JP2009083678A - 自動二輪車のカウル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な形状で方向転換し易い整流効果を得ることができる自動二輪車のカウル構造を提供する。
【解決手段】フロントカウル60側方のフロントサイドカウル65の側面に車体前後方向に延びる切り込み部69を設け、この切り込み部69より上の上部フロントサイドカウル部66が切り込み部69より下の下部フロントサイドカウル部67よりも前面視で車幅方向外側に張り出すようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、車体前部を覆うフロントカウルを備えた自動二輪車のカウル構造に関する。
自動二輪車には、車体前部を覆うフロントカウルを備えるものがある。この種のカウル(フェアリングとも称する)には、車体前方から後方に延出されて車体側方に位置し、この後半下部をエンジンの上方及び後方を囲むようにしてエンジン前方及び側方を開放したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開昭57−55274号公報
しかし、従来のカウル構造は、カウルの後半下部(車体側方に位置するフロントサイドカウルに相当)をエンジンの上方及び後方を囲む屈曲形状にするため、複雑で大きな形状になってしまう。また、自動二輪車は、その旋回走行時には車体を旋回方向内側へバンクさせる特有の姿勢にコントロールするものがあるが、このバンクし易い整流効果を得ることが未だ不十分な場合があった。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、簡易な形状で方向転換し易い整流効果を得ることができる自動二輪車のカウル構造を提供することにある。
上述課題を解決するため、本発明は、車体前部を覆うフロントカウルを備えた自動二輪車のカウル構造において、前記フロントカウルは、車体前部中央を覆うフロントアッパカウルと、前記フロントアッパカウルの側方に設けられるフロントサイドカウルとを備え、前記フロントサイドカウルの側面に、車体前後方向に延びる切れ込み部を設け、この切れ込み部より上の上部フロントサイドカウル部が、前記切れ込み部より下の下部フロントサイドカウル部よりも前面視で車幅方向外側に張り出すことを特徴とする。
この発明によれば、フロントサイドカウルの側面に、車体前後方向に延びる切れ込み部を設け、この切れ込み部より上の上部フロントサイドカウル部が、切れ込み部より下の下部フロントサイドカウル部よりも前面視で車幅方向外側に張り出すので、バンクさせる際の揺動中心となる車輪の接地点から離れたカウル上側でより走行風が剥離し易くなり、簡易な形状でバンクさせる操作荷重を低く抑えることができる。
この場合において、前記フロントサイドカウルは、前記フロントカウルの前部下端を頂点として後方へ向かい略V字形状に延びると共に、前記切れ込み部が前記頂点近傍から後方へ延び、前記上部フロントサイドカウルが、車体フレーム上方に支持される燃料タンク側面を覆うように延び、前記下部フロントサイドカウル部が後ろ下がりに延在して前記燃料タンクの下方に支持されるエンジンの上部を覆うように延びることが好ましい。この構成によれば、簡易な形状で車体前方からの走行風を上下に分離して乗員側とエンジン側とに振り分けて流すことができる。
この場合において、前記燃料タンク及び燃料タンク後方のシートの下で車体側部を覆う下に凸形状のサイドカバーを有し、前記下部フロントサイドカウル部は、前記サイドカバーと少なくとも一部が重なるように延びることが好ましい。この構成によれば、エンジンの排熱が乗員に伝わるのをより効果的に遮断することができる。
この場合において、前記下部フロントサイドカウル部の下端に車幅方向外側に向かって屈曲するフリップ部を設けることが好ましい。この構成によれば、下部フロントサイドカウル部に沿って下方へ流れる走行風をフロントサイドカウルから剥離させて整流効果を向上することができる。
また、この場合において、前記上部フロントサイドカウル部の上面に凹み面を設けることが好ましい。この構成によれば、上部フロントサイドカウル部に沿って流れる走行風の一部を乗員側に流れないように調整でき、乗員への風量を調整して快適性を向上することができる。
また、この場合において、前記上部フロントサイドカウル部の背面にルーバ付き開口部を設けると共に、前記下部フロントサイドカウル部の内面を、前記フロントサイドカウルの前部下端に設けたエアインテークダクト部から吸入した空気を燃料タンク下へ導く形状にすることが好ましい。この構成によれば、上部フロントサイドカウル部内側の空気をルーバ付き開口部から円滑に排出して乗員側に導くと共に、エンジンの冷却性及び燃料タンクへの熱遮蔽性を向上することができる。
本発明では、フロントサイドカウルの側面に、車体前後方向に延びる切れ込み部を設け、この切れ込み部より上の上部フロントサイドカウル部が、切れ込み部より下の下部フロントサイドカウル部よりも前面視で車幅方向外側に張り出すので、バンクさせる際の揺動中心となる車輪の接地点から離れたカウル上側でより走行風が剥離し易くなり、簡易な形状でバンクさせる操作荷重を低く抑えることができる。
また、フロントサイドカウルは、フロントカウルの前部下端を頂点として後方へ向かい略V字形状に延びると共に、切れ込み部が頂点近傍から後方へ延び、上部フロントサイドカウルが、車体フレーム上方に支持される燃料タンク側面を覆うように延び、下部フロントサイドカウル部が後ろ下がりに延在して燃料タンクの下方に支持されるエンジンの上部を覆うように延びるので、簡易な形状で車体前方からの走行風を乗員側とエンジン側とに振り分けて流すことができる。
また、燃料タンク及び燃料タンク後方のシートの下で車体側部を覆う下に凸形状のサイドカバーを有し、下部フロントサイドカウル部は、サイドカバーと少なくとも一部が重なるように延びるので、エンジンの排熱が乗員に伝わるのを効果的に遮断することができる。
また、下部フロントサイドカウル部の下端に車幅方向外側に向かって屈曲するフリップ部を設けたので、下部フロントサイドカウル部に沿って下方へ流れる走行風をフロントサイドカウルから剥離させて整流効果を向上することができる。
また、上部フロントサイドカウル部の上面に凹み面を設けたので、上部フロントサイドカウル部に沿って流れる走行風の一部を乗員側に流れないように調整でき、乗員への風量を調整して快適性を向上することができる。
また、上部フロントサイドカウル部の背面にルーバ付き開口部を設けると共に、下部フロントサイドカウル部の内面を、フロントサイドカウルの前部下端に設けたエアインテークダクト部から吸入した空気を燃料タンク下へ導く形状にしたので、上部フロントサイドカウル部内側の空気をルーバ付き開口部から円滑に排出して乗員側に導くと共に、エンジンの冷却性及び燃料タンクへの熱遮蔽性を向上することができる。
以下、本発明の一実施形態を添付した図面を参照して説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、車体に対してのものとする。
図1は本発明の実施形態に係るカウル構造を備えた自動二輪車の側面図であり、図2はその正面図である。
この自動二輪車10は、図1に示すように、車体フレーム11と、車体フレーム11の前端部に取り付けられたヘッドパイプ12に回動自在に支持された左右一対のフロントフォーク13、13と、フロントフォーク13、13の上端部を支持するトップブリッジ14に取り付けられた操舵用のハンドル15と、フロントフォーク13に回転自在に支持された前輪16と、車体フレーム11に支持されたエンジン17と、エンジン17に排気管18を介して連結された排気マフラー19と、車体フレーム11の後下部のピボット20に上下に揺動自在に支持されたリアスイングアーム21と、このリアスイングアーム21の後端部に回転自在に支持された後輪22とを備え、リアスイングアーム21と車体フレーム11との間にリアクッション23が配設されている。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12から後方に延びた後に屈曲して後方斜め下方に延びるメインフレーム31と、ヘッドパイプ12からメインフレーム31下方を後方斜め下方に延びるダウンチューブ32と、メインフレーム31の後部に連結されてリアスイングアーム21を支持するピボット20を有するピボットプレート33とを備えている。また、ヘッドパイプ12近傍では、メインフレーム31とダウンチューブ32との間にテンションパイプ34が架け渡されると共に、ヘッドパイプ12、メインフレーム31及びダウンチューブ32を連結する第1補強プレート35と、ヘッドパイプ12及びダウンチューブ32を連結する第2補強プレート36とが設けられ、これらにより車体フレーム11前部の剛性を十分に確保している。
また、メインフレーム31の屈曲部近傍には、シートレール37が連結され、このシートレール37は、ピボットプレート33に連結されたステー38にも支持され、このシートレール37前方のメインフレーム31上に燃料タンク41が支持され、この燃料タンク41の後方、つまり、シートレール37上に乗員が着座するシート42が支持されている。なお、図1及び図2中の符号43、43は、ピボットプレート33に設けられ、シート42前部に着座した運転者が足を置く運転者用ステップであり、符号44、44は、シートレール37を支持するステー38に折り畳み自在に設けられ、シート42後部に着座した同乗者が足を置く同乗者用ステップであり、また、符号45はサイドスタンド(図1参照)であり、符号46は同乗者が把持するグラブレール(図1参照)である。
エンジン17は、メインフレーム31とダウンチューブ32とに囲まれる空間内に支持され、これによって車体前寄りの燃料タンク41下方に支持されており、より具体的には、エンジン17は、ダウンチューブ32にエンジンマウント47を介して支持され、メインフレーム31に設けたピボットプレート33に支持されるクランクケース17Aと、クランクケース17Aの前部上方に連結されたシリンダブロック17Bと、このシリンダブロック17Bの上部に連結されたシリンダヘッド17Cと、シリンダヘッド17Cの上部に連結されたヘッドカバー17Dとを備えて構成される。
このエンジン17は、空冷単気筒エンジンであり、シリンダブロック17B及びシリンダヘッド17Cの周囲に空冷用フィンが設けられ、また、クランクケース17Aに対してシリンダブロック17Bが略垂直(実際はやや前傾)に配置される縦置きエンジンが適用されている。
シリンダブロック17Bには、シリンダ内にピストンが往復移動自在に収容され、クランクケース17Aには、上記ピストンにコンロッドを介して連結されたクランク軸や当該エンジン17の出力軸17Eが軸支されると共に、このクランク軸と出力軸17Eとの間の動力伝達機構を構成するクラッチ機構や変速機構等が収容される。上記出力軸17Eと後輪22には、図1に示すように、各々スプロケット24、25が設けられ、これらスプロケット24、25に巻回されたドライブチェーン26を介してエンジン17の動力が後輪22に伝達される。
また、シリンダヘッド17Cの前面には排気管18が接続され、シリンダヘッド17Cの背面にはインシュレータ27を介してキャブレター28が連結され、このキャブレター28の後方にはエアクリーナ29が接続される。キャブレター28には、燃料タンク41内の燃料が供給され、エアクリーナ29からの空気に燃料を混合してエンジン17に供給させる。なお、キャブレター方式に限らず、インジェクタ方式を適用してもよい。
また、この自動二輪車10には、車体を覆う車体カバー50が設けられ、この車体カバー50は、車体前部を覆うフロントカウル60と、車体側部を覆う左右一対のサイドカバー71、71と、車体後部を覆うリアシートカウル72とを備え、これらは合成樹脂等の適宜材料からそれぞれ形成されている。また、前輪16を覆うフロントフェンダ73がフロントフォーク13に取り付けられ、後輪22を覆うリアフェンダ74がリアシートカウル72に取り付けられている。
サイドカバー71は、燃料タンク41の下方からシート42の下方に渡って車体側部を覆うように下に凸の略三角形状の大型カバーに形成され、前端と間隔を空けた位置にグロメット71Aが設けられ、このグロメット71Aが燃料タンク41下方で車体フレーム11(メインフレーム31)に保持されると共に、前端及び下端がねじ75、76によって車体フレーム11(メインフレーム31)に固定される。これによって、このサイドカバー71が、メインフレーム31、シートレール37及びステー38間の間隙を覆い、エンジン17後方に配設される各種部品(上述のキャブレター28、エアクリーナ29)の外観露出を避けて外観を向上し、かつ、このサイドカバー71の略平滑な表面により車体側部を流れる走行風を車体後方に円滑に流し、空気抵抗を低減することができる。
また、リアシートカウル72は、シートレール37に固定されてシート42の左右をサイドカバー71の後縁近傍から後ろ上がりに延出するようになめらかな曲面形状で後方に延在し、外観を向上しつつ、車体前方からの走行風を当該リアシートカウル72に沿って後方へ円滑に流し、空気抵抗を低減することができる。
次にフロントカウル60を詳述する。フロントカウル60は、車体前部中央を覆うフロントアッパカウル61と、フロントアッパカウル61の側方に着脱自在に設けられて車体前部側方を覆う左右一対のフロントサイドカウル65とを備えている。ここで、図3はフロントサイドカウル65を外した状態の自動二輪車10の正面図であり、図4は自動二輪車10を斜め上方から見た図であり、図5はフロントカウル60を燃料タンク41と共に示す側面図である。
フロントアッパカウル61は、車体フレーム11に図示せぬカウルステーを介してヘッドパイプ12の前方に固定され、図3に示すように、ヘッドライト81及びスクリーン82が配置される。
詳述すると、フロントアッパカウル61は、図1乃至図3に示すように、前端から斜め後方にわん曲するノーズ部62と、このノーズ部62の左右に張り出すノーズサイド部63、63と、ノーズ部62の下方に設けられるエアインテークダクト部64とを一体に備えて形成される。
ノーズ部62には、ヘッドライト81を収容するためのヘッドライト開口部62A(図2参照)が設けられると共に、このヘッドライト開口部62Aの上方に、フロントアッパカウル61後方に収容されるメータ類を遮光するメータバイザ部62B(図2参照)が設けられ、このメータバイザ部62B(図2参照)の前面にスクリーン82が取り付けられる。
ノーズサイド部63、63は、図3及び図5に示すように、左右対称形状に形成され、側面視で、ノーズ部62の前部下端の側方を頂点として後方へ向かい略V字形状に延びるカバー形状であって、車体正面視(図3参照)で内側に開口した断面略V字形状を有して後側で上下に分岐する。図5に示すように、このノーズサイド部63の断面視略V字形状の上側側面63Aは、ノーズ部62に沿って比較的急傾斜で後ろ上がりに延在し、ノーズサイド部63の下側側面63Bは、上側側面63Aよりも緩い傾斜で後ろ上がりに延在し、図1に示すように、ハンドル15よりも下方で上側側面63Aから分岐してその上縁が後方に向けて略水平に延びることによってハンドル15と干渉しないように形成されている。
このようにノーズサイド部63の上側側面63Aが、ノーズ部62に沿って傾斜すると共に、車体正面視で車体外側下方に向かって傾斜する傾斜面に形成されるので、ノーズ部62及びスクリーン82と略一体となって車体前方からの走行風を斜め上方に円滑に流すと共に、前影投影面積を下げつつ走行風を車体の左右方向に円滑に流し、空気抵抗を下げつつシート42に着座する乗員に直接あたる風を低減して風防効果及び整流効果を奏することができる。
また、図5に示すように、ノーズサイド部63の下側側面63Bは、緩い傾斜で後ろ上がりに延在するので、車体前方からの走行風を、シート42に着座する乗員の上半身に向けて円滑に流すことができる。ここで、本構成では、図1及び図2に示すように、このノーズサイド部63の下側側面63B前側に左右一対のフロントウインカ83、83が取り付けられている。このため、このフロントウインカ83、83によって乗員に向かって流れる走行風(下側側面63Bに沿って乗員に向かう走行風)が適度に低減される。なお、リアウインカ84、84(図1参照)は、リアフェンダ74の基部に取り付けられている。
エアインテークダクト部64は、図3に示すように、フロントアッパカウル61の前部下端に位置し、前方に向かって開口する左右一対のダクト64A、64Aを備え、車体前方からの走行風を左右一対のフロントサイドカウル65、65間の空間内に導入する。
次にフロントサイドカウル65、65を説明する。図6(A)はフロントカウル60の正面図であり、図6(B)は図5の左側フロントサイドカウル65のB−B断面図である。図6(A)に示すように、フロントサイドカウル65、65は、左右対称形状に形成されており、以下、一方(車体左側)のフロントサイドカウル65を詳述する。
フロントサイドカウル65は、図5に示すように、エアインテークダクト部64の側方(つまり、フロントカウル60の前部下端)を頂点として後方へ向かい略V字形状に延びるカバー形状に形成され、後ろ上がりに延在する上部フロントサイドカウル部66と、後ろ下がりに延在する下部フロントサイドカウル部67とからなる一体のカバーに形成されている。
これら上部フロントサイドカウル部66及び下部フロントサイドカウル部67は、上記頂点から後方へ行くに従って徐々に車幅方向外側へ張り出すわん曲形状に形成され、燃料タンク41の前部側方で上下に分岐して後方へ延び、これらカウル部66、67の後縁が、燃料タンク41に設けられたニーグリップ部41Aの凹みの輪郭線に略一致するように側面視略V字状に切り欠かれた形状に形成されている。
より具体的には、上部フロントサイドカウル部66は、エアインテークダクト部64の前端側方から燃料タンク41側方を後方へ延び、フロントカウル60前端から燃料タンク41側方までを覆うと共に、この燃料タンク41側方で車幅方向内側へわん曲して燃料タンク41の側面になめらかにつながる(図4参照)。
この上部フロントサイドカウル部66は、図6(B)に示すように、車体正面視で、車体下方に行くに従って車幅方向外側に傾斜する上側傾斜面(上側側面)66Aと、車体下方に行くに従って車幅方向内側に傾斜する下側傾斜面(下側側面)66Bとからなる、内側に開放した断面略V字形状に形成されている。
この上側傾斜面66Aは、図5に示すように、シート42に着座する乗員に向けて後ろ上がりに延びる面に形成され、これによって車体前方からの走行風を乗員の特に上半身側に向けて導く導風面として機能させることができる。
また、図6(A)に示すように、この上側傾斜面66Aとノーズサイド部63の下側側面63Bとによって、フロントアッパカウル61とフロントサイドカウル65との合わせ部を境にして車体前後方向に延びる側面視V字形状の整流溝68が形成され、これによって、車体前方からの走行風をこの整流溝68によって整流して車体後方へ円滑に流すことができる。
さらに、上部フロントサイドカウル部66の上面(上側傾斜面66Aに相当)の後部には、略球状に凹む凹み面66Cが設けられている。このため、この凹み面66Cによって上記整流溝68を流れる走行風の一部を上向きに変えることができ、整流溝68に沿って流れる走行風の一部を乗員の上半身上側(肩部など)や乗員側に流れない方向に流すことができ、走行風を乗員に向けてスポット的に流すのではなく、上下にその範囲を拡げて適度な風量の走行風を乗員に流すことができる。すなわち、本構成では、この整流溝68の上流側に配置されるフロントウインカ83、83と、整流溝68の下流側に配置される凹み面66Cによって乗員に向かう走行風の風量及び範囲を調整することができる。
また、上部フロントサイドカウル部66の下側傾斜面66Bの背面には、ルーバ66Dを上下に間隔を空けて配設した開口部(ルーバ付き開口部)66Eが設けられている。このため、エアインテークダクト部64を通過した車体前方からの走行風が、上部フロントサイドカウル部66内を通って開口部66Eから後方へ吹き出す。この開口部66Eの後方には、シート42に着座した乗員が位置するため、この乗員の特に足に向けて走行風を送ることができる。また、ルーバ66Dを配置しているので、開口部66Eから吹き出す風の風向きを適切に設定できる。
下部フロントカウル部67は、図1に示すように、エアインテークダクト部64の前端側方から燃料タンク41とエンジン17との間にある空間側方を覆うように後方へ延びて、エンジン17の上部(ヘッドカバー17D)側方を覆って後端がサイドカバー71に重なる。
この下部フロントカウル部67は、図6(B)に示すように、車体正面視で、車体下方に行くに従って車幅方向外側に傾斜する上側傾斜面(上側側面)67Aと、車体側面方向に臨み車体下方に行くにつれて車幅方向内側に傾斜する下側傾斜面(下側側面)67Bと、この下側傾斜面67Bの下端から車幅方向外側に向かって屈曲するフリップ部67Cとを備えて構成される。
この上側傾斜面67Aは、図5に示すように、車体前後方向に延び、この上側傾斜面67Aと上部フロントサイドカウル部66の下側傾斜面66Bとで、車体前後方向に延びる切れ込み部69(図6(A)参照)を形成する。この切れ込み部69によって、車体前方からの走行風を車体前後方向に整流して後方へ流すことができる。また、この切れ込み部69が、エアインテークダクト部64からフロントサイドカウル65内に導入された走行風を、上部フロントサイドカウル部66側と下部フロントサイドカウル部67側とに分離し、上側の空気を燃料タンク41と上部フロントサイドカウル部66との間の空間を通して開口部(ルーバ付き開口部)66Eから円滑に排出させると共に、下側の空気を燃料タンク41下へ導き、エンジン17の冷却性を向上させる共に、エンジン17の熱が燃料タンク41に伝わるのを効果的に遮断できる。
また、下側傾斜面67Bは、車体下方に行くにつれて車体内側に傾斜するので、車体前方からの走行風を車体下方かつ車体内側に導き、エンジン17に送ることができる。これによってエンジン17の冷却フィンに走行風を十分に流して冷却効果の向上を図ると共に、エンジン17からの排熱を奪った走行風が車体下方を流れるので、乗員にエンジンの排熱が伝わないようにすることができる。また、エンジン17の排熱は、フロントサイドカウル65、65間を通る走行風にも伝わるが、このフロントサイドカウル65とサイドカバー71が重ねて配置されるので、この走行風が乗員に向けて流れるのが遮断され、エンジン17と乗員との間の熱遮蔽を効果的に行うことができる。
また、フロントサイドカウル65の下端にフリップ部67Cを設けているので、このカウル65に沿って下方へ流れる走行風をフリップ部67Cでフロントサイドカウル65から剥離させることができ、整流効果を向上することができる。
また、本構成のフロントサイドカウル65は、図6(A)(B)に示すように、下部フロントカウル部67の車幅方向外側への張り出し量(図中符号W1)よりも上部フロントサイドカウル部66の張り出し量(図中符号W2)が多くなるように形成されており、すなわち、上部フロントサイドカウル部66の方が、車体前方から後方へ向かって車幅方向に張り出す際の傾斜が大きく設定されている。
この傾斜が大きくなるほど、これら車体側方を覆うカウル部66、67に沿って流れる走行風が後方で剥離し易くなるため、上部フロントサイドカウル部66の方が、下部フロントサイドカウル部67よりも走行風を剥離させることができる。
このように、車体側方を覆うカウル部66、67で走行風が剥離すると、旋回走行時には車体を旋回方向内側へバンクさせる特有の姿勢にコントロールする自動二輪車10では、バンクさせ易くなる。特に、本構成では、バンクさせる際の揺動中心となる車輪(前輪16、後輪22)の接地点から離れたカウル上側でより走行風を剥離し易くしたカウル形状にしているので、バンク操作時の車輪の接地点からのモーメントが低減され、バンクさせる操作荷重を低く抑えることができる。
図7はフロントサイドカウル65、65の取付を示す分解斜視図であり、図8はフロントサイドカウル65を裏側から見た図である。図9はフロントサイドカウルの取付状態を裏側から見た図である。
上述のようにフロントサイドカウル65は、フロントアッパカウル61の前部から燃料タンク41側方を覆う前後に長いカウル形状を有しており、図7に示すように、このフロントサイドカウル65の前側がフロントアッパカウル61側に固定されると共に、後側が燃料タンク41に固定される。なお、図7において、符号85、85は、フロントアッパカウル61のノーズサイド部63、63の背面を覆うインナーカバーであり、このインナーカバー85、85は、ねじ100、100によりノーズサイド部63、63に固定されると共に、ねじ101、101によりフロントサイドカウル65に固定される(図9参照)。
フロントサイドカウル65には、図8に示すように、前部の上下及び中間部に車体内側に延びるねじ締結部91、92及び93が設けられると共に、前部のねじ締結部91と中間部のねじ締結部91との間に、フロントアッパカウル61に引っ掛ける突起部94が設けられる。この突起部94は、図7及び図9に示すように、フロントアッパカウル61に設けられた引っ掛け部111の開口に前後にスライド自在に挿入され、挿入した状態でフロントサイドカウル65を後方へ移動すると、図9に示すように引っ掛け部111に係止する。そして、この状態で、図9に示すように、フロントサイドカウル65の3カ所のねじ締結部91〜93に対し、車体内側からねじ103、104、105によりフロントアッパカウル61の前部上下に設けられたねじ挿通部112、113、114を取り付けると、フロントサイドカウル65がフロントアッパカウル61に固定される。
また、図7に示すように、燃料タンク41の左右には、車体上下方向に延びるねじ孔を有するねじ締結部41Fと、車体前側に向けてL字状に屈曲する屈曲部41Rとが設けられ、これらはフロントサイドカウル65を支持するカウル支持部材として機能する。
一方、フロントサイドカウル65の上側傾斜面(上側側面)66Aには、燃料タンク41上部のねじ締結部41Fのねじ孔に連通するねじ挿通部65Aが設けられ、フロントサイドカウル65の下側傾斜面(下側側面)67Bにもねじ挿通部65Bが設けられ、また、フロントサイドカウル65の内側には、インナーカバー85を固定するためのねじ101が締結されるねじ締結部96が設けられる。
そして、図8に示すように、フロントサイドカウル65の後部内側には、燃料タンク41に設けられた屈曲部41Rに引っ掛け可能な引っ掛け部97が設けられ、この引っ掛け部97は、フロントサイドカウル65前部の突起部94をフロントアッパカウル61に挿入した状態でフロントサイドカウル65を車体後方にスライドすると該屈曲部41Rの先端が入って引っ掛かり、これによって、フロントサイドカウル65を燃料タンク41に係止させることができる。
続いて、フロントサイドカウル65上部に設けられた上述のねじ挿通部65Aにねじ107を車体外側から挿通し、燃料タンク41のねじ締結部41Fに締結することによって、フロントサイドカウル65が燃料タンク41に固定される。
また、フロントサイドカウル65の後方下部に形成されたねじ挿通部65Bは、図1に示すように、車体フレーム11に設けられたねじ締結部11Xと連通し、ねじ108(図8参照)によってフロントサイドカウル65が車体フレーム11にも固定されるようになっている。このようにして、フロントサイドカウル65をフロントアッパカウル61、燃料タンク41及び車体フレーム11に固定し、フロントサイドカウル65の支持剛性を十分に確保している。
図10は、車体右側のフロントサイドカウル65を周辺構成と共に示す斜視図である。この図に示すように、フロントサイドカウル65はエンジン17の上部(ヘッドカバー17D)を覆うだけなので、エンジン17のシリンダヘッド17Cに側方から挿入固定された点火プラグ120を覆わず、フロントサイドカウル65を外さずに点火プラグ120を容易に着脱することが可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、フロントカウル60側方のフロントサイドカウル65の側面に車体前後方向に延びる切り込み部69を設け、この切り込み部69より上の上部フロントサイドカウル部66が切り込み部69より下の下部フロントサイドカウル部67よりも前面視で車幅方向外側に張り出すようにしたので、バンクさせる際の揺動中心となる車輪(前輪16、後輪22)の接地点から離れたカウル上側でより走行風が剥離し易くなり、簡易な形状でバンクさせる操作荷重を低く抑えることができる。
また、フロントサイドカウル65が、フロントカウル60の前部を頂点として後方へ向かい略V字形状に延び、上部フロントサイドカウル部66が後ろ上がりに延在して燃料タンク41の側面を覆い、下部フロントサイドカウル部67が後ろ下がりに延在してエンジン17の上部を覆うので、簡易な形状で車体前方からの走行風を上下に分離して乗員側とエンジン17側とに振り分けて流すことができる。従って、乗員に快適な走行風を送ると共に、エンジン17の冷却効果及び熱遮蔽効果を向上することができる。
しかも、この上部フロントサイドカウル部66と下部フロントサイドカウル部67とがフロントカウル60の前部から後方に延びるので、車体のできる限り前から走行風を上下に分離して乗員側とエンジン17側とに十分に流すことができる。また、カウル部66及び67の傾斜をきつくすることなく、走行風を乗員側とエンジン17側とに振り分けることができるので、前面投影面積の増大を避けて空気抵抗の増大も回避できる。
また、下部フロントサイドカウル部67が後ろ下がりに延びてサイドカバー71の少なくとも一部と重なるので、エンジン17の排熱が乗員に伝わるのをより効果的に遮断することができる。
また、下部フロントサイドカウル部67の下端に車幅方向外側に向かって屈曲するフリップ部67Cを設けたので、下部フロントサイドカウル部67に沿って下方へ流れる走行風をフロントサイドカウル65から剥離させ整流効果を向上することができる。
また、上部フロントサイドカウル部66の上面に凹み面66Cを設けたので、このカウル部66に沿って流れる走行風の一部を乗員側に流れないように調整でき、乗員への風量を調整して快適性を向上することができる。
さらに、上部フロントサイドカウル部66の背面にルーバ付き開口部66Eを設け、下部フロントサイドカウル部67内側の空気を切れ込み部69によって燃料タンク41下へ導くようにしたので、上部フロントサイドカウル部66内側の空気をルーバ付き開口部66Eから円滑に排出して乗員側に導くと共に、下部フロントサイドカウル部67内側の空気でエンジン17の冷却性及び燃料タンク41への熱遮蔽性を向上することができる。
また、フロントサイドカウル65がフロントアッパカウル61の側方を着脱自在に覆うので、フロントサイドカウル65をフロントアッパカウル61から取り外して燃料タンク41の着脱等の各種メンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、上部フロントサイドカウル部66の下側傾斜面(下側側面)66Bと下部フロントサイドカウル部67の上側傾斜面(上側側面)67Aとで、車体前後方向に延びる切れ込み部69を形成したので、この切れ込み部69によって走行風の整流効果をより向上することができる。
また、下部フロントサイドカウル部67の下側傾斜面(下側側面)67Bが車体下方にいくにつれ車体内側に傾斜する面に形成されるので、このカウル部67に沿って流れる走行風を確実にエンジン17側に導くことができる。
また、上部フロントサイドカウル部66が車体内側に開放した断面V字形状を有すると共に下部フロントサイドカウル部67も屈曲断面に形成されるので、これらの断面係数を高くでき、カウル強度を向上することができる。
また、上部フロントサイドカウル部66と下部フロントサイドカウル部67の後縁が、燃料タンク41に設けられたニーグリップ部41Aの凹みの輪郭線に略一致する形状に形成されるので、乗員の足が干渉するのを確実に回避し、ニーグリップをし易くできる。なお、これらカウル部66、67の後縁がニーグリップ部41Aの凹みの輪郭線の略一致する形状に限らず、ニーグリップし易いように一部或いは全体が凹みの輪郭線に沿う形状であってもよい。
また、本構成では、別体のフロントアッパカウル61とフロントサイドカウル65との合わせ部を境にして略V字溝状の整流溝68を形成したので、風防・整流効果を得るために車体側方を覆うカウル(サイドカウル)に複雑な形状加工を行うことなく、別体のカウル同士で風防・整流効果を容易に得ることができる。この場合、この整流溝68が、フロントアッパカウル61の前端近傍から後方へ向かい側面視V字形状に形成されるので、整流溝68を挟むV字形状の上側部分(ノーズサイド部63)を斜めに傾斜でき、風防・整流効果を効果的に得ることができる。
また、この整流溝68が、フロントアッパカウル61の前端近傍から後ろ上がりに延びるので、乗員に向けて走行風を導くことができ、かつ、この整流溝68の前部にフロントウインカ83を設けることによって乗員に流れる風量を適度に低減することができる。
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、種々の設計変形を行うことができる。例えば、上述の実施形態では、フロントサイドカウル65を一体部品で形成する場合を説明したが、これに限らず、複数のカウル部品を連結してフロントサイドカウル65を構成してもよい。また、本発明は、空冷単気筒エンジン17を搭載する自動二輪車に適用する場合に限らず、空冷多気筒エンジンを搭載する自動二輪車或いは水冷エンジンを搭載する自動二輪車に広く適用が可能である。
本発明の実施形態に係るカウル構造を備えた自動二輪車の側面図である。 自動二輪車の正面図である。 フロントサイドカウルを外した状態の自動二輪車の正面図である。 自動二輪車を斜め上方から見た図である。 フロントカウルを燃料タンクと共に示す側面図である。 (A)はフロントカウルの正面図であり、(B)は図5の左側フロントサイドカウルのB−B断面図である。 フロントサイドカウルの取付を示す分解斜視図である。 フロントサイドカウルを裏側から見た図である。 フロントサイドカウルの取付状態を裏側から見た図である。 車体右側のフロントサイドカウルを周辺構成と共に示す斜視図である。
符号の説明
10 自動二輪車
11 車体フレーム
17 エンジン
41 燃料タンク
41F ねじ締結部(フロントサイドカウル支持部材)
41R 屈曲部(フロントサイドカウル支持部材)
42 シート
50 車体カバー
60 フロントカウル
61 フロントアッパカウル
62 ノーズ部
63 ノーズサイド部
64 エアインテークダクト部
65 フロントサイドカウル
66 上部フロントサイドカウル部
66C 凹み面
67 下部フロントサイドカウル部
68 整流溝
69 切れ込み部
71 サイドカバー

Claims (6)

  1. 車体前部を覆うフロントカウルを備えた自動二輪車のカウル構造において、
    前記フロントカウルは、車体前部中央を覆うフロントアッパカウルと、前記フロントアッパカウルの側方に設けられるフロントサイドカウルとを備え、
    前記フロントサイドカウルの側面に、車体前後方向に延びる切れ込み部を設け、この切れ込み部より上の上部フロントサイドカウル部が、前記切れ込み部より下の下部フロントサイドカウル部よりも前面視で車幅方向外側に張り出すことを特徴とする自動二輪車のカウル構造。
  2. 前記フロントサイドカウルは、前記フロントカウルの前部下端を頂点として後方へ向かい略V字形状に延びると共に、前記切れ込み部が前記頂点近傍から後方へ延び、前記上部フロントサイドカウルが、車体フレーム上方に支持される燃料タンク側面を覆うように延び、前記下部フロントサイドカウル部が後ろ下がりに延在して前記燃料タンクの下方に支持されるエンジンの上部を覆うように延びることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のカウル構造。
  3. 前記燃料タンク下から燃料タンク後方のシート下の車体側部を覆うサイドカバーを有し、前記下部フロントサイドカウル部は、前記サイドカバーと少なくとも一部が重なるように延びることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車のカウル構造。
  4. 前記下部フロントサイドカウル部の下端に車幅方向外側に向かって屈曲するフリップ部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の自動二輪車のカウル構造。
  5. 前記上部フロントサイドカウル部の上面に凹み面を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の自動二輪車のカウル構造。
  6. 前記上部フロントサイドカウル部の背面にルーバ付き開口部を設けると共に、前記下部フロントサイドカウル部の内面を、前記フロントサイドカウルの前部下端に設けたエアインテークダクト部から吸入した空気を燃料タンク下へ導く形状にしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の自動二輪車のカウル構造。
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