JP3064620B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3064620B2
JP3064620B2 JP35382091A JP35382091A JP3064620B2 JP 3064620 B2 JP3064620 B2 JP 3064620B2 JP 35382091 A JP35382091 A JP 35382091A JP 35382091 A JP35382091 A JP 35382091A JP 3064620 B2 JP3064620 B2 JP 3064620B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーソナルコンピュー
タ、ワードプロセッサ、TV、ビデオカメラのビューフ
ァインダ等の画像表示に用いられる液晶表示装置に関す
る。より詳しくは、液晶表示装置を構成する液晶パネル
と外装ケースとの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】まず図3を参照して、液晶パネルの一般
的な構成を簡潔に説明する。液晶パネル1は、所定の間
隙を介して互いに対向配置された一対のガラス基板2及
び3と、その間隙に封入充填された液晶層4とから構成
されている。各基板の内面にはITO等からなる透明電
極5がパタニング形成されている。互いに対向する透明
電極間に駆動電圧を印加する事により、液晶層4の透過
率が変化し画像表示が行なわれる。一対のガラス基板2
及び3はシーラ6を介して互いに貼り合わされていると
ともに、両基板の間隙はスペーサ粒子7により一様に制
御されており、液晶層4は一様な厚みを有する。液晶パ
ネル1に外力が加わると間隙寸法が変化し液晶層6の電
気光学特性に局部的な変化が生じ表示むらを起こすので
画像品質が損なわれる。又、液晶パネル1を構成するガ
ラス基板自体も過度な外力が加わると破損する惧れがあ
る。
【0003】液晶パネルの変形を防止し外力から守る為
に、液晶パネルを外装ケースに組み込んで液晶表示装置
としている。図4に、従来の液晶表示装置の構造を示
す。一般に、液晶パネル1を上下両面から、一対の外装
ケース8及び9で挟み込みねじ止めする構造が採用され
ている。下側の外装ケース8に設けられた凹部に液晶パ
ネル1を収納するとともに、上側の外装ケース9で蓋を
し閉じるものである。つまり、液晶パネル1を機械的に
挟み込みねじ等で圧力をかけて固定する。又、内部に収
納された液晶パネル1を保護する為に、外装ケース8及
び9は剛性が高く厚くて重い材料を用いるのが普通であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す外装構造は
一見実用的である様に思われるが、実際には様々の問題
点あるいは課題を含んでいる。まず、液晶パネル1を上
下両面から挟み込む方式である為、圧力により外装ケー
ス自体に歪あるいは変形が生じていた。この歪や変形は
液晶パネル1にも影響を及ぼす為、表示品位の低下を招
いていた。又、外装ケースの仕上面精度が出ていない場
合にも、液晶パネルとの間の不整合により歪や変形が生
じ、表示むらを招いていた。さらには、従来の外装ケー
ス構造が液晶パネル1を包み込んだ剛性構造である為、
ケースに衝撃等が加わった場合、外力が吸収されないの
で直接液晶パネルに加わりガラス基板の破損等を招いて
いた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の問
題点あるいは課題に鑑み、本発明は液晶パネルの歪や変
形を防止する事ができ、且つ外部からの衝撃力等に対し
ても液晶パネルを効果的に保護する事のできる外装構造
を提供する事を目的とする。かかる目的を達成する為
に、液晶表示装置は、内面に透明電極を有する一対のガ
ラス基板とこの基板間に挟持された液晶層とを有する液
晶パネルと、この液晶パネルの片面側及び両基板の外周
に弾性体材料を介して接着された外装ケースとから構
成されており、該外装ケースは液晶パネルの他面側が開
放されている。液晶パネルは、外装ケース内において、
弾性体材料によりフロート状態で支えられており直接外
部からの衝撃力を吸収できる。又、液晶パネルは片面側
でのみ外装ケースにより支持されており、他面側は開放
状態にある。従来の様に上下から挟み込む構造と異な
り、過剰のストレスが液晶パネルに加わらない。
【0006】
【作用】本発明にかかる外装構造によれば、液晶パネル
に対して何ら歪や変形を加える事なく外装ケースに取り
付ける事ができる。又、パーソナルコンピュータやワー
ドプロセッサ等の機器本体に外装ケースを取り付けた時
に、外装ケース自体に歪や変形が生じても、弾性体材料
がダンパの役割を果たすので液晶パネルに悪影響を及ぼ
す事がない。さらには、外装ケースに衝撃力等の機械的
な力が加わっても、弾性体材料が吸収するので液晶パネ
ルの破損を防止する事が可能である。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本発明の好適な実施例を
詳細に説明する。図1は本発明にかかる液晶表示装置の
一実施例を示す模式的な断面図である。図示する様に、
液晶表示装置は液晶パネル1と外装ケース10とから構
成されている。液晶パネル1は図3に示した様な一般的
構成を有している。即ち、液晶パネル1は内面に透明電
極を有する一対のガラス基板2及び3とこの基板間に挟
持された液晶層とからなる。
【0008】一方、外装ケース10は液晶パネル1を収
納する為の凹部11と、フランジ12とを有している。
フランジ12にはねじ孔13が切られており、ねじを用
いて機器本体のハウジングに取り付けられる。凹部11
の底には開口14が設けられており、液晶パネル1の画
像面を露出している。外装ケース10は例えば樹脂等を
用いて射出成形により精度良く大量且つ安価に製造でき
る。あるいは、金属板材料をプレス加工やパンチ加工あ
るいは絞り加工して外装ケース10を製造しても良い。
【0009】液晶パネル1は弾性体材料からなる接着剤
15を介して外装ケース10に固定されている。接着剤
15としては例えば室温硬化型のシリコン系ゴムを用い
る事ができる。このシリコンゴムは所定の接着強度を有
するとともに、顕著な柔軟性及び弾性を有するので液晶
パネル1に加わる外力や歪変形等を吸収できる。又、室
温硬化型であるので加熱処理を要せず液晶パネル1に熱
的なストレスを加える事がない。なお、接着剤15の材
料としては、室温硬化型のシリコン系ゴムに代えて、所
定の弾性を有する様々の材料を用いる事ができる。例え
ば、紫外線硬化型の弾性アクリル樹脂を利用できる。紫
外線硬化型であるので加熱処理を要せず液晶パネルに熱
的ストレスを与える事がない。
【0010】外装ケース10に液晶パネル1を接着する
際には、まず凹部11の内壁に沿って所定量の接着剤1
5を塗布する。その後、液晶パネル1を凹部11に挿入
する。液晶パネル1を構成する両基板2,3の外周面と
外装ケース10の内壁との間に接着剤15が満たされ
る。液晶パネル1を挿入する為に、凹部11の平面寸法
には予め所定のマージンが設けられている。液晶パネル
1は弾性を有する接着剤15によりいわばフロート状態
で支えられている。これにより、外装ケース10に加わ
る応力は殆ど接着剤15により吸収されるので液晶パネ
ル1は実質上応力を受けない。又、従来と異なり液晶パ
ネル1は下側のガラス基板2の方向、即ち液晶パネル1
の片面側からのみ支持固定されており、上側のガラス基
板3の方、即ち液晶パネルの他面側は開放状態にある。
従来の上下から挟み込む方式と異なり液晶パネル1の厚
み方向にストレスが加わらない。又、従来に比べて外装
ケース10の部品点数自体も少なくなる為、液晶表示装
置の小型軽量化を図る事ができる。
【0011】図2に本発明にかかる液晶表示装置の他の
実施例を示す。基本的な構成は図1に示す実施例と同様
であるので、同一の構成要素については同一の参照番号
を付し理解を容易にしている。外装ケース10に設けら
れた凹部11は、液晶パネル1の総厚と略等しい深さを
有しているので、液晶パネル1を構成する両基板2,3
を略完全に片面側から収納する事ができる。又、外装ケ
ース10の底部16の肉厚が薄くなっており、ばね性あ
るいは可撓性を備えている。この為、弾性体からなる接
着剤15と併せて液晶パネル1に加わる応力を有効に吸
収する事ができる。底部16の先端17は下側のガラス
基板2を受けている。この先端部17は同時にストッパ
の役割を果たしており、流動性を有する接着剤15の流
れ出しを防止している。
【0012】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、液
晶パネルの片面側だけを外装ケースで支持するととも
に、液晶パネルを構成する両基板の外周面と外装ケース
との間には弾性体材料からなる接着剤が介在している。
この為、外装ケースに加わるストレスは接着剤により吸
収され液晶パネル自体に影響を及ぼす事がないのでパネ
ル変形に起因する表示むらを防止でき、画像品質を向上
できるという効果がある。又、従来の様に外装ケース自
体に剛性を持たせる必要がないので、液晶表示装置の小
型化及び軽量化を図る事ができるという効果がある。さ
らには、外部から加わる衝撃力等に対しても弾性体材料
からなる接着剤で吸収する事ができるので、液晶表示装
置の耐衝撃性が向上するという効果がある。加えて、従
来に比し外装ケースの部品点数が少なくなるのでコスト
ダウンが図れるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる液晶表示装置の実施例を示す模
式的な断面図である。
【図2】本発明にかかる液晶表示装置の他の実施例を示
す模式的な断面図である。
【図3】液晶パネルの一般的な構造を示す断面図であ
る。
【図4】従来の液晶表示装置の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液晶パネル 2 ガラス基板 3 ガラス基板 10 外装ケース 11 凹部 15 接着剤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に透明電極を有する一対の基板とこ
    の基板間に挟持された液晶層とを有する液晶パネルと、
    この液晶パネルの片面側及び両基板の外周面に弾性体材
    料を介して接着された外装ケースとを備え、該外装ケー
    スは液晶パネルの他面側が開放されている事を特徴とす
    る液晶表示装置。
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JPH05165013A JPH05165013A (ja) 1993-06-29
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