JPH0822074A - 冷却構造を備えた部材収容装置および光学装置 - Google Patents

冷却構造を備えた部材収容装置および光学装置

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JPH0822074A
JPH0822074A JP6157401A JP15740194A JPH0822074A JP H0822074 A JPH0822074 A JP H0822074A JP 6157401 A JP6157401 A JP 6157401A JP 15740194 A JP15740194 A JP 15740194A JP H0822074 A JPH0822074 A JP H0822074A
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JP
Japan
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housing space
enclosure wall
outside
ventilation hole
wall
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Application number
JP6157401A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Suzuki
敏弘 鈴木
Masaru Isawa
優 石和
Noriyuki Ohashi
範之 大橋
Tsutomu Nagakari
力 永仮
Hisashi Yamaguchi
久 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内側の部材収容空間2Bを規定する内側の囲
い壁2Aと、外側の部材収容空間1Bを規定する外側の
囲い壁1Aと、各部材収容空間1B,2Bに収容される
部材群1C,2Cと、これらの部材群を冷却する冷却機
構3とを備える部材収容装置に関し、これらの部材群を
有効に冷却することを目的とする。 【構成】 内側の囲い壁2Aに設けた通気孔31,32
と、外側の囲い壁1Aに設けた通気孔33と、外部から
取り入れた空気を通気孔31を通して内側の部材収容空
間2Bに取り入れ、且つ通気孔32を通して内側の部材
収容空間2Bから外側の部材収容空間1Bに取り入れ、
更に第3通気孔33を通して外側の部材収容空間1Bか
ら外部へ排出する強制空冷手段311を含み、まず内側
の部材収容空間2Bの部材群2Cの全部又は一部を冷却
した後、外側の部材収容空間1Bの部材群1Cを冷却す
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発熱量が多く高温とな
る高温領域、例えば放電発光型の高光出力の光源と、熱
に弱い低温領域、例えば熱に弱い回路系やライトバルブ
とを、概ね隣接して備える装置、特に液晶プロジェクタ
ー等の光学装置における冷却機構に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクターは、対角数インチの
透過型の液晶パネルの表示を、光学系を通して10倍か
ら100倍に拡大してスクリーンに投影表示するもので
ある。そのため、光源としては投入電力が数百Wの高出
力のものであって、放電により希ガス等を発光させる放
電発光型のメタルハライドランプ等が用いられている。
上記の光源はランプ電力のほとんどが熱に変換され、ラ
ンプ温度は1000℃前後、ランプ周囲のハウジングは
200℃前後にもなる。
【0003】一方、光源の正面に、光源からわずか10
0〜250ミリメートル離れた位置に配設される液晶パ
ネルは、正常に動作させるために温度60℃以下に維持
することが要求されている。また、液晶パネルの両側に
近接して配設され、不要光を吸収して光熱変換する偏光
フィルムも、劣化防止のために温度60℃以下に維持す
ることが要求されている。
【0004】さらに、液晶パネルを駆動する駆動用電気
回路を実装したプリント基板は、液晶パネルの近くに配
設する必要があり、動作時許容上限温度は60℃、消費
電力10W以下である。また、装置にDC電源を供給す
る電源回路を実装したプリント基板は、消費電力30W
前後と高いにもかかわらず、動作時許容上限温度は60
℃である。
【0005】前処理系に光を供給する光源を点灯するた
めの光源用電気回路を実装したプリント基板は、高熱を
発する光源の近くに配設する必要があるうえ、消費電力
50W前後と大きいにもかかわらず、動作時の許容上限
温度は70℃と低い。一方、光源、前処理系、液晶パネ
ル後処理系、投写レンズ等の光学系は、良好な画質を維
持するために位置関係と距離と向きを所定のものとしな
ければならず、装置内でのレイアウトの自由度はほとん
どない。
【0006】したがって、光学系や回路ほかの部材から
発生する熱を効率的に輸送して装置外に排出し、かつ全
ての部材を適温状態に維持して正常動作させることが重
要になる。これまでは、液晶パネルに近接して設けられ
た吸気口を通して吸い込んだ外気を、先ず液晶パネルに
吹きつけ、次に、散乱された風を概ね真っ直ぐに光源近
くに配置した排気口から装置外に排出していた。回路搭
載プリント基板と光源とは、概ね吸気口と排気口の間、
上流にプリント基板、下流に光源を配設していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そのため、面積的に大
きく熱に弱いプリント基板、高熱を発生する光源等の部
材を効率的にレイアウトし配設できないため、装置が大
きくなる、プリント基板の一部や光源の冷却が不十分に
なる等の問題を生じていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、効率的な熱輸
送、各部材の効率の良い冷却、及び装置の簡素化を目的
として、請求項1記載の発明では、部材収容空間を、内
側の空間と、外側の空間に分けた。即ち、内側の部材収
容空間を規定する内側の囲い壁と、内側の囲い壁の外側
に位置し、内側の囲い壁との間で外側の部材収容空間を
規定する外側の囲い壁と、各部材収容空間に収容される
部材群と、これらの部材群を冷却する冷却機構とを備
え、冷却機構は、内側の囲い壁に設けた第1及び第2通
気孔と、外側の囲い壁に設けた第3通気孔と、外側の囲
い壁の外部から取り入れた気体を第1通気孔を通して内
側の部材収容空間に取り入れ、且つ第2通気孔を通して
内側の部材収容空間から外側の部材収容空間に取り入
れ、更に第3通気孔を通して外側の部材収容空間から外
側の囲い壁の外部へ排出する強制空冷手段を含むことを
特徴とする、冷却構造を備えた部材収容装置が提供され
る。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1の発明
において、外側の囲い壁および内側の囲い壁に囲まれる
外側の部材収容空間を右周りと左周りで風を流す空冷機
構とした。請求項3記載の発明では、請求項1の発明に
おいて、外側の部材収容空間と内側の部材収容空間を空
気流が還流する構造とした。
【0010】請求項4記載の発明では、請求項1の発明
において、装置外から外側の部材収容空間を通って内側
の部材収容空間に流れる気体流と、外側の部材収容空間
を流れる気体流が交差する構造とした。請求項5記載の
発明では、請求項1の発明において、装置外から外側の
部材収容空間に流れ込み、内側の部材収容空間を通過せ
ずに装置外に流出する気体流を生じる構造とした。
【0011】請求項6記載の発明では、請求項1の発明
において、吸気部材により、装置外から、外側の囲い壁
の通気孔、外側の部材収容空間、内側の囲い壁の通気孔
を、この順に通って内側の部材収容空間に気体流を流し
込む構造とした。請求項7記載の発明では、請求項6の
発明において、吸気ファンを取付けた、その部分におい
て内側の囲い壁が外側の部材収容空間の側に突き出した
構造とした。
【0012】請求項8記載の発明では、請求項1の発明
において、内側の空間に収容される部材の合計発熱量
が、外側の空間に収容される部材の合計発熱量より少な
い構造とした。請求項9記載の発明では、請求項1の発
明において、内側の空間に収容される部材の許容上限温
度が、外側の空間に収容される部材の許容上限温度より
低い構造とした。
【0013】請求項10記載の発明では、内側の部材収
容空間を規定する内側の囲い壁と、内側の囲い壁の外側
に位置し、内側の囲い壁との間で外側の部材収容空間を
規定する外側の囲い壁と、内側の部材収容空間に収容さ
れる、少なくとも、光学前処理系、光学前処理系により
処理された光を空間変調する空間変調素子、空間変調素
子により変調された空間変調光を処理する後処理系を含
む光学部材と、外側の部材収容空間に収容される、少な
くとも、空間変調素子を駆動する駆動用電気回路を搭載
したプリント基板、光源を含む発熱部材と、これらの部
材群を冷却する冷却機構とを備え、内側の囲い壁は、互
いに対向する第1及び第2壁面を具備し、これらの壁面
にそれぞれに第1及び第2通気孔を設けられ、第1通気
孔を通して、外側の囲い壁の外部から内側の部材収容空
間に空気を取り入れる吸気部材が設けられ、外側の囲い
壁には、第3通気孔を設け、該第3通気孔には外側の部
材収容空間から外側の囲い壁の外部へ排出する排気部材
が設けられていることを特徴とする、冷却構造を備えた
光学装置が提供される。
【0014】請求項11記載の発明では、請求項10の
発明において、少なくとも前記空間変調素子は第1及び
第2通気孔間に前記第1及び第2壁面に略直交して配置
されている。請求項12記載の発明では、請求項10の
発明において、電気回路部材を実装した第1の基板が第
2通気孔を設けた第2壁面の外側に接触又は離間して配
置され、電気回路部材を実装した第2の基板が第1通気
孔と重畳しないように第1壁面の外側に接触又は離間し
て配置され、もって第2通気孔から出た気体流が第1の
基板と第2壁面との間を通過して、外側の部材収容空間
を迂回して第1壁面の側にある第2の基板に適用され、
更に前記光源にも適用されて、第3通気孔へ向かうこと
を特徴とする。
【0015】請求項13記載の発明では、請求項12の
発明において、光源を点灯するために光源用電気回路を
実装した第3の基板が第3通気孔に近接して外側の部材
収容空間内に配置されている。請求項14記載の発明で
は、請求項13の発明において、外側の囲い壁には、前
記光源に関し、第3通気孔とは反対側に第4通気孔が設
けられ、外側の囲い壁の外部により該第4通気孔を通っ
て外側の部材収容空間に流入する気体流は、少なくと
も、光源、及び該光源を点灯するための光源用電気回路
を実装した第3のプリント基板に適用された後第3通気
孔へ向かうことを特徴とする。
【0016】請求項15記載の発明によれば、内側の部
材収容空間と、外側の部材収容空間と、各部材収容空間
に収容される部材群とを備える装置の冷却方法であっ
て、内側の部材収容空間に気体流を供給して、該気体流
により内側の部材収容空間の部材群を冷却したのち、該
部材群を冷却した気体流により外側の部材収容空間の部
材群を冷却することを特徴とする冷却方法が提供され
る。
【0017】
【作用】請求項1記載の構成によれば、内側の空間に体
積的に大きな部材、外側の空間に平面的に大きな部材を
収容できるため、装置を小型化できる。請求項2記載の
構成によれば、空冷のための気体流の流路を長くでき、
より多くの部材を冷却できる。
【0018】請求項3記載の構成によれば、フィルタ目
詰まり等により装置外部よりの給気が弱まっても、また
は途絶えても、外側の部材収容空間の昇温を低くするこ
とができる。請求項4記載の構成によれば、気体流と気
体流の衝突が回避でき、圧力損失を小さくできる。
【0019】請求項5記載の構成によれば、流路が短い
ために圧力損失が小さく、したがって容易に大量の風を
流すことができるため、大量の熱を発生する部材も同時
に冷却することができる。請求項6記載の構成によれ
ば、吸気ファンの吸い込み側の近辺に圧力損失をもたら
す部材を配置しないようにできるため、冷却効率が向上
する。あるいは、ファン騒音を低く、ファン消費電力を
低減できる。
【0020】請求項7記載の構成によれば、内側の囲い
壁の突出部分を迂回する迂回流と、装置外から吸気ファ
ンにより装置外部から内側の部材収容空間に吸い込まれ
る気体流が衝突しないようにできる。請求項8記載の構
成によれば、許容温度が低いより多くの部材を配設でき
る。請求項9記載の構成によれば、許容温度が様々な部
材を、より多く効率的に配設できる。
【0021】請求項10記載の構成によれば、冷却性能
にすぐれたコンパクトな空間変調光学装置を構成でき
る。請求項11記載の構成によれば、空間変調素子を効
率良く冷却できる光学装置を構成できる。請求項12記
載の構成によれば、電気回路部材を実装したプリント基
板を効率良く配設できる光学装置を構成できる。
【0022】請求項13記載の構成によれば、光源を点
灯するための電気回路を実装したプリント基板を効率良
く冷却できる光学装置を構成できる。請求項14記載の
構成によれば、内側の部材収容空間に配置されている空
間変調素子等、あるいは外側の部材収容空間に配置され
ている駆動用電気回路を実装したプリント基板を冷却し
た後の気体流が十分なものでない場合においても、光源
や光源用電気回路を実装したプリント基板を十分に冷却
することができる。
【0023】請求項15記載の構成によれば、請求項1
の場合と同様、内側空間に体積の大きな部材、外側の空
間に平面的に大きな部材を収容できるため、コンパクト
で効率の良い冷却を実現できる。
【0024】
【実施例】図1〜図3に第1の実施例を示す。図1にお
いて、部材収容空間2Bの外周りに囲い壁2Aが配設さ
れ、囲い壁2Aの外周りに部材収容空間1Bが配設さ
れ、部材収容空間1Bの外周囲に囲い壁1Aが配設され
ている。囲い壁2Aに外部から部材収容空間1Bに空気
を取り入れる通気孔31と、部材収容空間2Bから部材
収容空間1Bへ空気を流す通気孔32、囲い壁1Aに部
材収容空間1Bから外部へ空気を排出する通気孔33を
設けている。
【0025】冷却用ファン(図示せず)により、囲い壁
1Aの外側から取り入れた空気を、囲い壁2Aに設けら
れた通気孔31を通して部材収容空間2Bに、通気孔3
2を通って部材収容空間2Bから部材収容空間1Bに、
部材収容空間1Bから囲い壁1Aの通気孔33を通って
囲い壁1Aの外側に、順次、流すようにした。囲い壁1
Aの平面状の面積がA4判サイズよりやや大きい200
×300ミリメートル、囲い壁2Aの平面状の面積が1
10×220ミリメートルとした。このとき、部材収容
空間1Cには厚さ10ミリメートルの部材を収容して、
流路は最も細いところでも幅35ミリメートル程度であ
り、部材収容空間1B,2Bの隅々まで風が流れること
を確認できた。
【0026】図2に示すように、通気孔32を通って、
部材収容空間2Bから部材収容空間1Bへ流入した気体
流は、右周りの短流路Aと左周りの長流路(迂回路)B
に別れる。長流路(迂回路)Bの風量は、短流路Aを細
くし、または、図3に示すように通気孔31から再び部
材収容空間2Bに流れる還流Dの風量を増加させること
により、調整することができる。
【0027】図4に示すように、部材収容空間1Bを左
周りに迂回する風Eは、これを還流させない場合には、
または、還流させずに通気孔33に向かわせる部分流に
ついては、迂回流Eを風導する風導体を配設して気体流
Fと交差させている。これにより、衝突による圧力損失
を生じることなく、迂回流Eは囲い壁1Aの通気孔33
に向かって流れることができる。このようにして、この
装置において、気体流の流路は延べ1100ミリメート
ルにも及び、部材収容空間1Bおよび部材収容空間2B
の隅々まで風が流れて、効率の良い冷却を行うことがで
きた。
【0028】特に、図5に示すように、囲い壁1Aに排
気口としての通気孔33のほかに、吸気口としての通気
孔34を設けても、通気孔33の排気能力を増やしさえ
すれば上述の図1から図4に示した流れはほとんど変化
せず、新たな気体流G,Hを発生させ、通気孔34と通
気孔33の間に配設した部材(図示せず)、例えば、発
熱量が非常に大きい部材を、局所的に冷却することもで
きた。
【0029】さらに、図6に示すように、ファン311
の右側に配設された部材1Cは、迂回流Eの陰となるた
め、迂回流Eによっては冷却できない。しかし、通気孔
33の排気能力を高めることにより、ファン311によ
り装置外部より囲い壁1Aに設けた通気孔30を通って
部材収容空間1Bに流れ込んだ気体流Jの一部Kが、フ
ァン311の直前で右側に流れるため、これにより、冷
却される。なお、35は気体流Kを部材1Cに向かわせ
るための風導体である。
【0030】図7(a),(b)に、ファン311と風
導体312とを設けて、囲い壁2Aの通気孔31の部分
を、囲い壁1Aの側に突き出させた例を示す。部材2C
の先端は通気孔31の近くにあり、これによる気体流F
の圧力損失をできるだけ少なくして効率良く冷却するた
めに、ファン311との距離を20ミリメートル以上離
す。また、囲い壁1Aとファン311との距離は、近す
ぎると通気孔31を通過する風が乱れて圧力損失の増
大、騒音の増大をもたらすため、ファン311と囲い壁
1A(通気孔30)との間を約40ミリメートル以上離
している。風導体312とファン311が、部材収容空
間1Bの側に突き出していることにより、部材収容空間
1Bのこの部分の流路が屈曲し、かつ狭くなっているこ
とにより、抵抗が特に高くなっており、その結果、迂回
流はこの部分を避けてファン311の下側をまわって部
材1Cを冷却する。その際、気体流の圧力損失を低減す
るため、囲い壁1A,2A間の距離を出来るだけ大きく
する。なお、30はファン311の前面にある囲い壁1
Aに設けた通気孔である。
【0031】図8(a),(b)に本発明を適用した光
学装置の具体的な実施例を示す。部材収容空間2Bに
は、空間変調素子40を含む光学部材が、所定の光学系
を構成して収容されている。囲い壁2Aの部分2A4に
は、部材収容空間2Bから装置外部に光を出射する透明
体2A41が嵌合され、部分2A4に対向する部分2A
3には、部材収容空間1Bに収容されている光源53の
光を部材収容空間2Bに入射する窓としての透明体2A
31が嵌合されている。囲い壁2Aの別の部分2A1と
これに対向する部分2A2には、それぞれ通気孔31,
32が設けられて、部分2A1と部分2A2に隣接する
部材収容空間1Bにはプリント基板5,51が併設され
ている。
【0032】光源ハウジング531と囲い壁1Aは概ね
分離されているため、通気孔31から部材収容空間2B
に流入し、そして通気孔32から部材収容空間1Bに流
入し、部材収容空間1Bの短流路、長流路をそれぞれ流
れた気体流H11,H21は通気孔33を通って囲い壁
1Aの外部に排出される。また、通気孔33から流れ出
た気体流H11,H21は、光源ハウジング531と、
これに隣接する囲い壁1Aの部分1A3の間を流れるた
め、光源ハウジング531から囲い壁1Aへの熱の流れ
を防止する効果もある。
【0033】図9〜図11に、さらに具体的な3板式の
液晶プロジェクターの実施例を示す。図9に示すよう
に、光源53と、光源53からの照射光のうち紫外線と
赤外線を反射して除去するUV/IRカットフィルタ2
A31と、UV/IRカットフィルタ2A31を透過し
た可視光を3原色に分離するダイクロイックミラーDM
と全反射ミラーMからなる前処理系41と、分離された
3原色、光のおのおのを空間変調する3枚の液晶パネル
402,403,404と、空間変調された3原色を合
成するダイクロイックミラーDMと全反射ミラーMから
なる後処理系42と、合成された空間変調光をスクリー
ンに投射する投射レンズ2A41とからなる。なお、図
9において、81は発光体(メタルハライドランプ)、
82は凹面鏡、83,84は光源53を冷却するための
気体流K,Lを導くための風導体、85は集光レンズで
ある。
【0034】囲い壁としての光学ユニットケース2Aに
は、ダイクロイックミラーDMと全反射ミラーMからな
る前処理系41と、3原色光を空間変調する3枚の液晶
パネル402,403,404と、空間変調された3原
色を合成するダイクロイックミラーDMと全反射ミラー
Mからなる後処理系42と、合成された空間変調光をス
クリーンに投写する投射レンズ2A41とが収容されて
いる。
【0035】UV/IRカットフィルタ2A31と投射
レンズ2A41とは、光学ユニットケース2Aの対向す
る二壁面2A3,2A4の部分として、当該壁面に嵌合
されている。光源53は、光学ユニットケース2Aの外
側に、UV/IRカットフィルタ2A31に面して配設
されている。ランプ電力は250Wで、そのほとんどが
光源ハウジング内で熱に変換され、ランプ温度は100
0℃前後、ランプ周囲のハウジングは200℃前後にも
なる。
【0036】一方、光源の正面に、光源からわずか10
0〜200ミリメートル離れた光学ユニットケース2A
内に配設される液晶パネル402,403,404は、
およそ幅120×高さ100ミリメートル、正常に動作
させるために温度60℃以下に維持することが要求され
ている。また、液晶パネルの両側に近接して配設され、
不要光を吸収して光熱変換する偏光フィルムも、劣化防
止のために温度60℃以下に維持することが要求されて
いる。
【0037】これらの部材は、図10(a),(b)に
示す囲い壁としての樹脂製モールドケース1Aに収納さ
れている。光学ユニットケース2Aと、モールドケース
1Aは天井部と底部、および前方上部の投射レンズ2A
41においてのみ接合または嵌合されており、それ以外
の左右前後の部分は部材収容空間1Bとして、部材群1
Cが収納されている。
【0038】部材収容空間1Bには、部材群1Cとし
て、液晶パネル402,403,404を駆動する駆動
用電気回路を実装したプリント基板501と、装置に電
力を供給する電源回路を実装したプリント基板502
と、光源53と、光源53を点灯するための光源用電気
回路を実装したプリント基板504と、冷却用の吸気フ
ァン311と、冷却用の排気ファン331と、スピーカ
86が収容されている。
【0039】駆動用電気回路を実装したプリント基板5
01は、図10(a)に示すように2枚で、装置の後ろ
側からみて右側の部材収容空間1Bに、光学ユニットケ
ース2Aの通気孔32を設けた壁面部分2A2に離間併
設されている。液晶パネルの近くに配設する必要がある
ことと、サイズが1枚あたり250×350ミリメート
ルと非常に大きいため、この位置に配設するのが最も装
置を小型にできる。動作時許容上限温度は60℃、消費
電力10W以下である。
【0040】装置にDC電源を供給する電源回路を実装
したプリント基板502は、装置の後ろ側からみて左側
の部材収容空間1Bに、光学ユニットケース2Aの通気
孔31の下方に、通気孔31を設けた壁面部分2A1に
離間併設されている。面積120×240ミリメートル
だが、厚さ40ミリメートルと厚く、消費電力30W前
後と高いにもかかわらず、動作時許容上限温度は60℃
と低いことが要求され、かなりの強制空冷が必要とされ
る。
【0041】光源用電気回路を実装したプリント基板5
04は、装置の後ろ側からみて、光源53の左側で、電
源回路を実装したプリント基板502の後ろ側に配設さ
れている。サイズは面積120×210ミリメートル、
厚さは40ミリメートルである。高熱を発する光源53
の近くに配設する必要があるうえ、消費電力50W前後
と大きいにもかかわらず、動作時許容上限温度は70℃
と低い。
【0042】冷却用の吸気ファン311は、風導体31
2を介して、光学ユニットケース2Aの壁面部分2A1
に嵌合されている。風導体312の奥行きは約20ミリ
メートル、光学ユニットケース2Aの幅と取り付け治具
等を含めた液晶パネル402,403,404の幅がほ
ぼ同じであるため、圧力損失を十分小さくするために、
吸気ファン311と液晶パネル402,403,404
の距離を約20ミリメートルとっている。また、吸気フ
ァン311の吸い込み口と、図11(a)に示すモール
ドケースの通気孔30とは、同様の理由で約40ミリメ
ートル離間させている。
【0043】排気ファン331は、風導体332を介し
て、図11(b)に示すモールドケース1Aの後部壁面
部分の通気孔33に嵌合されている。風導体332の奥
行きは約20ミリメートルで、圧力損失を十分小さくす
るために、排気ファン331と後部モールド部分の距離
を約20ミリメートルとっている。スピーカ86は、装
置前方の最下部の投射レンズ2A41の直下に配設され
ている。
【0044】図9〜図11に示した実施例における冷却
用気体流の流れを図12(a),(b)に示す。図にお
いて、通気孔30から抵抗少なく取り込まれた気体流G
は、光学ユニットケース2A内部に入り、離間した液晶
パネルを効率よく冷却して通過する。さらに通気孔32
から部材収容空間2Bに入ってプリント基板501に衝
突し、これを冷却しながら四散風導される。
【0045】四散風導される気体流の一部は、後方への
流れH11となり、プリント基板501と光源53のハ
ウジングとのわずか6ミリメートルの隙間を流れて両者
を熱的に絶縁するとともに、光源ハウジングの熱をモー
ルドケース1Aの後部に設けた通気孔33へ輸送する。
プリント基板501によって四散風導される気体流の大
部分は、前方への流れH2となり、プリント基板501
の前方先端部分において、さらにその一部はプリント基
板501を周り込んで後方への流れとなり、プリント基
板501の部品面を冷却して、その熱を後部通気孔33
へと輸送し、残りの気体流の大部分は光学ユニットケー
ス2Aとモールドケース1Aの間、投射レンズ2A41
とスピーカの間を流れる迂回流H21となる。
【0046】迂回流H21の一部は、再び吸気ファン3
11に吸い込まれて光学ユニットケース2Aに入る還流
Jとなり、残りの大部分はプリント基板502、プリン
ト基板504を順次に冷却してこの熱を通気孔33に輸
送する。還流Jは、モールドケース1Aの通気孔30に
嵌合されたエアフィルタが塵芥で目詰まりし、あるいは
通気孔30が装置外部の何らかの原因によって塞がれて
気体流Gが流入しなくなっても、光学ユニットケース2
Aに流入する気体流が滞らないため、液晶パネル40
2,403,404とその両側に配設された偏光板を保
護することが可能となる。
【0047】また、図12(a),(b)に示すよう
に、光源53の発熱量が250Wと膨大なため、モール
ドケース1Aの通気孔30から取り込む分とは別に、モ
ールドケース1Aの底部に通気孔34を設け、光源53
の凹面鏡82内部と凹面鏡の後ろ側を冷却し、熱を通気
孔33に輸送する。光源冷却専用の気体流Kと気体流L
の流路を設けた。
【0048】図13(a),(b)は上述の実施例の変
形例である。モールドケース1Aの側に突き出している
風導体312と吸気ファン311が流路を狭めているた
め、大部分の気体流はプリント基板502を流れるが、
図13(a),(b)に示すように、投射レンズ2A4
1の左側、光学ユニットケース2Aの前方部分に接合し
て風導体352を配設すると、より多くの風をプリント
基板502に送ることができる。即ち、吸気ファン31
1と排気ファン331を所定の駆動をさせたときに、プ
リント基板502の中央部での風速が、風導体352が
無い場合に毎秒2〜3メートル程度であったものが、風
導体352を取り付けると、毎秒4メートル以上にする
ことができた。図14(a),(b)に更に別の変形例
を示す。光源53の上部に風導体55を配設してある。
風導体55に隣接する光学ユニットケース2A側の空間
を、凹面鏡82内部の熱を通気孔33に輸送する風が流
れ、風導体55に隣接するモールドケース1A側の空間
を、凹面鏡の後ろ側で発生した熱を通気孔33に輸送す
る風が流れるようにした。騒音とファンの消費電力を低
くして、吸気ファン311と排気ファン331の駆動条
件を所定とした場合に、風導体55が無いときに、排気
ファン331の下部に熱風が集中して流入し、排気ファ
ン331に攪拌されて通気孔33の左下部のみが室温よ
りも50℃以上高くなり、室温30℃での使用を考慮す
るとモールドケース温度80℃以上となり、使用者が偶
然に接触した場合に危険な状態であったが、風導体55
を装着したことでモールド温度上昇を30℃以下に抑え
ることができた。
【0049】
【発明の効果】上述のように、本発明は、許容温度、発
熱量、サイズが、大きく異なる多数の部材を、充填効率
を高く配設しても、低騒音、低消費電力を維持して効率
良く冷却できるため、小型の光学装置が実現できる。特
に、液晶プロジェクターにおいては、幅250ミリメー
トル、奥行き445ミリメートル、高さ300ミリメー
トル、総重量12キログラムと小型軽量、光源のランプ
電力250W、総消費電力350Wと大きいにもかかわ
らず、騒音36デシベル前後、モールド外部温度57℃
(室温30℃のとき)で駆動可能、スクリーン照度10
00ルクスの高輝度の装置を実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理および第1の実施例を説明
する図である。
【図2】図1に示した第1の原理および第1の実施例に
おける気体流を説明する図である。
【図3】図1に示した第1の原理および第1の実施例に
おける別の気体流を説明する図である。
【図4】本発明の第2の原理および第2の実施例を説明
する図である。
【図5】本発明の第3の原理および第3の実施例を説明
する図である。
【図6】本発明の第4の原理および第4の実施例を説明
する図である。
【図7】本発明の第5の原理および第5の実施例を説明
する図であって、(a)は上断面図、(b)は側断面図
である。
【図8】本発明を液晶プロジェクターに応用した場合の
概略を(a)構成図及び(b)空気の流れ図で示す。
【図9】本発明を応用した液晶プロジェクターの具体例
を示すものである。
【図10】図9の液晶プロジェクターをモールドケース
に収容した構成図で、(a)は上断面図、(b)は側断
面図である。
【図11】図10の液晶プロジェクターの外観図であっ
て、(a)は側面図、(b)は背面(光源側から見た)
図である。
【図12】図10の液晶プロジェクターの冷却用気体流
の流れを示す図であって、(a)は上断面図、(b)は
側断面図である。
【図13】図12(a),(b)に対応する変形例を示
す図である。
【図14】図12(a),(b)に対応する別の変形例
を示す図である。
【符号の説明】
1A…外側の囲い壁 1B…外側の部材収容空間 1C…部材群 2A…内側の囲い壁 2A1,2A2…壁面 2B…内側の部材収容空間 2C…部材群 3…冷却機構 30,31,32,33,34…通気孔 311…吸気ファン 331…排気ファン 40…空間変調素子 41…光学前処理系 42…光学後処理系 402,403,404…液晶パネル 5(51,501,502,504)…プリント基板 53…光源
フロントページの続き (72)発明者 永仮 力 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 山口 久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側の部材収容空間(2B)を規定する
    内側の囲い壁(2A)と、内側の囲い壁(2A)の外側
    に位置し、内側の囲い壁(2A)との間で外側の部材収
    容空間(1B)を規定する外側の囲い壁(1A)と、各
    部材収容空間(1B,2B)に収容される部材群(1
    C,2C)と、これらの部材群(1C,2C)を冷却す
    る冷却機構(3)とを備え、 冷却機構(3)は、内側の囲い壁(2A)に設けた第1
    及び第2通気孔(31,32)と、外側の囲い壁(1
    A)に設けた第3通気孔(33)と、外側の囲い壁(1
    A)の外部から取り入れた気体を第1通気孔(31)を
    通して内側の部材収容空間(2B)に取り入れ、且つ第
    2通気孔(32)を通して内側の部材収容空間(2B)
    から外側の部材収容空間(1B)に取り入れ、更に第3
    通気孔(33)を通して外側の部材収容空間(1B)か
    ら外側の囲い壁(1A)の外部へ排出する強制空冷手段
    (311)を含むことを特徴とする、冷却構造を備えた
    部材収容装置。
  2. 【請求項2】 空冷機構が、第2通気孔(32)から外
    側の部材収容空間(1B)に流入した気体の一部(A)
    が概ね最短距離で第3通気孔(33)から外側の囲い壁
    (1A)の外部に排気され、第2通気孔(32)から外
    側の部材収容空間(1B)に流入した気体の他の一部
    (B)または残り全部(C)が、前記気体(A)の流路
    より長い距離を迂回して第3通気孔(33)から囲い壁
    (1A)の外部に排気されるように機能することを特徴
    とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 空冷機構が、第1通気孔(31)、内側
    の部材収容空間(2B)、第2通気孔(32)、外側の
    部材収容空間(1B)の順に流れる気体の一部(D)
    が、外側の部材収容空間(1B)を還流して再び第1通
    気孔(31)を通って内側の部材収容空間(2B)に流
    入するように機能することを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  4. 【請求項4】 空冷機構が、外側の囲い壁(1A)また
    は内側の囲い壁(2A)の部分に沿って部材収容空間
    (1B)を流れる気体流の一部(E)と、外側の囲い壁
    (1A)の外部から通気孔(31)を通って内側の部材
    収容空間(2B)に流入する気体流の概ね主体Fが、互
    いに流れを妨げない構造となっていることを特徴とする
    請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 外側の囲い壁(1A)に第3通気孔(3
    3)と第4通気孔(34)が設けられており、空冷機構
    が、第4通気孔(34)から外側の部材収容空間(1
    B)に流入し、該外側の部材収容空間(1B)に収容さ
    れた部材(1C)を冷却した気体の一部(G)または全
    部(H)を、第3通気孔(33)から外側の囲い壁(1
    A)の外部に排出するように機能することを特徴とする
    請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 内側の囲い壁(2A)に設けられた第1
    通気孔(31)には、吸気部材(311)が嵌合され、
    概ね第1通気孔(31)と対向する外側の囲い壁(1
    A)の部分には、第5通気孔(30)が設けられ、該第
    5通気孔(30)と吸気部材(311)とは離間して併
    設されており、 主として第5通気孔(30)を通って外側の囲い壁(1
    A)の外部から取り込んだ気体の一部(J)または全部
    (K)を、第1通気孔(31)より内側の部材収容空間
    (2B)に流入させることを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  7. 【請求項7】 吸気部材(311)が、外側の部材収容
    空間(1B)の側に突出した状態で、内側の囲い壁(2
    A)の第1通気孔(31)に直接または風導構造体(3
    12)を介して嵌合されていることを特徴とする請求項
    6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 外側の部材収容空間(1B)に収容され
    ている部材群(1C)の総発熱量が内側の部材収容空間
    (2B)に収容されている部材群(2C)の総発熱量よ
    り多いこと、または外側の部材収容空間(1B)の内部
    の総発熱量が内側の部材収容空間(2B)の内部の総発
    熱量より多いことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 外側の部材収容空間(1B)に収容され
    ている部材群(1C)の許容動作温度の上限が内側の部
    材収容空間(2B)に収容されている部材群(2C)の
    許容動作温度の上限より高いこと、または外側の部材収
    容空間(1B)に収容されている部材群(1C)の許容
    保持温度が内側の部材収容空間(2B)に収容されてい
    る部材群(2C)の許容保持温度より高いことを特徴と
    する請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】 内側の部材収容空間(2B)を規定す
    る内側の囲い壁(2A)と、内側の囲い壁(2A)の外
    側に位置し、内側の囲い壁(2A)との間で外側の部材
    収容空間(1B)を規定する外側の囲い壁(1A)と、
    内側の部材収容空間(2B)に収容される、少なくと
    も、光学前処理系(41)、光学前処理系(41)によ
    り処理された光を空間変調する空間変調素子(40)、
    空間変調素子(40)により変調された空間変調光を処
    理する後処理系(42)を含む光学部材(2C)と、外
    側の部材収容空間(1B)に収容される、少なくとも、
    空間変調素子(40)を駆動する駆動用電気回路(5
    1)を搭載したプリント基板(50)、光源(53)を
    含む発熱部材(1C)と、これらの部材群(1C,2
    C)を冷却する冷却機構(3)とを備え、 内側の囲い壁(2A)は、互いに対向する第1及び第2
    壁面(2A1,2A2)を具備し、これらの壁面にそれ
    ぞれに第1及び第2通気孔(31,32)を設けられ、
    第1通気孔(31)を通して、外側の囲い壁(1A)の
    外部から内側の部材収容空間(2B)に空気を取り入れ
    る吸気部材(311)が設けられ、 外側の囲い壁(1A)には、第3通気孔(33)を設
    け、該第3通気孔(33)には外側の部材収容空間(1
    B)から外側の囲い壁(1A)の外部へ空気を排出する
    排気部材(331)が設けられていることを特徴とす
    る、冷却構造を備えた光学装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも前記空間変調素子(40)
    は第1及び第2通気孔(31,32)間に前記第1及び
    第2壁面(2A1,2A2)に略直交して配置されてい
    ることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 電気回路部材を実装した第1の基板
    (501)が第2通気孔(32)を設けた第2壁面(2
    A2)の外側に接触又は離間して配置され、電気回路部
    材を実装した第2の基板(502)が第1通気孔(3
    1)と重畳しないように第1壁面(2A1)の外側に接
    触又は離間して配置され、もって第2通気孔(32)か
    ら出た気体流が第1の基板(501)と第2壁面(2A
    2)との間を通過して、外側の部材収容空間(1B)を
    迂回して第1壁面(2A1)の側にある第2の基板(5
    02)に適用され、更に前記光源(53)にも適用され
    て、第3通気孔(33)へ向かうことを特徴とする請求
    項10に記載の装置。
  13. 【請求項13】 光源(53)を点灯するために光源用
    電気回路を実装した第3の基板(504)が第3通気孔
    (33)に近接して外側の部材収容空間(1B)内に配
    置されていることを特徴とする請求項12に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】 外側の囲い壁(1A)には、前記光源
    (53)に関し、第3通気孔(33)とは反対側に第4
    通気孔(34)が設けられ、外側の囲い壁(1A)の外
    部により該第4通気孔(34)を通って外側の部材収容
    空間(1B)に流入する気体流は、少なくとも、光源
    (53)、及び該光源(53)を点灯するための光源用
    電気回路を実装した第3の基板(504)に適用された
    後第3通気孔(33)へ向かうことを特徴とする請求項
    13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 内側の部材収容空間と、外側の部材収
    容空間と、各部材収容空間に収容される部材群とを備え
    る装置の冷却方法であって、 内側の部材収容空間に気体流を供給して、該気体流によ
    り内側の部材収容空間の部材群を冷却したのち、該部材
    群を冷却した気体流により外側の部材収容空間の部材群
    を冷却することを特徴とする冷却方法。
JP6157401A 1994-07-08 1994-07-08 冷却構造を備えた部材収容装置および光学装置 Pending JPH0822074A (ja)

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