JP4700465B2 - 車両用エンジンの冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダブロックおよびシリンダヘッドに設けられるウォータジャケットに通じる冷却水出口が、前記シリンダヘッドの吸気ポート側に設けられ、前記冷却水出口から排出される冷却水の経路を冷却水温度に応じて切換えるサーモスタットが前記冷却水出口に接続される車両用エンジンの冷却装置に関する。
前上がりに傾斜したシリンダ軸線を有して自動二輪車に搭載されるエンジンにおけるシリンダヘッドに、前記シリンダ軸線に対して上方側で鋭角をなすようにして略上向きに延びる吸気ポートが設けられ、この吸気ポートに接続されるシリンダボアに後方側から近接するようにしてサーモスタットが配置されるようにしたエンジンの冷却装置は、たとえば特許文献1によって既に知られている。
特許第2637766号公報
ところが、上記特許文献1で開示された冷却装置の構造によれば、吸気ポートが水平側に寝かせてシリンダヘッドに設けられる場合には、サーモスタットの配置スペースを確保することが困難となる。
また上記特許文献1の構造ではサーモスタットがシリンダヘッドよりも上方に配置されているので、シリンダブロックおよびシリンダヘッドに設けられたウォータジャケットを含む冷却水循環経路の最上方にサーモスタットが配置されることになり、エア抜きのための構造をサーモスタットのサーモスタットケースに設けなければならない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、サーモスタット側にエア抜き構造を設けることを不要とした車両用エンジンの冷却装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、エンジン本体のシリンダブロック下部に、車幅方向に軸線が延びるクランクシャフトを回転自在に支承するクランクケースが結合され、そのクランクケースには、車両への搭載状態で前記シリンダブロックよりも後方に位置するミッションケースが連設され、シリンダブロックとそのシリンダブロック上部に結合したシリンダヘッドに設けられるウォータジャケットに通じる冷却水出口が、前記シリンダヘッドの吸気ポート側に設けられ、前記冷却水出口から排出される冷却水の経路を冷却水温度に応じて切換えるサーモスタットが前記冷却水出口に接続され、前記ウォータジャケットに通じるエア抜き部材が前記シリンダヘッドに取付けられ、前記サーモスタットのサーモスタットケースが前記エア抜き部材よりも下方に配置され、前記冷却水出口側に向かうに従って上方位置となる上壁内面を有する接続管を介して前記サーモスタットケースおよび前記冷却水出口が接続され、車両側面視で前記サーモスタットケースと重なる位置に上面を有するようにして上方に隆起するクラッチ収容部が前記ミッションケースに形成され、スタータモータが前記ミッションケースの上方に配置されてなる車両用エンジンの冷却装置であって、
車幅方向で前記スタータモータを挟んでその一方側に前記クラッチ収容部が、またその他方側に前記サーモスタットケースがそれぞれ振り分け配置されると共に、前記エア抜き部材が前記スタータモータから見て車幅方向で前記クラッチ収容部と同側に配置され、前記スタータモータが、車両側面視で前記クラッチ収容部の上端縁よりも下側に且つ前記サーモスタットケースと重なるように配置され、上流端が前記サーモスタットケースに、また下流端がラジエータにそれぞれ接続される冷却水ホースの中間部が、前記ミッションケースの上方で車幅方向に延びていて、該中間部の途中が、前記シリンダブロックのシリンダ軸線に沿う方向で前記エア抜き部材と前記クラッチ収容部との間を通るように配置されることを特徴とする。
さらに請求項記載の発明は、請求項記載の発明の構成に加えて、前記冷却水ホースの上流端は、前記スタータモータよりも高い位置で前記サーモスタットケースに接続され、その冷却水ホースの前記中間部が、前記スタータモータの上方を通るようにして車幅方向に延びていることを特徴とする。
本発明によれば、サーモスタットケースは、シリンダヘッドに取付けられるエア抜き部材よりも下方に配置されており、しかもサーモスタットケースおよび冷却水出口を結ぶ接続管の上壁内面が冷却水出口側に向かうに従って上方位置となるので、サーモスタットケースにエア抜き構造を設けることが不要となり、エア抜きのためのスペースをサーモスタットケースの周囲に確保することが不要となるだけでなく、サーモスタットケースの構造を単純化し、加工および組付けの工数を低減することができる。
またタータモータの側方にサーモスタットケースの配置スペースを確保して、エンジン全体のコンパクト化を図ることができる。
さらにサーモスタットからラジエータ側に流通させる冷却水を導く冷却水ホースを極力屈曲しないように配置して冷却水の流れを円滑化することができ、しかも冷却水ホースをシリンダブロック側に近接させて配置することを可能として、エンジン全体のコンパクト化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の一実施例を示すものであり、図1は自動二輪車の要部側面図、図2はエンジンの拡大側面図、図3は図2の3矢視図、図4は図3の4−4線拡大断面図、図5は図3の5−5線拡大断面図である。
先ず図1において、自動二輪車の車体フレームFが前端に備えるヘッドパイプ5には、前輪WFを軸支するフロントフォーク6が操向可能に支承され、ヘッドパイプ5から後方に延びる左右一対のメインフレーム7…の後部には下方に延びるピボットフレーム8…が一体に設けられる。また前記両メインフレーム7…の後部には後上がりに延びるシートレール9…の前端部が連結され、前記ピボットフレーム8…の上下方向中間部には、前記シートレール9…の下方を後上がりに延びるリヤフレーム10…の前端が連結され、シートレール9…およびリヤフレーム10…間は連結部材11…で相互に連結される。さらにヘッドパイプ5およびメインフレーム7…の前部には、下方に延びるエンジンハンガ12…の上部が結合される。
前記メインフレーム7…の下方には、車体フレームFの幅方向に4気筒を並列配置した4気筒エンジンEのエンジン本体13が配置されており、このエンジン本体13は、ピボットフレーム8…の上下方向中間部および下部、ならびにエンジンハンガ12…の下部で支持される。
図2を併せて参照して、前記エンジン本体13は、クランクケース14と、該クランクケース14の上部に結合されるシリンダブロック15と、シリンダブロック15の上部に結合されるシリンダヘッド16と、シリンダヘッド16の上部に結合されるヘッドカバー17と、クランクケース14の下部に結合されるオイルパン18とを備え、シリンダ軸線C1を前上がりに傾斜させた姿勢で車体フレームFに搭載される。
前記クランクケース14には、車体フレームFの幅方向に延びる軸線を有するクランクシャフト19が回転自在に支承されており、クランクシャフト19の回転出力を変速する変速機(図示せず)を収容するミッションケース20が、自動二輪車への搭載状態でシリンダブロック15よりも後方に位置するようにしてクランクケース14に一体に連設される。
而してピボットフレーム8…の上下方向中間部および下部にはブラケット21…,22…が締結されており、前記ミッションケース20の上部および下部がブラケット21…,22…に締結される。またエンジンハンガ12…の下部にはブラケット23…が締結されており、このブラケット23…にシリンダブロック15の前部が締結される。
後輪WRはスイングアーム24の後部に軸支されており、このスイングアーム24の前部は、前記ブラケット21…,22…間でピボットフレーム8…に支軸25を介して揺動可能に支承され、メインフレーム7…の後部およびスイングアーム24間にリヤクッションユニット26が設けられる。
また前記変速機が備える出力軸27の回転動力は、該出力軸27に固定される駆動スプロケット28と、後輪WRの車軸に固定される被動スプロケット(図示せず)と、駆動スプロケット28および被動スプロケットに巻き掛けられる無端状のチェーン30とから成るチェーン伝動手段31を介して後輪WRに伝達される。
図3を併せて参照して、シリンダヘッド16の後部側面には、車体フレームFの幅方向に間隔をあけて並列される吸気ポート32…が各気筒毎に開口されており、各吸気ポート32…には吸気装置33が接続される。
而して吸気装置33は、前記各吸気ポート32…に個別に接続されるスロットルボディ34…と、それらのスロットルボディ34…の上流端が共通に接続されるエアクリーナ35とを備えるものであり、各スロットルボディ34…内に形成される吸気路36…の吸気軸線C2…は、前上がりに傾斜したシリンダ軸線C1にほぼ直交して後上がりに延びるように設定される。しかも各スロットルボディ34…には各気筒に個別に対応した燃料噴射弁37…が付設される。
再び図1に注目して、シリンダヘッド16の前部側面には、車体フレームFの幅方向に間隔をあけて並列される排気ポート38…が各気筒毎に開口されており、各排気ポート38…には、各排気ポート38…に上流端を個別に接続せしめる4つの排気管39A,39B,39C,39Dを有する排気装置40が接続され、この排気装置40は、エンジン本体13の下部におけるオイルパン18の右側方、後方および左側方を経て後輪WRの右側方に延出される。
エンジンハンガ12の前方にはラジエータ44が配置されており、このラジエータ44はヘッドパイプ5およびエンジンハンガ12…で支持される。一方、前記ミッションケース20の左側面には、前記クランクシャフト19からの伝達動力で回転駆動されるウォータポンプ45が取付けられており、前記ラジエータ44で冷却された冷却水は第1冷却水ホース46を介してウォータポンプ45に吸入される。
ところでシリンダブロック15およびシリンダヘッド16にはウォータジャケット43(図4および図5参照)が設けられるものであり、ウォータポンプ45から吐出される冷却水は第2冷却水ホース47を介してシリンダブロック15内のウォータジャケット43に供給される。またシリンダヘッド16内のウォータジャケット43から排出される冷却水の経路は、該冷却水の温度に応じてサーモスタット48によって切換えられる。すなわちシリンダヘッド16内のウォータジャケット43から排出される冷却水のうちウォータジャケット45に戻される水量とラジエータ44に供給される水量との割合がサーモスタット48で調整されるものであり、ウォータポンプ48側に戻す冷却水を導く第3冷却水ホース49を介してサーモスタット48およびウォータポンプ45間が接続されており、ラジエータ44側に供給される第4冷却水ホース50を介してサーモスタット48およびラジエータ44間が接続される。
図4において、シリンダヘッド16の吸気ポート32…側すなわち後部側面における左端部にはウォータジャケット43に通じる冷却水出口51が設けられ、この冷却水出口51に前記サーモスタット48が接続される。
図5において、シリンダヘッド16の吸気ポート32…側すなわち後部側面における右端側には、たとえば管状であるエア抜き部材54がウォータジャケット43内の最高部に通じるようにして取付けられる。
前記冷却水出口51には前記サーモスタット48が接続される。このサーモスタット48のサーモスタットケース52は、前記エア抜き部材54よりも下方、かつシリンダブロック15およびシリンダヘッド16の結合面55の延長線Lよりも下方に配置されており、シリンダブロック15に締結される。
サーモスタットケース52および冷却水出口管51は接続管52aを介して接続されるものであり、この実施例で前記接続管52aは、サーモスタットケース52と一体に形成されるが、サーモスタットケース52とは別部材であってもよい。しかも接続管52aの上壁内面53は、冷却水出口51側に向かうに従って上方位置となるように形成されている。
ところで前記サーモスタットケース52は、シリンダブロック15よりも後方に位置するようにしてクランクケース14に連設されるミッションケース20の上方に配置されるのであるが、このミッションケース20上には、側面視で前記サーモスタットケース52に少なくとも一部が重なるようにしてスタータモータ56が配置される。
またクランクシャフト19の軸線に沿う一端部、この実施例では右端部には、ミッションケース20内の変速機およびクランクシャフト19間に介設されるクラッチ(図示せず)を収容するようにして上方に隆起したクラッチ収容部20aが形成されるのであるが、このクラッチ収容部20aは、その上面が側面視ではサーモスタットケース52と重なる位置に配置されるように形成されている。しかもサーモスタット48からの冷却水をラジエータ44に導くようにして上流端がサーモスタットケース52に接続される第4冷却水ホース50は、ミッションケース20の上方ではクランクシャフト19の軸線に沿う方向に延びるように配置されており、エンジン本体13の右側方をまわり込むように配置された第4冷却水ホース50の下流端がエンジン本体13の前方に配置されたラジエータ44に接続される。
さらに第2冷却水ホース47は、シリンダブロック15の後部側面およびウォータポンプ45間を結ぶようにしてシリンダブロック15の後部側面から下方に垂下され、第3冷却水ホース49はサーモスタットケース52およびウォータポンプ45間を結ぶようにしてサーモスタットケース52から下方に垂下される。しかも第2冷却水ホース47および第3冷却水ホース49は、チェーン伝動手段31の駆動スプロケット28と側面視で重なる位置を通るように配置されている。
一方、ミッションケース20には、チェーン伝動手段31の駆動スプロケット28付近を外側方から覆うカバー57が取付けられており、第2よび第3冷却水ホース47,49は、前記カバー57の外側方を通るように配置されている。
次にこの実施例の作用について説明すると、シリンダブロック15およびシリンダヘッド16に設けられるウォータジャケット43に通じるようにしてシリンダヘッド16の吸気ポート32…側に設けられる冷却水出口51に、サーモスタット48が接続されるのであるが、このサーモスタット48のサーモスタットケース52は、シリンダブロック15およびシリンダヘッド16の結合面55の延長線Lよりも下方に配置されており、サーモスタットケース52および冷却水出口管51が接続管52aを介して接続されている。
したがってサーモスタット48のサーモスタットケース52は、吸気ポート32…に接続される吸気装置33から離れる側に配置されることになり、サーモスタット48の配置スペースを容易に確保することができ、吸気装置33におけるエアクリーナ35等の配置の自由度も向上する。しかもこの実施例では、吸気装置33におけるスロットルボディ34…の吸気軸線C2が、前上がりに傾斜したシリンダ軸線C1にほぼ直交して後上がりに延びるように設定されており、スロットルボディ34…の下方に有効な空きスペースを確保してサーモスタット48の配置をより容易とすることが可能となり、エアクリーナ35の容量増大にも寄与することができる。
またウォータジャケット43に通じるエア抜き部材54がシリンダヘッド16に取付けられており、サーモスタットケース52は、エア抜き部材54よりも下方に配置され、冷却水出口51側に向かうに従って上方位置となる上壁内面53を有する接続管52aを介してサーモスタットケース52および冷却水出口51が接続されているので、サーモスタットケース52にエア抜き構造を設けることが不要となり、エア抜きのためのスペースをサーモスタットケース52の周囲に確保することが不要となるだけでなく、サーモスタットケース52の構造を単純化して、加工および組付けの工数を低減することができる。
またクランクケース14にはシリンダブロック15よりも後方に位置するミッションケース20が連設されており、このミッションケース20の上方に、側面視でサーモスタットケース52に少なくとも一部が重なるスタータモータ56が配置されるので、スタータモータ56の側方にサーモスタットケース52の配置スペースを確保して、エンジンE全体のコンパクト化を図ることができる。
また側面視でサーモスタットケース52と重なる位置に上面を有するようにして上方に隆起するクラッチ収容部20aが、ミッションケース20の右端部に形成され、ミッションケースの上方ではクランクシャフト19の軸線に沿う方向に延びる第4冷却水ホース50の上流端がサーモスタットケース52に接続され、第4冷却水ホース50の下流端はラジエータ44に接続されており、サーモスタット48からラジエータ44側に流通させる冷却水を導く第4冷却水ホース50を極力屈曲しないように配置して冷却水の流れを円滑化することができ、しかも第4冷却水ホース50をシリンダブロック15側に近接させて配置することを可能として、エンジンE全体のコンパクト化を図ることができる。
さらにシリンダブロック15の後部側面およびウォータポンプ45間を結ぶようにしてシリンダブロック15の後部側面から下方に垂下される第2冷却水ホース47と、サーモスタットケース52およびウォータポンプ45間を結ぶようにしてサーモスタットケース52から下方に垂下される第3冷却水ホース49とが、チェーン伝動手段31の駆動スプロケット28付近を外側方から覆うカバー57の外側方を通るように配置されているので、駆動スプロケット28およびチェーン30の噛合部で生じる騒音の外部への放出をカバー57で抑制するだけでなく、第2および第3冷却水ホース47,49で吸収するようにして静音性を高めることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
自動二輪車の要部側面図である。 エンジンの拡大側面図である。 図2の3矢視図である。 図3の4−4線拡大断面図である。 図3の5−5線拡大断面図である。
14・・・クランクケース
15・・・シリンダブロック
16・・・シリンダヘッド
19・・・クランクシャフト
20・・・ミッションケース
20a・・クラッチ収容部
32・・・吸気ポート
43・・・ウォータジャケット
44・・・ラジエータ
48・・・サーモスタット
50・・・冷却水ホース
51・・・冷却水出口
52・・・サーモスタットケース
52a・・接続管
53・・・接続管の上壁内面
54・・・エア抜き部
56・・・スタータモータ
E・・・・エンジン
C1・・・シリンダ軸

Claims (2)

  1. エンジン本体(13)のシリンダブロック(15)下部に、車幅方向に軸線が延びるクランクシャフト(19)を回転自在に支承するクランクケース(14)が結合され、そのクランクケース(14)には、車両への搭載状態で前記シリンダブロック(15)よりも後方に位置するミッションケース(20)が連設され、シリンダブロック(15)とそのシリンダブロック(15)上部に結合したシリンダヘッド(16)に設けられるウォータジャケット(43)に通じる冷却水出口(51)が、前記シリンダヘッド(16)の吸気ポート(32)側に設けられ、前記冷却水出口(51)から排出される冷却水の経路を冷却水温度に応じて切換えるサーモスタット(48)が前記冷却水出口(51)に接続され、前記ウォータジャケット(43)に通じるエア抜き部材(54)が前記シリンダヘッド(16)に取付けられ、前記サーモスタット(48)のサーモスタットケース(52)が前記エア抜き部材(54)よりも下方に配置され、前記冷却水出口(51)側に向かうに従って上方位置となる上壁内面(53)を有する接続管(52a)を介して前記サーモスタットケース(52)および前記冷却水出口(51)が接続され、車両側面視で前記サーモスタットケース(52)と重なる位置に上面を有するようにして上方に隆起するクラッチ収容部(20a)が前記ミッションケース(20)に形成され、スタータモータ(56)が前記ミッションケース(20)の上方に配置されてなる車両用エンジンの冷却装置であって、
    車幅方向で前記スタータモータ(56)を挟んでその一方側に前記クラッチ収容部(20a)が、またその他方側に前記サーモスタットケース(52)がそれぞれ振り分け配置されると共に、前記エア抜き部材(54)が前記スタータモータ(56)から見て車幅方向で前記クラッチ収容部(20a)と同側に配置され、
    前記スタータモータ(56)が、車両側面視で前記クラッチ収容部(20a)の上端縁よりも下側に且つ前記サーモスタットケース(52)と重なるように配置され、
    上流端が前記サーモスタットケース(52)に、また下流端がラジエータ(44)にそれぞれ接続される冷却水ホース(50)の中間部が、前記ミッションケース(20)の上方で車幅方向に延びていて、該中間部の途中が、前記シリンダブロック(15)のシリンダ軸線(C1)に沿う方向で前記エア抜き部材(54)と前記クラッチ収容部(20a)との間を通るように配置されることを特徴とする車両用エンジンの冷却装置。
  2. 前記冷却水ホース(50)の上流端は、前記スタータモータ(56)よりも高い位置で前記サーモスタットケース(52)に接続され、その冷却水ホース(50)の前記中間部が、前記スタータモータ(56)の上方を通るようにして車幅方向に延びていることを特徴とする、請求項に記載の車両用エンジンの冷却装置。
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