JP2012002164A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダブロックを迂回する配管を設けることなく、内燃機関の吸気側から内燃機関の排気側に設置されたEGRクーラに冷却水を供給する。
【解決手段】シリンダブロック20内のウォータジャケット21に、シリンダブロック20外から冷却水を供給する冷却水通路22が形成された内燃機関の冷却装置において、冷却水通路22は、シリンダブロック20を吸気側から排気側に亘って貫通して形成され、シリンダブロック20内のウォータジャケット21の気筒配列方向一端部と連通している。シリンダブロック20の排気側にEGRクーラ41が設置されており、冷却水通路22の下流側に、EGRクーラ41が連通されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の冷却装置に関し、特に、ウォータジャケットに冷却水を供給するための冷却水通路がシリンダブロック内に形成された内燃機関の冷却装置に関する。
内燃機関の冷却水の循環経路は、配管やシリンダブロック内に形成された冷却水通路などによって構成され(例えば特許文献1を参照。)、冷却水の循環経路上にあるラジエータ、ウォータジャケット、EGRクーラ、ヒータコアなどの熱交換部に冷却水が供給される(例えば特許文献2を参照。)。
特開2004−92546号公報 特開2010−65627号公報
ところで、内燃機関の吸気側(吸気マニホールド等の吸気系が接続された側)に設置されたウォータポンプなどから内燃機関の排気側(排気マニホールド等の排気系が接続された側)に設置されたEGRクーラ等の熱交換器に冷却水を供給する場合、内燃機関の吸気側からシリンダブロックを迂回して内燃機関の排気側まで配管を設けなければならない場合がある。しかし、このようにシリンダブロックを迂回する配管を設けると、配管を含めた内燃機関の周囲が大型化してしまうおそれがある。
本発明は、かかる問題に鑑みて創案されたものであり、シリンダブロックを迂回する配管を設けることなく、内燃機関の吸気側から内燃機関の排気側に冷却水を供給することを可能とする内燃機関の冷却装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための手段として、本発明の内燃機関の冷却装置は、以下のように構成されている。
すなわち、本発明の内燃機関の冷却装置は、シリンダブロック内のウォータジャケットにシリンダブロック外から冷却水を供給する冷却水通路が形成されたものを前提としており、前記冷却水通路は、前記シリンダブロックを吸気側から排気側に亘って貫通して形成され、前記シリンダブロック内のウォータジャケットに連通していることを特徴としている。
かかる構成を備える内燃機関の冷却装置によれば、シリンダブロック内のウォータジャケットに冷却水を供給する冷却水通路がシリンダブロックの吸気側から排気側まで貫通して設けられているため、シリンダブロックを迂回する配管を設けることなく、内燃機関の吸気側から内燃機関の排気側に冷却水を供給することができる。
前記冷却水通路は、例えば、前記シリンダブロック内のウォータジャケットの端位置気筒の周囲部に連通している。
前記冷却水通路は、前記シリンダブロック内のウォータジャケットの気筒配列方向一端部に連通していることが望ましい。
かかる構成を備える内燃機関の冷却装置によれば、例えば、前記冷却水通路をシリンダブロックの吸気側から排気側に亘って直線状に設けることができ、前記冷却水通路を形成するための鋳抜きや機械加工が容易になる。
既述の構成を備える内燃機関の冷却装置において、前記シリンダブロックの排気側に設置され、前記冷却水通路の下流側に連通した熱交換器をさらに備えるものであることが望ましい。
前記熱交換器は、例えばEGRクーラである。
かかる構成を備える内燃機関の冷却装置によれば、シリンダブロックを迂回する配管を設けることなく、内燃機関の吸気側から内燃機関の排気側に設置されたEGRクーラ等の熱交換器に冷却水を供給することができる。
既述の構成を備える内燃機関の冷却装置においては、シリンダブロックにおける端位置気筒のシリンダボア壁と、前記冷却水通路と前記シリンダブロック内のウォータジャケットとを連通する連通口との間に、前記連通口から前記ウォータジャケット内に流入する冷却水が前記端位置気筒のシリンダボア壁を直撃することを防止する板部材が設置されていることが望ましい。
かかる構成を備える内燃機関の冷却装置によれば、板部材により、連通口からブロック内ウォータジャケット内に流入する冷却水がシリンダボア壁を直撃することが防止されるため、シリンダボア壁の局部的な過冷却が抑制される。
既述の構成を備える内燃機関の冷却装置においては、前記シリンダブロック内のウォータジャケットの端位置気筒の周囲部に、前記連通口から前記シリンダブロック内のウォータジャケット内に流入して上昇する冷却水の流れを周方向に分散する冷却水分散部を有する板部材が設けられていることが望ましい。
かかる構成を備える内燃機関の冷却装置によれば、板部材により、連通口からブロック内ウォータジャケット内に流入して上昇する冷却水の流れが周方向に分散されるので、シリンダボア壁の局部的な過冷却が抑制される。
本発明によれば、シリンダブロックを迂回する配管を設けることなく、内燃機関の吸気側から内燃機関の排気側に冷却水を供給することが可能となる。
エンジンの冷却水が循環する経路等を示す模式図である。 シリンダブロック、シリンダヘッド、ブロック内ウォータジャケット、ヘッド内ウォータジャケット等を吸気側から視た断面図である。なお、防護板、シリンダボア壁は断面化していない。 エンジンの前側からブロック内ウォータジャケット、防護板等を視た断面図である。なお、防護板、シリンダボア壁は断面化していない。 シリンダブロックの前端部近傍を示す平面図である。 エンジンの前側からブロック内ウォータジャケット、防護板等を視た他の実施形態に係る断面図である。なお、防護板、シリンダボア壁は断面化していない。
以下、本発明の実施の形態に係る内燃機関の冷却装置について図面を参照しながら説明する。本実施形態では、直列4気筒エンジンを内燃機関の一例に挙げて説明する。本明細書においては、エンジンの吸気マニホールド等の吸気系が接続される側をエンジン等の「吸気側」といい、エンジンの排気マニホールド等の排気系が接続される側をエンジン等の「排気側」という。また、ウォータジャケット内を流れる冷却水の上流側をエンジンの前側とし、下流側をエンジンの後側とする。エンジンの前後と車両の前後とは一致しない場合がある。
図1は、エンジン100の冷却水が循環する経路等を示す模式図である。図2は、シリンダブロック20およびシリンダヘッド30を断面化して、後述する防護板1、シリンダブロック20内に形成されたウォータジャケット21(以下「ブロック内ウォータジャケット21」ともいう。)、シリンダヘッド30内に形成されたウォータジャケット31(以下「ヘッド内ウォータジャケット31」ともいう。)などを吸気側から視た図である。なお、図1ではヘッド内ウォータジャケット31の図示は省略している。
図1に示すように、ウォータポンプ40から吐出する冷却水は、シリンダブロック20に形成された冷却水通路22内に供給される。この冷却水通路22は、シリンダブロック20の吸気側から排気側に亘って貫通して形成されている。冷却水通路22の中間部はブロック内ウォータジャケット21の気筒配列方向一端部の下側に連通口25を介して連通している。これにより、ウォータポンプ40から吐出した冷却水は冷却水通路22を通じてブロック内ウォータジャケット21に導入される。
冷却水通路22がブロック内ウォータジャケット21と連通する場所は、ブロック内ウォータジャケット21の端位置気筒(一端位置気筒)51の周囲部211(以下「端位置気筒周囲部211」ともいう。)にあれば、気筒配列方向一端部から多少ずれた場所であってもよい。また、図2に示す例では、冷却水通路22とブロック内ウォータジャケット21とが連通する連通口25は、ブロック内ウォータジャケット21の底部213より少し高い位置に形成されているが、連通口25をブロック内ウォータジャケット21の底部213と同じ高さ位置に形成してもよい。
ブロック内ウォータジャケット21の気筒配列方向一端部に導入された冷却水は、後述する第1サーモスタット弁70が開弁状態にあるとき、その一部がブロック内ウォータジャケット21内を流れ、その余部がヘッドガスケット60に形成された貫通孔からなる連通路61を通じてヘッド内ウォータジャケット31内に導入される。
すなわち、ブロック内ウォータジャケット21内を流れる冷却水は、矢印91,92に示すように、各シリンダ51〜54の両側に沿って、気筒配列方向に前方から後方に向かって流れ、シリンダ54の後方で合流する。合流した冷却水は、冷却水排出路24を通じてシリンダブロック20外へ排出される。この冷却水排出路24は、例えば、シリンダブロック20に接続されたアウトレットパイプなどで構成される。
連通路61を通じてヘッド内ウォータジャケット内に導入された冷却水は、矢印93に示すように、概ね各シリンダ51〜54の燃焼室壁に沿って気筒配列方向に前方から後方に向かって流れる。ヘッド内ウォータジャケット31内の後部に到達した冷却水は、冷却水排出路34を通じてシリンダヘッド30の外へ排出される。この冷却水排出路34は、例えば、シリンダヘッド30に接続されたアウトレットパイプなどで構成される。
シリンダヘッド30側の冷却水排出路34の途中には、シリンダブロック20側の冷却水排出路24の下流端が接続されており、その接続部において、シリンダブロック20側の冷却水排出路24内の流路をシリンダヘッド30側の冷却水排出路34内を流れる冷却水の温度に応じて開閉する第1サーモスタット弁70が設けられている。
第1サーモスタット弁70は、所定の水温Tc(例えばTc=95℃)未満で閉弁し、所定の水温Tc以上で開弁して、所定の水温Tcw(例えばTcw=108℃)以上で全開となる。したがって、シリンダヘッド30側の冷却水排出路34内を流れる冷却水の温度が水温Tc未満のとき、シリンダブロック20側の冷却水排出路24内の流路が閉塞され、ブロック内ウォータジャケット21内の冷却水の循環が停止する。一方、第1サーモスタット弁70の状態にかかわらず、ヘッド内ウォータジャケット31内の冷却水はウォータポンプ40が駆動している限り循環する。
シリンダブロック20の排気側には、図1に示すように、EGRクーラ41が設置されている。このEGRクーラ41の冷却水導入口と冷却水通路22の下流端がシリンダブロック20の排気側に接続された曲管42を介して連通されている。EGRクーラ41の冷却水排出口41bには、第1冷却水路43が接続されている。
第1冷却水路43のEGRクーラ41より下流側には、車室内の暖房に供されるヒータコア44が設置されており、更にその下流側には、ラジエータ45が設置されている。また、第1冷却水路43における、ヒータコア44とラジエータ45との間の分岐点49からラジエータ45をバイパスする第2冷却水路46が分岐している。この第2冷却水路46は、ラジエータ45をバイパスした後再び第1冷却水路43と合流点48で合流し、ウォータポンプ40の吸入側に戻っている。
第1冷却水路43と第2冷却水路46の合流点48には、第2冷却水路46内を流れる冷却水の水温に応じてラジエータ45内の冷却水の流路を開閉する第2サーモスタット弁47が設置されている。第2サーモスタット弁47は、冷却水が所定水温Tw(例えばTw=82℃)未満のとき、閉弁してラジエータ42内の冷却水の循環を停止させる。一方、冷却水が所定水温Tw以上のとき、開弁してラジエータ42内の冷却水を循環させる。
また、第1冷却水路43の途中(図1に示す例では、ヒータコア44と分岐点49との間)には、シリンダヘッド30側の冷却水排出路24の下流端が接続されている。
以上に説明したように、ブロック内ウォータジャケット21およびヘッド内ウォータジャケット31の周囲に、上記連通口25、連通路61、冷却水排出路24,34等が設けられていることにより、第1サーモスタット弁70が開弁状態にあるとき、ウォータポンプ40から吐出して冷却水通路22を通じて連通口25からブロック内ウォータジャケット21内に流入した冷却水は、ブロック内ウォータジャケット20内とヘッド内ウォータジャケット31内を並列に流れる。
そして、本実施形態に係る内燃機関の冷却装置によれば、ブロック内ウォータジャケット21に冷却水を供給する冷却水通路22がシリンダブロック20の吸気側から排気側まで貫通して設けられていることから、シリンダブロック20を迂回する配管を設けることなく、エンジン10の吸気側からエンジン10の排気側に設置されたEGRクーラ41に冷却水を供給することができる。この結果、配管類を含めたエンジン100の小型化が容易になる。
ところで、ウォータポンプ40を駆動したまま、第1サーモスタット弁70を閉弁し、シリンダブロック20側の冷却水排出路24内の流路が閉塞されると、ブロック内ウォータジャケット21内の冷却水の循環が停止したまま、ヘッド内ウォータジャケット内の冷却水のみが循環するようになる。このとき、連通口25からブロック内ウォータジャケット21へ導入された冷却水は、ヘッドガスケット60に設けられた連通路61に向かって真直ぐに流れを形成する。
このことから、ブロック内ウォータジャケット21内に何も設置されていなければ、連通口25からブロック内ウォータジャケット21内に流入した冷却水はシリンダボア壁26を直撃し、当該直撃部が局部的に過冷却されてしまう。また、連通口25から連通路61に向かって真直ぐに冷却水の流れが形成されることにより、シリンダボア壁26の冷却水の流れに沿った部分が局部的に過冷却されてしまう。そして、上記のように、シリンダボア壁26が局部的に過冷却されるとシリンダ51が歪に変形して、シリンダ51とピストンとの間でフリクションが増加して燃費悪化を招いたり、ヘッドガスケット60がシリンダボア壁26の端面261に対するシール性を悪化させるおそれがある。
本実施形態では、このような不都合を解消するために、ブロック内ウォータジャケット21の端位置気筒周囲部211の上方に設ける連通路61を連通口25の真上位置からずらして複数(図1に示す例では5箇所)設けている。これにより、連通口25から連通路61に亘ってブロック内ウォータジャケット21に形成される冷却水の流れが分散し、シリンダボア壁26の冷却水の流れに沿った部分が局部的に過冷却されるという問題が起き難くなる。
また、上記不都合を更に効果的に解消するために、ブロック内ウォータジャケット21の端位置気筒周囲部211における、連通口25とシリンダボア壁26との間に防護板(板部材)1が設置されている。この防護板1は、図2〜図4に示すように、シリンダボア壁26に沿って湾曲した板状の本体部11と、本体部11の外周面111に形成された冷却水分散部12とを備えている。本体部11は、連通口25とシリンダボア壁26との間に介在して連通口25からブロック内ウォータジャケット21内に流入する冷却水がシリンダボア壁26を直撃することを防止するようになっている。この防護板1には、熱伝導性の低い材料、例えば樹脂材等が使用されていることが望ましい。
上記冷却水分散部12は、連通口25からブロック内ウォータジャケット21内に流入して上昇する冷却水の流れをシリンダボア壁26の周方向に二手に分散させるように設けられている。図2〜図4に例示する冷却水分散部12は、本体部11の外周面111から板厚方向に突出した凸条で構成されている。この凸条の中間部は、連通口25からブロック内ウォータジャケット21内に流入する冷却水の主流(最も流速の早い部分)に向かって略V字状に(図3中下方に)迫り出している。冷却水通路22を通って連通口25からブロック内ウォータジャケット21内に流入する冷却水の流れの主流は、慣性によって排気側に偏るため、冷却水分散部12の頂部121は、その主流の偏りに対応させて、連通口25より排気側寄りに設けられている。
防護板1の隅部には、板厚方向に突出した凸部13が形成されている。この凸部13は、ブロック内ウォータジャケット21を形成する外側壁面212(シリンダボア壁26に対向する面)と防護板1の本体部11との間に常に一定の距離を確保して、冷却水の流路断面積を維持し、冷却水の流れの圧損を抑制するために設けられている。また、凸部13の高さおよび本体部11の板厚は、防護板1の板厚方向へのバタつきを抑制する程度に設定されている(例えば、ブロック内ウォータジャケット21に設置された防護板1の板厚方向の遊びは1〜2mm程度とされることが望ましい。)。防護板1の板厚方向へのバタつきが抑制されることにより、冷却水の流れが安定化し、ブロック内ウォータジャケット21内での冷却水の流れの圧損が抑制される。
図4に示すように、ブロック内ウォータジャケット21の外側壁面212には、ブロック内ウォータジャケット21側に隆起した一対の隆起部27,27が形成されている。この一対の隆起部27によって上記防護板1の周方向への移動が規制されている。
また、図3に示すように、防護板1の上端部には、ヘッドガスケット60に当接する突起部14が設けられており、防護板1の下端部には、脚部15が設けられている。突起部14の両側部16,16は突起部14より低位置に形成されており、この両側部16,16とヘッドガスケット60との間に冷却水の流動スペースが確保されるようになっている。これにより、比較的高温となるデッキ面29付近を効果的に冷却できるようになっている。
−他の実施形態−
ブロック内ウォータジャケット21内に防護板1を設置すると、冷却水の流れの圧損が増加する。この圧損の増加を抑制するためには、既述の実施形態に係る防護板1の代わりに図5に示すような防護板1Aを採用することが望ましい。
すなわち、図5に示す防護板1Aは、既述の実施形態における防護板1において、冷却水分散部12の頂部121より排気側の部分である排気側冷却水分散部12aの傾斜に概ね沿って下部が切除されたもの(省略されたもの)となっている。
この防護板1Aによれば、連通口25からブロック内ウォータジャケット21内に流入する冷却水がシリンダボア壁26に直撃する可能性はあるものの、排気側冷却水分散部12aの下方において、冷却水の流路断面積が増加するため、冷却水の流れの圧損を抑制することができる。なお、防護板1Aのその他の構成は図3に基づき説明した防護板1と同様である。
本発明は、例えば自動車に搭載される水冷式エンジンに適用可能である。
1 防護板(板部材)
12 冷却水分散部
20 シリンダブロック
21 ブロック内ウォータジャケット(シリンダブロック内のウォータジャケット)
22 冷却水通路
25 連通口
26 シリンダボア壁
41 EGRクーラ(熱交換器)
51 端位置気筒
100 エンジン(内燃機関)
211 ブロック内ウォータジャケットの端位置気筒の周囲部

Claims (7)

  1. シリンダブロック内のウォータジャケットにシリンダブロック外から冷却水を供給する冷却水通路が形成された内燃機関の冷却装置において、
    前記冷却水通路は、前記シリンダブロックを吸気側から排気側に亘って貫通して形成され、前記シリンダブロック内のウォータジャケットに連通していることを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の冷却装置において、
    前記冷却水通路は、前記シリンダブロック内のウォータジャケットの端位置気筒の周囲部に連通していることを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  3. 請求項1に記載の内燃機関の冷却装置において、
    前記冷却水通路は、前記シリンダブロック内のウォータジャケットの気筒配列方向一端部に連通していることを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の内燃機関の冷却装置において、
    前記シリンダブロックの排気側に設置され、前記冷却水通路の下流側に連通した熱交換器をさらに備えることを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  5. 請求項4に記載の内燃機関の冷却装置において、
    前記熱交換器はEGRクーラであることを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  6. 請求項2に記載の内燃機関の冷却装置において、
    シリンダブロックにおける端位置気筒のシリンダボア壁と、前記冷却水通路と前記シリンダブロック内のウォータジャケットとを連通する連通口との間に、前記連通口から前記ウォータジャケット内に流入する冷却水が前記端位置気筒のシリンダボア壁を直撃することを防止する板部材が設置されたことを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  7. 請求項2に記載の内燃機関の冷却装置において、
    前記シリンダブロック内のウォータジャケットの端位置気筒の周囲部に、前記連通口から前記シリンダブロック内のウォータジャケット内に流入して上昇する冷却水の流れを周方向に分散する冷却水分散部を有する板部材が設けられていることを特徴とする内燃機関の冷却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015025420A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 三菱自動車工業株式会社 Egr冷却装置
JP2016070182A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 三菱自動車工業株式会社 エンジンの排熱回収システム

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