JP3380444B2 - 自動二輪車 - Google Patents
自動二輪車Info
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- JP3380444B2 JP3380444B2 JP28588297A JP28588297A JP3380444B2 JP 3380444 B2 JP3380444 B2 JP 3380444B2 JP 28588297 A JP28588297 A JP 28588297A JP 28588297 A JP28588297 A JP 28588297A JP 3380444 B2 JP3380444 B2 JP 3380444B2
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- JP
- Japan
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- exhaust pipe
- muffler
- body frame
- engine
- swing arm
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/02—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/20—Multi-cylinder engines with cylinders all in one line
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1808—Number of cylinders two
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンロード走行の
みならずオフロード走行をも可能にする自動二輪車に関
する。 【０００２】 【従来の技術】通常、オンロード用の自動二輪車は、車
体フレームの前方に取り付けられて前輪を支持するフロ
ントフォークと、車体フレームの下部後方に取り付けら
れて後輪を支持するスイングアームと、前記車体フレー
ムの、前記フロントフォークとスイングアームとの間に
装着されたエンジンと、このエンジンの前方から後方へ
向けて延設された排気管とを備えており、かつ、前記排
気管は、前記エンジンの前方からそのクランクケースの
下方を経て車体の側部に沿うように配設されている。 【０００３】ところで、前述したような自動二輪車にお
いては、前記排気管がエンジンの下方を通るように配置
されていることから、オフロード走行を行なうのに必要
な最低地上高が十分に得られないといった問題点があっ
た。 【０００４】このような問題点を解消するために従来で
は、たとえば、前記排気管をエンジンの側部を経て、前
記車体フレームの上部に取り付けられているシートの下
部に沿って配設することにより、前述した最低地上高を
確保することが行なわれている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の対処方法においても、なお、次のような
改善すべき問題点が残されている。すなわち、排気管を
シートの下部に沿って配設した構成とすると、この排気
管が後部座席の搭乗者に接近させられることから、排気
管の表面全体にプロテクターやカバーを取り付けて、排
気管と搭乗者との間の熱遮蔽を行なわなければならな
い。そして、前記排気管の終端部には、消音用のマフラ
ーが取り付けられるが、このマフラーの形状は、自動二
輪車の意匠に大きく寄与するものであるから、前述した
プロテクター等を装着することによって、前記マフラー
の外観が覆われてしまい、意匠的な効果が半減してしま
う。 【０００６】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、車体の最低地上高を確保しつつ、排
気管の外観を有効に利用し得る自動二輪車を提供するこ
とを目的とする。 【０００７】 【課題を解決するための手段】本発明は、前述した目的
を達成するために、車体フレームの前方に備えられて前
輪を支持するフロントフォークと、車体フレームの下部
後方に備えられて後輪を支持するスイングアームと、前
記車体フレームの、前記フロントフォークとスイングア
ームとの間に装着されたエンジンと、このエンジンの前
方から後方へ向けて延設された排気管とを備えた自動二
輪車において、前記排気管が、前記エンジンの側部でか
つこのエンジンのクランクケースの上部を経て後方へ延
出されるとともに、排気管及び排気管の後端に接続され
るマフラーを、前記スイングアームより上方に配置し、
かつ、マフラーの前部を、前記車体フレームの後部に設
けられるピリオンステップの下方を通るようにしたこと
を特徴としており、このような構成とすることにより、
エンジンの下方から排気管を除去して最低地上高が確保
される。また、排気管が車体フレームの上部に設けられ
るシートから離間させられることにより、排気管と搭乗
者との間の熱遮蔽対策が不要になって、排気管の外観が
損なわれることがない。 【０００８】そして、前記排気管およびマフラーの前部
の上方にピリオンステップを設けることにより、搭乗者
から排気管を離間して配置することができる。 【０００９】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図１は、本実施形態に係
わる自動二輪車の側面図、また、図２は平面図であり、
これらの図において符号１は本実施形態に係わる自動二
輪車を示す。 【００１０】この自動二輪車１は、車体フレーム２と、
この車体フレーム２の前部に設けられたヘッドパイプ３
を介して回動自在に装着され、かつ、前輪４を回転自在
に支持するフロントフォーク５と、前記車体フレーム２
の下部後方に揺動自在に装着され、かつ、後輪６を回転
自在に支持するスイングアーム７と、前記車体フレーム
２の中央部に装着されたエンジン８と、このエンジン８
の上方において前記車体フレーム２に取り付けられた燃
料タンク９と、この燃料タンク９の後方において前記車
体フレーム２に取り付けられたシート１０と、前記エン
ジン８の前方から車体フレーム２の後方へ向けて配設さ
れた排気管１１と、前記エンジン８の後方でかつ前記シ
ート１０の下方に配設されたエアークリーナー１２とに
よって概略構成されている。 【００１１】ついで、これらの詳細について説明すれ
ば、前記エンジン８は、前記車体フレーム２に固定され
るクランクケース８ａと、このクランクケース８ａの上
部に連設されたシリンダブロック８ｂと、このシリンダ
ブロック８ｂと前記エアークリーナー１２との間に介装
された気化器１３とによって構成されており、前記シリ
ンダブロック８ｂの前部に前記排気管１１の上流側の端
部が接続されている。 【００１２】前記排気管１１は、図２に示すように、２
本設けられており、前記シリンダブロック８ｂの前部か
ら車体フレーム２の左右に振り分けて配置されていると
ともに、それぞれ、前記シリンダブロック８ｂの側部で
前記クランクケース８ａの上部を通り、かつ、前記スイ
ングアーム７の揺動中心部近傍を経て、このスイングア
ーム７の上部近傍に沿って配設されている。そして、こ
の排気管１１の下流側の端部近傍には、消音用のマフラ
ー１４が連設されており、本実施形態においては、この
マフラー１４が、前記スイングアーム７の上部に沿うよ
うに位置されている。 【００１３】また、本実施形態においては、前記車体フ
レーム２の後方で、前記エアークリーナ１２の後方、か
つ、前記マフラー１４の上方に位置する部分に、搭乗者
用のピリオンステップ１５が左右一対設けられており、
これらのピリオンステップ１５は、前記車体フレーム２
に一体に取り付けられたステー１６に、水平方向と垂直
方向との間で上下方向に回動可能に取り付けられてい
る。 【００１４】このように構成された本実施形態に係わる
自動二輪車１においては、前記排気管１１がクランクケ
ース８ａの上部を経て後方へ延設されていることから、
前記クランクケース８ａの下方が大きく開放され、この
結果、車両の最低地上高が大きく確保され、オフロード
走行が容易となる。 【００１５】また、前記マフラー１４を含む排気管１１
が、エンジン８の後方において前記スイングアーム７の
近傍に沿って配設されていることから、この排気管１１
やマフラー１４が、前記シート１０から大きく離間させ
られる。これによって、搭乗者と前記排気管１１やマフ
ラー１４との間が十分に離間させられて、前記排気管１
１やマフラー１４に対する熱遮蔽対策が不要になり、特
に、前記マフラー１４の外観がそのまま露出され、その
意匠的効果が損なわれることはない。 【００１６】さらに、本実施形態においては、ピリオン
ステップ１５がマフラー１４の上方に設けられているこ
とにより、搭乗者が前記ピリオンステップ１５に足を乗
せた状態において、前記マフラー１４から確実に離間さ
せられ、これによって、搭乗者がマフラー１４からの熱
的影響を受けることが防止される。 【００１７】なお、前記実施形態において示した各構成
部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基
づき種々変更可能である。たとえば、前記ピリオンステ
ップ１５が取り付けられるステーを、図３に示すよう
に、前記マフラー１４の上方を取り囲むようにして湾曲
形成されたステー１７とすることも可能である。このよ
うな構成とすることにより、マフラー１４を覆う部分を
最小限度に抑えつつ、搭乗者の足とマフラー１４との隔
離をより確実なものとすることができる。また、図４に
示すように、マフラー１４の略中央部に簡易なガード２
０を、マフラー１４から適宜離間させて設けることも可
能である。この場合、ガード２０は、前後方向に離間し
て配置される円弧部２０ａ，２０ｂと、それら両円弧部
２０ａ，２０ｂの各先端に渡されるバー２０ｃ，２０
ｃ、並びにマフラー１４の上部と側部にそれぞれ対応す
る位置に渡されるバー２０ｄ，２０ｅとを有する構造と
なっている。そして、このガード２０は、マフラー１４
の裏面側の２点および下面側の１点がそれぞれボルト止
めされることにより、マフラー１４に固定される。この
ような構成とすることにより、搭乗者が乗り降りする際
に、同搭乗者のかかとや大腿部あるいは膝の内側部分が
直接マフラー１４に触れることを防止できる。また、不
要なときには簡単に取り外すことができ、しかも取り外
したときに、たとえ取付時の際のボルト痕が残ったとし
ても、通常の視点からは見えず、マフラー１４の美的外
観が損なわれることはない。 【００１８】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる自
動二輪車は、車体フレームの前方に備えられて前輪を支
持するフロントフォークと、車体フレームの下部後方に
備えられて後輪を支持するスイングアームと、前記車体
フレームの、前記フロントフォークとスイングアームと
の間に装着されたエンジンと、このエンジンの前方から
後方へ向けて延設された排気管とを備えた自動二輪車に
おいて、前記排気管を、前記エンジンの側部でかつこの
エンジンのクランクケースの上部を経て、前記スイング
アーム近傍に沿って配置したことにより、エンジンの下
方から排気管を除去して最低地上高を確保し、これによ
って、オフロード走行が容易となる。また、排気管を車
体フレームの上部に設けられるシートから離間させて、
排気管と搭乗者との間の熱遮蔽対策を不要し、これによ
って排気管の外観を損なうことなく、その意匠的効果を
十分に利用することができる。 【００１９】また、前記排気管およびマフラーの前部の
上方にピリオンステップを設けることにより、搭乗者の
足と、排気管およびマフラーの前部とを確実に離間させ
て、排気管の熱的影響から搭乗者を保護することができ
る。
みならずオフロード走行をも可能にする自動二輪車に関
する。 【０００２】 【従来の技術】通常、オンロード用の自動二輪車は、車
体フレームの前方に取り付けられて前輪を支持するフロ
ントフォークと、車体フレームの下部後方に取り付けら
れて後輪を支持するスイングアームと、前記車体フレー
ムの、前記フロントフォークとスイングアームとの間に
装着されたエンジンと、このエンジンの前方から後方へ
向けて延設された排気管とを備えており、かつ、前記排
気管は、前記エンジンの前方からそのクランクケースの
下方を経て車体の側部に沿うように配設されている。 【０００３】ところで、前述したような自動二輪車にお
いては、前記排気管がエンジンの下方を通るように配置
されていることから、オフロード走行を行なうのに必要
な最低地上高が十分に得られないといった問題点があっ
た。 【０００４】このような問題点を解消するために従来で
は、たとえば、前記排気管をエンジンの側部を経て、前
記車体フレームの上部に取り付けられているシートの下
部に沿って配設することにより、前述した最低地上高を
確保することが行なわれている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の対処方法においても、なお、次のような
改善すべき問題点が残されている。すなわち、排気管を
シートの下部に沿って配設した構成とすると、この排気
管が後部座席の搭乗者に接近させられることから、排気
管の表面全体にプロテクターやカバーを取り付けて、排
気管と搭乗者との間の熱遮蔽を行なわなければならな
い。そして、前記排気管の終端部には、消音用のマフラ
ーが取り付けられるが、このマフラーの形状は、自動二
輪車の意匠に大きく寄与するものであるから、前述した
プロテクター等を装着することによって、前記マフラー
の外観が覆われてしまい、意匠的な効果が半減してしま
う。 【０００６】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、車体の最低地上高を確保しつつ、排
気管の外観を有効に利用し得る自動二輪車を提供するこ
とを目的とする。 【０００７】 【課題を解決するための手段】本発明は、前述した目的
を達成するために、車体フレームの前方に備えられて前
輪を支持するフロントフォークと、車体フレームの下部
後方に備えられて後輪を支持するスイングアームと、前
記車体フレームの、前記フロントフォークとスイングア
ームとの間に装着されたエンジンと、このエンジンの前
方から後方へ向けて延設された排気管とを備えた自動二
輪車において、前記排気管が、前記エンジンの側部でか
つこのエンジンのクランクケースの上部を経て後方へ延
出されるとともに、排気管及び排気管の後端に接続され
るマフラーを、前記スイングアームより上方に配置し、
かつ、マフラーの前部を、前記車体フレームの後部に設
けられるピリオンステップの下方を通るようにしたこと
を特徴としており、このような構成とすることにより、
エンジンの下方から排気管を除去して最低地上高が確保
される。また、排気管が車体フレームの上部に設けられ
るシートから離間させられることにより、排気管と搭乗
者との間の熱遮蔽対策が不要になって、排気管の外観が
損なわれることがない。 【０００８】そして、前記排気管およびマフラーの前部
の上方にピリオンステップを設けることにより、搭乗者
から排気管を離間して配置することができる。 【０００９】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図１は、本実施形態に係
わる自動二輪車の側面図、また、図２は平面図であり、
これらの図において符号１は本実施形態に係わる自動二
輪車を示す。 【００１０】この自動二輪車１は、車体フレーム２と、
この車体フレーム２の前部に設けられたヘッドパイプ３
を介して回動自在に装着され、かつ、前輪４を回転自在
に支持するフロントフォーク５と、前記車体フレーム２
の下部後方に揺動自在に装着され、かつ、後輪６を回転
自在に支持するスイングアーム７と、前記車体フレーム
２の中央部に装着されたエンジン８と、このエンジン８
の上方において前記車体フレーム２に取り付けられた燃
料タンク９と、この燃料タンク９の後方において前記車
体フレーム２に取り付けられたシート１０と、前記エン
ジン８の前方から車体フレーム２の後方へ向けて配設さ
れた排気管１１と、前記エンジン８の後方でかつ前記シ
ート１０の下方に配設されたエアークリーナー１２とに
よって概略構成されている。 【００１１】ついで、これらの詳細について説明すれ
ば、前記エンジン８は、前記車体フレーム２に固定され
るクランクケース８ａと、このクランクケース８ａの上
部に連設されたシリンダブロック８ｂと、このシリンダ
ブロック８ｂと前記エアークリーナー１２との間に介装
された気化器１３とによって構成されており、前記シリ
ンダブロック８ｂの前部に前記排気管１１の上流側の端
部が接続されている。 【００１２】前記排気管１１は、図２に示すように、２
本設けられており、前記シリンダブロック８ｂの前部か
ら車体フレーム２の左右に振り分けて配置されていると
ともに、それぞれ、前記シリンダブロック８ｂの側部で
前記クランクケース８ａの上部を通り、かつ、前記スイ
ングアーム７の揺動中心部近傍を経て、このスイングア
ーム７の上部近傍に沿って配設されている。そして、こ
の排気管１１の下流側の端部近傍には、消音用のマフラ
ー１４が連設されており、本実施形態においては、この
マフラー１４が、前記スイングアーム７の上部に沿うよ
うに位置されている。 【００１３】また、本実施形態においては、前記車体フ
レーム２の後方で、前記エアークリーナ１２の後方、か
つ、前記マフラー１４の上方に位置する部分に、搭乗者
用のピリオンステップ１５が左右一対設けられており、
これらのピリオンステップ１５は、前記車体フレーム２
に一体に取り付けられたステー１６に、水平方向と垂直
方向との間で上下方向に回動可能に取り付けられてい
る。 【００１４】このように構成された本実施形態に係わる
自動二輪車１においては、前記排気管１１がクランクケ
ース８ａの上部を経て後方へ延設されていることから、
前記クランクケース８ａの下方が大きく開放され、この
結果、車両の最低地上高が大きく確保され、オフロード
走行が容易となる。 【００１５】また、前記マフラー１４を含む排気管１１
が、エンジン８の後方において前記スイングアーム７の
近傍に沿って配設されていることから、この排気管１１
やマフラー１４が、前記シート１０から大きく離間させ
られる。これによって、搭乗者と前記排気管１１やマフ
ラー１４との間が十分に離間させられて、前記排気管１
１やマフラー１４に対する熱遮蔽対策が不要になり、特
に、前記マフラー１４の外観がそのまま露出され、その
意匠的効果が損なわれることはない。 【００１６】さらに、本実施形態においては、ピリオン
ステップ１５がマフラー１４の上方に設けられているこ
とにより、搭乗者が前記ピリオンステップ１５に足を乗
せた状態において、前記マフラー１４から確実に離間さ
せられ、これによって、搭乗者がマフラー１４からの熱
的影響を受けることが防止される。 【００１７】なお、前記実施形態において示した各構成
部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基
づき種々変更可能である。たとえば、前記ピリオンステ
ップ１５が取り付けられるステーを、図３に示すよう
に、前記マフラー１４の上方を取り囲むようにして湾曲
形成されたステー１７とすることも可能である。このよ
うな構成とすることにより、マフラー１４を覆う部分を
最小限度に抑えつつ、搭乗者の足とマフラー１４との隔
離をより確実なものとすることができる。また、図４に
示すように、マフラー１４の略中央部に簡易なガード２
０を、マフラー１４から適宜離間させて設けることも可
能である。この場合、ガード２０は、前後方向に離間し
て配置される円弧部２０ａ，２０ｂと、それら両円弧部
２０ａ，２０ｂの各先端に渡されるバー２０ｃ，２０
ｃ、並びにマフラー１４の上部と側部にそれぞれ対応す
る位置に渡されるバー２０ｄ，２０ｅとを有する構造と
なっている。そして、このガード２０は、マフラー１４
の裏面側の２点および下面側の１点がそれぞれボルト止
めされることにより、マフラー１４に固定される。この
ような構成とすることにより、搭乗者が乗り降りする際
に、同搭乗者のかかとや大腿部あるいは膝の内側部分が
直接マフラー１４に触れることを防止できる。また、不
要なときには簡単に取り外すことができ、しかも取り外
したときに、たとえ取付時の際のボルト痕が残ったとし
ても、通常の視点からは見えず、マフラー１４の美的外
観が損なわれることはない。 【００１８】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる自
動二輪車は、車体フレームの前方に備えられて前輪を支
持するフロントフォークと、車体フレームの下部後方に
備えられて後輪を支持するスイングアームと、前記車体
フレームの、前記フロントフォークとスイングアームと
の間に装着されたエンジンと、このエンジンの前方から
後方へ向けて延設された排気管とを備えた自動二輪車に
おいて、前記排気管を、前記エンジンの側部でかつこの
エンジンのクランクケースの上部を経て、前記スイング
アーム近傍に沿って配置したことにより、エンジンの下
方から排気管を除去して最低地上高を確保し、これによ
って、オフロード走行が容易となる。また、排気管を車
体フレームの上部に設けられるシートから離間させて、
排気管と搭乗者との間の熱遮蔽対策を不要し、これによ
って排気管の外観を損なうことなく、その意匠的効果を
十分に利用することができる。 【００１９】また、前記排気管およびマフラーの前部の
上方にピリオンステップを設けることにより、搭乗者の
足と、排気管およびマフラーの前部とを確実に離間させ
て、排気管の熱的影響から搭乗者を保護することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を示す側面図である。
【図２】本発明の一実施形態を示す平面図である。
【図３】本発明の他の実施形態を示すもので、ピリオン
ステップの取り付け部の拡大斜視図である。 【図４】本発明のさらに他の実施形態を示すもので、
（ａ）はマフラーガードをマフラーに取り付けた状態を
示す側面図、（ｂ）は（ａ）のＸ矢視図である。 【符号の説明】 １ 自動二輪車 ２ 車体フレーム ４ 前輪 ５ フロントフォーク ６ 後輪 ７ スイングアーム ８ エンジン ８ａ クランクケース １１ 排気管 １４ マフラー １５ ピリオンステップ
ステップの取り付け部の拡大斜視図である。 【図４】本発明のさらに他の実施形態を示すもので、
（ａ）はマフラーガードをマフラーに取り付けた状態を
示す側面図、（ｂ）は（ａ）のＸ矢視図である。 【符号の説明】 １ 自動二輪車 ２ 車体フレーム ４ 前輪 ５ フロントフォーク ６ 後輪 ７ スイングアーム ８ エンジン ８ａ クランクケース １１ 排気管 １４ マフラー １５ ピリオンステップ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F01N 7/08
B60K 13/04
F02B 61/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 車体フレームの前方に備えられて前輪を
支持するフロントフォークと、車体フレームの下部後方
に備えられて後輪を支持するスイングアームと、前記車
体フレームの、前記フロントフォークとスイングアーム
との間に装着されたエンジンと、このエンジンの前方か
ら後方へ向けて延設された排気管とを備えた自動二輪車
において、 前記排気管が、前記エンジンの側部でかつこのエンジン
のクランクケースの上部を経て後方へ延出されるととも
に、排気管及び排気管の後端に接続されるマフラーを、前記
スイングアームより上方に配置し、 かつ、マフラーの前部を、前記車体フレームの後部に設
けられるピリオンステップの下方を通るようにした こと
を特徴とする自動二輪車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28588297A JP3380444B2 (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 自動二輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28588297A JP3380444B2 (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 自動二輪車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11117733A JPH11117733A (ja) | 1999-04-27 |
| JP3380444B2 true JP3380444B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=17697256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28588297A Expired - Fee Related JP3380444B2 (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 自動二輪車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3380444B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2496578C1 (ru) * | 2012-09-05 | 2013-10-27 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Новосибирский национальный исследовательский университет" (НГУ) | Катализатор для термохимической рекуперации тепла в гибридной силовой установке |
| JP6147219B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2017-06-14 | サクラ工業株式会社 | 内燃機用マフラー並びにこれを具えた自動二輪車 |
| JP6535763B2 (ja) * | 2016-02-05 | 2019-07-03 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP28588297A patent/JP3380444B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11117733A (ja) | 1999-04-27 |
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