JP7374639B2 - 光電変換装置及び撮像システム - Google Patents

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Description

本発明は、光電変換装置及び撮像システムに関する。
AD(アナログ・デジタル)変換回路を内蔵したCMOSイメージセンサ等の光電変換装置は、デジタルカメラの画像入力機器等として利用されている。光電変換装置に内蔵されるAD変換回路としては、列毎の画素信号と共通の参照信号(ランプ信号)とを比較処理することでデジタルデータを得るものがある。特許文献1には、ランプ信号を用いるAD変換回路において、ランプ信号の傾きを変えることによってAD変換ゲインを切り替える場合に、ランプ信号の傾きに依存しないノイズに起因する横線状のノイズを抑制するための技術が開示されている。
また、近年では光電変換装置の更なる高画質化が望まれており、画素信号に重畳するノイズ成分を可能な限り抑制することが求められている。画素信号に重畳するノイズ成分の1つとして、グラウンド配線に生じる磁気ノイズが挙げられる。特許文献2には、参照信号をホールドする容量のグラウンド電極を画素グラウンド配線に接続することによってグラウンド配線に生じる磁気ノイズの影響を抑制する技術が開示されている。
特開2013-030997号公報 特開2017-055099号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、グラウンド配線に生じる磁気ノイズの影響は考慮されていなかった。そのため、画素グラウンド配線に磁気ノイズが重畳した場合に、AD変換回路を構成する比較器の出力にノイズとして現れることがあった。また、特許文献2においては、ランプ信号を用いるAD変換回路における磁気ノイズの影響について考慮されていなかった。
本発明の目的は、参照信号生成回路に起因する横線状のノイズを抑制しつつ、グラウンド配線に重畳する磁気ノイズの影響を低減しうる光電変換装置を提供することにある。
本発明の一観点によれば、画素ウェル領域と周辺ウェル領域とを含む半導体基板と、前記画素ウェル領域の上に配された画素グラウンド配線と、前記画素グラウンド配線と前記画素ウェル領域とを接続する画素ウェルコンタクトと、前記画素ウェル領域に複数の列をなすように配置され、各々が入射光の光量に応じた画素信号を出力する複数の画素と、所定の振幅を有する参照信号を生成する参照信号生成回路と、前記複数の列に対応して設けられ、対応する列の前記画素からの前記画素信号と前記参照信号とを各々が受ける複数の比較部と、を有し、前記複数の比較部の各々は、前記画素信号を受ける第1入力ノードと、前記参照信号を受ける第2入力ノードと、を有する比較器と、前記参照信号生成回路と前記第2入力ノードとを接続する第1容量部と、前記第2入力ノードと前記画素グラウンド配線とを接続する第2容量部と、を有し、前記画素グラウンド配線は、前記周辺ウェル領域の上に延在しており、前記周辺ウェル領域と重なる領域において、前記第2容量部に接続されている光電変換装置が提供される。
本発明によれば、参照信号生成回路に起因する横線状のノイズを抑制しつつ、グラウンド配線に重畳する磁気ノイズの影響を低減することができる。
本発明の第1実施形態による光電変換装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による光電変換装置における画素の構成例を示す回路図である。 本発明の第1実施形態による光電変換装置における比較部の構成例を示す回路図である。 本発明の第1実施形態による光電変換装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第1実施形態による光電変換装置におけるグラウンド配線の配置例を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による光電変換装置におけるグラウンドループの等価回路を模式的に示す図である。 本発明の第2実施形態による光電変換装置における比較部の構成例を示す回路図である。 本発明の第2実施形態による光電変換装置におけるグラウンドループの等価回路を模式的に示す図である。 本発明の第2実施形態による光電変換装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態による光電変換装置におけるグラウンド配線の配置例を示す概略図である。 本発明の第4実施形態による撮像システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態による撮像システム及び移動体の構成例を示す図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による光電変換装置及びその駆動方法について、図1乃至図6を用いて説明する。
はじめに、本実施形態による光電変換装置の概略構成について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、本実施形態による光電変換装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態による光電変換装置における画素の構成例を示す回路図である。図3は、本実施形態による光電変換装置における比較部の構成例を示す回路図である。
本実施形態による光電変換装置100は、図1に示すように、画素部10と、周辺回路部20と、を有する。周辺回路部20は、垂直走査回路30と、比較回路40と、参照信号生成回路46と、記憶回路50と、カウンタ回路58と、水平走査回路60と、信号処理回路70と、制御回路80と、を有する。
画素部10には、複数の行及び複数の列をなすようにマトリクス状に配された複数の画素12が設けられている。各々の画素12は、フォトダイオード等の光電変換素子からなる光電変換部を含み、入射光の光量に応じた画素信号を出力する。画素部10に配される画素アレイの行数及び列数は、特に限定されるものではない。また、画素部10には、入射光の光量に応じた画素信号を出力する有効画素のほか、光電変換部が遮光されたオプティカルブラック画素や、信号を出力しないダミー画素などが配置されていてもよい。
画素部10の画素アレイの各行には、第1の方向(図1において横方向)に延在して、制御線14が配されている。制御線14の各々は、第1の方向に並ぶ画素12にそれぞれ接続され、これら画素12に共通の信号線をなしている。制御線14の延在する第1の方向は、行方向或いは水平方向と呼ぶことがある。制御線14は、垂直走査回路30に接続されている。
画素部10の画素アレイの各列には、第1の方向と交差する第2の方向(図1において縦方向)に延在して、出力線16が配されている。出力線16の各々は、第2の方向に並ぶ画素12にそれぞれ接続され、これら画素12に共通の信号線をなしている。出力線16の延在する第2の方向は、列方向或いは垂直方向と呼ぶことがある。出力線16は、比較回路40に接続されている。
垂直走査回路30は、画素12から信号を読み出す際に画素12内の読み出し回路を駆動するための制御信号を、画素アレイの各行に設けられた制御線14を介して画素12に供給する制御回路部である。垂直走査回路30は、シフトレジスタやアドレスデコーダを用いて構成することができる。垂直走査回路30は、制御線14を介して供給する制御信号によって画素部10の画素12を行単位で駆動する。行単位で画素12から読み出された信号は、画素アレイの各列に設けられた出力線16を介して比較回路40に入力される。
比較回路40は、画素部10の画素アレイの各列に対応して設けられた複数の比較部42を有する。各列の比較部42は、対応する列の画素12から出力線16を介して読み出された画素信号のレベルと参照信号生成回路46から出力される参照信号とを比較し、比較の結果に応じた信号を記憶回路50に出力する。具体的には、比較部42は、画素信号の大きさと参照信号の大きさとを比較し、これら信号の大小関係が反転したときに出力信号をハイレベルからローレベル或いはローレベルからハイレベルへと遷移する。
参照信号生成回路46は、参照信号線48を介して各列の比較部42に接続されている。参照信号生成回路46は、参照信号線48を介して各列の比較部42に所定の振幅を有する参照信号を出力する。参照信号線48は、参照信号生成回路46から出力された参照信号を伝達する。参照信号は、例えば時間の経過にともなって信号レベル(信号の大きさ)が変化する信号であり得る。参照信号は、典型的にはランプ信号である。ランプ信号とは、時間の経過にともなって信号レベルが単調に変化する信号であり、例えば出力電圧が時間の経過とともに単調減少し或いは単調増加する信号である。
記憶回路50は、画素部10の画素アレイの各列に対応して設けられた複数の記憶部52を有する。各列の記憶部52は、対応する列の比較部42の出力信号の信号レベルが反転したタイミングにおいてカウンタ回路58から出力されているカウント信号で示されるカウント値をデジタルデータとして記憶する。各列の記憶部52が記憶するデジタルデータには、画素信号の基準信号Nと有効信号Sとの2種類のデータを含み得る。
カウンタ回路58は、各列の記憶部52に接続されている。カウンタ回路58は、参照信号生成回路46から出力される参照信号の信号レベルの変化が開始するタイミングに同期してカウント動作を開始し、そのカウント値を示すカウント信号を各列の記憶部52へと出力する。
このように、比較回路40及び記憶回路50は、画素12から出力される画素信号をアナログ信号からデジタル信号へとアナログ・デジタル変換するAD変換回路を構成する。
水平走査回路60は、記憶回路50に記憶されたデジタルデータを列毎に順次、信号処理回路70に転送するための制御信号を記憶回路50に供給する回路部である。水平走査回路60は、シフトレジスタやアドレスデコーダを用いて構成することができる。
信号処理回路70は、バッファアンプや差動増幅器などから構成され、水平走査回路60によって選択された列の信号に対して所定の信号処理を実行する回路部である。信号処理回路70が行う信号処理としては、増幅処理や、デジタル相関二重サンプリング(CDS)処理などが挙げられる。デジタルCDS処理は、記憶回路50が画素信号として基準信号Nと有効信号Sとの2種類のデジタルデータを記憶している場合に、(S-N)の差分処理を行う信号処理である。
制御回路80は、垂直走査回路30、比較回路40、参照信号生成回路46、記憶回路50、カウンタ回路58、水平走査回路60に、それらの動作やタイミングを制御する制御信号を供給するための回路部である。垂直走査回路30、比較回路40、参照信号生成回路46、記憶回路50、カウンタ回路58、水平走査回路60に供給する制御信号の一部又は総ては、光電変換装置100の外部から供給してもよい。
画素部10を構成する複数の画素12の各々は、例えば図2に示すように、光電変換部PDと、転送トランジスタM1と、リセットトランジスタM2と、増幅トランジスタM3と、選択トランジスタM4とにより構成され得る。
光電変換部PDは、例えばフォトダイオードであり、アノードが接地ノードに接続され、カソードが転送トランジスタM1のソースに接続されている。転送トランジスタM1のドレインは、リセットトランジスタM2のソース及び増幅トランジスタM3のゲートに接続されている。転送トランジスタM1のドレイン、リセットトランジスタM2のソース及び増幅トランジスタM3のゲートの接続ノードは、いわゆる浮遊拡散(フローティングディフュージョン)部FDである。浮遊拡散部FDは、容量成分(浮遊拡散容量)を含み、電荷保持部としての機能を備える。
リセットトランジスタM2のドレイン及び増幅トランジスタM3のドレインは、電圧VDDが供給される電源ノードに接続されている。増幅トランジスタM3のソースは、選択トランジスタM4のドレインに接続されている。選択トランジスタM4のソースは、出力線16に接続されている。出力線16は、電流源18に接続されている。
図2に示す画素構成の場合、画素部10に配された各行の制御線14は、転送ゲート信号線と、リセット信号線と、選択信号線と、を含む。転送ゲート信号線は、対応する行に属する画素12の転送トランジスタM1のゲートに接続される。リセット信号線は、対応する行に属する画素12のリセットトランジスタM2のゲートに接続される。選択信号線は、対応する行に属する画素12の選択トランジスタM4のゲートに接続される。
転送ゲート信号線には、垂直走査回路30から、転送トランジスタM1を制御するための制御信号ΦTXが出力される。リセット信号線には、垂直走査回路30から、リセットトランジスタM2を制御するための制御信号ΦRESが出力される。選択信号線には、垂直走査回路30から、選択トランジスタM4を制御するための制御信号ΦSELが出力される。同一行の画素12に対しては、共通の制御信号が垂直走査回路30から供給される。各トランジスタがN型トランジスタで構成される場合、垂直走査回路30からハイレベルの制御信号が供給されると対応するトランジスタがオンとなり、垂直走査回路30からローレベルの制御信号が供給されると対応するトランジスタがオフとなる。
光電変換部PDは、入射光をその光量に応じた量の電荷に変換(光電変換)するとともに、生じた電荷を蓄積する。転送トランジスタM1は、オンになることにより光電変換部PDが保持する電荷を浮遊拡散部FDに転送する。浮遊拡散部FDは、その容量による電荷電圧変換によって、光電変換部PDから転送された電荷の量に応じた電圧となる。増幅トランジスタM3は、ドレインに電圧VDDが供給され、ソースに選択トランジスタM4を介して電流源18からバイアス電流が供給される構成となっており、ゲートを入力ノードとする増幅部(ソースフォロワ回路)を構成する。これにより増幅トランジスタM3は、浮遊拡散部FDの電圧に応じた信号を、選択トランジスタM4を介して出力線16に出力する。リセットトランジスタM2は、オンになることにより浮遊拡散部FDを電圧VDDに応じた電圧にリセットする。
比較回路40の各列の比較部42は、例えば図3に示すように、差動入力型の比較器44と、容量C0,C1,C2,C3と、スイッチSW1,SW2と、により構成され得る。
比較器44は、2つの入力ノードと1つの出力ノードとを有する。比較器44の一方の入力ノードは、容量C0を介して対応する列の出力線16に接続されている。比較器44の他方の入力ノードは、容量C1を介して参照信号線48に接続されている。比較器44の出力端子は、対応する列の記憶部52に接続されている。また、比較器44の他方の入力ノードと接地ノードとの間には、容量C2とスイッチSW1とが直列に接続された直列接続体と、容量C3とスイッチSW2とが直列に接続された直列接続体とが、並列に接続されている。スイッチSW1,SW2の制御ノードは、制御回路80に接続されている。なお、スイッチSW1,SW2と接地ノードとを接続する配線は、後述する画素グラウンド配線22である。
スイッチSW1,SW2は、制御回路80からの制御信号により接続状態(導通/非導通)が制御され、比較器44の入力ノードと接地ノードとの間を接続する容量素子を切り替える。すなわち、容量C2,C3及びスイッチSW1,SW2は、比較器44の入力ノードと接地ノードとの間の容量値を規定する容量部を構成する。これにより、参照信号生成回路46から供給される参照信号は、容量C1により構成される容量部と、容量C2,C3及びスイッチSW1,SW2により構成される容量部とによる容量分割によって、振幅が変化する。
すなわち、容量C1,C2,C3及びスイッチSW1,SW2は、参照信号生成回路46から供給される参照信号の振幅を変化するための参照信号振幅変換回路を構成する。これにより、参照信号生成回路46から供給される参照信号は、この参照信号振幅変換回路により所定の振幅に制御された後に比較器44へと入力される。
参照信号線48から参照信号振幅変換回路を介して比較器44に入力される参照信号の振幅は、容量C1,C2,C3の容量値の比が1:1:2であると仮定すると、例えば以下の式(1)~式(3)のように表すことができる。ここで、振幅VRMPは、参照信号生成回路46から出力される参照信号の振幅である。振幅RMPDは、スイッチSW1,SW2がともにオフのとき(ゲイン1倍設定時)に比較器44に入力される参照信号の振幅である。振幅RMPEは、スイッチSW1がオンでありスイッチSW2がオフのとき(ゲイン2倍設定時)に比較器44に入力される参照信号の振幅である。振幅RMPFは、スイッチSW1,SW2がともにオンのとき(ゲイン4倍設定時)に比較器44に入力される参照信号の振幅である。なお、以下の式においては説明を簡略化するため、各端子の寄生容量は省略している。
RMPD=VRMP×(1) …(1)
RMPE=VRMP×(1/2) …(2)
RMPF=VRMP×(1/4) …(3)
次に、本実施形態による光電変換装置の動作について、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態による光電変換装置の動作を説明するタイミングチャートである。図4には、画素部10を構成する複数の画素行のうちの1行分の画素12の動作と比較回路40の動作とを示している。なお、図4では図示を省略しているが、画素信号が読み出される行に対応する制御信号ΦSELは、図示する期間の間、ハイレベルに維持されているものとする。
まず、垂直走査回路30により、読み出しを行う画素行の制御線14に供給される制御信号ΦRESがハイレベルからローレベルに制御され、当該画素行に属する画素12のリセットトランジスタM2がオフになる。これにより、浮遊拡散部FDは電圧VDDに応じたリセット電位となり、出力線16には当該リセット電位に応じたリセット信号(以下、「N信号」と呼ぶ)が出力される。
続く期間T1では、出力線16に出力されたN信号に対して第1のAD変換処理が行われる。比較器44は、N信号の大きさとランプ信号RAMPの大きさとを比較し、ランプ信号RAMPとN信号との大小関係が反転したときに出力をハイレベルからローレベルへと、或いは、ローレベルからハイレベルへと遷移する。カウンタ回路58は、ランプ信号RAMPの信号レベルの変化の開始(期間T1の始期)からカウントを開始し、カウント値に応じたカウント信号を記憶部52に出力する。記憶部52は、比較器44の出力が反転したタイミングでカウンタ回路58から出力されているカウント信号のカウント値を第1のデジタルデータとして記憶する。
第1のAD変換処理が完了した後、垂直走査回路30により、読み出しを行う画素行の制御線14に供給される制御信号ΦTXがローレベルからハイレベルに制御され、当該画素行に属する画素12の転送トランジスタM1がオンになる。これにより、光電変換部PDに蓄積されていた電荷が浮遊拡散部FDに転送され、出力線16の電位が、光電変換部PDから浮遊拡散部FDへと転送された電荷の量に応じた電位に変化する。このとき、出力線16には、N信号と光電変換部PDで生成された電荷の量に応じた信号との和に相当する信号が現れる。以下、この信号を「(S+N)信号」と呼ぶものとする。
続く期間T2では、出力線に出力された(S+N)信号に対して第2のAD変換処理が行われる。比較器44は、(S+N)信号の大きさとランプ信号RAMPの大きさとを比較し、ランプ信号RAMPと(S+N)信号との大小関係が反転したときに出力をハイレベルからローレベルへと、或いは、ローレベルからハイレベルへと遷移する。カウンタ回路58は、ランプ信号RAMPの信号レベルの変化の開始(期間T2の始期)からカウントを開始し、カウント値に応じたカウント信号を記憶部52に出力する。記憶部52は、比較器44の出力が反転したタイミングでカウンタ回路58から出力されているカウント信号のカウント値を第2のデジタルデータとして記憶する。
第2のAD変換処理が完了した後、垂直走査回路30により、読み出しを行う画素行の制御線14に供給される制御信号ΦRESがローレベルからハイレベルに制御され、当該画素行に属する画素12のリセットトランジスタM2がオンになる。これにより、浮遊拡散部FDが電圧VDDに応じた電位となり、増幅トランジスタM3のゲートノードがリセット状態になる。
各列の記憶部52に記憶された第1のデジタルデータ及び第2のデジタルデータは、水平走査回路60からの制御信号に応じて、列毎に順次、信号処理回路70へと転送される。信号処理回路70では、第2のデジタルデータで表される値から第1のデジタルデータで表される値を減算する差分処理が行われ、列毎の比較部42の特性ばらつきが除去される。なお、信号処理回路70では差分処理を行わず、光電変換装置100の外部の信号処理装置で差分処理を含む信号処理を行うようにしてもよい。
ランプ信号RAMPの振幅(傾き)は、前述のように、比較部42のスイッチSW1,SW2を適宜制御することにより変更することができる。比較器44に入力されるランプ信号RAMPの振幅(傾き)を変えることで、AD変換ゲインを切り替えることができる。
すなわち、スイッチSW1,SW2がともにオフのとき、ランプ信号RAMPの振幅は、参照信号生成回路46から出力されるランプ信号の振幅VRMPと同じ振幅RMPDとなる。このとき、第2のAD変換処理の開始からランプ信号RAMPと(S+N)信号との大小関係が反転するまでの期間は、期間T3となる。
スイッチSW1がオンでありスイッチSW2がオフのとき、ランプ信号RAMPの振幅は、参照信号生成回路46から出力されるランプ信号の振幅VRMPの1/2倍の振幅RMPEとなる。このとき、第2のAD変換処理の開始からランプ信号RAMPと(S+N)信号との大小関係が反転するまでの期間は、期間T4となる。振幅RMPEのランプ信号RAMPを用いた場合に得られる第2のデジタルデータの値は、振幅RMPDのランプ信号RAMPを用いた場合に得られる第2のデジタルデータの値の2倍となる。
スイッチSW1,SW2がともにオンのとき、ランプ信号RAMPの振幅は、参照信号生成回路46から出力されるランプ信号の振幅VRMPの1/4倍の振幅RMPFとなる。このとき、第2のAD変換処理の開始からランプ信号RAMPと(S+N)信号との大小関係が反転するまでの期間は、期間T5となる。振幅RMPFのランプ信号RAMPを用いた場合に得られる第2のデジタルデータの値は、振幅RMPDのランプ信号RAMPを用いた場合に得られる第2のデジタルデータの値の4倍となる。
ところで、AD変換回路において複数のランプ信号を用いる場合、個々のランプ信号の精度及びランプ信号間の相対精度は、AD変換誤差に大きく影響する。例えば、ランプ信号源においてランプ信号の振幅を変えて出力する場合、ランプ信号源の出力バッファ段で発生するノイズはランプ信号の振幅に依存しないため、画素行毎にランプ信号の振幅が異なってもランプ信号に重畳するノイズは一定である。その結果、画素行毎に横線状のノイズが大きく検知されてしまうことがある。
この点、本実施形態の光電変換装置において、比較器44に入力されるランプ信号RAMPに重畳するノイズは、ランプ信号RAMPの振幅(傾き)と同様に大きさが変化する。すなわち、ランプ信号RAMPの振幅(傾き)が1倍、1/2倍、1/4倍に変化すると、ランプ信号RAMPに重畳するノイズも1倍、1/2倍、1/4倍となる。したがって、本実施形態の光電変換装置によれば、ランプ信号RAMPに重畳するノイズに起因する横線状のノイズの発生を抑制することができる。
図5は、画素部10及び周辺回路部20におけるグラウンド配線の配置例を示す概略図である。図6は、1つの画素列に対応するグラウンドループの等価回路を模式的に示す図である。
画素部10には、グラウンド電位が供給される画素ウェル領域90(例えばPウェル)と、画素ウェル領域90にグラウンド電位を供給する画素グラウンド配線22と、が配されている。画素ウェル領域90は、半導体基板に設けられた半導体領域である。画素グラウンド配線22は、半導体基板に対する平面視において画素ウェル領域90と重なるように配されている。換言すると、画素グラウンド配線22は、画素ウェル領域90の上に配されている。なお、ここで言う平面視は、半導体基板の面に平行な投影面に垂直投影した投影図に対応している。画素ウェル領域90は、独立に設けられた複数のウェル領域によって構成されてもよい。画素ウェル領域90と画素グラウンド配線22とは、画素ウェルコンタクト92を介して電気的に接続されている。画素グラウンド配線22は、外部グラウンド端子24に接続されている。外部グラウンド端子24は、光電変換装置100の外部の外部グラウンド電位に接続される。
周辺回路部20には、グラウンド電位が供給される周辺ウェル領域94(例えばPウェル)と、周辺ウェル領域94にグラウンド電位を供給する周辺グラウンド配線26と、が配されている。周辺ウェル領域94は、半導体基板に設けられた半導体領域である。周辺グラウンド配線26は、半導体基板に対する平面視において周辺ウェル領域94と重なるように配されている。換言すると、周辺グラウンド配線26は、周辺ウェル領域94の上に配されている。周辺ウェル領域94は、独立に設けられた複数のウェル領域によって構成されてもよく、導電型の異なるウェルを含んでもよい。周辺ウェル領域94と周辺グラウンド配線26とは、周辺ウェルコンタクト96を介して電気的に接続されている。周辺グラウンド配線26は、外部グラウンド端子28に接続されている。外部グラウンド端子28は、光電変換装置100の外部の外部グラウンド電位に接続される。画素ウェルコンタクト92及び周辺ウェルコンタクト96は、任意に配置することができ、必ずしも規則正しく配列されている必要はない。
画素グラウンド配線22及び周辺グラウンド配線26は、例えば図5に示されるように、画素部10の画素アレイの列に沿う方向(第2の方向)に延在するように設けられている。図5では、各列に1本ずつ画素グラウンド配線22及び周辺グラウンド配線26を配置しているが、複数列に1本ずつ画素グラウンド配線22及び周辺グラウンド配線26を配置するようにしてもよい。外部グラウンド端子24は、画素グラウンド配線22の両端部に設けられている。外部グラウンド端子28は、周辺グラウンド配線26の一方の端部に設けられている。
なお、図5には、各列の記憶部52を、書き込み用メモリ54、メモリ間転送スイッチSW5、読み出し用メモリ56により構成した例を示している。書き込み用メモリ54は、比較部42の比較器44及びカウンタ回路58に接続されている。読み出し用メモリ56は、メモリ間転送スイッチSW5を介して書き込み用メモリ54に接続されている。読み出し用メモリ56には、水平走査回路60が接続されている。記憶部52をこのように構成した場合の動作例については、第2実施形態において説明する。
ここで説明の便宜上、図5及び図6において、以下に示すように点A、点O、点P、点Q、点S、点S’を定義するものとする。
周辺回路部20において、比較部42を構成する容量C2のグラウンド側の電極は、スイッチSW1を介して画素グラウンド配線22に接続されている。また、容量C3のグラウンド側の電極は、スイッチSW2を介して画素グラウンド配線22に接続されている。これら容量C2,C3がスイッチSW1,SW2を介して画素グラウンド配線22に接続されている点を、ここでは1つの接点と見なし、点Aと定義する。ここで、画素グラウンド配線22は周辺ウェル領域94の上に延在するように設けられており、点Aは平面視において周辺ウェル領域94と重なる領域に位置している。
また、比較部42を構成する比較器44のグラウンド端子は、周辺グラウンド配線26に接続されている。比較器44のグラウンド端子が周辺グラウンド配線26に接続されている点を、点Qと定義する。
画素部10において、着目する比較部42と同じ列に配された画素12のうち、比較部42から最も遠い位置にある画素12のグラウンド端子に接続された画素ウェルコンタクト92を、点Sと定義する。また、着目する比較部42と同じ列に配された画素12のうち、比較部42に最も近い位置にある画素12のグラウンド端子に接続された画素ウェルコンタクト92を、点S’と定義する。
外部グラウンド端子24のうち、点Aに最も近い位置に配置された外部グラウンド端子24を、点Pと定義する。また、点Aとの間に点Sとの接続点が位置する外部グラウンド端子24を、点Oと定義する。
次に、図6に示したグラウンドループの等価回路における各点間の電気抵抗値について、図5及び図6を用いて説明する。
点Aと点S’との間の電気抵抗値をR1とし、点S’と点Sの間の電気抵抗値をR11とすると、点Aと点Sとの間の電気抵抗値はR11+R1となる。点Sと点Oとの間は点S’と点Pとの間と回路的に等価であるので、点Aと点Pとの間の電気抵抗値をR2とすると、点Sと点Oとの間の電気抵抗値はR1+R2となる。
なお、画素グラウンド配線22の電気抵抗は面内で均一なため、画素グラウンド配線22の電気抵抗値は、一般的には配線の長さに比例する。したがって、電気抵抗値R11,R1は、R11>R1の関係を有する。また、電気抵抗値R1には、実際には、スイッチSW1,SW2を構成するMOSトランジスタのオン抵抗が含まれるが、これらは電気抵抗値R1,R11と比較して十分に小さいため、等価回路上は無視することができる。
点Oの外部グラウンド端子24と点Pの外部グラウンド端子24とは、光電変換装置100が実装されるプリント基板に設けられた配線98によって電気的に接続される。つまり、画素グラウンド配線22と配線98とによってグラウンドループが構成され、上述の各点は、このグラウンドループ上に、点A-点S-点O-点P-点A、の順番で配置されることになる。
磁界が存在する場において、磁束Bがこのグラウンドループを貫通するときには、磁束Bの時間変化に応じた誘導起電力Vがグラウンドループに生じる。これは、ファラデーの法則に従うもので、生じる誘導起電力Vと、微小時間Δtにおける磁束Bの変化ΔBとの間の関係は、式(4)のように表される。
V=-ΔB/Δt …(4)
この誘導起電力Vによって本来は同電位であるグラウンドループ内に電圧の分布が生じると、画素部10の信号がグラウンド電位の分布によって振られてしまい、光電変換装置の出力画像にパターンノイズ(磁気ノイズ)として現れる。
図6の下段に、グラウンドループに生じる誘導起電力Vのうち、点Aと点Sとの間の誘起電圧差V1と、点Aと点Pとの間の誘起電圧差V2と、点Sと点Oとの間の誘起電圧差V3と、を示している。誘起電圧差V1,V2,V3は、誘導起電力Vがそれぞれの区間における電気抵抗値で分圧されたものであるため、以下の式(5)、式(6)、式(7)のように表すことができる。
V1=V×(R11+R1)/(R11+2×R1+2×R2) …(5)
V2=V×R2/(R11+2×R1+2×R2) …(6)
V3=V×(R2+R1)/(R11+2×R1+2×R2) …(7)
ここで、比較器44の第1の入力端子に入力される画素部10からの信号には、画素部10のグラウンド端子が接続された点Sにおける誘起電圧差(V1+V2)が、磁気ノイズとして含まれる。一方、比較器44の第2の入力端子に入力される参照信号には、点Aにおける誘起電圧差V2が、磁気ノイズとして含まれる。したがって、比較器44の磁気ノイズ出力Voutは、以下の式(8)に示すように、点Aと点Pとの間の誘起電圧差V2が取り除かれた点Aと点Sとの間の誘起電圧差V1となる。
Vout=(V1+V2)―(V2)=V1 …(8)
つまり、本実施形態の光電変換装置は、比較部42を構成する容量C2,C3のグラウンド電極がスイッチSW1,SW2を介して画素グラウンド配線22に接続されていることにより、画素グラウンド配線22に生じる磁気ノイズを低減することができる。
このように、本実施形態によれば、参照信号生成回路に起因する横線状のノイズを抑制しつつ、グラウンド配線に重畳する磁気ノイズの影響を低減することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による光電変換装置及びその駆動方法について、図7乃至図9を用いて説明する。第1実施形態による光電変換装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
図7は、本実施形態による光電変換装置における比較部の構成例を示す回路図である。図8は、1つの画素列に対応するグラウンドループの等価回路を模式的に示す図である。図9は、本実施形態による光電変換装置の動作を示すタイミングチャートである。
本実施形態による光電変換装置は、比較回路40を構成する各列の比較部42の構成を除き、全体的な構成は第1実施形態による光電変換装置と同様である。
本実施形態の光電変換装置における比較部42は、図7及び図8に示すように、出力線16と容量C0との間に接続されたサンプルホールド部45を更に有している。サンプルホールド部45は、スイッチSW3,SW4と、容量C4と、を有する。スイッチSW4は、出力線16と容量C0との間に接続されている。容量C4の一方の電極(信号電極)は、スイッチSW4と容量C0との間の接続ノードに接続されている。容量C4の他方の電極(グラウンド電極)は、スイッチSW3を介して画素グラウンド配線22に接続されている。容量C4がスイッチSW3を介して画素グラウンド配線22に接続されている点を、点Dと定義する。なお、点Dは点Aの近傍に配置されるため、点Aと点Dとの間の電気抵抗値は十分に小さく等価回路上は無視することができる。
画素12から出力線16へと画素信号が出力されている状態で、スイッチSW3がオン、スイッチSW4がオンからオフに切り替わることにより、出力線16に現れた画素信号が容量C4に保持される。これにより、容量C4は出力線16から電気的に切断された状態にできるため、画素からのアナログ信号読み出し動作とAD変換動作を並行して実行することが可能である。これにより高速な読み出しが可能となる。
なお、本実施形態ではスイッチSW3を常にオン(導通状態)にしている。しかしながら、スイッチSW4を常にオン(導通状態)にし、画素からのアナログ信号読み出し動作とAD変換動作とを並行して行わない動作方法である場合は、スイッチSW3をオフ(非導通状態)にしてもよい。このように構成することで、容量C4が負荷とならないようにし、画素信号が出力線16に現れる時間(静定時間)を短くすることができる。
次に、本実施形態による光電変換装置の動作について、図7乃至図9を用いて説明する。ここでは、画素部10を構成する画素アレイのうち、n行目(nは1以上の整数)に属する画素と(n+1)行目に属する画素の動作を説明する。また、記憶部52については、書き込み用メモリ54、メモリ間転送スイッチSW5、読み出し用メモリ56を含む図5に示した構成を用いて説明をする。
図9において、制御信号ΦRES(n),ΦSEL(n),ΦTX(n)は、n行目に属する画素12のリセットトランジスタM2、選択トランジスタM4、転送トランジスタM1に供給される制御信号である。制御信号ΦRES(n+1),ΦSEL(n+1),ΦTX(n+1)は、(n+1)行目に属する画素12のリセットトランジスタM2、選択トランジスタM4、転送トランジスタM1に供給される制御信号である。制御信号ΦRES,ΦSEL,ΦTXは、制御回路80による制御のもと、垂直走査回路30から各行の画素12へと行単位で供給される。
また、制御信号ΦSHは、制御回路80からサンプルホールド部45のスイッチSW4の制御ノードに供給される制御信号である。ここでは、制御信号ΦSHがハイレベルのときにスイッチSW4はオン(導通状態)となり、制御信号ΦSHがローレベルのときにスイッチSW4はオフ(非導通状態)となるものとする。本実施形態ではスイッチSW3は常にオン(導通状態)である。制御信号ΦMTXは、制御回路80からメモリ間転送スイッチSW5の制御ノードに供給される制御信号である。ここでは、制御信号ΦMTXがハイレベルのときにメモリ間転送スイッチSW5はオン(導通状態)となり、制御信号ΦMTXがローレベルのときにメモリ間転送スイッチSW5はオフ(非導通状態)となるものとする。
本実施形態では、画素12から出力されるアナログ画素信号のサンプルホールド動作、AD変換動作、読み出し用メモリ56からの信号出力動作のうちの少なくとも2つを並行して実行する動作例を説明する。
時刻t0から時刻t0’の期間は、n行目の画素12からアナログ画素信号を容量C4に保持するまでの期間である(画素読み出し期間(n))。
時刻t0において、制御信号ΦRES(n)がハイレベルからローレベルへと制御され、n行目の画素12のリセットトランジスタM2がオフになる。これにより、n行目の画素12の浮遊拡散部FD、すなわち増幅トランジスタM3のゲートノードのリセット状態が解除される。
続く時刻t1において、制御信号ΦSEL(n)がローレベルからハイレベルへと制御され、n行目の画素12の選択トランジスタM4がオンになる。これにより、n行目の画素12が選択され、各列の出力線16には、n行目の画素12の増幅トランジスタM3のゲートノードをリセットしたことに対応する信号が現れる。この出力信号は、リセットトランジスタM2をオフした際に生じるノイズ及び増幅トランジスタM3に起因するノイズを含む。以下では、この出力信号を「N信号」と呼ぶ。
時刻t2までの期間は、(n-1)行目の画素12のN信号をAD変換したデジタル信号を読み出し用メモリ56から信号処理回路70へと転送する動作、すなわち水平転送動作が行われる期間である。なお、図9では時刻t0よりも前から水平転送動作を開始する例を示しているが、読み出し用メモリ56の数や水平走査回路60の動作周波数等の条件によっては時刻t0以降に水平転送動作を開始するように構成することもできる。
また、時刻t3までの期間は、容量C4に保持されている(n-1)行目の画素12のアナログの画素信号をデジタル信号に変換する期間である(期間SAD(n-1))。この期間において、制御信号ΦSHはローレベルになっており、容量C4はスイッチSW4により出力線16から電気的に切断されている。比較部42は、時間的に変化する参照信号の信号レベルと画素信号の信号レベルとを比較し、これら信号の大小関係が逆転したときに出力信号をハイレベルからローレベル或いはローレベルからハイレベルへと遷移する。記憶部52は、比較部42の出力信号の遷移をラッチ信号として、その時点でカウンタ回路58から受信しているカウント信号で表されるカウント値を、書き込み用メモリ54に保持する。なお、図9では時刻t0よりも前から期間SAD(n-1)を開始する例を示しているが、AD変換の分解能や動作周波数等の条件によっては時刻t0以降に期間SAD(n-1)を開始するように構成することもできる。
続く時刻t4において、制御信号ΦMTXがローレベルからハイレベルへと制御され、期間NAD(n-1)及び期間SAD(n-1)において各列の記憶部52の書き込み用メモリ54に保持された2つのデジタル信号が読み出し用メモリ56に転送される。なお、期間NAD(n-1)は、期間SAD(n-1)よりも前に行われる期間であって、(n-1)行目の画素12の画素信号(N信号)をデジタル信号に変換する期間である。
続く時刻t5から時刻t2’の期間は、期間SAD(n-1)のAD変換によって得られたデジタル信号を各列の記憶部52の読み出し用メモリ56から信号処理回路70へと転送する水平転送動作を行う期間である。
時刻t6から時刻t7よりも前の期間において、制御信号ΦSHが一時的にローレベルからハイレベルへと制御され、スイッチSW4がオンになる。これにより、出力線16と容量C4とがスイッチSW4を介して接続され、出力線16に出力されているn行目の画素12のN信号が容量C4に保持される。
続く時刻t7から時刻t9までの期間は、容量C4に保持されているn行目の画素12のN信号をデジタル信号に変換する期間である(期間NAD(n))。期間NAD(n)では、制御信号ΦSHはローレベルであるため、容量C4は出力線16から電気的に切断された状態にある。
時刻t8から所定の期間、制御信号ΦTX(n)が一時的にハイレベルに制御され、n行目の画素12の転送トランジスタM1がオンになる。これにより、n行目の画素12の光電変換部PDに蓄積されていた電荷が浮遊拡散部FDに転送され、増幅トランジスタM3のゲートノードが光電変換部PDから転送された電荷の量に応じた電位になる。出力線16の電位は、増幅トランジスタM3のゲートノードの電位の変化に応じて変化する。このとき出力線16に出力されている画素信号は、光電変換部PDで生成された電荷量に応じた信号と時刻t1に画素から出力されたN信号との和に相当する。以下では、この出力信号を「(S+N)信号」と呼ぶ。
続く時刻t10から時刻t11よりも前の期間において、制御信号ΦSHが一時的にローレベルからハイレベルへと制御され、スイッチSW4がオンになる。これにより、出力線16と容量C4とがスイッチSW4を介して接続され、出力線16に出力されているn行目の画素12の(S+N)信号が容量C4に保持される。
続く時刻t11から時刻t3’の期間は、容量C4に保持されているn行目の画素12の(S+N)信号をデジタル信号に変換する期間である(期間SAD(n))。この期間において、制御信号ΦSHはローレベルになっており、容量C4はスイッチSW4により出力線16から電気的に切断されている。比較部42は、時間的に変化する参照信号の信号レベルと(S+N)信号の信号レベルとを比較し、これら信号の大小関係が逆転したときに出力信号をハイレベルからローレベル或いはローレベルからハイレベルへと遷移する。記憶部52は、比較部42の出力信号の遷移をラッチ信号として、その時点でカウンタ回路58から受信しているカウント信号で表されるカウント値を、書き込み用メモリ54に保持する。
続く時刻t12において、制御信号ΦSEL(n)がハイレベルからローレベルへと御され、n行目の画素12の選択トランジスタM4がオフになる。これにより、n行目の画素12の選択が解除される。
続く時刻t13において、制御信号ΦRES(n)がローレベルからハイレベルへと制御され、n行目の画素12のリセットトランジスタM2がオンになる。これにより、n行目の画素12の浮遊拡散部FD、すなわち増幅トランジスタM3のゲートノードがリセット状態となる。
続く時刻t0’から開始する画素読み出し期間(n+1)の動作は、時刻t0から時刻t13までの画素読み出し期間(n)の動作と同様であるため、ここでは説明を省略する。
期間NAD(n)及び期間SAD(n)に得られた各列の2つのデジタル信号は、時刻t5’以降の信号出力期間(n)において信号処理回路70へと水平転送される。信号処理回路70では、各列の2つのデジタル信号に対してデジタルデータの差分処理が行われ、比較部42の特性ばらつきが除去される。
このように本実施形態では、AD変換期間において、容量C4は画素信号を保持した状態で出力線16から電気的に切断される。そして、容量C4が保持する信号は、容量C0を介して比較器44の第1の入力端子に与えられる。容量C4は出力線16から電気的に切断された状態であるため、同時刻において、光電変換部PDに蓄積された電荷の浮遊拡散部FDへの転送や、転送された電荷の量に応じた信号の出力線16への出力を実行することができる。つまり、本実施形態では、ある行の画素からアナログ信号を読み出している期間に、AD変換動作及び水平転送動作を並行して実行することが可能であり、高速な読み出しを実現することができる。
また、本実施形態では、容量C4がスイッチSW3を介して点Dにおいて接続されるグラウンド配線が、画素グラウンド配線22である。仮に、点Dが周辺グラウンド配線26への接続点であるとすると、画素12から画素信号を読み出す際に発生する制御信号ΦTXなどの影響による過渡的な変化は、スイッチSW1,SW2及び容量C2,C3を介して比較器44の第2の入力端子のみに現れる。その結果、比較器44の出力にもノイズとして現れる。
この点、本実施形態では点Dが画素グラウンド配線22に接続されているため、制御信号ΦTXなどの影響による過渡的な変化は、容量C4,C0と容量C2,C3とを介して比較器44の2つの入力端子に同相信号として現れる。この同相信号は、比較器44で除去される。つまり、容量C4のグラウンド電極と、容量C2,C3のグラウンド電極とを、共通の画素グラウンド配線22に接続することで、アナログ信号の読み出し時に発生する過渡的な変化(ノイズ)がAD変換動作に与える影響を抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、横線状のノイズ及び磁気ノイズの影響に加え、高速読み出しに起因する過渡的な変化(ノイズ)を抑制することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による光電変換装置及びその駆動方法について、図10を用いて説明する。第1及び第2実施形態による光電変換装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。図10は、本実施形態による光電変換装置におけるグラウンド配線の配置例を示す概略図である。
本実施形態による光電変換装置は、参照信号生成回路46の構成を除き、全体的な構成は第1実施形態による光電変換装置と同様である。すなわち、本実施形態による光電変換装置においては、参照信号生成回路46のグラウンド端子が、画素グラウンド配線22に接続されている。ここで、参照信号生成回路46のグラウンド端子が画素グラウンド配線22に接続されている点を、点Eと定義する。点Eは、平面視において周辺ウェル領域94と重なる領域に位置している。
本実施形態においては、参照信号生成回路46のグラウンド端子も画素グラウンド配線22に接続されているため、画素グラウンド配線22に生じる磁気ノイズは、容量C1を介して比較器44の第2の入力端子に現れる。また、画素部10も画素グラウンド配線22に接続されているため、画素グラウンド配線22に生じる磁気ノイズは、容量C0を介して比較器44の第1の入力端子に現れる。この同相信号は、比較器44で除去される。
したがって、参照信号生成回路46のグラウンド端子をも画素グラウンド配線22に接続することで、磁気ノイズの影響を更に抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、参照信号生成回路に起因する横線状のノイズを抑制しつつ、グラウンド配線に重畳する磁気ノイズの影響をより効果的に低減することができる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態による撮像システムについて、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態による撮像システムの概略構成を示すブロック図である。
上記第1乃至第3実施形態で述べた光電変換装置100は、種々の撮像システムに適用可能である。適用可能な撮像システムの例としては、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダ、監視カメラ、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星などが挙げられる。また、レンズなどの光学系と撮像装置とを備えるカメラモジュールも、撮像システムに含まれる。図11には、これらのうちの一例として、デジタルスチルカメラのブロック図を例示している。
図11に例示した撮像システム200は、撮像装置201、被写体の光学像を撮像装置201に結像させるレンズ202、レンズ202を通過する光量を可変にするための絞り204、レンズ202の保護のためのバリア206を有する。レンズ202及び絞り204は、撮像装置201に光を集光する光学系である。撮像装置201は、第1乃至第3実施形態のいずれかで説明した光電変換装置100であって、レンズ202により結像された光学像を画像データに変換する。
撮像システム200は、また、撮像装置201より出力される出力信号の処理を行う信号処理部208を有する。信号処理部208は、撮像装置201が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換を行う。また、信号処理部208はその他、必要に応じて各種の補正、圧縮を行って画像データを出力する動作を行う。信号処理部208の一部であるAD変換部は、撮像装置201が設けられた半導体基板に形成されていてもよいし、撮像装置201とは別の半導体基板に形成されていてもよい。また、撮像装置201と信号処理部208とが同一の半導体基板に形成されていてもよい。
撮像システム200は、更に、画像データを一時的に記憶するためのメモリ部210、外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース部(外部I/F部)212を有する。更に撮像システム200は、撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の記録媒体214、記録媒体214に記録又は読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)216を有する。なお、記録媒体214は、撮像システム200に内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
更に撮像システム200は、各種演算とデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部218、撮像装置201と信号処理部208に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部220を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、撮像システム200は少なくとも撮像装置201と、撮像装置201から出力された出力信号を処理する信号処理部208とを有すればよい。
撮像装置201は、撮像信号を信号処理部208に出力する。信号処理部208は、撮像装置201から出力される撮像信号に対して所定の信号処理を実施し、画像データを出力する。信号処理部208は、撮像信号を用いて、画像を生成する。
このように、本実施形態によれば、第1乃至第3実施形態による光電変換装置100を適用した撮像システムを実現することができる。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態による撮像システム及び移動体について、図12を用いて説明する。図12は、本実施形態による撮像システム及び移動体の構成を示す図である。
図12(a)は、車載カメラに関する撮像システムの一例を示したものである。撮像システム300は、撮像装置310を有する。撮像装置310は、上記第1乃至第3実施形態のいずれかに記載の光電変換装置100である。撮像システム300は、撮像装置310により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部312と、撮像システム300により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差取得部314を有する。また、撮像システム300は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離取得部316と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部318と、を有する。ここで、視差取得部314や距離取得部316は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部318はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
撮像システム300は車両情報取得装置320と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、撮像システム300は、衝突判定部318での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU330が接続されている。また、撮像システム300は、衝突判定部318での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置340とも接続されている。例えば、衝突判定部318の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU330はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置340は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施形態では、車両の周囲、例えば前方又は後方を撮像システム300で撮像する。図12(b)に、車両前方(撮像範囲350)を撮像する場合の撮像システムを示した。車両情報取得装置320が、撮像システム300ないしは撮像装置310に指示を送る。このような構成により、測距の精度をより向上させることができる。
上記では、他の車両と衝突しないように制御する例を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御や、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。更に、撮像システムは、自車両等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
[変形実施形態]
本発明は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例や、他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。
また、上記実施形態では、比較器44の他方の入力端子と画素グラウンド配線22との間に、容量とスイッチとの直列接続体を2つ並列に接続したが、並列に接続する直列接続体の数は必ずしも2つに限定されるものではない。直列接続体の数は、例えば設定可能なAD変換ゲインの種類に応じて適宜選択することができ、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
また、上記実施形態では、AD変換回路を構成する比較器44に入力されるノイズの影響を説明したが、このようなノイズの影響は読み出し回路部に差動増幅回路を有する光電変換装置において同様に生じうる。したがって、例えば差動増幅回路を用いて画素信号を増幅するように構成された光電変換装置に本発明の構成を適用することも可能である。
また、上記第1乃至第3実施形態に示した光電変換装置は、画像の取得を目的とした装置、すなわち固体撮像装置として用いることもできる。ただし、本明細書で説明した光電変換装置の適用例は、必ずしも固体撮像装置に限定されるものではない。例えば、上記第4実施形態で説明したような測距を目的とする装置に適用する場合にあっては、必ずしも画像を出力する必要はない。このような場合、当該装置は、光情報を所定の電気信号に変換する光電変換装置と言うことができる。固体撮像装置は、光電変換装置の1つである。
また、上記第4及び第5実施形態に示した撮像システムは、本発明の光電変換装置を適用しうる撮像システム例を示したものであり、本発明の光電変換装置を適用可能な撮像システムは図11及び図12に示した構成に限定されるものではない。
なお、上記実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10…画素部
12…画素
16…出力線
20…周辺回路部
22…画素ウェルグラウンド配線
26…周辺ウェルグラウンド配線
40…比較回路
42…比較部
44…比較器
46…参照信号生成回路
90…画素ウェル領域
92…画素ウェルコンタクト
94…周辺ウェル領域
96…周辺ウェルコンタクト

Claims (17)

  1. 画素ウェル領域と周辺ウェル領域とを含む半導体基板と、
    前記画素ウェル領域の上に配された画素グラウンド配線と、
    前記画素グラウンド配線と前記画素ウェル領域とを接続する画素ウェルコンタクトと、
    前記画素ウェル領域に複数の列をなすように配置され、各々が入射光の光量に応じた画素信号を出力する複数の画素と、
    所定の振幅を有する参照信号を生成する参照信号生成回路と、
    前記複数の列に対応して設けられ、対応する列の前記画素からの前記画素信号と前記参照信号とを各々が受ける複数の比較部と、を有し、
    前記複数の比較部の各々は、
    前記画素信号を受ける第1入力ノードと、前記参照信号を受ける第2入力ノードと、を有する比較器と、
    前記参照信号生成回路と前記第2入力ノードとを接続する第1容量部と、
    前記第2入力ノードと前記画素グラウンド配線とを接続する第2容量部と、を有し、
    前記画素グラウンド配線は、前記周辺ウェル領域の上に延在しており、前記周辺ウェル領域と重なる領域において、前記第2容量部に接続されている
    ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記第2容量部は、第1容量素子と第1スイッチとの直列接続体を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の光電変換装置。
  3. 前記第2容量部は、並列に接続された複数の前記直列接続体を有する
    ことを特徴とする請求項記載の光電変換装置。
  4. 前記第1スイッチの接続状態を制御することにより前記第2入力ノードに入力される前記参照信号の振幅を切り替える制御回路を更に有する
    ことを特徴とする請求項又は記載の光電変換装置。
  5. 前記複数の列の各々に配され、それぞれに対応する列の前記画素からの前記画素信号が出力される複数の出力線を更に有し、
    前記複数の比較部の各々は、それぞれに対応する列の前記出力線と前記第1入力ノードとを接続する第3容量部を更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  6. 前記複数の比較部の各々は、それぞれに対応する列の前記出力線と前記第3容量部との間に設けられたサンプルホールド部を更に有する
    ことを特徴とする請求項記載の光電変換装置。
  7. 前記サンプルホールド部は、前記出力線と前記第3容量部との間に接続された第2スイッチと、前記第2スイッチと前記第3容量部との間の接続ノードと前記画素グラウンド配線とを接続する第4容量部と、を有する
    ことを特徴とする請求項記載の光電変換装置。
  8. 前記第4容量部は、第2容量素子と第3スイッチとの直列接続体を有する
    ことを特徴とする請求項記載の光電変換装置。
  9. 前記参照信号生成回路のグラウンド端子は、前記画素グラウンド配線に接続されている
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  10. 前記画素グラウンド配線は、前記複数の列に沿う方向に延在している
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  11. 前記画素グラウンド配線は、前記複数の列の各々に対応して設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  12. 前記参照信号は、時間の経過に伴って信号レベルが変化するランプ信号である
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  13. 記周辺ウェル領域の上に配された周辺グラウンド配線と、
    前記周辺グラウンド配線と前記周辺ウェル領域とを接続する画素ウェルコンタクトと、を更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  14. 前記参照信号生成回路からの前記参照信号の出力に同期してカウント動作を開始するカウンタ回路と、
    前記複数の列の各々に対応して設けられ、前記比較部による前記画素信号と前記参照信号との比較の結果に応じて、前記カウンタ回路から出力されるカウント信号で示されるカウント値を前記画素信号のデジタルデータとして記憶する記憶部と、を更に有する
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  15. 画素ウェル領域と周辺ウェル領域とを含む半導体基板と、
    前記画素ウェル領域の上に配された画素グラウンド配線と、
    前記画素グラウンド配線と前記画素ウェル領域とを接続する画素ウェルコンタクトと、
    前記画素ウェル領域に複数の列をなすように配置され、各々が画素信号を出力する複数の画素と、
    参照信号を生成する参照信号生成回路と、
    前記複数の列に対応して設けられ、対応する列の前記画素からの前記画素信号と前記参照信号とを各々が受ける複数の読み出し回路と、を有し、
    前記複数の読み出し回路の各々は、
    前記画素信号を受ける第1入力ノードと、第2入力ノードと、を有する差動増幅回路と、
    前記参照信号生成回路と前記第2入力ノードとの間に接続された第1容量部と、
    前記第2入力ノードと前記画素グラウンド配線との間に接続された第2容量部と、を有し、
    前記画素グラウンド配線は、前記周辺ウェル領域の上に延在しており、前記周辺ウェル領域と重なる領域において、前記第2容量部に接続されている
    ことを特徴とする光電変換装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の光電変換装置と、
    前記光電変換装置から出力される信号を処理する信号処理部と
    を有することを特徴とする撮像システム。
  17. 移動体であって、
    請求項1乃至15のいずれか1項に記載の光電変換装置と、
    前記光電変換装置からの信号に基づく視差画像から、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段と、
    前記距離情報に基づいて前記移動体を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする移動体。
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