JPH0798503B2 - 自動二輪車の車両構成部品配設構造 - Google Patents
自動二輪車の車両構成部品配設構造Info
- Publication number
- JPH0798503B2 JPH0798503B2 JP59120503A JP12050384A JPH0798503B2 JP H0798503 B2 JPH0798503 B2 JP H0798503B2 JP 59120503 A JP59120503 A JP 59120503A JP 12050384 A JP12050384 A JP 12050384A JP H0798503 B2 JPH0798503 B2 JP H0798503B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel tank
- cleaner
- air cleaner
- engine
- cover
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 claims description 64
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 4
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 6
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K13/00—Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units
- B60K13/02—Arrangement in connection with combustion air intake or gas exhaust of propulsion units concerning intake
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、自動二輪車のおける燃料タンクやエアクリ
ーナーなどの車両構成部品配設構造に関する。
ーナーなどの車両構成部品配設構造に関する。
（従来の技術） 自動二輪車には、従来、次のように構成されたものがあ
る。
る。
即ち、第１従来例として、車体フレームにエンジンが支
持され、このエンジンの上面が前下がり状に傾斜させら
れている。このエンジンの上方に燃料タンクが配設され
ると共に、この燃料タンクに近接してその後方にエアク
リーナーとシートとが順次連設されている。また、上記
車体フレームの前上部が主フレームで構成されてこの主
フレームが後下がりの形状とされ、上記主フレームを上
方から覆うように上記燃料タンクとエアクリーナーとが
設けられている（例えば、実開昭56−111263号公報）。
持され、このエンジンの上面が前下がり状に傾斜させら
れている。このエンジンの上方に燃料タンクが配設され
ると共に、この燃料タンクに近接してその後方にエアク
リーナーとシートとが順次連設されている。また、上記
車体フレームの前上部が主フレームで構成されてこの主
フレームが後下がりの形状とされ、上記主フレームを上
方から覆うように上記燃料タンクとエアクリーナーとが
設けられている（例えば、実開昭56−111263号公報）。
また、第２従来例として、車体フレームにエンジンが支
持され、このエンジンの上面を前下がり状に傾斜させら
れている。このエンジンの上方にエアクリーナーが配設
されると共に、このエアクリーナーに近接してその後方
に燃料タンクとシートとが順次連設されている。また、
上記車体フレームの前上部が主フレームで構成されてそ
の主フレームが後下がりの形状とされ、上記主フレーム
を上方から覆うように上記エアクリーナーと燃料タンク
とが設けられると共に、これらエアクリーナーと燃料タ
ンクとをこれらの上方から一体的に覆うカバーが設けら
れている（例えば、実開昭59−4319号公報）。
持され、このエンジンの上面を前下がり状に傾斜させら
れている。このエンジンの上方にエアクリーナーが配設
されると共に、このエアクリーナーに近接してその後方
に燃料タンクとシートとが順次連設されている。また、
上記車体フレームの前上部が主フレームで構成されてそ
の主フレームが後下がりの形状とされ、上記主フレーム
を上方から覆うように上記エアクリーナーと燃料タンク
とが設けられると共に、これらエアクリーナーと燃料タ
ンクとをこれらの上方から一体的に覆うカバーが設けら
れている（例えば、実開昭59−4319号公報）。
更に、第３従来例として、燃料タンクとエアクリーナー
とが一体的に成形されている（例えば、西独特許第9589
70号明細書）。
とが一体的に成形されている（例えば、西独特許第9589
70号明細書）。
（発明が解決しようとする問題点） ところで、上記第１従来例では、燃料タンクとエアクリ
ーナーの各下面がほぼ面一とされて、これら両下面は前
上り状に傾斜させられている。
ーナーの各下面がほぼ面一とされて、これら両下面は前
上り状に傾斜させられている。
このため、上記燃料タンクの下面の位置が高くなって、
これに伴い車両の重心が上方に移動し、よって、車両の
安定性が低下するおそれがある。
これに伴い車両の重心が上方に移動し、よって、車両の
安定性が低下するおそれがある。
また、上記したように燃料タンクの下面の位置が高くな
る分、その容量が少なくなるおそれもある。
る分、その容量が少なくなるおそれもある。
一方、前記第２従来例で、エアクリーナーはカバーによ
って全体的に覆われているが、このカバーは燃料タンク
の上部だけを覆っているために、上記カバーの下側から
上記燃料タンクの下部がはみ出して、これが外観上容易
に見え、よって、これら燃料タンクやエアクリーナーな
どの車両構成部品に外観上のまとまりが欠けて、車両の
見栄えが阻害されるおそれがある。
って全体的に覆われているが、このカバーは燃料タンク
の上部だけを覆っているために、上記カバーの下側から
上記燃料タンクの下部がはみ出して、これが外観上容易
に見え、よって、これら燃料タンクやエアクリーナーな
どの車両構成部品に外観上のまとまりが欠けて、車両の
見栄えが阻害されるおそれがある。
そこで、上記燃料タンクとエアクリーナーとを上記カバ
ーによって全体的に覆うことが考えられるが、上記燃料
タンクとエアクリーナーの各下面は上下に大きく偏位し
ているため、これらに合せてカバーの下縁を成形しよう
とすると、カバーの形状が複雑になって、その成形が煩
雑になる。
ーによって全体的に覆うことが考えられるが、上記燃料
タンクとエアクリーナーの各下面は上下に大きく偏位し
ているため、これらに合せてカバーの下縁を成形しよう
とすると、カバーの形状が複雑になって、その成形が煩
雑になる。
次に、上記第１〜第３従来例におけるエンジンの吸気騒
音の点に着目すると、通常、エアクリーナーの吸入孔で
は、エンジンの吸気騒音が生じるが、これは車体外側方
の第三者に不快感を与えると共に、シート上のライダー
にも不快感を与えて自動二輪車への乗り心地を低下させ
る原因となる。
音の点に着目すると、通常、エアクリーナーの吸入孔で
は、エンジンの吸気騒音が生じるが、これは車体外側方
の第三者に不快感を与えると共に、シート上のライダー
にも不快感を与えて自動二輪車への乗り心地を低下させ
る原因となる。
そして、上記第１、第２従来例をみると、吸気孔は燃料
タンク、あるいはカバーで覆われているだけであり、ま
た、第３従来例では、同上吸気孔は車体の外部に向って
開口しており、よって、これら従来例では、いずれも吸
気騒音が車体の外部に向って容易に発散して、上記問題
を生じるおそれがある。
タンク、あるいはカバーで覆われているだけであり、ま
た、第３従来例では、同上吸気孔は車体の外部に向って
開口しており、よって、これら従来例では、いずれも吸
気騒音が車体の外部に向って容易に発散して、上記問題
を生じるおそれがある。
（発明の目的） この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、車両の重心を下げることによってこの車両の安定性
を向上させ、かつ、燃料タンクの容量を他の車両構成部
品との干渉を避けて十分増やすことができるようにし、
更に、燃料タンクとエアクリーナーとを一体的に覆うカ
バーを設けた場合に、車両の見栄えをより向上させると
共に、このようにした場合でも、上記カバーの成形が容
易にできるようにすることを目的とする。
で、車両の重心を下げることによってこの車両の安定性
を向上させ、かつ、燃料タンクの容量を他の車両構成部
品との干渉を避けて十分増やすことができるようにし、
更に、燃料タンクとエアクリーナーとを一体的に覆うカ
バーを設けた場合に、車両の見栄えをより向上させると
共に、このようにした場合でも、上記カバーの成形が容
易にできるようにすることを目的とする。
また、この発明の他の目的は、エアクリーナーの吸気孔
に生じる吸気騒音が、車体の外部の第三者や、ライダー
に不快感を与えないようにすることを目的とする。
に生じる吸気騒音が、車体の外部の第三者や、ライダー
に不快感を与えないようにすることを目的とする。
（発明の構成） 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、車体フレームにエンジンを支持させると共に、この
エンジンの上面を前下がり状に傾斜させ、このエンジン
の上方に燃料タンクを配設すると共に、この燃料タンク
に近接させてその後方にエアクリーナーとシートとを順
次連設し、上記車体フレームの前上部を主フレームで構
成してこの主フレームを後下がりの形状とし、上記主フ
レームを上方から覆うように上記燃料タンクとエアクリ
ーナーとを設けると共に、これら燃料タンクとエアクリ
ーナーとをこれらの上方から一体的に覆う樹脂製のカバ
ーを上記燃料タンクとエアクリーナーとは別体に設けた
自動二輪車において、 側面視で、上記燃料タンクとエアクリーナーとの接合部
における下部接合部が後側に、上部接合部が前側に互い
に偏位するよう上記接合部をその上下方向の中途部で折
り曲げ、同上側面視で、上記燃料タンクと、エアクリー
ナーの各下面が互いにほぼ面一となるようにして、これ
ら両下面を前下がり状に傾斜させ、同上燃料タンクとエ
アクリーナーとを上記カバーにより全体的に覆い、上記
エアクリーナーを、左右に離れて位置する一対のクリー
ナー側部と、これらクリーナー側部の上部同士を連結さ
せるクリーナー上部とで構成して正面視で倒立Ｕ字状と
なるよう形成し、上記クリーナー上部の下面を側面視で
後下がりとなるよう傾斜させて、この下面に上記エアク
リーナーの吸気孔を形成し、上記両クリーナー側部間に
位置しかつ上記クリーナー上部の下側に位置する空間の
後方近傍に上記シートの前端部を位置させると共に、前
後方向で上記空間の後端部のほぼ全体に上記シートの前
端部の端面が対面するよう構成した点にある。
は、車体フレームにエンジンを支持させると共に、この
エンジンの上面を前下がり状に傾斜させ、このエンジン
の上方に燃料タンクを配設すると共に、この燃料タンク
に近接させてその後方にエアクリーナーとシートとを順
次連設し、上記車体フレームの前上部を主フレームで構
成してこの主フレームを後下がりの形状とし、上記主フ
レームを上方から覆うように上記燃料タンクとエアクリ
ーナーとを設けると共に、これら燃料タンクとエアクリ
ーナーとをこれらの上方から一体的に覆う樹脂製のカバ
ーを上記燃料タンクとエアクリーナーとは別体に設けた
自動二輪車において、 側面視で、上記燃料タンクとエアクリーナーとの接合部
における下部接合部が後側に、上部接合部が前側に互い
に偏位するよう上記接合部をその上下方向の中途部で折
り曲げ、同上側面視で、上記燃料タンクと、エアクリー
ナーの各下面が互いにほぼ面一となるようにして、これ
ら両下面を前下がり状に傾斜させ、同上燃料タンクとエ
アクリーナーとを上記カバーにより全体的に覆い、上記
エアクリーナーを、左右に離れて位置する一対のクリー
ナー側部と、これらクリーナー側部の上部同士を連結さ
せるクリーナー上部とで構成して正面視で倒立Ｕ字状と
なるよう形成し、上記クリーナー上部の下面を側面視で
後下がりとなるよう傾斜させて、この下面に上記エアク
リーナーの吸気孔を形成し、上記両クリーナー側部間に
位置しかつ上記クリーナー上部の下側に位置する空間の
後方近傍に上記シートの前端部を位置させると共に、前
後方向で上記空間の後端部のほぼ全体に上記シートの前
端部の端面が対面するよう構成した点にある。
（実施例） 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
図中符号１は自動二輪車で、その車体フレーム２の前端
にはフロントフォーク３を介して前輪４が操向自在に支
承され、同上車体フレーム２の後部にリヤアーム６を介
して後輪７が支承されている。８はハンドルである。
にはフロントフォーク３を介して前輪４が操向自在に支
承され、同上車体フレーム２の後部にリヤアーム６を介
して後輪７が支承されている。８はハンドルである。
上記車体フレーム２の枠内にはエンジン９が設けられ、
このエンジン９は上記車体フレーム２に支持されてい
る。このエンジン９のシリンダは前上方に向って突出
し、上記エンジン９の上面であるシリンダの上面は前下
がり状に傾斜している。そして、このエンジン９に上記
後輪７が連動連結されている。
このエンジン９は上記車体フレーム２に支持されてい
る。このエンジン９のシリンダは前上方に向って突出
し、上記エンジン９の上面であるシリンダの上面は前下
がり状に傾斜している。そして、このエンジン９に上記
後輪７が連動連結されている。
上記エンジン９の上方に燃料タンク11が配設され、この
燃料タンク11に近接してその後方にエアクリーナー13と
シート12とが順次連設されている。
燃料タンク11に近接してその後方にエアクリーナー13と
シート12とが順次連設されている。
上記車体フレーム２の前上部と主フレーム2aで構成さ
れ、この主フレーム2aを上方から覆うように上記燃料タ
ンク11とエアクリーナー13とが設けられ、これらは同上
主フレーム2aに支持されている。また、同上車体フレー
ム２の後上部には上記シート12が支持されている。
れ、この主フレーム2aを上方から覆うように上記燃料タ
ンク11とエアクリーナー13とが設けられ、これらは同上
主フレーム2aに支持されている。また、同上車体フレー
ム２の後上部には上記シート12が支持されている。
上記エアクリーナー13のクリーナーケースは樹脂製で、
このエアクリーナー13は吸気管14および気化器15を介し
てエンジン９の吸気部に連結されている。また、図示し
ないが燃料供給管を介して燃料タンク11から気化器15に
燃料が供給されるようになっている。符号11aはキャッ
プである。
このエアクリーナー13は吸気管14および気化器15を介し
てエンジン９の吸気部に連結されている。また、図示し
ないが燃料供給管を介して燃料タンク11から気化器15に
燃料が供給されるようになっている。符号11aはキャッ
プである。
上記主フレーム2aは後下がりの形状をなし、この主フレ
ーム2aの前部はその後部に比べて高位置となっている。
そして、上記燃料タンク11は上記主フレーム2aの前部を
跨ぐように正面視が倒立Ｕ字状とされている。
ーム2aの前部はその後部に比べて高位置となっている。
そして、上記燃料タンク11は上記主フレーム2aの前部を
跨ぐように正面視が倒立Ｕ字状とされている。
一方、上記主フレーム2aの後部はその前部に比べて低位
置であり、上記エアクリーナー13は上記主フレーム2aの
後部の上方における空間に設けられている。
置であり、上記エアクリーナー13は上記主フレーム2aの
後部の上方における空間に設けられている。
上記エアクリーナー13は、左右に離れて位置する一対の
クリーナー側部13a,13aと、これらクリーナー側部13a,1
3aの上部同士を連結させるクリーナー上部13bとで構成
され、正面視で倒立Ｕ字状となるよう形成されている。
クリーナー側部13a,13aと、これらクリーナー側部13a,1
3aの上部同士を連結させるクリーナー上部13bとで構成
され、正面視で倒立Ｕ字状となるよう形成されている。
上記クリーナー上部13bの下面は、第３図で示す側面視
で後下がりとなるよう傾斜させられている。このクリー
ナー上部13bの下面に上記エアクリーナー13の吸気孔17
が形成されている。一方、上記各クリーナー側部13a,13
aの下端には上記吸気管14の一端が連結されている。
で後下がりとなるよう傾斜させられている。このクリー
ナー上部13bの下面に上記エアクリーナー13の吸気孔17
が形成されている。一方、上記各クリーナー側部13a,13
aの下端には上記吸気管14の一端が連結されている。
上記両クリーナー側部13a,13a間に位置しかつ上記クリ
ーナー上部13bの下側に位置する空間16の後方近傍に、
上記シート12の前端部12aが位置させられている。この
場合、前後方向で、上記空間16の後端部のほぼ全体に上
記シート12の前端部12aの端面が対面するように、上記
シート12の前端部12aが形成されている。
ーナー上部13bの下側に位置する空間16の後方近傍に、
上記シート12の前端部12aが位置させられている。この
場合、前後方向で、上記空間16の後端部のほぼ全体に上
記シート12の前端部12aの端面が対面するように、上記
シート12の前端部12aが形成されている。
第１図と第３図において、側面視で、上記燃料タンク11
とエアクリーナー13との接合部19における下部接合部19
aが後側に、上部接合部19bが前側に互いに偏位するよう
上記接合部19がその上下方向の中途部で折り曲げられて
いる。
とエアクリーナー13との接合部19における下部接合部19
aが後側に、上部接合部19bが前側に互いに偏位するよう
上記接合部19がその上下方向の中途部で折り曲げられて
いる。
また、同上側面視で、上記燃料タンク11と、エアクリー
ナー13の各下面は互いにほぼ面一とされ、これら両下面
は前下がり状に傾斜させられている。また、同上燃料タ
ンク11とエアクリーナー13とを一体的に、かつ、全体的
にその上方から覆う樹脂製のカバー18が設けられ、この
カバー18は上記燃料タンク11とエアクリーナー13とは別
体に設けられている。
ナー13の各下面は互いにほぼ面一とされ、これら両下面
は前下がり状に傾斜させられている。また、同上燃料タ
ンク11とエアクリーナー13とを一体的に、かつ、全体的
にその上方から覆う樹脂製のカバー18が設けられ、この
カバー18は上記燃料タンク11とエアクリーナー13とは別
体に設けられている。
（発明の効果） この発明によれば、側面視で、燃料タンクとエアクリー
ナーとの接合部における下部接合部が後側に、上部接合
部が前側に互いに偏位するよう上記接合部をその上下方
向の中途部で折り曲げている。
ナーとの接合部における下部接合部が後側に、上部接合
部が前側に互いに偏位するよう上記接合部をその上下方
向の中途部で折り曲げている。
このため、燃料タンク下部の前後方向の寸法が大きくな
るのに対し、上部の前後方向の寸法が小さくなって燃料
タンクに所定の容量が確保され、この状態で、この燃料
タンクの重心がより低くなる。よって、車両の重心がよ
り低くなって、車両の安定性が向上する。一方、エアク
リーナー下部の前後方向の寸法は小さくなるが、上部の
前後方向の寸法は大きくなるため、このエアクリーナー
にも所定の容量が確保され、よって、上記のように車両
の重心を低くさせても、エアクリーナーに容量の点で支
障が生じることは回避される。
るのに対し、上部の前後方向の寸法が小さくなって燃料
タンクに所定の容量が確保され、この状態で、この燃料
タンクの重心がより低くなる。よって、車両の重心がよ
り低くなって、車両の安定性が向上する。一方、エアク
リーナー下部の前後方向の寸法は小さくなるが、上部の
前後方向の寸法は大きくなるため、このエアクリーナー
にも所定の容量が確保され、よって、上記のように車両
の重心を低くさせても、エアクリーナーに容量の点で支
障が生じることは回避される。
また、同上側面視で、上記燃料タンクと、エアクリーナ
ーの各下面が互いにほぼ面一となるようにして、これら
両下面を前下がり状に傾斜させたため、上記両下面が前
上りとなっていた従来に比べて燃料タンクの下面の位置
が低くなり、よって、その分、車両の重心が更に低くな
って、車両の安定性がより向上する。
ーの各下面が互いにほぼ面一となるようにして、これら
両下面を前下がり状に傾斜させたため、上記両下面が前
上りとなっていた従来に比べて燃料タンクの下面の位置
が低くなり、よって、その分、車両の重心が更に低くな
って、車両の安定性がより向上する。
また、上記したように燃料タンクの下面の位置が低くな
ることにより、この燃料タンクの容量が増大する。この
場合、エンジンの上面を前下がり状に傾斜させ、このエ
ンジンの上方に上記燃料タンクを配設してあるため、上
記したようにこの燃料タンクの下面を前下がり状に傾斜
させたとき、この燃料タンクの下面が上記エンジンの上
面に干渉するということが回避されて、エンジンの上面
の上方の空間が上記燃料タンクによって有効に利用され
る。よって、燃料タンクの容量はエンジンとの干渉を避
けて十分に増加させられる。
ることにより、この燃料タンクの容量が増大する。この
場合、エンジンの上面を前下がり状に傾斜させ、このエ
ンジンの上方に上記燃料タンクを配設してあるため、上
記したようにこの燃料タンクの下面を前下がり状に傾斜
させたとき、この燃料タンクの下面が上記エンジンの上
面に干渉するということが回避されて、エンジンの上面
の上方の空間が上記燃料タンクによって有効に利用され
る。よって、燃料タンクの容量はエンジンとの干渉を避
けて十分に増加させられる。
更に、上記燃料タンクとエアクリーナーとを全体的に覆
うカバーを設けたため、カバーの下側から燃料タンクの
下部が容易に見えていた従来に比べて、車両の見栄えが
向上する。しかも、このように燃料タンクとエアクリー
ナーとを全体的に覆うようにしたとしても、これら燃料
タンクとエアクリーナーの各下面は、上記したように互
いにほぼ面一のため、これに合わせて上記カバーの下縁
もほぼ直線的に成形すれば足り、よって、カバーの形状
が簡単になって、このカバーの成形が容易にできる。
うカバーを設けたため、カバーの下側から燃料タンクの
下部が容易に見えていた従来に比べて、車両の見栄えが
向上する。しかも、このように燃料タンクとエアクリー
ナーとを全体的に覆うようにしたとしても、これら燃料
タンクとエアクリーナーの各下面は、上記したように互
いにほぼ面一のため、これに合わせて上記カバーの下縁
もほぼ直線的に成形すれば足り、よって、カバーの形状
が簡単になって、このカバーの成形が容易にできる。
また、上記エアクリーナーを、左右に離れて位置する一
対のクリーナー側部と、これらクリーナー側部の上部同
士を連結させるクリーナー上部とで構成して正面視で倒
立Ｕ字状となるよう形成し、上記クリーナー上部の下面
に上記エアクリーナーの吸気孔を形成してある。
対のクリーナー側部と、これらクリーナー側部の上部同
士を連結させるクリーナー上部とで構成して正面視で倒
立Ｕ字状となるよう形成し、上記クリーナー上部の下面
に上記エアクリーナーの吸気孔を形成してある。
このため、上記吸気孔で生じる吸気騒音が車体の外側方
に向おうとすることは、カバーだけでなくエアクリーナ
ーの各クリーナー側部によっても抑制される。よって、
上記吸気騒音が、車体の外部の第三者に不快感を与える
ことが、より確実に防止される。
に向おうとすることは、カバーだけでなくエアクリーナ
ーの各クリーナー側部によっても抑制される。よって、
上記吸気騒音が、車体の外部の第三者に不快感を与える
ことが、より確実に防止される。
また、上記クリーナー上部の下面を側面視で後下がりと
なるよう傾斜させて、この下面に上記エアクリーナーの
吸気孔を形成し、上記両クリーナー側部間に位置しかつ
上記クリーナー上部の下側に位置する空間の後方近傍に
シートの前端部を位置させると共に、前後方向で上記空
間の孔端面のほぼ全体に上記シートの前端部の端面が対
面するよう構成してある。
なるよう傾斜させて、この下面に上記エアクリーナーの
吸気孔を形成し、上記両クリーナー側部間に位置しかつ
上記クリーナー上部の下側に位置する空間の後方近傍に
シートの前端部を位置させると共に、前後方向で上記空
間の孔端面のほぼ全体に上記シートの前端部の端面が対
面するよう構成してある。
このため、上記吸気孔で生じる吸気騒音が車体の後方に
向おうとすることは、カバーだけでなく、エアクリーナ
ーのクリーナー上部によって抑制され、しかも、シート
の前端部によっても抑制される。よって、上記吸気騒音
が、エアクリーナーの後方のシート上にライダーに不快
感を与えることが、より確実に防止されて、自動二輪車
への乗り心地が向上する。
向おうとすることは、カバーだけでなく、エアクリーナ
ーのクリーナー上部によって抑制され、しかも、シート
の前端部によっても抑制される。よって、上記吸気騒音
が、エアクリーナーの後方のシート上にライダーに不快
感を与えることが、より確実に防止されて、自動二輪車
への乗り心地が向上する。
図はこの発明の実施例を示し、第１図は自動二輪車の全
体側面図、第２図は同上自動二輪車の全体平面図、第３
図は第１図の部分拡大断面図、第４図は第３図のIV−IV
線矢視部分図である。 １……自動二輪車、２……車体フレーム、2a……主フレ
ーム、９……エンジン、11……燃料タンク、12……シー
ト、12a……前端部、13……エアクリーナー、13a……ク
リーナー側部、13b……クリーナー上部、16……空間、1
8……カバー、19……接合部、19a……下部接合部、19b
……上部接合部。
体側面図、第２図は同上自動二輪車の全体平面図、第３
図は第１図の部分拡大断面図、第４図は第３図のIV−IV
線矢視部分図である。 １……自動二輪車、２……車体フレーム、2a……主フレ
ーム、９……エンジン、11……燃料タンク、12……シー
ト、12a……前端部、13……エアクリーナー、13a……ク
リーナー側部、13b……クリーナー上部、16……空間、1
8……カバー、19……接合部、19a……下部接合部、19b
……上部接合部。
Claims (1)
- 【請求項１】車体フレームにエンジンを支持させると共
に、このエンジンの上面を前下がり状に傾斜させ、この
エンジンの上方に燃料タンクを配設すると共に、この燃
料タンクに近接させてその後方にエアクリーナーとシー
トとを順次連設し、上記車体フレームの前上部を主フレ
ームで構成してこの主フレームを後下がりの形状とし、
上記主フレームを上方から覆うように上記燃料タンクと
エアクリーナーとを設けると共に、これら燃料タンクと
エアクリーナーとをこれらの上方から一体的に覆う樹脂
製のカバーを上記燃料タンクとエアクリーナーとは別体
に設けた自動二輪車の車両構成部品配設構造において、 側面視で、上記燃料タンクとエアクリーナーとの接合部
における下部接合部が後側に、上部接合部が前側に互い
に偏位するよう上記接合部をその上下方向の中途部で折
り曲げ、同上側面視で、上記燃料タンクと、エアクリー
ナーの各下面が互いにほぼ面一となるようにして、これ
ら両下面を前下がり状に傾斜させ、同上燃料タンクとエ
アクリーナーとを上記カバーにより全体的に覆い、上記
エアクリーナーを、左右に離れて位置する一対のクリー
ナー側部と、これらクリーナー側部の上部同士を連結さ
せるクリーナー上部とで構成して正面視で倒立Ｕ字状と
なるよう形成し、上記クリーナー上部の下面を側面視で
後下がりとなるよう傾斜させて、この下面に上記エアク
リーナーの吸気孔を形成し、上記両クリーナー側部間に
位置しかつ上記クリーナー上部の下側に位置する空間の
後方近傍に上記シートの前端部を位置させると共に、前
後方向で上記空間の後端面のほぼ全体に上記シートの前
端部の端面が対面するよう構成した自動二輪車の車両構
成部品配設構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59120503A JPH0798503B2 (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | 自動二輪車の車両構成部品配設構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59120503A JPH0798503B2 (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | 自動二輪車の車両構成部品配設構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60261731A JPS60261731A (ja) | 1985-12-25 |
| JPH0798503B2 true JPH0798503B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=14787805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59120503A Expired - Fee Related JPH0798503B2 (ja) | 1984-06-11 | 1984-06-11 | 自動二輪車の車両構成部品配設構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0798503B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2528288B2 (ja) * | 1986-08-21 | 1996-08-28 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のエアクリ―ナ装置 |
| US5145023A (en) * | 1988-06-10 | 1992-09-08 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Motorcycle fuel tank providing multiple enhancements |
| JP4786466B2 (ja) * | 2006-08-22 | 2011-10-05 | 本田技研工業株式会社 | エアクリーナ構造 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE958970C (de) | 1953-04-14 | 1957-02-28 | Walter Bockstette | Ansaugevorrichtung fuer Brennkraftmaschinen, insbesondere fuer Motorraeder |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56111263U (ja) * | 1980-01-29 | 1981-08-28 | ||
| JPS594319U (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-12 | ヤマハ発動機株式会社 | 自動二輪車 |
-
1984
- 1984-06-11 JP JP59120503A patent/JPH0798503B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE958970C (de) | 1953-04-14 | 1957-02-28 | Walter Bockstette | Ansaugevorrichtung fuer Brennkraftmaschinen, insbesondere fuer Motorraeder |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60261731A (ja) | 1985-12-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6675933B2 (en) | Exhaust system for motorcycle | |
| JP3889214B2 (ja) | 車両用燃料供給装置 | |
| EP2085304B1 (en) | Floor structure of scooter type vehicle | |
| JP4363875B2 (ja) | 自動二輪車における車体カバー構造 | |
| JPH0798503B2 (ja) | 自動二輪車の車両構成部品配設構造 | |
| JP4180728B2 (ja) | 二輪車のレッグシールド | |
| JP3367855B2 (ja) | 自動二輪車 | |
| JP3214654B2 (ja) | 自動二輪車の燃料タンク | |
| JP3585191B2 (ja) | 自動二輪車の補助ステップ装置 | |
| JP4065117B2 (ja) | 自動２輪車 | |
| JP4558988B2 (ja) | 自動２輪車 | |
| JP3686164B2 (ja) | スクータ型車両 | |
| JP3699423B2 (ja) | 自動二輪車の排気装置 | |
| KR102210249B1 (ko) | 오토바이용 보조등받이 | |
| JP7376558B2 (ja) | 鞍乗り型車両 | |
| CN219115621U (zh) | 鞍乘型车辆 | |
| JPH0121117Y2 (ja) | ||
| JP2694337B2 (ja) | スクータ型車両 | |
| JP6757770B2 (ja) | 鞍乗り型車両の前部構造 | |
| JPH11180365A (ja) | スクータ型車両のフロア構造 | |
| CN113557191A (zh) | 踏板车式两轮车辆 | |
| JPH0386692A (ja) | スクータ型自動二輪車 | |
| JP2022050799A (ja) | 鞍乗型車両 | |
| JPH0122798Y2 (ja) | ||
| JP2003054464A5 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |