JP6517789B2 - 複数の化合物からポリマーを分離するための方法及びシステム - Google Patents

複数の化合物からポリマーを分離するための方法及びシステム Download PDF

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Description

[0001]本出願は、2013年9月25日の出願日を有する米国仮特許出願61/882,325(その全部を参照として本明細書中に包含する)の出願日の利益を主張する。
[0002]ポリマー形成プロセスは一般に洗浄/精製工程を含み、その間に、生成物ポリマーを、重合反応中に用いられたか又は形成された溶媒、副生成物、加工助剤等から分離する。生成物ポリマーは、塩、酸、塩基等が含まれる可能性がある化合物から実質的に完全に(例えば99%より高い精製度で)分離しなければならないので、この分離プロセスは、高沸点溶媒中で形成される高性能ポリマーを考える場合には特に困難である可能性がある。かかる化合物からの生成物ポリマーの分離は、特に分離プロセスが大量の希薄洗浄液の形成を含む場合には廃棄物処理の問題をもたらす可能性がある。
[0003]生成物ポリマーの精製においてかかる廃棄物処理の問題を示す可能性がある高性能ポリマーとしては、限定なしに、ジアミンと二酸塩化物から重合されるポリアラミド;ジフェノール又はジフェノジドとホスゲンから重合されるポリカーボネート;ジフェノキシドとジハロゲン化芳香族炭化水素から重合されるポリスルホン、ポリエーテルスルホン、及びポリエーテルケトン;並びにジアリールジクロロシランとジフェノキシドから重合されるポリアリーレンシロキサン;を挙げることができる。
[0004]ポリアリーレンスルフィドは、かかる精製の問題を示す高性能ポリマーである。ポリアリーレンスルフィドは、一般に、ジハロ芳香族化合物を、高沸点有機アミド溶媒中でアルカリ金属スルフィド又はアルカリ金属ヒドロスルフィドと共に重合することによって形成される。形成の後、ポリアリーレンスルフィドは、溶媒、及び形成プロセスの副生成物、並びに加工助剤から分離しなければならず、これらには溶解している化合物及び非溶解の化合物の両方が含まれる可能性がある。例えば、形成されるポリマー中における残留溶媒の割合は、100ppm未満にしなければならない。残念なことに、異質化合物を適当に除去する伝統的な分離プロセスは大量の希薄洗浄液を生成する可能性があり、これは次に材料回収のための処理を必要とし、製造プロセスの経済コスト及び環境コストの両方が増大する。
[0005]ポリマーを他の化合物から分離するための標準的な方法は、加熱及び減圧を用いて揮発性化合物を揮発させることを含んでいる。残念なことに、このプロセスは時間がかかり、且つコスト高であり、非揮発性の化合物がポリマーと共に残留する可能性がある。用いられている他の方法は、ポリマースラリーをアセトンのような低沸点溶媒で抽出することである。これもまた、例えば更なる蒸留プロセスによって溶媒を回収しなければならないので、更なるコストが導入される。溶媒による繰り返し洗浄のようなより直接的で簡単な方法も、多量の廃棄物が生成し、これは次に処理しなければならないので問題がある。
[0006]ポリマー形成の化合物から生成物ポリマーを分離するために用いることができる方法、装置、及びシステムが当該技術において必要とされている。資本コストを低く維持し、更なる廃棄物の形成を回避することができる装置、方法、及びシステムは有益なものであろう。
[0007]一態様によれば、ポリマー形成の複数の化合物から固体ポリマーを分離する方法を開示する。本方法は、第1スラリーを第1沈降装置中に導入することを含む。第1スラリーは、固体ポリマー、液体キャリア、及びポリマー形成の複数の化合物を含む。本方法はまた、第1スラリーが第1沈降装置の少なくとも一部内で第1溶媒に対して対向流で流れるように、第1溶媒を第1沈降装置中に導入することも含む。ポリマー形成の1以上の化合物は第1溶媒中に可溶であり、これらの1以上の化合物は、第1沈降装置内で第1スラリーから第1溶媒へ移動させることができる。而して、第1スラリーを変換して第2スラリーを形成することができる。
[0008]本方法はまた、第2スラリーを第2沈降装置中に導入し、第2溶媒を第2沈降装置中に導入することも含む。第1及び第2溶媒は異なる。例えば、第1及び第2溶媒の1つは有機溶媒であってよく、他は水性溶媒であってよい。第2スラリーは、第2沈降装置を通して、第2沈降装置の少なくとも一部内において第2溶媒に対して対向流で流すことができる。ポリマー形成の1以上の化合物は第2溶媒中に可溶であり、これらの1以上の化合物は、第2沈降装置内で第2スラリーから第2溶媒へ移動させることができる。而して、第2スラリーを変換して第3スラリーを形成することができる。
[0009]また、本方法の実施において用いることができる沈降装置も開示する。沈降装置は3つの部分:沈降装置からの液体流のための出口を含む上部部分;沈降装置中へのスラリー流のための入口を含む中央部分;並びに、沈降装置中への液体流のための入口、及び沈降装置からのスラリー流のための出口を含む底部部分;を含む。更に、沈降装置は、スラリー流のための入口が中央部分の壁に対して実質的に接線方向であるようにスラリー流のための入口が中央部分の壁に接合されているようにデザインされている。
[0010]また、本方法を実施するために用いることができるシステムも開示する。このシステムには、順にスラリー入口、第1溶媒を第1沈降装置に供給するための液体入口、及び第1沈降装置からのスラリー出口を含む第1沈降装置を含ませることができる。液体入口は、第1沈降装置を通って流れるスラリーが、第1沈降装置の少なくとも一部内で液体入口を通して供給される第1溶媒に対して対向流で流れるように第1沈降装置上に配置することができる。
[0011]このシステムにはまた、第2沈降装置を含ませることもできる。第2沈降装置には、第2沈降装置へのスラリー入口を含ませることができる。より具体的には、第1沈降装置からのスラリー出口を、第2沈降装置へのスラリー入口と流体連絡させることができる。第2沈降装置はまた、第2溶媒を第2沈降装置に供給するための第2沈降装置への液体入口も含む。液体入口は、第1溶媒と第2溶媒が異なる溶媒であるようにデザインされている。更に、液体入口は、第2沈降装置を通って流れるスラリーが第2沈降装置の少なくとも一部内で液体入口を通して供給される第2溶媒に対して対向流で流れるように第2沈降装置上に配置することができる。第2沈降装置にはまた、スラリー出口を含ませることもできる。
[0012]本発明は、以下の図面を参照してより良好に理解することができる。
[0013]図1は、ここに記載する沈降装置の一態様を示す。 [0014]図2は、スラリー入口における図1の沈降装置の中央部分の断面上面図を示す。 [0015]図3は、沈降装置の中央部分の縦断面形状の幾つかの異なる態様を示す。 [0016]図4は、それぞれの沈降装置において異なる対向流溶媒流を用いる3つの沈降装置を含む沈降システム及び方法の一態様を示す。 [0017]図5は、4つの沈降装置を含む沈降システム及び方法の他の態様を示す。
[0018]本議論は代表的な態様のみの説明であり、本発明のより広い形態を限定することは意図していないことが当業者に理解される。
[0019]本発明は、概してポリマー形成の化合物からのポリマーの分離において用いることができる方法に関する。この方法の実施において用いることができるシステム及び装置も記載する。より具体的には、開示する方法は、ポリマー形成プロセスの形成の他の化合物から生成物ポリマーを分離するために、複数の沈降装置における異なる溶媒溶液と共に対向流デザインの複数の沈降装置を用いる。例えば、この方法によって処理するスラリーは、限定なしに、例えば有機又は水性溶媒であってよい液体キャリア、重合反応の副生成物、重合反応を増進するために用いる加工助剤(例えば、触媒、共溶媒等)、形成プロセスの未反応のモノマーなどを含めることができるポリマー形成の化合物と共に生成物ポリマーを含んでいてよい。
[0020]複数の沈降装置において複数の異なる溶媒を用いることによって、高純度のポリマー生成物を得ることができ、当初に投入するスラリーのポリマーの実質的に全部を、回収される生成物として分離することができる。例えば、当初に投入するスラリー中のポリマーの約95%以上、又は98%以上を、精製された生成物として回収することができる。複数の溶媒は、当初のスラリーのそれぞれの目標化合物が溶媒の少なくとも1つの中に可溶であるか、或いは他の形態ではそれによって除去することができるように選択することができる。更に、本システムは、スラリーの個々の化合物の変動を目標に定めて溶媒の回収を単に調節することによって供給スラリーにおける変動を引き起こすように容易に改変することができる。例えば、システムの他の形態を変更することなく単一の沈降装置の溶媒を変更することができ、而してこの変更による中断をより少なくし、システム全体の中断時間をより少なくすることができる。
[0021]システムのそれぞれの沈降装置内におけるスラリーと溶媒の対向流によって、対向流システム又は簡単なバッチ洗浄システムのような他のシステムと比べて、2つの間の物質移動速度を増大させることができる。増大する物質移動速度によって、ポリマーを含むスラリーからの目標の形成の化合物の除去における同等の効率を得るのに必要な溶媒の量を減少させることができるので、これによって分離方法を更に向上させることができる。これにより、ポリマーの生産速度を向上させ、運転コスト及び廃棄物の生成を減少させることができる。
[0022]一態様においては、システムに、沈降装置において用いた溶媒を回収及び再循環することを含ませることができる。これにより、システムの効率を更に向上させることができる。溶媒の少なくとも一部を1つの沈降装置から上流の沈降装置に再循環して戻すことによって、プロセスにおいて用いる溶媒の量を劇的に減少させることができ、これによってコストを削減し、方法及びシステムの経済的利益を向上させることができる。
[0023]図1を参照すると、沈降装置10の一態様が示されている。沈降装置10には、液体出口20を含む上部部分12、スラリー入口24を含む中央部分14、並びに固形物出口22及び液体入口26を含む下部部分16を含ませることができる。垂直配列を用いて示されているが、沈降装置は垂直配列以外で用いることができ、沈降装置は、沈降装置を通ってスラリー入口24から出口22への固形物の流れを重力によって行うことができる限りにおいては、垂直に対して角度を有して配することができる。
[0024]上部部分12及び下部部分16は、中央部分14のものよりも大きい断面積を有していてよい。一態様においては、沈降装置10の複数の部分は断面が円形であってよく、この場合、上部部分12及び下部部分16は、中央部分14の断面直径よりも大きい断面直径を有していてよい。例えば、上部部分12及び下部部分16は、中央部分の直径よりも約1.4〜約3倍大きい直径を有していてよい。例えば、上部及び下部部分12、26は、独立して、中央部分14の直径よりも約1.4、約2、又は約2.5倍大きい直径を有していてよい。上部部分12のより大きい断面積によって、出口20において固形物が溢流することを阻止することができ、下部部分16のより大きい断面積によって、出口22において固体流が制限されることを阻止することができる。
[0025]沈降装置10はいかなる特定の幾何学的形状にも限定されず、沈降装置の断面は円形に限定されない。更に、沈降装置のそれぞれの部分の断面形状は互いに対して変化してよい。例えば、上部部分12、中央部分14、及び下部部分16の1つ又は2つは
楕円形状の断面を有していてよく、一方、他の1つ又は複数の部分は断面が円形であってよい。
[0026]沈降装置10の中央部分14にはスラリー入口24を含ませることができ、それを通して、固体生成物ポリマーを含むスラリーを沈降装置10に供給することができる。図2に示すように、スラリー入口24は、中央部分14の壁25に、壁25に対して実質的に接線方向で出会う。ここで用いる「実質的に接線方向」という用語は、中央部分14の壁25の真の接線と、入口24の外壁27との間の距離によって定めることができる。入口24が完全な接線で中央部分の壁25と出会う場合には、この距離は0である。一般に、この距離は約5cm未満、例えば約3cm未満である。
[0027]入口24が中央部分14の外壁25に対して実質的に接線方向になるようにスラリー入口24を配置することによって、沈降装置10内の流体の流動パターンが混乱するのを阻止することができる。これによって、下向きに流れる固形物と上向きに流れる液体との間の接触及び物質移動を向上させることができ、上部部分12の出口20を通って固形物が損失するのを阻止することもできる。
[0028]固形物が出口20を通して損失しないことを更に確保するために、入口24を、中央部分14が上部部分12と出会う接合部23から一定の距離において中央部分14に配置することができる。例えば、入口24の中心点と接合部23との間の垂直距離は、中央部分14の全高の約5%以上にすることができる。例えば、入口24の中心点と接合部23との間の垂直距離は、中央部分14の全高の約5%〜約50%にすることができる。中央部分14の全高は、上部部分12が中央部分14と出会う接合部23と、中央部分14が下部部分16と出会う接合部21との間の距離である。
[0029]スラリーは、生成物ポリマーを、生成物ポリマーの重合中に用いた化合物、及び生成物ポリマーの重合中に形成された化合物を含めることができる形成の化合物と共に含む可能性がある。沈降装置を用いることによってスラリーの他の化合物から分離することができる生成物ポリマーは特に限定されず、沈降装置内において重力下で沈降させることができる任意のポリマーを挙げることができる。供給スラリーの固形物含量も特に限定されない。固形物含量の上限は、スラリーの流動性を決定するスラリーの粘度によって定められ、システムは、沈降装置を通ってスラリーを流すことができ、固形物を重力下で沈降させることができる限りにおいて、小さい固形物含量を有するスラリーも同様に分離することができる。したがって、スラリーの固形物の密度は、スラリーの液体キャリアのものよりも大きい。例えば、スラリーの液体キャリア中における固形物の沈降速度は、約1cm/分より高くてよい。一般に、スラリー中の固形物の平均粒径は約50マイクロメートルよりも大きくてよく、より大きい粒径は公知なようにより迅速な分離プロセスをもたらす可能性がある。
[0030]一態様においては、スラリーから分離するポリマーは高性能ポリマーであってよい。例えば、生成物ポリマーは、ポリアラミド、ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルケトン、ポリアリーレンシロキサンなどであってよい。
[0031]一態様によれば、本システム及び装置は、重合プロセス中に使用されたか又は形成された他の化合物からポリアリーレンスルフィドを分離するために用いる。一般に、ポリアリーレンスルフィドは、次式:
Figure 0006517789
(式中、Ar、Ar、Ar、及びArは、同一か又は異なり、6〜18個の炭素原子のアリーレン単位であり;W、X、Y、及びZは、同一か又は異なり、−SO−、−S−、−SO−、−CO−、−O−、−COO−、又は1〜6個の炭素原子のアルキレン若しくはアルキリデン基から選択される二価の連結基であり、連結基の少なくとも1つは−S−であり;そして、n、m、i、j、k、l、o、及びpは、独立して、0、又は1、2、3、若しくは4であり、但しこれらの合計は2以上である)
の繰り返し単位を含むポリアリーレンチオエーテルであってよい。アリーレン単位のAr、Ar、Ar、及びArは、選択的に置換又は非置換であってよい。有利なアリーレン系は、フェニレン、ビフェニレン、ナフチレン、アントラセン、及びフェナントレンである。ポリアリーレンスルフィドは、通常は約30モル%より多く、約50モル%より多く、又は約70モル%より多いアリーレンスルフィド(−AR−S−)単位を含んでいてよい。一態様においては、ポリアリーレンスルフィドは、少なくとも約85モル%の、2つの芳香環に直接結合しているスルフィド連結基を含む。基Arはフェニレン又はナフチレン基であってよい。一態様においては、第2セグメントは、ポリ(m−チオフェニレン)、ポリ(o−チオフェニレン)、又はポリ(p−チオフェニレン)から誘導することができる。一態様においては、本方法によって精製されるポリアリーレンスルフィドは、本発明においてその成分としてフェニレンスルフィド構造:−(C−S)−(式中、nは1以上の整数である)を含むものとして定義されるポリフェニレンスルフィドであってよい。ポリアリーレンスルフィドはホモポリマーであってよく、又はコポリマーであってよく、線状、半線状、分岐、又は架橋型であってよい。
[0032]入口24を通して沈降装置10に供給するスラリーには、固体ポリマーが、ポリマーを形成する際に用いる溶媒と共に含まれる可能性がある。ポリアリーレンスルフィドの形成において用いられる代表的な有機アミド溶媒としては、限定なしに、N−メチル−2−ピロリドン(NMP);N−エチル−2−ピロリドン;N,N−ジメチルホルムアミド;N,N−ジメチルアセトアミド;N−メチルカプロラクタム;テトラメチル尿素;ジメチルイミダゾリジノン;ヘキサメチルリン酸トリアミド、及びこれらの混合物を挙げることができる。
[0033]スラリーにはまた、重合反応中に形成される塩のような重合反応の副生成物、及び、重合反応の促進剤として用いることができる塩、反応触媒などのような重合反応に有益な化合物も含まれる可能性がある。
[0034]入口24におけるラインによって、スラリーを重合反応装置から沈降装置10の中央部分14へ運ぶことができる。重合反応装置は特に限定されない。通常の反応装置の例としては、アンカータイプ、多段式タイプ、螺旋リボンタイプ、スクリューシャフトタイプ等、或いはこれらの変形形状のような種々の形状の撹拌ブレードを有する撹拌装置を有する撹拌タンクタイプの重合反応装置を挙げることができる。かかる反応装置の更なる例としては、混練機、ロールミル、バンバリーミキサー等のような混練において通常的に用いられる混合装置が挙げられる。
[0035]沈降装置の中央部分14には、中央部分14の軸長に沿った軸シャフト31及び一連の撹拌ブレード32を含む撹拌装置30を含ませることができる。撹拌装置30によって、沈降(流動床)内における液体のチャネリングを阻止することができ、スラリー内容物と上向きに流れる溶媒との間の接触を維持し、並びに沈降装置10を通る固形物の流れを維持することができる。撹拌ブレード32は、軸シャフト31から中央部分14の壁25に向かって伸長させることができる。一般に、撹拌ブレードは、軸シャフトから壁25までの距離の少なくとも半分伸長させることができ、一態様においては、壁25への距離のほぼ全部伸長させることができる。一態様においては、沈降装置は、従来公知の沈降装置において用いられているような沈降プレート又はトレイを含まなくてよい。
[0036]示されているように、軸シャフト31は、一連の撹拌ブレード32を中央部分14の長さに沿って支持することができる。一般に、少なくとも2つの撹拌ブレード32を、ブレード伸長のそれぞれの点においてバランスの取れた配置で軸シャフト31から伸長させることができる。しかしながら、これは必須要件ではなく、3つ、4つ、又はより多くの撹拌ブレードをシャフト31に沿って単一の位置において軸シャフト31から伸長させることができ、或いは単一のブレードをシャフト31上の単一の位置から伸長させることができ、撹拌ブレードは、使用中に撹拌装置30のバランスが維持されるように、シャフト31の長さに沿って下行するにつれて互いから偏位させることができる。軸シャフト31は、シャフト31に沿った複数の位置においてそれから伸長する複数の撹拌ブレード32を有していてよい。例えば、軸シャフトは、軸シャフト31に沿った約3〜約50の位置においてそれから伸長する複数の撹拌ブレードを有していてよく、それぞれの位置において2以上の撹拌ブレード32が軸シャフトから伸長する。一態様においては、軸シャフト31に沿ったブレードの分布は、セクション14の上部部分におけるブレードの数と比べて多いブレードが、底部における流動床セクション内に存在するようにすることができる。
[0037]運転中においては、軸シャフト31は、通常は約0.1rpm〜約1000rpm、例えば約0.5rpm〜約200rpm、又は約1rpm〜約50rpmの速度で回転させることができる。
[0038]スラリー入口24を通してスラリーを沈降装置10の中央部分14に供給し、対向流が沈降装置を上昇するにつれて、沈降装置内に流動床を形成することができ、固形物の濃度は床の頂部から固形物出口22へ増加する。一態様によれば、沈降装置内での固形物の滞留時間がより良好に制御されるように、流動床の高さを監視及び制御することができる。沈降装置に関する滞留時間の改良された制御によって、沈降装置内で行われる分離プロセスの効率を向上させることができ、これによってより低い運転コスト及び改良された分離をもたらすことができる。更に、流動床の高さ及び滞留時間を制御することによって、上部部分12の液体出口20を通る固形物の損失の阻止を助けることができる。
[0039]センサーを用いて、沈降装置10内の流動床の高さを監視することができる。センサーのタイプは限定されず、内部センサー及び外部センサーの両方を含む、流動床の高さを監視することができる任意の好適なセンサーであってよい。例えば、センサーは、沈降装置10内の流動床の高さを求めるために、限定なしに、光学、赤外、高周波、変位、レーダー、泡、振動、音響、熱、圧力、核、及び/又は磁気検出メカニズムを用いることができる。例として、一態様においては、レーザーの反射を検出して沈降装置10内の材料の相対密度差を求めて、それにより流動床の頂部の位置に関する情報を制御システムへ送ることができる光学センサー40、例えばレーザー源及び検出器を含むレーザーベースのセンサーを、沈降装置10の中央部分14内、例えばスラリー入口24のレベルの付近に配置することができる。制御システムは、床高さを制御するために、その情報を、出口22における沈降装置から排出される固形物の流れを制御することができるバルブ、及び/又は入口24における沈降装置中への固形物の流れを制御することができるバルブにリレーすることができる。公知なように、沈降装置に至るライン及び沈降装置からのライン内にサージタンクを含ませて、流動床の高さの制御を維持することができる。流動床の高さを制御するための当該技術において公知の他のシステムを代わりに用いることができ、床高さを制御するために用いる方法及びシステムは特に限定されない。
[0040]一般に、流動床の頂部はスラリー入口24又はその付近であってよい。沈降装置10内における固形物の滞留時間の制御を向上させるために、プロセス中の沈降床高さの変動は、中央部分14の全高の約10%未満で変化させることができる。例えば、プロセス中の流動床の高さの変動は、中央部分14の全高の約5%未満にすることができる。
[0041]図1においては円筒形のカラムとして示しているが、中央部分14の縦断面形状はこの態様に限定されない。例えば、図3に示すように、沈降装置の中央部分14a、14b、14cは、14aにおいて示す円筒形の中央部分から、14b及び14cにおいて示す増加する角度まで、垂直であるか又は増加する角度でテーパー状にすることができる。テーパー状である場合には、固形物の移動を邪魔することなく沈降装置の底部における固形物濃度を増加させるために、中央部分は底部におけるよりも頂部において幅広にすることができる。即ち、テーパーの角度が過度に大きいと、固体流は中央部分の壁において邪魔される。好ましいテーパー角度は、流速、粒径及び粒子形状のようなシステム内で運ばれる化合物の物理特性に応じて、且つカラム材料及び表面粗さに応じて、それぞれのシステムに関して変化する。
[0042]沈降装置10の下部部分16には液体入口26を含ませることができ、それを通して所望の溶媒を流すことができる。一般に、液体入口には、固形物を通る流体の流れを増大させ、流体流のチャネリングを阻止し、並びに固形物が入口26に導入されるのを阻止することができる分配器35を含ませることができる。下部部分16は、示されているように円錐形状を有することができ、これにより固形物含量を出口22において濃縮することができる。出口22におけるスラリーの固形物含量は、一般に約20重量%以上、又は幾つかの態様においては約22重量%以上であってよい。
[0043]入口26を通して沈降装置に供給される液体媒体は、入口24を通して沈降装置に供給されるスラリーの1以上の化合物に関する溶媒として機能させることができる。溶媒は、水性又は有機であってよく、或いは水性及び有機成分の混和性混合物を含んでいてよい。例えば、水性溶媒は、水、アセトン又はその水溶液、溶解塩溶液、及び/又は酢酸又は塩酸のような酸性媒体或いはそれらの水溶液であってよい。
[0044]水性溶媒は加熱することができる。例えば、入口26において沈降装置10に給される水性溶媒は、溶媒がスラリーの固体生成物ポリマーに悪影響を与えないならば、約100℃以上、例えば約120℃より高く、約150℃より高く、又は約170℃より高くてよい。一般に、水性溶媒の形成において蒸留水又は脱イオン水を用いることができる。溶媒を沸点より高い温度で操作するためには、溶媒の気化を阻止する圧力下で沈降装置を運転するという規定がなされるべきである。
[0045]対向流溶媒流として、生成物ポリマーを分解しない有機溶媒を用いることができる。有機溶媒としては、限定なしに、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ヘキサメチルホスホルアミド、及びピペラジノンのような窒素含有極性溶媒;ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、及びスルホランのようなスルホキシド及びスルホン溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、及びアセトフェノンのようなケトン溶媒;ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジオキサン、及びテトラヒドロフランのようなエーテル溶媒;クロロホルム、塩化メチレン、二塩化エチレン、トリクロロエチレン、ペルクロロエチレン、モノクロロエタン、ジクロロエタン、テトラクロロエタン、ペルクロロエタン、及びクロロベンゼンのようなハロゲン含有炭化水素溶媒;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、フェノール、クレゾール、ポリエチレングリコール、及びポリプロピレングリコールのようなアルコール及びフェノール溶媒;並びに、ベンゼン、トルエン、及びキシレンのような芳香族炭化水素溶媒;を挙げることができる。更に、溶媒は、単独か又はその2以上の混合物として用いることができる。更に、混合物としては、水性及び有機溶媒の混和性混合物を挙げることができる。
[0046]溶媒に関する温度は、約20℃〜約300℃の温度で供給することができる。沈降装置内での温度の上昇に伴って分離効率が増加する可能性があるが、一般に、満足できる効果は約20℃〜約150℃の温度において得られる。したがって一態様においては、分離プロセス中において沈降装置内の上昇した温度を維持するために、沈降装置に加熱部材を含ませることができる。
[0047]一態様においては、供給スラリーの液体キャリアから生成物ポリマーを分離するために、複数の溶媒の1つ(又は更なる沈降装置内において更なる溶媒)を用いることができる。例えば、ポリアリーレンスルフィドポリマーの精製を考える場合には、供給スラリーには、生成物ポリマー及び高沸点の有機アミド溶媒が含まれる可能性がある。この態様においては、沈降装置の下部部分における液体入口に水性溶媒を供給する沈降装置を用いることによって、有機溶媒を生成物ポリマーから分離することができる。沈降装置内での分離プロセス中において、生成物ポリマーは水性溶媒によって選択的に運ぶことができる。而して、沈降装置10の中央部分14内において、生成物ポリマーを有機溶媒キャリアから水性溶媒へ移動させることができる。この移動に伴って、水性溶媒は固体ポリマーに関する新しい液体キャリアになることができる。出口22において、生成物ポリマーは水性溶媒中で運ばれながら放出することができ、有機アミド溶媒は液体出口20において排出することができる。
[0048]プロセスの沈降装置の1つの内部での第1液体キャリアから第2液体キャリアへの固体生成物ポリマーの移動は、第1液体キャリアが有機であり、第2液体キャリアが水性であるこれらの態様には限定されない。固体生成物ポリマーは、最終スラリーに所望の特性を与えることができる任意の第2液体キャリアへ移動させることができる。例えば、有機液体キャリアを含むスラリーを処理して、固体生成物ポリマーを第2の異なる有機液体キャリアに移動させることができ;水性キャリアを含むスラリーを処理して、固体生成物ポリマーを有機液体キャリア又は異なる水性液体キャリア等に移動させることができる。第2液体キャリアは、例えば下流の処理の目的(例えば、生成物ポリマーの乾燥の容易さ、或いは生成物ポリマーの溶融加工における改良)のために、或いは生成物ポリマーの最終用途のために望ましい可能性がある。
[0049]ここに開示するシステムには、複数の沈降装置において異なる溶媒を用いる一連の複数の沈降装置を含ませることができる。例えば、第1沈降装置においては、有機溶媒中に可溶の固形物をスラリーから除去するために有機溶媒を用いることができ、第2沈降装置においては、水性溶媒中に可溶の固形物を除去するため、及びポリマーを有機液体キャリアから水性液体キャリアへ移動させるために水性溶媒を用いることができ、第3の(及び場合によっては更なる)沈降装置においては、水性溶媒中に可溶の固形物をスラリーから除去するため、及び残りの有機溶媒をスラリーから除去するために同じか又は異なる水性溶媒を用いることができる。
[0050]システムの効率性及び経済的利益を向上させるために、それぞれの沈降装置の溶媒比を制御することができる。ここで用いる「溶媒比」という用語は、一般に、分離プロセスに供給されるポリマーの重量に対する、それぞれの沈降装置に供給される溶媒の量(重量基準)の比を指す。より低い溶媒比は、より少ない量の溶媒を用いるので、プロセスに関するコストがより低いと解釈することができる。しかしながら、溶媒比は、汚染物質の適当な分離及びスラリーの流れを与えるのに十分に大きくなければならない。任意の沈降装置に関する最適の溶媒比は、一般にその特定の沈降装置内で行う分離に応じて変化する可能性がある。例えば、その内部で生成物ポリマーを1つの液体キャリアから異なる液体キャリアへ移動させることができる(例えば、ポリマーを有機キャリアから水性キャリアへ移動させる)沈降装置を考える場合には、溶媒比は約1.5〜約3、又は約2〜約2.5であってよい。その内部で溶媒中に可溶の汚染物質を除去し、生成物ポリマーの液体キャリアが入口スラリー及び出口スラリーに関して実質的に同等に保持される(例えば有機キャリア又は水性キャリアとして保持される)沈降装置を考える場合には、溶媒比は約3〜約4.5、又は約3.5〜約4であってよい。
[0051]図4は、3つの沈降装置101a、101b、101cを直列で用いる一態様を示す。システムには上記に記載のデザインを有する1以上の沈降装置を含ませることができるが、これは開示するシステムの必須要件ではない。例えば、図4に示すように、システムに、上記に記載した沈降装置とデザインが多少変化する沈降装置を含ませることができ、例えば図4のシステムの沈降装置は、中央部分と比べてより大きい断面積を有する上部及び下部部分を含まない。いずれの場合においても、システムに複数の沈降装置を直列に含ませることができ、それぞれの沈降装置は、異なる溶媒及びスラリー供給流に対して対向流の溶媒流と共に用いることができる。
[0052]沈降装置101aを通る流れを開始するために、一般的なプロセスには、固形物床の高さが所望のレベルを満足するまで、入口124aを通して沈降装置101aにスラリー流を充填することを含ませることができる。一般に、これは床を撹拌装置130aによって撹拌しながら行う。床の高さが到達したら、入口126aを通して対向流の溶媒流を開始することができる。出口120aにおいて床の頂部の液体の流出が開始される時点で、沈降装置をフル稼働状態にすることができ、床高さの制御のような制御運転を実施することができる。図4に示すように、固形物出口122aによって、固形物を第1沈降装置101aから第2沈降装置101bのスラリー入口124bに供給することができる。
[0053]ここで、固体ポリアリーレンスルフィド生成物ポリマーを重合反応スラリーの他の成分から分離するための代表的なシステムを記載する。しかしながら、このシステムはいかなるようにもこれらの具体的な材料に限定されず、他のポリマー、溶媒、及び成分をシステムにおいて用いることができることを理解すべきである。
[0054]図4を参照すると、スラリー供給流入口124aを通して、ポリマースラリー供給流を沈降装置101aに供給することができる。ポリマースラリー供給流は、固体ポリアリーレンスルフィド生成物ポリマー、有機アミド溶媒、塩等のような重合反応の副生成物、及び触媒、共溶媒、未反応のモノマー等のような重合反応において形成されたか、又はこれにおいて用いられた任意の他の形成の化合物を含む可能性がある。
[0055]N−メチル−2−ピロリドン(NMP)のような有機溶媒を、沈降装置101aの下部部分における液体入口126aを通して沈降装置101aに供給することができる。沈降装置101aの上部部分における液体出口120aは、NMP溶媒及びポリマースラリー供給流の溶解化合物を含む可能性があるNMP洗浄生成物を運ぶことができる。例えば、対向流のNMP流を用いることによって、未反応のジハロ芳香族モノマー(例えばp−ジクロロベンゼン)を溶解して生成物ポリマーから除去することができる。
[0056]第1沈降装置101aの出口122aからの固体流は、固体ポリマー生成物、及びキャリアとして有機アミド溶媒を含む可能性がある。このスラリーは、次に第2沈降装置101bに関する供給スラリーとして用いることができ、スラリー供給流入口124bにおいて第2沈降装置101bの中央部分に供給することができる。
[0057]第2沈降装置101bにおいて用いる溶媒は、水及び酸、例えば水及び酢酸を含む水性溶媒であってよい。溶媒は、入口126bにおいて第2沈降装置中に供給することができる。スラリーと溶媒との間の対向流によって、固体生成物ポリアリーレンスルフィドを供給スラリーの有機溶媒から水性溶媒へ移動させることができる。而して、液体出口120bにおいて沈降装置101bから引き抜かれる液体は、大部分の有機溶媒(NMP)を(場合によっては)一定量の水性溶媒と共に含む可能性がある。出口122bは、ここでは主として水である液体キャリア中で固形物を運ぶことができるが、若干の更なる化合物が出口流のスラリー中に残留する可能性がある。第2沈降装置101bの水性溶媒はまた、生成物ポリマーの塩副生成物のような化合物を溶解することもでき、これらの化合物は対向流によって生成物ポリマーから除去することができる。而して、液体出口120bにおいて沈降装置101bから取り出される液体はまた、スラリーからの1以上の溶解化合物も含む可能性がある。
[0058]最後の沈降装置101cにおいては、供給スラリー入口124cを通して第2沈降装置からのスラリー供給流を供給することができる。この最後の分離工程においては、液体入口126cを通して沈降装置101cの下部部分に供給する液体溶媒は純水であってよい。水の対向流の流れによって、第3沈降装置101cの供給スラリーから残留有機溶媒及び残留水溶性汚染物質を除去することができる。示されるように、液体出口120cにおいてこの第3沈降装置101cの頂部から引き抜かれる液体を用いて、第2沈降装置101bの溶媒を形成することができる。第3沈降装置101cの頂部から引き抜かれる液体は、第3沈降装置101c内において固体ポリアリーレンスルフィドから除去された水及び比較的少量の汚染物質を含む。而して、示されるように所望の酸と混合することによって、この液体流を第2沈降装置において利用することができる。システムの洗浄溶液のかかる再使用によって、システムに対して大きなコスト削減を与えることができる。
[0059]第3沈降装置の底部から引き抜かれる生成物は、生成物ポリアリーレンスルフィドポリマー及び水を、元の供給スラリーの有機溶媒のような微量の他の材料と共に含む可能性がある。
[0060]一態様においては、溶媒を回収することができ、溶媒を1つの沈降装置から上流の沈降装置へ再循環することができる1以上の再循環流をシステムに含ませることができる。例えば一態様においては、第1沈降装置において、この沈降装置に供給するスラリーの液体キャリアと同じ有機液体を投入溶媒として利用することができる。増加した濃度の有機溶媒によって、当初のスラリー供給流から幾らかの固形物を溶解及び除去することができる。下流の沈降装置においては、水性溶媒を利用することができ、ポリマーを元の有機キャリアから水性液体へ移動させることができる。この態様においては、下流の沈降装置の頂部における液体出口は、高い濃度の有機溶媒を含む液体を運ぶことができる。次に、この出口流の少なくとも一部を回収して第1沈降装置に再循環して戻し、液体入口において所定量の新しい補給有機溶媒と共に沈降装置に供給することができる。
[0061]勿論、複数の沈降装置の間の回収及び再循環プロセスにおいて、沈降装置のいずれか1つにおいてポリマーを異なる液体キャリアへ移動させることは必要ではない。液体出口において取り出される液体の回収及び再循環は、上流の沈降装置へ同様の溶媒(例えば両方の有機溶媒又は両方の水性溶媒)を供給する任意の上流の沈降装置のために利用することができる。例として、第1沈降装置においては、スラリーから汚染物質を除去することができる水性溶媒(例えば酸と混合した水)を利用することができる。第2下流沈降装置においては、上流の沈降装置の水性溶媒と異なるか又は同一であってよい水性溶媒(例えば純水)を利用することができ、スラリーから同じか又は異なる汚染物質を除去することができる。次に、下流の沈降装置から得られる水性溶媒の全部又は一部を回収して、上流の沈降装置へ再循環して戻すことができる。
[0062]下流の沈降装置から回収及び再循環することができる上流の沈降装置へ供給する溶媒の割合は、溶媒のタイプ、及びそれぞれの沈降装置の所望の溶媒比によって変動させることができる。一般に、液体入口において沈降装置の底部へ供給する溶媒の約50%〜約90%、又は約60%〜約85%は、下流の沈降装置から再循環される溶媒であってよい。
[0063]溶媒再循環流を用いる複数の沈降装置210a、210b、210c、210dを含むプロセスの一態様を図5に示す。スラリー供給流入口224aを通して、ポリマースラリー供給流を沈降装置210aに供給することができる。ポリマースラリー供給流は、固体ポリアリーレンスルフィド生成物、有機アミド溶媒、塩等のような重合反応の副生成物、並びに触媒、共溶媒、未反応のモノマー等のような重合反応によって形成されたか又はそれにおいて用いられた任意の他の形成の化合物を含む可能性がある。
[0064]沈降装置210aの下部部分における液体入口226aを通して、NMPを沈降装置210aに供給することができる。この投入物には、新しいNMP、及び225において示される第2沈降装置から回収されて再循環されるNMPを含ませることができる。第1沈降装置に関する溶媒比は約3〜約4.5であってよく、再循環流225を介して入口226a中に送られるNMPの割合は、全入口流の約50%〜約90%である。
[0065]沈降装置210aの上部部分における液体出口220aは、NMP溶媒、及びポリマースラリー供給流の溶媒化合物を含んでいてよいNMP洗浄生成物を運ぶことができる。例えば、対向流のNMP流を用いることによって、未反応のジハロ芳香族モノマー(例えばp−ジクロロベンゼン)を生成物ポリマーから溶解して除去することができる。
[0066]第1沈降装置210aの出口222aからのスラリー流は、固体ポリマー生成物、及びキャリアとして有機アミド溶媒を含む可能性がある。このスラリーは、次に第2沈降装置210bのための供給スラリーとして利用することができ、スラリー供給流入口224bにおいて第2沈降装置210bの中央部分に供給することができる。
[0067]第2沈降装置210bにおいて用いる溶媒は、約5〜約10、例えば約7の比で水及びNMPを含む混合物であってよい。溶媒は、入口226bにおいて第2沈降装置中に供給することができる。この溶媒流には、示されるように、第3沈降装置210cからの再循環流227、及び新しい溶媒補給供給流を含ませることができる。新しい溶媒補給流には、再循環流227の内容物によって必要に応じて、NMP及び/又は水を含ませることができる。
[0068]スラリーと溶媒との間の対向流によって、固体生成物ポリアリーレンスルフィドを、供給スラリーの有機溶媒から水性溶媒へ移動させることができる。而して、液体出口220bにおいて沈降装置210bから引き抜かれる液体は、大きな割合の有機溶媒(NMP)を含む可能性があり、これは第1沈降装置210aに再循環して戻すことができる。出口222bは、ここでは主として水である液体キャリア中の固形物を運ぶことができるが、出口流222bのスラリー中に多少の更なる化合物が残留する可能性がある。第2沈降装置210bの水性溶媒はまた、生成物ポリマーから塩副生成物のような化合物を溶解することもでき、これらの化合物は対向流によって生成物ポリマーから除去することができる。第2沈降装置210bの有機溶媒によって、スラリーに第2の有機洗浄を与えて、有機溶媒中に可溶の残留汚染物質を除去することができる。而して、液体出口220bにおいて沈降装置210bから取り出される液体は、入口224bにおいて供給されるスラリーからの1以上の溶解化合物も含む可能性がある。この第2沈降装置は、約1.5〜約3の溶媒比で運転することができる。
[0069]第3沈降装置210cにおいては、供給スラリー入口224cを通して、第2沈降装置からのスラリー供給流を供給することができる。この分離工程においては、液体入口226cを通して沈降装置210cの下部部分に供給する液体溶媒は、新しい補給水、及び第4沈降装置210dからの再循環流229による水を含む純水であってよい。水の対向流の流れによって、第3沈降装置210cの供給スラリーから有機溶媒及び水溶性の汚染物質を除去することができる。液体出口220cにおいてこの第3沈降装置210cの頂部から引き抜かれる液体は、ライン227を通して再循環して第2沈降装置210bの溶媒を形成することができる。第3沈降装置に関する溶媒比は、約3〜約4.5であってよい。
[0070]このシステムはまた第4沈降装置210dも含む。出口222cにおいて第3沈降装置210cから引き抜かれるスラリーは、スラリー入口224cにおいて第4沈降装置に供給することができる。沈降装置210dには、液体入口226dを通して新しい脱イオン水洗浄液を供給することができる。一態様においては、第4沈降装置210dの溶媒には、所定量の酸も含ませることができる。希酸洗浄液によって、公知の手順にしたがって生成物ポリマーの溶融粘度を変化させることができる。出口220dにおいて取り出される液体の少なくとも一部は、示されるように再循環ライン229を通して第3沈降装置210cに再循環して戻すことができる。この段階は約3〜約4.5の溶媒比で運転することができ、残留水溶性成分及び残留有機溶媒を除去することができる。
[0071]固形物出口222dにおいて第4沈降装置の底部から引き抜かれる生成物は、生成物ポリアリーレンスルフィドポリマー及び水を、元の供給スラリーの有機溶媒のような微量の他の材料と共に含む可能性がある。例えば、生成物流は、生成物ポリマーの量に対して、約200ppm以下の元の有機液体キャリア(例えばNMP)を含む可能性があり、及び約50ppm以下の塩化ナトリウムを含む可能性がある。
[0072]生成物ポリマーは、標準的な手順にしたがって乾燥することができ、当該技術において一般的に知られているような製品を形成するのに用いることができる。例えば、ポリアリーレンスルフィドを、充填材(例えば繊維状及び/又は粒子状充填材)、カップリング剤、耐衝撃性改良剤、抗菌剤、顔料、潤滑剤、酸化防止剤、安定剤、界面活性剤、ワックス、流動促進剤、固体溶媒、並びに特性及び加工性を向上させるために加える他の材料の1以上のような添加剤と混合することができる。かかる随意的な材料は、混合物中において通常の量で用いることができる。
[0073]本発明の特定の態様を示し且つ記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく種々の他の変更及び修正を行うことができることは当業者に明らかであろう。したがって、本発明の範囲内のこれらの変更及び修正は全て、添付の特許請求の範囲にカバーされると意図される。
本発明の具体的態様は以下のとおりである。
[1]
複数の化合物から固体ポリマーを分離する方法であって、
該固体ポリマー、液体キャリア、及び該ポリマー形成の複数の化合物を含む第1スラリーを第1沈降装置中に導入し;
第1溶媒を該第1沈降装置中に導入し、該第1スラリーを、該第1沈降装置を通して、該第1沈降装置の少なくとも一部内で該第1溶媒に対して対向流で流し、該ポリマー形成の1以上の化合物が該第1溶媒中に可溶であり、該1以上の第1溶媒可溶化合物を該第1沈降装置内で該第1スラリーから該第1溶媒に移動させ、これにより該第1スラリーを変換して第2スラリーを形成し;
該第2スラリーを第2沈降装置中に導入し;
該第1溶媒と異なる第2溶媒を該第2沈降装置中に導入し、該第2スラリーを、該第2沈降装置を通して、該第2沈降装置の少なくとも一部内で該第2溶媒に対して対向流で流し、該ポリマー形成の1以上の化合物は該第2溶媒中に可溶であり、該1以上の第2溶媒可溶化合物を該第2沈降装置内で該第2スラリーから該第2溶媒に移動させ、これにより該第2スラリーを変換して第3スラリーを形成する;
ことを含む方法。
[2]
[1]に記載の方法であって、該第1溶媒及び該第2溶媒の一方が有機溶媒であり、他の溶媒が水性溶媒である方法。
[3]
[1]に記載の方法であって、該第1スラリーの固形物を該液体キャリアから該第1溶媒に移動させ、及び場合により該第1沈降装置の溶媒比が約1.5〜約3であり、及び/又は該第2スラリーの固形物を該液体キャリアから該第2溶媒に移動させる方法。
[4]
[1]に記載の方法であって、該第1及び/又は該第2沈降装置の溶媒比が約3〜約4.5である方法。
[5]
[1]に記載の方法であって、該第1スラリーを、スラリー入口を通して該第1沈降装置の中央部分の中に導入し、該スラリー入口が該中央部分の壁に対して実質的に接線方向である方法。
[6]
[1]に記載の方法であって、該ポリマーがポリフェニレンスルフィドである方法。
[7]
[1]に記載の方法であって、該第1沈降装置及び該第2沈降装置の内容物を撹拌することを更に含む方法。
[8]
[1]に記載の方法であって、該第1沈降装置及び該第2沈降装置の少なくとも1つが、該固体ポリマーを含む流動床を含み、該方法が、該流動床の高さを監視及び制御することを更に含み、例えば該第1及び該第2沈降装置は、それぞれ、第1及び第2の高さを有する中央部分を有し、該プロセス中における該流動床の高さの変動が該中央部分の高さの約10%未満である方法。
[9]
[1]に記載の方法であって、該第1沈降装置及び該第2沈降装置の少なくとも1つの内容物の1以上の成分を加熱することを更に含む方法。
[10]
[1]に記載の方法であって、該第2沈降装置から排出される液体を該第1沈降装置に再循環する方法。
[11]
[1]に記載の方法であって、該第3スラリーを第3沈降装置中に導入し、第3溶媒を該第3沈降装置中に導入することを更に含み、該第3スラリーを、該第3沈降装置を通して、該第3沈降装置の少なくとも一部内で該第3溶媒に対して対向流で流し、例えば該第3溶媒が水及び/又は有機溶媒を含み、該方法が、場合により該第3沈降装置の内容物を撹拌することを含み、該方法が、場合により該第3溶媒を加熱することを含み、場合により、該第3沈降装置から排出される液体を該第2沈降装置に再循環する方法。
[12]
[11]に記載の方法であって、該3つの溶媒の1つが有機であり、該3つの溶媒の1つが水であり、該3つの溶媒の1つが水及び酸を含む方法。
[13]
[11]に記載の方法であって、該第3沈降装置が、該固体ポリマーを含む流動床を含み、該方法が、該流動床の高さを監視及び制御することを更に含み、例えば該第3沈降装置がある高さを有する中央部分を含み、該プロセス中における該流動床の高さの変動が該中央部分の高さの約10%未満である方法。
[14]
[1]に記載の方法であって、スラリーを1以上の更なる沈降装置に供給することを更に含み、該1以上の更なる沈降装置は該第1及び該第2沈降装置と直列である方法。
[15]
沈降装置であって、
上部部分であって、液体流のための出口を含む上部部分;
中央部分であって、スラリー流のための入口を含み、壁を含み、該スラリー流のための入口が、該スラリー流のための入口と該壁とが互いに対して実質的に接線方向であるように、該壁と接続している中央部分;
下部部分であって、液体流のための入口及びスラリー流のための出口を含む下部部分;
を含む沈降装置。
[16]
[15]に記載の沈降装置であって、該中央部分の断面積が、該上部部分の断面積より小さく、且つ該下部部分の断面積より小さい沈降装置。
[17]
[15]に記載の沈降装置であって、該中央部分が縦方向の高さを有し、該中央部分が接合部において上部部分と出会っており、該スラリー流のための入口が中心点を有し、該スラリー流のための入口の該中心点から該接合部までの垂直距離が、該中央部分の該縦
方向の高さの約15%以上である沈降装置。
[18]
[15]に記載の沈降装置であって、中心軸及び複数の撹拌ブレードを含む撹拌装置を更に含み、場合により該沈降装置内における流動床の高さを測定するセンサーを含む沈降装置。
[19]
複数の化合物からポリマーを分離するためのシステムであって、
第1沈降装置;
該第1沈降装置へのスラリー入口;
第1溶媒を該第1沈降装置に供給するための該第1沈降装置への液体入口であって、該第1沈降装置を通って流れるスラリーが、該第1沈降装置の少なくとも一部内で、該液体入口を通って供給される該第1溶媒に対して対向流で流れるように、該第1沈降装置上に配置されている液体入口;
該第1沈降装置からのスラリー出口;
第2沈降装置;
該第2沈降装置へのスラリー入口、ここで該第1沈降装置からのスラリー出口が該第2沈降装置への該スラリー入口と流体連絡している;
第2溶媒を該第2沈降装置へ供給するための該第2沈降装置への液体入口であって、該第1溶媒と該第2溶媒は異なる溶媒であり、第2沈降装置を通って流れるスラリーが、該第2沈降装置の少なくとも一部内で、該液体入口を通って供給される該第2溶媒に対して対向流で流れるように、該第2沈降装置上に配置されている液体入口であり、該システムは、場合により該第2沈降装置の該液体出口から該第1沈降装置の該液体入口への再循環ラインを含む;及び
該第2沈降装置からのスラリー出口;
を含むシステムであり;
該システムが、場合により第3沈降装置を更に含み、該第3沈降装置が存在する場合は、
該第3沈降装置へのスラリー入口であって、該第2沈降装置からのスラリー出口が該第3沈降装置へのスラリー入口と流体連絡しているスラリー入口;
第3溶媒を該第1沈降装置に供給するための該第3沈降装置への液体入口であって、該第3沈降装置を通って流れるスラリーが、該第3沈降装置の少なくとも一部内で、該液体入口を通って供給される該第3溶媒に対して対向流で流れるように、該第3沈降装置上に配置されている液体入口;及び
該第3沈降装置からのスラリー出口であって、該第3沈降装置が、場合により該第3沈降装置の液体出口から該第2沈降装置の該液体入口への再循環ラインを含む;
を含むシステム。
[20]
[19]に記載のシステムであって、該第1沈降装置及び/又は該第2沈降装置への該液体入口が、該第1沈降装置及び/又は該第2沈降装置の壁と、該壁と該液体入口が互いに対して実質的に接線方向であるように出会うシステム。

Claims (25)

  1. ポリアリーレンスルフィドを洗浄する方法であって、
    のポリアリーレンスルフィド及び体を含む第1スラリーを第1沈降装置中に導入し;
    有機アミドを含む第1溶媒を、該第1沈降装置を通して、該第1スラリーに対して対向流の方向で流し、該第1スラリーが該第1溶媒に接触して第2スラリーを形成し;
    該第2スラリーを第2沈降装置中に導入し;そして
    水及び酸を含み該第1溶媒と異なる第2溶媒を、該第2沈降装置を通して、該第2スラリーに対して対向流の方向で流し、該第2スラリーが該第2溶媒に接触して第3スラリーを形成する;
    ことを含む方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、該第1沈降装置の溶媒比が約1.5〜約3であ方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、該第1及び/又は該第2沈降装置の溶媒比が約3〜約4.5である方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、該第1スラリーを、スラリー入口を通して該第1沈降装置の中央部分の中に導入し、該スラリー入口が該中央部分の壁に対して実質的に接線方向である方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、該ポリアリーレンスルフィドがポリフェニレンスルフィドである方法。
  6. 請求項1に記載の方法であって、該第1沈降装置及び該第2沈降装置の内容物を撹拌することを更に含む方法。
  7. 請求項1に記載の方法であって、該第1沈降装置及び該第2沈降装置の少なくとも1つが、該ポリアリーレンスルフィドを含む流動床を含み、該方法が、該流動床の高さを監視及び制御することを更に含方法。
  8. 請求項1に記載の方法であって、該第1沈降装置及び該第2沈降装置の少なくとも1つの内容物の1以上の成分を加熱することを更に含む方法。
  9. 請求項1に記載の方法であって、該第2沈降装置から排出される液体を該第1沈降装置に再循環する方法。
  10. 請求項1に記載の方法であって、該第3スラリーを第3沈降装置中に導入し、水を含む第3溶媒を、該第3沈降装置を通して、該第3スラリーに対して対向流の方向で流す方法。
  11. 請求項10に記載の方法であって、該第3沈降装置が、該ポリアリーレンスルフィドを含む流動床を含み、該方法が、該流動床の高さを監視及び制御することを更に含方法。
  12. 請求項1に記載の方法であって、スラリーを1以上の更なる沈降装置に供給することを更に含み、該1以上の更なる沈降装置は該第1及び該第2沈降装置と直列である方法。
  13. 請求項7に記載の方法であって、該第1及び該第2沈降装置は、それぞれ、第1及び第2の高さを有する中央部分を有し、該プロセス中における該流動床の高さの変動が該中央部分の高さの約10%未満である方法。
  14. 請求項10に記載の方法であって、該第3沈降装置の内容物を撹拌することを更に含む方法。
  15. 請求項10に記載の方法であって、該第3溶媒を加熱することを更に含む方法。
  16. 請求項10に記載の方法であって、該第3沈降装置から排出される液体を該第2沈降装置に再循環する方法。
  17. 請求項11に記載の方法であって、該第3沈降装置がある高さを有する中央部分を含み、該プロセス中における該流動床の高さの変動が該中央部分の高さの約10%未満である方法。
  18. 請求項1に記載の方法であって、該第1スラリー中の該液体がN−メチルピロリドンである方法。
  19. 請求項1に記載の方法であって、該第1溶媒の該有機アミドがN−メチルピロリドンである方法。
  20. 請求項1に記載の方法であって、該第1溶媒が該有機アミドと水との混合物を含む方法。
  21. 請求項10に記載の方法であって、該第3溶媒が水のみを含む方法。
  22. 請求項1に記載の方法であって、該第1沈降装置から、有機アミドを含む第1液体を除去することを更に含む方法。
  23. 請求項22に記載の方法であって、該第1液体が該有機アミドと水との混合物を含む方法。
  24. 請求項1に記載の方法であって、該第2沈降装置から、有機アミドを含む第2液体を除去することを更に含む方法。
  25. 請求項24に記載の方法であって、該第2液体が該有機アミドと水との混合物を含む方法。
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