JP3750879B2 - 自動2輪車の冷却装置 - Google Patents

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    • B60K11/00Arrangement in connection with cooling of propulsion units
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/04Frames characterised by the engine being between front and rear wheels

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は自動2輪車の冷却装置、特にラジエタグリルの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
特公平5−69756号には、フロントフェンダの後方に左右一対のセパレート型ラジエタを配設するとともに、各ラジエタの前には、上下方向に長い複数のルーバーからなるラジエタグリルを設けたものが示されている。
【0003】
各ルーバーは内向きに寝ており、かつその寝る角度はそれぞれ一定である。
さらに、各ラジエタは車体中心に沿ってヘッドパイプから斜め下方かつ後方へ延びる一本のフロントダウンチューブの両側に設けられ、車体中心近傍にはラジエタ及びラジエタグリルが存在せず、かつ側面視でフロントフェンダはラジエタグリルより前方に位置して干渉しないようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ラジエタの前面にラジエタグリルを設ける場合、ハンドル操向時に回動するフロントフェンダと干渉しないように、フロントフェンダの後部とラジエタグリルの間に間隙を設ける必要があり、その結果、ホイールベースが長くなる。
【0005】
また、ラジエタを左右のフロントダウンチューブ間に支持する車体幅方向に単一構造をなすラジエタを採用する場合には、その車体中心部分とフロントフェンダとの干渉を避けるためホイールベースが長くなり、これにラジエタグリルを設ければさらに長くなることになる。
【0006】
しかし、一般的にはホイールベースをできるだけ短くすることが望まれ、ホイーベースを長くしないよう配慮しなければならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明に係る自動2輪車の冷却装置は、ハンドル操向時に左右へ回動するフロントフェンダの後方へラジエタを設け、このラジエタの前面にラジエタグリルを設けた自動2輪車の冷却装置において、ラジエタグリルをラジエタから前方へ突出する複数のルーバーで構成するとともに、各ルーバーの突出高さを平面視にてフロントフェンダの回動軌跡に沿い、かつその回動範囲外へ位置するように変化させ、
かつ、正面視においてラジエータの範囲内に、ルーバーの突出量を調整し、車幅方向で隣接するルーバー同士の一部を、車幅方向の中央側に位置するルーバー同士が重ならず、車幅方向の外側に位置するルーバー同士が重なる状態で混在させたことを特徴とする。
この場合、ルーバーの突出量を重ならない高さに制限すれば、上記ルーバー同士の一部が重ならない部分を実現できる。
【0008】
このとき、直進時の側面視でフロントフェンダの後部がラジエタグリルと重なるようにでき、また、このラジエタを、左右に対をなして設けられたフロントダウンチューブの前面へ支持させ、車体幅方向へ単一のものに構成することができる。
【0009】
さらに、各ルーバーを上下方向へ長くして設け、そのラジエタから前方へ突出する量を、内側より外側が大きくなるようにできる。
【0010】
また、各ルーバーを、ラジエタに対して外向きに寝かせ、その寝る角度を内側より外側が大きくなるようにもできる。
【0011】
そのうえ、各ルーバーの先端フロントフェンダの回動軌跡外側に沿って平面視で略弧状に変化し、かつルーバーの上下方向における長さもフェンダーの回動軌跡に沿うように変化させることもできる。
【0012】
この場合、各ルーバーの突出長さを、内側から外側になるにしたがってより長くなるように連続的に変化させることができ、さらにこれと同時又は関係なく、各ルーバーの傾きを、内側から外側になるにしたがってより寝かせるように連続的に変化させることもできる。
【0013】
【発明の効果】
平面視でラジエタグリルの前部がフロントフェンダの回動範囲外になるようラジエタグリルの前方突出量を調節し、かつ、正面視においてラジエータの範囲内に、ルーバーの突出量を調整し、車幅方向で隣接するルーバー同士の一部を、車幅方向の中央側に位置するルーバー同士が重ならず、車幅方向の外側に位置するルーバー同士が重なる状態で混在させてある。
【0014】
したがって、フロントフェンダが回動しても、ラジエタグリルが干渉しなくなる。その結果、側面視でフロントフェンダの後部がラジエタグリルと重なるようにフロントフェンダをラジエタに近接配置できる。
【0015】
このため、ラジエタグリルを設けてもホイールベースを長くしないで済むとともに、ラジエタグリルによる導風効果を期待でき、かつ、ラジエタグリルをルーバー状とすることにより、前輪により跳ね上げられ泥がラジエタへ付着することを防止できる。
【0016】
また、ラジエタが左右一対のフロントダウンチューブの前面に支持される車幅方向へ長い単一構造の場合であっても、ラジエタグリルを設けることによりホイールベースが長くなることを抑制できる。
【0017】
さらに、ラジエタグリルを構成するルーバーを上下方向へ長く配し、かつ車体中心側のものの前方突出量を少なくすれば、ラジエタグリルによるホイールベースへの影響を極力小さくでき、かつ、より大きな導風効果の確保並びに泥落としも容易になる。
【0018】
そのうえ、各ルーバーを外向きに寝かせるとともに、その寝る角度を内側より外側が大きくなるようにすれば、側方からの空気取入れ量を多くでき、導風効果をより大きくできる。
【0019】
さらにまた、各ルーバーの先端をフロントフェンダの回動軌跡外側に沿って平面視で略弧状に変化させ、かつルーバーの上下方向における長さもフェンダーの回動軌跡に沿うように変化させることもでき、これにより、フロントフェンダとの干渉を防ぎつつ導風効果をより大きくできる。
【0020】
この場合、各ルーバーの突出長さを、内側から外側になるにしたがってより長くなるように連続的に変化させたり、さらにこれと同時又は関係なく、各ルーバーの傾きを、内側から外側になるにしたがってより寝かせるように連続的に変化させると、導風効果を一層大きくできる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は本願発明の適用されたオフロード車用自動2輪車外観側面図、図2はその骨格部を示す側面図、図3は前部を部分的に切り欠いた平面図、図4は後部を切り欠いた同様図、図5はラジエタ部分を見せるように切り欠いた正面図、図6は図1の6−6線に沿うラジエタグリル部分の断面図である。
【0022】
これらの図、特に図2において、前輪1は左右一対のフロントフォーク2の下端部に支持され、フロントフォーク2の中間部にはフロントフェンダ3が支持され、上端部にはハンドル4が取付けられている。
【0023】
フロントフォーク2はトップブリッジ5及びボトムブリッジ6を介してヘッドパイプ7へ回動自在に支持されている。
【0024】
ヘッドパイプ7は左右へ拡開して後方へ延びる左右一対のメインフレーム8の前端部に設けられている(図3)。
【0025】
メインフレーム8の後端部は上下方向へ延びる左右一対のピボットフレーム9へ接続している。
【0026】
メインフレーム8の中間部とピボットフレーム9の下端部の間は、側面視で略L字形をなす左右一対のダウンフレーム10で連結している。
【0027】
これらメインフレーム8、ピボットフレーム9及びダウンフレーム10で囲まれた部分に水冷式2サイクル式のエンジン11が支持され、このエンジン11に接続するラジエタ12がメインフレーム8及びダウンフレーム10に支持されている。
【0028】
図6に最も明らかなように、ラジエタ12は左右のダウンフレーム10の前方を通って左右方向へ広がる単一構造をなし、その前面にはラジエタグリル13が取付けられている。
【0029】
ラジエタグリル13は、車体中心Cを対称軸として各ルーバーの突出端が外方程長く突出するよう略弧状に配設され、フロントフェンダ後端部のハンドル操向時における回動軌跡線Lの外側に沿って並んでいる。
【0030】
エンジン11の排気口に接続した排気管14は車体後方へ延びてマフラー15へ接続されている。
【0031】
マフラー15は、メインフレーム8から後方へ延びるシートレール16と、ピボットフレーム9から斜め上方へ延びるリヤステイ17とに支持されている。
【0032】
ピボットフレーム9には、リヤスイングアーム18の前端部が揺動自在に支持され、リヤスイングアーム18の後端部には後輪19が支持され、その側面にドリブンスプロケット20が取付けられている。
【0033】
図中の符号21はリヤクッションユニット、22は燃料タンク、23はシート、24はリヤフェンダである。
【0034】
車体カバーは、ラジエタ12及び燃料タンク22の側方を覆うラジエタシュラウド25及びシート23下方の車体左右を覆うサイドカバー26からなる。
【0035】
ラジエタシュラウド25はラジエタ12の左右両側を覆うように前方に拡開している(図4)。
【0036】
また、ラジエタシュラウド25は側面視でラジエタ12よりも前方へ略三角形状に突出しており、その頂点30はラジエタ12の上下方向略中間部の位置にある。
【0037】
図5に明らかなように、ラジエタシュラウド25の開口部は略円弧状にラジエタ12の前面を囲んでおり、その頂点30は左右方向最外側に位置している。
【0038】
ラジエタシュラウド25の上側の斜辺31は前方へ向って傾斜し、下側の斜辺32は後方へ向って傾斜している。
【0039】
下側の斜辺32の下端部33はラジエタ12の下端部と略一致し、ここでボルト34で連結されている。
【0040】
下端部33から後方の下側延出部35は、後端部でメインフレーム8から突出するステー8a(図2)へボルト36で取付けられている。
【0041】
上側の斜辺31側においても、ラジエタ12より後方へ延出する上側延出部37をなし、その上端部はボルト38により燃料タンク22の側面へ取付けられている。上側延出部37と下側延出部35の間には空気抜き用の開口部39が形成されている。
【0042】
図7乃至図11に、左右対で設けられるラジエタグリル13のうち進行方向左側の部分について示し、図7はその正面図、図8はその底面図(図7の8矢視方向図)、図9は側面図(同9矢視方向図)、図10は図7の10−10線に沿う断面図、図11は図7の11−11線に沿う断面図である。
【0043】
これらの図において、ラジエタグリル13はポリプロピレンなどの合成樹脂等適宜材料で全体が一体に形成されている。
【0044】
図7に示すように、上下方向へ延びる複数のルーバーで構成され、かつA、B、Cからなる上中下三段に構成される。
【0045】
上段Aは、外側から順にルーバー40乃至45が設けられている。このうち、最外側のルーバー40は上中下段(A、B、C)通しで形成され、その側面上下には、係合凹部46、48とその内側に係止突部47、49が形成されている。
【0046】
係合凹部46、48はそれぞれラジエタ12側面の対応箇所に設けられた図示しない係合部と係合する。
【0047】
外側から2番目のルーバー41は、上中(A、B)2段通しで設けられている。
【0048】
その他の内側のルーバー43乃至45は上中下(A、B、C)3段通しで形成されている。
【0049】
図10はこの部分の断面を示し、外側のルーバー40乃至42は、車体中心と平行な線から外方へ傾斜角αをなしてそれぞれ平行に寝ている(本願ではこの傾斜角を寝ている角度というものとする)。
【0050】
内側のルーバー43乃至45は、傾斜角β(<α)でそれぞれ平行に寝ている。
【0051】
中段Bは、ルーバー42の下方から中下段(B、C)2段通しのルーバー50乃至52が形成されている。図6はこの部分の断面(図7の6−6線に沿う断面にも相当)である。
【0052】
下段Cは、図11にも示すように、ルーバー40と50の間にルーバー53乃至55が形成されている。
【0053】
ルーバー51及び52はルーバー43乃至45と同じ角度βで寝ており、ルーバー50と53乃至55はそれぞれこの角度βよりさらに小さな角度γで寝ている(γ<β<α)。
【0054】
ルーバー40乃至42は、車体中心と平行に仮定できる走行風の流線方向に対して傾きが大きくかつ長く突出することにより、広い面積で側方へ張り出す大羽部をなす。
【0055】
一方、これらより内側のルーバー43〜45及び50〜55は、前方のフロントフェンダ3と干渉しないよう、全体として傾きが小さくかつ突出長さが短い小羽部となっている。
【0056】
ラジエタグリル13前方に位置するフロントフェンダ3の後部は円弧状に湾曲しているため、ラジエタグリル13の上中下段では、それぞれ対応するフロントフェンダ3の回動範囲が異なり、上方ほど小さくなる。
【0057】
このため、上段Aでは小羽部は3枚のルーバー43乃至45だけで形成幅が最も狭くなり、逆に大羽部は3枚のルーバー40乃至42が内側まで形成される。
【0058】
中段Bの小羽部は6枚のルーバー43〜45及び50〜52となって範囲が広がり、逆に大羽部は2枚のルーバー40、41に減少する。
【0059】
下段Cの小羽部は9枚のルーバー43〜45及び50〜55と範囲が最大になり、逆に大羽部は1枚のルーバー40だけに減少する。
【0060】
すなわち、図10に明らかなように、小羽部は内側のルーバー43から外側の54に向かって次第に突出量a〜hが長くなるように変化する(a<b<c<d<e<f<g<h)。
【0061】
なお、大羽部のルーバー40乃至42の突出量はいずれもkであって、小羽部の各ルーバーよりは著しく大きくなっている。
【0062】
また、小羽部のうち最外側のルーバー53の突出量は55の突出量gとほぼ同程度であって、一つ内側のルーバー54の突出量hよりも短い(g<h)。
【0063】
これは、外側のルーバー53を内側の同54よりも長くすると、先端側が隣のルーバー40との間の開口部を覆うことになるので、このような事態を避けるための配慮である。
【0064】
同様なことはより内側のルーバーでも行われており、最も内側の同45〜51までが角度βであるのに対して、これより外側の同50〜54はより小さな傾き角度γになっている。
【0065】
これは、各ルーバーの突出量が順に大きくなる結果、ルーバー50になるとそのままでは隣のルーバー55との間の開口部を覆うことになるので、ルーバー50から角度を変化するようになっている。
【0066】
なお、角度β、γは型抜き角度θ(図10)に近い値であり、この型抜き角度θは角度β及びγの中間値になっている。
【0067】
ラジエタグリル13の上下端中央よりからはそれぞれ略くの字状のステー56、57が上下へ突出し、ここでハンド(図示せず)によりラジエタ12へ取付けられている。
【0068】
図7、8、10中の符号58、59は大羽部のルーバー40と41の間及び同41と42間をつないで一体に形成されたリブである。なお、右側のラジエタグリル13も対称に設けられている。
【0069】
次に、本実施形態における作用を説明する。ラジエタ12の前面へ左右のラジエタグリル13を取付けると、車体中心Cを対称軸として各ルーバーの突出端がハンドル操向時におけるフロントフェンダ3の後端部による回動軌跡線Lの外側に配置される。
【0070】
特に、図10及び同11に明らかなように、小羽部は回動軌跡線Lの外側にほぼ円弧状に沿って並び、外側程突出量が大きくなるので、ラジエタグリル13をラジエタ12の前面に設けても、ラジエタ12の前面へフロントフェンダ3の後端を干渉せずに近接させることができる。
【0071】
このため、ラジエタグリル13の存在によってホイールベースに殆んど影響を与えることがなく、ラジエタグリルを設けない従来のものと同程度のホイールベースを維持できる。
【0072】
しかも、小羽部は前輪1からの跳ね上げられた泥が最もかかりやすい位置にあるので、導風効果を確保しつつラジエタ12に対する泥の付着を防ぐことができ、特に、ルーバーを上下方向に長く配設したことにより泥落とし性をより向上できる。
【0073】
そのうえ、大羽部である外側のルーバーを、小羽部よりも著しく長く突出させかつより大きく寝かせてあるので、側方からの空気の取り込み量を多くして導風効率を高めることができる。
【0074】
また、各ルーバーの突出量が上中下3段(A、B、C)と、下段程低くなるように設定されているので、この点でも、後方かつ下方へ弧状に長く突出するフロントフェンダ3の後端部を収容してその回動を許容するための空間を確保できている。
【0075】
図12は、第2の実施形態に係る図6に相当する図である。なお、以下の説明において、前実施形態と共通する部分については同一符号を用いるものとする。
【0076】
図から明らかなように、この例ではラジエタグリル13を構成する各ルーバーが、内側から外側に向かうにしたがって次第に寝るように傾きを変化させて、かつ外側のもの程突出量が大きくなるとともに、各先端が回動軌跡線Lの外側にほぼ円弧状に沿って並んでいる。
【0077】
このようにすると、各ルーバーの、内側から外側に向かう傾きの変化と突出量の変化を連続的かつ同時に実現し、その結果、導風効率の向上と跳ね上げられた泥の付着防止をより確実に達成できる。
【0078】
ただし、このような傾きの変化と突出量の変化は必ずしも同時に実現しなければならない訳ではなく、いずれか一方のみを実現させるだけてもよい。
【0079】
図13は、第3の実施形態におけるラジエタ部分の正面図であり、この例ではヘッドパイプ7から車体中心に沿ってななめ下がりに後方へ延びる一本のフロントダウンチューブ60の左右にセパレート型のラジエタ61が支持されている。
【0080】
しかし、その前面に設けられるラジエタグリル13は第1又は第2の実施形態におけるものが使用されている。
【0081】
すなわち、これらのラジエタグリル13は、車体中心を挟んで左右対称になるように構成されているため、このようなセパレート型のラジエタ60にもそのまま使用できるのである。
【0082】
なお、図中の符号62は、フロントダウンチューブ60の下端部から左右に分かれ、エンジンの下方を通って後方へ延びる左右一対のロアパイプである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を適用した自動2輪車の外観側面図
【図2】 上記の骨格部側面図
【図3】 上記自動2輪車の前部を部分的に破断した外観平面図
【図4】 上記自動2輪車の後部を部分的に破断した外観平面図
【図5】 上記自動2輪車の前部を部分的に破断した正面図
【図6】 図1の6−6線に沿う要部断面図
【図7】 ラジエタグリルのうち進行方向左側部分の正面図
【図8】 その底面図
【図9】 その側面図
【図10】 図7の10−10線に沿う断面図
【図11】 図7の11−11線に沿う断面図
【図12】 第2の実施形態における図6に相当する図
【図13】 第3の実施形態におけるラジエタ部分の正面図
【符号の説明】
3:フロントフェンダ、7:ヘッドパイプ、8:メインフレーム、10:フロントダウンフレーム、12:ラジエタ、13:ラジエタグリル、25:ラジエタシュラウド、40〜55:ルーバー、L:フロントフェンダ後部の回動軌跡

Claims (9)

  1. ハンドル操向時に左右へ回動するフロントフェンダの後方へラジエタを設け、このラジエタの前面にラジエタグリルを設けた自動2輪車の冷却装置において、ラジエタグリルをラジエタから前方へ突出する複数のルーバーで構成するとともに、各ルーバーの突出高さを平面視にてフロントフェンダの回動軌跡に沿い、かつその回動範囲外へ位置するように変化させ、
    かつ、正面視においてラジエータの範囲内に、ルーバーの突出量を調整し、車幅方向で隣接するルーバー同士の一部を、車幅方向の中央側に位置するルーバー同士が重ならず、車幅方向の外側に位置するルーバー同士が重なる状態で混在させたことを特徴とする自動2輪車の冷却装置。
  2. 前記ルーバー同士の一部が重ならない部分では、ルーバーの突出量を重ならない高さに制限することを特徴とする請求項1記載の自動2輪車の冷却装置。
  3. 直進時の側面視でフロントフェンダの後部がラジエタグリルと重なることを特徴とする請求項1記載の自動2輪車の冷却装置。
  4. ラジエタが左右に対をなして設けられたフロントダウンチューブの前面に支持され、車体幅方向へ単一に構成されていることを特徴とする請求項1記載の自動2輪車の冷却装置。
  5. ラジエタグリルを構成する各ルーバーは上下方向へ長くして設けられていることを特徴とする請求項1記載の自動2輪車の冷却装置。
  6. 各ルーバーは、ラジエタに対して外向きに寝ており、その寝る角度は内側よりも外側が大きくなっていることを特徴とする請求項1記載の自動2輪車の冷却装置。
  7. ハンドル操向時に左右へ回動するフロントフェンダの後方へラジエタを設け、このラジエタの前面にラジエタグリルを設けた自動2輪車の冷却装置において、ラジエタグリルをラジエタから前方へ突出する複数のルーバーで構成するとともに、各ルーバーの先端をフロントフェンダの回動軌跡外側に沿って平面視で略弧状に変化させ、かつルーバーの上下方向における長さも、外側に設けられる前方突出量の大きなルーバーのうち、外側のものほど下方へより長く延びるようにして、フェンダーの回動軌跡に沿うように変化させることを特徴とする自動2輪車の冷却装置。
  8. 各ルーバーの突出長さを、内側から外側になるにしたがってより長くなるように連続的に変化させたことを特徴とする請求項7に記載した自動2輪車の冷却装置。
  9. 各ルーバーの傾きを、内側から外側になるにしたがってより寝かせるように連続的に変化させたことを特徴とする請求項7又は8に記載した自動2輪車の冷却装置。
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