JPS595516B2 - ツリアゲデンジシヤク - Google Patents
ツリアゲデンジシヤクInfo
- Publication number
- JPS595516B2 JPS595516B2 JP8870875A JP8870875A JPS595516B2 JP S595516 B2 JPS595516 B2 JP S595516B2 JP 8870875 A JP8870875 A JP 8870875A JP 8870875 A JP8870875 A JP 8870875A JP S595516 B2 JPS595516 B2 JP S595516B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic pole
- magnetic
- electromagnet
- movable
- magnetic flux
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は特に鋼板枚数選択吊りに好適な可動磁極を備
えた吊上電磁石にかんする。
えた吊上電磁石にかんする。
一般に吊上電磁石における鋼板の枚数選択吊りは、その
ほとんどが電磁石の励磁電流を変えて起磁力を制御する
電流制御方式が採用されているが実作業上における種々
の条件、たとえば鋼板のサイズや、たわみ、永久歪、等
により、これらをカバーして確実な枚数選択吊り制御を
行なわせることは極めて困難な技術に属し、通常はオペ
レータの勘あるいは熟練によるマニュアル作業によつて
いるのが現状である。
ほとんどが電磁石の励磁電流を変えて起磁力を制御する
電流制御方式が採用されているが実作業上における種々
の条件、たとえば鋼板のサイズや、たわみ、永久歪、等
により、これらをカバーして確実な枚数選択吊り制御を
行なわせることは極めて困難な技術に属し、通常はオペ
レータの勘あるいは熟練によるマニュアル作業によつて
いるのが現状である。
このため作業性を著しく悪くし、省力化、自動化の妨げ
となつていた。この発明は電磁石の磁極面子に駆動装置
に連動して摺動可能な可動磁極を設け、両者の接触面積
を可変ならしむることにより通過磁束量を制御してより
確実な枚数選択吊り制御を可能ならしめたものであつて
、以下その一実施例を第1図にもとづいて説明する。図
において1はフレーム、2は固定磁極、3は継鉄、4は
可動磁極で、少なくとも2個以上(実施例では3個)の
磁極セグメント4a・4b・4cと、各磁極セグメント
間に介在された非磁性板5と、これらを一体形に組合せ
るための非磁性ボルト6とからなり、フレーム1に取付
けられたブラケット7を介して回転自在に支承され、か
つ左右に互にネジ方向を異にする二つのネジ部を備えた
ネジ軸8に相対向するように螺挿されている。
となつていた。この発明は電磁石の磁極面子に駆動装置
に連動して摺動可能な可動磁極を設け、両者の接触面積
を可変ならしむることにより通過磁束量を制御してより
確実な枚数選択吊り制御を可能ならしめたものであつて
、以下その一実施例を第1図にもとづいて説明する。図
において1はフレーム、2は固定磁極、3は継鉄、4は
可動磁極で、少なくとも2個以上(実施例では3個)の
磁極セグメント4a・4b・4cと、各磁極セグメント
間に介在された非磁性板5と、これらを一体形に組合せ
るための非磁性ボルト6とからなり、フレーム1に取付
けられたブラケット7を介して回転自在に支承され、か
つ左右に互にネジ方向を異にする二つのネジ部を備えた
ネジ軸8に相対向するように螺挿されている。
9はこのネジ軸8を駆動するためめ電動機で、減速機1
0より伝動機構11、12、13を介してネジ軸8に連
動し、その正転、逆転駆動により各可動磁極4を固定磁
極2の下面に沿うて互に近付けあるいは遠ざかるように
移動し、これと摺動接触する固定磁極2との接触面積を
自在に変えるようになつている。
0より伝動機構11、12、13を介してネジ軸8に連
動し、その正転、逆転駆動により各可動磁極4を固定磁
極2の下面に沿うて互に近付けあるいは遠ざかるように
移動し、これと摺動接触する固定磁極2との接触面積を
自在に変えるようになつている。
可動磁極4を構成する各磁極セグメントは、図面で示し
た実施例では、厚さの異なる、3個の磁極4a・4b・
4cにて構成してあるが、厚さならびに個数は任意であ
る。
た実施例では、厚さの異なる、3個の磁極4a・4b・
4cにて構成してあるが、厚さならびに個数は任意であ
る。
次に作用について説明する。
いま仮りに可動磁極を、第T図の如く、本発明によらな
い単体の可動ブロックBで構成したものを用いて固定磁
極2との接触を図示の如く変位させた場合、電磁石から
発生する磁束φは、可動ブロックBには入つてから図示
破線で示すように末広がりに広がるため鋼板Sとの空隙
の磁束密度が低下し、電磁石の吸引力は低下することに
なる。これに反し、本発明による可動磁極4を用いた場
合は第2図の如く各磁極セグメント間に介在する非磁性
板5の作用により、末広がりに広がろうとする磁束φ,
は殆んど零に近く、電磁石から発生する磁束φは、その
まま固定磁極2と接触する可動磁極の磁極セグメント4
a・4bを通り、吸引力の低下をきたすことはない。
い単体の可動ブロックBで構成したものを用いて固定磁
極2との接触を図示の如く変位させた場合、電磁石から
発生する磁束φは、可動ブロックBには入つてから図示
破線で示すように末広がりに広がるため鋼板Sとの空隙
の磁束密度が低下し、電磁石の吸引力は低下することに
なる。これに反し、本発明による可動磁極4を用いた場
合は第2図の如く各磁極セグメント間に介在する非磁性
板5の作用により、末広がりに広がろうとする磁束φ,
は殆んど零に近く、電磁石から発生する磁束φは、その
まま固定磁極2と接触する可動磁極の磁極セグメント4
a・4bを通り、吸引力の低下をきたすことはない。
第3図では固定磁極2と可動磁極4との接触面積が最大
であるため、磁束も最大限まで発生することができ、磁
束φは鋼板Sの最下部まで浸透する。
であるため、磁束も最大限まで発生することができ、磁
束φは鋼板Sの最下部まで浸透する。
この場合も磁束は可動磁極内では真下に浸透し、左右へ
の広B5りを起すことはない。第4図は固定磁極2と可
動磁極4との接触面積b{最少の場合を示し、電磁石か
らの発生可能な磁束量は多いが、接触面積b≦少ないた
め、この部分で磁気飽和現象を起し、通過磁束量は一定
となる。
の広B5りを起すことはない。第4図は固定磁極2と可
動磁極4との接触面積b{最少の場合を示し、電磁石か
らの発生可能な磁束量は多いが、接触面積b≦少ないた
め、この部分で磁気飽和現象を起し、通過磁束量は一定
となる。
従つてこの磁束量を鋼板1枚目の許容通過磁束量に合せ
ると、1枚目の鋼板と2枚目の鋼板の磁気抵抗の違いか
ら、2枚目の磁気抵抗の方が非常に大きいため、ほとん
ど全部の磁束φb≦、1枚目の鋼板を通過することにな
り、吸引力の低下をきたすようなこともなく、1枚目の
鋼板のみを確実に吸着することになる。また磁束密度B
S飽和点まで達していることは、第6図の鉄のヒステリ
シスカーブよりA領域にあることを示し、磁束密度は磁
界の強さすなわち励磁電流にほとんど左右されないこと
b{判る。これは逆に言えば可動極4と鋼板Sの間に空
隙b{生じた場合に、その空隙で起磁力が消費され、鉄
の起磁力が減少しても磁束密度はほとんど変化しない。
従つて鋼板の表面状態による影響は、ほとんど無視でき
るからより確実な吸着b{行われることになる。第5図
は第3図と第4図の中間の伏態を示し、前記同様の原理
により固定磁極2と可動磁極4との接触面積に比例した
鋼板の枚数吊りを行なわせることb≦でぎる。
ると、1枚目の鋼板と2枚目の鋼板の磁気抵抗の違いか
ら、2枚目の磁気抵抗の方が非常に大きいため、ほとん
ど全部の磁束φb≦、1枚目の鋼板を通過することにな
り、吸引力の低下をきたすようなこともなく、1枚目の
鋼板のみを確実に吸着することになる。また磁束密度B
S飽和点まで達していることは、第6図の鉄のヒステリ
シスカーブよりA領域にあることを示し、磁束密度は磁
界の強さすなわち励磁電流にほとんど左右されないこと
b{判る。これは逆に言えば可動極4と鋼板Sの間に空
隙b{生じた場合に、その空隙で起磁力が消費され、鉄
の起磁力が減少しても磁束密度はほとんど変化しない。
従つて鋼板の表面状態による影響は、ほとんど無視でき
るからより確実な吸着b{行われることになる。第5図
は第3図と第4図の中間の伏態を示し、前記同様の原理
により固定磁極2と可動磁極4との接触面積に比例した
鋼板の枚数吊りを行なわせることb≦でぎる。
なお本発明による方式に従来から用いられている励磁電
流を制御して磁力を調節する方式を組合せることにより
、より確実な鋼板の枚数選択吊り制御が得られることは
いうまでもない。
流を制御して磁力を調節する方式を組合せることにより
、より確実な鋼板の枚数選択吊り制御が得られることは
いうまでもない。
本発明によれば、前述の如く鋼板の枚数選択吊り制御を
確実に行なうことt){できるため、作業件の向上は勿
論、省力化ひいては鋼板ハンドリングの無人化も可能で
あり、また鋼板用以外の他用途に用いられる電磁石にも
広く利用できる等多くの利点25{ある。
確実に行なうことt){できるため、作業件の向上は勿
論、省力化ひいては鋼板ハンドリングの無人化も可能で
あり、また鋼板用以外の他用途に用いられる電磁石にも
広く利用できる等多くの利点25{ある。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は正面図
、第2図ないし第5図は磁束の流れ説明図、第6図は鉄
のヒステリシス曲線図、第7図は本発明を適用しない可
動プロツク磁極の磁界流れ説明図である。 1・・・・・・フレーム、2・・・・・・固定磁極、3
・・・・・・継鉄、4・・・・・・可動極、4a・4b
・4c・・・・・・磁極セグメント、5・・・・・・非
磁件板、6・・・・・・非磁性ボルト、7・・・・・・
ブラケツト、8・・・・・・ネジ軸、9・・・・・・電
動機、10・・・・・・減速機、11・12・13・・
・・・・伝動機構。
、第2図ないし第5図は磁束の流れ説明図、第6図は鉄
のヒステリシス曲線図、第7図は本発明を適用しない可
動プロツク磁極の磁界流れ説明図である。 1・・・・・・フレーム、2・・・・・・固定磁極、3
・・・・・・継鉄、4・・・・・・可動極、4a・4b
・4c・・・・・・磁極セグメント、5・・・・・・非
磁件板、6・・・・・・非磁性ボルト、7・・・・・・
ブラケツト、8・・・・・・ネジ軸、9・・・・・・電
動機、10・・・・・・減速機、11・12・13・・
・・・・伝動機構。
Claims (1)
- 1 電磁石の磁極面下にスライド駆動機構を備えた可動
磁極を設け、該可動磁極は磁極層と非磁性層とを交互に
並設した一体形につくられ、電磁石磁極面との接触面積
を可変ならしむることにより、電磁石の吸引力を制御す
るように構成したことを特徴とする吊上電磁石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8870875A JPS595516B2 (ja) | 1975-07-19 | 1975-07-19 | ツリアゲデンジシヤク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8870875A JPS595516B2 (ja) | 1975-07-19 | 1975-07-19 | ツリアゲデンジシヤク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5213252A JPS5213252A (en) | 1977-02-01 |
JPS595516B2 true JPS595516B2 (ja) | 1984-02-04 |
Family
ID=13950380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8870875A Expired JPS595516B2 (ja) | 1975-07-19 | 1975-07-19 | ツリアゲデンジシヤク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS595516B2 (ja) |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8539929B2 (en) | 2009-11-18 | 2013-09-24 | Harley-Davidson Motor Company | Cylinder head cooling system |
US9314921B2 (en) | 2011-03-17 | 2016-04-19 | Sarcos Lc | Robotic lift device with human interface operation |
US8942846B2 (en) | 2011-04-29 | 2015-01-27 | Raytheon Company | System and method for controlling a teleoperated robotic agile lift system |
US8977398B2 (en) | 2011-04-29 | 2015-03-10 | Sarcos Lc | Multi-degree of freedom torso support for a robotic agile lift system |
US9789603B2 (en) | 2011-04-29 | 2017-10-17 | Sarcos Lc | Teleoperated robotic system |
US8977388B2 (en) | 2011-04-29 | 2015-03-10 | Sarcos Lc | Platform perturbation compensation |
US9616580B2 (en) | 2012-05-14 | 2017-04-11 | Sarcos Lc | End effector for a robotic arm |
US10766133B2 (en) | 2014-05-06 | 2020-09-08 | Sarcos Lc | Legged robotic device utilizing modifiable linkage mechanism |
US10919161B2 (en) | 2016-11-11 | 2021-02-16 | Sarcos Corp. | Clutched joint modules for a robotic system |
US10821614B2 (en) | 2016-11-11 | 2020-11-03 | Sarcos Corp. | Clutched joint modules having a quasi-passive elastic actuator for a robotic assembly |
US10828767B2 (en) | 2016-11-11 | 2020-11-10 | Sarcos Corp. | Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi-passive elastic actuators with internal valve arrangements |
US10765537B2 (en) | 2016-11-11 | 2020-09-08 | Sarcos Corp. | Tunable actuator joint modules having energy recovering quasi-passive elastic actuators for use within a robotic system |
US10843330B2 (en) | 2017-12-07 | 2020-11-24 | Sarcos Corp. | Resistance-based joint constraint for a master robotic system |
US11331809B2 (en) | 2017-12-18 | 2022-05-17 | Sarcos Corp. | Dynamically controlled robotic stiffening element |
US11241801B2 (en) | 2018-12-31 | 2022-02-08 | Sarcos Corp. | Robotic end effector with dorsally supported actuation mechanism |
US10906191B2 (en) | 2018-12-31 | 2021-02-02 | Sarcos Corp. | Hybrid robotic end effector |
US11351675B2 (en) | 2018-12-31 | 2022-06-07 | Sarcos Corp. | Robotic end-effector having dynamic stiffening elements for conforming object interaction |
US11833676B2 (en) | 2020-12-07 | 2023-12-05 | Sarcos Corp. | Combining sensor output data to prevent unsafe operation of an exoskeleton |
US11794345B2 (en) | 2020-12-31 | 2023-10-24 | Sarcos Corp. | Unified robotic vehicle systems and methods of control |
US11826907B1 (en) | 2022-08-17 | 2023-11-28 | Sarcos Corp. | Robotic joint system with length adapter |
US11717956B1 (en) | 2022-08-29 | 2023-08-08 | Sarcos Corp. | Robotic joint system with integrated safety |
US11924023B1 (en) | 2022-11-17 | 2024-03-05 | Sarcos Corp. | Systems and methods for redundant network communication in a robot |
US11897132B1 (en) | 2022-11-17 | 2024-02-13 | Sarcos Corp. | Systems and methods for redundant network communication in a robot |
-
1975
- 1975-07-19 JP JP8870875A patent/JPS595516B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5213252A (en) | 1977-02-01 |
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