JPH09254853A - 自動2輪車の冷却装置 - Google Patents

自動2輪車の冷却装置

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JPH09254853A
JPH09254853A JP8063491A JP6349196A JPH09254853A JP H09254853 A JPH09254853 A JP H09254853A JP 8063491 A JP8063491 A JP 8063491A JP 6349196 A JP6349196 A JP 6349196A JP H09254853 A JPH09254853 A JP H09254853A
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louver
louvers
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motorcycle
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勇一 加藤
Naoki Urano
直樹 浦野
Hikaru Tsukamoto
飛佳留 塚本
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    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K11/00Arrangement in connection with cooling of propulsion units
    • B60K11/08Air inlets for cooling; Shutters or blinds therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J23/00Other protectors specially adapted for cycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J41/00Arrangements of radiators, coolant hoses or pipes on cycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
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    • B62K11/04Frames characterised by the engine being between front and rear wheels

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイールベースを長くせずにラジエタグリル
13を設ける。 【解決手段】 ラジエタグリル13を上下方向に長い複
数のルーバー40、41・・・・で構成し、車体中心側
のルーバー程前方突出量を少なくして、フロントフェン
ダの回動軌跡外に配置する。また、ルーバーの傾きを外
側のもの程より外方へ寝かるようにして配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動2輪車の冷却
装置、特にラジエタグリルの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平5−69756号には、フロント
フェンダの後方に左右一対のセパレート型ラジエタを配
設するとともに、各ラジエタの前には、上下方向に長い
複数のルーバーからなるラジエタグリルを設けたものが
示されている。
【0003】各ルーバーは内向きに寝ており、かつその
寝る角度はそれぞれ一定である。さらに、各ラジエタは
車体中心に沿ってヘッドパイプから斜め下方かつ後方へ
延びる一本のフロントダウンチューブの両側に設けら
れ、車体中心近傍にはラジエタ及びラジエタグリルが存
在せず、かつ側面視でフロントフェンダはラジエタグリ
ルより前方に位置して干渉しないようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ラジエタの前面にラジ
エタグリルを設ける場合、ハンドル操向時に回動するフ
ロントフェンダと干渉しないように、フロントフェンダ
の後部とラジエタグリルの間に間隙を設ける必要があ
り、その結果、ホイールベースが長くなる。
【0005】また、ラジエタを左右のフロントダウンチ
ューブ間に支持する車体幅方向に単一構造をなすラジエ
タを採用する場合には、その車体中心部分とフロントフ
ェンダとの干渉を避けるためホイールベースが長くな
り、これにラジエタグリルを設ければさらに長くなるこ
とになる。
【0006】しかし、一般的にはホイールベースをでき
るだけ短くすることが望まれ、ホイーベースを長くしな
いよう配慮しなければならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明に係る自動2輪車の冷却装置は、ハンドル
操向時に左右へ回動するフロントフェンダの後方へラジ
エタを設け、このラジエタの前面にラジエタグリルを設
けた自動2輪車の冷却装置において、ラジエタグリルを
ラジエタから前方へ突出する複数のルーバーで構成する
とともに、各ルーバーの突出高さをフロントフェンダの
回動軌跡に沿い、かつその回動範囲外へ位置するように
変化させたことを特徴とする。
【0008】このとき、直進時の側面視でフロントフェ
ンダの後部がラジエタグリルと重なるようにでき、ま
た、このラジエタを、左右に対をなして設けられたフロ
ントダウンチューブの前面へ支持させ、車体幅方向へ単
一のものに構成することができる。
【0009】さらに、各ルーバーを上下方向へ長くして
設け、そのラジエタから前方へ突出する量を、内側より
外側が大きくなるようにできる。
【0010】また、各ルーバーを、ラジエタに対して外
向きに寝かせ、その寝る角度を内側より外側が大きくな
るようにもできる。
【0011】そのうえ、各ルーバーの先端がフロントフ
ェンダの回動軌跡外側に沿って平面視で略弧状に変化す
るようにもできる。
【0012】この場合、各ルーバーの突出長さを、内側
から外側になるにしたがってより長くなるように連続的
に変化させることができ、さらにこれと同時又は関係な
く、各ルーバーの傾きを、内側から外側になるにしたが
ってより寝かせるように連続的に変化させることもでき
る。
【0013】
【発明の効果】平面視でラジエタグリルの前部がフロン
トフェンダの回動範囲外になるようラジエタグリルの前
方突出量を調節してある。
【0014】したがって、フロントフェンダが回動して
も、ラジエタグリルが干渉しなくなる。その結果、側面
視でフロントフェンダの後部がラジエタグリルと重なる
ようにフロントフェンダをラジエタに近接配置できる。
【0015】このため、ラジエタグリルを設けてもホイ
ールベースを長くしないで済むとともに、ラジエタグリ
ルによる導風効果を期待でき、かつ、ラジエタグリルを
ルーバー状とすることにより、前輪により跳ね上げられ
泥がラジエタへ付着することを防止できる。
【0016】また、ラジエタが左右一対のフロントダウ
ンチューブの前面に支持される車幅方向へ長い単一構造
の場合であっても、ラジエタグリルを設けることにより
ホイールベースが長くなることを抑制できる。
【0017】さらに、ラジエタグリルを構成するルーバ
ーを上下方向へ長く配し、かつ車体中心側のものの前方
突出量を少なくすれば、ラジエタグリルによるホイール
ベースへの影響を極力小さくでき、かつ、より大きな導
風効果の確保並びに泥落としも容易になる。
【0018】そのうえ、各ルーバーを外向きに寝かせる
とともに、その寝る角度を内側より外側が大きくなるよ
うにすれば、側方からの空気取入れ量を多くでき、導風
効果をより大きくできる。
【0019】さらにまた、各ルーバーの先端をフロント
フェンダの回動軌跡外側に沿って平面視で略弧状に変化
するようにもでき、これにより、フロントフェンダとの
干渉を防ぎつつ導風効果をより大きくできる。
【0020】この場合、各ルーバーの突出長さを、内側
から外側になるにしたがってより長くなるように連続的
に変化させたり、さらにこれと同時又は関係なく、各ル
ーバーの傾きを、内側から外側になるにしたがってより
寝かせるように連続的に変化させると、導風効果を一層
大きくできる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本願発明の適用されたオフ
ロード車用自動2輪車外観側面図、図2はその骨格部を
示す側面図、図3は前部を部分的に切り欠いた平面図、
図4は後部を切り欠いた同様図、図5はラジエタ部分を
見せるように切り欠いた正面図、図6は図1の6−6線
に沿うラジエタグリル部分の断面図である。
【0022】これらの図、特に図2において、前輪1は
左右一対のフロントフォーク2の下端部に支持され、フ
ロントフォーク2の中間部にはフロントフェンダ3が支
持され、上端部にはハンドル4が取付けられている。
【0023】フロントフォーク2はトップブリッジ5及
びボトムブリッジ6を介してヘッドパイプ7へ回動自在
に支持されている。
【0024】ヘッドパイプ7は左右へ拡開して後方へ延
びる左右一対のメインフレーム8の前端部に設けられて
いる(図3)。
【0025】メインフレーム8の後端部は上下方向へ延
びる左右一対のピボットフレーム9へ接続している。
【0026】メインフレーム8の中間部とピボットフレ
ーム9の下端部の間は、側面視で略L字形をなす左右一
対のダウンフレーム10で連結している。
【0027】これらメインフレーム8、ピボットフレー
ム9及びダウンフレーム10で囲まれた部分に水冷式2
サイクル式のエンジン11が支持され、このエンジン1
1に接続するラジエタ12がメインフレーム8及びダウ
ンフレーム10に支持されている。
【0028】図6に最も明らかなように、ラジエタ12
は左右のダウンフレーム10の前方を通って左右方向へ
広がる単一構造をなし、その前面にはラジエタグリル1
3が取付けられている。
【0029】ラジエタグリル13は、車体中心Cを対称
軸として各ルーバーの突出端が外方程長く突出するよう
略弧状に配設され、フロントフェンダ後端部のハンドル
操向時における回動軌跡線Lの外側に沿って並んでい
る。
【0030】エンジン11の排気口に接続した排気管1
4は車体後方へ延びてマフラー15へ接続されている。
【0031】マフラー15は、メインフレーム8から後
方へ延びるシートレール16と、ピボットフレーム9か
ら斜め上方へ延びるリヤステイ17とに支持されてい
る。
【0032】ピボットフレーム9には、リヤスイングア
ーム18の前端部が揺動自在に支持され、リヤスイング
アーム18の後端部には後輪19が支持され、その側面
にドリブンスプロケット20が取付けられている。
【0033】図中の符号21はリヤクッションユニッ
ト、22は燃料タンク、23はシート、24はリヤフェ
ンダである。
【0034】車体カバーは、ラジエタ12及び燃料タン
ク22の側方を覆うラジエタシュラウド25及びシート
23下方の車体左右を覆うサイドカバー26からなる。
【0035】ラジエタシュラウド25はラジエタ12の
左右両側を覆うように前方に拡開している(図4)。
【0036】また、ラジエタシュラウド25は側面視で
ラジエタ12よりも前方へ略三角形状に突出しており、
その頂点30はラジエタ12の上下方向略中間部の位置
にある。
【0037】図5に明らかなように、ラジエタシュラウ
ド25の開口部は略円弧状にラジエタ12の前面を囲ん
でおり、その頂点30は左右方向最外側に位置してい
る。
【0038】ラジエタシュラウド25の上側の斜辺31
は前方へ向って傾斜し、下側の斜辺32は後方へ向って
傾斜している。
【0039】下側の斜辺32の下端部33はラジエタ1
2の下端部と略一致し、ここでボルト34で連結されて
いる。
【0040】下端部33から後方の下側延出部35は、
後端部でメインフレーム8から突出するステー8a(図
2)へボルト36で取付けられている。
【0041】上側の斜辺31側においても、ラジエタ1
2より後方へ延出する上側延出部37をなし、その上端
部はボルト38により燃料タンク22の側面へ取付けら
れている。上側延出部37と下側延出部35の間には空
気抜き用の開口部39が形成されている。
【0042】図7乃至図11に、左右対で設けられるラ
ジエタグリル13のうち進行方向左側の部分について示
し、図7はその正面図、図8はその底面図(図7の8矢
視方向図)、図9は側面図(同9矢視方向図)、図10
は図7の10−10線に沿う断面図、図11は図7の1
1−11線に沿う断面図である。
【0043】これらの図において、ラジエタグリル13
はポリプロピレンなどの合成樹脂等適宜材料で全体が一
体に形成されている。
【0044】図7に示すように、上下方向へ延びる複数
のルーバーで構成され、かつA、B、Cからなる上中下
三段に構成される。
【0045】上段Aは、外側から順にルーバー40乃至
45が設けられている。このうち、最外側のルーバー4
0は上中下段(A、B、C)通しで形成され、その側面
上下には、係合凹部46、48とその内側に係止突部4
7、49が形成されている。
【0046】係合凹部46、48はそれぞれラジエタ1
2側面の対応箇所に設けられた図示しない係合部と係合
する。
【0047】外側から2番目のルーバー41は、上中
(A、B)2段通しで設けられている。
【0048】その他の内側のルーバー43乃至45は上
中下(A、B、C)3段通しで形成されている。
【0049】図10はこの部分の断面を示し、外側のル
ーバー40乃至42は、車体中心と平行な線から外方へ
傾斜角αをなしてそれぞれ平行に寝ている(本願ではこ
の傾斜角を寝ている角度というものとする)。
【0050】内側のルーバー43乃至45は、傾斜角β
(<α)でそれぞれ平行に寝ている。
【0051】中段Bは、ルーバー42の下方から中下段
(B、C)2段通しのルーバー50乃至52が形成され
ている。図6はこの部分の断面(図7の6−6線に沿う
断面にも相当)である。
【0052】下段Cは、図11にも示すように、ルーバ
ー40と50の間にルーバー53乃至55が形成されて
いる。
【0053】ルーバー51及び52はルーバー43乃至
45と同じ角度βで寝ており、ルーバー50と53乃至
55はそれぞれこの角度βよりさらに小さな角度γで寝
ている(γ<β<α)。
【0054】ルーバー40乃至42は、車体中心と平行
に仮定できる走行風の流線方向に対して傾きが大きくか
つ長く突出することにより、広い面積で側方へ張り出す
大羽部をなす。
【0055】一方、これらより内側のルーバー43〜4
5及び50〜55は、前方のフロントフェンダ3と干渉
しないよう、全体として傾きが小さくかつ突出長さが短
い小羽部となっている。
【0056】ラジエタグリル13前方に位置するフロン
トフェンダ3の後部は円弧状に湾曲しているため、ラジ
エタグリル13の上中下段では、それぞれ対応するフロ
ントフェンダ3の回動範囲が異なり、上方ほど小さくな
る。
【0057】このため、上段Aでは小羽部は3枚のルー
バー43乃至45だけで形成幅が最も狭くなり、逆に大
羽部は3枚のルーバー40乃至42が内側まで形成され
る。
【0058】中段Bの小羽部は6枚のルーバー43〜4
5及び50〜52となって範囲が広がり、逆に大羽部は
2枚のルーバー40、41に減少する。
【0059】下段Cの小羽部は9枚のルーバー43〜4
5及び50〜55と範囲が最大になり、逆に大羽部は1
枚のルーバー40だけに減少する。
【0060】すなわち、図10に明らかなように、小羽
部は内側のルーバー43から外側の54に向かって次第
に突出量a〜hが長くなるように変化する(a<b<c
<d<e<f<g<h)。
【0061】なお、大羽部のルーバー40乃至42の突
出量はいずれもkであって、小羽部の各ルーバーよりは
著しく大きくなっている。
【0062】また、小羽部のうち最外側のルーバー53
の突出量は55の突出量gとほぼ同程度であって、一つ
内側のルーバー54の突出量hよりも短い(g<h)。
【0063】これは、外側のルーバー53を内側の同5
4よりも長くすると、先端側が隣のルーバー40との間
の開口部を覆うことになるので、このような事態を避け
るための配慮である。
【0064】同様なことはより内側のルーバーでも行わ
れており、最も内側の同45〜51までが角度βである
のに対して、これより外側の同50〜54はより小さな
傾き角度γになっている。
【0065】これは、各ルーバーの突出量が順に大きく
なる結果、ルーバー50になるとそのままでは隣のルー
バー55との間の開口部を覆うことになるので、ルーバ
ー50から角度を変化するようになっている。
【0066】なお、角度β、γは型抜き角度θ(図1
0)に近い値であり、この型抜き角度θは角度β及びγ
の中間値になっている。
【0067】ラジエタグリル13の上下端中央よりから
はそれぞれ略くの字状のステー56、57が上下へ突出
し、ここでハンド(図示せず)によりラジエタ12へ取
付けられている。
【0068】図7、8、10中の符号58、59は大羽
部のルーバー40と41の間及び同41と42間をつな
いで一体に形成されたリブである。なお、右側のラジエ
タグリル13も対称に設けられている。
【0069】次に、本実施形態における作用を説明す
る。ラジエタ12の前面へ左右のラジエタグリル13を
取付けると、車体中心Cを対称軸として各ルーバーの突
出端がハンドル操向時におけるフロントフェンダ3の後
端部による回動軌跡線Lの外側に配置される。
【0070】特に、図10及び同11に明らかなよう
に、小羽部は回動軌跡線Lの外側にほぼ円弧状に沿って
並び、外側程突出量が大きくなるので、ラジエタグリル
13をラジエタ12の前面に設けても、ラジエタ12の
前面へフロントフェンダ3の後端を干渉せずに近接させ
ることができる。
【0071】このため、ラジエタグリル13の存在によ
ってホイールベースに殆んど影響を与えることがなく、
ラジエタグリルを設けない従来のものと同程度のホイー
ルベースを維持できる。
【0072】しかも、小羽部は前輪1からの跳ね上げら
れた泥が最もかかりやすい位置にあるので、導風効果を
確保しつつラジエタ12に対する泥の付着を防ぐことが
でき、特に、ルーバーを上下方向に長く配設したことに
より泥落とし性をより向上できる。
【0073】そのうえ、大羽部である外側のルーバー
を、小羽部よりも著しく長く突出させかつより大きく寝
かせてあるので、側方からの空気の取り込み量を多くし
て導風効率を高めることができる。
【0074】また、各ルーバーの突出量が上中下3段
(A、B、C)と、下段程低くなるように設定されてい
るので、この点でも、後方かつ下方へ弧状に長く突出す
るフロントフェンダ3の後端部を収容してその回動を許
容するための空間を確保できている。
【0075】図12は、第2の実施形態に係る図6に相
当する図である。なお、以下の説明において、前実施形
態と共通する部分については同一符号を用いるものとす
る。
【0076】図から明らかなように、この例ではラジエ
タグリル13を構成する各ルーバーが、内側から外側に
向かうにしたがって次第に寝るように傾きを変化させ
て、かつ外側のもの程突出量が大きくなるとともに、各
先端が回動軌跡線Lの外側にほぼ円弧状に沿って並んで
いる。
【0077】このようにすると、各ルーバーの、内側か
ら外側に向かう傾きの変化と突出量の変化を連続的かつ
同時に実現し、その結果、導風効率の向上と跳ね上げら
れた泥の付着防止をより確実に達成できる。
【0078】ただし、このような傾きの変化と突出量の
変化は必ずしも同時に実現しなければならない訳ではな
く、いずれか一方のみを実現させるだけてもよい。
【0079】図13は、第3の実施形態におけるラジエ
タ部分の正面図であり、この例ではヘッドパイプ7から
車体中心に沿ってななめ下がりに後方へ延びる一本のフ
ロントダウンチューブ60の左右にセパレート型のラジ
エタ61が支持されている。
【0080】しかし、その前面に設けられるラジエタグ
リル13は第1又は第2の実施形態におけるものが使用
されている。
【0081】すなわち、これらのラジエタグリル13
は、車体中心を挟んで左右対称になるように構成されて
いるため、このようなセパレート型のラジエタ60にも
そのまま使用できるのである。
【0082】なお、図中の符号62は、フロントダウン
チューブ60の下端部から左右に分かれ、エンジンの下
方を通って後方へ延びる左右一対のロアパイプである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を適用した自動2輪車の外観側面
【図2】 上記の骨格部側面図
【図3】 上記自動2輪車の前部を部分的に破断した
外観平面図
【図4】 上記自動2輪車の後部を部分的に破断した
外観平面図
【図5】 上記自動2輪車の前部を部分的に破断した
正面図
【図6】 図1の6−6線に沿う要部断面図
【図7】 ラジエタグリルのうち進行方向左側部分の
正面図
【図8】 その底面図
【図9】 その側面図
【図10】 図7の10−10線に沿う断面図
【図11】 図7の11−11線に沿う断面図
【図12】 第2の実施形態における図6に相当する図
【図13】 第3の実施形態におけるラジエタ部分の正
面図
【符号の説明】
3:フロントフェンダ、7:ヘッドパイプ、8:メイン
フレーム、10:フロントダウンフレーム、12:ラジ
エタ、13:ラジエタグリル、25:ラジエタシュラウ
ド、40〜55:ルーバー、L:フロントフェンダ後部
の回動軌跡

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドル操向時に左右へ回動するフロント
    フェンダの後方へラジエタを設け、このラジエタの前面
    にラジエタグリルを設けた自動2輪車の冷却装置におい
    て、ラジエタグリルをラジエタから前方へ突出する複数
    のルーバーで構成するとともに、各ルーバーの突出高さ
    をフロントフェンダの回動軌跡に沿い、かつその回動範
    囲外へ位置するように変化させたことを特徴とする自動
    2輪車の冷却装置。
  2. 【請求項2】直進時の側面視でフロントフェンダの後部
    がラジエタグリルと重なることを特徴とする請求項1記
    載の自動2輪車の冷却装置。
  3. 【請求項3】ラジエタが左右に対をなして設けられたフ
    ロントダウンチューブの前面に支持され、車体幅方向へ
    単一に構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    自動2輪車の冷却装置。
  4. 【請求項4】ラジエタグリルを構成する各ルーバーは上
    下方向へ長くして設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の自動2輪車の冷却装置。
  5. 【請求項5】各ルーバーは、ラジエタに対して外向きに
    寝ており、その寝る角度は内側よりも外側が大きくなっ
    ていることを特徴とする請求項1記載の自動2輪車の冷
    却装置。
  6. 【請求項6】ハンドル操向時に左右へ回動するフロント
    フェンダの後方へラジエタを設け、このラジエタの前面
    にラジエタグリルを設けた自動2輪車の冷却装置におい
    て、ラジエタグリルをラジエタから前方へ突出する複数
    のルーバーで構成するとともに、各ルーバーの先端がフ
    ロントフェンダの回動軌跡外側に沿って平面視で略弧状
    に変化することを特徴とする自動2輪車の冷却装置。
  7. 【請求項7】各ルーバーの突出長さを、内側から外側に
    なるにしたがってより長くなるように連続的に変化させ
    たことを特徴とする請求項6に記載した自動2輪車の冷
    却装置。
  8. 【請求項8】各ルーバーの傾きを、内側から外側になる
    にしたがってより寝かせるように連続的に変化させたこ
    とを特徴とする請求項6又は7に記載した自動2輪車の
    冷却装置。
JP06349196A 1996-03-19 1996-03-19 自動2輪車の冷却装置 Expired - Fee Related JP3750879B2 (ja)

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