JP4556660B2 - 電気光学装置用実装ケース及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器 - Google Patents

電気光学装置用実装ケース及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4556660B2
JP4556660B2 JP2004366573A JP2004366573A JP4556660B2 JP 4556660 B2 JP4556660 B2 JP 4556660B2 JP 2004366573 A JP2004366573 A JP 2004366573A JP 2004366573 A JP2004366573 A JP 2004366573A JP 4556660 B2 JP4556660 B2 JP 4556660B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electro
optical device
main body
mounting
mounting case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004366573A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006171567A (ja
Inventor
智明 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004366573A priority Critical patent/JP4556660B2/ja
Publication of JP2006171567A publication Critical patent/JP2006171567A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4556660B2 publication Critical patent/JP4556660B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

本発明は、例えば液晶装置等の電気光学装置に用いる、液晶パネル等の電気光学パネルを実装する実装ケース及びその製造方法、そのような電気光学パネルを備えた液晶装置等の電気光学装置、並びに、該電気光学装置を例えばライトバルブとして適用する、例えば液晶プロジェクタ等の電子機器の技術分野に関する。
この種の電気光学パネルは、液晶プロジェクタ等の電子機器におけるライトバルブとして用いられる際には、機器の筐体、ケーシング或いはフレーム等にいわば裸の状態で設置されるのではなく、適当な実装ケースに実装乃至収容した上で設置される。電気光学パネルを実装ケースに収容するのは、第1義的には、当該実装ケースに適当なねじ孔等を設けておくことで、電気光学パネルの筐体等に対する固定、取り付け或いは光学的な一決めを容易に実施できるからである。
尚、本願では、電気光学動作を行う電気光学パネル単体が実装ケースに収容された構成全体、或いは、フレキシブル配線基板等が接続された電気光学パネルが実装ケースに収容された構成全体を、「電気光学装置」と称する。
プロジェクタ等の電子機器においては、電気光学パネルに対する投射光は非常に強く、高温による電気光学パネルの劣化等を防止するため、特許文献1乃至3に記載されているように実装ケースに冷却機構を備えることも多い。具体的には、実装ケース表面に、フィンや傾斜部乃至テーパ部が設けられる。傾斜部乃至テーパ部は、ファンによって電子機器内に供給される冷却風の流れに対する実装ケースの抵抗を減少させるように作用し、実装ケースの表面に冷却風を積極的に導く。
このように、実装ケースは、単に電気光学パネルを収容するだけでなく、上記のような冷却機構を備えることから、比較的複雑な形状をしている。そのため、実装ケースは通常、ダイカストにより製造される。ダイカストとは、一般にアルミニウム、マグネシウム、亜鉛などの合金を溶かし、金型に高速、高圧で注入して成形する技術及び製品を指している。ダイカストは、高い寸法精度が得られ、複雑な形状の製品を作製できるという利点がある。
特開2004−198933号公報 特開2003−5104号公報 特開2002−107698号公報
しかしながら、ダイカストでは、バリや溶損の発生によって、実装ケースの製造品質を維持するのが困難であるという問題点がある。
本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、安定した製造品質でしかも低コストに製造可能な電気光学装置用実装ケース及びその製造方法、これを備えた電気光学装置、並びに該電気光学装置を備えた電子機器を提供することを課題とする。
本発明の電気光学装置用実装ケースは、上記課題を解決するために、表示像が表示される電気光学装置に用いられ、前記表示像が表示される画像表示領域を有する電気光学パネルを収容するための電気光学装置用実装ケースであって、板材がプレス加工により成形されてなり、前記電気光学パネルにおける前記画像表示領域の周辺に位置する周辺領域に対向する底部と該底部に連続しており前記電気光学パネルの側縁を取り囲む側部とを含んで前記電気光学パネルを収容可能に構成された本体部と、前記電気光学装置を所定位置に取り付けるために、前記板材のうち前記本体部の周縁の所定部分に相当する部位が前記プレス加工における折り曲げ加工により折り畳まれてなる台座部と該台座部を貫通する取付け孔を規定する壁部とを含んで構成された取付け部とを備える。
本発明の電気光学装置用実装ケース(以下、適宜「実装ケース」と略称する)によれば、板材をプレス加工して成形されている。そのため、ダイカスト成形時には問題となっていたバリや溶損による製造品質の劣化を解消することができる。また、ダイカストからプレス加工へ製造技術を転換することで、量産が一層容易となり、金型の寿命が延びるなど製造単価を低く抑えることも可能である。
但し、ダイカストで製造すれば、比較的複雑な形状に実装ケースを作り込むことができる。これに対し、本発明の実装ケースは、電気光学パネルが収容される本体部と取付け部とが、アルミニウム板等の板材から成形されてなる。取付け部とは、この実装ケースに電気光学パネルを収容してなる電気光学装置を、例えば電子機器内部の所定位置などに取り付けるための取付け孔が形成されている部分である。即ち、取付け孔にピンやネジ等を挿し込むことで、所定位置に実装ケースを固定することができる。この取付け部は、プレス加工の過程において、板材のうち本体部の周縁の所定部分に相当する部分が折り畳まれてなる台座部に、取付け孔が開口されてなり、本体部の加工と並行して又は相前後して成形される。
尚、本発明における「プレス加工」とは、本体部の成形工程だけでなく、実装ケースの製造に係るプレス工程全般を指す。また、取付け部に対する「プレス加工」とは、板材の取付け部となる部位に積極的に加工を施す場合以外に、板材の他部を加工した結果として、取付け部の全体或いはその一部が得られる場合をも含んでいる。また、ここでいう「板材」は、相互に組み合わせられる複数枚の板材であってもよいが、品質や製造効率といった観点からは、実装ケース全体が一枚の板材から成形されていることが望ましい。尚、この実装ケースは、全体が一枚の板材から構成されていてもよいし、その他の部材からなる部品がプレス加工に相前後して板材に対して取り付けられて構成されてもよい。
このような取付け部は、本体部の周縁の一箇所だけに形成されてもよいが、実装ケースの設置位置の精度や安定性からは、対称性のある複数箇所に配置されることが望ましい。また、取付け部には取付け孔は一つで足りるが、取付け部の一箇所につき複数個の取付け孔を形成しても構わない。
取付け部を本体部の周縁に付設すると、実装ケースの構造が複雑化するために、そのような構造をプレス加工で忠実に成形するのは一般に困難である。しかしながら、本発明の場合には、本体部となる部分を含んだ板材のうち、本体部の周縁に相当する部位を部分的に変形させるだけでよく、比較的容易に実現可能な構造をしている。尚、本発明における「本体部の周縁に相当する部位」とは、本体部の本来的構成部分から更に延在する部位を意味している。尚、本実装ケースには、本体部や取付け部以外の構成要素(例えば放熱用フィンなど)が付加されていてもよい。その他の構成要素は、製造効率上はプレス加工で成形されることが望ましいが、構造が複雑な場合などにおいては、ダイカスト等の他の手法により成形され、後に本体部等と接合或いは係合されてもよい。
また、取付け孔が形成される台座部は、典型的には一回の180度曲げ加工で板材を二重に折り曲げて形成されているが、三重或いは四重以上に折り曲げられてもよい。折り曲げる回数が多ければ、台座部の機械的な強度は増加するので、必要とされる強度が得られるように折り曲げればよい。また、台座部の厚みは、折り畳まれる板材の厚みに比例することから、ピン或いはネジ等を安定した位置に固定するのに必要な厚みに、容易かつ確実に調整することができる。
そのため、本発明においては、取付け孔を、バーリング等によらない、単純な穴あけにより形成することができる。一般に、バーリングとは、板材に開口径より小さな径の下穴を形成し、下穴を円筒状にストレッチしてフランジングする加工法、及び、そのような加工で形成された、板材から円筒状のフランジが突き出した孔を指す。フランジの存在により、ピン或いはネジ等を安定して取り付け可能であるため、ネジ孔等は通常、バーリングで形成される。ところが、通常、取付け部は本体部にごく近接して形成されるために、取付け孔の周囲に余分なスペースが殆どなく、バーリング加工が困難であるという事情がある。また、実装ケース用の板材が薄いために、バーリングの加工強度も十分ではないことがある。これに対し、本発明の実装ケースでは、バーリングのフランジに代わって、厚みのある台座部そのものによって取付け孔の強度が保障される。そのため、取付け孔の形成にバーリング加工を用いずに済み、本体部に近接する狭いスペースであっても比較的容易に取付け孔を形成することができる。
以上説明したように、本発明の実装ケースは、少なくとも本体部と取付け部とがプレス加工で製造されるために、ダイカスト成形時に生じるバリや溶損による品質劣化が少ない或いは全くなく、安定した製造品質でしかも低コストに製造可能である。換言すると、本発明の実装ケースは、取付け部を備えた多少複雑な構成であるにも関わらず、プレス加工により実現可能である。
また、本発明に係る取付け部は、折り畳まれた台座部に取付け孔が形成されることから、バーリング加工より簡単な加工法で取付け孔を形成しつつも取付け孔の高さを安定させ、十分な強度を得ることが可能である。
本発明の実装ケースの一態様では、前記壁部は、前記取付け孔の入り口の周縁において面取りされている。
この態様によれば、取付け孔が面取りされている。面取り後の取付け孔では、例えば、これらの取付け孔にネジを接着剤で固定する際に、取付け穴の面取りされた部分とネジとの隙間に接着剤が溜まるために、比較的確実にネジを接着剤止めすることが可能となる。或いは、皿ネジを用いる場合に、ネジと取付け孔の形状が合うことで、より確実な固定が可能である。ちなみに、バーリング加工においては、実装ケース用の板材が薄いために、所謂皿バーリング等の面取り加工も困難であるが、本発明においては、板材の表面と取付け孔を規定する壁部とで形成する角を削げばよいので、比較的容易に実行できる。
尚、実装ケースが、取付け孔を複数個備える場合には、必ずしも複数個の取付け孔の全てに面取りが施されていなくともよく、例えば取付けの際に主に使用されるものに面取りを施すようにしてもよい。
この取付け孔に面取りを施す態様では、前記壁部の形状は、前記取付け孔に挿入される皿ネジの形状に合わせて規定されていてもよい。
この場合には、取付け孔の入り口の周縁は、皿ネジの頭の形状に合うように面取りされるために、取り付けに用いる皿ネジを、より安定性よく取付け穴に固定することができる。
本発明の実装ケースの他の態様では、少なくとも前記本体部と前記取付け部とが、前記板材として一枚の板材から構成されている。
この態様によれば、実装ケースのうち少なくとも本体部と取付け部とを含んで構成される部分は、プレス加工された一枚の板材から成形されている。そのため、複数の板材を接合するなどの手間が不要となり、効率よく製造可能である。
本発明の電気光学装置は、上記課題を解決するために、本発明の電気光学装置用実装ケース(但し、その各種態様を含む)と、前記本体部に収容された前記電気光学パネルとを備える。
本発明の電気光学装置によれば、本発明の実装ケースに、電気光学パネルが収容されてなる。そのため、安定した品質で低コストに生産することができる。
尚、このような電気光学装置には、例えば、液晶装置、有機EL装置、電子ペーパ等の電気泳動装置、電子放出素子を利用した表示装置(Field Emission Display及びSurface-Conduction Electron-Emitter Display)等の各種装置が挙げられる。
本発明の電子機器は、上記課題を解決するために、本発明の電気光学装置を備える。
本発明の電子機器は、本発明の電気光学装置を備えるようにしたので、上記の電気光学装置と同様の作用及び効果を奏する。
また、このような電子機器は、上記電気光学装置を具備してなるテレビジョン受像機、携帯電話、電子手帳、ワードプロセッサ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネル等の各種の電子機器であってよい。
本発明の電気光学装置用実装ケースの製造方法は、上記課題を解決するために、表示像が表示される電気光学装置に用いられ、前記表示像が表示される画像表示領域を有する電気光学パネルを収容するための電気光学装置用実装ケースを製造する電気光学装置用実装ケースの製造方法であって、板材をプレス加工により成形し、前記画像表示領域に対向する底部と前記電気光学パネルの側縁を取り囲む側部とを含んだ、前記電気光学パネルを収容可能な本体部を形成する本体部形成工程と、前記本体部形成工程と並行又は相前後して、前記板材のうち前記本体部の周縁の所定部分に相当する部位を前記プレス加工における折り曲げ加工により折り畳んで、台座部を形成する台座部形成工程と、前記台座部形成工程の後に、前記台座部を貫通するように取付け孔を形成する取付け孔形成工程とを含んでおり、前記電気光学装置を所定位置に取り付けるために前記台座部と前記取付け孔を規定する壁部とを含んで構成された取付け部を形成する取付け部形成工程とを含む。
本発明の電気光学装置用実装ケースの製造方法によれば、板材をプレス加工することによって、上記実装ケースにおける本体部及び取付け部が夫々成形される。ここで本体部形成工程と取付け部形成工程とは、いずれが先に実行されてもよいし、同時に実行されてもよい。また、これら本体部形成工程や取付け部形成工程とは別に或いは同時に、本体部及び取付け部以外の構成要素が成形されてもよい。この場合の構成要素は、製造効率上はプレス加工で成形されることが望ましいが、構造が複雑な場合などにおいては、ダイカスト等の他の手法により成形され、後に本体部等と接合するようにしても構わない。
このように、本発明の実装ケースの製造方法では、取付け部を備えた実装ケースを、プレス加工で成形することができる。より具体的には、本体部及び取付け部の成形にプレス加工を採用しているために、本発明の実装ケースを、少なくとも本体部及び取付け部にはダイカスト成形時のようなバリや溶損による品質劣化のない、安定した製造品質で、しかも低コストに製造することができる。
本発明のこのような作用及び他の利得は、次に説明する実施形態から明らかにされる。
本発明の実施形態について図を参照して説明する。
(1:電子機器の実施形態)
先ず、図1を参照し、本実施形態の電子機器の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る電子機器の概略構成を示している。尚、本実施形態では、本発明の電子機器として、投射型液晶プロジェクタを例にとる。
図1において、液晶プロジェクタ1100は、夫々RGB用の液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bの3枚を用いた複板式カラープロジェクタとして構築されている。
液晶プロジェクタ1100では、メタルハライドランプ等の白色光源のランプユニット1102から投射光が発せられると、3枚のミラー1106及び2枚のダイクロイックミラー1108によって、RGBの3原色に対応する光成分R、G及びBに分けられ、各色に対応する液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bに夫々導かれる。この際特にB光は、長い光路による光損失を防ぐために、入射レンズ1122、リレーレンズ1123及び出射レンズ1124からなるリレーレンズ系1121を介して導かれる。そして、液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bにより夫々変調された3原色に対応する光成分は、ダイクロイックプリズム1112により合成された後、投射レンズ1114を介してスクリーン1120にカラー映像として投射される。尚、以下の説明では、液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bを区別なく指し示す場合には、液晶ライトバルブ100と記すことにする。また、ここでは、液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bの夫々が、本発明の「電気光学装置」の一具体例に相当している。
液晶ライトバルブ100は、例えば、後述の如きアクティブマトリクス駆動方式の液晶パネルが実装ケースに収容されて構成されている。
また、この液晶プロジェクタ1100には、液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bに冷却風を送るためのシロッコファン1300が設けられている。このシロッコファン1300は、その側面に複数のブレード1301を備えた略円筒形状の部材を含んでおり、該円筒形状の部材がその軸を中心として回転することで前記ブレード1301が風を生じさせるようになっている。尚、このような原理から、シロッコファン1300で作り出される風は、らせん状に渦巻いたものとなる。このような風は、図1には図示されない風路を通じて各液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bに送給され、各液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bの近傍に設けられた吹き出し口100RW、100GW及び100BWから、液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bの夫々に対して送り出されるようになっている。
以上説明した構成においては、液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bの各実装ケースは、ダイクロイックプリズム1112の3つの側面に夫々付設されている。その各実装ケースからは、内部で液晶装置と接続されたFPCが引き出されている。引き出されたFPCの各端部は、ダイクロイックプリズム1112の上面側或いは下面側に曲げられて、外部コネクタに接続される。その際、きつく曲げると、FPCを損傷する可能性がある。
また、このような液晶プロジェクタ1100の駆動時には、強力な光源たるランプユニット1102からの投射光により、液晶ライトバルブ100において温度が上昇する。この際、過度に温度が上昇すると、液晶ライトバルブ100内の液晶が劣化したり、光源光のむらによる部分的な液晶パネルの加熱によるホットスポットの出現により透過率にムラが生じたりする。
そこで、本実施形態では、特に液晶ライトバルブ100を以下のように構成し、FPCの損傷を防止すると共に、その温度上昇を効率的に抑制する。
(2:電気光学装置の実施形態)
次に、本発明の電気光学装置に係る実施形態を説明する。本発明の「電気光学装置」の一例たる液晶ライトバルブ100は、液晶パネルが実装ケースに収容されてなる。そこで、先ず図2及び図3を参照して、液晶パネルの具体的構成例について説明し、次に、図4から図11を参照して、実装ケース及び液晶ライトバルブ100の構成例とその動作について説明する。そして、図12から図22を参照して、実装ケースの製造方法について説明する。
(2−1:液晶パネルの構成)
本実施形態における液晶パネルは、本発明の「電気光学パネル」の一具体例であり、駆動回路内蔵型のTFTアクティブマトリクス駆動方式を採る。図2は、TFTアレイ基板をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た液晶パネルの平面図であり、図3は、図2のH−H'断面図である。
図2及び図3において、液晶パネルでは、TFTアレイ基板10と対向基板20とが対向配置されている。TFTアレイ基板10と対向基板20との間に液晶層50が封入されており、TFTアレイ基板10と対向基板20とは、画像表示領域10aの周囲に位置するシール領域に設けられたシール材52により相互に接着されている。
シール材52は、両基板を貼り合わせるための、例えば紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂等からなり、製造プロセスにおいてTFTアレイ基板10上に塗布された後、紫外線照射、加熱等により硬化させられたものである。また、シール材52中には、TFTアレイ基板10と対向基板20との間隔(基板間ギャップ)を所定値とするためのグラスファイバ或いはガラスビーズ等のギャップ材が散布されている。即ち、本実施形態の電気光学装置は、プロジェクタのライトバルブ用として小型で拡大表示を行うのに適している。
シール材52が配置されたシール領域の内側に並行して、画像表示領域10aの額縁領域を規定する遮光性の額縁遮光膜53が、対向基板20側に設けられている。但し、このような額縁遮光膜53の一部又は全部は、TFTアレイ基板10側に内蔵遮光膜として設けられてもよい。
画像表示領域の周辺に広がる領域のうち、シール材52が配置されたシール領域の外側に位置する周辺領域には、データ線駆動回路101及び外部回路接続端子102がTFTアレイ基板10の一辺に沿って設けられており、走査線駆動回路104が、この一辺に隣接する2辺に沿って設けられている。更にTFTアレイ基板10の残る一辺には、画像表示領域10aの両側に設けられた走査線駆動回路104間をつなぐための複数の配線105が設けられている。また図2に示すように、対向基板20の4つのコーナー部には、両基板間の上下導通端子として機能する上下導通材106が配置されている。他方、TFTアレイ基板10にはこれらのコーナーに対向する領域において上下導通端子が設けられている。これらにより、TFTアレイ基板10と対向基板20との間で電気的な導通をとることができる。
図3において、TFTアレイ基板10上には、画素スイッチング用のTFTや走査線、データ線等の配線が形成された後の画素電極9a上に、配向膜が形成されている。他方、対向基板20上には、対向電極21の他、格子状又はストライプ状の遮光膜23、更には最上層部分に配向膜が形成されている。また、液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティック液晶を混合した液晶からなり、これら一対の配向膜間で、所定の配向状態をとる。
尚、図2及び図3に示したTFTアレイ基板10上には、データ線駆動回路101、走査線駆動回路104等に加えて、画像信号線上の画像信号をサンプリングしてデータ線に供給するサンプリング回路、複数のデータ線に所定電圧レベルのプリチャージ信号を画像信号に先行して各々供給するプリチャージ回路、製造途中や出荷時の当該電気光学装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路等を形成してもよい。
(2−2:実装ケース及び液晶ライトバルブの構成)
次に、図4から図10を参照して、以上に説明した液晶パネルを実装する実装ケースの具体的構成と、実装ケースに液晶パネルが実装されてなる液晶ライトバルブの具体的構成とについて説明する。ここに、図4は、本実施形態に係る液晶ライトバルブを示す分解斜視図であり、図5は当該液晶ライトバルブの正面図、図6は図5を矢印X側から見た側面図、図7は図5の矢印Y側から見た側面図である。図8は図5を裏側から見た背面図である。図9は、取付け部を表す拡大断面図であり、(a)が本実施形態の場合、(b)が比較例の場合を夫々表している。図10は、本実施形態における取付け部の使用例を表す拡大断面図である。
図4から図8に示すように、液晶ライトバルブ100は、以上のように構成された液晶パネル500が、実装ケース601に収容されてなる。
液晶パネル500は、図2及び図3に示した形態をしており、外部回路接続端子102(図2及び図3を参照)には、フレキシブルプリント配線板(以下、FPCと略称する)501が接続されている。また、TFTアレイ基板10及び対向基板20の各々における液晶層50を挟んで対向する面とは反対側の面には、夫々、防塵用基板400が設けられている(図4を参照)。更に、液晶パネル500の外表面には、反射防止板等の光学部材が付設されている。但し、偏光板や位相差板等は、液晶パネル500の外表面に付設されてもよいが、液晶プロジェクタ1100の光学系が備えていてもよい。
実装ケース601は、液晶パネル500を収容するフレーム610と、フレーム610に被さるカバー部材620とからなる。カバー部材620は、両側縁のフック627をフレーム610の側面に形成された爪部617に引っ掛けることによって、フレーム610と組み合せられている。液晶パネル500は、フレーム610に対向基板20側が面する向きに収容され、TFTアレイ基板10側の外表面をカバー部材620で覆われている。即ち、本実施形態における液晶ライトバルブ100は、フレーム610の側から光が入射し、液晶パネル500を透過して、カバー部材620の側から出射するということを前提としている(図1において、ダイクロイックプリズム1112には、フレーム610ではなくカバー部材620が対向していることになる)。
カバー部材620は、窓部625が開口された額縁状の本体と、本体の両脇に、フック627とを備えている。窓部625は、液晶パネル500の画像表示領域10a(図2参照)から射出される光を取り出すために、画像表示領域10aと対向するように開口されている。
一方、フレーム610は、アルミニウム合金板などの板材から構成されており、各部がプレス加工により成形されてなる。フレーム610となる板材としては、加工性に富むと同時に、液晶パネル500に対するヒートシンクとして機能させるために熱伝導率の比較的大きい材料であることが望ましく、例えば、アルミニウム、銅又はこれらの合金等から構成するとよい。ここでは、フレーム610は、液晶パネル500を収容する本体部613に加えて、取付け孔611a〜611e、冷却用の導風部612、放熱用の羽根部614Fを備えており、全体が一枚の板材から成形されている。
本体部613は、液晶パネル500の形状に合わせ、言わば内側をくり抜かれたように成形されている。即ち、この本体部613は、対向基板20側の外表面に対向する部分と、その側面を取り囲む部分とからなり、夫々の部分が、本発明の実装ケースにおける本体部の「底部」及び「側部」の一具体例に対応している。また、本体部613のうち、特に光入射側の部分は、画像表示領域10aの周辺に位置する周辺領域からの迷光が画像表示領域10a内に進入するのを防ぐために、絞り加工によって隙間なく連続的に成形されている。但し、ここでは、板材の更に端部を加工して羽根部614F等を成形するために、本体部613の光射出側の部分は、板材のうち本体部613の四隅に相当する部位に切れ込みを入れ、曲げ加工して成形されている。
本体部613はまた、窓部615、ガイド部616及び爪部617を備えている。窓部615は、収容された液晶パネル500の画像表示領域10a(図2参照)に光を透過させるために、画像表示領域10aと対向するように開口されている。このため、図1に示した液晶プロジェクタ1100内のランプユニット1102から発せられた光は、窓部615を通過して液晶パネル500に入射可能となる。
本体部613は更に、窓部615の辺縁に、画像表示領域10aの周辺に位置する周辺領域が当接するように構成されており、液晶パネル500の熱をフレーム610へ伝導させ、外気へ放出することができる。
ガイド部616及び爪部617は、本体部613の側部が、部分的に凹凸を有するようにプレス加工で成形されてなる。爪部617は、前述したようにフック627を引っ掛けるために用いられ、例えば切り起こし加工によって、フック627と対応する位置に成形されている。ガイド部616は、例えば絞り加工によって、爪部617の両脇に夫々成形され、爪部617側の段差がフック627を爪部617に案内する溝として機能する。
ところで、プレス加工においては、板材の外表面に突出する部分を成形すると、その裏面には同形の窪みが生じる。そこで、本実施形態においては、ガイド部616を成形すると同時に、その裏面に生じる窪みを接着剤溜り616aとしている。接着剤溜り616aは、液晶パネル500をフレーム610内に接着固定する際に、接着剤を滞留させるために設けられている。
このような本体部613における、ガイド部616や爪部617が形成されていない部位の延長上に、取付け部6a〜6e、導風部612及び羽根部614Fが形成されている。
取付け部6a〜6eは夫々、取付け孔611a〜611eが形成された台座部611aa〜611eaによって構成されている。台座部611aa〜611eaは、板材の本体部613の周縁に相当する部位を部分的にプレス加工により折り畳んでなる。これら取付け部6a〜6eは、当該液晶ライトバルブ100を、図1に示した如き液晶プロジェクタ1100内に取り付ける際に利用される。このうち、取付け部6a〜6dは、フレーム610の四隅に設けられている。また、フレーム610には、これらの他に取付け部6eが設けられている。取付け部6eは、取付け部6c及び6dと共に三角形を形作るように、2つの導風部612の間に形成されている。その結果、液晶ライトバルブ100では、四隅の取付け孔611aないし611dを用いた四点固定と、取付け孔611e、611c及び611dを用いた三点固定の双方が実施可能である。
図9(a)に取付け部6aに代表させて示したように、台座部611aaは、180度曲げ加工により板材を二重に折り曲げて形成されている。そのため、台座部611aaを基部とする取付け部6aは十分な強度を有すると共に、ピン或いはネジ等を安定する位置に固定するのに必要な厚みを、バーリング等によらずに安定して得ることができる。そのため、取付け孔611aを、バーリング等によらない、単純な穴あけにより形成することができる。尚、以上は取付け部6b〜6eについても同様である。
一方、図9(b)に示したように、本実施形態の比較例たる取付け部6a’においては、本体部613の周縁に延在した板材に、バーリングによる取付け孔611a’が形成されている。即ち、バーリングによる取付け孔611a’は、板材から円筒状に突出するフランジ611Fを有するために、ピン或いはネジ等を安定的に固定することができる。しかしながら、この場合に、取付け孔611a’の周囲の厚みは板厚と同程度であり、それほど高い強度が望めない。また、取付け孔の形成位置は本体部613にごく近接しているため、バーリングのように板材を延伸させる加工法は困難である。
これに対し、本実施形態の取付け部6a〜6eでは、フランジに代わって台座部611aa〜611eaの厚みによって取付け孔611a〜611eの強度が保障される。そのため、取付け孔611a〜611eの形成にバーリング加工を用いずに済み、台座部611aa〜611eaが本体部613に近接しており、その表面が狭くとも、比較的容易に取付け孔611a〜611eを形成することができる。
尚、実装ケース601の製造方法の項で説明するように、ここでは、取付け部6a〜6eと本体部613とは、一枚の板材から一体的に構成されている。このような構造により、取付け部6a〜6eの強度が高められている。
更に、ここでは、取付け孔611a〜611eは面取りされている。そのため、図10(a)に取付け部6aに代表させて示したように、取付け孔611aに挿し込んだピンないしネジ等の固定部品6Pを、例えば紫外線硬化樹脂などの接着剤6rで固定する際に、取付け穴611aの面取りされた部分と固定部品6Pとの隙間に接着剤6rが溜まるために、比較的確実に固定部品6Pを接着剤止めすることが可能となる。
或いは、図10(b)に取付け部6aに代表させて示したように、取付けに皿ネジ6Sを用いる場合には、取付け孔611aを、皿ネジ6Sの頭の形状に合わせて面取りしておくことで、皿ネジ6Sを、より安定性よく取付け穴に固定することができる。
以上は取付け部6aについて説明したが、取付け部6b〜6eについても同様である。
ちなみに、実装ケース用の板材が薄いために、図9(b)のように、バーリング加工による取付け孔に面取りするのは実践上困難であるが、本実施形態の場合には、台座部611aa〜611eaの表面と取付け孔611a〜611eを規定する壁部とで形成する角に対して面取りすればよいので、比較的容易に実行できる。
導風部612は、板材の本体部613の周縁に相当する部位が部分的にプレス加工されてなる斜面612Tを有している。斜面612Tは、図4又は図6に示したように、例えば、曲げ加工によって本体部613の周縁を本体部613側に任意の角度で折り返すことで形成される。斜面612Tは、フレーム610に向かって供給される冷却風を整流し、後述するように、冷却風を窓部615が開口された面上に向かって導くように作用する。尚、ここでは、導風部612と羽根部614Fとは、窓部615が開口された面の相対向する辺側に、夫々形成されている。
羽根部614Fは、板材の本体部613の周縁に相当する部位が部分的に、本体部613の外側に向かって延在するようにプレス加工されてなり、フレーム610に液晶パネル500から伝導された熱を外気中に放出する、所謂放熱用フィンとして機能する。ここで、羽根部614Fの両面には、図5に示したように、例えばハーフパンチ加工による直線状の段差614aが複数並列するように形成されている。これらの段差614aは、羽根部614Fないしフレーム610の表面積を増大し、放熱効果を高めるように作用する。
尚、図7に示したように、液晶ライトバルブ100においては、一端側が液晶パネル500に接続されたFPC501の他端側が、開口614から実装ケース601外へ引き出される。本実施形態では、開口614は、本体部613の周縁における、羽根部614Fに加工された部分に対応する位置に規定されている。つまり、本体部613の周縁のうち底部の一辺に沿った部分が羽根部614Fに加工された結果、この部分が占めていた領域に生じる開口が、開口614として利用されている。このように、羽根部614Fに加工した部分に生じた開口の処理と、FPC501の引き出し用に開口を設けるという課題とを同時に解決する、単純化された構造は、プレス加工による成形に適しており、製造工程を簡素化にも寄与する。
(2−3:液晶ライトバルブの動作)
次に、図11を参照して、以上に説明した液晶ライトバルブの動作について説明する。図11は、本実施形態に係る液晶ライトバルブに対する典型的な風の流れ方を示している。
図1に示した如き液晶プロジェクタ1100においては、シロッコファン1300から液晶ライトバルブ100に向かって送られた冷却風が、図11に示したように、実装ケース601の外表面に流れる。尚、このような冷却風の流れを実現するためには、図1の吹き出し口100RW、100GW及び100BWが、実装ケース601の導風部612と対向するように、液晶ライトバルブ100R、100G及び100Bを配置する必要がある。
図11において、実装ケース601の外表面には、斜面612Tによって整流され、あたかも斜面612Tを駆け上がるようにして本体部613へと導かれる冷却風W1の流れが生じる。冷却風W1は、窓部615における露出面から液晶パネル500の熱を奪っていく。即ち、液晶ライトバルブ100では、導風部612の存在により、冷却風W1が本体部613へ向けて効率よく送り出され、液晶パネル500が効果的に冷却される。
また、ここでは、冷却風W1は、導風部612と対向配置されることで丁度風下に存在する羽根部614Fに向かって流れる。そのため、冷却風W1によって、羽根部614F延いてはフレーム610が冷却される。こうして羽根部614Fないしフレーム610を積極的に冷却すると、液晶パネル500から伝導する熱を実装ケース601外へ放出するのに非常に有効である。即ち、羽根部614F自体は、フレーム610に伝導された熱の放出を促し、表面に形成された段差614aは、その表面積を拡げて放熱効果を増すように作用する。また、ここでは、段差614aの延在方向は冷却風W1の向きとほぼ合致しており、段差614aも冷却風W1の流れをつくるのに寄与している。
こうした冷却作用を有する導風用斜面や羽根部等の各種冷却機構は、通常、ダイカスト成形された実装ケースでは実現されていたものの、実装ケース601のようにプレス加工で成形する場合には、設計上プレス加工が可能でなければならないという制約があり、構造的な工夫が更に必要である。ここでは、具体的に、本体部614の周縁に相当する部位を部分的に変形させて導風部612と羽根部614Fとを成形するようにしたので、実装ケース601の冷却効率が高められている。
尚、液晶ライトバルブ100は、このような動作時に、フレーム610側からの投射光によって表示を行うが、フレーム610のうち画像表示領域10aを縁取る底部から側部にかけての部分は、絞り加工によって一枚の板材における連続する曲面として成形されていることから、フレーム610に空いた隙間から迷光が画像表示領域10a内に進入する事態が未然防止され、良好な表示品質を維持することができる。
(2−4:実装ケースの製造方法)
次に、図12から図26を参照して、実装ケース601、特にフレーム610の製造方法について説明する。図12から図23は夫々、フレーム610の各製造工程を平面図と、断面図とで表している。断面図としては、各平面図の中心を通る縦断面図と横断面図とが夫々、対応する断面と平行に配置されている。これらの断面図については、工程を理解しやすいように、構成要素の省略ないし追加が適宜になされている。また、図24(a)〜(f)は、上記横断面から見た、一連の製造工程を表している。図25(a)〜(f)及び図26(a)〜(e)は、上記縦断面から見た、一連の製造工程を表している。
先ず、図12の工程において、アルミニウム合金等の板材610aの中央部分及び両端の夫々に、レーザ加工機でブランク形状B1及びB2を切り出す。
次に、図13の工程において、絞り加工により、板材610aのブランクB1を中心とした部分に、本体部613の底面を成形すると共に、ブランクB2のブランクB1寄りの端に、ガイド部616’及び接着剤溜り616a’を成形する。即ち、ここで本体部613の底部は、板材610aにおける側部と連続する曲面として成形される。
ガイド部616’と接着剤溜り616a’とは、板材610aに付けられた凹凸の裏表という関係にあり、板材610aを所定の外形形状に切り抜くことで、夫々がガイド部616及び接着剤溜り616aとなる。尚、ここでの絞り加工では、板材610aは、本体部613の底面やガイド部616’ないし接着剤溜り616a’の形状に対応する金型を用い、絞り加工機で部分的に成形される。
ガイド部616’のように板材610aの外表面に突出する部分を成形すると、その裏面には窪みが生じる。つまり、ここでは、ガイド部616’の裏側に生じる窪みが、接着剤溜り616a’となる。よって、本実施形態においては、ガイド部616と接着剤溜り616aとを、プレス加工において効率よく成形することができる。
次に、図14の工程において、更に絞り加工により、本体部613の底面の四隅に対し“角出し”を行う。“角出し”とは、板材610aのうち、図13の絞り加工で曲げてできた角から丸みを取り、よりはっきりと角を付けることを指す。こうして角を作り込むことで、この部分に液晶パネル500をぴったりと嵌め込むことができるようになる。
次に、図15の工程において、板材610aの周囲の不要な部分をレーザ加工機で切り取り、所定の外形形状の板材610bを切り出す。その際、本体部613の底面の両側には、ガイド部616であり接着剤溜り616aである箇所が残される。更に、ブランクB1を更に拡げるように開口して、窓部615を形成する。その後、必要に応じて板材610bの周縁に手加工で面付けを行う。
次に、図16の工程において、ベンダーで板材610bの曲げ加工を行う。即ち、板材610bのうち、図16の平面図における上端部分及び下端部分、つまり本体部613の周縁に相当する部分が、本体部613の底面に対してほぼ垂直に(図16の縦断面図における矢印の方向に)曲げられる。但し、このとき、下端部分については、取付け孔611c及び611dが夫々形成される部位である孔形成部611ca’及び611da’は曲げられるが、羽根部614Fとなる羽根形成部614F’は、曲げられずにそのまま残される。
更に、図17の工程において、もう一回、板材610bの曲げ加工を行う。今度は、図17の平面図において、板材610bの上端部分及び下端部分を、前工程より内側の位置で本体部613の底面に対してほぼ垂直に(図17の縦断面図における矢印の方向に)折り返す。その結果、本体部613の底部から側部下側にかけては、液晶パネル500の外形に対応した段差が成形される。尚、本実施形態においては、羽根形成部614F’が、この工程において折り返された部分、つまり本体部613の周縁に相当する部分より一段低くなることにより、開口614が自動的に形成される。即ち、このような構造をとるようにフレーム610を設計することにより、羽根部614Fと、FPC501を実装ケース601の外部に引き出すための開口614とを、効率よく形成することが可能である。
次に、図18の工程において、平面図における板材610bの上側の所定部分と、下側の孔形成部611ca’及び611da’とを180度折り曲げて、台座部611aa〜611eaを形成する。
次に、図19の工程において、切り起こし加工により、平面図における板材610bの両側縁に、ガイド部616に挟まれた爪部617を成形すると共に、以下のような2種類の半抜き加工(所謂、ハーフパンチ加工)を行う。一つは丸半抜き加工であり、これにより、台座部611ca、611da及び611eaに円形の型を付ける。台座部611ca及び611daの夫々には、取付け孔611c及び611dより小さな径の型を付ける。台座部611eaには、取付け孔611eより大きな径の型を付ける。もう一つは2段半抜き加工であり、これにより、図19の横断面図に示したように、羽根形成部614F’の両面に直線状の段差614aを形成し、羽根部614Fを成形する。
次に、図20の工程において、金型を用いて板材610bの曲げ加工を行う。即ち、図20の平面図における板材610bの両側縁を、同平面図における上端部分及び下端部分と同様に底部から立ち上がるように(即ち、図20の横断面図における矢印の方向に)折り曲げる。その結果、ここで折り曲げた部分と、2段に折り曲げられた上記上端部分及び下端部分とが、底部を取り囲む側部となって、本体部613が成形される。
次に、図21の工程において、ベンダーで板材610bの曲げ加工を行う。即ち、板材610bのうち、台座部611aaと台座部611ea、台座部611eaと台座部611baの各間に延在する斜面形成部612T’が、本体部613の底面に対してほぼ垂直に(図21の縦断面図における矢印の方向に)曲げられる。
続いて、図22の工程において、斜面形成部612T’に対し、ベンダーで更に曲げ加工を行う。本工程では、斜面形成部612T’は、図22の縦断面図における矢印の方向に概ね45度曲げられる。その結果、斜面形成部612T’の外側の面が、斜面612Tとなる。こうして、台座部611aaと台座部611ea、台座部611eaと台座部611baの各間に、斜面612Tを有する導風部612が形成される。
次に、図23の工程において、台座部611aa〜611eaの各々を貫通するように取付け孔611a〜611eを形成する。取付け孔611a〜611eは、例えば、台座部611aa〜611eaの各所定位置にレーザ加工機で穿つことで所定寸法の孔を開けて、孔の周縁を面取り加工することで形成される。本実施形態では、180度折り曲げることで板材610bが2重に折り重なってできた台座部611aa〜611eaに、取付け孔611a〜611eを形成するようにしたので、ある程度の高さと強度を有するように取付け孔611a〜611eを形成できる。
こうして、図4等に示したような、取付け部6a〜6eを備えたフレーム610が完成する。フレーム610は、上述したように液晶パネル500の冷却や、フック627の引っ掛け、接着剤溜め、取付などの様々な機能を備えるが、本実施形態では、こうした構造をプレス加工のみで成形することができることから、生産性よく製造可能である。
尚、ここでは、取付け孔611a〜611eの全てに面取り加工を施すようにしたが、必ずしも全ての穴に施す必要はなく、例えば、取付け孔611c、611d及び611eのように、主に使用される取付け孔等に対して施すだけでもよい。
図24は、ここまでの一連の工程のうち、横断面から見た主な工程を順に表している。尚、図24の(a)〜(f)は夫々、図12、図13、図14、図15、図19、及び図20の各工程に対応している。
また、図25及び図26は、ここまでの一連の工程のうち、縦断面から見た主な工程を順に表している。図23の(a)〜(f)は夫々、図12〜図15の各工程に対応している。図24の(a)〜(d)は夫々、図16、図19、図20及び図21の各工程に対応している。
カバー部材620は、例えば金属製の薄板を、図4に示した外形形状に切り抜き、窓部625を開口し、フック627を折り曲げることによって製造される。以上のようにして、本実施形態に係る実装ケース601が製造される。
尚、液晶パネル500は、例えば通常の方法によって製造することができる。製造された液晶パネル500は、その外部接続端子102にFPC501が接続され、FPC501を開口614から外部へ導出するようにしてフレーム610の本体部613内に嵌め込まれる。その際、フレーム610の内側には予め接着剤が供給されており、液晶パネル500とフレーム610とは互いに接着される。フレーム610の内側では、接着剤が接着剤溜り616aに滞留することにより、液晶パネル500をフレーム610に対して比較的確実に接着させることができる。
更に、フレーム610の側面の爪部617に、カバー部材620のフック627を引っ掛けることで、フレーム610における液晶パネル500の露出面側にカバー部材620を装着する。装着の際、フック627は、爪部617両脇に設けられたガイド部616の爪部617側の段差によって案内されるために、確実に爪部617に引っ掛けることができる。こうして、本実施形態に係る液晶ライトバルブ100が製造される。
この液晶ライトバルブ100は、図1に示した如き液晶プロジェクタ1100内に設置される際には、液晶プロジェクタ1100の所定部位に対し、実装ケース601の取付け部6a〜6eの少なくともいずれかにおいてピン止め或いはネジ止めされる。ピンないしネジは、取付け孔に差し込まれた状態で、紫外線硬化樹脂等の接着剤により接着固定される。このとき、取付け孔611a〜611eの面取りされた部分と、ピン或いはネジとの隙間に接着剤が溜まるために、ピンないしネジは比較的確実に固定化することができる(図10(a)を参照)。また、液晶ライトバルブ100の取付けに皿ネジを用いる場合には、皿ネジの頭が、取付け孔の面取り部分に嵌まり込ませることで、より確実な固定が可能である(図10(b)を参照)。
以上説明したように、本実施形態における実装ケース601は、フレーム601が殆ど全ての工程をプレス加工により製造されるために、ダイカスト成形時よりも安定した製造品質で、低コストに製造可能である。しかも、フレーム610は、本体部613と一体となった取付け部6a〜6eを備えており、プレス加工に適した構造を有すると同時に、本体部613から突出する取付け部6a〜6eの強度が構造的に保障されている。
また、取付け部6a〜6eは、折り畳まれた台座部611aa〜611eaに取付け孔611a〜611eが形成されてなることから、バーリング加工より簡単な加工法で取付け孔を形成しつつも取付け孔の高さを安定させ、十分な強度を得ることが可能である。
尚、以上の実施形態において説明した実装ケースの製造方法は、本発明に係る実装ケースの製造方法の一具体例であり、例えば、工程順序の入れ替えや、フレーム構造に応じた工程の改変等の変形実施が可能である。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う電気光学装置用実装ケース及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。尚、上記実施形態では、一例として液晶パネルを備えた液晶ライトバルブについて説明したが、本発明の電気光学装置は、電気光学パネルとして、液晶パネル以外にエレクトロルミネッセンス装置、電気泳動装置、電子放出素子を利用した表示装置(Field Emission Display及びSurface-Conduction Electron-Emitter Display)等の各種の表示装置を備えていてよい。また、そのような電気光学装置を備える本発明の電子機器は、投射型だけでなく反射型のプロジェクタであってよく、その他にもテレビジョン受像機、携帯電話、電子手帳、ワードプロセッサ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルなどの各種の電子機器を実現できる。
本発明に係る電子機器の実施形態の平面図である。 本発明に係る電気光学装置の実施形態の平面図である。 図2のH−H’断面図である。 実施形態に係る電気光学装置の分解斜視図である。 実施形態に係る電気光学装置の平面図である。 図5の矢印Xの方向から見た電気光学装置の側面を表す図である。 図5の矢印Yの方向から見た電気光学装置の側面を表す図である。 図5の電気光学装置の背面図である。 実装ケースのうち取付け部の構成を表す拡大断面図であり、(a)は、本実施形態に係る実装ケースの取付け部を、(b)はその比較例を夫々表す。 本実施形態に係る実装ケースにおける取付け部の使用例を表す拡大断面図である。 実施形態に係る電気光学装置の斜視図であって、当該電気光学装置に対する典型的な風の流れ方を示した説明図である。 実施形態に係る実装ケースの製造方法を説明するための工程図である。 図12に続く製造工程を表す工程図である。 図13に続く製造工程を表す工程図である。 図14に続く製造工程を表す工程図である。 図15に続く製造工程を表す工程図である。 図16に続く製造工程を表す工程図である。 図17に続く製造工程を表す工程図である。 図18に続く製造工程を表す工程図である。 図19に続く製造工程を表す工程図である。 図20に続く製造工程を表す工程図である。 図21に続く製造工程を表す工程図である。 図22に続く製造工程を表す工程図である。 実施形態に係る実装ケースの製造方法を説明するための工程図であって、実装ケースの横断面で各工程を順に表す図である。 本発明の実施形態に係る実装ケースの製造方法を説明するための工程図であって、実装ケースの縦断面で各工程を順に表す図である。 図25に続く各製造工程を順に表す工程図である。
符号の説明
10a…画像表示領域、10…TFTアレイ基板、20…対向基板、500…液晶パネル、501…FPC、601…実装ケース、610…フレーム、611a〜611e…取付け孔、611aa〜611ea…台座部、6a〜6e…取付け部、612…導風部、612T…斜面、613…本体部、614…開口、614F…羽根部、615…窓部、616…ガイド部、617…爪部、620…カバー部材、625…窓部、627…フック、100(100R、100G、100B)…液晶ライトバルブ、1100…液晶プロジェクタ、1102…ランプユニット、1300…シロッコファン。

Claims (8)

  1. 表示像が表示される電気光学装置に用いられ、前記表示像が表示される画像表示領域を有する電気光学パネルを収容するための電気光学装置用実装ケースであって、
    板材がプレス加工により成形されてなり、前記電気光学パネルにおける前記画像表示領域の周辺に位置する周辺領域に対向する底部と該底部に連続しており前記電気光学パネルの側縁を取り囲む側部とを含んで前記電気光学パネルを収容可能に構成された本体部と、
    前記電気光学装置を所定位置に取り付けるために、前記板材のうち前記本体部の周縁の所定部分に相当する部位が前記プレス加工における折り曲げ加工により折り畳まれてなる台座部と該台座部を貫通する取付け孔を規定する壁部とを含んで構成された取付け部と
    前記板材のうち前記本体部の周縁における前記所定部分と異なる部分に相当する部位が部分的に、斜面を有するように前記プレス加工されてなる導風部と
    を備えたことを特徴とする電気光学装置用実装ケース。
  2. 前記板材のうち前記本体部の周縁における前記導風部とは前記本体部に対して反対側に位置する部分に相当する部位が部分的に、前記本体部の外側に向かって延在するように前記プレス加工されてなる羽根部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置用実装ケース。
  3. 前記壁部は、前記取付け孔の入り口の周縁において面取りされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置用実装ケース。
  4. 前記壁部の形状は、前記取付け孔に挿入される皿ネジの形状に合わせて規定されていることを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置用実装ケース。
  5. 少なくとも前記本体部と前記取付け部とが、前記板材として一枚の板材から構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電気光学装置用実装ケース。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電気光学装置用実装ケースと、前記本体部に収容された前記電気光学パネルとを備えることを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項6に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
  8. 表示像が表示される電気光学装置に用いられ、前記表示像が表示される画像表示領域を有する電気光学パネルを収容するための電気光学装置用実装ケースを製造する電気光学装置用実装ケースの製造方法であって、
    板材をプレス加工により成形し、前記画像表示領域に対向する底部と前記電気光学パネルの側縁を取り囲む側部とを含んだ、前記電気光学パネルを収容可能な本体部を形成する本体部形成工程と、
    前記本体部形成工程と並行又は相前後して、
    前記板材のうち前記本体部の周縁の所定部分に相当する部位を前記プレス加工における折り曲げ加工により折り畳んで、台座部を形成する台座部形成工程と、前記台座部形成工程の後に、前記台座部を貫通するように取付け孔を形成する取付け孔形成工程とを含んでおり、前記電気光学装置を所定位置に取り付けるために前記台座部と前記取付け孔を規定する壁部とを含んで構成された取付け部を形成する取付け部形成工程と
    前記板材のうち前記本体部の周縁における前記所定部分と異なる部分に相当する部位を部分的に前記プレス加工により斜面を有するように曲げて、導風部を形成する導風部形成工程と
    を含むことを特徴とする電気光学装置用実装ケースの製造方法。
JP2004366573A 2004-12-17 2004-12-17 電気光学装置用実装ケース及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器 Expired - Fee Related JP4556660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004366573A JP4556660B2 (ja) 2004-12-17 2004-12-17 電気光学装置用実装ケース及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004366573A JP4556660B2 (ja) 2004-12-17 2004-12-17 電気光学装置用実装ケース及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006171567A JP2006171567A (ja) 2006-06-29
JP4556660B2 true JP4556660B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=36672384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004366573A Expired - Fee Related JP4556660B2 (ja) 2004-12-17 2004-12-17 電気光学装置用実装ケース及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4556660B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5413278B2 (ja) 2010-04-01 2014-02-12 セイコーエプソン株式会社 斜方蒸着基板、液晶装置、液晶装置の製造方法、投射型表示装置
JP2013064576A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Toshiba Corp 加熱調理器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002107698A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Sharp Corp 表示素子および投射型液晶表示装置
JP2004302162A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Japan Aviation Electronics Industry Ltd 液晶パネル用ホルダ及びそれを備えた液晶モジュール
JP2004310020A (ja) * 2003-03-27 2004-11-04 Seiko Epson Corp 実装ケース入り電気光学装置及び投射型表示装置並びに実装ケース
JP2004308733A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Toppoly Optoelectronics Corp ネジ固着方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3064620B2 (ja) * 1991-12-17 2000-07-12 ソニー株式会社 液晶表示装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002107698A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Sharp Corp 表示素子および投射型液晶表示装置
JP2004310020A (ja) * 2003-03-27 2004-11-04 Seiko Epson Corp 実装ケース入り電気光学装置及び投射型表示装置並びに実装ケース
JP2004302162A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Japan Aviation Electronics Industry Ltd 液晶パネル用ホルダ及びそれを備えた液晶モジュール
JP2004308733A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Toppoly Optoelectronics Corp ネジ固着方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006171567A (ja) 2006-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100743876B1 (ko) 전기 광학 장치용 실장 케이스 및 그 제조방법, 전기 광학장치 및 전자기기
US6950308B2 (en) Electro-optical device encased in mounting case, projection display apparatus, and mounting case
US7093960B2 (en) Electro-optical device encased in mounting case, projection display apparatus, and mounting case
US7369293B2 (en) Mounting case for electro-optical device, electro-optical device and electronic apparatus
US7018054B2 (en) Electro-optical device encased in mounting case, projection display apparatus, and mounting case
KR20040055659A (ko) 장착 케이스에 내장된 전기 광학 장치 및 투사형 표시장치 및 장착 케이스 및 그 제조 방법
JP3711987B2 (ja) 実装ケース入り電気光学装置及び投射型表示装置並びに実装ケース
JP5287119B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP3731598B2 (ja) 投射型表示装置
JP4591069B2 (ja) 電気光学装置用実装ケース及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器
JP4556660B2 (ja) 電気光学装置用実装ケース及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器
US20040246398A1 (en) Electro-optical device encased in mounting case, projection display apparatus, and mounting case
JP2008191360A (ja) 実装ケース及び電気光学装置並びに電子機器
JP4325188B2 (ja) 実装ケース入り電気光学装置及び投射型表示装置並びに実装ケース
JP2007279626A (ja) 電気光学装置、及びこれを備えた電子機器
US9784906B2 (en) Lighting device, display device, and television device
JP4215029B2 (ja) 実装ケース入り電気光学装置及び投射型表示装置並びに実装ケース
JP2007190559A (ja) 実装ケースの製造方法
JP6269749B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP5994907B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP5834402B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP4168801B2 (ja) 実装ケース入り電気光学装置及び投射型表示装置並びに実装ケース
JP2004198937A (ja) 実装ケース入り電気光学装置及び投射型表示装置並びに実装ケース
JP2004198939A (ja) 実装ケース入り電気光学装置及び投射型表示装置並びに実装ケース
JP2009075389A (ja) 電気光学装置及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees