JP2006082723A - 自動二輪車 - Google Patents

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Takao Koya
孝男 小屋
Masatsugu Arimura
正嗣 有村
Kuniyuki Takahashi
邦之 高橋
Takahiro Yamazaki
隆宏 山▲崎▼
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Abstract

【課題】燃料タンクをニーグリップでき、しかもシュラウドで燃料タンクを保護可能である。
【解決手段】自動二輪車1は、エンジン9が搭載される車体フレーム2と、エンジン9の上方位置で車体フレーム2を跨ぐように配置される燃料タンク15と、燃料タンク15の後端部に連なるシート12と、燃料タンク15の左右側方へ配置したシュラウド11とを備え、燃料タンク15は、左右の両外側面に形成されたニーグリップ部15gと、このニーグリップ部15gの外周を規定する凸状部15hを有し、シュラウド11は、後上側の一部を後方へ向けて延ばした上側延出部11fを有し、この上側延出部11fにより凸状部15hの一部を形成した。
【選択図】図16

Description

この発明は、燃料タンクの左右側方へ配置したシュラウドを備える自動二輪車に関する。
従来の自動二輪車には、エンジンの上方位置で車体フレームを跨ぐように燃料タンクが配置され、この燃料タンクの後端部に連なるシートを配置し、燃料タンクの左右側方へシュラウドを配置し、このシュラウドにより走行風をエンジン側に導いてエンジンを冷却するものがある(例えば、特許文献1、2)。
特許文献1のシュラウドは、燃料タンクの両側面から下方に垂下し、燃料タンクと、ラジエターの側面を覆っている。特許文献2のシュラウドは、燃料タンクの左右の前端部に取り付けられ、略四辺形状をなしている。
特開平6−247367号公報(第1頁〜第3頁、図1〜図3) 特開2002−264875号公報(第1頁〜第6頁、図1〜図8)
このように、走行風をエンジンに導くようにシュラウドが設けられるが、このシュラウドは燃料タンクが障害物と接触しないように保護する機能も有している。燃料タンクは金属で形成され、障害物に接触して凹み、あるいは傷付くと交換にコストがかかる。一方、シュラウドは樹脂で成形され、傷付いても低コストで交換することができる。
ところで、特許文献1のシュラウドは、燃料タンクの両側面全体を覆っているため、ライダーは膝で燃料タンクを直接挟み込むことができず、ライディングの姿勢を保持することができない。また、特許文献2のシュラウドは、燃料タンクの左右の前端部に取り付けられており、ライダーの膝が燃料タンクを挟み込みニーグリップによりライディングの姿勢を保持することができるが、燃料タンクの側部を保護できない等の問題がある。
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、燃料タンクをニーグリップでき、しかもシュラウドで燃料タンクを保護可能な自動二輪車を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、エンジンが搭載される車体フレームと、前記エンジンの上方位置で前記車体フレームを跨ぐように配置される燃料タンクと、前記燃料タンクの後端部に連なるシートと、前記燃料タンクの左右側方へ配置したシュラウドとを備える自動二輪車において、
前記燃料タンクは、左右の両外側面に形成されたニーグリップ部と、このニーグリップ部の外周を規定する凸状部を有し、
前記シュラウドは、後上側の一部を後方へ向けて延ばした上側延出部を有し、この上側延出部を前記凸状部の一部に沿わせたことを特徴とする自動二輪車である。
請求項2に記載の発明は、前記燃料タンクは、タンク外面に前記上側延出部を納める段差部を有することを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車である。
請求項3に記載の発明は、前記シュラウドは、後下側の一部を後方へ向けて延ばした下側延出部を有し、この下側延出部により前記燃料タンクの下端部を覆うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動二輪車である。
請求項4に記載の発明は、前記シュラウドは、前縁の側方視形状が中間に後方への凹部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動二輪車である。
請求項5に記載の発明は、前記シュラウドは、前記燃料タンクに対して着脱可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動二輪車である。
請求項6に記載の発明は、前記シュラウドは、前記燃料タンクの前部に対する前側締付部を有し、
前記前側締付部をシュラウド内面側で前記シュラウドの前縁より後方位置にて前記燃料タンク側に車体前方から締付固定することを特徴とする請求項5に記載の自動二輪車である。
請求項7に記載の発明は、前記シュラウドの前記下側延出部は、前記シートの下方側方を覆うサイドカバーに隣接するまで後方に延びていることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車である。
請求項8に記載の発明は、前記シュラウドは、前記燃料タンクの後部に対する後側締付部を有し、
前記後側締付部を前記燃料タンクに車体側方から締付固定し、前記後側締付部を前記サイドカバーにより覆うことを特徴とする請求項7に記載の自動二輪車である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明によれば、シュラウドが後上側の一部を後方へ向けて延ばした上側延出部を有し、この上側延出部を燃料タンクのニーグリップ部の外周を規定する凸状部の一部に沿わせたから、ライダーは膝で燃料タンクのニーグリップ部を直接挟み込みライディングの姿勢を保持することができる。また、シュラウドが後上側の一部を後方へ向けて延ばした上側延出部が燃料タンクの側方へ突出し、障害物が燃料タンクに干渉しないように保護している。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に加え、燃料タンクがタンク外面にシュラウドの上側延出部を納める段差部を有し、段差部によって燃料タンクのタンク外面に凹凸ができて剛性が向上する。また、シュラウドの上側延出部をタンク外面の段差部に納めるように取り付けられ、シュラウドを燃料タンクに一体的に取り付けることができ外観性が向上する。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または請求項2に加え、シュラウドの後下側の一部を後方へ向けて延ばした下側延出部により燃料タンクの下端部を覆い、この下側延出部によって燃料タンクの溶接部等が外部から見えないようにすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1または請求項2に加え、シュラウドは、前縁の側方視形状が中間に後方への凹部を有し、シュラウドの前側からの取り付け作業が容易になっている。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1または請求項2に加え、シュラウドが燃料タンクに対して着脱可能であり、極力小さいサイズのシュラウドで燃料タンクを保護でき、シュラウドを交換する場合も低コストである。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に加え、シュラウドは、前側締付部をシュラウド内面側でシュラウドの前縁より後方位置にて燃料タンクに車体前方から締付固定し、シュラウドを燃料タンクに簡単かつ確実に取り付けることができ、しかもシュラウドの取付状態が外部から見えないようになっている。
請求項7に記載の発明によれば、請求項3に加え、シュラウドの下側延出部は、サイドカバーに隣接するまで後方に延びて、燃料タンクの溶接部等の略全長が外部から見えないようになっている。
請求項8に記載の発明によれば、請求項7に加え、後側締付部により燃料タンクに車体側方から締付固定し、後側締付部をサイドカバーにより覆うことで、シュラウドを燃料タンクに簡単かつ確実に取り付けることができ、しかもシュラウドの取付状態が外部から見えないようになっている。
以下、この発明の自動二輪車の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。なお、以下の説明において上下・左右・前後の各方向は自動二輪車の走行状態を基準とする。まず、この自動二輪車の概要を説明する。図1は自動二輪車の左側面図、図2は自動二輪車の右側面図、図3は自動二輪車の正面図、図4は自動二輪車の平面図、図5は燃料タンクの取付状態を示す側面図、図6はリヤアームの懸架部の側面図である。
この自動二輪車1の車体フレーム2は、クレードル形のフレームであり、この車体フレーム2の前端のステアリングヘッドパイプ3には、フロントフォーク4が旋回可能に設けられている。フロントフォーク4の下部には前輪5が支持され、上部にはハンドル6が取り付けられている。また、フロントフォーク4の下部には、固定フェンダ99が設けられている。
ステアリングヘッドパイプ3には、後方斜め下向きに延びる左右のメインフレーム7と、下向きに延びる左右のダウンチューブ8が連結されており、これらメインフレーム7とダウンチューブ8とで囲まれる空間部分に、空冷式の4サイクルのエンジン9が搭載されている。このエンジン9は、やや前傾された直立形の気筒9aを有している。また、エンジン9は、オイルクーラ10を有している。オイルクーラ10は、気筒9aの前方を通るダウンチューブ8に支持され、気筒9aの前方上部に位置されている。このオイルクーラ10の周囲は、合成樹脂製のシュラウド11によって覆われ、シュラウド11によって走行風をオイルクーラ10に導き冷却する。
メインフレーム7の上部には、シート12を支持する左右のシートレール13が連結されている。シートレール13とメインフレーム7の後部の間にバックステー14を連結し、バックステー14によってシートレール13が支持されている。シートレール13とメインフレーム7との連結部分には、これら両者間に跨って燃料タンク15が配置されている。燃料タンク15は、エンジン9の上方に位置されており、この燃料タンク15の後端部にシート12が連なっている。
燃料タンク15は、図5に示すように、タンク内側の左右に前側取付係合部15aと、タンク後側に後側取付締付部15bとを有する。メインフレーム7とダウンチューブ8との間にはクロスメンバー20が設けられ、クロスメンバー20にはグロメット21が設けられている。また、シートレール13にはクロスメンバー22が設けられ、クロスメンバー22には取付ボス部23が設けられている。燃料タンク15は、前側取付係合部15aをグロメット21に係合し、後側取付締付部15bを取付ボス部23に係合し、取付プレート24を取付ボス部23に当てがい、取付ボルト25を取付ボス部23に螺着して締付固定する。この燃料タンク15の後端部にはシート係合部15cが設けられ、このシート係合部15cにシート12の先端部の係止片12aが係合して取り付けられる。
メインフレーム7には、図5に示すように、後下部7aにピボット軸取付ブラケット26が固定され、このピボット軸取付ブラケット26にピボット軸27が支持されている。ピボット軸27にはリヤアーム16の前端部16aが上下に揺動可能に軸支されている。リヤアーム16の後端部16bには、後輪17が支持されている。このリヤアーム16はリンク式1本サスペンション30によって支持されている。
リンク式1本サスペンション30は、リンク機構31と、サスペンション32からなる。リンク機構31は、第1のリンク33と、第2のリンク34とを有する。第1のリンク33の一端部は、支持ピン35によってメインフレーム7の後下部7aに固定したブラケット36に回動可能に支持されている。第2のリンク34の一端部は、支持ピン37によってリヤアーム16に固定したブラケット38に回動可能に支持されている。第2のリンク34の他端部は、連結ピン39によって第1のリンク33に回動可能に連結されている。サスペンション32の下部32aは、連結ピン40によって第1のリンク33に回動可能に連結されている。サスペンション32の上部32bは、支持ピン41によってメインフレーム7の後上部7bに固定したブラケット42に回動可能に支持されている。
エンジン9の動力はチェーン43によって後輪17に伝達される。チェーン43はチェーンカバー44によって覆われている。このチェーンカバー44は、図5に示すように、リヤアーム16の取付ステー45に取付ボルト46によって締付固定されている。また、リヤアーム16には可動フェンダ47が取付ボルト48によって締付固定されている。
燃料タンク15の後部下方からシート12の前部下方はサイドカバー49によって覆われている。さらに、シート12の側部から後部の周囲の下方は、リヤカバー50によって覆われている。また、メインフレーム7の後下部7aにはフートブラケット51が固定されている。右側のフートブラケット51には、図2に示すように、エンジン9から後方に延びる排気管52が支持されている。
次に、サイドカバーの取付構造について説明する。図7はサイドカバーの取付状態を示す側面図、図8は図7のVIII−VIII線に沿う断面図、図9は図7のIX−IX線に沿う断面図、図10は図7のX−X線に沿う断面図、図11は図7のXI−XI線に沿う断面図、図12は図7のXII−XII線に沿う断面図、図13は図7のXIII−XIII線に沿う断面図、図14はサイドカバーの側面図、図15はサイドカバーの平面図である。
サイドカバー49にはパネル53が取り付けられ、このサイドカバー49とパネル53は合成樹脂で成形されている。パネル53を交換することで異なる色のデザインにすることができる。パネル53の内側には取付ボス53aが形成されている。パネル53はサイドカバー49の段差部49aに当てがい、サイドカバー49の内側から取付ビス54を取付ボス53aに螺着して締付固定する。
サイドカバー49には、係合ピン49b,49cと、取付ボス49dと、取付孔部49e,49fとが形成されている。取付ボス49dにはピンダンパー55が係合される。サイドカバー49の取付は、係合ピン49bを燃料タンク15のグロメット56に係合し、係合ピン49cをメインフレーム7の後上部7bのグロメット57に係合し、ピンダンパー55がリヤカバー50に当接する。取付孔部49eはリヤカバー50に取付ビス58により締付固定され、取付孔部49fはマッドガード59に取付ビス60により締付固定される。サイドカバー49によってシュラウド11とリヤカバー50との間が覆われ、さらにサイドカバー49はフートブラケット51の上部まで延びて覆っている。
次に、燃料タンク、シュラウドの取付構造について説明する。図16は燃料タンクとシュラウドの取付状態を示す側面図、図17は図16のXVII−XVII線に沿う断面図、図18は図16のXVIII−XVIII線に沿う断面図、図19は図16のXIX−XIX線に沿う断面図、図20は図16のXX−XX線に沿う断面図、図21は図16のXXI−XXI線に沿う断面図、図22は図16のXXII−XXII線に沿う断面図、図23は図16のXXIII−XXIII線に沿う断面図、図24は燃料タンクの一部を破断した側面図、図25は燃料タンクの底面図、図26はシュラウドの側面図、図27はシュラウドの平面図、図28はシュラウドの一部の正面図、図29は図28のXXIX−XXIX線に沿う断面図である。
燃料タンク15は、その外形状を形取るアウタパネル62と、このアウタパネル62の底面を塞ぐインナパネル63とで構成され、外周部15dがビード溶接されている。インナパネル63は、上向きに凹む凹部63aを有する。燃料タンク15は、図23に示すように、凹部63aをメインフレーム7に設けたダンパ64に載せて配置される。アウタパネル62には、図24及び図25に示すように、左右の側部に係止片65が溶接により固定され、また左右の側部に取付ステー66が溶接により固定されている。
シュラウド11は、シュラウド内面側にタンク側係合部11a,11bと、車体側係合部11cと、前側締付部11dと、後側締付部11eとが形成されている。タンク側係合部11aはピン状に形成され、タンク側係合部11bは係合環状に形成され、車体側係合部11cはピン状に形成され、前側締付部11dはブラケット状に形成され、後側締付部11eはブラケット状に形成されている。
このシュラウド11は、燃料タンク15に対して着脱可能である。シュラウド11の取付は、タンク側係合部11bに燃料タンク15の係止片65を係合し、タンク側係合部11aを燃料タンク15の外周部15dに設けたグロメット98に係合し、車体側係合部11cをクロスメンバー20に固定したステー67に設けたグロメット68に係合して組み付ける。
このシュラウド11の組付状態で、前側締付部11dを係止片65に当てがい、取付ボルト70を係止片65に固定したナット部71に螺着する。前側締付部11dを燃料タンク側に車体前方から締付固定することで、シュラウド11を燃料タンク側に簡単かつ確実に取り付けることができ、しかもシュラウドの取付状態が外部から見えないようになっている。
また、シュラウド11の後側締付部11eを外周部15dに当てがい、取付ボルト72を外周部15dに固定したナット部73に螺着する。後側締付部11eを燃料タンク15に締付固定し、後側締付部11eをサイドカバー49により覆うことで、シュラウド11を車体フレーム側に簡単かつ確実に取り付けることができ、しかもシュラウド11の取付状態が外部から見えないようになっている。 この燃料タンク15は、左右の両外側面に形成されたニーグリップ部15gと、このニーグリップ部15gの外周を規定する凸状部15hを有する。この凸状部15hはアウタパネル62の前側から斜め上後方に向けて延びるように形成されている。また、燃料タンク15のアウタパネル62は段差部15iを有し、この段差部15iの外周を規定する凸状部15jを有する。この段差部15iは、側面から見て三角形状であり、三角形状の一辺が凸状部15hに連続するようになっており、燃料タンク15のタンク外面に凹凸ができて剛性が向上する。
シュラウド11は、側面から見て後上側の一部を後方へ向けて延ばした上側延出部11fと、後下側の一部を後方へ向けてサイドカバー49まで延ばした下側延出部11gとを有する。シュラウド11の上側延出部11fは、タンク外面の段差部15iに納めるように取り付けられており、シュラウド11を燃料タンク15に一体的に取り付けることができ外観性が向上する。
また、シュラウド11の下側延出部11gにより燃料タンク15の下端部を覆っており、この下側延出部11gによって燃料タンク15の溶接部等の略全長が外部から見えないようにすることができる。
また、シュラウド11は、前縁の側方視形状が中間に後方への凹部11hを有している。この凹部11hは、前側上部11h1から斜め下後方に延び、下方で斜め下前方へ延び前側下部11h2を形成する形状であり、中間部11h3が大きく開放しており、この中間部11h3から手や工具を入れることで、前側からの取り付け作業が容易である。
また、シュラウド11には、図1及び図2に示すように、側面から見てオイルクーラ10を側方から覆っており、オイルクーラ10を側方から覆うことでオイルクーラ10が外部から見えず良好な外観となっている。このシュラウド11には、オイルクーラ10の後方になる位置に走行風を通す開口部11iが形成されている。シュラウド11が走行風をオイルクーラ10に導いて冷却し、この冷却した行風は開口部11iを通過して後方へ排出される。よって、広い側面を有するシュラウド11を燃料タンク15の下部に取り付ける場合であっても、オイルクーラ10を通過した後の熱気を燃料タンク15の底部に溜めることがない。
また、シュラウド11を燃料タンク15に組み付けることによって、図24に示すように、上側延出部11fが燃料タンク15のニーグリップ部15gの外周を規定する凸状部15hに沿っている。シュラウド11の上側延出部11fが側面から見て後上側の一部を後方へ向けて延ばした形状であり、下側延出部11gが後下側の一部を後方へ向けてサイドカバー49まで延ばした形状であり、中央部11kが凹み全体を後方へ延ばした形状でない。したがって、シュラウド11が燃料タンク15のニーグリップ部15gの邪魔にならず、ライダーの膝がニーグリップ部15gを挟み込むライディングの姿勢を保持することができる。
また、シュラウド11が後上側の一部を後方へ向けて延ばした上側延出部11fが、図17に示すように、燃料タンク15の側方へ突出しており、障害物が燃料タンク15に干渉しないように保護している。
さらに、シュラウド11は、後縁の全体を延ばさないで、その一部をそれぞれ別に後方へ向けて延ばして上側延出部11f及び下側延出部11gとしており、極力小さいサイズのシュラウド11で燃料タンク15の保護及び溶接部を覆うことによる外観向上ができる。したがって、シュラウド11が障害物に干渉して傷付いたり破損して交換する場合でも、シュラウド11を交換する場合も低コストである。
この自動二輪車は、燃料タンクが左右の両側に形成されたニーグリップ部と、このニーグリップ部の外周を規定する凸状部を有し、シュラウドが後上側の一部を後方へ向けて延ばした上側延出部を有し、この上側延出部を前記凸状部の一部に沿わせている。ライダーは膝で燃料タンクのニーグリップ部を直接挟み込むライディングの姿勢を保持することができ、また、シュラウドが後上側の一部を後方へ向けて延ばした上側延出部が燃料タンクの側方へ突出し、障害物が燃料タンクに干渉しないように保護している。さらに、シュラウドは、後上側の全体を延ばさないで、一部を後方へ向けて延ばして上側延出部としており、極力小さいサイズのシュラウドで燃料タンクを保護できる。
自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の右側面図である。 自動二輪車の正面図である。 自動二輪車の平面図である。 燃料タンクの取付状態を示す側面図である。 リヤアームの懸架部の側面図である。 サイドカバーの取付状態を示す側面図である。 図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図7のIX−IX線に沿う断面図である。 図7のX−X線に沿う断面図である。 図7のXI−XI線に沿う断面図である。 図7のXII−XII線に沿う断面図である。 図7のXIII−XIII線に沿う断面図である。 サイドカバーの側面図である。 サイドカバーの平面図である。 燃料タンクとシュラウドの取付状態を示す側面図である。 図16のXVII−XVII線に沿う断面図である。 図16のXVIII−XVIII線に沿う断面図である。 図16のXIX−XIX線に沿う断面図である。 図16のXX−XX線に沿う断面図である。 図16のXXI−XXI線に沿う断面図である。 図16のXXII−XXII線に沿う断面図である。 図16のXXIII−XXIII線に沿う断面図である。 燃料タンクの一部を破断した側面図である。 燃料タンクの底面図である。 シュラウドの側面図である。 シュラウドの平面図である。 シュラウドの一部の正面図である。 図28のXXIX−XXIX線に沿う断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
2 車体フレーム
9 エンジン
11 シュラウド
11f 上側延出部
11g 下側延出部
11h 凹部
12 シート
15 燃料タンク
15g ニーグリップ部
15h 凸状部
49 サイドカバー

Claims (8)

  1. エンジンが搭載される車体フレームと、前記エンジンの上方位置で前記車体フレームを跨ぐように配置される燃料タンクと、前記燃料タンクの後端部に連なるシートと、前記燃料タンクの左右側方へ配置したシュラウドとを備える自動二輪車において、
    前記燃料タンクは、左右の両外側面に形成されたニーグリップ部と、このニーグリップ部の外周を規定する凸状部を有し、
    前記シュラウドは、後上側の一部を後方へ向けて延ばした上側延出部を有し、この上側延出部を前記凸状部の一部に沿わせたことを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記燃料タンクは、タンク外面に前記上側延出部を納める段差部を有することを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
  3. 前記シュラウドは、後下側の一部を後方へ向けて延ばした下側延出部を有し、この下側延出部により前記燃料タンクの下端部を覆うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動二輪車。
  4. 前記シュラウドは、前縁の側方視形状が中間に後方への凹部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動二輪車。
  5. 前記シュラウドは、前記燃料タンクに対して着脱可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動二輪車。
  6. 前記シュラウドは、前記燃料タンクの前部に対する前側締付部を有し、
    前記前側締付部をシュラウド内面側で前記シュラウドの前縁より後方位置にて前記燃料タンク側に車体前方から締付固定することを特徴とする請求項5に記載の自動二輪車。
  7. 前記シュラウドの前記下側延出部は、前記シートの下方側方を覆うサイドカバーに隣接するまで後方に延びていることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車。
  8. 前記シュラウドは、前記燃料タンクの後部に対する後側締付部を有し、
    前記後側締付部を前記燃料タンクに車体側方から締付固定し、前記後側締付部を前記サイドカバーにより覆うことを特徴とする請求項7に記載の自動二輪車。
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