JP5358940B2 - 板金部品による保持構造および携帯機器 - Google Patents

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本発明は、例えば携帯電話機など、薄型化を求められる装置における板金部品による保持構造および携帯機器に関する。
近年、携帯機器の薄型化が進み、強度(剛性)確保の面からバスタブ状の板金部品による筐体を採用することが多くなっている。
こうした板金筐体を用いる場合、携帯機器の更なる薄型化に伴い、強度確保面から、材料をより硬いものとして剛性を高くする必要が発生している。
また、本発明の関連技術である板金部品の成形部品への取付け構造として、板金部品の先端に、係止片の係止面に係止する係止部を形成し、さらにその係止部の先端に、成形部品に形成された爪とほぼ平行な押圧部を形成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、本発明の関連技術として、枠状のケース本体に、表示パネルおよび回路基板を板金製の上ケースおよび下ケースによって押さえ付けて取り付けることで、ケース本体にネジボスを設ける必要をなくし、装置の薄型化を図るものがある(例えば、特許文献2参照)。
実開平3−53608号公報 特開2000−223858号公報
しかしながら、上述のように板金(材料板)をより硬いものにすると、絞り加工で板金(材料板)を90度のバスタブ状に加工することは、曲げ時の割れ等の問題から困難となり、絞り角度は45度にせざるを得なくなってくる。
このため、表示部材を保持する部分についても、保持するための強度を確保しきれなくなる虞があった。
また、上述した特許文献1のものは、成形部品の爪とほぼ平行に板金部品を取り付け、板金部品が成形部品から爪の方向に抜けにくくするものであり、板金部品で表示部材を確実な強度で保持し、表示部材がその平面方向に垂直な方向へ外れてしまわないようにすることについてまで考慮されたものではなかった。
また、上述した特許文献2のものは、ケース本体に上カバーを押さえ付けた状態でネジによって取り付けるものであり、板金部品で表示部材を確実に保持することについてまで考慮されたものではなかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、表示部材が板金部品から外れてしまうことのないよう、板金部品により確実な強度で保持することができる板金部品による保持構造および携帯機器を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明に係る板金部品による保持構造は、材料板を絞り加工して90度よりも小さく曲げて形成された板金部品により表示部材を保持するための保持構造であって、板金部品は表示部材が板金部品から外れないように保持するための嵌合凹部に嵌合する嵌合部を備え、嵌合部は材料板を絞り加工によらず略90度に曲げて形成され、材料板の曲げられた先端が表示部材の平面方向に略垂直な方向を向くよう配設され、嵌合凹部と当接している
また、本発明に係る携帯機器は、前述の板金部品による保持構造により表示部材を保持するよう構成されている

以上のように、本発明によれば、表示部材が板金部品から外れてしまうことのないよう、板金部品により確実な強度で保持することができる。
次に、本発明に係る板金部品による保持構造および携帯機器を適用した一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
まず、本実施形態の概略について説明する。
本実施形態は、薄型携帯機器に用いられるフロントケース(板金部品)に嵌合するLCD固定フレームへの嵌合爪形状を90度に曲げたものとすることで、例えば落下等の衝撃があった場合でも嵌合爪を外れ難くしたものである。
このことにより、落下等の衝撃に対しても強固にLCD(Liquid Crystal Display)を保持することができ、爪脱落等によるガラス割れを防ぐことができる表示部固定構造を提供する。
次に、本実施形態の構成について説明する。
本実施形態としての薄型携帯機器における表示部筐体は、図1に示すように、LCD1と、LCD固定フレーム2と、フロントケース3とを備えて構成される。
LCD1は不図示の両面テープによりLCD固定フレーム2に固定され、こうしてLCD1が固定されたLCD固定フレーム2が、バスタブ状に加工されたフロントケース3の上に装着され、嵌合爪(嵌合部)31により固定される。
図2に示す本実施形態としての薄型携帯機器の表示部筐体におけるA−A断面、B−B断面を図3[1]、図3[2]に示す。
図3[1]、[2]に示すように、LCD1が固定されたLCD固定フレーム2は、バスタブ状のフロントケース3の内側に装着される。このLCD固定フレーム2は、フロントケース3に装着された際の嵌合爪31に対応する位置に嵌合凹部21を備え、この嵌合凹部21にフロントケース3の嵌合爪31先端部が嵌合する。
このことにより、LCD1およびLCD固定フレーム2が、フロントケース3から外れないように保持されることとなる。
嵌合爪31は、図3[2]に示すように、板金(材料板)を略90度に曲げることで形成され、その曲げられた先端がLCD1の平面方向に略垂直な方向を向くよう配設されている。LCD1が固定されたLCD固定フレーム2がフロントケース3に装着された際、その略90度に曲げられた先端がLCD固定フレーム2の嵌合凹部21に嵌合することにより、例えば落下等による大きな衝撃が加わった場合であってもLCD1がその平面方向に略垂直な方向へ外れてしまうことなく、板金部品であるフロントケース3で確実に保持することができる。
本実施形態では、薄型化による強度確保のため、板金筐体に用いられる材料板として、例えばSUS301−H材など、従来使用されていたSUS430、SUS304等よりも硬い板金を使用している。
この板金で、浅いバスタブ状の絞り(例えば1mm程度)、小さい反りバラツキ管理幅(例えば0.03mm程度)の制約を設けた場合に、90度に曲げるよう絞り加工することは加工上の観点から難しい。すなわち、平坦度が安定しない、絞り時に割れる等の問題を引き起こす虞がある。
このため、フロントケース3のバスタブ状の内側は、板金を絞り形成することにより略45度に曲げる加工をしている。
このように、本実施形態の板金筐体では、絞り加工による90度曲げ形成が困難な硬度である板金を材料板として用いているが、嵌合爪31については、上述のように略90度に曲げた形状とすることがLCD1の確実な保持のために有利であるため、曲げ加工により略90度に曲げて形成している。
仮に、絞り加工により嵌合爪を形成する場合、図3[3]に示すように、板金の嵌合爪51も同様に45度になる。嵌合爪51が45度であることで、LCD固定フレーム2が嵌合爪51から外れ易くなり、落下等の衝撃によりLCD等が割れることが懸念される。
本実施形態では、バスタブ状の板金の材料を硬度アップして剛性を上げているが、図3[2]に示すように、嵌合爪31については曲げ加工により90度に曲げて形成している。このことにより、嵌合爪31が嵌合凹部21から外れ難くなり、落下等の衝撃が加わった場合であっても強固にLCD1を保持することができ、爪脱落等によるガラス割れを防ぐことができる。
以上のように、上述した実施形態では、薄型携帯機器における板金筐体について、45度に絞ったバスタブ状であっても、LCD固定フレーム2の嵌合凹部21に嵌合させる嵌合爪31を、曲げ加工により90度曲げするようにしている。
このため、LCD固定フレーム2の固定をより強固にすることが可能となり、例えば落下等の衝撃が加わった場合であっても、LCD1がその平面方向に垂直な方向へ外れてしまわないよう、確実な強度で保持することができる。
また、上述した実施形態の保持構造によりLCD1を保持するよう構成された携帯機器の構成例を、図4に示す。
こうした携帯機器(例えば携帯電話機)によれば、LCD1が確実な強度で保持されて外れにくく、落下等の衝撃に対しても高い安全性とすることができる。
なお、上述した各実施形態は本発明の好適な実施形態であり、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々変形して実施することが可能である。
例えば、上述した実施形態では、LCDをフロントケース3に固定することとして説明したが、LCDが破損することのないように板金部品で保持できればこのことに限定されず、例えば、LCD固定フレーム2とフロントケース3との間に緩衝材を備えた構成などであってもよい。
本発明の実施形態としての携帯機器における表示部筐体を示す分解斜視図である。 該表示部筐体の平面図である。 [1]該表示部筐体の45度絞り構造断面図、[2]該表示部筐体の嵌合爪31部分の断面図、[3]従来加工方法による爪51部分の断面図である。 本発明の実施形態としての携帯機器の構成例を示す図である。
符号の説明
1 LCD(表示部材の一例)
2 LCD固定フレーム
21 嵌合凹部
3 フロントケース
31 嵌合爪

Claims (6)

  1. 材料板を絞り加工して90度よりも小さい曲げ角で曲げて形成された板金部品により表示部材を保持するための保持構造であって、
    前記板金部品は、前記表示部材が該板金部品から外れないように保持するための嵌合凹部に嵌合する嵌合部を備え、
    前記嵌合部は、前記材料板を絞り加工によらず、前記絞り加工による曲げ角以上の略90度に曲げて形成され、
    該材料板の当該曲げられた先端が前記嵌合凹部と当接するように前記表示部材の平面方向に略垂直な方向を向くよう配設され
    ことを特徴とする板金部品による保持構造。
  2. 前記材料板は、絞り加工による90度曲げ形成時に割れが生じ得る硬度であり、
    前記嵌合部は、曲げ加工により、前記絞り加工による曲げ角以上の略90度に曲げて形成されたことを特徴とする請求項1記載の板金部品による保持構造。
  3. 前記板金部品はバスタブ状に加工され、該バスタブ状の内側は、前記材料板を絞り形成することにより割れが生じない略45度に曲げられたことを特徴とする請求項1または2記載の板金部品による保持構造。
  4. 記曲げられた先端が前記嵌合凹部に嵌合されることにより、前記表示部材が前記板金部品に保持されることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の板金部品による保持構造。
  5. 前記表示部材は、前記嵌合凹部を備えた固定フレームに固定され、該固定フレームの前記嵌合凹部が前記嵌合部と嵌合することにより前記板金部品に保持されることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の板金部品による保持構造。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の板金部品による保持構造により表示部材を保持するよう構成されたことを特徴とする携帯機器。
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