後方に配置され、上側カバー101Uの下縁部101UDと接続する。より詳しく言えば、上側カバー101Uの下縁部101UDは、図示しないが、車輌前後方向において後方に向かって延びるように形成される。下縁部101UDの後端は、インナーカバー101Iの上端と接続する。図1、2、14に示すように、インナーカバー101Iは、側面視で、車輌前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成される。インナーカバー101Iは、側面視で、前輪7の上方から車輌後方かつ下方に向かって延びるように形成される。インナーカバー101Iは、側面視で、フェンダーカバー17の上方から車輌後方かつ下方に向かって延びるように形成される。より好ましくは、図14に示すように、インナーカバー101Iは、その前輪7に向う面が後方に凹むように形成される。つまり、図1に示すように、インナーカバー101Iは、左側面視で、その左前縁101I1は、車輌前方から後方かつ下方に向かって延びてから車輌後方から前方かつ下方に向かって延びるように形成される。図2に示すように、インナーカバー101Iは、右側面視で、その右前縁101I2は、車輌前方から後方かつ下方に向かって延びてから車輌後方から前方かつ下方に向かって延びるように形成される。
図6に示すように、左側カバー101Lは、車両左側面視でシート6の着座面6S1を通る仮想水平線Hよりも上方に位置する左側カバー左上部101LUと、車両左側面視で仮想水平線Hよりも下方に位置する左側カバー左下部101LDと、を含む。また、図9に示すように、左側カバー左上部101LUは、左上上面部101LU1と、左上側面部101LU2と、を含む。図9に示すように、左側カバー左下部101LDは、左下上面部101LD1と、左下側面部101LD2と、を含む。また、図9に示すように、左側カバー左下部101LDは、左下連結面部101LD3をさらに含む。
図9に示すように、左側カバー101Lは、車両正面視で、前輪7よりも車輌左右方向の左方に配置され、上側カバー101Uの左縁部101ULと接続する。図9に示すように、左側カバー左上部101LUの左上上面部101LU1は、正面視で車幅方向の外方に延びる。より詳しく言えば、左側カバー左上部101LUの左上上面部101LU1は、その右縁部が上側カバー101Uの左縁部101ULと接続し、正面視で上側カバー101Uの左縁部101ULから車幅方向の外方に延びるように形成されている。図9に示すように、左側カバー左上部101LUの左上側面部101LU2は、左上上面部101LU1の外端部から車両上下方向の下方に延びて左側カバー左下部101LDの左下連結面部101LD3に接続されるように形成される。
図9に示すように、正面視で、左側カバー左下部101LDの左下連結面部101LD3は、車両上下方向の下方に延びて左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1の車輌左右方向の右縁に接続されるように形成される。また、左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1は、正面視で左側カバー左下部101LDの左下連結面部101LD3の下縁から車輌左右方向の左方に延びるように形成される。また、左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1は、正面視で左側カバー左上部101LUの左縁部101LULの下端101LULDよりも車幅方向の外方に延びる。また、正面視で左側カバー左下部101LDの左下側面部101LD2は、車両正面視で左下上面部101LD1の外端部から車両上下方向の下方に延びるように形成される。
つまり、左側カバー左上部101LUの左上側面部101LU2は、左側カバー左下部101LDの左下側面部101LD2よりも車輌左右方向の右方に位置する。より詳しく言えば、左側カバー左上部101LUの左上上面部101LU1及び左上側面部101LU2は、左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1及び左下側面部101LD2よりも車輌左右方向の右方に位置する。
また、図11に示すように、左下側面部101LD2の前縁101LD2Fは、車輌左側面視で左下上面部101LD1の前端から、車輌の後方かつ下方に向かって延びるように形成される。 図11に示すように、左下側面部101LD2の後縁101LDRは、車輌左側面視で左下上面部101LD1の後端から、車輌の前方かつ下方に向かって延びるように形成される。
また、図9に示すように、左側カバー左下部101LDは、左遮蔽カバー部101LDSをさらに含む。
図7に示すように、右側カバー101Rは、車両右側面視でシート6の着座面6S1を通る仮想水平線Hよりも上方に位置する右側カバー右上部101RUと、車輌右側面視で仮想水平線Hよりも下方に位置する右側カバー右下部101RDと、を含む。また、図9に示すように、右側カバー右上部101RUは、右上上面部101RU1と、右上側面部101RU2と、を含む。図9に示すように、右側カバー右下部101RDは、右下上面部101RD1と、右下側面部101RD2と、を含む。また、図9に示すように、右側カバー右下部101RDは、右下連結面部101RD3をさらに含む。
図9に示すように、右側カバー101Rは、車両正面視で、前輪7よりも車輌左右方向の右方に配置され、上側カバー101Uの右縁部101URと接続する。図9に示すように、右側カバー右上部101RUの右上上面部101RU1は、正面視で車幅方向の外方に延びる。より詳しく言えば、右側カバー右上部101RUの右上上面部101RU1は、その左縁部が上側カバー101Uの右縁部101URと接続し、正面視で上側カバー101Uの右縁部101URから車幅方向の外方に延びるように形成されている。図9に示すように、右側カバー右上部101RUの右上側面部101RU2は、右上上面部101RU1の外端部から車両上下方向の下方に延びて右側カバー右下部101RDの右下連結面部101RD3に接続されるように形成される。
図9に示すように、正面視で、右側カバー右下部101RDの右下連結面部101RD3は、車両上下方向の下方に延びて右側カバー右下部101RDの右下上面部101RD1の車輌左右方向の左縁に接続されるように形成される。また、右側カバー右下部101RDの右下上面部101RD1は、正面視で右側カバー右下部101RDの右下連結面部101RD3の下縁から車輌左右方向の右方に延びるように形成される。また、右側カバー右下部101RDの右下上面部101RD1は、正面視で右側カバー右上部101RUの右縁部101RURの下端101RURDよりも車幅方向の外方に延びる。また、正面視で右側カバー右下部101RDの右下側面部101RD2は、車両正面視で右下上面部101RD1の外端部から車両上下方向の下方に延びるように形成される。
つまり、右側カバー右上部101RUの右上側面部101RU2は、右側カバー右下部101RDの右下側面部101RD2よりも車輌左右方向の左方に位置する。より詳しく言えば、右側カバー右上部101RUの右上上面部101RU1及び右上側面部101RU2は、右側カバー右下部101RDの右下上面部101RD1及び右下側面部101RD2よりも車輌左右方向の左方に位置する。
また、図12に示すように、右下側面部101RD2の前縁101RDFは、車輌右側面視で右下上面部101RD1の前端から、車輌の後方かつ下方に向かって延びるように形成される。図12に示すように、右下側面部101RD2の後縁101RDRは、車輌右側面視で右下上面部101RD1の後端から、車輌の前方かつ下方に向かって延びるように形成される。
また、図9に示すように、右側カバー右下部101RDは、右遮蔽カバー部101RDSをさらに含む。
《左側サブカバー15、右側サブカバー16》
図3に示すように、左側サブカバー15は、車輛平面視でフロントカバー101の左側カバー左上部101LUの車輌左右方向の左方に配置される。左側サブカバー15は、車輛平面視でレッグシールド102の車輌左右方向の左方に配置される。右側サブカバー16は、車輛平面視でフロントカバー101の右側カバー右上部101RUの車輌左右方向の右方に配置される。右側サブカバー16は、車輛平面視でレッグシールド102の車輌左右方向の右方に配置される。
図4に示すように、左側サブカバー15は、車輛正面視でフロントカバー101の左側カバー左上部101LUの車輌左右方向の左方に配置される。右側サブカバー16は、車輛正面視でフロントカバー101の右側カバー右上部101RUの車輌左右方向の右方に配置される。図5、10に示すように、左側サブカバー15は、車輛背面視で、レッグシールド102の車輌左右方向の左方に配置される。右側サブカバー16は、車輛背面視で、レッグシールド102の車輌左右方向の右方に配置される。
図1に示すように、車輛左側面視で、左側サブカバー15は、左側サブカバー左前部15Aを含む。車輛左側面視で、左側サブカバー左前部15Aは、上側カバー101Uよりも下方に配置される。車輛左側面視で、左側サブカバー左前部15Aは、左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1及び左下側面部101LD2よりも上方に配置される。
図2に示すように、車輛右側面視で、右側サブカバー16は、右側サブカバー右前部16Aを含む。車輛右側面視で、右側サブカバー右前部16Aは、上側カバー101Uよりも下方に配置される。車輛右側面視で、右側サブカバー右前部16Aは、右側カバー右下部101RDの右下上面部101RD1及び右下側面部101RD2よりも上方に配置される。
《左、右遮蔽カバー部101LDS、101RDS》
図9に示すように、左遮蔽カバー部101LDSは、少なくとも一部が左側カバー左上部101LUの左縁部101LULよりも車輌左右方向の左方に位置する。より詳しく言えば、図9に示すように、左遮蔽カバー部101LDSは、正面視で、少なくとも一部が左側カバー左上部101LUの左端部を通した鉛直線S1よりも車輌左右方向の左方に位置する。
図9に示すように、右遮蔽カバー部101RDSは、少なくとも一部が右側カバー右上部101RUの右縁部101RURよりも車輌左右方向の右方に位置する。より詳しく言えば、図9に示すように、右遮蔽カバー部101RDSは、正面視で、少なくとも一部が右側カバー右上部101RUの右端部を通した鉛直線S2よりも車輌左右方向の右方に位置する。
図11に示すように、左遮蔽カバー部101LDSは、車輌左側面視で車輌前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成され、その上縁部101LDSUは左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1の前端と接続される。また、左遮蔽カバー部101LDSは、前縁部101LDSFが車輌左側面視で車輌の前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成される。また、左遮蔽カバー部101LDSは、後縁部101LDSBが車輌左側面視で車輌の前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成される。
図4に示すように、左遮蔽カバー部101LDSは、正面視で左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1の下縁から下方に向かって延びるように形成される。左遮蔽カバー部101LDSは、正面視で上縁部101LDSUと、下縁部101LDSDと、前縁部101LDSFと、後縁部101LDSBとを含む。左遮蔽カバー部101LDSは、その上縁部101LDSUが左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1と接続され、その後縁部101LDSBが左側カバー左下部101LDの左下側面部101LD2と接続される。
図1に示すように、左遮蔽カバー部101LDSは、車輌左側面視で仮想水平線Hよりも下方に位置に配置される。左遮蔽カバー部101LDSは、車輌左側面視で左側サブカバー15よりも下方に位置に配置される。また、車輌左側面視で、左遮蔽カバー部101LDSは、ヘッドライト14よりも下方に位置に配置される。
図9に示すように、左遮蔽カバー部101LDSは、正面視でヘッドライト14よりも左方に配置される。左遮蔽カバー部101LDSは、正面視で左側カバー左上部101LU1の左縁部101LULの下端101LULDよりも左方に配置される。また、正面視で左遮蔽カバー部101LDSは、少なくとも一部が左側カバー左上部101LU1の左縁部101LULの上端よりも左方に配置される。左遮蔽カバー部101LDSは、正面視で前輪7よりも左方に配置される。左遮蔽カバー部101LDSは、正面視で少なくとも一部がフェンダーカバー17よりも左方に配置される。
図9に示すように、左遮蔽カバー部101LDSは、左上側面部101LU2よりも下方に配置される。図4に示すように、左遮蔽カバー部101LDSは、正面視で左側サブカバー15よりも下方に配置される。図4に示すように、車輌正面視で、左遮蔽カバー部101LDSの車幅方向の外端部は、車幅方向において左側サブカバー15の車幅方向の外端部に近接するように配置される。車輌正面視で、左遮蔽カバー部101LDSの車幅方向の外端部は、左側サブカバー15の車幅方向の外端部よりも車幅方向の外方に突出していない。
図12に示すように、右遮蔽カバー部101RDSは、車輌右側面視で車輌前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成され、その上縁部101RDSUは右側カバー右下部101RDの右下上面部101RD1の前端と接続される。また、右遮蔽カバー部101RDSは、前縁部101RDSFが車輌右側面視で車輌の前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成される。また、右遮蔽カバー部101RDSは、後縁部101RDSBが車輌右側面視で車輌の前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成される。
図4に示すように、右遮蔽カバー部101RDSは、正面視で右側カバー右下部101RDの右下上面部101RD1の下縁から下方に向かって延びるように形成される。右遮蔽カバー部101RDSは、正面視で上縁部101RDSUと、下縁部101RDSDと、前縁部101RDSFと、後縁部101RDSBとを含む。右遮蔽カバー部101RDSは、その上縁部101RDSUが右側カバー右下部101RDの右下上面部101RD1と接続され、その後縁部101RDSBが右側カバー右下部101RDの右下側面部101RD2と接続される。
図2に示すように、右遮蔽カバー部101RDSは、車輌右側面視で仮想水平線Hよりも下方に位置に配置される。右遮蔽カバー部101RDSは、車輌右側面視で右側サブカバー16よりも下方に位置に配置される。また、車輌右側面視で、右遮蔽カバー部101RDSは、ヘッドライト14よりも下方に位置に配置される。
図9に示すように、右遮蔽カバー部101RDSは、正面視でヘッドライト14よりも右方に配置される。右遮蔽カバー部101RDSは、正面視で右側カバー右上部101RU1の右縁部101RURの下端101RURDよりも右方に配置される。また、正面視で右遮蔽カバー部101RDSは、少なくとも一部が右側カバー右上部101RU1の右縁部101RURの上端よりも右方に配置される。右遮蔽カバー部101RDSは、正面視で前輪7よりも右方に配置される。右遮蔽カバー部101RDSは、正面視で少なくとも一部がフェンダーカバー17よりも右方に配置される。
図9に示すように、右遮蔽カバー部101RDSは、右上側面部101RU2よりも下方に配置される。図4に示すように、右遮蔽カバー部101RDSは、正面視で右側サブカバー16よりも下方に配置される。図4に示すように、車輌正面視で、右遮蔽カバー部101RDSの車幅方向の外端部は、車幅方向において右側サブカバー16の車幅方向の外端部に近接するように配置される。車輌正面視で、右遮蔽カバー部101RDSの車幅方向の外端部は、右側サブカバー16の車幅方向の外端部よりも車幅方向の外方に突出していない。
左遮蔽カバー部101LDSは、左遮蔽カバー凹部101LDSOを含む。図11に示すように、左遮蔽カバー凹部101LDSOは、車輌左側面視で車両の後方に凹む形状を有する。また、図11に示すように、左遮蔽カバー凹部101LDSOは、車輌左側面視で車両の前方に向かって配置される。より詳しく言えば、図11に示すように、左遮蔽カバー部101LDSの左遮蔽カバー凹部101LDSOは、車両の前方かつ下方に向かって配置されている。図1、11に示すように、左遮蔽カバー凹部101LDSOは、前輪7よりも上方に配置されている。左遮蔽カバー凹部101LDSOは、下端部が前輪7の上端部よりも上方に配置されている。図11に示すように、左遮蔽カバー凹部101LDSOは、少なくとも一部がフェンダーカバー17よりも上方に配置されている。左遮蔽カバー凹部101LDSOは、下端部がフェンダーカバー17の上端部よりも下方に配置されている。左遮蔽カバー凹部101LDSOは、上端部がフェンダーカバー17の上端部よりも上方に配置されている。
図9に示すように、左遮蔽カバー凹部101LDSOは、第一後面101LDSO1と第二後面101LDSO2とを含む。左遮蔽カバー凹部101LDSOの第一後面101LDSO1と左遮蔽カバー凹部101LDSOの第二後面101LDSO2は、車両上下方向に配置されている。左遮蔽カバー凹部101LDSOの第一後面101LDSO1は、第二後面101LDSO2よりも上方に配置されている。図11に示すように、左遮蔽カバー凹部101LDSOの第一後面101LDSO1は、車輌左側面視で車輌前方から後方かつ下方に向かって延びてから下方に向かって延びるように形成され、左遮蔽カバー凹部101LDSOの第二後面101LDSO2と接続される。図11に示すように、左遮蔽カバー凹部101LDSOの第二後面101LDSO2は、車輌左側面視で車輌前方から後方に向かって延びてから後方かつ下方に向かって延びるように形成される。
図13に示すように、左遮蔽カバー凹部101LDSOは、車輌平面視で車両の後方に凹む形状を有する。
右遮蔽カバー部101RDSは、右遮蔽カバー凹部101RDSOを含む。図12に示すように、右遮蔽カバー凹部101RDSOは、車輌右側面視で車両の後方に凹む形状を有する。また、図12に示すように、右遮蔽カバー凹部101RDSOは、車輌右側面視で車両の前方に向かって配置される。より詳しく言えば、図12に示すように、右遮蔽カバー部101RDSの右遮蔽カバー凹部101RDSOは、車両の前方かつ下方に向かって配置されている。図2、12に示すように、右遮蔽カバー凹部101RDSOは、前輪7よりも上方に配置されている。右遮蔽カバー凹部101RDSOは、下端部が前輪7の上端部よりも上方に配置されている。図12に示すように、右遮蔽カバー凹部101RDSOは、少なくとも一部がフェンダーカバー17よりも上方に配置されている。右遮蔽カバー凹部101RDSOは、下端部がフェンダーカバー17の上端部よりも下方に配置されている。右遮蔽カバー凹部101RDSOは、上端部がフェンダーカバー17の上端部よりも上方に配置されている。
図9に示すように、右遮蔽カバー凹部101RDSOは、第一後面101RDSO1と第二後面101RDSO2とを含む。右遮蔽カバー凹部101RDSO1の第一後面101RDSO1と右遮蔽カバー凹部101RDSOの第二後面101RDSO2は、車両上下方向に配置されている。右遮蔽カバー凹部101RDSO1の第一後面101RDSO1は、第二後面101RDSO2よりも上方に配置されている。図12に示すように、右遮蔽カバー凹部101RDSO1の第一後面101RDSO1は、車輌右側面視で車輌前方から後方かつ下方に向かって延びてから下方に向かって延びるように形成され、右遮蔽カバー凹部101RDSOの第二後面101RDSO2と接続される。図11に示すように、左遮蔽カバー凹部101RDSOの第二後面101RDSO2は、車輌右側面視で車輌前方から後方に向かって延びてから後方かつ下方に向かって延びるように形成される。
図13に示すように、右遮蔽カバー凹部101RDSOは、車輌平面視で車両の後方に凹む形状を有する。
図1、9に示すように、左遮蔽カバー部101LDSは、車輌正面視での投影面積が車輌左側面視での投影面積よりも大きい。また、図1、4に示すように、左遮蔽カバー部101LDSは、車輌正面視での上縁部101LDSUの長さが車輌左側面視での上縁部101LDSUの長さよりも長い。また、図9、11に示すように、左遮蔽カバー部101LDSは、車輌正面視での後縁部101LDSBに対する上縁部101LDSUの長さの比は、車輌左側面視での後縁部101LDSBに対する上縁部101LDSUの長さの比よりも大きい。図11に示すように、左遮蔽カバー部101LDSは、車輌左側面視で、車輌正面視での内縁部(前縁部101LDSF)が車輌正面視での外縁部(後縁部101LDSB)よりも前方に配置されている。
図1、9に示すように、右遮蔽カバー部101RDSは、車輌正面視での投影面積が車輌右側面視での投影面積よりも大きい。また、図1、4に示すように、右遮蔽カバー部101RDSは、車輌正面視での上縁部101RDSUの長さが車輌右側面視での上縁部101RDSUの長さよりも長い。また、図9、12に示すように、右遮蔽カバー部101RDSは、車輌正面視での後縁部101RDSBに対する上縁部101RDSUの長さの比は、車輌左側面視での後縁部101RDSBに対する上縁部101RDSUの長さの比よりも大きい。図12に示すように、右遮蔽カバー部101RDSは、車輌右側面視で、車輌正面視での内縁部(前縁部101RDSF)が車輌正面視での外縁部(後縁部101RDSB)よりも前方に配置されている。
図9に示すように、フェンダーカバー17は、車輌正面視で、フロントカバー101の上側カバー101Uよりも下方に配置される。車輌正面視で、左遮蔽カバー部101LDSの前縁部101LDSFは、少なくとも一部がフェンダーカバー17の車輌左右方向の左端部を通した鉛直線S3よりも車輌左右方向の右方に位置する。右遮蔽カバー部101RDSの前縁部101RDSFは、少なくとも一部がフェンダーカバー17の車輌左右方向の右端部を通した鉛直線S4よりも車輌左右方向の左方に位置する。車輌正面視で、左遮蔽カバー部101LDS及び右遮蔽カバー部101RDSは、いずれも、少なくとも一部がフェンダーカバー17の上端部を通した水平線S5よりも下方に配置される。より詳しく言えば、左遮蔽カバー部101LDSの上縁部101LDSU及び右遮蔽カバー部101RDSの上縁部101RDSUは、フェンダーカバー17の上端部を通した水平線S5よりも上方に配置される。左遮蔽カバー部101LDSの下縁部101LDSD及び右遮蔽カバー部101RDSの下縁部101RDSDは、フェンダーカバー17の上端部を通した水平線S5よりも下方に配置される。
《左、右補強カバー部103、104》
図14に示すように、左補強カバー103は、フロントカバー101と別体として配置される。左補強カバー103は、レッグシールド102に設けられている。
図10に示すように、背面視で、左補強カバー103は、レッグシールド102の左縁部よりも左方に配置される。また、図14、15に示すように、左補強カバー103は、左側カバー左下部101LDの後方から、左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1、左下側面部101LD2、及び左遮蔽カバー部101LDSにより形成された開口部101LDOに差し込むように配置される。つまり、左補強カバー103は、左側カバー左上部101LUの左縁部101LULよりも車輌左右方向の左方に位置する。
また、右補強カバー104は、左補強カバー103と同様に、フロントカバー101と別体として配置される。右補強カバー104は、レッグシールド102に設けられている。
図10に示すように、背面視で、右補強カバー104は、レッグシールド102の右縁部よりも右方に配置される。また、左補強カバー103と同様に、右補強カバー104は、右側カバー右下部101RDの後方から、右側カバー右下部101RDの右下上面部101RD1、右下側面部101RD2、及び右遮蔽カバー部101RDSにより形成された開口部101RDOに差し込むように配置される。つまり、右補強カバー104は、右側カバー右上部101RUの右縁部101RURよりも車輌左右方向の右方に位置する。
図11に示すように、左補強カバー103は、車輌左側面視で車両の前方に凹んだ左補強カバー凹部103Oを含む。左補強カバー凹部103Oは、車輌左側面視で左遮蔽カバー凹部101LDSOよりも後方に位置する。
図14に示すように、左補強カバー103の左補強カバー凹部103Oは、第一前面103O1と第二前面103O2とを含む。図11に示すように、左補強カバー凹部103Oの第一前面103O1は、車輌左側面視で車輌前方に向かって凹むように形成され、その下端は、左補強カバー凹部103Oの第二前面103O2と接続される。図11に示すように、左補強カバー凹部103Oの第二前面103O2は、車輌左側面視で車輌前方に向かって凹むように形成される。左補強カバー凹部103Oの第二前面103O2は、左遮蔽カバー凹部101LDSOの第二後面101LDSO2と接続している。
図13に示すように、車両平面視において、左補強カバー凹部103Oは、少なくとも一部が左側カバー左下部101LDと重なる。より詳しく言えば、車両平面視において、左補強カバー凹部103Oの第一前面103O1は、左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1の後縁よりも前方に配置される。
また、図11に示すように、車両左側面視において、左補強カバー凹部103Oは、少なくとも一部が左側カバー左下部101LDと重なる。より詳しく言えば、車両左側面視において、左補強カバー凹部103Oの第一前面103O1及び第二前面103O2は、左側カバー左下部101LDの左下側面部101LD2の後縁101LDRよりも前方に配置される。
図12に示すように、右補強カバー104は、車輌右側面視で車両の前方に凹んだ右補強カバー凹部104Oを含む。右補強カバー凹部104Oは、車輌右側面視で右遮蔽カバー凹部104RDSOよりも後方に位置する。
左補強カバー103と同様に、右補強カバー104の右補強カバー凹部104Oは、第一前面104O1と第二前面104O2とを含む。図12に示すように、右補強カバー凹部104Oの第一前面104O1は、車輌右側面視で車輌前方に向かって凹むように形成され、その下端は、右補強カバー凹部104Oの第二前面104O2と接続される。図12に示すように、右補強カバー凹部104Oの第二前面104O2は、車輌右側面視で車輌前方に向かって凹むように形成される。右補強カバー凹部104Oの第二前面104O2は、右遮蔽カバー凹部101RDSOの第二後面101RDSO2と接続している。
図13に示すように、車両平面視において、右補強カバー凹部104Oは、少なくとも一部が右側カバー右下部101RDと重なる。より詳しく言えば、車両平面視において、右補強カバー凹部104Oの第一前面104O1は、右側カバー右下部101RDの左下上面部101RD1の後縁よりも前方に配置される。
また、図11に示すように、車両右側面視において、右補強カバー凹部104Oは、少なくとも一部が右側カバー右下部101RDと重なる。より詳しく言えば、車両右側面視において、右補強カバー凹部104Oの第一前面104O1及び第二前面104O2は、右側カバー右下部101RDの右下側面部101RD2の後縁102RDRよりも前方に配置される。
《実施態様の効果》
(1)
以上のように、本実施形態の鞍乗型車両1は、ヘッドパイプ21と、左右一対のフロントフォーク4と、前輪7と、シート6と、フロントカバー101ユニット10と、を含む。左右一対のフロントフォーク4は、ヘッドパイプ21に回転可能に設けられる。前輪7は、左右一対のフロントフォーク4に回転可能に支持される。シート6は、ヘッドパイプ21よりも車両の後方に配置され、運転者が着座する着座面6S1を備える。フロントカバー101ユニット10は、シート6よりも前方に配置された。フロントカバー101ユニット10は、ヘッドパイプ21よりも後方に配置されるレッグシールド102と、フロントカバー101と、左補強カバー103と、右補強カバー104と、を含む。フロントカバー101は、レッグシールド102よりも前方に配置され、レッグシールド102に接続する。フロントカバー101は、上側カバー101Uと、インナーカバー101Iと、左側カバー101Lと、右側カバー101Rと、を含む。上側カバー101Uは、車両正面視で、ヘッドパイプ21よりも前方、かつ、前輪7よりも上方に配置された。インナーカバー101Iは、上側カバー101Uよりも下方であって前輪7よりも後方に配置され、上側カバー101Uの下縁部101UDと接続する。左側カバー101Lは、車両正面視で、前輪7よりも車輌左右方向の左方に配置され、上側カバー101Uの左縁部101ULと接続する。右側カバー101Rは、車両正面視で、前輪7よりも車輌左右方向の右方に配置され、上側カバー101Uの右縁部101URと接続する。左側カバー101Lは、左側カバー左上部101LUと、左側カバー左下部101LDと、を含む。左側カバー左上部101LUは、車両左側面視でシート6の着座面6S1を通る仮想水平線Hよりも上方に位置する。左側カバー左下部101LDは、車両左側面視で仮想水平線Hよりも下方に位置する。左側カバー左下部101LDは、左下上面部101LD1と、左下側面部101LD2と、を含む。左下上面部101LD1は、車両正面視で左側カバー左上部101LUの左縁部101ULの下端よりも車幅方向の外方に延びる。左下側面部101LD2は、車両正面視で左下上面部101LD1の外端部から車両上下方向の下方に延びる。右側カバー101Rは、右側カバー右上部101RUと、右側カバー右下部101RDと、を含む。右側カバー右上部101RUは、車両右側面視でシート6の着座面6S1を通る仮想水平線Hよりも上方に位置する。右側カバー右下部101RDは、車輌右側面視で仮想水平線Hよりも下方に位置する。右側カバー右下部101RDは、右下上面部101RD1と、右下側面部101RD2とを、含む。右下上面部101RD1は、車両正面視で右側カバー右上部101RUの右縁部101URの下端よりも車幅方向の外方に延びる。右下側面部101RD2は、車両正面視で右下上面部101RD1の外端部から車両上下方向の下方に延びる。左側カバー左下部101LDは、左遮蔽カバー部101LDSをさらに含む。左遮蔽カバー部101LDSは、少なくとも一部が左側カバー左上部101LUの左縁部101ULよりも車輌左右方向の左方に位置する。右側カバー右下部101RDは、右遮蔽カバー部101RDSをさらに含む。右遮蔽カバー部101RDSは、少なくとも一部が右側カバー右上部101RUの右縁部101URよりも車輌左右方向の右方に位置する。左遮蔽カバー部101LDSは、左遮蔽カバー凹部101LDSOを含む。左遮蔽カバー凹部101LDSOは、車輌左側面視で車両の後方に凹む形状を有し、かつ、車両の前方に向かって配置される。右遮蔽カバー部101RDSは、右遮蔽カバー凹部101RDSOを含む。右遮蔽カバー凹部101RDSOは、車輌右側面視で車両の後方に凹む形状を有し、かつ、車両の前方に向かって配置される。左補強カバー103は、フロントカバー101と別体として配置され、左側カバー左上部101LUの左縁部101ULよりも車輌左右方向の左方に位置する。右補強カバー104は、フロントカバー101と別体として配置され、右側カバー右上部101RUの右縁部101URよりも車輌左右方向の右方に位置する。左補強カバー103は、車輌左側面視で左遮蔽カバー凹部101LDSOよりも後方に位置し、かつ、車輌左側面視で車両の前方に凹んだ左補強カバー凹部103Oを含む。車両平面視において、左補強カバー凹部103Oは、少なくとも一部が左側カバー左下部101LDと重なる。車両左側面視において、左補強カバー凹部103Oは、少なくとも一部が左側カバー左下部101LDと重なる。右補強カバー104は、車輌右側面視で右遮蔽カバー凹部101RDSOよりも後方に位置し、かつ、車輌右側面視で車両の前方に凹んだ右補強カバー凹部104Oを含む。車両平面視において、右補強カバー凹部104Oは、少なくとも一部が右側カバー右下部101RDと重なる。車両右側面視において、右補強カバー凹部104Oは、少なくとも一部が右側カバー右下部101RDと重なる。
上述したとおり、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両は、左側カバー左下部101LDは、少なくとも一部が左側カバー左上部101LUの左縁部101ULよりも車輌左右方向の左方に位置する左遮蔽カバー部101LDSを含む。右側カバー右下部101RDは、少なくとも一部が右側カバー右上部101RUの右縁部101URよりも車輌左右方向の右方に位置する右遮蔽カバー部101RDSを含む。つまり、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両では、左・右側カバー101L、101Rにおける前輪7の動きにより飛散した泥水を受けやすい部分(即ち、左側カバー左下部101LDと右側カバー右下部101RD)のそれぞれには、左遮蔽カバー部101LDS及び右遮蔽カバー部101RDSが形成されている。これにより、前輪7の動きにより飛散した泥水は、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSにより受け止められて左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSに留められることができるため、車輌の後方に流れにくくなる。したがって、前輪7の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかることを抑制するという効果を達成できる。また、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSを、シート6の着座面6S1を通る仮想水平線Hよりも低い位置の左側カバー左下部101LD及び右側カバー右下部101RDにそれぞれ形成することで、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSが受ける走行風による外力を小さくすることができる。したがって、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSが含まれる左・右側カバー101L、101Rを形成することで、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSにより泥水を受け止めて車輌の後方への流れる泥水を減らしても、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSが受ける外力によってフロントカバー101とレッグシールド102との連結剛性が不足し、フロントカバー101とレッグシールド102とがずれやすくなる状況は発生しない。
また、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両では、左側カバー左下部101LDは、車両正面視で左側カバー左上部101LUの左縁部101ULの下端から車幅方向の外方に延びる左下上面部101LD1と、車両正面視で左下上面部101LD1の外端部から車両上下方向の下方に延びる左下側面部101LD2と、を含む。右側カバー右下部101RDは、車両正面視で右側カバー右上部101RUの右縁部101URの下端から車幅方向の外方に延びる右下上面部101RD1と、車両正面視で右下上面部101RD1の外端部から車両上下方向の下方に延びる右下側面部101RD2とを、含む。つまり、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両は、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSを、シート6の着座面6S1を通る仮想水平線Hよりも低い位置の左・右側カバー101L、101Rに形成するとともに、左・右側カバー101L、101Rに対して、シート6の着座面6S1を通る仮想水平線Hよりも上方に位置する上部を、シート6の着座面6S1を通る仮想水平線Hよりも下方に位置する下部と比べて車幅方向に狭くするように形成した。これにより、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSを、シート6の着座面6S1を通る仮想水平線Hよりも高い位置までに左・右側カバー101L、101Rに形成することに比べて、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSを左側カバー左下部101LD及び右側カバー右下部101RDにそれぞれ形成することで、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSが受ける走行風による外力を小さくすることに加え、左・右側カバー101L、101Rの全体を車幅方向に広くすることに比べて、左・右側カバー101L、101Rの上部は、走行風が当たる面積を小さくすることができる。そのため、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSが受ける走行風による外力がさらに小さくなり、フロントカバー101とレッグシールド102とのずれに対する抑制はさらに向上させることができる。
さらに、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両では、左補強カバー103は、フロントカバー101と別体として配置され、前記左側カバー左上部101LUの左縁部101ULよりも車輌左右方向の左方に位置する。左補強カバー103は、車輌左側面視で車両の前方に凹んだ左補強カバー凹部103Oを含み、車両平面視において、左補強カバー凹部103Oは、少なくとも一部が左側カバー左下部101LDと重なり、車両左側面視において、左補強カバー凹部103Oは、少なくとも一部が左側カバー左下部101LDと重なる。右補強カバー104は、フロントカバー101と別体として配置され、右側カバー右上部101RUの右縁部101URよりも車輌左右方向の右方に位置する。右補強カバー104は、車輌右側面視で車両の前方に凹んだ右補強カバー凹部104Oを含み、車両平面視において、右補強カバー凹部104Oは、少なくとも一部が右側カバー右下部101RDと重なり、車両右側面視において、右補強カバー凹部104Oは、少なくとも一部が右側カバー右下部101RDと重なる。つまり、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両では、左・右補強カバー103、104のそれぞれは、前方に凹んだ形状を有する左・右補強カバー凹部103O、104Oを含み、左・右側カバー101L、101Rの後方から左・右側カバー101L、101Rに差し込むように配置される。これにより、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSを左側カバー左下部101LD及び右側カバー右下部101RDにそれぞれ形成するとともに、左側カバー左上部101LU及び右側カバー右上部101RUを、それぞれ、左側カバー左下部101LD及び右側カバー右下部101RDと比べて車幅方向に狭くするように形成することで、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSが受ける走行風による外力を小さくすることに加え、左・右補強カバー103、104によってフロントカバー101の動きを規制することができる。その結果、フロントカバー101とレッグシールド102とのずれに対する抑制はさらに向上させることができる。
さらに、本発明の第1実施形態の鞍乗型車両では、左遮蔽カバー部101LDSは、車輌左側面視で車両の後方に凹む形状を有し、かつ、車両の前方に向かって配置される左遮蔽カバー凹部101LDSOを含む。左補強カバー103は、車輌左側面視で左遮蔽カバー凹部101LDSOよりも後方に位置する。右遮蔽カバー部101RDSは、車輌右側面視で車両の後方に凹む形状を有し、かつ、車両の前方に向かって配置される右遮蔽カバー凹部101RDSOを含む。右補強カバー104は、車輌右側面視で右遮蔽カバー凹部101RDSOよりも後方に位置する。つまり、左遮蔽カバー部101LDS及び右遮蔽カバー部101RDSのそれぞれには、左遮蔽カバー凹部101LDSO及び右遮蔽カバー凹部101RDSOが形成され、左遮蔽カバー凹部101LDSO及び右遮蔽カバー凹部101RDSOにより泥水を留める効果を向上させる。これにより、前輪7の動きにより飛散した泥水がさらに後方に伝いにくくなり、運転者の脚部に泥水がさらにかかりにくくすることができる。したがって、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSを大きく形成しなくても、前輪7の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかることを十分に防止することができる。前述したとおり、左側カバー101L及び右側カバー101Rの形状、及び、左遮蔽カバー101LDS及び右遮蔽カバー101RDSの設置位置に対する設計、並びに、左・右補強カバー103、104の設置により、フロントカバー101とレッグシールド102とのずれを十分抑制することができる。そのため、泥水の抑制効果をさらに向上できる左、右遮蔽カバー部101LDS、101RDSの形状を工夫し、左遮蔽カバー部101LDS及び右遮蔽カバー部101RDSのそれぞれに左遮蔽カバー凹部101LDSO及び右遮蔽カバー凹部101RDSOを形成しても、フロントカバー101とレッグシールド102とのずれを心配することはない。
このように、前輪7の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかることを防止するとともに、フロントカバー101とレッグシールド102とのずれを抑制することを同時に解決できる鞍乗型車両1を提供できる。
(2)
また、本実施形態に係るスクータ型車両1の一つの好ましい形態においては、左遮蔽カバー部101LDSは、車輌正面視での投影面積が車輌左側面視での投影面積よりも大きい。右遮蔽カバー部101RDSは、車輌正面視での投影面積が車輌右側面視での投影面積よりも大きい。
この場合、左遮蔽カバー部101LDS及び右遮蔽カバー部101RDSのそれぞれの車両の前方に向かう面積は大きいため、前輪7の動きにより飛散した泥水を受け止める面積は大きい。そのため、左遮蔽カバー部101LDS及び右遮蔽カバー部101RDSにより、前輪7の動きにより飛散した泥水を受け止めて左・右遮蔽カバー部101RDSに留めることができるため、前輪7の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかることをさらに防止できる。
(3)
また、本実施形態に係るスクータ型車両1の一つの好ましい形態においては、左遮蔽カバー部101LDSは、前縁部101LDSFが車輌左側面視で車輌の前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成されている。右遮蔽カバー部101RDSは、前縁部101RDSFが車輌右側面視で車輌の前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成されている。
この場合、車輌側面視で左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSのそれぞれの前面は、車輌の前方かつ下方へ向かって配置されているため、前輪7の動きにより飛散した泥水をより受け止めやすくなる。これにより、前輪7の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかることをさらに防止できる。また、走行風が当たる面積を小さくできるので、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSが受ける走行風による外力が小さくなり、フロントカバー101とレッグシールド102とがずれにくくなる。
(4)
また、本実施形態に係るスクータ型車両1の一つの好ましい形態においては、左遮蔽カバー部101LDSの左遮蔽カバー凹部101LDSOは、車両の前方かつ下方に向かって配置されている。右遮蔽カバー部101RDSの右遮蔽カバー凹部101RDSOは、車両の前方かつ下方に向かって配置されている。
この場合、車輌側面視で左遮蔽カバー部101LDSの左遮蔽カバー凹部101LDSO及び右遮蔽カバー部101RDSの右遮蔽カバー凹部101RDSOのいずれも、車輌の前方かつ下方へ向かって配置されているため、前輪7の動きにより飛散した泥水をより受け止めやすくなる。これにより、前輪7の動きにより飛散した泥水が運転者の脚部にかかることをさらに防止できる。
(5)
また、本実施形態に係るスクータ型車両1の一つの好ましい形態においては、左側カバー左上部101LUは、正面視で車幅方向の外方に延びる左上上面部101LU1と、左上上面部101LU1の外端部から車両上下方向の下方に延びる左上側面部101LU2と、を含む。右側カバー右上部101RUは、正面視で車幅方向の外方に延びる右上上面部101RU1と、右上上面部101RU1の外端部から車両上下方向の下方に延びる右上側面部101RU2と、を含む。左上側面部101LU2は、左下側面部101LD2よりも車輌左右方向の右方に位置する。右上側面部101RU2は、右下側面部101RD2よりも車輌左右方向の左方に位置する。
この場合、左側カバー左上部101LUは、左側カバー左下部101LDよりも車幅方向の内側に凹ませたような段差状となり、右側カバー右上部101RUは、右側カバー右下部101RDよりも車幅方向の内側に凹ませるような段差状となる。これにより、左・右側カバー101L、101Rの上部は、走行風が当たる面積をさらに小さくすることができる。そのため、左・右遮蔽カバー部101LDS、101RDSが受ける走行風による外力がさらに小さくなり、フロントカバー101とレッグシールド102とのずれをさらに抑制することができる。また、車輌正面視で段差状ではない形状と比べて、フロントカバー101とレッグシールド102との連結部が長くなるので、その連結剛性をより確保できる。そのため、フロントカバー101とレッグシールド102とのずれに対する抑制はさらに向上させることができる。
(6)
また、本実施形態に係るスクータ型車両1の一つの好ましい形態においては、左補強カバー103は、レッグシールド102に一体的に設けられている。右補強カバー104は、レッグシールド102一体的に設けられている。
この場合、フロントカバー101の動きを規制することでフロントカバー101とレッグシールド102とのずれを抑制するための左・右補強カバー103、104は、レッグシールド102に設けられているので、左・右補強カバー103、104自体の取付剛性を高めることができるため、フロントカバー101の動きの規制能力も向上できる。その結果、フロントカバー101とレッグシールド102とのずれをさらに抑制することができる。
(7)
また、本実施形態に係るスクータ型車両1の一つの好ましい形態においては、車輌正面視で、左遮蔽カバー部101LDSの前縁部101LDSFは、少なくとも一部が前輪7上方に配置されたフェンダーカバー17の車輌左右方向の左端部を通した鉛直線S3よりも車輌左右方向の右方に位置する。車輌正面視で、右遮蔽カバー部101RDSの前縁部101RDSFは、少なくとも一部がフェンダーカバー17の車輌左右方向の右端部を通した鉛直線S4よりも車輌左右方向の左方に位置する。
この場合、左遮蔽カバー部101LDS及び右遮蔽カバー部101RDSは、いずれも、車輌正面視で少なくとも一部がフェンダーカバー17と重なっている。そのため、左遮蔽カバー部101LDS及び右遮蔽カバー部101RDSに加え、前輪7の動きにより飛散した泥水は、フェンダーカバー17により受け止められることも可能であるため、車輌の後方へ流れる泥水をさらに抑制することができる。これにより、運転者の脚部にかかることをさらに防止できる。
《変形例》
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例では、シート6は、運転者が着座する着座面6S1と後部座席乗員が着座する着座面6S2とを含み、着座面6S2は、着座面6S1よりも高く配置されているが、着座面6S2は、着座面6S1と同じ高さに配置されてもよい。また、シート6は、運転者が着座する着座面6S1のみを有してもよい。
また、実施例では、左側カバー左下部101LDは、左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1と、左側カバー左下部101LDの左下側面部101LD2と、左側カバー左下部101LDの左下連結面部101LD3と、を含むが、左側カバー左下部101LDは、左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1を有しなくてもよい。右側カバー右下部101RDは、右側カバー右下部101RDの右下上面部101RD1と、右側カバー右下部101RDの右下側面部101RD2と、右側カバー右下部101RDの右下連結面部101RD3と、を含むが、右側カバー右下部101RDは、右側カバー右下部101RDの右下上面部101RD1を有しなくてもよい。
また、左側カバー左下部101LDの左下連結面部101LD3は、左側カバー左上部101LUの左上側面部101LU2とは一体に形成されてもよいが、別体に形成されてもよい。右側カバー右下部101RDの右下連結面部101RD3は、右側カバー右上部101RUの右上側面部101RU2とは一体に形成されてもよいが、別体に形成されてもよい。
また、正面視での左側カバー左上部101LU及び右側カバー右上部101RU右側カバー右下部101RDの形状は、実施例に限定されていない。右側カバー右下部101RDつまり、左側カバー左上部101LUの左上側面部101LU2は、左上上面部の外端部から車両上下方向の下方に延びるように形成されてもよく、正面視で車輌左右方向の左方に向かって膨出した形状で形成されてもよく、正面視で車輌左右方向の右方へ凹んだ形状で形成されてもよい。左側カバー左上部101LUの左上側面部101LU2と対称である右側カバー右上部101RUの右上側面部101RU2も同様である。右側カバー右下部101RDなお、左側カバー左上部101LU正面視で車輌左右方向の左方かつ下方に向かって連続的に延びるように形成されてもよい。右側カバー右上部101RU右側カバー右下部101RDは、正面視で車輌左右方向の左方かつ下方に向かって連続的に延びるように形成されてもよい。
また、車輌左側面視で、左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1は、前方かつ下方に向かって延びるように形成されるが、これに限らず、前方かつ上方に向かって延びるように形成されてもよく、前方に向かって水平に延びるように形成されてもよい。また、車輌左側面視で、左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1は、上方に膨出した形状で形成されてもよく、下方へ凹んだ形状で形成されてもよい。左側カバー左下部101LDの左下上面部101LD1と対称である右側カバー右下部101RDの右下上面部101RD1も同様である。
また、実施例では、左遮蔽カバー部101LDSは、前縁部101LDSFが車輌左側面視で車輌の前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成され、右遮蔽カバー部101RDSは、前縁部101RDSFが車輌右側面視で車輌の前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成されているが、これに限らず、車両の前方に向かって配置される左遮蔽カバー凹部101LDSOを含んだけでよい。つまり、左遮蔽カバー部101LDSの前縁部101LDSFは、車輌の後方から前方かつ下方に向かって延びるように形成されてもよく、上方から下方に向かって延びるように形成されてもよい。なお、左遮蔽カバー部101LDSの前縁部101LDSFと対称である右遮蔽カバー部101RDSの前縁部101RDSFも同様である。
また、実施例では、左遮蔽カバー凹部101LDSO及び右遮蔽カバー凹部101RDSOは、車両の前方かつ下方に向かって配置されているが、これに限らず、車両の前方に向かって配置されるだけでよい。つまり、左遮蔽カバー凹部101LDSO及び右遮蔽カバー凹部101RDSOは、車両のまっすぐ前に向かって配置されてもよい。
また、実施例では、左補強カバー103及び右補強カバー104は、レッグシールド102に設けられている。より詳しく言えば、左補強カバー103及び右補強カバー104は、レッグシールド102と一体に設けられてよく、レッグシールド102と別体に設けられてよい。また、これに限らず、左補強カバー103及び右補強カバー104は、レッグシールド102に設けられていなくてもよい。
また、実施例では、車輌正面視で、左遮蔽カバー部101LDSの前縁部101LDSFは、少なくとも一部が前輪7上方に配置されたフェンダーカバー17の車輌左右方向の左端部を通した鉛直線S3よりも車輌左右方向の右方に位置するが、これに限らず、左遮蔽カバー部101LDSの前縁部101LDSFは、全体的に鉛直線S3よりも車輌左右方向の左方に位置したもよい。なお、左遮蔽カバー部101LDSと対称である右遮蔽カバー部101RDSも同様である。
また、本発明に係る鞍乗型車両では、2つに限らず3つ以上の車輪を有してもよい。例えば、2つの前輪と1つの後輪とを有してもよい。鞍乗型車両は、スクータ型車両に限らず、スポーツ型、或いは、モペット型などの他の自動二輪車であってもよい。或いは、鞍乗型車両は、スクータ型車両に限らず、ATV(All Terrain Vehicle(全地形型車両)などの四輪バギーなどの他の車両であってもよい。なお、電動車両に適用する場合、パワーユニットは、エンジンではなく、モーターである。
1 鞍乗型車両
2 車体フレーム
3 ステアリングシャフト
4 フロントフォーク
5 パワーユニット
6 シート
6S1 着座面
6S2 着座面
7 前輪
8 ハンドル
9 後輪
10 フロントカバーユニット
101 フロントカバー
101I インナーカバー
101I1 左前縁
101I2 右前縁
101U 上側カバー
101UU 上側カバーの上縁部
101UD 上側カバーの下縁部
101UR 上側カバーの右縁部
101UL 上側カバーの左縁部
101L 左側カバー
101LU 左側カバー左上部
101LU1 左上上面部
101LU2 左上側面部
101LU3 左上連結面部
101LUL 左側カバー左上部の左縁部
101LULD 下端
101LD 左側カバー左下部
101LD1 左下上面部
101LD2 左下側面部
101LD2F 左下側面部の前縁
101LD3 左下連結面部
101LDO 左側カバー左下部の開口部
101LDS 左遮蔽カバー部
101LDSU 左遮蔽カバー部の上縁部
101LDSD 左遮蔽カバー部の下縁部
101LDSF 左遮蔽カバー部の前縁部
101LDSB 左遮蔽カバー部の後縁部
101LDSO 左遮蔽カバー凹部
101LDSO1 左遮蔽カバー凹部の第一後面
101LDSO2 左遮蔽カバー凹部の第二後面
101R 右側カバー
101RU 右側カバー右上部
101RU1 右上上面部
101RU2 右上側面部
101RD2F 右下側面部の前縁
101RU3 右上連結面部
101RUR 右側カバー右上部の右縁部
101RURD 下端
101RD 右側カバー右下部
101RD1 右下上面部
101RD2 右下側面部
101RD3 右下連結面部
101RDS 右遮蔽カバー部
101RDSU 右遮蔽カバー部の上縁部
101RDSD 右遮蔽カバー部の下縁部
101RDSF 右遮蔽カバー部の前縁部
101RDSB 右遮蔽カバー部の後縁部
101RDSO 右遮蔽カバー凹部
101RDSO1 後面
101UO 開口
102 レッグシールド
103 左補強カバー
103O 左補強カバー凹部
103O1 左補強カバー凹部の第一前面
103O2 左補強カバー凹部の第二前面
104 右補強カバー
104O 右補強カバー凹部
104O1 右補強カバー凹部の第一前面
104O2 右補強カバー凹部の第二前面
11 リアカバー
12 ロアカバー
13 フットボード部
14 ヘッドライト
15 左側サブカバー
16 右側サブカバー
17 フェンダーカバー
21 ヘッドパイプ
22 ダウンフレーム
23 ロアフレーム
24 リアフレーム
901 鞍乗型車両
902 ヘッドパイプ
905 前輪
906 シート
913 フロントカバーユニット
915 フロントカバー
916 レッグシールド
919 フットボード
932 レッグシールド
934 フロントカバー
935 上側カバー
936 インナーカバー
937 左側カバー
938 右側カバー
S1 鉛直線
S2 鉛直線
S3 鉛直線
S4 鉛直線
S5 水平線
H 仮想水平線
H’ 仮想水平線

Claims (7)

  1. ヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプに回転可能に設けられる左右一対のフロントフォークと、
    前記左右一対のフロントフォークに回転可能に支持される前輪と、
    前記ヘッドパイプよりも車両の後方に配置され、運転者が着座する着座面を備えるシートと、
    前記シートよりも前方に配置されたフロントカバーユニットと、を含み、
    前記フロントカバーユニットは、前記ヘッドパイプよりも後方に配置されるレッグシールドと、前記レッグシールドよりも前方に配置され、前記レッグシールドに接続するフロントカバーと、左補強カバーと、右補強カバーと、を含み、
    前記フロントカバーは、車両正面視で、前記ヘッドパイプよりも前方、かつ、前記前輪よりも上方に配置された上側カバーと、前記上側カバーよりも下方であって前記前輪よりも後方に配置され、前記上側カバーの下縁部と接続するインナーカバーと、車両正面視で、前記前輪よりも車両左右方向の左方に配置され、前記上側カバーの左縁部と接続する左側カバーと、車両正面視で、前記前輪よりも車両左右方向の右方に配置され、前記上側カバーの右縁部と接続する右側カバーと、を含み、
    前記左側カバーは、車両左側面視で前記シートの着座面を通る仮想水平線よりも上方に位置する左側カバー左上部と、車両左側面視で前記仮想水平線よりも下方に位置する左側カバー左下部と、を含み、
    前記左側カバー左下部は、車両正面視で前記左側カバー左上部の左縁部の下端よりも車幅方向の外方に延びる左下上面部と、車両正面視で前記左下上面部の外端部から車両上下方向の下方に延びる左下側面部と、を含み、
    前記右側カバーは、車両右側面視で前記シートの着座面を通る仮想水平線よりも上方に位置する右側カバー右上部と、車両右側面視で前記仮想水平線よりも下方に位置する右側カバー右下部と、を含み、
    前記右側カバー右下部は、車両正面視で前記右側カバー右上部の右縁部の下端よりも車幅方向の外方に延びる右下上面部と、車両正面視で前記右下上面部の外端部から車両上下方向の下方に延びる右下側面部とを、含み、
    前記左側カバー左下部は、少なくとも一部が前記左側カバー左上部の左縁部よりも車両左右方向の左方に位置する左遮蔽カバー部をさらに含み、前記右側カバー右下部は、少なくとも一部が前記右側カバー右上部の右縁部よりも車両左右方向の右方に位置する右遮蔽カバー部をさらに含み、
    前記左遮蔽カバー部は、車両左側面視で車両の後方に凹む形状を有し、かつ、車両の前方に向かって配置される左遮蔽カバー凹部を含み、
    前記右遮蔽カバー部は、車両右側面視で車両の後方に凹む形状を有し、かつ、車両の前方に向かって配置される右遮蔽カバー凹部を含み、
    前記左補強カバーは、前記フロントカバーと別体として配置され、前記左側カバー左上部の左縁部よりも車両左右方向の左方に位置し、
    前記右補強カバーは、前記フロントカバーと別体として配置され、前記右側カバー右上部の右縁部よりも車両左右方向の右方に位置し、
    前記左補強カバーは、車両左側面視で前記左遮蔽カバー凹部よりも後方に位置し、かつ、車両左側面視で車両の前方に凹んだ左補強カバー凹部を含み、車両平面視において、前記左補強カバー凹部は、少なくとも一部が前記左側カバー左下部と重なり、車両左側面視において、前記左補強カバー凹部は、少なくとも一部が前記左側カバー左下部と重なり、
    前記右補強カバーは、車両右側面視で前記右遮蔽カバー凹部よりも後方に位置し、かつ、車両右側面視で車両の前方に凹んだ右補強カバー凹部を含み、車両平面視において、前記右補強カバー凹部は、少なくとも一部が前記右側カバー右下部と重なり、車両右側面視において、前記右補強カバー凹部は、少なくとも一部が前記右側カバー右下部と重なる、鞍乗型車両。
  2. 前記左遮蔽カバー部は、車両正面視での投影面積が車両左側面視での投影面積よりも大きく、
    前記右遮蔽カバー部は、車両正面視での投影面積が車両右側面視での投影面積よりも大きい、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記左遮蔽カバー部は、前縁部が車両左側面視で車両の前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成され、
    前記右遮蔽カバー部は、前縁部が車両右側面視で車両の前方から後方かつ下方に向かって延びるように形成されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記左遮蔽カバー部の前記左遮蔽カバー凹部は、車両の前方かつ下方に向かって配置されており、
    前記右遮蔽カバー部の前記右遮蔽カバー凹部は、車両の前方かつ下方に向かって配置されている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記左側カバー左上部は、正面視で車幅方向の外方に延びる左上上面部と、前記左上上面部の外端部から車両上下方向の下方に延びる左上側面部と、を含み、
    前記右側カバー右上部は、正面視で車幅方向の外方に延びる右上上面部と、前記右上上面部の外端部から車両上下方向の下方に延びる右上側面部と、を含み、
    前記左上側面部は、前記左下側面部よりも車両左右方向の右方に位置し、前記右上側面部は、前記右下側面部よりも車両左右方向の左方に位置する、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記左補強カバーは、前記レッグシールドに設けられており、
    前記右補強カバーは、前記レッグシールドに設けられている、請求項1に記載の鞍乗型車両。
  7. 車両正面視で、前記左遮蔽カバー部の前縁部は、少なくとも一部が前記前輪上方に配置されたフェンダーカバーの車両左右方向の左端部を通した鉛直線よりも車両左右方向の右方に位置し、
    車両正面視で、前記右遮蔽カバー部の前縁部は、少なくとも一部が前記フェンダーカバーの車両左右方向の右端部を通した鉛直線よりも車両左右方向の左方に位置する、請求項1に記載の鞍乗型車両。
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