JP2021136634A - 撮像装置および撮像システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 容量付加のためのトランジスタの動作に起因する画質劣化を低減する。【解決手段】 本開示における撮像装置において、増幅トランジスタからの信号が選択トランジスタを介して画素から出力される期間において、容量付加トランジスタのゲート電圧は第1の電圧VHから第2の電圧VLになり、ゲート電圧が第1の電圧VHから第2の電圧VLになるまでの時間あたりの電圧変化量は、ゲート電圧が第2の電圧VLから第1の電圧VHになるまでの単位時間あたりの電圧変化量よりも小さい。【選択図】図2

Description

本発明は撮像装置および撮像システムに関する。
CMOSイメージセンサなどの撮像装置において、ダイナミックレンジを拡大する試みがなされている。特許文献1には、フローティングディフュージョン部(以下、FD部)に容量付加トランジスタが接続された撮像装置が記載されている。特許文献1に記載の固体撮像装置は、容量付加トランジスタをオンまたはオフすることにより、FD部における変換ゲインを切り替え、ダイナミックレンジの拡大を図っている。
特開2010−124418号公報
しかしながら、特許文献1に記載の撮像装置において、容量付加のためのトランジスタの動作に起因して画質が劣化するという課題が生じていた。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであって、容量付加のためのトランジスタの動作に起因する画質劣化を低減することを目的とする。
本開示の一実施形態によれば、光電変換部と、前記光電変換部からの電荷を保持する入力ノードを有し、前記入力ノードの電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタから出力された前記信号を読み出す読み出し回路に出力する選択トランジスタと、前記入力ノードの電位を所定のリセット電位にするリセットトランジスタと、前記入力ノードに接続され、前記入力ノードの容量値を切り替える容量付加トランジスタとを有する画素と、前記容量付加トランジスタのゲート電圧を第1の電圧とすることにより前記容量付加トランジスタをオン状態とし、前記ゲート電圧を第2の電圧とすることにより前記容量付加トランジスタをオフ状態とする駆動回路とを備える撮像装置であって、前記増幅トランジスタからの前記信号が前記選択トランジスタを介して前記画素から出力される期間において、前記ゲート電圧は前記第1の電圧から前記第2の電圧になり、前記ゲート電圧が前記第1の電圧から前記第2の電圧になるまでの単位時間あたりの電圧変化量は、前記ゲート電圧が前記第2の電圧から前記第1の電圧になるまでの単位時間あたりの電圧変化量よりも小さいことを特徴とする撮像装置が提供される。
本発明によれば、容量付加のためのトランジスタの動作に起因する画質劣化を低減することが可能となる。
本発明の第1実施形態における撮像装置のブロック図である。 本発明の第1実施形態における画素の等価回路図である。 本発明の第1実施形態における撮像装置のタイミングチャートである。 本発明の第1実施形態における撮像装置のタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態における画素の等価回路図である。 本発明の第2実施形態における撮像装置のタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態における撮像装置のタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態における画素の等価回路図である。 本発明の第3実施形態における撮像装置のタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態における撮像装置のタイミングチャートである。 本発明の第3実施形態における撮像装置のタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態における画素の等価回路図である。 本発明の第5実施形態における垂直走査回路のブロック図である。 本発明の第6実施形態における垂直走査回路のブロック図である。 本発明の第7実施形態における撮像システムのブロック図である。 本発明の第8実施形態における車載カメラに関する撮像システムのブロック図である。
以下、図面を参照しながら各実施形態を説明する。各実施形態の説明において、他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する場合がある。以下の説明では、特に断りのない限り、スイッチはN型のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタによって構成されるものとする。スイッチがオンの状態は、N型MOSトランジスタのゲートにハイレベルの制御信号が印加され、N型MOSトランジスタが導通の状態を示す。スイッチがオフの状態は、N型MOSトランジスタのゲートにローレベルの制御信号が入力され、N型MOSトランジスタが非導通である状態を示す。また、N型MOSトランジスタのゲートを入力ノード、ソースおよびドレインを主ノードと称することもある。
N型のMOSトランジスタに代えて、P型のMOSトランジスタを用いてもよい。この場合は、制御信号などのP型MOSトランジスタに印加される制御信号の電位は、N型MOSトランジスタにおける制御信号の電位に対して反転したものとなる。また、スイッチは、N型のMOSトランジスタとP型のMOSトランジスタと含むCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)スイッチにより構成されてもよい。また、各実施形態の説明において、複数の回路素子を接続する電気経路に他の素子(スイッチ、バッファなど)が設けられてもよい。
[第1実施形態]
図1は本実施形態における撮像装置のブロック図である。撮像装置は、例えばCMOSイメージセンサであって、画素アレイ1、垂直走査回路2、列読み出し回路3、水平走査回路4、出力回路5、タイミング生成回路6を備える。
画素アレイ1は行列状に配列された複数の画素10を備え、それぞれの画素10は照射光に基づき信号電荷を生成および蓄積する光電変換部を備える。なお、本明細書において、行方向とは図1における水平方向D2を示し、列方向とは図1において垂直方向D1を示すものとする。図1には、行R1〜Rn、列C1〜Cmのm×n個の画素10が示されている。画素10上にはマイクロレンズ、カラーフィルタが配置され得る。カラーフィルタは例えば赤、青、緑の原色フィルタであって、ベイヤー配列に従って各画素10に設けられている。一部の画素10はOB画素(オプティカル・ブラック画素)として遮光されている。複数の画素10には、焦点検出用の画素信号を出力する焦点検出画素が配された測距行と、画像を生成するための画素信号を出力する撮像画素が配された複数の撮像行とが設けられ得る。列信号線15は画素10の列毎に設けられ、同一列の画素10は共通の列信号線15に画素信号を出力する。
垂直走査回路2はシフトレジスタ、ゲート回路、バッファ回路などから構成され、垂直同期信号、水平同期信号、クロック信号などに基づき制御信号を信号線16を介して画素10に出力し、行毎に画素10を駆動する。
列読み出し回路3は各列信号線15に設けられ、列信号線15における画素信号を増幅するとともに、AD(Analogue to Digital)変換を行う。列読み出し回路3のAD変換部は、参照信号と画素信号とを比較する比較器、比較結果およびカウント信号を保持するメモリなどから構成され得る。
水平走査回路4はデコーダ、シフトレジスタを備え、列読み出し回路3のメモリに保持されたカウント値をデジタル信号として順に読み出し、チップ(撮像装置)の内部または外部に設けられた信号処理部に出力する。信号処理部はデジタル・シグナル・プロセッサを備え、デジタルゲイン、デジタル相関二重サンプリング、デジタルオフセット、リニアリティ補正などのデジタル信号処理を行う。
出力回路5はLVDS(Low Voltage Differential Signaling)方式のシリアル出力回路を備え、信号処理されたデジタル信号を高速、低消費電力にて固体撮像装置の外部へと出力する。
タイミング生成回路6は、クロック、同期信号に基づき様々な制御信号、駆動信号を生成し、垂直走査回路2、列読み出し回路3、水平走査回路4、出力回路5を制御する。また、タイミング生成回路6は、時間とともに電圧が変化する参照信号(ランプ信号)を生成する参照信号出力回路、参照信号に同期したカウント信号を生成するカウント回路を備え得る。カウンタ回路は、参照信号の電位の変化と同時に計数を開始し、カウント信号を列読み出し回路3に供給する。列読み出し回路3は、画素信号と参照信号との大小関係が反転したタイミングにおいて、カウント信号をメモリに保持し、AD変換後のデジタル信号として出力することができる。
図2は本実施形態における画素の等価回路図であって、画素アレイ1のうちの任意の1行の隣接する2列(例えば列C1,C2)の画素10を示している。画素10は、光電変換部101、転送トランジスタ102、リセットトランジスタ103、増幅トランジスタ104、選択トランジスタ105、容量付加トランジスタ106、FD部(浮遊拡散領域:Floating Diffusion)107、容量(容量部)110を含む。光電変換部101は例えばフォトダイオードから構成されており、入射光による光電変換および電荷の蓄積を行なう。なお、光電変換部101はフォトダイオードに限定されず、有機材料の光電変換膜、フォトゲートなどのように光電効果を生じさせる構成であれば良い。画素10あたりの光電変換部101の数も限定されず、2個、4個またはそれ以上の光電変換部101が1つのマイクロレンズを共有するように設けられても良い。さらに、埋め込み型のフォトダイオードを構成することで、暗電流ノイズを低減できる。光電変換部101にはマイクロレンズが設けられており、マイクロレンズにより集光された光が光電変換部101に入射する。
転送トランジスタ102は光電変換部101に対応して設けられ、ゲートには垂直走査回路2から制御信号φTXが印加される。制御信号φTXがハイレベルとなると、転送トランジスタ102がオン状態(導通状態)となり、光電変換部101に蓄積された信号電荷が増幅トランジスタ104のゲート(入力ノード)に形成されたFD部107に転送される。また、制御信号φTXがローレベルとなると、転送トランジスタ102はオフ状態(非導通状態)となる。転送トランジスタ102をオンまたはオフすることにより、光電変換部101の信号電荷をFD部107に転送することができる。FD部107は所定の容量を有し、FD部107の電圧は容量および信号電荷に応じた値となる。
増幅トランジスタ104のドレインは電源電圧線109に接続され、増幅トランジスタ104はソースフォロワとして動作する。増幅トランジスタ104は、ゲート電圧、すなわちFD部107の電圧に応じた信号電圧をソースに出力する。
選択トランジスタ105は増幅トランジスタ104と列信号線15との間に設けられている。制御信号φSELがハイレベルとなると、選択トランジスタ105は導通状態となり、増幅トランジスタ104のソースから選択トランジスタ105を介して列信号線15に信号電圧を出力する。制御信号φSELがローレベルとなると、選択トランジスタ105はオフ状態となり、増幅トランジスタ104のソースは列信号線15から電気的に切り離される。
リセットトランジスタ103のソースはFD部107に接続され、ドレインは電源電圧線108に接続され、ゲートには垂直走査回路2から制御信号φRESが印加される。制御信号φRESがハイレベルとなると、リセットトランジスタ103はオン状態となり、FD部107に電源電圧が供給される。
容量付加トランジスタ106は容量110とFD部107との間に設けられている。容量付加トランジスタ106のドレイン(第1の主ノード)はFD部107に接続され、ソース(第2の主ノード)は容量110の一方の電極に接続されている。容量110の他方の電極は接地線に接続されている。容量110は容量を形成可能であればその種類を問わず、MOS構造の容量素子、ポリシリコン電極を有する容量素子、または寄生容量であってもよい。容量付加トランジスタ106のソースが電気的に解放された場合、ソースに付加される寄生容量が容量110となる。
容量付加トランジスタ106のゲートには垂直走査回路2から制御信号φINCが印加される。制御信号φINCがハイレベルとなると、容量付加トランジスタ106はオン状態となり、容量110の一方の電極はFD部107に電気的に接続される。容量110はFD部107の容量に付加され、FD部107において保持可能な電荷が増える。また、容量110以外に容量付加トランジスタ106の各端子の容量がFD部107の容量に付加される。例えば、容量付加トランジスタ106がオンする際に、容量付加トランジスタ106のチャネル形成による容量(MOS容量)がFD部107の容量に付加される。さらに、容量付加トランジスタ106の各端子の容量がFD部107の容量に付加される。例えば、ゲート電極と他の端子との間の容量、他の端子を構成する半導体領域のPN接合容量、他の端子と周りの配線との間の容量などが、FD部107の容量に付加される。このように、FD部107の容量が大きくなることで、FD部107に保持可能な電荷が増え、ダイナミックレンジを拡大することが可能となる。FD部107に付加される容量の大きさは、容量110に加えて容量付加トランジスタ106の設計、および他の配線の配置などに応じて、適宜決定することができる。
一方、制御信号φINCがローレベルとなり、容量付加トランジスタ106がオフとなると、容量110の一方の電極はFD部107から電気的に切り離され、容量110はFD部107に付加されなくなる。FD部107において、1つの電荷に対する電圧の変化量、すなわち電荷電圧変換効率が大きくなり、感度を高めることができる。このように、容量付加トランジスタ106をオンまたはオフとすることにより、FD部107の容量値を切り替え、感度およびダイナミックレンジを適宜変更することが可能となる。
列信号線15には電流源17が電気的に接続されており、電流源17は列信号線15を介して増幅トランジスタ104のソースに一定のバイアス電流を供給する。電流源17は直列に接続されたトランジスタ171,172を備える。トランジスタ171のドレインは列信号線15に接続され、ソースはトランジスタ172のドレインに接続されている。トランジスタ172のソースは接地線に接続されている。各列のトランジスタ171、172のゲートには垂直走査回路2から制御信号G171,G172がそれぞれ印加される。上述したように、電源電圧および接地電圧の間に複数のトランジスタ171,172が直列に接続されている。このため、トランジスタ171,172のそれぞれのソース・ドレイン間の電圧が低くなり、ホットキャリアに起因するノイズを抑制することができる。なお、電流源17の各列の構成するトランジスタの数は限定されず、3個以上若しくは1個であってもよい。
列読み出し回路3には、タイミング生成回路6から制御信号φcirが入力される。列読み出し回路3は制御信号φcirに応じて列信号線15における信号を保持する。例えば、制御信号Φcirがハイレベルからローレベルに遷移するタイミングにおいて、列読み出し回路3は列信号線15における信号を保持し得る。
図3は本実施形態における撮像装置のタイミングチャートであって、制御信号φSEL、φRES、φINC、φTX、φcirの電位の状態を表し、各トランジスタがオンとなるハイレベルの第1の電圧VHと、オフとなるローレベルの第2の電圧VLをそれぞれ表している。ここで、電圧VH>電圧VLである。また、各制御信号の波形の立上がり、立下がりは、急峻な波形変化として表されているが、実際には配線、素子の寄生の抵抗、容量に応じて所定の時間で変化する。
時刻t101以前において、制御信号φSEL、φTXはローレベルであり、選択トランジスタ105、転送トランジスタ102はオフ状態である。制御信号φINCはハイレベルであり、容量付加トランジスタ106はオン状態となり、FD部107には容量110、および容量付加トランジスタ106の各部の容量が付加される。制御信号φRESはハイレベルであり、リセットトランジスタ103はオン状態となり、FD部107に電源電圧が供給され、FD部107、容量付加トランジスタ106、容量110がリセットされる。また、制御信号φcirはローレベルであり、列読み出し回路3は列信号線15における信号を保持しない。
時刻t101において、制御信号φSELはローレベルからハイレベルに遷移し、選択トランジスタ105はオン状態となる。増幅トランジスタ104からの信号が選択トランジスタ105を介して画素10から出力される。すなわち、選択トランジスタ105のソースは列信号線15に電気的に接続され、画素10の選択がなされる。
時刻t102において、制御信号φRESがハイレベルからローレベルに遷移し、リセットトランジスタ103はオフ状態となり、FD部107のリセットが終了する。制御信号φINCはハイレベルの状態を維持しており、FD部107には容量が付加された状態となっている。列信号線15には、FD部107のリセット時における電位に応じた信号(以下、「リセット信号」と称する)が出力される。
時刻t103において、制御信号φcirはローレベルからハイレベルに遷移する。時刻t104において、制御信号φcirはハイレベルからローレベルに遷移すると、列読み出し回路3は列信号線15におけるリセット信号を保持する。列読み出し回路3は保持したリセット信号をAD変換し、リセット信号に対応するデジタル信号を出力する。
時刻t105〜t106において、制御信号φTXがハイレベルとなり、転送トランジスタ102がオン状態となる。光電変換部101に蓄積された電荷が転送トランジスタ102を介してFD部107に転送され、FD部107の電位は転送された電荷に応じて低くなる。ここで、容量付加トランジスタ106はオン状態を維持しているため、FD部107に保持可能な電荷量が増大し、ダイナミックレンジを拡大することができる。列信号線15には光電変換時における電荷に応じた信号(検出信号)が出力される。
時刻t107〜t108において、制御信号φcirはハイレベルとなり、列読み出し回路3は列信号線15における検出信号を保持する。列読み出し回路3は保持した検出信号をAD変換し、検出信号に対応するデジタル信号を出力する。
時刻t109において、制御信号φRESはローレベルからハイレベルに遷移し、リセットトランジスタ103がオン状態となり、FD部107、容量付加トランジスタ106、容量110がリセットされる。
時刻t110において、制御信号φSELがハイレベルからローレベルに遷移し、選択トランジスタ105がオフ状態となる。増幅トランジスタ104は列信号線15から電気的に切り離され、画素10は非選択状態となる。この後、リセット信号に対応するデジタル信号と検出信号に対応するデジタル信号との差分信号が算出され、ノイズ成分が除去された信号が得られる。差分信号の算出はチップ内において行われてもよく、チップ外において行われてもよい。
図3において、制御信号φINCはハイレベルとなっているため、容量110に加えて、容量付加トランジスタ106のゲート下に形成されるチャネルを含む領域もFD部107の容量に付加される。このため、FD部107が保持する電荷量が増大し、FD部107のダイナミックレンジを拡大することが可能である。
図4は、本実施形態における撮像装置のタイミングチャートであって、容量付加トランジスタがオン状態からオフ状態に遷移する点において図3のタイミングチャートと異なっている。
時刻t201以前において、制御信号φSEL、φTXはローレベルであり、選択トランジスタ105、転送トランジスタ102はオフ状態である。制御信号φINCはハイレベルであり、容量付加トランジスタ106はオン状態となる。制御信号φRESはハイレベルであり、リセットトランジスタ103はオン状態となり、FD部107に電源電圧が供給され、FD部107、容量付加トランジスタ106、容量110がリセットされる。また、制御信号φcirはローレベルであり、列読み出し回路3は列信号線15における信号を保持しない。
時刻t201において、制御信号φSELはローレベルからハイレベルに遷移し、選択トランジスタ105はオン状態となり、増幅トランジスタ104からの信号が選択トランジスタ105を介して画素10から出力される。また、時刻t201において、制御信号φINCがハイレベルからローレベルに遷移する。容量付加トランジスタ106がオン状態からオフ状態になり、容量付加トランジスタ106、容量110のリセット状態が解除される。ここで、制御信号φINCがハイレベルからローレベルになるまでの単位時間あたりの電圧変化量は、ローレベルからハイレベルになるまでの単位時間当たりの電圧変化量よりも小さい。なお、容量付加トランジスタ106のリセット状態の解除のタイミングは必ずしも時刻t201でなくてもよいが、リセットトランジスタ103がオン状態の期間内であることが望ましい。容量110をリセットすることにより、容量110に混入した不所望の電荷がFD部107へ漏れ(溢れ)、画質に影響を及ぼすのを避けることができる。
時刻t202において、制御信号φRESがハイレベルからローレベルに遷移し、リセットトランジスタ103はオフ状態となり、FD部107のリセットが終了する。このとき、容量付加トランジスタ106がオフ状態であるため、FD部107に容量は付加されていない。このため、FD部107の容量は、容量付加トランジスタ106がオン状態におけるFD部107の容量に比べて減少している。
時刻t203において、制御信号φcirはローレベルからハイレベルに遷移する。時刻t204において、制御信号φcirはハイレベルからローレベルに遷移すると、列読み出し回路3は列信号線15におけるリセット信号を保持する。列読み出し回路3は保持したリセット信号をAD変換し、リセット信号に対応するデジタル信号を出力する。
時刻t205〜t206において、制御信号φTXがハイレベルとなり、転送トランジスタ102がオン状態となる。光電変換部101に蓄積された電荷が転送トランジスタ102を介してFD部107に転送され、FD部107の電位は転送された電荷に応じて低くなる。ここで、容量付加トランジスタ106はオフ状態を維持している。このため、FD部107における電位の変化は、FD部107に容量が付加されている場合における電位の変化よりも大きくなる。列信号線15には光電変換時における電荷に応じた信号(検出信号)が出力される。
時刻t207〜t208において、制御信号φcirはハイレベルとなり、列読み出し回路3は列信号線15における検出信号を保持する。列読み出し回路3は保持した検出信号をAD変換し、検出信号に対応するデジタル信号を出力する。
時刻t209において、制御信号φRESはローレベルからハイレベルに遷移し、リセットトランジスタ103がオン状態となり、FD部107がリセットされる。時刻t210において、制御信号φSELがハイレベルからローレベルに遷移し、選択トランジスタ105がオフ状態となる。増幅トランジスタ104は列信号線15から電気的に切り離され、画素10は非選択状態となる。
図4の読み出し期間(時刻t202〜t210)において、容量付加トランジスタ106はオフ状態となっている。このため、FD部107の容量は図3の読み出し期間(時刻t102〜t110)におけるFD部107の容量に比べて小さく、FD部107における電荷電圧変換効率が高い状態で読み出し動作を行うことが可能である。すなわち、FD部107における電荷に対する電位の変化(振幅)が大きくなる。よって、低輝度の被写体の撮影のように、信号電荷が少ない場合に、感度を向上させることが可能となる。
また、本実施形態においては、容量付加トランジスタ106のリセット状態の解除時(時刻t201)において、制御信号φINCは、ハイレベルからローレベルになるまでの単位時間あたりの電圧変化量が小さくなるように制御されている。これにより、FD部107への不所望の電荷の漏れを低減し、画質劣化を回避することが可能となる。以下、画質劣化が生じる理由とともに本実施形態の効果を詳述する。
仮に、制御信号φINCが高速にハイレベルからローレベルに変化したとする。この場合、容量付加トランジスタ106がオン状態からオフ状態に遷移する際に、チャネル領域の電荷が容量付加トランジスタ106のソースまたはドレインに振り分けられ、ソースに振り分けられた電荷は容量110に注入されてしまう。注入される電荷は主として、オン状態の容量付加トランジスタ106のチャネル領域の電荷である。特に、垂直走査回路2に近い画素10においては、制御信号φINCの立下りの波形が急峻であるため、容量110への電荷注入が生じ易い。また、容量110への電荷注入は、大きなゲートを有する容量付加トランジスタ106においても顕著となり得る。ダイナミックレンジを拡大するために、容量付加トランジスタ106のゲートサイズを大きくし、付加する容量を大きくすることがある。この場合、容量付加トランジスタ106のオン時のチャネル領域の電荷量が大きくなり、リセット状態の解除時の容量110への電荷注入量も大きくなり得る。容量110に注入された電荷は、信号の読み出し期間においてFD部107に漏れ、画質劣化を招き得る。例えば、光電電変換部101からFD部107に電荷を転送した場合、FD部107の電位が低くなりすぎ、信号の飽和が生じてしまうことがある。
本実施形態においては、容量付加トランジスタ106のゲート電圧がハイレベルからローレベルになるまでの単位時間あたりの電圧変化量が小さくなるように、制御信号φINCの信号波形が制御されている。このため、容量付加トランジスタ106のオン状態におけるチャネル領域の電荷は、低インピーダンスの側に排出され易くなる。リセットトランジスタ103がオン状態である場合、FD部107はリセットトランジスタ103を介して電源電圧線108と電気的に接続され、FD部107のインピーダンスは容量110のインピーダンスよりも低くなる。容量付加トランジスタ106の電荷がFD部107へ排出され易くなり、容量110への電荷注入が抑制され、容量110からFD部107への電荷の漏れを低減することが可能となる。従って、本実施形態によれば、リセット状態の解除時において容量110への電荷注入を抑制し、劣化の少ない画像を得ることができる。
[第2実施形態]
続いて本実施形態における撮像装置を説明する。図5は本実施形態における画素の等価回路図である。以下、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して、第1実施形態と異なる構成を中心に本実施形態における撮像装置を説明する。
図5において、容量付加トランジスタ115はリセットトランジスタ103とFD部107との間の電気経路に設けられている。すなわち、容量付加トランジスタ115のドレインはリセットトランジスタ103のソースに接続され、容量付加トランジスタのソースはFD部107に接続されている。容量付加トランジスタ115のゲートには制御信号φINCが印加される。制御信号φINCがハイレベルとなると、容量付加トランジスタ115はオン状態となり、FD部107は容量付加トランジスタ115を介してリセットトランジスタ103に電気的に接続される。また、制御信号φINCがローレベルとなると、容量付加トランジスタ115はオフ状態となり、FD部107に容量付加トランジスタ115の容量が付加されなくなる。
図6、図7は本実施形態における撮像装置のタイミングチャートである。図3、図4と同様に、図6、図7は制御信号φSEL、φRES、φINC、φTX、φcirの電位の状態を表している。以下、図7、図8のタイミングチャートについて、図3、図4のタイミングチャートと異なる動作を中心に説明する。
図6は、容量付加トランジスタ115がオン状態における撮像装置の動作を表している。時刻t301〜t310に亘って、制御信号φINCはハイレベルであり、容量付加トランジスタ115はオン状態を維持している。時刻t301〜t302において、制御信号φRESはハイレベルであり、リセットトランジスタ103はオン状態となる。電源電圧が容量付加トランジスタ115を介してFD部107に供給され、FD部107がリセットされる。
時刻t302〜t309において、制御信号φRESはローレベルであり、リセットトランジスタ103はオフ状態である。ここで、容量付加トランジスタ115はオン状態を維持しているため、FD部107には容量付加トランジスタ115の容量が付加される。時刻t305〜t306において、制御信号φTXがハイレベルとなり、転送トランジスタ102がオン状態となる。光電変換部101に蓄積された電荷が転送トランジスタ102を介してFD部107に転送され、FD部107の電位は転送された電荷に応じて低くなる。ここで、容量付加トランジスタ115はオン状態を維持しているため、FD部107に保持可能な電荷量が増大し、ダイナミックレンジを拡大することができる。
時刻t307〜t308において、制御信号φcirはハイレベルとなり、列読み出し回路3は列信号線15における検出信号を保持する。時刻t309において、制御信号φRESはローレベルからハイレベルに遷移し、リセットトランジスタ103がオン状態となり、FD部107がリセットされる。
図7は容量付加トランジスタ115がオン状態からオフ状態に遷移する撮像装置の動作を表している。時刻t401以前において、制御信号φSEL、φTX、φcirはローレベルである。制御信号φINCはハイレベルであり、容量付加トランジスタ115はオン状態となる。制御信号φRESはハイレベルであり、リセットトランジスタ103はオン状態となる。電源電圧が容量付加トランジスタ115を介してFD部107に供給され、FD部107がリセットされる。時刻t401において、制御信号φSELはローレベルからハイレベルに遷移し、選択トランジスタ105はオン状態となり、画素10は選択状態となる。
時刻t402において、制御信号φINCがハイレベルからローレベルに遷移する。容量付加トランジスタ115がオン状態からオフ状態になり、FD部107のリセット状態が解除される。FD部107には容量付加トランジスタ115の容量が付加されず、FD部107の容量が小さくなる。
時刻t403〜t404において、制御信号φcirはハイレベルであり、列読み出し回路3は列信号線15におけるリセット信号を保持する。列読み出し回路3は保持したリセット信号をAD変換し、リセット信号に対応するデジタル信号を出力する。時刻t405〜t406において、制御信号φTXがハイレベルとなり、転送トランジスタ102がオン状態となる。光電変換部101に蓄積された電荷が転送トランジスタ102を介してFD部107に転送され、FD部107の電位は転送された電荷に応じて低くなる。ここで、容量付加トランジスタ115はオフ状態を維持しているため、FD部107の容量は小さくなっている。このため、FD部107における電位の変化はFD部107に容量が付加されている場合における電位の変化よりも大きい。列信号線15には光電変換時における電荷に応じた信号(検出信号)が出力される。時刻t407〜t408において、制御信号φcirはハイレベルとなり、列読み出し回路3は列信号線15における検出信号を保持する。列読み出し回路3は保持した検出信号をAD変換し、検出信号に対応するデジタル信号を出力する。
時刻t409において、制御信号φINCはローレベルからハイレベルに遷移し、容量付加トランジスタ115はオン状態となる。このとき、リセットトランジスタ103はオン状態を維持しているため、FD部107に電源電圧が供給され、FD部107がリセットされる。時刻t410において、制御信号φSELがハイレベルからローレベルに遷移し、選択トランジスタ105がオフ状態となる。増幅トランジスタ104は列信号線15から電気的に切り離され、画素10は非選択状態となる。
図7の読み出し期間(時刻t402〜t409)において、容量付加トランジスタ115はオフ状態となっている。このため、FD部107の容量は図6の読み出し期間(t302〜t310)におけるFD部107の容量に比べて小さく、FD部107における電荷電圧変換効率が高い状態で読み出し動作を行うことが可能である。すなわち、FD部107における電荷に対する電位の変化(振幅)が大きくなる。よって、暗い低輝度の被写体の撮影のように、信号電荷が少ない場合に、感度を向上させることが可能となる。
本実施形態においても、容量付加トランジスタ115のリセット状態の解除時(時刻t402)において、容量付加トランジスタ115からFD部107への電荷注入が生じ得る。注入される電荷は主として、オン状態の容量付加トランジスタ115のチャネル領域の電荷である。容量付加トランジスタ115がオン状態からオフ状態に遷移する際に、チャネル領域の電荷が容量付加トランジスタ115のソースまたはドレインに振り分けられ、ソースに振り分けられた電荷はFD部107に注入されてしまう。特に、FD部107への電荷注入は、大きなゲートを有する容量付加トランジスタ115において顕著となり得る。FD部107に注入された電荷は、リセット時におけるFD部107の電位を低下させる。このため、光電変換部101の電荷をFD部107に転送した際に、FD部107の電位が低くなりすぎ、光電変換部101の電荷をすべて読み出すことができなくなることがある。また、画素10から出力される信号の電圧範囲が列信号線15における動作電圧範囲から逸脱してしまうことがある。このように、電荷注入に起因するFD部107の電位低下は、信号の飽和を生じさせ、画質劣化を招き得る。
リセット状態の解除時のFD部107への電荷注入は、特に図5に示された画素10において顕著になる。図5においては、容量付加トランジスタ115がリセットトランジスタ103を介して電源電圧線108と接続されている。容量付加トランジスタ115はリセットトランジスタ103のオン抵抗を介して電源側に接続されるため、容量付加トランジスタ115の電源電圧線108の側、すなわち容量付加トランジスタ115のドレインの側のインピーダンスがソース側のインピーダンスよりも高くなる。これにより、容量付加トランジスタ115がオン状態からオフ状態に遷移する際、チャネル領域から電源電圧線108の側に電荷が排出され難くなり、逆に、チャネル領域の電荷の多くがFD部107に注入されてしまう。
本実施形態においても、容量付加トランジスタ115のゲートに印加される制御信号φINCの立ち下り波形を鈍らせることにより、上述の問題を回避することが可能である。制御信号φINCの立ち下り時間は、立ち上がり時間よりも長い。すなわち、容量付加トランジスタ115のゲート電圧がハイレベルからローレベルになるまでの単位時間あたりの電圧変化量は、ゲート電圧がローレベルからハイレベルになるまでの単位時間あたりの電圧変化量よりも小さい。容量付加トランジスタ115がオン状態からオフ状態になるまでの時間を長くすることにより、リセットトランジスタ103のオン抵抗の影響を軽減することができる。すなわち、容量付加トランジスタ115のチャネル領域の電荷は、オン状態であるリセットトランジスタ103を介して電源電圧線108に排出され易くなる。リセットトランジスタ103のオン抵抗による遅延があったとしても、容量付加トランジスタ115がオン状態からオフ状態に遷移する時間を長くすることにより、チャネル領域からの電荷がリセットトランジスタ103へ移動し易くなり、FD部107への電荷注入が抑制される。これにより、リセット状態の解除時のFD部107への電荷注入を抑制し、信号の飽和による画質劣化を低減することが可能となる。
[第3実施形態]
図8は本実施形態における画素の等価回路図のブロック図である。本実施形態における画素10は、複数の容量付加トランジスタを備える。以下、第2実施形態と異なる構成を中心に本実施形態における撮像装置を説明する。
図8において、画素10は第1の容量付加トランジスタ115に加えて第2の容量付加トランジスタ116を備える。容量付加トランジスタ116は容量付加トランジスタ115とリセットトランジスタ103との間に設けられている。すなわち、容量付加トランジスタ116のドレインはリセットトランジスタ103のソースに接続され、容量付加トランジスタ116のソースは容量付加トランジスタ115のドレインに接続されている。容量付加トランジスタ115のソースはFD部107に接続されている。容量付加トランジスタ115のゲートには制御信号φINC1が印加され、容量付加トランジスタ116のゲートには制御信号φINC2が印加される。
リセットトランジスタ103は、2つの容量付加トランジスタ115,116を介してFD部107をリセット電位に設定することが可能である。容量付加トランジスタ115,116のそれぞれのオン状態またはオフ状態を切り替えることにより、FD部107に付加される容量を変更することができる。例えば、容量付加トランジスタ115がオフ状態である場合、FD部107の容量は最小となる。容量付加トランジスタ115,116がオン状態である場合、FD部107の容量は最大となる。容量付加トランジスタ115がオン状態であり、かつ、容量付加トランジスタ116がオフ状態である場合、FD部の容量は中間の値となる。すなわち、本実施形態によれば、FD部107の容量を最大値、中間値、最小値のいずれかに切り替えることができる。
図9、図10、図11は本実施形態における撮像装置のタイミングチャートであり、制御信号φSEL、φRES、φINC1、φINC2、φTX、φcirの電位の状態を表している。以下、図9、図10、図11のタイミングチャートについて、図6、図7のタイミングチャートと異なる動作を中心に説明する。
図9はFD部107の容量が最大となる場合における撮像装置の動作(第1の動作モード)を表している。時刻t501〜t510に亘って、制御信号φINC1,φINC2はハイレベルであり、容量付加トランジスタ115,116はオン状態を維持している。時刻t501以前〜t502において、制御信号φRESはハイレベルであり、リセットトランジスタ103はオン状態となる。電源電圧が容量付加トランジスタ115,116を介してFD部107に供給され、FD部107がリセットされる。
時刻t502〜t509において、制御信号φRESはローレベルであり、リセットトランジスタ103はオフ状態である。ここで、容量付加トランジスタ115,116はオン状態を維持しているため、FD部107には容量付加トランジスタ115,116の容量が付加され、FD部107の容量は最大となる。時刻t505〜t506において、制御信号φTXがハイレベルとなり、転送トランジスタ102がオン状態となる。光電変換部101に蓄積された電荷が転送トランジスタ102を介してFD部107に転送され、FD部107の電位は転送された電荷に応じて低くなる。ここで、容量付加トランジスタ115,116はオン状態を維持しているため、FD部107に保持可能な電荷量が増大し、ダイナミックレンジを拡大することができる。
時刻t509において、制御信号φRESはローレベルからハイレベルに遷移し、リセットトランジスタ103はオン状態となる。このとき、容量付加トランジスタ115,116はオン状態を維持しているため、FD部107に電源電圧が供給され、FD部107がリセットされる。
図10はFD部107における容量が中間の値となる場合における撮像装置の動作(第2の動作モード)を表している。時刻t601以前において、制御信号φINC1,φINC2はハイレベルであり、容量付加トランジスタ115,116はオン状態である。また、制御信号φRESがハイレベルであることから、電源電圧が容量付加トランジスタ115,116を介してFD部107に供給され、FD部107がリセットされる。
時刻t602において、制御信号φINC2がハイレベルからローレベルに遷移する。容量付加トランジスタ116がオン状態からオフ状態になり、FD部107のリセット状態が解除される。制御信号φINC1はハイレベルを維持しており、容量付加トランジスタ115はオン状態のままである。FD部107において、容量付加トランジスタ116の容量は付加されないが、容量付加トランジスタ115の容量が付加される。すなわち、FD部107の容量は中間の値となる。
時刻t609において、制御信号φINC2はローレベルからハイレベルに遷移し、容量付加トランジスタ116はオン状態となる。リセットトランジスタ103はオン状態を維持しているため、FD部107に電源電圧が供給され、FD部107がリセットされる。
図11はFD部107における容量が最小となる場合における撮像装置の動作(第3の動作モード)を表している。時刻t701以前において、制御信号φINC1,φINC2はハイレベルであり、容量付加トランジスタ115,116はオン状態である。また、制御信号φRESがハイレベルであることから、電源電圧が容量付加トランジスタ115,116を介してFD部107に供給され、FD部107がリセットされる。
時刻t702において、制御信号φINC1がハイレベルからローレベルに遷移する。容量付加トランジスタ115がオン状態からオフ状態になり、FD部107のリセット状態が解除される。制御信号φINC2はハイレベルを維持しており、容量付加トランジスタ116はオン状態のままである。一方、容量付加トランジスタ115はオフ状態であることから、FD部107から容量付加トランジスタ115,116が電気的に遮断され、FD部107には容量が付加されなくなる。すなわち、FD部107の容量は最小となり、FD部107における電荷に対する電位の変化(振幅)は最も大きくなる。
時刻t709において、制御信号φINC1はローレベルからハイレベルに遷移し、容量付加トランジスタ115はオン状態となる。リセットトランジスタ103、容量付加トランジスタ116はオン状態を維持しているため、FD部107に電源電圧が供給され、FD部107がリセットされる。
図9、図10、図11に示されたように、本実施形態における撮像装置は、容量付加トランジスタ115,116のそれぞれのオン状態またはオフ状態に応じて、複数の動作モードのいずれかを選択的に実行可能であって、FD部107の容量を最大値、中間値、最小値のいずれかに切り替えることができる。
本実施形態においても、容量付加トランジスタ115,116のリセット状態の解除時(時刻t602,t702)において、制御信号φINC1,φINC2の立下りの波形を鈍らせている。すなわち、容量付加トランジスタ115,116のそれぞれのゲート電圧がハイレベルからローレベルになるまでの単位時間あたりの電圧変化量は、ゲート電圧がローレベルからハイレベルになるまでの単位時間あたりの電圧変化量よりも小さい。これにより、容量付加トランジスタ115,116からFD部107への電荷注入を抑制し、FD部107の電位低下に起因する信号の飽和を回避することができる。なお、制御信号φINC1,φINC2のいずれか一方のみの立下りの時間を長くしてもよい。例えば、FD部107に直接接続されている容量付加トランジスタ115のみのゲート電圧の立下がり時間を長くしてもよい。
また、本実施形態においては、複数の容量付加トランジスタ115,116がリセットトランジスタ103とFD部107との間に設けられている。このため、第2実施形態と比較して、FD部107に付加される容量を増大させ、ダイナミックレンジをさらに拡大することが可能となる。第2実施形態においては、FD部107に付加される容量を増大させるためには、容量付加トランジスタ115のゲートサイズを大きくする必要がある。しかしながら、ゲートサイズを大きくすると、リセット状態の解除時においてチャネル領域からFD部107への電荷注入量が大きくなり、信号飽和が生じ易くなる。本実施形態によれば、複数の容量付加トランジスタ115,116を用いることによって、それぞれのゲートサイズを小さくしながら、FD部107に付加される容量を大きくすることができる。従って、第2実施形態と比較して、ダイナミックレンジをさらに拡大しながら、リセット時におけるチャネル領域からFD部107への電荷注入を低減することが可能となる。
[第4実施形態]
図12は本実施形態における画素の等価回路図である。本実施形態における画素10は、第2の容量付加トランジスタ116が常時、オン状態である点において、第3実施形態と異なっている。以下、第3実施形態と異なる構成を中心に本実施形態における撮像装置を説明する。
図12において、容量付加トランジスタ116のゲートは電源電圧線(第1の電圧線)108に接続されており、容量付加トランジスタ116は常時、オン状態となっている。なお、容量付加トランジスタ116のゲートに印加される電圧は必ずしも電源電圧に限定されず、容量付加トランジスタ116がオン状態となるのに十分な電圧であればよい。容量付加トランジスタ115のゲートには制御信号φINCが印加され、容量付加トランジスタ115は制御信号φINCに応じてオン状態またはオフ状態に遷移し得る。
本実施形態における撮像装置の動作は、第2実施形態における図6、図7のタイミングチャートに示された動作と略同様である。すなわち、図6において、制御信号φINCは読み出し期間に亘ってハイレベルであり、容量付加トランジスタ115はオン状態となる。リセットトランジスタ103がオフ状態である場合(時刻t302〜t309)、FD部107には容量付加トランジスタ115,116の容量が付加される。これにより、FD部107に付加される容量が大きくなり、ダイナミックレンジを拡大することができる。また、図7において、制御信号φINCがローレベルである場合(時刻t402〜t409)、容量付加トランジスタ115はオフ状態となる。FD部107には容量付加トランジスタ115,116の容量が付加されず、FD部107における電荷に対する電位の変化(振幅)が大きくなる。
本実施形態においても、容量付加トランジスタ115のリセット状態の解除時において、制御信号φINCの立下りの波形が鈍らせられている。すなわち、容量付加トランジスタ115のゲート電圧が前記第1の電圧から前記第2の電圧になるまでの単位時間あたりの電圧変化量は、前記ゲート電圧が前記第2の電圧から前記第1の電圧になるまでの単位時間あたりの電圧変化量よりも小さい。このため、容量付加トランジスタ115からFD部107への電荷注入が抑制され、FD部107の電位低下に起因する信号の飽和を回避することができる。
また、複数の容量付加トランジスタ115,116が設けられているため、第3実施形態と同様に容量付加トランジスタ115,116のゲートサイズを小さくしながら、FD部107に付加される容量を大きくすることができる。本実施形態においては、容量付加トランジスタ116のゲートは電源電圧線108に接続されており、容量付加トランジスタ116を駆動する制御信号を設ける必要がない。このため、画素10において光電変換部101の開口を大きくすることができ、感度などの光学特性を向上させることが可能となる。
[第5実施形態]
図13は本実施形態における垂直走査回路のブロック図である。図13に示された垂直走査回路2は第1〜第4実施形態の撮像装置において用いられ、容量付加トランジスタ106,115,116を駆動する駆動回路として機能し得る。
垂直走査回路2は、バッファ回路20、走査回路25、バイアス回路26を備える。バッファ回路20は、インバータ201、トランジスタ202を含む。インバータ201は、P型のトランジスタ(第2のトランジスタ)201a、N型のトランジスタ(第1のトランジスタ)201bから構成される。トランジスタ201a,201bのゲートは互いに接続され、走査回路25からの信号が入力される。トランジスタ201a,201bのドレインは互いに接続され、信号線16に制御信号を出力する。トランジスタ201aのソースには電圧VHが印加されている。電圧VHは電源電圧線(第1の電圧線)における電源電圧であってもよい。トランジスタ201bのソースはN型のトランジスタ202のドレインに接続されている。トランジスタ202のゲートにはバイアス回路26からのバイアス電圧が印加され、ソースには電圧VLが印加される。トランジスタ202はインバータ201の駆動電流を規定する電流源として機能する。電圧VLは接地配線(第2の電圧線)における接地電圧であってもよい。
バイアス回路26はバイアス電圧を生成し、バッファ回路20のトランジスタ202のゲートにバイアス電圧を供給する。バイアス回路26は、トランジスタ202のソースに印加される電圧VLを用いて所定のバイアス電圧を生成している。
図13に示された垂直走査回路2において、インバータ201に入力される信号がローレベルからハイレベルになる場合、トランジスタ201aはオン状態からオフ状態に遷移し、トランジスタ201bはオフ状態からオン状態に遷移する。ここで、トランジスタ201bがオン状態に遷移するとき、トランジスタ201bに流れる電流はトランジスタ202によって制限される。このため、インバータ201の出力電圧が電圧VHから電圧VLに遷移する際の信号波形が鈍り、立下がり時間が長くなる。一方、インバータ201に入力される信号がハイレベルからローレベルになる場合には、トランジスタ201aはオフ状態からオン状態に遷移し、トランジスタ201bはオン状態からオフ状態に遷移する。トランジスタ201aに流れる電流はトランジスタ202によって制限されず、インバータ201の出力電圧は短時間で電圧VLから電圧VHになる。従って、容量付加トランジスタ106,115,116において、ゲート電圧が電圧VLから電圧VHになるまでの単位時間あたりの電圧変化量は、ゲート電圧が電圧VLから電圧VHになるまでの単位時間あたりの電圧変化量よりも小さくなる。このようにして生成された制御信号φINCを用いることにより、第1〜第4実施形態における容量付加トランジスタ106,115,116からFD部107への電荷注入を抑制し、画質劣化を低減することが可能となる。
[第6実施形態]
図14は本実施形態における垂直走査回路のブロック図である。本実施形態における垂直走査回路は、制御信号のハイレベルおよびローレベルのそれぞれの電圧を切り替え可能である。
垂直走査回路2はバッファ回路20、走査回路25、バイアス回路26,27を備える。バッファ回路20は、インバータ201,203,204、P型のトランジスタ205,206、N型のトランジスタ207,208,211,212を含む。本実施形態においては、トランジスタ205,206からなる第1のスイッチ回路によって、第1の電圧VH1,第3の電圧VH2のいずれかを選択可能である。また、トランジスタ207,208からなる第2のスイッチ回路によって、第2の電圧VL1,第4の電圧VL2のいずれかを選択可能である。
インバータ201は、第5実施形態と同様にP型のトランジスタ201a,201bを含み、走査回路からの信号を入力し、制御信号を出力する。トランジスタ201aのソースには、2つのP型のトランジスタ205,206のドレインが接続されている。トランジスタ205のソースには電圧VH1が印加され、トランジスタ206のソースには電圧VH2が印加される。トランジスタ206のゲートには走査回路25からの第1の信号が入力され、トランジスタ205のゲートには第1の信号をインバータ203によって反転した信号が入力される。すなわち、トランジスタ205,206は第1の信号に応じて相補的に動作し、電圧VH1,VH2のいずれかがインバータ201に供給される。また、インバータ201のトランジスタ201bのソースには、2つのN型のトランジスタ207,208のドレインが接続されている。トランジスタ208のゲートには走査回路25からの第2の信号が入力され、トランジスタ207のゲートには第2の信号をインバータ204によって反転した信号が入力される。また、トランジスタ207のソースにはトランジスタ211を介して電圧VL1が印加され、トランジスタ208のソースにはトランジスタ212を介して電圧VL2が印加されている。トランジスタ207,208は第2の信号に応じて相補的に動作し、電圧VL1,VL2のいずれかがインバータ201に供給される。トランジスタ211のゲートにはバイアス回路26からのバイアス電圧が印加され、トランジスタ212のゲートにはバイアス回路27からのバイアス電圧が印加される。
本実施形態においても、インバータ201に入力される信号がローレベルからハイレベルになる場合、トランジスタ201bに流れる電流はトランジスタ211,212のいずれかの定電流に制限される。このため、インバータ201の出力電圧は一定の変化率で電圧VHから電圧VLに変化し、信号線16における制御信号φINCの立下りの信号波形を鈍らせることができる。一方、インバータ201に入力される信号がハイレベルからローレベルになる場合には、トランジスタ201aに流れる電流はトランジスタ202によって制限されず、インバータ201の出力電圧は短時間で電圧VLから電圧VH1,VH2のいずれかになる。従って、本実施形態においても、立上がり時間よりも短い立下り時間を有する制御信号φINCを生成することが可能である。これにより、容量付加トランジスタ106,115,116からFD部への電荷注入を抑制し、画質劣化を回避することが可能となる。
上述のバッファ回路20において、電圧VH1,VH2,VL1,VL2は適宜設定可能である。例えば、電圧VH1,VH2の一方は電源電圧であってもよく、電圧VL1、VL2の一方は接地電圧であってもよい。電圧VH1が電源電圧であって、電圧VL1が接地電圧である場合、VH1>VH2>VL2>VL1の関係式が成り立ち得る。電圧VL1,VH2の中間の電圧VH2,VL2(以下、「中間電圧」と称する)の少なくともいずれかは容量付加トランジスタ115,116の閾値付近の電圧に設定され得る。図5、図6、図12に示された画素10において、容量付加トランジスタ115,116はFD部107をリセットするリセットトランジスタとしても機能している。ここで、光電変換部101が電荷を蓄積しているときに、容量付加トランジスタ115,116のゲートに中間電圧を印加することにより、ブルーミングによる画質劣化を抑制しつつ、ゲート電極周辺の電界に対する耐久信頼性を向上させることが可能となる。以下、その理由を詳述する。
一般的に、MOSトランジスタのサブスレッショルド領域におけるドレイン−ソース間電流Idsは、ゲート−ソース間電圧Vgsに対数比例する。Ids−Vgs特性を片対数グラフで表したときのサブスレッショルド領域における直線の傾きはS係数と呼ばれ、トランジスタの特性を表す指標として用いられることがある。S係数は、一般に100[mV/decade]程度であり、トランジスタの構造によっておおよその値が決まる。また、サブスレッショルド領域におけるドレイン−ソース間電流Idsは、閾値電圧以下ではS係数に従って小さくなる。FD部107にゲートリーク電流やブルーミング電流などの電流が流れ込むと、FD部107では、流入した電流が容量付加トランジスタ115,116のドレイン−ソース間電流Idsと釣り合うように電位低下が生じ、所定の電圧となる。すなわち、FD部107の電位が容量付加トランジスタ115,116のゲートによってクリップされ、FD部107の電位は(ゲート電圧−閾値電圧Vth)よりも下には下がらない。
このように、容量付加トランジスタ115,116のゲートに上述の中間電圧を印加することで、FD部107の電位は、FD部107に流れ込む電流の量に応じた電位に設定されることになる。また、FD部107の電位が高いほど飽和した光電変換部101から溢れ出たブルーミング電流はそのFD部107に流れ込む割合が高くなるため、特に電流量の大きい画素10を除いてはFD部107の電位を高く保つことが好ましい。
例えば、光電変換部101への電荷の蓄積期間中において、オフ状態にある転送トランジスタ102とFD部107との間に強い電界が印加された状態になることがある。このような場合、ゲート絶縁膜の製造時のバラツキ等によって比較的ゲートリーク電流が大きい転送トランジスタ102を含む画素10では、FD部107に流入したゲートリーク電流によってFD部107の電位が下がる。その結果、転送トランジスタ102のゲートとFD部107との間の電界が緩和されることになる。つまり、ゲートリーク電流の大きさに応じて自己整合的に転送トランジスタ102のゲートとFD部107との間の電界を緩和し、電界下でのゲート絶縁膜の耐久信頼性向上に寄与することができる。FD部107の電位を高く保つことで、光電変換部101が飽和電荷量に達した後に溢れ出た電荷が他の画素10に偽信号として漏れ出すブルーミング現象に対してもオーバーフロードレインとして作用するため、ブルーミングによる画質劣化も抑制できる。蓄積期間中において容量付加トランジスタ115,116のゲートに中間電圧を印加することにより、ブルーミングによる画質劣化を抑制する効果を得ることができる。
[第7実施形態]
本発明の第7実施形態による撮像システムについて、図15を用いて説明する。図15は、本実施形態による撮像システムの構成例を示すブロック図である。
上述の実施形態における撮像装置は種々の撮像システムに適用可能である。撮像システムとして、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダ、カメラヘッド、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星、監視カメラなどがあげられる。図15に、撮像システムの例としてデジタルスチルカメラのブロック図を示す。
図15に示す撮像システム7は、バリア706、レンズ702、絞り704、撮像装置70、信号処理部708、タイミング発生部720、全体制御・演算部718、メモリ部710、記録媒体制御I/F部716、記録媒体714、外部I/F部712を含む。バリア706はレンズを保護し、レンズ702は被写体の光学像を撮像装置70に結像させる。絞り704はレンズ702を通った光量を可変する。撮像装置70は上述の実施形態のように構成され、レンズ702により結像された光学像を画像データ(画像信号)に変換する。ここで、撮像装置70の半導体基板にはAD(アナログデジタル)変換部が形成されているものとする。信号処理部708は撮像装置70より出力された撮像データに各種の補正やデータを圧縮する。
タイミング発生部720は撮像装置70および信号処理部708に、各種タイミング信号を出力する。全体制御・演算部718はデジタルスチルカメラ全体を制御し、メモリ部710は画像データを一時的に記憶する。記録媒体制御I/F部716は記録媒体714に画像データの記録または読み出しを行うためのインターフェースであり、記録媒体714は撮像データの記録または読み出しを行うための半導体メモリ等の着脱可能な記録媒体である。外部I/F部712は外部コンピュータ等と通信するためのインターフェースである。タイミング信号などは撮像システムの外部から入力されてもよく、撮像システムは少なくとも撮像装置70と、撮像装置70から出力された撮像信号を処理する信号処理部708とを有すればよい。
本実施形態では、撮像装置70とAD変換部とが別の半導体基板に設けられているが、撮像装置70とAD変換部とが同一の半導体基板に形成されていてもよい。また、撮像装置70と信号処理部708とが同一の半導体基板に形成されていてもよい。
また、それぞれの画素が第1の光電変換部と、第2の光電変換部を含んでもよい。信号処理部708は、第1の光電変換部で生じた電荷に基づく画素信号と、第2の光電変換部で生じた電荷に基づく画素信号とを処理し、撮像装置70から被写体までの距離情報を取得するように構成されてもよい。
[第8実施形態]
図16(a)、図16(b)は、本実施形態における車載カメラに関する撮像システムのブロック図である。撮像システム8は、上述した実施形態の撮像装置80を有する。撮像システム8は、撮像装置80により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部801と、撮像システム8より取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差算出部802を有する。また、撮像システム8は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離計測部803と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部804とを有する。ここで、視差算出部802、距離計測部803は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部804はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
撮像システム8は車両情報取得装置810と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、撮像システム8には、衝突判定部804での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU820が接続されている。また、撮像システム8は、衝突判定部804での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置830とも接続されている。例えば、衝突判定部804の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU820はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置830は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。撮像システム8は上述のように車両を制御する動作の制御を行う制御手段として機能する。
本実施形態では車両の周囲、例えば前方または後方を撮像システム8で撮像する。図16(b)は、車両前方(撮像範囲850)を撮像する場合の撮像システムを示している。撮像制御手段としての車両情報取得装置810が、上述の第1〜第7実施形態に記載した動作を行うように撮像システム8ないしは撮像装置80に指示を送る。このような構成により、測距の精度をより向上させることができる。
上述では、他の車両と衝突しないように制御する例を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。さらに、撮像システムは、自動車等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機、人工衛星、産業用ロボットおよび民生用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)、監視システム等、広く物体認識または生体認識を利用する機器に適用することができる。
[変形実施形態]
本発明は、上述の実施形態に限らず種々の変形が可能である。例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例や、他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。
制御信号φINC以外の制御信号φSEL、φRES、φINC、φTX、φcirについても、単位時間あたりの電圧変化量を小さくしてもよい。例えば、制御信号φTXの立下がりの信号波形を鈍らせることで、転送トランジスタ102のゲート下のポテンシャル障壁による残留電荷が光電変換部101に戻るのを抑制することが可能である。制御信号φTXがハイレベルからローレベルになるまでの単位時間あたりの電圧変化量を小さく設定してもよい。すなわち、制御信号φTXの立下がり時間を長くすることによって、ポテンシャル障壁から電子を排出させることができる。さらに、制御信号の種類に応じて、立下がり時間を適宜設定してもよい。
また、制御信号φINCの立下りの波形変化は必ずしも連続していなくてもよく、段階的な変化であってもよい。例えば、図14において、電圧VH1,VH2,VL1,VL2を容量付加トランジスタ106,115,116のゲートに順に供給することにより、ゲート電圧を段階的に変化させてもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークまたは記憶媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
なお、上述の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
2 垂直走査回路
20 バッファ回路
25 走査回路
26,27 バイアス回路
101 光電変換部
103 リセットトランジスタ
107 FD部
105,115,116 容量付加トランジスタ
110 容量
201 インバータ

Claims (20)

  1. 光電変換部と、前記光電変換部からの電荷を保持する入力ノードを有し、前記入力ノードの電荷に基づく信号を出力する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタから出力された前記信号を読み出す読み出し回路に出力する選択トランジスタと、前記入力ノードの電位を所定のリセット電位にするリセットトランジスタと、前記入力ノードに接続され、前記入力ノードの容量値を切り替える容量付加トランジスタとを有する画素と、
    前記容量付加トランジスタのゲート電圧を第1の電圧とすることにより前記容量付加トランジスタをオン状態とし、前記ゲート電圧を第2の電圧とすることにより前記容量付加トランジスタをオフ状態とする駆動回路とを備える撮像装置であって、
    前記増幅トランジスタからの前記信号が前記選択トランジスタを介して前記画素から出力される期間において、前記ゲート電圧は前記第1の電圧から前記第2の電圧になり、
    前記ゲート電圧が前記第1の電圧から前記第2の電圧になるまでの単位時間あたりの電圧変化量は、前記ゲート電圧が前記第2の電圧から前記第1の電圧になるまでの単位時間あたりの電圧変化量よりも小さいことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記リセットトランジスタがオン状態である期間において、前記ゲート電圧は前記第1の電圧から前記第2の電圧になることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記容量付加トランジスタの第1の主ノードは前記入力ノードに接続され、前記容量付加トランジスタの第2の主ノードは容量部に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記容量付加トランジスタは、前記入力ノードと前記リセットトランジスタとの間の電気経路に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  5. 前記容量付加トランジスタの第1の主ノードは前記入力ノードに接続され、前記容量付加トランジスタの第2の主ノードは前記リセットトランジスタの一方の主ノードに接続されることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記容量付加トランジスタがオフ状態であり、かつ、前記リセットトランジスタがオン状態であるときに、前記読み出し回路は前記信号を読み出すことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記容量付加トランジスタがオン状態であり、かつ、前記リセットトランジスタがオフ状態であるときに、前記読み出し回路は前記信号を読み出すことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  8. 前記容量付加トランジスタは、第1の容量付加トランジスタおよび第2の容量付加トランジスタを含み、
    前記第1の容量付加トランジスタの第1の主ノードは前記入力ノードに接続され、
    前記第2の容量付加トランジスタの第1の主ノードは前記第1の容量付加トランジスタの第2の主ノードに接続され、前記第2の容量付加トランジスタの第2の主ノードは前記リセットトランジスタの一方の主ノードに接続されることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  9. 前記第1の容量付加トランジスタおよび前記第2の容量付加トランジスタがオン状態であるときに、前記読み出し回路が前記信号を読み出す第1の動作モード、
    前記第1の容量付加トランジスタがオン状態であり、かつ、前記第2の容量付加トランジスタがオフ状態であるときに、前記読み出し回路が前記信号を読み出す第2の動作モード、
    前記第1の容量付加トランジスタがオフ状態であり、かつ、前記第2の容量付加トランジスタがオン状態であるときに、前記読み出し回路が前記信号を読み出す第3の動作モードのいずれかを選択的に実行可能であることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記第1の動作モードにおいて、前記リセットトランジスタはオフ状態であることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記第2の動作モードおよび前記第3の動作モードにおいて、前記リセットトランジスタはオン状態であることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  12. 前記第2の容量付加トランジスタのゲートは前記第1の電圧を供給する第1の電圧線に接続されていることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  13. 前記駆動回路は、所定の駆動電流によって前記ゲート電圧を駆動し、
    前記ゲート電圧を前記第1の電圧から前記第2の電圧するための前記駆動電流は、前記ゲート電圧を前記第2の電圧から前記第1の電圧にするための前記駆動電流よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 前記駆動回路は、
    前記ゲート電圧を前記第1の電圧から前記第2の電圧にするときにオン状態となる第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの第1の主ノードと前記第2の電圧を供給する第2の電圧線との間の電気経路に設けられ、前記駆動電流を規定する電流源とを備えることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 前記ゲート電圧を前記第2の電圧から前記1の電圧にするときにオン状態となる第2のトランジスタをさらに含み、
    前記第2のトランジスタの第2の主ノードには前記第1の電圧が供給されることを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
  16. 前記光電変換部が電荷を蓄積する期間において、前記駆動回路は、前記ゲート電圧を、前記第1の電圧および前記第2の電圧の中間の電圧とすることを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  17. 前記駆動回路は、
    前記第2のトランジスタの前記第2の主ノードに、前記第1の電圧、または、前記第1の電圧および前記第2の電圧の中間の第3の電圧のいずれかを選択的に供給する第2のスイッチ回路をさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の撮像装置。
  18. 前記駆動回路は、
    前記第1のトランジスタの前記第1の主ノードに、前記第2の電圧、または、前記第1の電圧および前記第2の電圧の中間の第4の電圧のいずれかを選択的に供給する第1のスイッチ回路をさらに備えることを特徴とする請求項17に記載の撮像装置。
  19. 請求項1〜18のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置から出力された画像信号を処理する信号処理部と
    を有することを特徴とする撮像システム。
  20. 前記画素が複数の光電変換部を含み、
    前記信号処理部は、前記複数の光電変換部にて生成された前記画像信号をそれぞれ処理し、前記撮像装置から被写体までの距離情報を取得することを特徴とする請求項19に記載の撮像システム。
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