JP2002107698A - 表示素子および投射型液晶表示装置 - Google Patents

表示素子および投射型液晶表示装置

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JP2002107698A
JP2002107698A JP2000298103A JP2000298103A JP2002107698A JP 2002107698 A JP2002107698 A JP 2002107698A JP 2000298103 A JP2000298103 A JP 2000298103A JP 2000298103 A JP2000298103 A JP 2000298103A JP 2002107698 A JP2002107698 A JP 2002107698A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小型化に適した形態で、表示パネルの冷却効
率を高めることができる表示素子を提供する。 【解決手段】 表示素子は、表示パネル1と、表示パネ
ル1の周縁部を保持するフレーム2とを有する。フレー
ム2は、表示パネル1の周縁部に向けて供給される冷却
風を表示パネル1の表面1a,1bに導くための案内部
2aを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投射型画像表示装
置への使用に適した画像表示素子に関し、より具体的に
は、表示パネルの冷却効率を向上させることができる表
示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、透過型の液晶パネルを用いて
構成された投射型画像表示装置(液晶プロジェクタ)が
知られている。液晶プロジェクタは、CRTを用いる投
射型画像表示装置と比較して、色再現範囲が広い、小
型、計量、コンバージェンス調整が不要などの優れた特
徴を有している。
【0003】液晶プロジェクタにおいて、光源からの光
は、反射鏡などの光学系を用いて液晶パネルに有効に照
射される。光源には、例えばキセノンランプやメタルハ
ライドランプなどの高出力光源が用いられており、この
ような強力な光を放射する光源を用いることによって、
スクリーンに投射される画像の明るさを向上させてい
る。
【0004】光源からの光は、通常、熱線(赤外線)を
カットするフィルタを通され、これによって、不要な赤
外線が除去される。しかし、赤外線がカットされていた
としても、液晶パネルに連続的に強い光線が照射される
と、液晶パネルではかなり大きな発熱が生じる。発熱
は、照射光の強度分布のバラツキなどによって液晶パネ
ルの表面中央部において特に集中し、様々な弊害(コン
トラストの低下、表示ムラの発生など)を引き起こす原
因となる。
【0005】このため、液晶プロジェクタには、液晶パ
ネルを冷却するための冷却機構が設けられている。この
冷却機構として、例えば、電動ファンを用いて液晶パネ
ルに冷却風を送る空冷装置が知られている。特開昭64
−29071号公報には、ファンからの冷却風を、光路
を形成する導光管を通して液晶パネルへと送る装置が記
載されている。この装置では、液晶パネルから離れた場
所に位置するファンによって生成された風を液晶パネル
まで導き、これを液晶パネルの表面にあてることによっ
て冷却を行っている。
【0006】また、R(赤)、G(緑)、B(青)用の
3枚の液晶パネルを備える3板式のプロジェクタなどに
おいて、液晶パネルの下方に空冷用ファンを設けた構成
が知られている。ファンからの風は、液晶パネルの直下
に設けられた送風口から液晶パネルの下側端面部付近に
向けて供給される。この構成においては、冷却風は液晶
パネル表面の熱を奪いながら上方へと流れ、これによっ
て液晶パネルが冷却される。
【0007】従来、これら空冷式の冷却機構を用いる場
合において、液晶パネル周辺には、冷却風を通過させる
ための比較的大きい空間が設けられていた。このように
すれば、液晶パネル付近を流れる冷却風の風量を増加さ
せることができ、液晶パネルをより効果的に冷却するこ
とが可能になる。
【0008】このように液晶パネルの表面を冷却するこ
とで、液晶パネル周辺の温度を例えば約50℃前後の比
較的低い温度に保つことができ、過度の昇温を防止して
液晶パネルを適切に動作させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一方で、最近では、電
子技術の発展を背景として、モバイル志向への対応など
の点から、投射型画像表示装置の小型化に対するニーズ
が高まってきている。液晶パネルとしては、対角1イン
チ未満のサイズを有するマイクロディスプレイも開発さ
れており、今後、液晶プロジェクタの小型化は、よりい
っそう進展するものと考えられる。
【0010】しかし、液晶プロジェクタの小型化を進め
るにつれ、液晶パネルを冷却することは、より困難にな
る。液晶パネルの周辺において、冷却風の通り道となる
空間を確保することが難しくなるからである。
【0011】特に、ダイクロイックプリズムの周囲にR
(赤)、G(緑)、B(青)用の3枚の液晶パネルを配
置した構成を有する3板式のプロジェクタでは、単板式
のプロジェクタに比べて光学系が繁雑で部品点数が多い
こともあり、液晶パネル周辺において余分な空間を設け
ることは、装置の小型化を実現する上で望ましくない。
3板式の液晶プロジェクタにおいて、ダイクロイックプ
リズム周辺に大きな空間を確保することは、装置の小型
化に対するネックとなる。
【0012】特開平8−211390号には、空冷式で
の冷却効率を高めるために、液晶パネルに放熱部材(冷
却器)を取り付けた装置が記載されている。しかし、こ
の従来技術も、液晶パネルに対して金属製枠などから形
成される冷却器を余分に付け加えたものであるため、装
置の小型化に適さない場合が生じ得る。装置の小型化を
推し進めた場合、液晶パネルの表面と、これに隣接する
他の部材との間の間隙は非常に狭くなると考えられる
が、この場合には、パネルに取りつけた冷却器によって
冷却風の流れが妨害され、かえって冷却効率が低下する
おそれが有る。
【0013】なお、冷却効率を向上させるためには、送
風器の出力を増加させ、流速の高い風を送ることも考え
られるが、この場合には、風によって生じる騒音が大き
くなるという問題が生じる。液晶プロジェクタは、静か
な場所での用途が見込まれており、快適なアメニティー
を重要視する時代にあっては、騒音を低下させることも
重要な課題である。
【0014】また、スクリーンに投射される画像の輝度
を向上させることが要求される場合には、光源の出力を
高めることが必要となり、この場合にも、液晶パネルの
冷却効率を向上させることが重要になる。発熱量は光源
出力の2乗のファクタで増大するため、冷却効率が低い
場合には、液晶パネルを適切に動作させることができな
くなる。
【0015】本発明は、かかる諸点を鑑みてなされたも
のであり、その主な目的は、小型化に適した形態で、表
示パネルの冷却効率を高めることができる表示素子を提
供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、上記表示素子を備え
た投射型液晶表示装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明による表示素子
は、表示パネルと、前記表示パネルの周縁部を保持する
フレームとを有する表示素子であって、前記フレーム
は、前記表示パネルの周縁部に向けて供給される冷却風
を前記表示パネルの表面に導くための案内部を有する。
【0018】好ましい実施形態において、前記フレーム
は、前記表示パネルの表面から外側に向かって突出し、
前記表示パネルの表面に向かう冷却風の流れを妨げる部
分を実質的に有しない。
【0019】好ましい実施形態において、前記案内部
は、前記表示パネルの表面と実質的に連続し、且つ、前
記表示パネルの表面から傾斜するように形成された案内
面を含み、前記冷却風の少なくとも一部は、前記案内面
に沿うように移動しながら前記表示パネルの表面に導か
れる。
【0020】好ましい実施形態において、前記フレーム
は、前記表示パネルを挟んで前記案内部と対向するよう
に設けられた第2の案内部を備え、前記第2の案内部
は、前記表示パネルの表面と実質的に連続し、且つ、前
記表示パネルの表面から傾斜するように形成された第2
の案内面を含み、これにより、前記冷却風の少なくとも
一部が前記表示パネルの表面を通過した後に前記第2の
案内面に沿うように流れることによって、前記冷却風が
滞留することが防止される。
【0021】好ましい実施形態において、実施形態にお
いて、前記案内面は、前記表示パネルの表面から延びる
ように形成された、断面略円弧状の曲面を含む。
【0022】ある実施形態において、前記案内面におい
て、前記冷却風が流れる方向に沿って設けられた複数の
羽根を有する。
【0023】ある実施形態において、前記表示パネルの
表面および前記フレームの案内面との間に間隙を有する
ように配置され、前記表示パネルの表面に前記冷却風が
流れ込むための開口部を規定する部材を更に備える。
【0024】ある実施形態において、前記表示パネルの
表面および前記フレームの第2の案内面との間に間隙を
有するように配置され、前記表示パネルに蓄積された熱
を吸収した冷却風を排出する開口部を規定する部材を更
に備える。
【0025】好ましい実施形態において、前記開口部を
規定する部材は、前記表示パネルの周辺部分を選択的に
覆うように設けられており、前記表示パネルの周辺部分
を遮光することができる。
【0026】ある実施形態において、前記案内部は、前
記表示パネルの両側表面に冷却風を導くことができる。
【0027】ある実施形態において、前記表示パネルに
電気信号を伝達するための配線が設けられたフレキシブ
ル基板を更に備え、前記フレキシブル基板に開口部を設
けたことを特徴とする。
【0028】好ましい実施形態において、前記表示パネ
ルは、一対の基板と、前記一対の基板によって挟持され
る液晶層とを備える。
【0029】本発明の投射型液晶表示装置は、上記いず
れかの表示素子と、前記表示素子の表示パネルに光を照
射するための光源と、前記冷却風を生成するための送風
手段とを備える。
【0030】好ましい実施形態において、前記送風手段
は、前記表示素子の下方に配置され、前記表示素子の周
縁部に向けて冷却風を供給する。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明者は、投射型ディスプレイ
の小型化を前提に透過型の表示パネルの表面を効率良く
冷却することを目的として、表示パネルの下方から冷却
風を供給した場合における冷却風の流れについて詳細に
検討した。上述のように、投射型ディスプレイでは、大
出力のファンを用いることが好ましくないことから、な
るべく少量の冷却風によって、特に発熱が問題となる表
示パネルの表面(特に中央部)を効率良く冷却すること
が、装置の小型化を実現する上で重要であると考えたか
らである。
【0032】その結果、表示パネルの周縁部を保持する
フレームの形状が冷却風の流れに影響を及ぼすことがあ
り、これによって表示パネル表面の冷却効率が低下し得
ることがわかった。ここで、フレームとは、表示パネル
の周縁部において表示パネルを保持する部材を指し、ガ
ラス基板などを用いて構成される表示パネルの周縁部を
保護するとともに、表示パネルを所定の位置に固定する
ために用いられ得るものである。
【0033】冷却風が所定の面に沿って通過する際、面
が大きな曲率を有していると、渦(はく離)が発生す
る。また、冷却風が、その進路に対して90°の角度で
設けられた面に当たるような場合にも、渦などの気流の
乱れが発生する。このとき、渦とともに音も発生する。
このようにして冷却風の流れが悪くなると冷却効率は低
下し、それとともに騒音の増加も生じる。
【0034】このようなフレーム形状に基づく冷却効率
の低下は、表示パネルから離れた所に送風機が設けられ
おり、表示パネルの表面に対して風を送るように構成さ
れた投射型表示装置では問題になっていなかったことで
ある。また、投射型表示装置の寸法が比較的大きく、表
示パネルの周囲に十分な広さの空間が確保できた装置に
おいても、大きな問題にはなっていなかったことであ
る。
【0035】本発明者の実験によれば、図11(a)に
示すようなフレーム形状では、表示パネル90の端面
(周縁部)に向けて供給された風の一部は、フレーム9
2に当たることによって、パネルの表面にスムーズに流
れず、渦を形成し、これにより、冷却効率が低下する。
また、渦流が形成されることによって、騒音の増加も生
じる。
【0036】また、図11(b)に示すようなフレーム
形状では、パネル表面から外側に向かって突出する部分
94(約1.5mm程度)が、パネル表面へ向かう冷却
風の流れを妨害することになる。これにより、冷却風が
パネル表面の熱を奪う効果が低減し、また、突出する部
分において発生した渦流によって騒音も増大する。
【0037】これらのことから、本発明者は、表示パネ
ルの端面部に向けて冷却風を供給する場合において、フ
レーム付近を流れる冷却風を、表示パネルの表面に冷却
風を積極的に導くことができるようなフレームの形状を
採用することにした。フレームの端面部は、風の流れに
対して低抵抗となるような形状を有していることが望ま
しい。また、フレームには、表示パネルの外側に突出す
る部分が実質的に設けられていないことが望ましい。フ
レームにおいて、表示パネルから突出する部分は、約
0.3mm以下に設定される。このようにして、大型の
ファンを用いることなく、表示パネルの表面を効果的に
冷却することが可能になり、装置の小型化に適した形態
で冷却効率を向上させることができた。
【0038】なお、本発明の表示素子は、パネル表面に
冷却風をより流れ易くした構成を有し、それによって冷
却効率を向上させているが、この効果が得られる限り、
パネル表面の冷却効率を向上させ得るその他の構成と組
み合わせて使用することもできる。
【0039】以下、図面を参照しながら、本発明の実施
形態を説明する。
【0040】(実施形態1)図1は、実施形態1の液晶
プロジェクタ100の全体構成を示す図である。
【0041】液晶プロジェクタ100は、ダイクロイッ
クプリズム20の周辺において、赤色用液晶表示素子1
0Rと、緑色用液晶表示素子10Gと、青色用液晶表示
素子10Bとが設けられた、3板式の液晶プロジェクタ
として構成されている。
【0042】液晶プロジェクタ100において、メタル
ハライドランプなどから形成される光源11から放射さ
れた光(白色光)は、熱線をカットする熱線カットフィ
ルタ12を通過し、ここで余分な赤外線が除去される。
熱線カットフィルタ12を通過した光は、偏光ビームス
プリッタ13を通過した後、赤色光のみを選択的に透過
させるダイクロイックミラー14R、緑色光のみを選択
的に反射させるダイクロイックミラー14G、青色光の
みを選択的に反射させるダイクロイックミラー14Bに
よって3原色の光に分解される。
【0043】このようにして分解された各色の光は、そ
れぞれに対応して設けられた入射側偏光板16R、16
G、16Bを通って、各液晶表示素子10R、10G、
10Bへと入射される。
【0044】各液晶表示素子10R、10G、10Bに
おいて画像情報に基づいて変調された各色の光は、出射
側偏光板18R、18G、18Bを通過した後、ダイク
ロイックプリズム20によって結合され、投影レンズ2
2に入射される。投影レンズ22を出た光は、その前方
に設けられたスクリーン(不図示)において結像し、こ
れにより、所望の画像が表示される。
【0045】なお、上述した液晶プロジェクタ100の
光学系のレイアウトは、従来の液晶プロジェクタのそれ
と同様であって良い。
【0046】図2は、ダイクロイックプリズム20の周
辺を示す断面図である。液晶プロジェクタ100では、
液晶表示素子10の下方において冷却ファン30が設け
られている。冷却ファン30は、モータなどの駆動装置
によって回転させられ、これにより上方へと流れる冷却
風を生成することができる。なお、冷却ファン30の下
方にはフィルタを備えた風取入れ部36が設けられてお
り、光学ユニットを固定するアルミシャーシ38の外部
から外気を取り込むことができる。ファン30として
は、例えば、NIDEC CORPORATION製の
D06T−12TS2 02B11(DC12V、0.
28mA)を用いることができる。
【0047】ファン30によって発生した冷却風は、風
案内板32に設けられた開口部34から、液晶表示素子
10の下側端面に向けて供給される。冷却風は、液晶表
示素子10の入射側表面と偏光板16との間に形成され
る比較的狭い空間(例えば、幅3mm程度の空間)を、
液晶表示素子10の表面の熱を奪いながら上方へと流
れ、液晶表示素子10を空冷することができる。
【0048】このような構成は、冷却風を液晶パネルに
近いところから供給することができるため、上述のよう
な3板式のプロジェクタにおいて液晶表示素子を冷却す
るのに適している。
【0049】また、液晶表示素子10には、信号を伝達
するための配線が設けられたフレキシブル基板40が接
続されている。フレキシブル基板40の他端は、表示素
子10を駆動する回路の接続端子44に接続されてい
る。このように、接続端子44およびフレキシブル基板
40を介して駆動回路から液晶表示素子10に所定の電
気信号を付与することによって、液晶表示素子10の動
作を制御することができる。
【0050】なお、図9に示すように、フレキシブル基
板40には開口部42が設けられていてもよい。液晶パ
ネル10表面から熱を吸収した冷却風は、この開口部4
2を通って外部へと速やかに排出され、これにより、液
晶表示素子付近における冷却風の滞留や、乱流の発生を
防止することができる。その結果、冷却効率を向上させ
ることができる。
【0051】図3は、液晶表示素子10の構成を示す。
液晶表示素子10は、液晶パネル1と、この液晶パネル
1の外周を保持するフレーム2とから構成される。液晶
パネル1の光入射側表面1aおよび光出射側表面1b上
には、表示領域以外の領域における光漏れを防止するた
めの遮光板9がそれぞれ設けられている。遮光板9は、
樹脂や金属などによって形成されており、例えば、約
0.15mm〜約0.25mmの厚さを有する。
【0052】液晶パネル1としては、従来の透過型液晶
パネルを用いることができる。液晶パネル1は、一対の
ガラス基板の間に液晶層が挟持された構造を有する。液
晶パネル1のサイズは、例えば、対角0.7〜1.3イ
ンチで、厚さ4mm〜6mm程度である。液晶パネル1
では、一対のガラス基板上に形成された透明薄膜電極
(例えば、インジウム錫酸化物から形成された行列状を
なす画素電極など)を用いて液晶層に電圧が印加され、
液晶層の光学特性を変化させることによって表示が行わ
れる。
【0053】フレーム2は、例えば樹脂などから形成さ
れており、液晶パネル1の周縁部を適切に保護すること
ができる。また、フレーム2には、取り付け穴3などの
接続手段が設けられており、液晶パネル1を、ダイクロ
イックプリズムなどに対して所定の位置に固定する際に
用いられる。
【0054】本実施形態において、フレーム2の下端部
には、断面円弧状をなす曲面を形成する傾斜部2aが形
成されている。このように液晶パネル1の表面から傾斜
するように形成された面(なお、本明細書において「傾
斜するように形成された面」は、このような曲面も含む
ものとする)によって、液晶パネル1の周縁部に向けて
供給された冷却風は、液晶パネルの表面1aへとスムー
ズに導かれる。傾斜部2aの近傍を通過する冷却風は、
大きな抵抗を受けることなく、傾斜部2aに沿うように
して流れるので、冷却風によって所望でない渦が形成さ
れることが防止される。
【0055】また、フレーム2の上端部には、パネル表
面1aから傾斜する傾斜部2bが形成されている。これ
により、液晶パネルの入射側表面1aから熱を奪った冷
却風は、傾斜部2bに沿ってパネル表面1aから速やか
に退出するので、冷却風の滞留(渦巻き)が生じること
を防止することができる。これにより、液晶パネル1が
効率良く冷却されるとともに、音の発生も防止すること
ができる。
【0056】また、フレーム2は、液晶パネル1の表面
から突出する部分を実質的に有しておらず、冷却風が、
略平坦な面に沿って流れるようにしている。フレーム2
は、液晶パネルの表面1aから0.265mm以上突出
している部分を含んでいないことが望ましい。なお、フ
レーム2の表面と液晶パネル1の表面1aとの間でわず
かな段差が形成される場合もあるが、本明細書では、段
差が0.3mm以下であれば、これらは実質的に連続す
る平坦な面を形成しているものと考える。
【0057】このようにして、冷却風の流れに対して抵
抗が低くなるようにフレームを形成すれば、音の発生を
防止しつつ、液晶パネルの表面に比較的流れの速い冷却
風を供給することが可能になる。従って、冷却風の有効
利用を図ることができ、冷却効率を向上させて液晶パネ
ルを均一に冷却することができる。
【0058】なお、本実施形態では、傾斜部2aの傾斜
方向を一方向とすることで、ファンからの冷却風の多く
を、光が入射する側のパネル表面1aに導くようにして
いる。これは、光源からの光が直接照射される表面1a
の温度がより高くなることから、この高温側の表面1a
を重点的に冷却することが効果的であるからである。
【0059】ただし、液晶表示素子10が位置調整用機
構(シャーシ)に取りつけられた場合などにおいて、出
射側表面1bが冷却しにくくなり、出射側表面1bの温
度が比較的高温になることもあり得る。この場合には、
図4に示すようなフレーム4を用いて、入射側傾斜部4
aおよび出射側傾斜部4bに沿って、パネルの両表面1
aおよび1bに所望の割合(例えば半分づつ)で冷却風
を導くようにしても良い。このようにフレームの形状を
適切に選択し、液晶パネルの両側表面の温度に応じて冷
却風の流れを制御すれば、液晶パネル全体をより効果的
に冷却し得る。
【0060】(実施形態2)図5は、実施形態2の液晶
表示素子を示す。実施形態2の液晶表示素子が、実施形
態1の液晶表示素子と異なる点は、フレーム2の下端部
(傾斜部2a)において、冷却風の流れの方向に沿うよ
うに、複数の羽根5が設けられていることである。
【0061】このような羽根5を設けることによって、
ファンから傾斜部2aに供給された冷却風の流れを安定
させ、液晶パネルに均一に風を送ることができる。ま
た、冷却風が羽根5に当たることによって、小さい渦が
発生し得る。その結果、液晶パネルの表面には、うねり
のある熱の奪いやすい風を流すことができる。
【0062】また、このような羽根5を設けることによ
って、液晶パネル1やフレーム2に蓄積された熱を羽根
5からも放熱され得るため、液晶表示素子を空冷する効
果が高まる。
【0063】このような機構は、比較的大きなサイズを
有する液晶表示素子において冷却効果を高める上で有利
である。
【0064】(実施形態3)図6は、実施形態3の液晶
表示素子を示す。実施形態3の液晶表示素子が、実施形
態1の液晶表示素子と異なる点は、遮光板6とパネル表
面1aとの間に隙間が形成されており、かつ、遮光板6
がフレームの傾斜面2aおよび2bを覆う位置まで延び
ていることである。このような構成において、遮光板6
と傾斜面2aとによって、ファンからの冷却風が液晶パ
ネルの表面へと流れこむための開口部6aが規定されて
いる。また、遮光板6と傾斜面2bとによって、液晶パ
ネルの表面から熱を奪った冷却風が排出する開口部6b
が規定されている。
【0065】遮光板6は、フレーム2から突出した支持
部2cおよび2dによって支持される。ただし、図6
(c)に示すように、支持部2cは、パネル表面に向か
う冷却風の流れを妨げない位置に形成されており、冷却
風が通過する空間6aは確保されている。なお、支持部
2dも支持部2cと同様に構成されている。
【0066】このように、冷却風の進入口を、遮光板6
とフレームの傾斜部2aとで挟まれた開口部6aとして
構成することによって、冷却風をより効果的にパネルの
表面に導くことができる場合もある。例えば、冷却風を
供給する手段として、予め圧縮された流速の速い空気を
用いるような場合、このような隙間6aを通すことによ
って、パネル表面付近を這うような熱を奪いやすい高速
の気流(冷却風)を形成し得る。また、上述のように延
長された遮光板6は、傾斜部2a付近において、パネル
表面から外側に向かって離れようとする冷却風を、パネ
ル表面へと強制的に向かわせる壁としての効果を奏し得
る場合もある。
【0067】また、遮光板6と傾斜面2bとによって規
定された開口部6bを設けることによって、液晶パネル
10に蓄積された熱は、開口部6bを流れる気流によっ
て放出され得る。遮光板6の外側を流れる気流によっ
て、開口部6bの付近が負圧となり、これにより生じる
気流が液晶パネルに蓄積された熱を奪うことがあるから
である。このような効果は、予め圧縮された流速の速い
空気を用いるような場合において特に大きいと考えられ
る。
【0068】(実施形態4)図7は、実施形態4の液晶
表示素子を示す。図7に示す液晶表示素子は、上記実施
形態2で説明した羽根5を有する構成(図5)と、上記
実施形態3で説明した遮光板6とフレーム2との間に隙
間を設ける構成(図6)とを組み合わせることによって
実現される。
【0069】実施形態4の液晶表示素子では、羽根5を
設けたことによって、冷却風の流れを安定させつつ、小
さな渦を発生させて熱の奪いやすい風を液晶パネルの表
面に供給することができる。これとともに、遮光板6と
フレームの傾斜部2aとの間の開口部6aを通して冷却
風を供給することができるので、圧縮空気を用いる場合
などにおいて、パネル表面付近を這うような熱を奪いや
すい高速の気流(冷却風)を供給することができる。
【0070】このように、本発明の表示素子は、各実施
形態の構成を組み合わせることによって構成されていて
もよく、相乗的な効果を奏し得る。例えば、図4に示す
ようなパネル両面に冷却風を供給するように構成された
傾斜部4aおよび4bにおいて、図5に示す羽根5を設
けることも可能である。
【0071】(実施形態5)図8は、実施形態5の液晶
表示素子を示す。実施形態5の液晶表示素子では、液晶
パネルの両表面1aおよび1bに冷却風を導くようにフ
レームの傾斜部4aおよび4bを構成するとともに、液
晶パネルの入射側表面1aおよび出射側表面1bのそれ
ぞれにおいて、遮光板8aおよび8bをパネル表面1a
および1bから所定の距離だけ離して設けている。
【0072】各遮光板8aおよび8bの下側延長部80
aおよび80bは、各傾斜部4aおよび4bとの間に隙
間を有し、各パネル表面1aおよび1bに風を導く経路
を形成する。下側延長部80aおよび80bは、傾斜部
4aおよび4bの傾斜面に対して平行な面を形成し、こ
れらの間の隙間を流れる冷却風が、パネル表面に向かい
やすいようにしている。
【0073】また、下側延長部80aおよび80bは、
傾斜部4aおよび4bを超えて延びており、これらの間
において、冷却風を導入するための開口が形成される。
【0074】このようにすれば、遮光板8aおよび8b
によって、冷却風を取りこみ、パネルの両側表面に向か
う流れを形成することができる。なお、圧縮空気などを
用いて、下側延長部80aおよび80bによって規定さ
れる開口に選択的に冷却風を供給できるようにすれば、
下側延長部80aおよび80bはダクトの吸気口のよう
に作用し得る。
【0075】以上、本発明の実施形態を説明したが、フ
レームの傾斜部の形状は、上記実施形態で説明した形状
に限られず、表示パネルの周縁部に向けて供給される冷
却風を表示パネルの表面に積極的に導くことができる限
り、例えば図10(a)および(b)に断面を示すよう
な種々の形状とすることができる。
【0076】また、本発明の表示素子は、表示パネルの
周縁部に向けて供給される冷却風を表示パネルの表面に
導くことが有効である種々の表示装置に対して適切に用
いられ得る。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、フレームの形状を改良
することによって、フレームの周縁部を流れる冷却風を
表示パネルの表面へと積極的に案内し、これによりパネ
ル表面の冷却効率を向上させることができる。このよう
にすれば、表示装置のサイズを大きくすることなく、表
示パネルの表面を効果的に冷却することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る液晶プロジェクタを構
成する部品のレイアウトを示す平面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る液晶プロジェクタの一
部を示す断面図である。
【図3】実施形態1の液晶表示素子の構成を示す図であ
り、(a)は光入射側の側面図(b)は断面図、(c)
は光出射側の側面図である。
【図4】図3に示す形態とは別形態の液晶表示素子の構
成を示す図であり、(a)は光入射側の側面図(b)は
断面図である。
【図5】実施形態2の液晶表示素子の構成を示す図であ
り、(a)は光入射側の側面図(b)は断面図、(c)
は下側端面図である。
【図6】実施形態3の液晶表示素子の構成を示す図であ
り、(a)は光入射側の側面図(b)は断面図、(c)
は(b)のA−A線に沿った断面図である。
【図7】実施形態4の液晶表示素子の構成を示す図であ
り、(a)は光入射側の側面図(b)は断面図、(c)
は下側端面図であり、(d)は(b)のA−A線に沿っ
た断面図である。
【図8】実施形態5の液晶表示素子の構成を示す図であ
り、(a)は光入射側の側面図(b)は断面図、(c)
は(b)のA−A線に沿った断面図である。
【図9】本発明の別の実施形態に係る液晶表示素子の平
面図である。
【図10】本発明の別の実施形態に係る液晶表示素子の
断面図である。
【図11】従来の液晶表示素子の端部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 液晶パネル 1a 光入射側表面 1b 光出射側表面 2 フレーム 2a,2b 傾斜部 10 液晶表示素子 16 偏光板 20 ダイクロイックプリズム 22 投影レンズ 30 冷却ファン 32 風案内板 34 風案内板の開口部 36 風取入れ部 38 アルミシャーシ 40 フレキシブル基板 42 フレキシブル基板の開口部 44 接続端子
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/64 541 H04N 5/64 541J 5/74 5/74 K Fターム(参考) 2H088 EA14 EA15 EA68 HA05 HA13 HA18 HA21 HA24 HA28 MA20 2H089 HA40 JA10 QA06 TA15 TA16 TA17 TA18 UA05 5C058 AA06 BA30 BA35 EA27 EA52 5G435 AA12 BB12 BB17 CC12 DD02 DD04 EE02 EE13 EE33 EE47 FF05 GG01 GG02 GG03 GG04 GG11 GG44 GG46 LL15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示パネルと、前記表示パネルの周縁部
    を保持するフレームとを有する表示素子であって、 前記フレームは、前記表示パネルの周縁部に向けて供給
    される冷却風を前記表示パネルの表面に導くための案内
    部を有する表示素子。
  2. 【請求項2】 前記フレームは、前記表示パネルの表面
    から外側に向かって突出し、前記表示パネルの表面に向
    かう冷却風の流れを妨げる部分を実質的に有しないこと
    を特徴とする請求項1に記載の表示素子。
  3. 【請求項3】 前記案内部は、前記表示パネルの表面と
    実質的に連続し、且つ、前記表示パネルの表面から傾斜
    するように形成された案内面を含み、 前記冷却風の少なくとも一部は、前記案内面に沿うよう
    に移動しながら前記表示パネルの表面に導かれる請求項
    1または2に記載の表示素子。
  4. 【請求項4】 前記フレームは、前記表示パネルを挟ん
    で前記案内部と対向するように設けられた第2の案内部
    を備え、 前記第2の案内部は、前記表示パネルの表面と実質的に
    連続し、且つ、前記表示パネルの表面から傾斜するよう
    に形成された第2の案内面を含み、 これにより、前記冷却風の少なくとも一部が前記表示パ
    ネルの表面を通過した後に前記第2の案内面に沿うよう
    に流れることによって、前記冷却風が滞留することが防
    止される請求項3に記載の表示素子。
  5. 【請求項5】 前記案内面は、前記表示パネルの表面か
    ら延びるように形成された断面略円弧状の曲面を含む請
    求項3または4に記載の表示素子。
  6. 【請求項6】 前記案内面において、前記冷却風が流れ
    る方向に沿って設けられた複数の羽根を有する請求項3
    から5のいずれかに記載の表示素子。
  7. 【請求項7】 前記表示パネルの表面および前記フレー
    ムの案内面との間に隙間を形成するように配置され、前
    記表示パネルの表面に前記冷却風が流れ込むための開口
    部を規定する部材を更に備える請求項3から6のいずれ
    かに記載の表示素子。
  8. 【請求項8】 前記表示パネルの表面および前記フレー
    ムの第2の案内面との間に間隙を形成するように配置さ
    れ、前記表示パネルに蓄積された熱を吸収した冷却風を
    排出する開口部を規定する部材を更に備える請求項4に
    記載の表示素子。
  9. 【請求項9】 前記開口部を規定する部材は、前記表示
    パネルの周辺部分を選択的に覆うように設けられてお
    り、前記表示パネルの周辺部分を遮光することができる
    請求項7または8に記載の表示素子。
  10. 【請求項10】 前記案内部は、前記表示パネルの両側
    表面に冷却風を導くことができる請求項1から9のいず
    れかに記載の表示素子。
  11. 【請求項11】 前記表示パネルに電気信号を伝達する
    ための配線が設けられたフレキシブル基板を更に備え、
    前記フレキシブル基板に開口部を設けたことを特徴とす
    る請求項1から10のいずれかに記載の表示素子。
  12. 【請求項12】 前記表示パネルは、一対の基板と、前
    記一対の基板によって挟持される液晶層とを備える請求
    項1から11のいずれかに記載の表示素子。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の表示素子と、 前記表示素子の表示パネルに光を照射するための光源
    と、 前記冷却風を生成するための送風手段と、を備える投射
    型液晶表示装置。
  14. 【請求項14】 前記送風手段は、前記表示素子の下方
    に配置され、前記表示素子の周縁部に向けて冷却風を供
    給する請求項13に記載の投射型液晶表示装置。
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