JP3367855B2 - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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JP3367855B2
JP3367855B2 JP04434597A JP4434597A JP3367855B2 JP 3367855 B2 JP3367855 B2 JP 3367855B2 JP 04434597 A JP04434597 A JP 04434597A JP 4434597 A JP4434597 A JP 4434597A JP 3367855 B2 JP3367855 B2 JP 3367855B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B2275/00Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
    • F02B2275/18DOHC [Double overhead camshaft]

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車の気化
器側面を覆い、且つ膝当ての改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車は騎馬と同様の乗りかたをす
る。このため自動二輪車の左右の膝が当たる部位には、
ニーグリップと称される膝当て部相応の部分を備える。
【0003】従来の自動二輪車の膝当てとしては、例え
ば特開平6−312677号のように、シート前方に臨
む燃料タンクの後部両側を両膝で挟み込み、燃料タンク
の後部両側面を膝当てとして用いている。これを図で示
すと、図13のように乗員Mは自動二輪車100のシー
ト101の前方に配置されている燃料タンク102の後
部側面102aを膝M1で挟み込み、該側面102aを
膝当てとして利用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術は、膝
当て部として燃料タンクの後部両側面を利用しているの
で、燃料タンク下方に配置したエンジン後方に配設され
る気化器への膝の干渉を、燃料タンク後部両側部の膝当
て部への膝の当接、保持により防止する。ところで、燃
料タンクの後部両側面を膝当て部として用いる場合、燃
料タンクの後部両側部は、膝で該両側部を挟むので、そ
の左右方向の幅を膝で挟み込むのが容易な幅に設定する
必要がある。
【0005】このため、燃料タンクの後部を幅が小さく
なるように絞り込んだ形状となり、前半部の幅を大きく
設定したとしても、後半部が狭くなる形状を採用せざる
を得ず、これによると燃料タンクの形状が制約を受け、
燃料タンクのデザイン上の自由度が阻害される。
【0006】特に自動二輪車においては、燃料タンクは
前半部に裸で露出して重要な外観を構成し、このため、
燃料タンクは自動二輪車のデザイン上において極めて重
要な要素であり、燃料タンクのデザインが制約を受ける
ことは好ましくない。又燃料タンクの形状において、後
部が幅狭となることは燃料タンクの容量を減じることと
なり、燃料タンク容量を確保する上で好ましくない。
【0007】ところで、燃料タンクの下方にはエンジン
が配設され、エンジンの後方には気化器が配設される場
合が殆どで、気化器上方の燃料タンク後部両側面が膝当
て部を構成することは、膝の気化器への干渉を回避する
上でも有効であり、このような要請を考慮すると、燃料
タンクの上記した制約のある形状を変更することには困
難性を伴う。
【0008】本発明は、以上の課題を解決すべくなされ
たものである。本発明者等は、燃料タンクの形状の自由
度を向上させたいこと、従って、自動二輪車の形状的な
要請にマッチングする優れたデザインの燃料タンクを備
える自動二輪車を得たいこと、以上を燃料タンクの容量
を充分に確保して行ないたいこと、以上を図りつつ気化
器と乗員の膝との干渉を回避し、且つ自動二輪車に騎乗
する際、乗員の膝の保持を確実に行なわせたいこと、気
化器の側方を保護しつつ、的確な膝の保持を行なわせ、
且つ外観性をも配慮して優れたものにしたいこと、等の
要望を合理的に解決すべく本発明をなしたものである。
【0009】従って、本発明の目的とする処は、燃料タ
ンクのデザイン上の自由度を向上し、自動二輪車のコン
セプトに対応し得る燃料タンク形状を得ることができ、
しかも燃料タンク容量を充分に確保することができ、且
つ気化器の側方への膝に干渉を防止し、自動二輪車への
騎乗に際し、膝当て機能を確保し、膝当て機能も、燃料
タンクの両側面を利用することなく、燃料タンク、シー
トと一体感をもって膝当てを構成し得るようにした自動
二輪車を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、ヘッドパイプから後方にメインパイプを
延出し、該メインパイプの下方に気筒を略々直立し、
つ気筒が左右に配設された並立エンジンを配設し、該エ
ンジンの気筒後方に気化器を各気筒毎に配設し、前記メ
インパイプ上方には燃料タンクを配設し、該燃料タンク
の後方にはシートを配設した自動二輪車において、前記
気筒が左右に配設された並立エンジンの気筒後方に配設
した各気化器の略々側方から前記燃料タンク側面、及び
シート側面にかけてこれ等を滑らかに繋げるように膝当
て部材を兼ねるカバー部材を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項1においては、気筒が左右に配設さ
れた並立エンジンの気筒後方に配設し、燃料タンク下方
に配設した気化器の側方に臨むように膝当て部材を兼ね
るカバー部材を設けたので、気化器の側方への膝の干渉
を防止することができる。カバー部材は、燃料タンク側
面、及びシート側面にかけてこれ等を滑らかに繋げるよ
うにしたので、燃料タンク、シートとの一体感を生じ、
デザイン的に優れ、又膝当てとして燃料タンク、シート
との感に違和感がなく、膝当てとして機能性に優れる。
更に、燃料タンクの後部側面を膝当てとして利用しない
ので、燃料タンクの後部形状の自由度は向上する。
【0012】請求項2は、請求項1において、カバー部
材は、気化器直後から燃料タンク後部側面下方、シート
前方側面に配設し、フレームと固定することを特徴とす
。請求項2においては、気化器側面の膝との干渉を防
止し、且つ膝当て部材としての機能を確保することがで
きる。
【0013】請求項3は、請求項1において、カバー部
材は、気化器の側方を覆い、且つ燃料タンク後部側面下
方、シート前方側面に配設し、フレーム又はエンジンと
固定することを特徴とする。請求項3においては、気化
器側面全面がカバー部材で覆われ、カバー部材が外観部
材となり、複雑形状の気化器側面を覆って外観性の向上
が図れ、又気化器側面の膝との干渉を防止し、且つ膝当
て部材としての機能を確保することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は、自動二輪車の側面図、図2は同平
面図、図3は自動二輪車前部の側面図、図4は自動二輪
車前部要部の説明的平面図、図5はカバー部材取り付け
を示す側面図、図6は図5の6−6線断面図、図7はカ
バー部材の取り付けを説明するフレーム要部、及びカバ
ー部材の説明的斜視図、図8は自動二輪車のフレームの
斜視図、図9はカバー部材、及びカバー部材配置、並び
にカバー部材取り付けの第2実施例の側面図、図10は
カバー部材取付部分の説明的斜視図、図11はカバー部
材の第3実施例の側面図、図12はカバー部材の第4実
施例の側面図である。
【0015】図1は自動二輪車1の外観を示す側面図
で、2はフレームを示し、フレーム2の詳細を図8に示
した。フレーム2は前端部にヘッドパイプ2aを備え、
ヘッドパイプ2aの上部から後方にメインパイプ2bを
後方に延出し、メインパイプ2bは一本タイプで、図7
に示すように角パイプで構成され、又ヘッドパイプ2b
の下部から左右にダウンチューブ2c,2dを下方、且
つ後方に延出し、メインパイプ2bの後部の上部から後
方に左右のシートレール2e,2eを延出し、ダウンチ
ューブ2c,2dの後半部は後上方に傾斜し、該ダウン
チューブ2c,2dの後端部を前記したシートレール2
e,2e中間下面に接合する。
【0016】ヘッドパイプ2aにはフロントフォーク3
を操向自在に支持し、上部にはハンドル4を設け、フロ
ントフォーク3で操向輪である前輪5を支持する。ヘッ
ドパイプ2aの前方には前照灯6を配設し、又前照灯6
の上方にはメータユニット7を配設する。
【0017】フレーム2のメインパイプ2b上には燃料
タンク8を跨設し、燃料タンク8の下方の左右のダウン
チューブ2c,2d上には、エンジンハンガー類2f…
を介してエンジン9を搭載する。エンジン9は、実施例
では図1、図4に示したように、気筒の軸線が上下方向
を向く縦向き直立型の4気筒エンジンで、気筒9a…が
左右に配設された並立4気筒エンジンを搭載した。
【0018】ダウンチューブ2c,2dの中間後部には
ブラケット2g,2gを各起設し、ブラケット2g,2
g間に後輪10を支持するリヤスイングアーム11の前
端部を回動可能に支持し、ブラケット2g,2g間、及
びこれの前方にミッションケース9bが臨み、これの前
方にクランクケース9cが臨む。エンジン9の各気筒9
a…の前方から排気管12…が下方、且つ後方に延出さ
れ、膨張室13を介して図2に示すように左右のマフラ
ー14,14に排気管12…は繋がる。又エンジン9の
前方にはラジエータ15を配設する。
【0019】燃料タンク8の下方で、エンジン9の気筒
9a…の後方で、クランクケース9bの上方には気化器
16…を配設する。気化器16…は各気筒9a…毎に備
え、実施例では並置型の4気筒エンジンを採用したの
で、左右に4個気化器16…を並設した。各気化器16
…は、吸入管17…を介して後方に設けたエアクリーナ
ケース18の浄化空気側(クリーンサイド)に連通、接
続する。
【0020】燃料タンク8の後方にはシート19を配設
し、シート19はタンデムタイプで、前席19aが低
く、燃料タンク8の後下傾した後端部8aに、形状が連
続するように構成されている。又シート19の前席19
aの両側下方には、サイドカバー20が配設されてい
る。尚、図1において21はリヤカウルを、図2におい
て22はステップを示す。
【0021】次に本発明の要旨の部分にかかる膝当て部
材を兼ねるカバー部材30について以下に詳述する。図
3はカバー部材30部分を拡大した図、図5、図6は、
夫々カバー部材30を拡大して示し、又図7はカバー部
材30を斜視図で示し、その取付部分を示した。
【0022】カバー部材30は、図6に示すように外方
に膨出した略弓型断面をなし、アルミニウム合金ダイカ
スト等で板状に形成される。側面視は底部が前後方向に
長く、頂部が短く、上下方向に所定寸法を有し、前半部
の底部には下方に垂下するアーム部31を備え、アーム
部31の下端部には取付部32を備え、この部分に取付
孔32aを備える。又底部後部には、下方に突出部33
を備え、この部分に取付孔33aを備える。更に、頂部
の前後方向中間部には、取付部34を備え、この部分に
取付孔34aを備える。
【0023】カバー部材30の裏面30bには、前記し
たアーム部31を除いてスポンジ35を貼設し、外面3
0aの上部〜中間下部には、カバー部材30の外形に類
似する形状の凹部30cを設け、凹部30cにこの形状
に倣った樹脂板等からなるパッド36を嵌装する。パッ
ド36は、裏面上下、及び前後方向後部に係止突起36
a…を備え、これを凹部30cに設けた係止孔30d…
に係合し、且つ両面テープ等でパッド36の裏面と凹部
30cとを接着する。尚、カバー部材30の前端部に
は、外方に膨出した弧状の前縁部30eを設けた。
【0024】カバー部材30の取り付けは図7に示す如
くで、フレーム2のメインパイプ2bの後下傾する下端
部2hを、左右のブラケット2g,2g間に架設したク
ロスメンバー2iの中間部に接合し、メインパイプ2b
のこれの上方左右から後方に前記したシートレール2e
が延出し、クロスメンバー2iのメインパイプ2b、ブ
ラケット2g間に設けたエンジンハンガー部2f上に支
持スティ41を、又メインパイプ2bの後部両側に支持
ボス部42を設け、これ等を介して前記カバー部材30
を取付、支持する。
【0025】即ち、カバー部材30の上部の取付部34
を、その取付孔34aを支持ボス部42にボルト43を
介して結合し、又下部の取付部32を、その取付孔32
aを支持スティ31にボルト43を介して結合し、カバ
ー部材30をフレームに取付、支持する。尚、カバー部
材30の後部の取付部33は、例えばエアクリーナケー
ス等の補機類を取付、支持する。
【0026】以上によりカバー部材30は、フレームに
取付、支持されることとなり、カバー部材30の位置
は、図1、図2の要部を拡大した図3、及び図4に示す
ように前記した気化器16…の左右の外側のものの外側
に離間して臨む。本実施例では、カバー部材30は、気
化器16の後部に前縁部30eが車幅方向ラップするよ
うに配設した。
【0027】カバー部材30は、前記した燃料タンク8
の後部両側の下端縁部8bに頂部が近接し、又シート1
9の前端部19b両側に後部が少しの隙間をもって臨
む。そしてカバー部材の下端縁は、サイドカバー20の
前部の上縁部20a上に少しの隙間をもって臨む。
【0028】カバー部材30は、図6に示したように断
面が外方に膨出した略弓型をなすので、その表面は、上
の燃料タンク8の後部下縁部8b、シート19の前端部
19bと滑らかに連続するように繋がる面を構成し、且
つ、これの前方には気化器16が臨むこととなる。
【0029】以上において、図3に示すように、乗員M
がシート19の前席19a上に騎乗し、左右の脚はシー
ト前席19aから左右の下方に臨み、ステップ22,
上に左右の足が載る。膝M1は、気化器16の両側に
その先端部が臨むが、膝M1の内側がカバー部材30,
30の外側面に当たり、カバー部材30,30内側への
侵入を防止する。
【0030】カバー部材30,30は、図6のように断
面が外側に膨出する弓型であり、燃料タンク8、シート
19の両側面と滑らかに繋がる外形なので、膝M1の内
側にフィットして接触し、膝M1の保持を確実に、又人
間工学的にフィットする状態で保持する。又各カバー部
材30,30の外側面には、パッド36を夫々備えるの
で、膝M1が当たった際の感触が良く、しかもカバー部
材30はアルミニウム合金等で形成されているので、剛
性も高いものが得られる。
【0031】気化器16は、このように気化器の外側に
配設された膝当て部材を兼ねるカバー部材30に乗員の
膝が当接して膝を保持するので、膝M1による気化器へ
の干渉を防止することができる。又実施例では、カバー
部材30と燃料タンク8、シート19との上記した関係
位置の外、カバー部材30の下方にはサイドカバー20
が配置されているので、カバー部材30はこれ等と一体
感を呈することとなり、外観部材として自動二輪車の気
化器直後から後方の部分の外観性を向上させることがで
きる。
【0032】図9、及び図10は第2実施例を示す。カ
バー部材130は直立する上部130aの下部から外方
に弯曲膨出し、下方に垂下した側面130bを備え、上
部103aの左右に上方に突出した取付部130c,1
30cをメインパイプ2bの後部両側にボルト43,4
3で結合する。
【0033】側面130bは気化器16…の両側のもの
の外側に隙間をもって臨み、カバー部材130の側面1
30b、で気化器16…の両外側のものの両側面の全面
を覆う。カバー部材130の側面130bの後縁部13
0dには後方にスティ130eを延出し、一方、サイド
カバー120の前部120aを側面視略々L型に形成し
て起立片部120aの上端縁120bをシート19の前
席19aの下端部内に臨ませ、サイドカバー120の起
立片部120a後部とスティ130eとをネジ結合す
る。又サイドカバー120の起立片部120aの後端部
120cをシート19の前端部に少しの隙間をもって近
接する。取付関係を図10で詳細に示した。
【0034】以上により気化器16…の両外側のものの
外側面はカバー部材130で全面的に覆われることとな
り、カバー部材130の外面に膝M1が当たることとな
り、気化器16の側面カバーと膝当て部材を構成するこ
ととなる。以上により、カバー部材130は、膝当て部
材と気化器16を外部から隠蔽する遮蔽部材となり、有
効な膝当て部を構成しつつ気化器を外部から遮蔽する外
観部材として機能する。
【0035】図11は第3実施例を示す。カバー部材
30は、前記した図3以下のタイプのカバー部材の前後
を長くし、気化器16の側面全面を覆うようにし、カバ
ー部材230は上部の前部230aをエンジン気筒上部
に取付、支持し、後部230bをフレーム側に、又後半
部下部230cでフレーム2側に取付、支持した。これ
によっても、気化器16の外側面を全面的に覆うことが
でき、上記図9、及び図10の実施例と同様の作用、効
果を奏する。
【0036】図12は第4実施例を示す。カバー部材3
30は、側面視略逆L字型に形成し、エンジン9の気筒
9a後方から気化器16を含み、シート19の前端部ま
でを覆うようにした。カバー部材330は、前端部の上
下の部分330a,330dをエンジン気筒9a後部、
ミッションケース9b上部に取付、支持し、上部の後方
に突出する部分330eの上下の部分330b,330
cをメインパイプ2b後部に取付、支持した。
【0037】本実施例も、エンジン気筒部9a後方から
気化器16側面、シート19前端部までを全面的に覆う
ことができる。従って、上記図9、及び図10の実施例
と同様の作用、効果を奏する。
【0038】ところで、図9、図11、図12の実施例
においては、カバー部材130,230,330は、気
化器16の側面までを全面的に覆うので、カバー部材1
30,230,330も気化器側方に位置する部分と気
化器ボディとをネジA等の結合部材で結合することがで
きる。これにより、気化器16群の両外側に臨むものが
カバー部材130,230,330でも支持されること
となり、気化器16の取付、支持剛性を高めることが
【0039】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、ヘッドパイプから後方にメインパ
イプを延出し、該メインパイプの下方に気筒を略々直立
し、且つ気筒が左右に配設された並立エンジンを配設
し、該エンジンの気筒後方に気化器を各気筒毎に配設
し、前記メインパイプ上方には燃料タンクを配設し、該
燃料タンクの後方にはシートを配設した自動二輪車にお
いて、前記気筒が左右に配設された並立エンジンの気筒
後方に配設した各気化器の略々側方から前記燃料タンク
側面、及びシート側面にかけてこれ等を滑らかに繋げる
ように膝当て部材を兼ねるカバー部材を設けたので、
筒が左右に配設された並立エンジンの気筒の後方に設け
た各気化器の側方への膝の干渉を防止することができ
る。
【0040】特に、カバー部材は、燃料タンク側面、及
びシート側面にかけてこれ等を滑らかに繋げるようにし
たので、燃料タンク、シートとの一体感を生じ、機能的
に優れた膝当て部材、膝に対する気化器保護部材として
外観性の点においても優れ、自動二輪車の外観部材とし
てデザイン的に優れ、自動二輪車の外観性を向上させる
ことができる。又膝当てとして、燃料タンク、シートと
の感に違和感がなく、膝当てとして機能性に優れたもの
が得られる。
【0041】更に、燃料タンクの後部側面を膝当てとし
て利用しないので、燃料タンクの後部形状の自由度は向
上し、自動二輪車の燃料タンクとして優れたデザインの
ものが容易に得られ、特に自動二輪車の燃料タンクは、
その外観要素として極めて高い位置を占めることから、
自動二輪車全体のデザインの自由度を向上し、優れたデ
ザインの自動二輪車を得ることが可能となる。
【0042】又以上を満足させつつ、燃料タンクの容量
は、後部が幅狭となる如き制約を受けることがないこと
から、その容量の確保が容易となり、デザイン性の向上
とタンク容量の増大という相反する要請を合理的にマッ
チングさせて解決することが可能である。
【0043】請求項2では、請求項1において、カバー
部材は、気化器直後から燃料タンク後部側面下方、シー
ト前方側面に配設し、フレームと固定するようにしたの
で、請求項1の効果とともに、膝の内側をカバー部材で
確実に保持することができ、気化器側面の膝との干渉を
防止し、且つ膝当て部材としての機能を確保することが
できる。
【0044】請求項3では、請求項1において、カバー
部材は、気化器の側方を覆い、且つ燃料タンク後部側面
下方、シート前方側面に配設し、フレーム又はエンジン
と固定するようにしたので、請求項1の効果とともに、
気化器側面全面がカバー部材で覆ううことができる。従
って、カバー部材が気化器側面を遮蔽する外観部材を構
成することとなり、、複雑形状の気化器側面を全面的に
覆ってエンジン気筒部後方部分の外観性の向上が図れ、
前記と同様に気化器側面の膝との干渉を防止し、且つ膝
当て部材としての機能を確保することができる外、カバ
ー部材は気化器側面に位置するので、カバー部材と気化
器とを結合することで、気化器の一部を支持することも
可能であり、気化器の支持剛性を高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図
【図2】図1の同平面図
【図3】自動二輪車前部の側面図
【図4】自動二輪車前部要部の説明的平面図
【図5】カバー部材取り付けを示す側面図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】カバー部材の取り付けを説明するフレーム要
部、及びカバー部材の説明的斜視図
【図8】自動二輪車のフレームの斜視図
【図9】カバー部材、及びカバー部材配置、並びにカバ
ー部材取り付けの第2実施例の側面図
【図10】カバー部材取付部分の説明的斜視図
【図11】カバー部材の第3実施例の側面図
【図12】カバー部材の第4実施例の側面図
【図13】従来例を説明する自動二輪車の側面図
【符号の説明】
1…自動二輪車、 2a…ヘッドパイプ、 2b…メイ
ンパイプ、 8…燃料タンク、 9…エンジン、16…
気化器、 19…シート、 30,130,230,3
30…カバー部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 23/00 B62J 35/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプから後方にメインパイプを
    延出し、該メインパイプの下方に気筒を略々直立し、
    つ気筒が左右に配設された並立エンジンを配設し、該エ
    ンジンの気筒後方に気化器を各気筒毎に配設し、前記メ
    インパイプ上方には燃料タンクを配設し、該燃料タンク
    の後方にはシートを配設した自動二輪車において、 前記気筒が左右に配設された並立エンジンの気筒後方に
    配設した各気化器の略々側方から前記燃料タンク側面、
    及びシート側面にかけてこれ等を滑らかに繋げるように
    膝当て部材を兼ねるカバー部材を設けた、 ことを特徴とする自動二輪車。
  2. 【請求項2】 前記カバー部材は、気化器直後から燃料
    タンク後部側面下方、シート前方側面に配設し、フレー
    ムと固定することを特徴とする請求項1記載の自動二輪
    車。
  3. 【請求項3】 前記カバー部材は、気化器の側方を覆
    い、且つ燃料タンク後部側面下方、シート前方側面に配
    設し、フレーム又はエンジンと固定することを特徴とす
    る請求項1記載の自動二輪車。
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