JP6057931B2 - 光電変換装置及びそれを用いた撮像システム - Google Patents

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Description

本発明は、光電変換装置及びそれを用いた撮像システムに関する。
特許文献1には、光電変換装置において、少なくとも2つの列の画素信号を加算平均して各画素の映像信号として出力することにより、読み出しを行う信号の列数を減少させる間引きを行うことが記載されている。特許文献1には、また、少なくとも2つの列のアンプの演算増幅器同士の負入力端子間に、接続又は非接続を切り替える画素混合スイッチ素子が設けられた構成が記載されている。画素混合スイッチをオンにすると、少なくとも2つの列の画素からの信号が加算平均される。この場合、間引きされた画素位置における信号として加算平均された信号が出力されるので、サンプリング周波数は低下しない。したがって、解像力の低下を防止し、折り返しノイズの発生を防止することができ、良質な画像が得られる旨が記載されている。
特開2002−320146号公報
しかしながら、特許文献1に記載された光電変換装置において行われる加算平均の周期は単一であり、加算平均周期の異なる複数の水平加算平均モードで動作する光電変換装置は開示されていない。加算平均周期の異なる複数の水平加算平均モードを実現するために、特許文献1の光電変換装置に、列のアンプの間を接続又は非接続とする画素混合スイッチ素子をさらに付加すると、列のアンプの回路構成及びレイアウトが複雑になる。このような構成では、クロストークなどの影響による、画質の劣化が想定される。本発明は、このような問題に鑑みて、回路構成及びレイアウトが複雑になることを抑制しつつ、加算平均周期の異なる複数の水平加算平均モードで動作する光電変換装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光電変換装置は、複数の画素が行列状に配置された画素アレイと、画素アレイの列ごとに設けられ、画素アレイの画素から出力される画素信号を伝送する画素出力線と、画素アレイの列ごとに設けられ、画素出力線から画素信号が入力される列信号処理部と、画素アレイの異なる列に対応する複数の画素出力線に出力された複数の画素信号を加算平均する第1の加算平均手段と、第1の加算平均手段よりも後段に配置され、画素アレイの異なる列に対応する複数の画素出力線に出力された複数の画素信号を加算平均する第2の加算平均手段と、を備え、列信号処理部は、増幅部を有し、第1の加算平均手段は、異なる列に対応する複数の画素出力線から増幅部に入力される信号を加算平均するように構成されており、第2の加算平均手段は、異なる列に対応する複数の増幅部から出力された信号を加算平均するように構成されており、第1の加算平均手段と第2の加算平均手段とにおいて、加算平均された信号を出力する列の周期が異なっている。
また、本発明に係る他の光電変換装置は、複数の画素が行列状に配置された画素アレイと、画素アレイの列ごとに設けられ、画素アレイの画素から出力される画素信号を伝送する画素出力線と、画素アレイの列ごとに設けられ、画素出力線から画素信号が入力される列信号処理部と、画素アレイの異なる列に対応する複数の画素出力線に出力された複数の画素信号を加算平均する第1の加算平均手段と、第1の加算平均手段よりも後段に配置され、画素アレイの異なる列に対応する複数の画素出力線に出力された複数の画素信号を加算平均する第2の加算平均手段と、を備え、列信号処理部は、画素信号が保持される複数の保持容量素子を含む保持部と、入力された画素信号と参照信号とを比較し、比較結果を示す信号を出力する比較部とを更に有し、比較部は、差動増幅器と、差動増幅器の入力端子と比較部の入力端子との間に接続された複数のクランプ容量素子とを含み、第1の加算平均手段は、異なる列に対応する複数の画素出力線と複数の保持容量素子との接続を切り替えるように構成されており、第2の加算平均手段は、異なる列に対応する複数の保持部の出力と複数のクランプ容量素子との接続を切り替えるように構成されており、第1の加算平均手段と第2の加算平均手段とにおいて、加算平均された信号を出力する列の周期が異なっている。
本発明によれば、回路構成及びレイアウトが複雑になることを抑制しつつ、加算平均周期の異なる複数の加算平均モードで動作する光電変換装置を提供することができる。
光電変換装置の構成を示すブロック図である。 画素の構成を示す等価回路図である。 増幅部の構成を示す等価回路図である。 非加重加算平均を説明する図である。 保持部の構成を示す等価回路図である。 加重加算平均を説明する図である。 比較部の構成を示す等価回路図である。 光電変換装置の動作を説明するためのタイミング図である。 光電変換装置の動作を説明するためのタイミング図である。 増幅部の構成を示す等価回路図である。 保持部の構成を示す等価回路図である。 比較部の構成を示す等価回路図である。 比較部の構成を示す等価回路図である。 撮像システムの構成を示すブロック図である。
図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。各図面を通じて同一の構成要素には同一の参照符号を付し、重複する構成要素についてはその説明を省略することもある。
<第1の実施形態>
(光電変換装置の構成)
図1は、第1の実施形態に係る光電変換装置1の構成を示すブロック図である。光電変換装置1は、複数の画素2が行列状に配された画素アレイ3と、列信号処理部4と、データ出力部5と、各列の画素2に接続された負荷電流源6とを含む。光電変換装置1は、画素アレイ3の列方向の上下には、列信号処理部4が配置される。ただし、図1は、画素アレイ3の下方向のみに列信号処理部4が配置された図面に省略されている。なお、本明細書で上方向又は下方向という場合は単に図面上での上下を示すだけのものであり、実際の素子レイアウトでの上下方向を限定することを意味するものではない。また、本明細書で水平及び垂直という場合は、それぞれ画素アレイ3における行方向及び列方向を意味する。
光電変換装置1は、さらに、画素2の動作を行単位で制御する垂直走査部7と、信号を読み出す列を選択する水平走査部8と、基準電圧生成部9と、参照信号生成部10と、カウント部11と、タイミング制御部12とを含む。各列の画素2は、画素出力線13を介して列信号処理部4及び負荷電流源6と接続される。負荷電流源6は、画素2を動作させるための電力を供給する。画素2はリセット時のノイズ電圧又は画素信号電圧を画素出力線13を介して伝送し、列信号処理部4に出力する。
各列信号処理部4は、増幅部14と、保持部15と、AD変換部16とを含む。画素出力線13から列信号処理部4に入力された信号は増幅部14で増幅され、保持部15に保持される。保持部15の出力はAD変換部16に接続される。基準電圧生成部9は増幅部14に基準電圧を供給する。
AD変換部16は、比較部17と、書き込み用メモリ18と、メモリ間転送スイッチ19と、読み出し用メモリ20とを含む。比較部17は、参照信号生成部10から供給される参照信号と保持部15の出力とが入力され、比較結果を電圧信号として出力する。参照信号は、定電圧信号又は時間の経過とともに電圧が単調に増加又は減少するランプ信号である。カウント部11は時間とともに変化するカウント値をカウント信号として各書き込み用メモリ18に出力する。比較部17に入力された参照信号と保持部15の出力信号との大小関係が逆転すると、出力の論理レベル(ハイレベル又はローレベル)が反転する。書き込み用メモリ18は、比較部17の出力の論理レベルが反転すると、その時点にカウント部11から供給されているカウント信号を保持する。このようにして、比較部17はアナログ信号である入力信号をデジタルデータにAD変換する。
書き込み用メモリ18に保持されたカウント信号は、メモリ間スイッチ19を介して読み出し用メモリ20に転送される。水平走査部8によって列が選択されると、その列の読み出し用メモリ20に保持された信号は、データ出力部5へと伝達され、光電変換装置1から出力される。本実施形態において、書き込み用メモリ18及び読み出し用メモリ20は、それぞれ2つのデジタルデータを独立に保持できる構成を有するものとする。
タイミング制御部12は、外部からクロック信号clkや、通信データdataを受けて、光電変換装置1が備える各ブロックの動作を制御するための各制御信号を送受信する。
(画素の構成)
図2は、画素2の構成例を説明する等価回路図である。画素2は光電変換部としてのフォトダイオードPD、転送トランジスタTX、ソースフォロワトランジスタSF、リセットトランジスタRES、及び選択トランジスタSELを含む。各トランジスタはNチャネル型MOSトランジスタ等によって構成され、スイッチ又は増幅器として機能する。
フォトダイオードPDは光電変換により電荷を生成する。転送トランジスタTXがオンになると、生成された電荷は、ソースフォロワトランジスタSFのゲートノードに転送される。選択トランジスタSELがオンになると、ソースフォロワトランジスタSFは、負荷電流源6とともにソースフォロワ回路として動作し、そのゲートノードに転送された電荷量に応じた出力電圧が、画素出力線13に現れる。リセットトランジスタRESは、ソースフォロワトランジスタSFのゲートノードと負荷電流源6の間に接続される。リセットトランジスタRESが、オンになるとソースフォロワトランジスタSFのゲートノードが電源電圧にリセットされる。
(増幅部の構成)
図3に、増幅部14の構成の一例である差動増幅器を用いた反転増幅回路の等価回路図を示す。差動増幅器には、例えば演算増幅器を用いることができる。図3の反転増幅回路は、差動増幅器OP、スイッチsw1〜4、入力容量Cin1〜3、帰還容量Cf、及び帰還スイッチCRを含む。入力端INには画素出力線13が接続される。出力端OUTは、保持部15の入力端に接続される。
差動増幅器OPの非反転入力端子には、基準電圧生成部9で生成される基準電圧VCRが入力され、反転入力端子には、入力容量Cin1〜3の一方のノード、帰還容量Cfの一方のノード、及び帰還スイッチCRの一方のノードが接続される。入力容量Cin1の他方のノードは、スイッチsw2を介して画素出力線13に接続され、さらにスイッチsw1を介して隣接する画素列の増幅部14と接続される。入力容量Cin2の他方のノードは、画素出力線13に接続される。入力容量Cin3の他方のノードは、スイッチsw3を介して画素出力線13に接続され、さらにスイッチsw4を介して隣接する画素列の増幅部14と接続される。ただし、スイッチsw4は隣接する画素列の増幅部14のスイッチsw1と同一である。なお、図3において、隣接する画素列の画素出力線等の記載を省略した。
この回路構成では、スイッチsw1、sw2をオン(接続)又はオフ(非接続)に制御して入力容量Cin1が接続される画素出力線13を切り替え可能である。さらに、スイッチsw3、sw4をオン又はオフに制御して入力容量Cin3が接続される画素出力線13も切り替え可能である。これらのスイッチの切り替えにより、画素列間の加算平均を行う水平加算平均モードと加算平均を行わない非可算モードの切り替えが実現される。
帰還容量Cf及び帰還スイッチCRの他方のノードは、ともに差動増幅器OPの出力端子に接続され、増幅部14の出力端OUTを構成する。この構成によれば、増幅部14の増幅率は、入力容量Cin1〜3の容量値のうち、入力端INに接続されているものの和と帰還容量Cfの容量値との比で決まる。さらに、図示の構成によれば、画素2で生じたノイズを低減する相関二重サンプリング処理も実行できる。この構成において、水平加算平均モード時にはスイッチsw1、sw4をオンにすることで入力容量Cin1〜3を用いて水平3列の加算平均を行うことができる。非加算平均モード時にはスイッチsw、swをオフにすることで、隣接する列との加算平均を行わず、列信号処理部4に対応した画素からの信号のみを読み出すことができる。
(増幅部における加算平均)
本構成で実現される加算平均の一例である図4を用いて説明する。本明細書において、「加算平均」という用語は、加算平均によって得られる信号のレベルが、加算平均に供される複数の信号の各々よりも大きくなる「加算」と、加算平均に供される複数の信号レベルが平均化される「平均」とを含むものとする。また、本明細書において、「加算平均」という用語は、加算平均する要素に重み付けをする場合としない場合の両方を含み、単純平均の意味に限定されるものではない。また、重み付けする加算平均を加重加算平均、重み付けしない加算平均を非加重加算平均と呼ぶ。1つの増幅部14に複数の画素出力線13からの信号が入力容量Cin1〜3を介して入力される場合、各画素出力線13に直列接続される容量値を異ならせた場合に加重加算平均になり、一致させた場合に非加重加算平均になる。
図4は、水平3列周期の非加重加算平均を説明する図である。図4において、2−1〜14で示した四角は、画素アレイ3内の同一行の隣接する14個の画素を示す。また、各画素2−1〜14に示された上又は下向きの矢印は、この矢印の向きに列信号処理部4が接続されていることを意味する。すなわち、奇数番目の画素2−1、2−3、・・・2−13には下方向に列信号処理部4が接続されている。偶数番目の画素2−2、2−4、・・・2−14には上方向に列信号処理部4が接続されている。
画素2−1、3、5、7、9、11及び13は、同色(例えばR)のカラーフィルタを具備する画素であり、画素から出力される信号は、図1に示した画素アレイ3の下方向に配置された列信号処理部4を介して読み出される。画素2−2、4、6、8、10、12及び14は、同色(例えばG)であって、画素2−1、3、5、7、9、11及び13とは異なる色のカラーフィルタを具備する。画素2−1、3、5、7、9、11及び13から出力される信号は、上方向に配置された列信号処理部4を介して読み出される。
上記の方法で、画素2−1、3、5に対応する信号を非加重加算平均することにより、図4における2−B1の位置を水平方向の空間的な重心(以降、重心と呼ぶ)とする信号が得られる。同様に、加算平均により2−B2、2−T1、2−T2の位置を水平方向の重心とする信号が得られる。前述のように奇数番目の画素のカラーフィルタの色がRで、偶数番目のカラーフィルタの色がGであるとすると、2−B1及び2−B2がRの画素の加算平均、2−T1及び2−T2がGの画素の加算平均に相当する。よって、各色で信号の重心が均等に配置されるような加算平均であるため、偽色が抑制される。なお、本願明細書で「重心」とは、加重加算平均に用いた信号の位置(座標)を同じ比率で加重加算平均して得た位置を意味する。例えばX番目の画素とY番目の画素の1:2加重加算平均での重心は(X+2・Y)/3である。
(保持部の構成)
図5は、保持部15の構成を示す図である。複数の保持部15のうち、3列のみを抜き出して例示的に示しており、それぞれ保持部15−1、15−2、15−3とする。また、各列の保持部の構成は同様であるため、詳細な回路は保持部15−2についてのみ図示した。保持部15−1、15−3については、保持部を示す枠線のみを図示している。図5では省略しているが、保持部15−1及び15−3に対しても、保持部15−2とは反対側に位置する別の保持部との間にスイッチhsw5、hsw4が設けられている。各保持部15−2はスイッチhsw1〜hsw3、保持容量Csh1、Csh2及びボルテージフォロワVFを含む。また、保持部15−1と保持部15−2の間にスイッチhsw4が、保持部15−2と保持部15−3の間にスイッチhsw5がそれぞれ備えられている。言い換えると、スイッチhsw4、hsw5は、隣接する列信号処理部に共有されている。
保持部15−2において、入力端INはスイッチhsw1とスイッチhsw2を介して保持容量Csh1に接続され、スイッチhsw1とスイッチhsw3を介して保持容量Csh2に接続される。すなわち、保持容量Csh1及びCsh2は、それぞれスイッチhsw4及びスイッチhsw5を介して隣接する列信号処理部に含まれる保持部の保持容量に接続される。このように、各保持部15は、スイッチを介して隣接する保持部と接続されている。
INには増幅部14の出力端が接続される。保持容量Csh1、Csh2に保持された信号は、ボルテージフォロワVFを経由して出力端OUTにて比較部17に接続される。
(保持部における加算平均)
図5に示した保持部15の構成によって実現される加重加算平均の一例を図6で説明する。図6は、水平2列周期の加重加算平均を説明する図である。
図6において、2−1〜14で示した四角は、画素アレイ3内の同一行の隣接する14個の画素である。各画素のカラーフィルタの配置及び、読み出しを行う列信号処理部4については、図4と同様であるため詳細な説明は省略する。
下方向に配置された列信号処理部4の、画素2−1、2−3、2−5に対応する保持部が図5に示した保持部15−1、15−2、15−3であるとする。このとき、保持部15−1の保持容量Csh2と保持部15−2の保持容量Csh1はスイッチhsw4を介して接続される。保持部15−2の保持容量Csh2と保持部15−3の保持容量Csh1はスイッチhsw5を介して接続される。
次に加算平均を行う際の各スイッチの駆動について説明する。まず、全ての保持部のスイッチhsw1、2、3がオンになり、増幅部14の出力電圧が保持容量Csh1、2に印加される。次に、全ての保持部のスイッチhsw1がオフになり、印加された電圧信号に応じた電荷を保持容量Csh1、Csh2に保持する。その後、スイッチhsw4とhsw5がオンになる。このとき、保持された電荷が移動することで画素2−1、2−3、2−5に対応する各保持容量Csh1、2の電圧が同一となるため、信号が加算平均される。
この場合、接続される保持容量の数の比が、保持部15−1、15−2、15−3に対し1:2:1である加重加算平均が実現される。よって、信号の水平方向の重心は保持部15−2の位置と一致した、図6における2−B1の位置になる。同様の動作により、2−B2、2−B3の位置を水平方向の重心とする信号が得られる。
上方向に配置された列信号処理部の、画素2−4、2−6に対応する保持部を保持部15−1、15−2とする。すなわち、図5において、スイッチhsw5が常にオフで保持部15−3が接続されない場合を考えれば良い。保持部15−1の保持容量Csh2と保持部15−2の保持容量Csh1はスイッチhsw4を介して接続される。まず、全ての保持部のスイッチhsw1、2、3がオンになり、増幅部14の出力電圧が保持容量Csh1、2に印加される。次に、全ての保持部のスイッチhsw1がオフになり、印加された電圧信号に応じた電荷が保持容量Csh1、2に保持される。その後、スイッチhsw4と保持部15−1と保持部15−2とのスイッチhsw2、3をオンにすることで、画素2−4、6に対応する保持部の信号が加算平均される。この場合、接続される保持容量の数の比は、保持部15−1、15−2に対し2:2である。よって、信号の水平方向の重心は画素2−5の位置と一致した、図6における2−T1の位置になる。同様の動作により、2−T2、2−T3の位置を水平方向の重心とする信号が得られる。
奇数番目の画素がRで、偶数番目の画素がGであるとすると、2−B1、B2、B3がRの画素の加算平均、2−T1、T2、T3がGの画素の加算平均に相当する。よって、各色で信号の重心が均等に配置されるような加算平均が行われるため、偽色が抑制される。
(比較部の構成)
図7に、比較部17の構成の一例として、差動増幅回路を用いた比較器を示す。図中のトランジスタPM1、PM2、PM3はPチャネル型MOSトランジスタであり、トランジスタNM1、NM2、NM3、NM4はNチャネル型MOSトランジスタである。
トランジスタPM1のゲートは、バイアス電圧biasを供給するノードに接続され、トランジスタPM1のソースは、電源電圧VDDを供給するノードに接続されている。これにより、トランジスタPM1は電流源として機能する。トランジスタPM2、PM3は差動増幅器の入力トランジスタである。トランジスタPM2、PM3のソースはトランジスタPM1のドレインに接続される。トランジスタPM2、PM3のドレインはそれぞれトランジスタN1、NM2のソースに接続されている。
NM1、NM2はカレントミラー回路を構成する。すなわち、トランジスタNM1とトランジスタNM2のゲート同士が接続され、トランジスタNM1のソースとゲートが短絡されている。トランジスタNM3、NM4は、信号CFBに基づいて、入力トランジスタであるトランジスタPM2、PM3のゲート-ドレイン間を短絡するスイッチとして機能する。
比較部17の入力端Vinには、保持部の出力端OUTが接続され、クランプ容量C1を介してノードVxにて差動増幅回路に接続される。比較部17の入力端Vrampには、参照信号が与えられ、クランプ容量C2を介して差動増幅回路に接続される。比較部17の出力端OUTはトランジスタPM3のドレインとトランジスタNM2のソースの間の配線に接続される。なお、増幅部14の入力容量素子、保持部15の保持容量素子、比較部17のクランプ容量素子等の容量素子はPN接合やMOS構造などを用いて構成可能であるが、配線間の寄生容量などを用いてもよい。
(光電変換装置の動作のタイミング図)
図8は光電変換装置の動作を説明するためのタイミング図である。図8には、画素アレイ3のうちのn行目(nは1以上の整数)と(n+1)行目の画素2に係る動作が図示されている。信号RES(n)、SEL(n)、及びTX(n)は、それぞれn行目の画素2のリセットトランジスタRES、選択トランジスタSEL、及び転送トランジスタTXのゲートに与えられる信号を示す。信号RES(n+1)、SEL(n+1)、及びTX(n+1)についても同様である。これらの信号は、垂直走査部7から供給される。
信号CRは増幅部14の帰還スイッチCRを制御する信号である。信号SH1は、保持部15のスイッチhsw1を制御する信号である。信号RONは、参照信号生成部10を制御する信号であり、ハイレベル時に参照信号が変化する。信号CFBは、比較部17のNMOSであるトランジスタNM3及びNM4を制御する信号であり、比較部17の初期リセットを行うための制御信号である。信号RRESは、参照信号生成部10において、ハイレベル時に参照信号をランプ信号の開始電圧にリセットするための信号である。信号MTXは、メモリ間転送スイッチ19の導通状態を制御する信号である。なお、各信号がハイレベルのときに対応するトランジスタ又はスイッチはオンになるものとする。
「画素信号」、「増幅部出力信号」、「参照信号」の段の線はそれぞれ画素2、増幅部14、参照信号生成部10から出力される信号の電圧を示す。「カウント」及び「水平転送」の段の白丸はカウント及び水平転送が行われる期間を示す。
本実施形態における、画素2からの信号出力動作、画素2から出力される信号の増幅部14での増幅、増幅部14の出力の保持動作、AD変換動作、及び読み出し用メモリ20からの信号出力動作について説明する。本実施形態ではスイッチの切り替えタイミングを変えることにより、加算平均に寄与する画素出力線の数や比率を選択可能である。すなわち、本実施形態に係る列信号処理部4は、複数の画素信号を加算平均する水平加算平均手段を複数有している。これにより、複数のモードを選択的に用いて加算平均を行うことが可能である。また、加算平均を行わない(非加算平均モード)ことも可能である。以下、非加算平均モードの動作、増幅部での水平3列周期非加重加算平均モードの動作、保持部での水平2列周期加算平均モードの動作を順に説明する。
(非加算平均モードの動作)
図8のタイミング図を参照して説明する。非加算平均モードでは、増幅部のスイッチsw1、sw4はオフである。スイッチsw2、sw3は、オンであるものとする。保持部のスイッチhsw2、hsw3はオンである。保持部のスイッチhsw4、hsw5はオフである。なお、スイッチsw2、sw3のいずれか一方又は両方をオフにすることで増幅部14の増幅率を変えることができる。この場合、非加算平均モードにおける動作は同様である。
図8の時刻t0から時刻t0´の期間は、画素読み出し期間(n)である。この期間において、n行目の画素に係るアナログ信号が保持部15の保持容量Csh1、Csh2に保持される。
時刻t0において、信号RES(n)がハイレベルからローレベルに切り替わることで、n行目の画素2のリセットトランジスタRESがオフになる。これにより、ソースフォロワトランジスタSFのリセット状態が解除される。
時刻t1において、信号SEL(n)がハイレベルになり、n行目の画素2の選択トランジスタSELがオンになる。これにより、画素出力線13に、n行目の画素2のソースフォロワトランジスタSFのゲートノードがリセットされたことに対応する信号が出力される。この出力信号は、リセットトランジスタRESがオフになった際に生じるノイズと、ソースフォロワトランジスタSFに起因するノイズとを含む。以下、この出力信号のことをN信号と呼ぶ。
時刻t2から、増幅部14の信号CRが一時的にハイレベルになる。これにより、増幅部14はボルテージフォロワとして動作するとともに、このときに画素出力線13に出力されているn行目の画素のN信号が入力容量Cin1〜3に保持される。
信号CRがローレベルになった後に、時刻t7から、スイッチhsw1の信号SH1が一時的にハイレベルとなり、増幅部14の出力が保持容量Csh1、2に保持される。時刻t7からの動作で保持容量Csh1、2に保持される信号は、増幅部14の差動増幅器OPのオフセット電圧に相当する信号となる。時刻t14から時刻t16までの期間NAD(n)において、増幅部14のオフセット電圧成分がデジタル信号に変換される。この期間において、保持容量Csh1、2はスイッチhsw1により増幅部14から電気的に非接続とされている。
時刻t10〜t11の期間において、信号RONがハイレベルとなり、参照信号が変化し、オフセット電圧に設定される。時刻t12から信号CFBが一時的にハイレベルになり、トランジスタNM3及びNM4がオンになる。これにより、オフセット電圧がキャンセルされるようにクランプ容量C1及びC2に電圧が保持され、比較器の入出力端子はほぼ同電圧となる。
その後、時刻t13から信号RRESが一時的にハイレベルになり、参照信号が変化し、開始電圧にリセットされる。時刻t14から信号RONがハイレベルとなり、参照信号の変化が開始される。一方、参照信号の変化開始とともに、カウント部11によるカウントが開始される。時間的に変化する参照信号と保持部の出力との大小関係が逆転すると、書き込み用メモリ18に、その時点でのカウント部11のカウント値が保持される。
時刻t15から、信号TX(n)が一時的にハイレベルになることで、この時点までに光電変換によりn行目の画素2のフォトダイオードPDに蓄積された電荷が、ソースフォロワトランジスタSFのゲートノードに転送される。転送された電荷量に応じて画素出力線13の電位が変動する。このときの画素出力線13の電位は、光電変換によりフォトダイオードPDで生成された電荷量に応じた信号(以下、S信号と呼ぶ)と、時刻t1に画素2から出力されたN信号との和に相当する。以下では、この信号を(S+N)信号と呼ぶ。
n行目の画素の(S+N)信号が画素出力線13に出力されると、増幅部14は、N信号を基準とした変動分、すなわちS信号に相当する成分を増幅した信号を出力する。信号TX(n)がローレベルになった後に、時刻t17から、信号SH1が一時的にハイレベルとなり、増幅部14の出力が保持容量Csh1、2に保持される。増幅部14の出力が保持容量Csh1、2に保持された後、t21に信号SEL(n)がローレベルとなり、n行目の画素2の選択トランジスタSELがオフになる。t22で信号RES(n)がローレベルからハイレベルに切り替わることで、n行目の画素2のリセットトランジスタRESがオンになる。これにより、ソースフォロワトランジスタSFがリセット状態となる。
一方、時刻t17からの動作で保持容量Csh1、2に保持される信号は、増幅部14の差動増幅器OPのオフセット電圧成分に、n行目の画素2のS信号が増幅された信号が重畳されたものとなる。この信号が、時刻t20から時刻t4´までの期間(期間SAD(n))において、デジタル信号に変換される。この期間において、保持容量Csh1、2はスイッチhsw1により増幅部14から電気的に非接続とされている。時刻t20から信号RONがハイレベルとなり、参照信号の変化が開始される。比較部17において、時間的に変化する参照信号と保持部15の出力との大小関係が逆転すると、その時点でのカウント部11のカウント値が書き込み用メモリ18に保持される。
N行目の読み出しに対応するAD変換動作期間NAD(n)、SAD(n)の後、画素読み出し期間(n+1)のt5´に信号MTXがハイレベルになる。これにより、メモリ間転送スイッチ19がオンとなり、期間NAD(n)及び期間SAD(n)に書き込み用メモリ18に保持された2つのデジタル信号が読み出し用メモリ20に転送される。画素読み出し期間(n+1)の時刻t6´から画素読み出し期間(n+2)の時刻t3´´(不図示)にかけて、これらの信号の、読み出し用メモリ20からデータ出力部5に転送する水平転送が行われる。そして、データ出力部5から光電変換装置1の外部の装置への出力が行われる。
データ出力部5又は、その後段に設けられた不図示の信号処理部において、期間NAD(n)及び期間SAD(n)に得られたデジタル信号の差分を取得することでオフセット電圧を低減する、相関二重サンプリング処理が行われる。これにより、増幅部14の差動増幅器OPのオフセット成分を低減したデジタル信号が得られる。
本実施形態によれば、保持部15の前段に増幅部14を設けて信号を増幅する。これにより、保持部15によって信号が保持することによるノイズが重畳する前に増幅するため、得られる信号のS/N比を向上させることができる。すなわち、増幅部14の増幅率を1倍以上とするために、増幅部14の各入力容量Cin1〜3及び帰還容量Cfは(Cin1+Cin2+Cin3)>Cfの関係であることが好ましい。さらに、Cin2>Cfであれば、スイッチsw1及びsw2がオフにされている場合も同様の効果が得られるため、より好ましい。増幅部14の増幅率が高いほど、保持部15で信号をサンプルホールドする際に生じるチャージインジェクションに起因するノイズ成分の影響を小さくできる。
増幅部14を増幅率可変の増幅器として構成した場合には、撮像条件や、撮像システムによって設定される感度によって、増幅部14の増幅率を切り替えてもよい。また、本実施形態によれば、AD変換動作期間において、保持部15の保持容量Csh1、Csh2はスイッチhsw1をオフにすることにより増幅部から電気的に非接続とされている。これにより、画素の動作とAD変換動作期間を同時に行うことが可能となり、高速な読み出しが実現できる。上記実施形態では、画素の動作とAD変換動作期間を同時に行う光電変換装置1の動作を例示したが、画素動作とAD変換動作期間を順次行ってもよい。
(増幅部での水平3列周期加重加算平均モードの動作)
図3を参照して非加算平均モードと異なる部分を説明する。増幅部14での水平3列周期非加重加算平均モードでは、増幅部のスイッチsw2、3がオフに、スイッチsw1、4がオンにされる。これにより、入力容量Cin1、2、3のそれぞれに、異なる画素出力線が接続される。すなわち、3つの画素出力線からの出力が1つの差動増幅器OPに入力される。このようにして、増幅部14における、水平3列周期での非加重加算平均モード加算平均が実現される。
(保持部での水平2列周期加算平均モードの動作)
図9のタイミング図と図5を参照して非加算平均モードとの違いを説明する。信号SH2、SH2´は、保持部15のスイッチhsw2、3の導通状態を制御する信号である。信号ADDは、保持部15のスイッチhsw4、5の導通状態を制御する信号である。
保持部15での水平2列周期加算平均モードでは、図6において下側に配置されており、奇数番目の画素2−1、2−3、2−5と対応する保持部を、それぞれ保持部15−1、15−2、15−3とする。保持部15−2のスイッチhsw2、3は信号SH2で制御される。保持部15−1、保持部15−3のスイッチhsw2、3のオン又はオフは信号SH2´で制御される。スイッチhsw4、5のオン又はオフは信号ADDで制御される。
図6において上側に配置されており、偶数番目の画素2−4、2−6と対応する保持部を、それぞれ保持部15−1、15−2とする。保持部15−1、保持部15−2のスイッチhsw2、3のオン又はオフは信号SH2で制御される。保持部のスイッチhsw4のオン又はオフは信号ADDで制御される。保持部のスイッチhsw5は本モードにおいては常にオフに制御される。
図9のタイミング図を参照して、保持部15での水平2列周期加算平均モードの動作を説明する。時刻t7から、信号SH1、SH2、SH2´が一時的にハイレベルとなり、各増幅部14の出力が各保持部の保持容量Csh1及びCsh2に保持される。その後、時刻t8で信号SH2´がローレベルとなりスイッチhsw2、hsw3がオフに制御される。時刻t9で信号ADDがハイレベルになる。このとき、奇数番目の画素に接続された保持部においては、スイッチhsw4、5がオンになる。これにより、保持部15−1の保持容量Csh2、保持部15−2の保持容量Csh1、Csh2及び保持部15−3の保持容量Csh1が接続され、1:2:1の比率で信号が加算平均される。偶数番目の画素に接続された保持部においては、スイッチhsw4がオンになり、保持部15−2の保持容量Csh1、Csh2及び保持部15−2の保持容量Csh1が接続され、2:2の比率で信号が加算平均される。
その後、時刻t14に信号RONがハイレベルになり、AD変換動作(期間NAD(n))が行われる。AD変換動作期間NAD(n)の後、同様に時刻t17からt19の期間において、同様のフローにより、画素信号の加算平均を行った後、時刻t20に信号RONがハイレベルになり、AD変換動作(期間SAD(n))が行われる。
以上の動作により、図6に示した加算平均が実現される。本実施形態によれば、加算平均周期の異なる複数の加算平均モードを実現することができる。
<第2の実施形態>
以下に、増幅部14で加重加算平均、保持部15で非加重加算平均を行う場合の説明を行う。第1の実施形態として説明した増幅部14を図10に示す構成に置き換えることで、増幅部で水平2列周期の加重加算平均を実現することが可能となる。
図6を再び参照して本実施形態の加算平均について説明する。以下の説明では、図6中において、各画素の下側に配置された列信号処理部の、画素2−1、3、5に対応する増幅部を、それぞれ増幅部14−1、14−2、14−3とする。
増幅部14−1は、スイッチsw1〜5がオンに制御され、増幅部14−2は、スイッチsw1、sw3、sw4がオン、スイッチsw2、sw5がオフに制御され、そして増幅部14−3は、スイッチsw1〜5がオンに制御される。すると、増幅部14−2の入力容量Cin1〜4に画素2−1、3、5に対応する画素出力線からの信号が入力され、加算平均される。この場合、接続される保持容量の数の比は画素2−1、3、5に対しそれぞれ1:2:1である。したがって、信号の水平方向の重心は2−B1の位置になる。同様の動作により、2−B2、2−B3の位置を水平方向の重心とする信号が得られる。
図6の各画素の上側に配置された列信号処理部の、画素2−4、6に対応する増幅部について、それぞれ増幅部14−1、増幅部14−2と呼んで説明する。
増幅部14−1は、スイッチsw2、sw3、sw5がオン、スイッチsw1、sw4がオフに制御され、増幅部14−2は、スイッチsw1、sw2、sw3がオン、スイッチsw4、sw5がオフに制御される。すると、増幅部14−1の入力容量Cin1〜4に画素2−4、6に対応する画素出力線からの信号が入力され、加算平均される。この場合、接続される保持容量の数は画素2−4、6に対しそれぞれ2:2である。したがって、信号の水平方向の重心は図6における2−T1の位置になる。同様の動作により、2−T2、2−T3の位置を水平方向の重心とする信号が得られる。
また、図5に示す保持部を図11に示す構成にすることで、保持部15で非加重の水平加算平均を行うことが可能である。図11において、保持部15−2の保持容量Csh1はスイッチhsw4、5を介して、隣接する保持部15−1及び保持部15−3の保持容量と接続される。図11ではスイッチhsw4、5をオンにすることで保持容量Csh1に保持された信号が加算平均される。この場合の加算平均は水平3列周期の非加重加算平均となる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態の列信号処理部4は、保持部15で非加重加算平均、比較部17で加重加算平均を行うよう構成されている。保持部15を図11で示す構成とすることで、非加重加算平均を行うことが可能である。図12に、本実施形態の加重加算平均を行う比較部を示す。図7で示した比較部17との違いは、VinとVxの間に配置されたクランプ容量C1が、スイッチcsw1〜5及びクランプ容量Ccp1〜4に置き換えられている点である。スイッチcsw1〜5及びクランプ容量Ccp1〜4の配置は、図10に示す増幅部のスイッチsw1〜5及び、入力容量Cin1〜4と同様である。よって、回路の動作は図10の説明と同様であるので、説明を省略する。これにより、比較部17において、水平2列周期の加重加算平均を実現することができる。
<第4の実施形態>
第4の実施形態の列信号処理部4は、保持部15で加重加算平均、比較部17で非加重加算平均を行うよう構成されている。保持部15は、図5に示した構成と同じである。図13に本実施形態の比較部の構成を示す。図7で示した比較部17との違いは、VinとVxの間に配置されたクランプ容量C1がスイッチcsw1〜4及びクランプ容量Ccp1〜3に置き換えられている点である。スイッチcsw1〜4及びクランプ容量Ccp1〜3の構成は図3に示したスイッチsw1〜4及び入力容量Cin1〜3と同様である。回路の動作は、第1の実施形態の増幅部での加算平均と同様であるので、説明を省略する。これにより、水平3列周期の非加重加算平均を実現することができる。
第3及び第4の実施形態は、第1の実施形態と同様に、増幅部14を有する。しかしながら、増幅部14を設けず、図1の画素出力線13を保持部15の入力端に直接接続することもできる。この場合、保持部15に保持される信号の極性が第1の実施形態の場合と逆になる。図8、9のタイミングチャートにおける参照信号の極性を反転させることで、第1の実施形態の場合と同様にAD変換動作を行うことができる。
第1〜第4の実施形態において、増幅部14、保持部15及び比較部17において加重又は非加重の加算平均を行う回路構成及び方法を説明したが、加重加算平均の処理は、増幅部より後段の回路で行われることがより好ましい。その理由は以下のとおりである。図4又は図6に示す加重加算平均において、画素2の上下に配置された列信号処理部4の増幅部14又は保持部15において、異なる動作が行われる。これに伴い、上下に配置された列信号処理部4の間でオフセットやクロストークによる特性差が生じるという問題がある。加重加算平均の処理を増幅部14で行うと、これらの特性差が増幅部で増幅され、特性差が拡大してしまう。特に、高増幅率設定時にはこの問題がより顕著になる。したがって、上下に配置された列信号処理部において異なる動作が行われる構成において、加重加算平均の処理は、増幅部より後段の回路で行われることがより好適である。
<第5の実施形態>
第1〜第4の実施形態において、増幅部14、保持部15及び比較部17において、水平2列周期及び水平3列周期の加算平均を行うことができることを説明した。これらを適宜組み合わせることで、加算平均周期の異なる複数の水平加算平均モードを複合した構成とすることも可能である。
<第6の実施形態>
第1〜第5の実施形態では、加算平均周期の異なる複数の水平加算平均モードを実現するための構成の例を述べた。各実施形態に対して、水平加算平均モードの周期と同じ周期で、水平方向の加算平均に加えて、垂直方向の加算平均又は間引きを行うための複数の方法を説明する。
(複数行の同時選択による加算平均)
垂直走査部7にて複数行を同時に選択することにより、複数行の画素2の選択トランジスタSELが同時にオンとなる。この場合、画素出力線13に出力される電圧信号は選択された複数行の画素2から出力される電圧が平均化されたものとなる。よって、複数行を同時に選択することにより、垂直方向の画素信号の加算平均出力が得られる。第1〜第5のいずれかの実施形態における水平3列周期の加算平均モードにおいて、3行の選択トランジスタSELが同時にオンになるように構成することで、3×3画素周期の画像を取得することができる。
図8において、符号(n)は画素読み出し期間と信号RES、信号SEL、信号TXのn行目の画素行を駆動することを意味していると説明した。本実施形態の3行同時駆動のタイミング図は、図8において、符号(n)を、3行同時駆動の意味を持つ符号である(n、n+1、n+2)と読みかえれば、符号(n+1)は(n+3、n+4、n+5)と読み替えたものに相当する。また、画素部のトランジスタ以外の駆動信号のタイミングは図8と同一である。
また、水平2列周期の加算平均モードのタイミング図は、図8において、画素読み出し期間と信号RES、信号SEL、信号TXの画素行の符号(n)を(n、n+1)と、(n+1)を(n+2、n+3)と読み替えたものに相当する。この2行同時駆動により、画素出力線13に加算平均した出力を得ることが可能である。その後、第1〜第5のいずれかの実施形態における水平2列周期の加算平均により2×2画素周期の画像を取得することが可能である。このように垂直操作部7により複数行を同時に駆動することにより、1行ずつ読み出す場合と比べて高速に画像取得を行うことが可能である。
(行の間引き)
同様に、水平加算平均モードの周期と同じ周期で行を間引いて読み出すことにより、読み出しを行う行の数が少なくなるため、高速に画像取得を行うことが可能である。具体的には、水平加算平均モードの周期が3列である場合、3行おきに読み出しを行えばよい。この場合のタイミング図は、図8において、画素読み出し期間と信号RES、信号SEL、信号TXの画素行の符号(n)を(n)のままとし、(n+1)を(n+3)と読み替えたものに相当する。
(ソースフォロワトランジスタSFのゲートノードでの加算平均)
図2において、複数行の画素2のソースフォロワトランジスタSFのゲートノード間をトランジスタを介して接続することも可能である。トランジスタはソースフォロワトランジスタSFのゲートノード間の接続又は非接続を切り替えるスイッチとして機能する。トランジスタをオンにすると、複数画素間でソースフォロワトランジスタSFのゲートノードが接続される。このとき、ソースフォロワトランジスタSFのゲートノードに蓄積された電荷が移動して同電位となるため、電位が平均化される。これにより、複数画素のN信号及び(S+N)信号を加算平均することが可能である。
<第7の実施形態>
図14は、本発明の第1〜第6の実施形態に係る光電変換装置1を用いた撮像システムの構成を示す図である。撮像システム800は、光電変換装置1、光学部810、映像信号処理部830、記録・通信部840、システム制御部860、及び再生・表示部870を備える。光電変換装置1は、上述のとおり、画素アレイ3及びタイミング制御部12を備える。
レンズ等の光学系である光学部810は、被写体からの光を画素アレイ3の、複数の画素2に結像させ、被写体の像を形成する。画素アレイ3は、タイミング制御部12からの信号に基づくタイミングで、画素2に結像された光に応じた信号を出力する。画素アレイ3から出力された信号は、AD変換等の処理が行われた後、映像信号処理部830に入力される。映像信号処理部830は、プログラム等によって定められた方法にしたがって、入力された信号の画像データへの変換等の信号処理を行う。映像信号処理部830での処理によって得られた信号は画像データとして記録・通信部840に送られる。記録・通信部840は、画像を形成するための信号を再生・表示部870に送り、再生・表示部870に動画や静止画像を再生・表示させる。記録・通信部840は、また、映像信号処理部830からの信号を受けて、システム制御部860と通信を行うほか、不図示の記録媒体に、画像を形成するための信号を記録する動作も行う。
システム制御部860は、撮像システム800の動作を統括的に制御するものであり、光学部810、タイミング制御部12、記録・通信部840、及び再生・表示部870の駆動を制御する。また、システム制御部860は、例えば記録媒体である不図示の記憶装置を備え、ここに撮像システム800の動作を制御するのに必要なプログラム等が記録される。また、システム制御部860は、例えばユーザの操作に応じて駆動モードを切り替える信号を撮像システム内に供給する。具体的には、読み出す行やリセットする行の変更、電子ズームに伴う画角の変更や、電子防振に伴う画角のずらし等の切り替えを行うための信号が供給される。タイミング制御部12は、システム制御部860による制御に基づいて画素アレイ3及び映像信号処理部830の駆動タイミングを制御する。
本実施形態に係る光電変換装置1は加算平均周期の異なる複数の加算平均モードを実現することができる。したがって、本実施形態に係る光電変換装置1を搭載することにより、撮像シーン等の状況に応じて画素の加算平均周期を変更することにより、フレームレートや画質の調整が可能な撮像システム800を実現することができる。
1 光電変換装置
3 画素アレイ
4 列信号処理部
13 画素出力線
14 増幅部
15 保持部
17 比較部
Cin1〜Cin4 増幅部の入力容量
Csh1、Csh2 保持部の保持容量
Ccp1〜Ccp4 比較部のクランプ容量

Claims (14)

  1. 複数の画素が行列状に配置された画素アレイと、
    前記画素アレイの列ごとに設けられ、前記画素アレイの画素から出力される画素信号を伝送する画素出力線と、
    前記画素アレイの列ごとに設けられ、前記画素出力線から前記画素信号が入力される列信号処理部と、
    前記画素アレイの異なる列に対応する複数の前記画素出力線に出力された複数の前記画素信号を加算平均する第1の加算平均手段と、
    前記第1の加算平均手段よりも後段に配置され、前記画素アレイの異なる列に対応する複数の前記画素出力線に出力された複数の前記画素信号を加算平均する第2の加算平均手段と、を備え、
    前記列信号処理部は、増幅部を有し、
    前記第1の加算平均手段は、異なる列に対応する複数の前記画素出力線から前記増幅部に入力される信号を加算平均するように構成されており、
    前記第2の加算平均手段は、異なる列に対応する複数の前記増幅部から出力された信号を加算平均するように構成されており、
    前記第1の加算平均手段と前記第2の加算平均手段とにおいて、加算平均された信号を出力する列の周期が異なっている、光電変換装置。
  2. 前記第1の加算平均手段は、前記画素出力線の間に直列に接続された複数のスイッチを有し、
    前記増幅部は、複数の入力容量素子を有し、前記複数の入力容量素子のそれぞれは、前記複数のスイッチの間のノードに接続されている、請求項記載の光電変換装置。
  3. 前記複数のスイッチによって前記増幅部に接続される前記入力容量素子の数を変えることにより前記増幅部の増幅率を変化するように構成されている、請求項記載の光電変換装置。
  4. 前記列信号処理部は、前記増幅部の出力信号を保持させる複数の保持容量素子を含む保持部を更に有し、
    前記第2の加算平均手段は、異なる列に対応する複数の前記増幅部の出力と前記複数の保持容量素子との接続を切り替えるように構成されている、請求項乃至のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  5. 前記第2の加算平均手段は、前記増幅部の出力線の間に直列に接続された複数のスイッチを有し、
    前記複数の保持容量素子のそれぞれは、前記複数のスイッチの間のノードに接続されている、請求項記載の光電変換装置。
  6. 複数の画素が行列状に配置された画素アレイと、
    前記画素アレイの列ごとに設けられ、前記画素アレイの画素から出力される画素信号を伝送する画素出力線と、
    前記画素アレイの列ごとに設けられ、前記画素出力線から前記画素信号が入力される列信号処理部と、
    前記画素アレイの異なる列に対応する複数の前記画素出力線に出力された複数の前記画素信号を加算平均する第1の加算平均手段と、
    前記第1の加算平均手段よりも後段に配置され、前記画素アレイの異なる列に対応する複数の前記画素出力線に出力された複数の前記画素信号を加算平均する第2の加算平均手段と、を備え、
    前記列信号処理部は、
    前記画素信号が保持される複数の保持容量素子を含む保持部と、
    入力された前記画素信号と参照信号とを比較し、比較結果を示す信号を出力する比較部とを更に有し、
    前記比較部は、差動増幅器と、前記差動増幅器の入力端子と前記比較部の入力端子との間に接続された複数のクランプ容量素子とを含み、
    前記第1の加算平均手段は、異なる列に対応する複数の前記画素出力線と前記複数の保持容量素子との接続を切り替えるように構成されており、
    前記第2の加算平均手段は、異なる列に対応する複数の保持部の出力と前記複数のクランプ容量素子との接続を切り替えるように構成されており、
    前記第1の加算平均手段と前記第2の加算平均手段とにおいて、加算平均された信号を出力する列の周期が異なっている、光電変換装置。
  7. 前記第1の加算平均手段及び前記第2の加算平均手段のうちの少なくとも一方は、複数の前記画素信号を異なる比率により加算平均するように構成されている、請求項1乃至のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  8. 前記第1の加算平均手段及び前記第2の加算平均手段は、前記画素信号の加算平均を行わずに出力する非加算平均モードが選択可能である、請求項1乃至のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  9. 前記画素アレイの各列から読み出される画素信号は、前記画素アレイの複数の行が同時に駆動されることにより、各列の画素出力線において加算平均された画素信号である、請求項1乃至のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  10. 複数の画素が行列状に配置された画素アレイと、
    前記画素アレイの列ごとに設けられ、前記画素アレイの画素から出力される画素信号を伝送する画素出力線と、
    前記画素アレイの列毎に設けられ、前記画素出力線から前記画素信号が入力される増幅部と、
    前記画素アレイの列毎に設けられ、前記増幅部から出力される信号を保持する保持容量素子を含む保持部と、
    前記画素出力線と前記増幅部との間に設けられた第1のスイッチ回路と、
    前記増幅部と前記保持部との間に設けられた第2のスイッチ回路と、
    前記画素出力線を第1の数毎に一の前記増幅部に接続するように前記第1のスイッチ回路を制御し、前記増幅部の出力端子を第2の数毎に一の前記保持部に接続するように前記第2のスイッチ回路を制御する制御部と
    を有する、光電変換装置。
  11. 前記第1のスイッチ回路は、隣接する列の前記増幅部の入力端子の間に直列に接続された複数のスイッチと、前記複数のスイッチの間の接続ノードと前記増幅部の前記入力端子との間にそれぞれ設けられた複数の入力容量素子とを有し、
    前記制御部は、前記画素出力線を前記第1の数毎に一の前記増幅部に接続する際に、前記第1の数の前記画素出力線のそれぞれを、前記入力容量素子を介して前記増幅部の前記入力端子に接続する、請求項10記載の光電変換装置。
  12. 複数の画素が行列状に配置された画素アレイと、
    前記画素アレイの列ごとに設けられ、前記画素アレイの画素から出力される画素信号を伝送する画素出力線と、
    前記画素アレイの列毎に設けられ、前記画素出力線から前記画素信号が入力される増幅部と、
    前記画素アレイの列毎に設けられ、前記増幅部から出力される信号を保持する複数の保持容量素子を含む保持部と、
    前記増幅部と前記保持部との間に設けられたスイッチ回路と、
    前記増幅部から出力される信号を、対応する列の前記保持部の前記複数の保持容量素子で保持した後、前記複数の保持容量素子のうちの一部の前記保持容量素子が隣接する他の列の前記保持部に接続されるように、前記スイッチ回路を制御する制御部と
    を有する、光電変換装置。
  13. 前記スイッチ回路は、隣接する列の前記保持部の入力端子の間に直列に接続された複数のスイッチを有し、
    前記保持容量素子は、前記複数のスイッチの間の接続ノードに接続されている、請求項12記載の光電変換装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の光電変換装置と、
    前記光電変換装置から出力された信号の処理を行う映像信号処理部と
    を備える、撮像システム。
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