JP4134596B2 - スクータ型自動二輪車用ベルト式自動変速機の冷却構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の変速機の構造に関し、特に、スクータ型自動二輪車のベルト式自動変速機の冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車や自動二輪車の変速機として、Vベルトを使用したいわゆるCVT(Vベルト式無段変速機)が採用されたものがある。CVTにおいては、駆動を伝達するためのVベルトが発熱するために、該Vベルト冷却する必要がある。
【0003】
そこで、CVTを搭載するスクータ型自動二輪車においては、CVTの冷却構造として、CVT室の外側に別室を設けるとともに該CVT室と別室との間にフィルタを配設し、室外周辺の空気を前記別室に取込み、フィルタを通過してCVT室に導入してCVTを冷却するように構成したものが知られている。
【0004】
具体的には、スクータ型自動二輪車用Vベルト式自動変速機のベルト冷却装置として特許第2663343号や特開平10−218062号などが開示されている。特許第2663343号に記載された発明は、運転者用シート下方の車体カバーで囲まれたエンジンルーム内にエンジンユニットとともにVベルト式自動変速機を配設し、Vベルト式自動変速機のベルト冷却用の冷却空気は前記エンジンルーム内から取り入れる構造になっている。また、特開平10−218062号に記載された発明は、低床式の足載せ台の下方に区画されたクリーン室から冷却空気を取り入れる構造になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許第2663343号に記載された方式によると、エンジンルーム内は、エンジンユニットの発熱で高温になるばかりか後輪が巻上げた砂塵がこもってしまうので、冷却空気として取り入れる空気が高温のため性能が低い、また、砂塵の混ざった空気を吸込むのでフィルタのクリーニングを頻繁に行う必要がある。
【0006】
また、特開平10−218062号に記載された方式によると、前記クリーン室は足載せ台の下方という前輪の直後で低位置に設置されているので、前輪の巻上げた砂塵や泥水の侵入を防止するためのクリーン室の構造は複雑な構造が必要であり、クリーン室を形成するスペースの広くする必要があるという問題点があった。
【0007】
このように、従来の方式では、外気導入部がエンジンユニット周辺、車体底部付近に構成されるるため、走行時に巻上げた水や埃を吸入しやすい。また、エンジンユニット周辺は高温となるため、吸入空気温度が高く、CVTの冷却効果が低下する。また、フィルタのメンテナンスは別室等周辺部品を全て外す必要があるため、メンテナンス性が悪いという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成でエンジンルーム外部から温度の低い外気を導入でき、CVTの冷却効果の向上を図ることができるスクータ型自動二輪車用ベルト式自動変速機の冷却装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、スクータ型自動二輪車用ベルト式自動変速機の冷却構造に係り、着座シート下方に運転者用足載せ部と車体カバーを備え、前記車体カバー内側にベルト式自動変速機を備えたスクータ型自動二輪車において、前記車体カバー内にパイプ材で構成された車体フレームが設置され、前記変速機の変速室を冷却するための冷却用ダクトを、前記車体カバーの内側であって前記車体フレームを構成するフレームパイプと車体カバーとの間に配設し、前記冷却用ダクトの空気取入口を運転者用足載せ部後方に位置する車体カバーの側面であって、前記フレームパイプと前記冷却用ダクトとの交差部に開口形成したことを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明は、前記運転者用足載せ部の後方に同乗者用足載せ部を前後に離間させて設け、前記運転者用足載せ部と同乗者用足載せ部との間に位置する車体カバーの側面に前記冷却用ダクトの空気取入口を開口形成することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図5は発明を実施する形態の一例であって、図1は本発明に係るベルト式変速機の冷却構造が採用されたエンジンユニットが搭載されたスクータ型自動二輪車の全体の構成を示す側面図、図2は前記エンジンユニットの構成を示す平面図、図3は前記エンジンユニットの構成を示す車両右側面図、図4は前記エンジンユニットのパワートレーンの構成を示す車両左側面図、図5は本実施形態に係る冷却用ダクトの構成を示す平面断面図である。
【0013】
本実施形態は、本発明に係るスクータ型自動二輪車用ベルト式変速機の冷却構造が採用されたエンジンユニットを搭載したスクータ型自動二輪車1であって、図1〜図3に示すように、車体前後方向に延設される車体フレーム2の略中央部にはエンジンユニット3が懸架され、前頭部には前輪4がハンドルバー11によって左右回動自在に設けられ、前記エンジンユニット3の後方に架設されたピボット軸(図示省略)を介して、後方に延びて後輪8を軸支する後輪懸架装置(図示省略)が上下方向に揺動自在に支持されたものである。
【0014】
前記車体フレーム2は、以下に示すように構成されている。
車両前側には、図1、図3に示すように、前輪4を回転自在に軸支するフロントフォーク4aを左右回動自在に操舵可能に支持するヘッドパイプ21と、前記ヘッドパイプ21の上部より左右一対で後方に向かい、且つ前輪4の上端部と略同程度の高さあたりまで下方に垂下して形成されたヘッドアッパーチューブ22と、前記ヘッドパイプ21の下部より左右一対で後方に向かい、前記ヘッドアッパーチューブ22と対向してダウンチューブ23が略平行に前記ヘッドアッパーチューブ22よりも短く形成されている。
【0015】
前記ヘッドアッパーチューブ22とダウンチューブ23との間には、前記ヘッドアッパーチューブ22の略中央部とダウンチューブ23の端部とを連結するサイドアッパーチューブ24が設けられている。
【0016】
前記ダウンチューブ23の後端部には、下方に垂下して設けられるロアダウンチューブ25が左右一対で設けられている。前記ロアダウンチューブ25は、前輪4の後方で下方に垂下して形成され、前方に傾斜したシリンダブロック32の下側付近より後方に向かいやや上方に傾斜して形成され、クランクケース33付近でさらに上方に傾斜して延設されて後述するアッパーチューブ26の中程に接続されている。
【0017】
車両の中央部には、車体フレーム2の主部を構成するアッパーチューブ26がヘッドパイプ21の下側後方より後輪8の上方に亘り延設されている。前記アッパーチューブ26は、前記ロアダウンチューブ25の前端部付近に接続され、その接続部から後方に向かいやや下方に傾斜して延設され、後輪8の前側より上方に傾斜して形成されている。前記ロアダウンチューブ25の略中央部の下側にエンジンユニット3が垂架されている。
【0018】
エンジンユニット3は、以下に示すように構成されている。
前記エンジンユニット3は、図2〜図4に示すように、クランク軸9を車両幅方向に指向させ、クランクケース33の前側に2気筒用のシリンダヘッド31およびシリンダブロック32を備え、その気筒中心軸が前上がり傾斜となるように搭載された前方横置きエンジンであって、前記クランクケース33の後方に変速機60を前後方向に一体的に並設した2気筒4サイクルのユニット型エンジンである。
【0019】
また、前記エンジンユニット3は、車両側面視で気筒中心軸線より上方側に吸気系が配設され、該気筒中心軸線より下方側にラジエタ(図示省略)および排気系が配設されている。前記ラジエタは矩形状を呈し、前記エンジンユニット3の前方で且つ後述するエアクリーナ(図示省略)の下方で車両進行方向に正対して設けられている。
【0020】
前記シリンダヘッド31には、図3及び図4に示すように、車両側面視で気筒中心軸線より上方側に吸気カム軸16が配設され、該気筒中心軸線より下方側に排気カム軸17が配設されている。前記シリンダヘッド31の上方には吸気マニホールド31aが形成されている。
【0021】
前記吸気マニホールド31aには、吸気ポート(図示省略)と連通する図示しない吸気経路、すなわちインテークパイプ、スロットルボディ、気化器インレットチューブ、エアクリーナが前方に向かい上方に傾斜して略直線的に配設されている。前記エアクリーナは、ヘッドアッパーチューブ22、ダウンチューブ23およびサイドアッパーチューブ24との間に形成された空間に配置されている。
【0022】
一方、排気経路の構成は、図1に示すように、前記シリンダヘッド31より車体後方に向かい排気管18が延設されている。前記排気管18は、該シリンダヘッド31の下側から後方に向かい延設され、さらに、前記シリンダブロック32の下側に配置されるクランクケース33の下側部に沿って車体後方に延設されて、後輪8の側方で車体フレーム2に取付けられた排気消音器(マフラー)19に接続されている。
【0023】
前記シリンダブロック32の後方には、図4に示すように、クランクケース33が構成されるエンジンケース36が設けられている。
前記エンジンケース36は、内部に配設される軸部材の軸心方向に対して略垂直方向に分割可能に形成された車両右側エンジンケース36aと車両左側エンジンケース36bとの2体で構成されている。前記エンジンケース36の内部には、クランク軸9と、前記クランク軸9からの出力を前記変速機60に入力するための入力軸(図示省略)と、前記変速機60からの出力を伝達するクラッチ軸(図示省略)と、前記クラッチ軸に伝達された駆動力を駆動輪側に出力する出力軸39が平行に配設されている。前記出力軸39は、後輪側を軸支するためのピポット支点軸を兼用している。
【0024】
また、図4に示すように、前記車両左側エンジンケース36bには、クランク軸9の一端部に設けられたマグネト(図示省略)を覆うマグネトカバー36nが配設され、前記クラッチ軸の一端部に設けられたクラッチ部38aを覆うクラッチカバー36dが配設されている。
一方、前記車両右側エンジンケース36aには、オイルシール部材(図示省略)を介在させて変速機60が装着され、エンジンケース36内の密閉性を保つようにされている。
【0025】
前記変速機60は、図3に示すように、前記エンジンケース36とは別体で構成される変速ケース61を備え、その内部に駆動軸62及び従動軸63を配設して別体でエンジンケース36に装着可能としたユニット構造で構成されている。前記変速ケース61は、内部に駆動軸62及び従動軸63が平行に配設されるとともに、その軸心方向に対して略垂直方向に分割可能に形成された内側変速ケース61aと外側変速ケース61bとの2体で構成されている。
【0026】
前記駆動軸62および従動軸63には夫々可変プーリ(図示省略)が設けられている。そして、前記駆動側可変プーリと従動側可変プーリとの間には伝達ベルト(図示省略)が巻装されて自動的に変速動作がなされるようになっている。前記従動側可変プーリには外側変速ケース61bと対向する外側面にファン(図示省略)が突設されている。
【0027】
前記外側変速ケース61bには、前記従動側可変プーリと対向する側面にケース内部と外部とを連通する開口部(図示省略)が形成され、前記開口部からケース内部に外気を導入するための冷却用ダクト70が設けられている。
前記冷却用ダクト70は、後記する車体カバーの内側に構成され、車体カバー外側より外気を導入するようにされている。尚、前記冷却用ダクト70の詳細は後述する。
【0028】
後輪8への出力の伝達は、図4に示すように、出力軸39により車両左側に配設される伝動ユニット80を介して後輪8を減速駆動するようにされている。前記後輪8は、車両左側が前記伝動ユニット80により上下方向に揺動自在に軸支されるとともに、車両右側がライトリアアーム(図示省略)により上下方向に揺動自在に軸支されている。
【0029】
前記伝動ユニット80は伝動ケース81を備え、該伝動ケース81内に前記出力軸39の一端部に設けられるドライブギア(図示省略)が配設されるとともにアイドルギア(図示省略)および後輪軸8aに設けられるファイナルギア(図示省略)が略平行に配設されている。
【0030】
前記伝動ケース81は、駆動軸心方向に対して略垂直方向に分割可能な外側ケースと後輪側に配設される内側ケースとで構成され、伝動ユニット80を単体で組立て可能に構成されている。
こうして、前記出力軸39からの駆動力はアイドルギアを介してファイナルギアに伝達されて後輪8を駆動するように構成されている。
【0031】
次に、スクータ型自動二輪車1の外装カバーおよび外装部品は以下に示すように構成されている。
エンジンユニット3の後側上方には、図1に示すように、着座シート5が配設されている。前記着座シート5は、前方に形成された運転者用着座部5aと該運転者用着座部5aより後方で一段高い位置に形成された同乗者用着座部5bを備えるタンデム型シートである。
【0032】
前記着座シート5と車体前部との間には、前記着座シート5に搭乗した搭乗者が両足を置くためのステップフロア41と、前記ステップフロア41より前方に向かい上方へ立ち上がるセンターコンソール42とを有するフロア部43が配設されている。前記フロア部43は、エンジンユニット3の上方および側方を覆うように構成されている。
【0033】
前記ステップフロア41は、図1及び図2に示すように、車両進行方向に対して左右幅方向に亘り形成され、その中央部付近を略断面U字形状に突出させて下側に車体フレーム2の一部やエンジンユニット3を収容可能なフロアトンネル部41aを構成し、その左右側端に側方に突出した平坦部を形成して乗車員が両足を置くための運転者の足載せ部たる運転者用フットボード41bと同乗者の足載せ部たる同乗者用フットボード41cを構成している。前記同乗者用フットボード41cは運転者用フットボード41bの後方で一段高い位置に前後方向に並設されている。
【0034】
また、前記ステップフロア41前側のエンジンユニット3と対向する部位には、図1に示すように、上面および側面にメンテナンス用のスリット部(図示省略)が形成され、前記ステップフロア41の下側には、前端側から後端側に亘りエンジンユニット3の側方覆うように車両左右側にレッグサイドシールド47aが延設されている。
【0035】
前記センターコンソール42は、図1に示すように、一端側がハンドルバー11側に向かい立ち上がり、他端側が前記ステップフロア41の一端部に連結するように配設されたフロントボックス44と、前記フロントボックス44とステップフロア41の一部を覆うメンテナンスリッド45により構成されている。
【0036】
前記フロントボックス44は、車両進行方向に対して左右幅方向に亘り形成され、その中央部付近を略断面U字形状に突出させて下側に車体フレーム2の一部やエンジンユニット3およびエンジン補器類を収容可能な用にU字状に形成されたトンネル部(図示省略)が構成されている。また、前記エンジンユニット3と対向する側部には作業口(図示省略)が設けられている。
【0037】
前記メンテナンスリッド45は、ステップフロア41のフロアトンネル部41aおよびフロントボックス44のトンネル部の断面形状と略同形状のU字状断面を呈し、ステップフロア41とフロントボックス44とを連結した状態で着脱自在に構成され、該メンテナンスリッド45を装着した状態で前記スリット部および作業口を覆うように構成されている。
【0038】
前記フロントボックス44の上側にはフロントコンソールパネル46が配設され、該フロントコンソールパネル46の前方から下方に向かい前記レッグサイドシール47a前端部に亘り、ライダーの脚部の前方を覆うようにレッグフロントシールド47bが車両左右側に向かい突出して延設されている。
【0039】
前記フロア部43の後方には、車体の後部を覆う後部カバー48が設けられている。前記後部カバー48の下側には後輪8が配設されており、その後輪8の上方を覆うようにリアフェンダ49が後部カバー48の後部に固着されている。
【0040】
前記後部カバー48の上側には、車体後方のほぼ全長にわたって着座シート5が設けられ、該着座シート5の下側には収納ボックス(図示省略)が形成されている。前記着座シート5は前記収納ボックスの蓋の役割を担っている。また、前記収納ボックスの下方にはガソリンタンク(図示省略)が配置されている。
【0041】
次に、変速機60の冷却用ダクト70は、以下に示すように構成されている。前記冷却用ダクト70は、図5に示すように、車体カバーを構成するステップフロア41の内側に構成され、一端側がフィルタ71を介して外側変速ケース61b内と連通可能に接続されるとともに、他端側が前記ステップフロア41の側面に開口形成された空気取入口41eに接続され、前記空気取入口41eに設けられたルーバ41fを介して外気を変速ケース61内に導入するようにされている。
【0042】
前記冷却用ダクト70は、外側変速ケース61bに連結される変速機側接続部72と、ステップフロア41に連結されるステップフロア側接続部73と、前記変速機側接続部72とステップフロア側接続部73とを連結する連結部74とにより分割構成されている。
前記ステップフロア側接続部73は、前記連結部74と連結される一端側に蛇腹状のフレキシブルなホース部73aが設けられている。このように構成することで、冷却用ダクト70をステップフロア41の内側に組込む際に、構成部品の寸法誤差や位置ずれを容易に許容して組込むことができる。
【0043】
前記空気取入口41eは、図1、図2に示すように、運転者用フットボード41b後方で且つ同乗者用フットボード41cの前方に位置、すなわち運転者用フットボード41bと同乗者用フットボード41aとの間で変速機60と対向する位置よりも上方で、車体フレーム2を構成するロアダウンチューブ25と前記冷却用ダクト70とが交差する位置に形成されている。
【0044】
次に、本実施形態のスクータ型自動二輪車用ベルト式自動変速機の冷却構造として構成した冷却用ダクト70による作用について説明する。
本実施形態に係る変速機60の冷却は、エンジン運転状態において、変速ケース61内に配設される従動側可変プーリ(図示省略)に一体的に設けられたファン(図示省略)が回転することで、外側変速ケース61bに形成された開口部より冷却用ダクト70を介して外気が変速ケース61内に導入される。
【0045】
変速ケース61内に導入される外気は、ステップフロア41の側面に形成された空気取入口41eよりルーバ41fを介して冷却用ダクト70に導入される。そして、フィルタ71を介して変速ケース61内部の従動側可変プーリ側に送られ、Vベルトの走行方向に沿って変速ケース61内の従動側可変プーリ、駆動側可変プーリ、Vベルトなどを冷却して図示しない開口部より外部へ排気される。
【0046】
以上のように構成したので、本実施形態のスクータ型自動二輪車用ベルト式自動変速機の冷却構造として構成した冷却用ダクトによれば、簡単な構成でエンジンルーム外部から温度の低い外気を導入できるので、CVTの冷却効果の向上を図ることができる。
【0047】
また、本実施形態によれば、冷却風を導入する冷却風通路の一部を冷却用ダクト70とステップフロア41の一部を利用して構成したので、冷却用ダクト70構成スペースを小さくできるので冷却風通路断面を大きくでき、さらに該ステップフロア41の側面に空気取入口41eを形成したので、直接外気を吸入できるので冷却効果の向上を図ることができる。
【0048】
また、本実施形態によれば、冷却用ダクト70を変速ケース61の外側に構成し、空気取入口41eを変速機60の上方に形成したので、エンジンユニット3からの熱影響を受け難くして冷却効果の向上を図ることができる。
【0049】
また、本実施形態によれば、空気取入口41eをステップフロア41側面の運転者用フットボード41bと同乗者用フットボード41aとの間に形成したので、雨や粉塵の浸入を低減することができ、さらに乗員の脚で開口部を塞がれることもないという利点がある。
【0050】
また、本実施形態によれば、冷却用ダクト70を複数部品で構成し、しかもダクトの略中央部で分割可能に構成したので、冷却用ダクト70を組込む際に、構成部品の寸法誤差や位置ずれを容易に許容して組込むことができ、しかもメンテナンス時に、一部の部品を取外すだけでフィルタ交換を容易に行うことができるので作業性を著しく向上させることができる。
【0051】
尚、本発明のスクータ型自動二輪車用ベルト式自動変速機の冷却構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、本実施形態ではスクータ型自動二輪車に搭載されるエンジンに適用しているが、搭載される車両に限定されるものではない。
【0052】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1〜2に記載のスクータ型自動二輪車用ベルト式自動変速機の冷却構造によれば、簡単な構成でエンジンルーム外部から温度の低い外気を導入して、CVTの冷却効果の向上を図ることができるという優れた効果を奏し得る。
【0053】
詳しくは、本発明によれば、着座シート下方に運転者が足を置くための運転者用足載せ部とエンジンユニットを覆う車体カバーを備え、前記車体カバー内側にベルト式自動変速機を備えたスクータ型自動二輪車において、自動変速プーリが設けられる変速機の変速室を冷却するための冷却用ダクトを車体カバーの内側に配設し、前記冷却用ダクトの空気取入口を運転者用足載せ部後方に位置する車体カバーの側面に開口形成したことで、前記空気取入口からエンジンユニットからの熱影響を受けない車体カバー外側の温度の低い外気を導入できるので、変速室を効率良く冷却することができる。
また、前記車体カバー内にパイプ材で構成された車体フレームを設置し、前記車体フレームを構成するフレームパイプと車体カバーとの間に前記冷却用ダクトを配設するので、エンジンユニットと冷却用ダクトとの間に断熱空間を形成するとともに、フレームパイプがエンジンユニットからの輻射熱を遮断して冷却空気が温められること無く効率良い冷却を行うことができる。
さらに、前記フレームパイプと前記冷却用ダクトとの交差部に空気取入口を設けたことで、空気通路を大きく取ることができるので通気抵抗となること無く、効率良く変速機を冷却することができる。
【0054】
また、本発明によれば、前記運転者用足載せ部の後方に同乗者用足載せ部を前後に離間させて設け、前記運転者用足載せ部と同乗者用足載せ部との間に位置する車体カバーの側面に冷却用ダクトの空気取入口を開口形成したことで、運転者や同乗者の脚で空気取入口を塞ぐこと無く外気を導入することができる。
以上のような優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベルト式変速機の冷却構造が採用されたエンジンユニットが搭載されたスクータ型自動二輪車の全体の構成を示す側面図である。
【図2】前記エンジンユニットの構成を示す平面図である。
【図3】前記エンジンユニットの構成を示す車両右側面図である。
【図4】前記エンジンユニットのパワートレーンの構成を示す車両左側面図である。
【図5】本実施形態に係る冷却用ダクトの構成を示す平面断面図である。
【符号の説明】
1 スクータ型自動二輪車
2 車体フレーム
3 エンジンユニット
36 エンジンケース
41 ステップフロア
41b 運転者用フットボード
41c 同乗者用フットボード
41f ルーバ
41e 空気取入口
41b 運転者用フットボード
60 変速機
61 変速ケース
70 冷却用ダクト
71 フィルタ
72 変速機側接続部
73 ステップフロア側接続部
73a ホース部
74 連結部
Claims (2)
- 着座シート下方に運転者用足載せ部と車体カバーを備え、前記車体カバー内側にベルト式自動変速機を備えたスクータ型自動二輪車において、
前記車体カバー内にパイプ材で構成された車体フレームが設置され、
前記変速機の変速室を冷却するための冷却用ダクトを、前記車体カバーの内側であって前記車体フレームを構成するフレームパイプと車体カバーとの間に配設し、前記冷却用ダクトの空気取入口を運転者用足載せ部後方に位置する車体カバーの側面であって、前記フレームパイプと前記冷却用ダクトとの交差部に開口形成したことを特徴とするスクータ型自動二輪車用ベルト式自動変速機の冷却構造。 - 前記運転者用足載せ部の後方に同乗者用足載せ部を前後に離間させて設け、前記運転者用足載せ部と同乗者用足載せ部との間に位置する車体カバーの側面に前記冷却用ダクトの空気取入口を開口形成したことを特徴とする請求項1に記載のスクータ型自動二輪車用ベルト式自動変速機の冷却構造。
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