JP2006082727A - 自動二輪車 - Google Patents
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Abstract
【課題】リヤカバーと後輪との間の空間を広くし、容易に調整作業や点検作業を行うことが可能である。
【解決手段】自動二輪車1は、エンジン9が搭載される車体フレーム2と、エンジン9の後方且つ上方に配置されるシート12と、シート下に収納空間を形成するマッドガード59と、シート12の下方を覆うサイドカバー49と、車体フレーム2に前端部がピボット軸27を介して軸支され、後端部に後輪を支持するリヤアーム16と、リヤアーム16を支持するリヤクッション32とを備え、リヤクッション32は、リンク機構31を介して車体フレーム2とリヤアーム16との間に設けられ、リヤクッション32を側面視で一部が車体フレーム2と重なるように沿わせて配置し、マッドガード59の底部とサイドカバー49の下縁部とを同一位置にした。
【選択図】図17
【解決手段】自動二輪車1は、エンジン9が搭載される車体フレーム2と、エンジン9の後方且つ上方に配置されるシート12と、シート下に収納空間を形成するマッドガード59と、シート12の下方を覆うサイドカバー49と、車体フレーム2に前端部がピボット軸27を介して軸支され、後端部に後輪を支持するリヤアーム16と、リヤアーム16を支持するリヤクッション32とを備え、リヤクッション32は、リンク機構31を介して車体フレーム2とリヤアーム16との間に設けられ、リヤクッション32を側面視で一部が車体フレーム2と重なるように沿わせて配置し、マッドガード59の底部とサイドカバー49の下縁部とを同一位置にした。
【選択図】図17
Description
この発明は、後輪を上下方向に揺動可能に支持するリヤクッションを備える自動二輪車に関する。
従来の自動二輪車には、燃料タンクの後端部に連なるシートの下に、マッドガードにより収納空間を形成し、このシートの下方のサイドカバーからマッドガードの側部から後方周りをリヤカバーにより覆い、後輪を上下方向に揺動可能に支持するリヤアームがリヤクッションによって車体フレームに支持されるものがある(例えば、特許文献1)。
このリヤアームを支持するリヤクッションは、自動二輪車の出荷時に設定荷重の調整が行われる。また、1人乗り、あるいは2人乗りの際に、ユーザがリヤクッションの設定荷重を調整することがある。また、後輪のブレーキ装置の近傍に配置されるブレーキスイッチの点検を行うことがある。
特開2003−54462号公報(第1頁〜第6頁、図1〜図6)
このように、リヤクッションの設定荷重の調整、またブレーキスイッチの点検等を行うことがあるが、リヤカバーと後輪との間の空間が狭く、またマフラー等が邪魔で調整作業や点検作業が困難であった。
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、リヤカバーと後輪との間の空間を広くし、容易に調整作業や点検作業を行うことが可能な自動二輪車を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、エンジンが搭載される車体フレームと、前記エンジンの後方且つ上方に配置されるシートと、シート下に収納空間を形成するマッドガードと、前記シートの下方を覆うサイドカバーと、前記車体フレームに前端部がピボット軸を介して軸支され、後端部に後輪を支持するリヤアームと、前記リヤアームを支持するリヤクッションとを備える自動二輪車において、
前記リヤクッションは、リンク機構を介して前記車体フレームと前記リヤアームとの間に設けられ、
前記リヤクッションを側面視で一部が前記車体フレームと重なるように沿わせて配置し、
前記マッドガードの底部と前記サイドカバーの下縁部とを同一位置にしたことを特徴とする自動二輪車である。
前記リヤクッションは、リンク機構を介して前記車体フレームと前記リヤアームとの間に設けられ、
前記リヤクッションを側面視で一部が前記車体フレームと重なるように沿わせて配置し、
前記マッドガードの底部と前記サイドカバーの下縁部とを同一位置にしたことを特徴とする自動二輪車である。
請求項2に記載の発明は、前記シートを支持する後部フレームの下縁の直近下方に、前記マッドガードの底部と前記サイドカバーの下縁部とを配置したことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車である。
請求項3に記載の発明は、前記リヤアームに可動フェンダを取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車である。
請求項4に記載の発明は、前記マッドガードの底部と前記サイドカバーの下縁部とが同一位置であるのは、少なくとも側面視で前記可動フェンダの前面より前側の範囲であることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車である。
請求項5に記載の発明は、前記サイドカバーの下縁部が上方へ凹状に湾曲した形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自動二輪車である。
請求項6に記載の発明は、前記車体フレームに取り付けたフートブラケットの上縁部は、下方へ凹状に湾曲し、
前記サイドカバーの下端部と、前記フートブラケットの上端部とは、車両前後方向の後方位置が同じ位置であることを特徴とする請求項5に記載の自動二輪車である。
前記サイドカバーの下端部と、前記フートブラケットの上端部とは、車両前後方向の後方位置が同じ位置であることを特徴とする請求項5に記載の自動二輪車である。
請求項7に記載の発明は、前記リヤクッションが、前記サイドカバーの下端部及び前記フートブラケットの上端部の車両前後方向の位置より前方に位置することを特徴とする請求項6に記載の自動二輪車である。
請求項8に記載の発明は、前記フートブラケットに、前記エンジンから後方へ延びる排気管に接続したマフラーを吊り下げて支持したことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の自動二輪車である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明によれば、リヤクッションを側面視で一部が車体フレームと重なるように沿わせて配置し、リヤクッションが奥まった位置になり邪魔にならないから、リヤクッション自身や他の部品の調整・点検が容易である。また、マッドガードの底部とサイドカバーの下縁部とを同一位置にしたことで、サイドカバーと後輪との間の空間が広くなり、しかもサイドカバーの下方への出っ張りがなくなり、リヤクッションの荷重設定の調整作業や他の部品の調整や点検が容易である。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に加え、シートを支持する後部フレームの下縁の直近下方に、マッドガードの底部とサイドカバーの下縁部とを配置したことで、サイドカバーの下方への出っ張りが極力少なくなる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に加え、リヤアームに可動フェンダを取り付けたことで、リヤクッションの後方に大きな空間ができ、後方から容易にリヤクッションの荷重設定の調整作業を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に加え、マッドガードの底部とサイドカバーの下縁部とが同一位置であるのは、少なくとも側面視で可動フェンダの前面より前側の範囲であり、可動フェンダの前面より前側に大きな空間ができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに加え、 サイドカバーの下縁部が上方へ凹状に湾曲した形状であり、リヤクッションの後方により大きな空間ができ、後方や側方から容易にリヤクッションの荷重設定の調整作業を行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に加え、車体フレームに取り付けたフートブラケットの上縁部は、下方へ凹状に湾曲し、サイドカバーの下端部と、フートブラケットの上端部とは、車両前後方向の後方位置が同じ位置であり、リヤクッションの後方により大きな空間ができ、後方や側方から容易にリヤクッションの荷重設定の調整作業を行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に加え、リヤクッションの後方位置により大きな空間ができ、後方や側方から容易にリヤクッションの荷重設定の調整作業を行うことができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項6または請求項7に加え、フートブラケットにマフラーを吊り下げて支持することで、マフラーの位置が下方になりリヤクッションの後方により大きな空間ができ、リヤクッションの荷重設定の調整作業や他の部品の調整や点検が容易である。
以下、この発明の自動二輪車の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。なお、以下の説明において上下・左右・前後の各方向は自動二輪車の走行状態を基準とする。まず、この自動二輪車の概要を説明する。図1は自動二輪車の左側面図、図2は自動二輪車の右側面図、図3は自動二輪車の正面図、図4は自動二輪車の平面図、図5は燃料タンクの取付状態を示す側面図、図6はリヤアームの懸架部の側面図である。
この自動二輪車1の車体フレーム2は、クレードル形のフレームであり、この車体フレーム2の前端のステアリングヘッドパイプ3には、フロントフォーク4が旋回可能に設けられている。フロントフォーク4の下部には前輪5が支持され、上部にはハンドル6が取り付けられている。また、フロントフォーク4の下部には、固定フェンダ99が設けられている。
ステアリングヘッドパイプ3には、後方斜め下向きに延びる左右のメインフレーム7と、下向きに延びる左右のダウンチューブ8が連結されており、これらメインフレーム7とダウンチューブ8とで囲まれる空間部分に、空冷式の4サイクルのエンジン9が搭載されている。このエンジン9は、やや前傾された直立形の気筒9aを有している。また、エンジン9は、オイルクーラ10を有している。オイルクーラ10は、気筒9aの前方を通るダウンチューブ8に支持され、気筒9aの前方上部に位置されている。このオイルクーラ10の周囲は、合成樹脂製のシュラウド11によって覆われ、シュラウド11によって走行風をオイルクーラ10に導き冷却する。
メインフレーム7の上部には、シート12を支持する左右のシートレール13が連結されている。シートレール13とメインフレーム7の後部の間にバックステー14を連結し、バックステー14によってシートレール13が支持されている。シートレール13とバックステー14とで後部フレームを構成しており、この後部フレームは複数のパイプの組み合わせによるが、Al鋳造等の一体の物でもよい。
シートレール13とメインフレーム7との連結部分には、これら両者間に跨って燃料タンク15が配置されている。燃料タンク15は、エンジン9の上方に位置されており、この燃料タンク15の後端部にシート12が連なっている。
燃料タンク15は、図5に示すように、タンク内側の左右に前側取付係合部15aと、タンク後側に後側取付締付部15bとを有する。メインフレーム7とダウンチューブ8との間にはクロスメンバー20が設けられ、クロスメンバー20にはグロメット21が設けられている。また、シートレール13にはクロスメンバー22が設けられ、クロスメンバー22には取付ボス部23が設けられている。燃料タンク15は、前側取付係合部15aをグロメット21に係合し、後側取付締付部15bを取付ボス部23に係合し、取付プレート24を取付ボス部23に当てがい、取付ボルト25を取付ボス部23に螺着して締付固定する。この燃料タンク15の後端部にはシート係合部15cが設けられ、このシート係合部15cにシート12の先端部の係止片12aが係合して取り付けられる。
メインフレーム7には、図5に示すように、後下部7aにピボット軸取付ブラケット26が固定され、このピボット軸取付ブラケット26にピボット軸27が支持されている。ピボット軸27にはリヤアーム16の前端部16aが上下に揺動可能に軸支されている。リヤアーム16の後端部16bには、後輪17が支持されている。このリヤアーム16はサスペンション30によって支持されている。
サスペンション30は、リンク機構31と、リヤクッション32からなる。リンク機構31は、第1のリンク33と、第2のリンク34とを有する。第1のリンク33の一端部は、支持ピン35によってメインフレーム7の後下部7aに固定したブラケット36に回動可能に支持されている。第2のリンク34の一端部は、支持ピン37によってリヤアーム16に固定したブラケット38に回動可能に支持されている。第2のリンク34の他端部は、連結ピン39によって第1のリンク33に回動可能に連結されている。リヤクッション32の下部32aは、連結ピン40によって第1のリンク33に回動可能に連結されている。リヤクッション32の上部32bは、支持ピン41によってメインフレーム7の後上部7bに固定したブラケット42に回動可能に支持されている。
エンジン9の動力はチェーン43によって後輪17に伝達される。チェーン43はチェーンカバー44によって覆われている。このチェーンカバー44は、図5に示すように、リヤアーム16の取付ステー45に取付ボルト46によって締付固定されている。また、リヤアーム16には可動フェンダ47が取付ボルト48によって締付固定されている。
燃料タンク15の後部下方からシート12の前部下方はサイドカバー49によって覆われている。さらに、シート12の側部から後部の周囲の下方は、リヤカバー50によって覆われている。また、メインフレーム7の後下部7aにはフートブラケット51が固定されている。右側のフートブラケット51には、図2に示すように、エンジン9から後方に延びる排気管52が支持されている。
次に、サイドカバーの取付構造について説明する。図7はサイドカバーの取付状態を示す側面図、図8は図7のVIII−VIII線に沿う断面図、図9は図7のIX−IX線に沿う断面図、図10は図7のX−X線に沿う断面図、図11は図7のXI−XI線に沿う断面図、図12は図7のXII−XII線に沿う断面図、図13は図7のXIII−XIII線に沿う断面図、図14はサイドカバーの側面図、図15はサイドカバーの平面図である。
サイドカバー49にはパネル53が取り付けられ、このサイドカバー49とパネル53は合成樹脂で成形されている。パネル53を交換することで異なる色のデザインにすることができる。パネル53の内側には取付ボス53aが形成されている。パネル53はサイドカバー49の段差部49aに当てがい、サイドカバー49の内側から取付ビス54を取付ボス53aに螺着して締付固定する。
サイドカバー49には、係合ピン49b,49cと、取付ボス49dと、取付孔部49e,49fとが形成されている。取付ボス49dにはピンダンパー55が係合される。サイドカバー49の取付は、係合ピン49bを燃料タンク15のグロメット56に係合し、係合ピン49cをメインフレーム7の後上部7bのグロメット57に係合し、ピンダンパー55がリヤカバー50に当接する。取付孔部49eはリヤカバー50に取付ビス58により締付固定され、取付孔部49fはマッドガード59に取付ビス79により締付固定される。サイドカバー49によってシュラウド11とリヤカバー50との間が覆われ、さらにサイドカバー49はフートブラケット51の上部まで延びて覆っている。
次に、可動フェンダ、フートブラケット、マッドガード、リヤカバーの取付構造について説明する。図16は可動フェンダの取付状態を示す平面図、図17はフートブラケットの取付状態を示す側面図、図18は図17のXVIII−XVIII線に沿う断面図、図19は図17のXIX−XIX線に沿う断面図、図20はマッドガード、リヤカバーの取付状態を示す側面図、図21はマッドガード、リヤカバーの取付状態を示す平面図、図22は図20のXXII−XXII線に沿う断面図、図23は図20のXXIII−XXIII線に沿う断面図、図24は図20のXXIV−XXIV線に沿う断面図、図25は図20のXXV−XXV線に沿う断面図、図26はマッドガードの側面図、図27はマッドガードの平面図、図28はマッドガードの後面図、図29はリヤカバーの側面図、図30はリヤカバーの平面図である。
チェーンカバー44と可動フェンダ47は、図16に示すように、合成樹脂で一体に形成され、可動フェンダ47が後輪17の上部前側を覆っている。可動フェンダ47がない場合は、サイドカバー49の下縁を低位置まで下げ、乗員の脚部への泥はねを遮断する必要があるが、可動フェンダ47を設けることにより後輪17からの泥はねを遮断することができる。したがって、可動フェンダ47がない場合に比べサイドカバー49の下縁を上方位置にできる。
メインフレーム7の後下部7aには、図17乃至図19に示すように、支持ステー60,61が固定されている。フートブラケット51は、先端部51aにステップ69が設けられ、基部51bに上側取付部51cと下側取付部51dが形成されている。フートブラケット51の上側取付部51cは締付ボルト62により支持ステー60に締付固定され、下側取付部51dは締付ボルト63により支持ステー61に締付固定されている。
下側取付部51dにはシフトレバー64が支持ピン65によって回動可能に支持されている。シフトレバー64にはシフトロッド66が連結され、シフトレバー64の操作によってシフトロッド66がリンク67を介してシフト軸68を駆動する。
マッドガード59はシート12の下方に配置され、シート下に収納空間を形成する。このマッドガード59は、図26乃至図28に示すように、電装品収納部59aと、小物収納部59bと、フェンダ部59cとを有する。電装品収納部59aは前側に位置し、小物収納部59bは中央に位置し、フェンダ部59cは後側に位置する。電装品収納部59aと小物収納部59bとの間には水堰き止めガイド59dが形成され、進入した水が電装品収納部59aに流れ込まないようになっている。また、マッドガード59には、左右の端部59eに取付孔部59fが3箇所ずつ形成されている。小物収納部59bには、左右の壁部に取付孔部59gが形成されている。
リヤカバー50は、シート12の下方のサイドカバー49からマッドガード59の側部、さらに後方を覆う。リヤカバー50は、図29及び図30に示すように、前側取付部50a、50bと、下側取付部50cと、上側取付部50d,50eと、後側取付部50f,50gとを有する。
リヤカバー50とマッドガード59の下部は、図20及び図22に示すように、下側取付部50cと取付孔部59fとが取付ネジ80とスプリングナット81により締付固定して組み付けられている。また、マッドガード59の底部59mとリヤカバー50の下縁部50mとは、同一位置になっている。
左右のリヤカバー50の後部は、図20、図21、図23乃至図25に示すように、連結カバー90を介して連結される。連結カバー90は、左右に連結部90a〜90cを有する。連結カバー90の連結部90aは、図23に示すように、上側取付部50eと取付ネジ82とスプリングナット83により締付固定し、連結部90bは、図24に示すように、後側取付部50fと取付ネジ84により締付固定し、連結部90cは、図25に示すように、後側取付部50gと係合して連結されている。
リヤカバー50の前側取付部50aは、図7及び図10に示すように、サイドカバー49の取付孔部49eに取付ビス58により締付固定され、前側取付部50aは、図7及び図20に示すように、バックステー14のステー14aに取付ボルト98により締付固定されている。リヤカバー50の上側取付部50dは、図20及び図21に示すように、左右のシートレール13に連結したクロスメンバー100に取付ボルト85により締付固定されている。また、マッドガード59の取付孔部59gは、図20に示すように、左右のシートレール13のステー13aに取付ボルト86により締付固定されている。左右のシートレール13には、図20及び図21にリヤハンドル87が取付ボルト88により締付固定されている。
この実施の形態では、図6及び図17に示すように、サスペンション30は、リンク機構31と、リヤクッション32とを有しており、リヤクッション32は側面から見て一部が車体フレームを構成するメインフレーム7の後上部7bと重なるように沿わせて配置し、ピボット軸27に近接してリヤクッション自身が奥まった位置になる。また、リヤアーム16に可動フェンダ47を取り付け、さらに、フートブラケット51にマフラー52を吊り下げて支持することで、マフラー52の位置が後輪17の上端より下方になる。
このようにして、図1及び図2、図17に示すように、側面から見てサイドカバー49と、フートブラケット51と、リヤカバー50と、可動フェンダ47とに囲まれる大きな空間Kが形成され、しかもリヤクッション32がピボット軸27に近接することからリヤクッション自身が奥まった位置になり邪魔にならないから、図2に示すように、リヤアーム16の内側で可動フェンダ47の前側に配置されるブレーキスイッチSWや他の部品の調整や点検が容易である。また、可動フェンダ47には、可動フェンダ前面に後方への凹部47aが形成され、この後方への凹部47aによって空間Kが広くなり、より一層調整作業が容易になる。
また、マッドガード59の底部59mとサイドカバー49の下縁部49mとは、図17に示すように、同一位置になっており、サイドカバー49と後輪17との間の空間Kが広くなり、しかもサイドカバー49の下方への出っ張りがなくなる。また、サイドカバー49の下縁部49mが上方へ凹状に湾曲した形状であり、リヤクッション32の後方により大きな空間Kができ、後方や側方から容易にリヤクッション32の荷重設定の調整作業を行うことができる。
また、サイドカバー49の下端部49nと、フートブラケット51の上端部51nとが車両前後方向の後方位置が同じ位置である。さらに、リヤクッション32がサイドカバー49の下端部49n及びフートブラケット51の上端部51nの車両前後方向の位置より前方に位置することで、リヤクッション32の後方により大きな空間Kができ、後方や側方から容易にリヤクッション32の荷重設定の調整作業を行うことができる。
この自動二輪車のリヤクッションは、サスペンションを側面視で一部が車体フレームと重なるように沿わせて配置し、マッドガードの底部とサイドカバーの下縁部とを同一位置にし、リヤクッションが奥まった位置になり邪魔にならないから、リヤクッション自身や他の部品の調整・点検が容易である。また、マッドガードの底部とサイドカバーの下縁部とを同一位置にしたことで、サイドカバーと後輪との間の空間が広くなり、しかもサイドカバーの下方への出っ張りがなくなり、リヤクッションの荷重設定の調整作業や他の部品の調整や点検が容易である。
1 自動二輪車
2 車体フレーム
9 エンジン
12 シート
15 燃料タンク
16 リヤアーム
27 ピボット軸
30 サスペンション
31 リンク機構
32 リヤクッション
49 サイドカバー
50 リヤカバー
51 フートブラケット
59 マッドガード
2 車体フレーム
9 エンジン
12 シート
15 燃料タンク
16 リヤアーム
27 ピボット軸
30 サスペンション
31 リンク機構
32 リヤクッション
49 サイドカバー
50 リヤカバー
51 フートブラケット
59 マッドガード
Claims (8)
- エンジンが搭載される車体フレームと、前記エンジンの後方且つ上方に配置されるシートと、シート下に収納空間を形成するマッドガードと、前記シートの下方を覆うサイドカバーと、前記車体フレームに前端部がピボット軸を介して軸支され、後端部に後輪を支持するリヤアームと、前記リヤアームを支持するリヤクッションとを備える自動二輪車において、
前記リヤクッションは、リンク機構を介して前記車体フレームと前記リヤアームとの間に設けられ、
前記リヤクッションを側面視で一部が前記車体フレームと重なるように沿わせて配置し、
前記マッドガードの底部と前記サイドカバーの下縁部とを同一位置にしたことを特徴とする自動二輪車。 - 前記シートを支持する後部フレームの下縁の直近下方に、前記マッドガードの底部と前記サイドカバーの下縁部とを配置したことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
- 前記リヤアームに可動フェンダを取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。
- 前記マッドガードの底部と前記サイドカバーの下縁部とが同一位置であるのは、少なくとも側面視で前記可動フェンダの前面より前側の範囲であることを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車。
- 前記サイドカバーの下縁部が上方へ凹状に湾曲した形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の自動二輪車。
- 前記車体フレームに取り付けたフートブラケットの上縁部は、下方へ凹状に湾曲し、
前記サイドカバーの下端部と、前記フートブラケットの上端部とは、車両前後方向の後方位置が同じ位置であることを特徴とする請求項5に記載の自動二輪車。 - 前記リヤクッションが、前記サイドカバーの下端部及び前記フートブラケットの上端部の車両前後方向の位置より前方に位置することを特徴とする請求項6に記載の自動二輪車。
- 前記フートブラケットに、前記エンジンから後方へ延びる排気管に接続したマフラーを吊り下げて支持したことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の自動二輪車。
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