JP2011011600A - 自動2輪車のカバー取付構造 - Google Patents

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Abstract

【目的】燃料タンクを小型化して運搬しやすくなるように、燃料タンクの下方に設けるフロントサイドカバーの取付構造を構成する。
【構成】燃料タンク16の内側面25bにタンク側ブラケット60を取付ける。タンク側ブラケット60は側面視で外形内へ配置されるようにする。このタンク側ブラケット60に対して、別体のカバー側ステー50を内側から重ねナット57で締結する。さらにカバー側ステー50とフロントサイドカバー20の前部及び後部を締結する。また、左右のフロントサイドカバー20の下部間を連結ブラケット70にて着脱自在に連結する。
【選択図】図3

Description

この発明は自動2輪車における車体カバーの取付構造に係り、特に燃料タンクの下方に設けられるフロントサイドカバーの取付構造に関する。
燃料タンクの下部にフロントサイドカバーを設けるため、燃料タンクの底部に溶接したステーを下方へ垂下させ、このステーにフロントサイドカバーを取付けたものが公知である(特許文献1参照)。
実開昭59−137883号公報
上記のように、ステーを燃料タンクの底部に溶接し、車両側面視で燃料タンクの外形から突出するようにステーを燃料タンクの下方へ延出させると、その分だけ燃料タンクの外形が大きくなり、燃料タンクを運搬するとき大きなスペースを必要とする。また、ステーが燃料タンクと予め溶接で一体化されているため、仮に運搬途中等にステーが変形した場合、ステーだけを交換できず、燃料タンク全体を交換する場合があった。
本願はこのような課題を解決するものである。
上記課題を解決するため自動2輪車のカバー取付構造に係る請求項1に記載した発明は、車体フレームと、この車体フレーム上に設けられる燃料タンクと、
燃料タンクの底部に設けたステーへ取付けられ、燃料タンクの下方に配置されるフロントサイドカバーとを備えた自動2輪車のカバー取付構造において、
前記ステーは、車両側面視で燃料タンクの外形内に収まるように前記燃料タンクの底部に取付けられるタンク側ブラケットと、
このタンク側ブラケットに車体内方から締結されるとともに前記フロントサイドカバーを取付けるカバー側ステーとからなり、
前記タンク側ブラケットとカバー側ステーの締結面が車両上下方向において上方側ほど車体内側になるように傾いていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は上記請求項1において、前記タンク側ブラケットとカバー側ステーの締結面が車両上下方向において上方側ほど車体内側になるように傾いているとともに、
締結方向が締結面に対して垂直方向となるように締結部材が前記タンク側ブラケットに設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は上記請求項1又は2において、
前記燃料タンクは、燃料タンクの底部側を構成するロアタンク部と、
このロアタンク部を上から覆うようにして燃料タンクの外観部を構成するアッパタンク部と、
前記ロアタンク部の周縁部と前記アッパタンク部の周縁部が重ね合わされて溶接されることにより前記ロアタンク部と前記アッパタンク部が一体化される結合縁部とを有し、
この結合縁部のうち、下方に折り曲げられた結合縁部の内側面に前記タンク側ブラケットが設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は上記請求項1〜3のいずれかにおいて、前記フロントサイドカバーは左右に対向して一対で設けられ、各フロントサイドカバーの上部側の前部と後部は前記カバー側ステーに支持され、左右のフロントサイドカバーの下部間は連結部材で連結されていることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は上記請求項1〜4のいずれかにおいて、前記フロントサイドカバーの内側にホーンが配置されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、ステーがタンク側ブラケットとカバー側ステーとからなり、燃料タンクに対してカバー側ステーが着脱自在のため、仮にカバー側ステーが変形しても、カバー側ステーのみ交換すれば足りることになり、経済的になる。
また、タンク側ブラケットが燃料タンクの外形内へ収まるように取付けられているから、タンク側ブラケットの突出によって燃料タンクの外形を大きくすることがないので、燃料タンクの運搬時に大きなスペースを必要としなくなるため、運搬が容易かつ効率的となる。
請求項2に記載した発明によれば、タンク側ブラケットとカバー側ステーの締結面を傾かせたため、車体内側から工具を用いて締結する場合、燃料タンクの下方より斜めに工具を入れることができるため、燃料タンクの底部が邪魔にならず容易に締結作業できるようになり、作業性が向上する。
請求項3に記載した発明によれば、燃料タンクの結合縁部内側にタンク側ブラケットを設けたので、結合縁部の外側にタンク側ブラケットを取付けた場合のように、フロントサイドカバーが車体外方へ張り出して車両の幅方向における大型化を招くことがなく、フロントサイドカバーの車幅方向への張り出しを抑制できる。
請求項4に記載した発明によれば、左右のフロントサイドカバーの下部間を連結部材で連結したので、フロントサイドカバーを支持するカバー側ステーをフロントサイドカバーの下部まで支持する場合のように大型化する必要がなく、ステーの小型化が可能になる。
しかも、車体振動に伴うフロントサイドカバー下部における振動も抑制できる。
請求項5に記載した発明によれば、上記構成によりカバー側ステーを小型化することにより、フロントサイドカバー内側に比較的大きな空間を確保できることになり、この空間を利用してホーンを配置することが可能になった。
また、フロントサイドカバー内側にホーンを配置したので、車両側方からホーンを視認されにくくなり、外観性を向上させることができる。

本願が適用された自動2輪車の外観側面図 車体の正面図 燃料タンクとフロントサイドカバーの小組立体の前方側斜視図 上記小組立体の正面図 上記小組立体を後方から示す図 上記小組立体を下方から示す図 上記小組立体の右斜め後方から内側を示す斜視図 左側用のフロントサイドカバーの側面視図 その内側を斜め後方から示す図 燃料タンクの側面図 ブラケットを示す斜視図 車体フレームの前部側側面図 取付状態のフロントサイドカバーを車両正面側から示す図 図13の14−14線断面図 ホーンの取付部を正面側から示す図 概念的な燃料タンクの横断面図
以下、図面に基づいて一実施形態を説明する。図1は本願が適用された自動2輪車の外観側面図である。前輪1を支持する左右一対のフロントフォーク2はトップブリッジ3とボトムブリッジ4でヘッドパイプ5へ回動自在に支持され、トップブリッジ3の上に取付けられたハンドル6にて前輪1が操舵される。
前端にヘッドパイプ5が設けられた車体フレーム7は、ヘッドパイプ5と、ヘッドパイプ5の上部から後方へ延出するガセット8と、ガセット8の上側後部から左右一対で斜め下がりに後方へ延びるメインフレーム9と、ヘッドパイプ5の下部から斜め下がりに後方へ延びるダウンフレーム10と、メインフレーム9の後部から左右一対で後方へ延びるシートレール11と、メインフレーム9の下部からシートレール11の中間部を連結するリヤステー12を備える。ガセット8、メインフレーム9及びダウンフレーム10からなる車体フレーム前部にエンジン13が支持される。
メインフレーム9の下部にはスイングアーム14の前端が上下方向へ揺動自在に支持され、スイングアーム14の後端に後輪15が支持される。後輪15はチェーン駆動によりエンジン13で駆動される。エンジン13の上方のガセット8とメインフレーム9の前部に燃料タンク16が支持される。
ガセット8は車体中心に沿って車両後方に延出するように設けられ、このガセット8の上側後部から左右一対のメインフレーム9が斜め下がりに後方へ延びる。燃料タンク16はこのガセット8と左右一対のメインフレーム9を左右に跨いでいる。燃料タンク16の後方にはシート17がシートレール11上に支持されている。図中の18は後輪サスペンションをなすリヤクッションであり、スイングアーム14の後端とシートレール11の中間部間に設けられる。
燃料タンク16の側面前部の下方には、フロントサイドカバー20が設けられている。フロントサイドカバー20は車両側面視で前方が広く、後方へ凸に狭くなる略三角形状をなし、前縁はダウンフレーム10の上部側面に重なり、上縁は燃料タンクの前半部分の下部と重なる。
フロントサイドカバー20下方のダウンフレーム10にはホーンブラケット21が溶接され、ここに取付けられたホーン22がフロントサイドカバー20の内側に配置されている。
図2は車体の正面図であり、車体中心線Cに沿ってダウンフレーム10が上下方向に設けられている。燃料タンク16の下方にはフロントサイドカバー20が左右対称で配置され、各フロントサイドカバー20の内側にはホーン22が配置されている。
フロントフォーク2も左右一対で設けられ、ダウンフレーム10の左右に上下方向へ配置され、フロントサイドカバー20はフロントフォーク2の後方にて正面視で重なっている。
次に、フロントサイドカバー20と燃料タンク16の関係について詳細に説明する。図3は燃料タンク16の前方側下部へフロントサイドカバー20を取付けて一体化した小組立体を前方から示す斜視図、図4はこの小組立体の正面図、図5はこの小組立体の後方側から示す図であり、フロントサイドカバー20の内側を示す図、図6はこの小組立体を下方から示す図、図7はこの小組立体の右斜め後方から左側のフロントサイドカバー20及び燃料タンク16の外壁部内側を示す図、図8は左側用のフロントサイドカバー20の側面視図、図9はフロントサイドカバー20を後方から示す図である(右側用のフロントサイドカバーはこれらの図示のものと対称に表れる)。
これらの図及び図16において、燃料タンク16は燃料タンク16の底部を形成するロアタンク部26と、燃料タンク16の上部表面28と外側面29等の外観部を形成するアッパタンク部30とからなり、ロアタンク部26の周縁部25aと、アッパタンク部30の周縁部29aとを重ね合わせ、この重ね合わせた部分を溶接して結合縁部31を形成することにより、アッパタンク部30とロアタンク部26が一体化された燃料タンクが形成される。また、燃料タンク16の底部を形成するロアタンク部26は、前面中央に略U字状で下向きに開口し、前後方向に延びてトンネル状の空間をなす凹部23が形成される底中央部24と、この底中央部24の両側に配置される底側部25とからなる。底側部25の外側側部は下方に折れ曲がって突出する周縁部25aをなす。燃料タンク16は凹部23が形成する前後方向に延びたトンネル状の空間内にガセット8とメインフレーム9の前部が通って、ガセット8とメインフレームの前部を左右にまたがるようにしてガセット8とメインフレーム9の前部上に支持される。
図8,9に示すように、フロントサイドカバー20は樹脂製であり、車両側面視において、上縁40が斜め下がりに後方へ延び、下縁42が斜め上がりに後方へ延び、前方が広く後方へ凸に狭くなる略三角形状をなす。また、上下方向の中間部41は側方へ膨らんで内側に空間を形成する。
フロントサイドカバー20の前面から側面の前側部分にかけた前部には開口部20aが設けられ、前方及び側方へ開放されている。図8に示すように開口部20a内には前後の開口縁部をつなぐルーバー43が上下方向において多段に設けられている。ルーバー43は斜め上がりに後ろへ延びるように形成され、各ルーバー43間には間隙20bが設けられ、また各ルーバー43の前端部には開口縁部から後方へ向けて突出する立て壁部44が形成されている。
立て壁部44の上部にはボス45が設けられ、側方を向いた通し穴45aが形成されている(図8)。中間部41の内側でその前後方向における中間位置には略矢形をなして内方へ突出する係合爪46が形成されている(図9)。
また、フロントサイドカバー20の前部下端には取付突部47が内方へ突出し、その先端に取付穴48が形成され、リブ49で補強されている(図9)。
図7に示すように、フロントサイドカバー20は内側に重ねられる金属製のカバー側ステー50によって前後を支持されている。フロントサイドカバー20の前部は、ボス45にて外側方から差し込まれたボルト52でカバー側ステー50の前部に予め設けられているウェルドナット53へ締結される。後部は係合爪46をカバー側ステー50の後部54に設けられている取付穴へ防振ラバー55を介して差し込むことで係合により防振支持されている。
カバー側ステー50の後部54はL字状に外方へ突出し、その取付穴へ防振ラバー55が予め嵌合されている。
カバー側ステー50は、燃料タンクの結合縁部31をなす周縁部25aの内側面25b(図16参照)へ予め取付けられているタンク側ブラケット60と別体に分離して設けられる部材であり、上部56の前後でナット57により、タンク側ブラケット60のスタッドボルト61(後述する図11参照)へ締結で着脱自在に取付けられている。
左右のフロントサイドカバー20の下端部は、それぞれ取付突部47を連結ブラケット70で連結されている。連結ブラケット70は中央部が後方へ凸に曲がり、ダウンチューブを逃げる逃げ部71をなし、左右が前方へ屈曲した連結端部72をなし、連結端部72にはウェルドナット73が設けられ、ここにボルト74で取付突部47を後述するラバー75を介して取付けられている(図7)。
このように、左右のフロントサイドカバー20はそれぞれ上部と中間部をカバー側ステー50により燃料タンク16へ着脱自在に取付けられ、左右のフロントサイドカバー20の下部を連結ブラケット70で連結されているので、カバー側ステー50をフロントサイドカバー20の下部まで支持するような大型のものを用いなくて済み、カバー側ステー50の小型・軽量化を図ることができる。また、これによりフロントサイドカバー20の内側に大きな空間を確保でき、後述するホーンを収容できるようになっている。
次に、タンク側ブラケット60について説明する。図10は燃料タンク16の側面図、図11はタンク側ブラケット60を示す斜視図である。これらの図において、タンク側ブラケット60は燃料タンクの内側面25bに溶接により取付けられるベース板67と、このベース板67に溶接により取付けられるステー支持部材68とからなる。ステー支持部材68は帯状板材を2つの凸部62が前後に間隔をもって形成されるようにプレス成形等により屈曲形成したものであり、凸部62の頂面は締結面63をなし、ここにスタッドボルト61が内方へ突出形成されている。図10の拡大部に断面で示すように、スタッドボルト61は車体内方へ向かって凸部62の締結面63から斜め下向きに突出している。
前後の凸部62の間はベース板67に当接して溶接される谷部64をなし、谷部64と凸部62との間に段差部65が形成される。この段差部65は、締結面63が傾いていることにより、上方が広く下方が狭くなっている。
タンク側ブラケット60の左右の端部66も凸部62との間に段差部65を形成してベース板67へ当接して溶接されている。
図10・11に明らかなように、タンク側ブラケット60は予め燃料タンク16の内側面25bへ溶接されて取付けられ、このとき側面視で燃料タンク16の外形内へ収まるように形状、寸法及び配置を考慮されている。
このようにタンク側ブラケット60を燃料タンク16の外形内へ収まるようにすることで燃料タンク16を小型化し、運搬効率を高めることができる。仮にタンク側ブラケット60が燃料タンク16の外形から突出していれば、その分だけ運搬時における燃料タンクが占めるスペースは大きくなる。
図12は車体フレーム7の前半部における側面図である。メインフレーム9とダウンフレーム10の前端部とヘッドパイプ5の間はガセット8により補強されている。ガセット8の側面には円形の係合突部19が設けられ、燃料タンク16をガセット8の上に乗せ、前方へ押し出すことにより、底側部25に設けられているC字状の係合凹部27(図3・10)へ係合し、燃料タンク16の前側部分を係合で車体フレームへ取付けるようになっている。
ダウンフレーム10の中間部でガセット8近傍位置にホーンブラケット21が後方へ突出して設けられている。
図13は左右のフロントサイドカバー20とダウンフレーム10の関係を示すため車両の正面側から示す図である。連結ブラケット70の逃げ部71はダウンフレーム10を後方へ逃げ、連結端部72は側面視でダウンフレーム10へ重なる程度に前方へ出て取付突部47へボルト74で取付けられている(図14参照)。
ホーン22は左右のフロントサイドカバー20の内側で、開口部の後方に配置され、ルーバー43の間隙から警笛音を前方へ送出するようになっている。ホーン22の位置は視認されにくくなるようにフロントサイドカバー20の内側に配置されている。ホーン22はホーンステー83を介してホーンブラケット21へボルト84で取付けられている。
図14は図13の14−14線断面図であり、取付突部47の取付穴48には防振ラバー75が嵌合され、その中心部にフランジカラー76が嵌合されている。そこで取付突部47と連結端部72を合わせ、ボルト74をフランジカラー76へ通して連結端部72の設けられているウェルドナット73へ締結すれば、左右のフロントサイドカバー20の下部は連結ブラケット70によって連結される。
図15はホーン22の取付部を正面側から示す図である。ホーン22はダウンフレーム10を挟んで左右対称に配置され、ホーン22からダウンフレーム10へ向けて斜めに延出するホーンステー83にて予めダウンフレーム10へ取付けられているホーンブラケット21へ、ボルト84でホーンブラケット21の背面へ設けられているウェルドナット80へ締結する。このとき、ホーンブラケット21の側方へ突出する突部81に設けられた前方へ突出する位置決め突起82をホーンステー83へ嵌合することにより回り止めして位置決めする。
図16はカバー側ステー50の取付を説明するため概念的な燃料タンク16の横断面図であり、燃料タンク16、ガセット8、カバー側ステー50及びタンク側ブラケット60等の形状はそれぞれデフォルムして概略的に表示してある。この図に示すように、タンク側ブラケット60の締結面63は車体中心線Cに対して上方が車体中心線Cへ近づくように傾斜している。この締結面63に対して垂直な方向が締結軸線L1,L2であり、左右の締結軸線L1,L2も車体中心線Cに対して傾いてガセット8の下方で交差している。
カバー側ステー50はタンク側ブラケット60へ締結面63にて、袋ナットであるナット57により締結軸線L1,L2方向から締結する。このとき、締結工具90は締結軸線L1,L2に沿って傾いており、燃料タンク16の下方から締結工具90を差し込んでいるので、燃料タンクの底部(底側部25)や反対側のカバー側ステー50等に邪魔されることなく容易に取付できる。このため、タンク側ブラケット60を周縁部25aの内側面25bへ設けても容易に取付可能となり作業性が向上する。
なお、91は締結工具90のハンドルである。
この図における場合も、燃料タンク16はロアタンク部26とアッパタンク部30のそれぞれの周縁部25a,29aを重ね合わせ、この合わせ部を溶接することにより結合縁部31をなしている。
なお、タンク側ブラケット60の形状や寸法は燃料タンク16の外形内へ収まるものであれば自由であり、例えば、スタッドボルト61でなくナットでもよい。この場合は、ブラケット自体にネジ穴を形成してナット部を設けたものやウェルドナットを設けたものが可能になる。さらに締結面63をわざわざ傾斜して形成しなくても、予め斜め下向きに傾斜する内側面25bを選んで取付ければ、特別に傾斜面を形成しなくても斜めの締結面が得られる。
5:ヘッドパイプ、7:車体フレーム、8:ガセット、10:ダウンフレーム、16:燃料タンク、20:フロントサイドカバー、22:ホーン、23:凹部、24:底中央部、25:底側部、26:ロアタンク部、28:上部表面、29:外側面、30:アッパタンク部、31:結合縁部、50:カバー側ステー、60:タンク側ブラケット、70:連結ブラケット、90:締結工具

Claims (5)

  1. 車体フレームと、この車体フレーム上に設けられる燃料タンクと、
    燃料タンクの底部に設けたステーへ取付けられ、燃料タンクの下方に配置されるフロントサイドカバーとを備えた自動2輪車のカバー取付構造において、
    前記ステーは、車両側面視で燃料タンクの外形内に収まるように前記燃料タンクの底部に取付けられるタンク側ブラケットと、
    このタンク側ブラケットに車体内方から締結されるとともに、前記フロントサイドカバーを取付けるカバー側ステーとからなることを特徴とする自動2輪車のカバー取付構造。
  2. 前記タンク側ブラケットとカバー側ステーの締結面が車両上下方向において上方側ほど車体内側になるように傾いているとともに、
    締結方向が締結面に対して垂直方向となるように締結部材が前記タンク側ブラケットに設けられていることを特徴とする請求項1に記載した自動2輪車のカバー取付構造。
  3. 前記燃料タンクは、燃料タンクの底部側を構成するロアタンク部と、
    このロアタンク部を上から覆うようにして燃料タンクの外観部を構成するアッパタンク部と、
    前記ロアタンク部の周縁部と前記アッパタンク部の周縁部が重ね合わされて溶接されることにより前記ロアタンク部と前記アッパタンク部が一体化される結合縁部とを有し、
    この結合縁部のうち、下方に折り曲げられた結合縁部の内側面に前記タンク側ブラケットが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載した自動2輪車のカバー取付構造。
  4. 前記フロントサイドカバーは左右に対向して一対で設けられ、各フロントサイドカバーの上部側の前部と後部は前記カバー側ステーに支持され、左右のフロントサイドカバーの下部間は連結部材で連結されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載した自動2輪車のカバー取付構造。
  5. 前記フロントサイドカバーの内側にホーンが配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載した自動2輪車のカバー取付構造。
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