JP7353752B2 - 光電変換装置及び撮像システム - Google Patents

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Description

本発明は、光電変換装置及び撮像システムに関する。
デジタルスチルカメラやデジタルカムコーダなどの撮像システムは、静止画の撮影モードと動画の撮影モードとを備えることが多い。このような撮像システムに搭載される固体撮像装置には、静止画撮影の用途として動画よりも高い解像度が、動画撮影の用途として高いフレームレートが求められている。そのため、動画撮影においては、静止画撮影に見合った高解像度の撮像部から、フルHDや4Kといった動画規格に応じた解像度の信号を読み出すことが行われている。多画素の中から所定の解像度に応じた画素数の画素信号を読み出す方法としては、例えば、ある一定の間隔で行や列を間引いて読み出す方法や、隣接する行や列で画素信号を平均或いは加算して読み出す方法がある。
ところで、画素信号に重畳するノイズを低減することは、固体撮像装置に共通の課題である。多画素の中から所定の解像度に応じた画素数の画素信号を読み出す場合においても、画素信号に重畳するノイズを低減することは重要である。
特許文献1には、画素アレイのカラム毎に、複数の出力線と出力線の本数に対応した複数のA/D変換部とを備え、これら複数の出力線と複数のA/D変換部との間の接続を切り替え可能に構成した撮像素子が記載されている。また、特許文献1には、1つの出力線に対して2つのA/D変換部を接続し、同一信号を2つのA/D変換部でそれぞれ変換することによってノイズを低減することが記載されている。
特開2013-055589号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ノイズの低減処理を行う場合には、1つの出力線に対して複数のA/D変換部を設ける必要があり、回路面積や消費電力の増大を避けられなかった。また、特許文献1では、多画素の中から所定の解像度に応じた画素数の画素信号を読み出す駆動モードについて考慮されていなかった。
本発明の目的は、読み出し回路部の面積の増加や消費電力の増加を抑制しつつ、解像度を下げる読み出し駆動を行った場合に画素信号に重畳するノイズを低減しうる光電変換装置及び撮像システムを提供することにある。
本発明の一観点によれば、入射光に応じた画素信号を出力する画素と、前記画素から前記画素信号を出力可能に構成された複数の信号線と、前記複数の信号線に対応して設けられた複数の信号保持部と、前記複数の信号線に接続され、前記画素信号をAD変換するAD変換部と、前記画素と前記複数の信号保持部との間に設けられた第1のスイッチ回路と、前記複数の信号保持部と前記複数の信号線との間に設けられた第2のスイッチ回路と、前記第1のスイッチ回路及び前記第2のスイッチ回路を制御する制御回路と、を有し、前記複数の信号保持部の各々は、対応する信号線に接続された容量素子を有し、前記複数の信号線は、第1信号線と、第2信号線と、第3信号線と、を含み、前記第2のスイッチ回路は、第1スイッチと、第2スイッチと、第3スイッチと、を含み、前記第1スイッチの一方の端子は、前記第1信号線に接続された容量素子に接続され、前記第1スイッチの他方の端子は、前記第2信号線、前記第2信号線に接続された容量素子及び前記第2スイッチの一方の端子に接続され、前記第2スイッチの他方の端子は、前記第3信号線、前記第3信号線に接続された容量素子及び前記第3スイッチの一方の端子に接続されており、前記制御回路は、前記第1のスイッチ回路を制御して、前記画素を前記複数の信号保持部のそれぞれに選択的に接続することにより、前記画素から出力された1つの前記画素信号を、互いに異なるサンプリング期間で前記複数の信号保持部にそれぞれ保持し、前記第2のスイッチ回路を制御して、前記複数の信号保持部と前記AD変換部との間の接続を切り替えることにより、前記複数の信号保持部に保持された前記画素信号を平均化して出力する光電変換装置が提供される。
また、本発明の他の一観点によれば、複数の列を構成するように配された複数の画素と、前記複数の列に対応して設けられた複数の信号線と、前記複数の列に対応して設けられ、各々が対応する列の前記信号線に接続された複数のAD変換部と、前記複数の画素と前記複数の信号線との間に設けられた読み出し回路部と、を有し、前記読み出し回路部は、前記複数の列の各々に対応して設けられた複数の第1のスイッチ、複数の第2のスイッチ及び複数の信号保持部を有し、各々の列において、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチは、前記画素と前記信号線との間に直列に接続されており、前記信号保持部は、前記第2のスイッチと前記信号線との間の第1のノードに接続された容量素子を有しており、前記読み出し回路部は、隣り合う列の間の各々に設けられた複数の第3のスイッチ及び複数の第4のスイッチを更に有し、前記第3のスイッチは、隣り合う列の、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとを接続する第2のノードの間に接続されており、前記第4のスイッチは、隣り合う列の、前記第1のノードの間に接続されており、前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ及び前記第3のスイッチは、前記画素から出力される画素信号を、互いに異なるサンプリング期間で前記複数の信号保持部にそれぞれ保持するように動作する第1のスイッチ回路を構成する光電変換装置が提供される。
また、本発明の更に他の一観点によれば、信号が入力される入力部と、前記入力部から前記信号を出力可能に構成された複数の信号線と、前記複数の信号線に対応して設けられた複数の信号保持部と、前記複数の信号線に接続され、前記信号をAD変換するAD変換部と、前記入力部と前記複数の信号保持部との間に設けられた第1のスイッチ回路と、前記複数の信号保持部と前記複数の信号線との間に設けられた第2のスイッチ回路と、前記第1のスイッチ回路及び前記第2のスイッチ回路を制御する制御回路と、を有し、前記複数の信号保持部の各々は、対応する信号線に接続された容量素子を有し、前記複数の信号線は、第1信号線と、第2信号線と、第3信号線と、を含み、前記第2のスイッチ回路は、第1スイッチと、第2スイッチと、第3スイッチと、を含み、前記第1スイッチの一方の端子は、前記第1信号線に接続された容量素子に接続され、前記第1スイッチの他方の端子は、前記第2信号線、前記第2信号線に接続された容量素子及び前記第2スイッチの一方の端子に接続され、前記第2スイッチの他方の端子は、前記第3信号線、前記第3信号線に接続された容量素子及び前記第3スイッチの一方の端子に接続されており、前記制御回路は、前記第1のスイッチ回路を制御して、前記入力部を前記複数の信号保持部のそれぞれに選択的に接続することにより、前記入力された1つの前記信号を、互いに異なるサンプリング期間で前記複数の信号保持部にそれぞれ保持し、前記第2のスイッチ回路を制御して、前記複数の信号保持部と前記AD変換部との間の接続を切り替えることにより、前記複数の信号保持部に保持された前記信号を平均化して出力する信号処理装置が提供される。
また、本発明の更に他の一観点によれば、信号が入力される複数の入力部と、前記複数の入力部に対応して複数の列を構成するように配された複数の信号線と、前記複数の列に対応して設けられ、各々が対応する列の前記信号線に接続された複数のAD変換部と、前記複数の入力部と前記複数の信号線との間に設けられた読み出し回路部と、を有し、前記読み出し回路部は、前記複数の列の各々に対応して設けられた複数の第1のスイッチ、複数の第2のスイッチ及び複数の信号保持部を有し、各々の列において、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチは、前記入力部と前記信号線との間に直列に接続されており、前記信号保持部は、前記第2のスイッチと前記信号線との間の第1のノードに接続された容量素子を有しており、前記読み出し回路部は、隣り合う列の間の各々に設けられた複数の第3のスイッチ及び複数の第4のスイッチを更に有し、前記第3のスイッチは、隣り合う列の、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとを接続する第2のノードの間に接続されており、前記第4のスイッチは、隣り合う列の、前記第1のノードの間に接続されており、前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ及び前記第3のスイッチは、前記入力部から入力される信号を、互いに異なるサンプリング期間で前記複数の信号保持部にそれぞれ保持するように動作する第1のスイッチ回路を構成する信号処理装置が提供される。
本発明によれば、読み出し回路部の面積の増加や消費電力の増加を抑制しつつ、解像度を下げる読み出し駆動を行った場合に画素信号に重畳するノイズを低減することができる。
本発明の第1実施形態による固体撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による固体撮像装置における画素の構成例を示す回路図である。 本発明の第1実施形態による固体撮像装置における読み出し回路部の構成例を示す回路図である。 本発明の第1実施形態による固体撮像装置の駆動方法を示すタイミング図(その1)である。 本発明の第1実施形態による固体撮像装置の駆動方法を示すタイミング図(その2)である。 本発明の第1実施形態による固体撮像装置の駆動方法を示すタイミング図(その3)である。 本発明の第2実施形態による固体撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。 本発明の第3実施形態による固体撮像装置における読み出し回路部の構成例を示す回路図である。 本発明の第4実施形態による固体撮像装置における読み出し回路部の構成例を示す回路図である。 本発明の第4実施形態による固体撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。 本発明の第6実施形態による撮像システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第7実施形態による撮像システム及び移動体の構成例を示す図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による固体撮像装置及びその駆動方法について、図1乃至図6を用いて説明する。図1は、本実施形態による固体撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態による固体撮像装置における画素の構成例を示す回路図である。図3は、本実施形態による固体撮像装置における読み出し回路の構成例を示す回路図である。図4乃至図6は、本実施形態による固体撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。
はじめに、本実施形態による固体撮像装置の構造について、図1乃至図3を用いて説明する。
本実施形態による固体撮像装置100は、図1に示すように、画素アレイ部10と、垂直走査回路20と、読み出し回路部30と、AD変換回路部40と、列メモリ部50と、水平走査回路60と、出力回路70と、制御回路80と、を有する。また、固体撮像装置100は、ランプ信号生成部44と、カウンタ54と、を更に有する。
画素アレイ部10には、複数の行及び複数の列に渡ってマトリクス状に配された複数の画素12が設けられている。図1には、画素アレイ部10を構成する画素12のうち、4行×4列に配列された16個の画素12を示しているが、画素アレイ部10を構成する画素12の数は、特に限定されるものではない。
画素アレイ部10の各行には、第1の方向(図1において横方向)に延在して、制御線14が配されている。制御線14の各々は、第1の方向に並ぶ画素12にそれぞれ接続され、これら画素12に共通の信号線をなしている。制御線14の延在する第1の方向は、行方向或いは水平方向と呼ぶことがある。制御線14は、垂直走査回路20に接続されている。
画素アレイ部10の各列には、第1の方向と交差する第2の方向(図1において縦方向)に延在して、出力線16が配されている。出力線16の各々は、第2の方向に並ぶ画素12にそれぞれ接続され、これら画素12に共通の信号線をなしている。出力線16の延在する第2の方向は、列方向或いは垂直方向と呼ぶことがある。出力線16は、読み出し回路部30に接続されている。出力線16には、画素12内の読み出し回路にバイアス電流を供給するための電流源18が接続されている。
垂直走査回路20は、画素12から信号を読み出す際に画素12内の読み出し回路を駆動するための制御信号を、画素アレイ部10の各行に設けられた制御線14を介して画素12に供給する制御回路部である。垂直走査回路20は、シフトレジスタやアドレスデコーダを用いて構成されうる。
読み出し回路部30は、画素アレイ部10から読み出された信号に対して所定の処理を行う機能ブロックである。読み出し回路部30は、画素アレイ部10の各列に対応する数の複数の入力端子及び複数の出力端子を有する。複数の入力端子の各々は、対応する列の出力線16に接続されている。複数の出力端子の各々は、対応する列の出力線34に接続されている。なお、読み出し回路部30の具体的な構成については、後述する。
AD変換回路部40は、列並列AD変換器であり、画素アレイ部10の各列に対応する複数の比較器42を有する。比較器42の各々は、2つの入力端子と1つの出力端子とを有する。比較器42の2つの入力端子は、対応する列の出力線34と、ランプ信号生成部44と、に接続されている。ランプ信号生成部44は、各列の比較器42に、参照信号(ランプ信号)を供給する。ランプ信号は、時間の経過とともにレベルが所定値から徐々に増加し或いは低下する信号である。
列メモリ部50は、画素アレイ部10の各列に対応する複数のメモリ52を有する。各列のメモリ52には、対応する列の比較器42の出力端子と、カウンタ54とが接続されている。
水平走査回路60は、各列のメモリ52に記憶された画素信号を出力するための制御信号を、各列のメモリ52に列毎に順次供給する回路部である。画素アレイ部10の各列に対応して設けられた水平走査回路60の制御線は、対応する列のメモリ52に接続されている。各列のメモリ52は、水平走査回路60の対応する列の制御線を介して制御信号を受信すると、保持する画素信号を、水平出力線56を介して出力回路70に出力する。出力回路70は、各列のメモリ52から読み出された画素信号に対して相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)等の処理を行う信号処理部を含みうる。また、出力回路70は、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)等の外部インターフェースを更に含みうる。
制御回路80は、垂直走査回路20、読み出し回路部30、ランプ信号生成部44、カウンタ54、水平走査回路60に、それらの動作やそのタイミングを制御する制御信号を供給するための回路部である。これら制御信号の少なくとも一部は、固体撮像装置100の外部から供給するようにしてもよい。
画素12の各々は、例えば図2に示すように、光電変換部PDと、転送トランジスタM1と、リセットトランジスタM2と、増幅トランジスタM3と、選択トランジスタM4とにより構成されうる。
光電変換部PDは、例えばフォトダイオードであり、アノードが接地ノードに接続され、カソードが転送トランジスタM1のソースに接続されている。転送トランジスタM1のドレインは、リセットトランジスタM2のソース及び増幅トランジスタM3のゲートに接続されている。転送トランジスタM1のドレイン、リセットトランジスタM2のソース及び増幅トランジスタM3のゲートの接続ノードは、いわゆる浮遊拡散(フローティングディフュージョン)部FDである。浮遊拡散部FDは、容量成分(浮遊拡散容量)を含み、電荷保持部としての機能を備える。
リセットトランジスタM2のドレイン及び増幅トランジスタM3のドレインは、電圧Vddが供給される電源ノードに接続されている。増幅トランジスタM3のソースは、選択トランジスタM4のドレインに接続されている。選択トランジスタM4のソースは、出力線16に接続されている。出力線16は、電流源18に接続されている。
図2の画素構成の場合、画素アレイ部10に配された各行の制御線14は、信号線TX,RES,SELを含む。信号線TXは、対応する行に属する画素12の転送トランジスタM1のゲートにそれぞれ接続され、これら画素12に共通の信号線をなしている。信号線RESは、対応する行に属する画素12のリセットトランジスタM2のゲートにそれぞれ接続され、これら画素12に共通の信号線をなしている。信号線SELは、対応する行に属する画素12の選択トランジスタM4のゲートにそれぞれ接続され、これら画素12に共通の信号線をなしている。
信号線TXには、垂直走査回路20から、転送トランジスタM1を制御するための駆動パルスである制御信号φTXが出力される。信号線RESには、垂直走査回路20から、リセットトランジスタM2を制御するための駆動パルスである制御信号φRESが出力される。信号線SELには、垂直走査回路20から、選択トランジスタM4を制御するための駆動パルスである制御信号φSELが出力される。各トランジスタがN型トランジスタで構成される場合、垂直走査回路20からHighレベル(Hレベル)の制御信号が供給されると対応するトランジスタがオンとなる。また、垂直走査回路20からLowレベル(Lレベル)の制御信号が供給されると対応するトランジスタがオフとなる。
光電変換部PDは、入射光をその光量に応じた量の電荷に変換(光電変換)するとともに、生じた電荷を蓄積する。転送トランジスタM1は、オンになることにより光電変換部PDが保持する電荷を浮遊拡散部FDに転送する。浮遊拡散部FDは、その容量による電荷電圧変換によって、光電変換部PDから転送された電荷の量に応じた電圧となる。増幅トランジスタM3は、ドレインに電圧Vddが供給され、ソースに選択トランジスタM4を介して電流源18からバイアス電流が供給される構成となっており、ゲートを入力ノードとする増幅部(ソースフォロワ回路)を構成する。これにより増幅トランジスタM3は、浮遊拡散部FDの電圧に基づく信号を、選択トランジスタM4を介して出力線16に出力する。リセットトランジスタM2は、オンになることにより浮遊拡散部FDを電圧Vddに応じた電圧にリセットする。
画素12の転送トランジスタM1、リセットトランジスタM2及び選択トランジスタM4は、前述のように、垂直走査回路20から供給される制御信号φTX,φRES,φSELにより、行単位で制御される。制御信号φSELにより選択された行に属する画素12の画素信号は、それぞれの画素12の対応する出力線16に、同時に出力される。
出力線16に出力された画素信号は、読み出し回路部30において所定の処理が行われた後、対応する列の出力線34を介してAD変換回路部40へと出力される。なお、読み出し回路部30における信号処理については、後述する。
AD変換回路部40に入力された画素信号と、ランプ信号生成部44から供給された参照信号(ランプ信号)とは、比較器42に入力される。比較器42は、画素信号の信号レベルと参照信号の信号レベルとを比較する比較動作を行い、画素信号の信号レベルとランプ信号の信号レベルとの大小関係が反転したタイミングでラッチ信号を出力する。
メモリ52には、カウンタ54から供給されるカウント信号と、比較器42の出力信号とが入力される。メモリ52は、比較器42からラッチ信号を受信したタイミングにおいてカウント信号が示しているカウント値を、画素信号のデジタルデータとして記憶する。
水平走査回路60は、メモリ52に、列ごとに順次、制御信号を出力する。水平走査回路60から制御信号を受信したメモリ52は、画素信号をAD変換したデジタルデータを、水平出力線56を介して出力回路70へと出力する。出力回路70は、列メモリ部50から出力された画素信号のデジタルデータに対してデジタルCDS等の所定の信号処理を行った後、外部インターフェースを介して信号処理後の画素信号を外部へと出力する。
次に、読み出し回路部30の構成例について、図3を用いて説明する。図3には、読み出し回路部30の回路構成について、画素アレイ部10を構成する複数の列のうち、隣り合う3列分のみを示している。図示しない他の列については、同様の繰り返し構造により構成することができる。また、他の構成要素との接続関係を理解しやすくするために、一部の画素12とAD変換回路部40とを併せて示している。
読み出し回路部30は、画素アレイ部10の各列に対応して、スイッチSW1と、スイッチSW3と、容量Cshと、をそれぞれ有する。スイッチSW1,SW3は、各列の出力線16と比較器42との間の信号経路の接続状態を制御するスイッチであり、出力線16と比較器42との間に直列に接続されている。スイッチSW3と比較器42とを接続する配線は、出力線34でもある。容量Cshは、画素12から読み出された画素信号を一時的に保持するためのサンプルホールド容量である。スイッチSW1の一方の主ノードは、出力線16に接続されている。スイッチSW1は、制御ノードに供給される制御信号φSW1により接続状態(導通/非導通)が制御されるスイッチである。スイッチSW1の他方の主ノードは、スイッチSW3の一方の主ノードに接続されている。スイッチSW3は、制御ノードに供給される制御信号φSW3により接続状態(導通/非導通)が制御されるスイッチである。スイッチSW3の他方の主ノードは、容量Cshの一方のノードと、比較器42の一方の入力端子と、に接続されている。容量Cshの他方のノードは、基準電圧ノードに接続されている。
また、読み出し回路部30は、隣り合う列の、スイッチSW1とスイッチSW3との間の接続ノードの間に接続されたスイッチSW2を更に有する。スイッチSW2は、制御ノードに供給される制御信号φSW2により接続状態(導通/非導通)が制御されるスイッチである。また、読み出し回路部30は、隣り合う列の、スイッチSW3と容量Cshと比較器42との間の接続ノードの間に接続されたスイッチSW4を更に有する。スイッチSW4は、制御ノードに供給される制御信号φSW4により接続状態(導通/非導通)が制御されるスイッチである。
ここでは、スイッチSW1,SW2,SW3,SW4の各々は、制御ノードに供給される制御信号がHレベルのときにオン(導通状態)となり、制御ノードに供給される制御信号がLレベルのときにオフ(非導通状態)となるものとする。なお、制御信号のレベルとスイッチの接続状態との関係は逆であってもよい。
図3には、各列の同じ構成要素を区別するために、スイッチSW1,SW2,SW3,SW4、容量Csh、出力線16,34、比較器42の符号に、列番号を表す符号を付記している。例えば、図3において左側の列のスイッチSW1,SW3及び容量Cshには、「SW1-1」,「SW3-1」,「Csh-1」の符号を付している。図3において右側の列のスイッチSW1,SW3及び容量Cshには、「SW1-3」,「SW3-3」,「Csh-3」の符号を付している。また、図3において左側の列と中央の列との間のスイッチSW2,SW4には、「SW2-1」,「SW4-1」の符号を付している。図3において中央の列と右側の列との間のスイッチSW2,SW4には、「SW2-2」,「SW4-2」の符号を付している。なお、その他の構成要素についても、同様のルールで列番号を表す符号を付記することがある。
次に、本実施形態による固体撮像装置の駆動方法について、図4乃至図6を用いて説明する。図4乃至図6は、本実施形態による固体撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。
まず、本実施形態による固体撮像装置の第1の駆動例として、総ての列の信号をそれぞれ読み出す場合の駆動方法について、図4を用いて説明する。なお、このような駆動は、例えば静止画撮影などの用途に適用されうる。
第1の駆動例において、スイッチSW1は導通状態のまま、スイッチSW2,SW4は非導通状態のまま維持される。すなわち、制御信号φSW1-*はHレベルのまま維持され、制御信号φSW2-*,φSW4-*はLレベルのまま維持される。ここで、「*」印はワイルドカードであり、総ての列のスイッチを含むことを示す。
読み出し動作の開始前の時刻t0において、制御信号φRES,φTX,φSW3-1,φSW3-2,φSW3-3は、Lレベルである。また、前述の通り、制御信号φSW1-*はHレベル、制御信号φSW2-*,φSW4-*はLレベルである。
次いで、時刻t11から時刻t12の期間において、垂直走査回路20は、制御信号φRESをHレベルに制御する。これにより、当該期間において、対応する行に属する画素12のリセットトランジスタM2がオンになり、浮遊拡散部FDが電圧Vddに応じた所定の初期電位にリセットされる。増幅トランジスタM3は、浮遊拡散部FDの電位に基づく画素信号を、選択トランジスタM4を介して出力線16に出力する。この画素信号は、浮遊拡散部FDの初期電位に基づく信号にリセットノイズが重畳した信号(以下、「リセット信号」と呼ぶ)である。
次いで、時刻t13から時刻t15の期間において、制御回路80は、読み出し回路部30に供給する制御信号φSW3-1,φSW3-2,φSW3-3をHレベルに制御する。これにより、スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3がオンになり、各列の出力線16が、対応する列の容量Cshに接続される。こうして、各列の出力線16に出力されたリセット信号が、対応する列の容量Cshに書き込まれる。
続く時刻t15以降の期間において、容量Cshに保持されているリセット信号とランプ信号生成部44から供給されるランプ信号とを比較器42で比較する。これにより、リセット信号のAD変換を行い、AD変換後のデジタルデータを対応する列のメモリ52に書き込む。
次いで、リセット信号のAD変換を実行しているタイミングである時刻t21から時刻t22の期間において、垂直走査回路20は、制御信号φTXをHレベルに制御する。これにより、当該期間において、対応する行に属する画素12の転送トランジスタM1がオンになり、光電変換部PDに蓄積されている電荷が浮遊拡散部FDに転送される。浮遊拡散部FDは、その容量による電荷電圧変換により、光電変換部PDから転送された電荷の量に応じた電位となる。増幅トランジスタM3は、浮遊拡散部FDの電位に基づく画素信号を、選択トランジスタM4を介して出力線16に出力する。この画素信号は、浮遊拡散部FDに転送された電荷の量に基づく信号にリセットノイズが重畳した信号(以下、「光信号」と呼ぶ)である。
次いで、時刻t23から時刻t25の期間において、制御回路80は、読み出し回路部30に供給する制御信号φSW3-1,φSW3-2,φSW3-3をHレベルに制御する。これにより、スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3がオンになり、各列の出力線16が、対応する列の容量Cshに接続される。こうして、各列の出力線16に出力された光信号が、対応する列の容量Cshに書き込まれる。
続く時刻t25以降の期間において、容量Cshに保持されている光信号とランプ信号生成部44から供給されるランプ信号とを比較器42で比較する。これにより、光信号のAD変換を行い、AD変換後のデジタルデータを対応する列のメモリ52に書き込む。
その後、メモリ52に保持された光信号及びリセット信号は、水平走査回路60からの制御信号に応じて、水平出力線56を介して出力回路70ヘと出力される。光信号及びリセット信号は、出力回路70におけるデジタルCDS処理によって差分処理され、リセットノイズを除去したデジタル画素信号として固体撮像装置から出力される。
なお、読み出し回路部30は、必ずしも容量Cshを有する必要はない。この場合、図4に点線で示すように、制御信号φSW3-1,φSW3-2,φSW3-3をHレベルのまま維持し、スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3を導通状態のまま維持する。これにより、出力線16に出力された画素信号を、そのまま比較器42に入力し、AD変換することができる。
ただしこの場合、リセット信号をAD変換している期間中は、転送トランジスタM1をオンにして光電変換部PDの電荷を浮遊拡散部FDに転送すること、すなわち光信号の読み出し動作を開始することはできない。これは、AD変換中のリセット信号に光信号が上乗せされてしまい、適正なCDS処理ができなくなるからである。したがって、当該構成においてCDS処理を行った良質なセンサ出力信号を得るためには、リセット信号のAD変換期間の終了を待ってから光信号の読み出し動作を行う必要があり、読み出し動作に時間を要することになる。
つまり、トータルの信号読み出し時間を減らすためには、読み出し回路部30が各列に、サンプルホールド容量(容量Csh)と、出力線16とサンプルホールド容量(容量Csh)とを切り離すスイッチSW3と、を有することが望ましい。ただし、この構成においても、光信号をサンプルするためにスイッチSW3をオンにするまでには、リセット信号のAD変換が終了している必要はある。
次に、解像度は相対的に低くてもよいが高いフレームレート(信号読み出し速度)が求められる場合における駆動方法について説明する。なお、このような駆動は、例えば動画撮影などの用途に適用されうる。
解像度を下げる方法としては、固体撮像装置からの出力信号は何も変えず後段の画像処理ICにおいて信号を圧縮する方法もあるが、ここではより高速なフレームレートが求められる場合を想定し、読み出し列を“間引く”方法を説明する。固体撮像装置の内部で解像度を下げる駆動として、列の間引きと行の間引きとを同時に行うことも多いが、行の間引きは本発明の主たる特徴とは無関係なため、ここでは行の間引きに関する説明は割愛する。ただし、本発明における列の間引きは、独立に行ってもよいし、行の間引きとともに行ってもよい。
動画フォーマットに合わせるために列の間引きによって解像度を下げる場合、画素アレイ部10を構成する複数の列について、例えば3列毎に1列だけの信号を読み出す(3列のうち2列は読み出さない)といった駆動を行う。例えば、図3における3列のうち中央の列の信号だけを読み出す場合、当該列については、総ての列を読み出す場合の動作と差異はない。このとき、図3における左側の列の信号及び右側の列の信号は読み出さないため、これら列の容量Csh-1,Csh-3や比較器42-1,42-3などは、信号の読み出しには寄与しない。
本実施形態による固体撮像装置の第2の駆動例として、図3における中央の列の信号だけを読み出す場合の駆動方法について、図5を用いて説明する。本実施形態の第2の駆動例においては、スイッチSW2,SW4を利用することで、上述した単純な列の間引きとは異なり、信号の読み出しを行わない列の容量Csh-1,Csh-3や比較器42-1,42-3を利用することを可能にしている。なお、比較器42-1,42-3を利用する例については、第5実施形態で説明する。
第2の駆動例において、スイッチSW1,SW2,SW3は、後述するように、画素12から出力される画素信号を、互いに異なるサンプリング期間で複数の信号保持部(容量)にそれぞれ保持するように動作するスイッチ回路を構成する。具体的には、このスイッチ回路は、画素12を、複数の信号保持部(容量Csh-1,Csh-2,Csh-3)のそれぞれに選択的に接続するように構成されている。ここで、「選択的に接続」とは、複数の信号保持部のうちの一部に接続し、他には接続しない状態をいう。また、「複数の信号保持部」は、ある画素12に対応する複数の信号保持部のことであって、必ずしも固体撮像装置が備える総ての信号保持部に接続可能である必要はない。また、スイッチSW4は、複数の信号保持部とAD変換部との間の接続を切り替えるスイッチ回路である。本実施形態において、スイッチSW4は、複数の信号保持部(容量)に保持された画素信号を平均化してAD変換部に供給するように動作するスイッチ回路を構成する。
第2の駆動例において、スイッチSW1-2は導通状態のまま、スイッチSW1-1,SW1-3は非導通状態のまま維持される。すなわち、制御信号φSW1-2はHレベルのまま維持され、制御信号φSW1-1,φSW1-3はLレベルのまま維持される。これは、中央の列の出力線16-2からの画素信号は読み出し、読み出す必要のない右側の列の出力線16-1からの画素信号及び左側の列の出力線16-3からの画素信号を遮断するためである。
また、第2の駆動例において、スイッチSW2-1,SW2-2は導通状態のまま維持される。すなわち、制御信号φSW2-1,φSW2-2はHレベルのまま維持される。これは、中央の列の出力線16-2から読み出した画素信号を、左側の列の容量Csh-1及び右側の列の容量Csh-3にも書き込むことを可能にするためである。
なお、第2の駆動例では3列を1つの単位ブロックとして読み出しを行うため、これら単位ブロックの間を繋ぐスイッチSW2,SW4(図3におけるスイッチSW2-0,SW2-3,SW4-0,SW4-3)は、非導通状態のまま維持される。すなわち、制御信号φSW2-0,φSW2-3,φSW4-0,φSW4-3は、Lレベルのまま維持される。
読み出し動作の開始前の時刻t0において、制御信号φRES,φTX,φSW3-1,φSW3-2,φSW3-3,φSW4-1,φSW4-2は、Lレベルである。また、前述の通り、制御信号φSW1-2,φSW2-1,φSW2-2はHレベル、制御信号φSW1-1,φSW1-3,φSW2-0,φSW2-3,φSW4-0,φSW4-3はLレベルである。
次いで、時刻t11から時刻t12の期間において、垂直走査回路20は、制御信号φRESをHレベルに制御する。これにより、当該期間において、対応する行に属する画素12のリセットトランジスタM2がオンになり、浮遊拡散部FDが電圧Vddに応じた所定の初期電位にリセットされる。増幅トランジスタM3は、浮遊拡散部FDの電位に基づく画素信号を、選択トランジスタM4を介して出力線16に出力する。この画素信号は、浮遊拡散部FDの初期電位に基づく信号にリセットノイズが重畳した信号(リセット信号)である。
次いで、時刻t13において、制御回路80は、読み出し回路部30に供給する制御信号φSW3-1,φSW3-2,φSW3-3をHレベルに制御する。これにより、スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3がオンになり、中央の列の出力線16-2が、単位ブロックの3列の容量Csh-1,Csh-2,Csh-3に接続される。こうして、出力線16-2に出力されたリセット信号が、容量Csh-1,Csh-2,Csh-3にそれぞれ書き込まれる。
次いで、制御回路80は、時刻t15において制御信号φSW3-1を、時刻t17において制御信号φSW3-2を、時刻t18において制御信号φSW3-3を、順次Lレベルに制御する。これにより、スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3が、一定の時間間隔をおいて順次オフになる。
これにより、出力線16-2から出力されたリセット信号を、異なるサンプリング期間の間にサンプルホールドした3つのリセット信号として、容量Csh-1,Csh-2,Csh-3に、それぞれ保持することが可能になる。容量Csh-1,Csh-2,Csh-3にサンプルホールドされた3つのリセット信号は、DC成分としては基本的に同一の信号であるが、それぞれのサンプリング期間に応じた時間依存のあるノイズ成分がDC成分に重畳している。時間依存のあるノイズ成分としては、主に増幅トランジスタM3に起因する、いわゆるランダムノイズやランダムテレグラフノイズが挙げられる。
次いで、時刻t19から時刻t20の期間において、制御回路80は、読み出し回路部30に供給する制御信号φSW4-1,φSW4-2をHレベルに制御する。これにより、当該期間において、スイッチSW4-1,SW4-2がオンになり、上述の3つのリセット信号が、容量Csh-1,Csh-2,Csh-3上で加算平均される。これにより、同一の画素12から出力されるリセット信号に重畳するランダムノイズを、駆動例1のように列毎に読み出しを行った場合の1/√3倍に抑制することができる。
続く時刻t20以降の期間において、容量Csh-2に保持されているリセット信号とランプ信号生成部44から供給されるランプ信号とを比較器42-2で比較する。これにより、リセット信号のAD変換を行い、AD変換後のデジタルデータを中央の列のメモリ52に書き込む。
次いで、リセット信号のAD変換を実行しているタイミングである時刻t21から時刻t22の期間において、垂直走査回路20は、制御信号φTXをHレベルに制御する。これにより、当該期間において、対応する行に属する画素12の転送トランジスタM1がオンになり、光電変換部PDに蓄積されている電荷が浮遊拡散部FDに転送される。浮遊拡散部FDは、その容量による電荷電圧変換により、光電変換部PDから転送された電荷の量に応じた電位となる。増幅トランジスタM3は、浮遊拡散部FDの電位に基づく画素信号を、選択トランジスタM4を介して出力線16に出力する。この画素信号は、浮遊拡散部FDに転送された電荷の量に基づく信号にリセットノイズが重畳した信号(光信号)である。
次いで、時刻t23において、制御回路80は、読み出し回路部30に供給する制御信号φSW3-1,φSW3-2,φSW3-3をHレベルに制御する。これにより、スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3がオンになり、中央の列の出力線16-2が、単位ブロックの3列の容量Csh-1,Csh-2,Csh-3に接続される。こうして、出力線16-2に出力された光信号が、容量Csh-1,Csh-2,Csh-3にそれぞれ書き込まれる。
次いで、制御回路80は、時刻t25において制御信号φSW3-1を、時刻t27において制御信号φSW3-2を、時刻t28において制御信号φSW3-3を、順次Lレベルに制御する。これにより、スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3が、一定の時間間隔をおいて順次オフになる。
これにより、出力線16-2から出力された光信号を、異なるサンプリング期間の間にサンプルホールドした3つの光信号として、容量Csh-1,Csh-2,Csh-3に、それぞれ保持することが可能になる。容量Csh-1,Csh-2,Csh-3にサンプルホールドされた3つの光信号は、DC成分としては基本的に同一の信号であるが、リセット信号と同様、それぞれのサンプリング期間に応じた時間依存のあるノイズ成分がDC成分に重畳している。
次いで、時刻t29から時刻t30の期間において、制御回路80は、読み出し回路部30に供給する制御信号φSW4-1,φSW4-2をHレベルに制御する。これにより、当該期間において、スイッチSW4-1,SW4-2がオンになり、上述の3つの光信号が、容量Csh-1,Csh-2,Csh-3上で加算平均される。これにより、同一の画素12から出力される光信号に重畳するランダムノイズを、駆動例1のように列毎に読み出しを行った場合の1/√3倍に抑制することができる。
続く時刻t30以降の期間において、容量Csh-2に保持されている光信号とランプ信号生成部44から供給されるランプ信号とを比較器42-2で比較する。これにより、光信号のAD変換を行い、AD変換後のデジタルデータを中央の列のメモリ52に書き込む。
その後、メモリ52に保持された光信号及びリセット信号は、水平走査回路60からの制御信号に応じて、水平出力線56を介して出力回路70ヘと出力される。光信号及びリセット信号は、出力回路70におけるデジタルCDS処理によって差分処理され、リセットノイズを除去したデジタル画素信号として固体撮像装置から出力される。
このように、本実施形態の第2の駆動例によれば、いくつかのスイッチ以外の追加の素子を必要とすることなく、また、消費電力の増大を招くことなく、画素由来のランダムノイズを1/√3倍に抑制することが可能となる。通常、スイッチの占めるレイアウト面積は、サンプルホールド容量や比較器に使用されるトランジスタなどのアナログ素子のレイアウト面積と比較して小さいため、スイッチを追加することが読み出し回路部30の面積増加に与える影響は小さい。したがって、レイアウト面積に制約の多い固体撮像装置の読み出し回路部に与える影響を抑制しつつ、上記効果を実現することができる。
なお、時刻t15,t17,t18及び時刻t25,t27,t28においてスイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3を順次オフにするタイミングの間隔は、少なくとも、先に駆動されるスイッチによる信号変動の影響がなくなる程度に空いていればよい。スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3をオフにするタイミングの間隔を広くする方向については、信号読み出し時間が許す限りにおいて広げても問題はない。
また、第2の駆動例では、時刻t13及び時刻t23において、スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3を同時にオンにしているが、スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3をオンにするタイミングは、必ずしも揃っている必要はない。すなわち、画素信号を容量Cshに書き込むために必要な時間としてスイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3の各々がオンになっている期間を確保できればよく、スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3が同時にオンなることは必須ではない。
例えば、図6に示す第3の駆動例のように、スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3を、それぞれ、時刻t13,t14,t16に、また、時刻t23,t24,t26に、それぞれ順次オンにするようにしてもよい。なお、第3の駆動例では、スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3がオンになる期間が一部重複しているが、スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3がオンになる期間は重複していなくてもよい。
換言すると、容量Csh-1,Csh-2,Csh-3におけるサンプリング期間は、開始の時刻が同じであり終了の時刻が互いに異なってもよいし、開始の時刻及び終了の時刻の双方が互いに異なってもよい。
また、第2及び第3の駆動例では、サンプリング回数が3回の例を示しているが、サンプリング回数は2回としてもよい。例えば、読み出し時間の制約などによりサンプリング回数を3回にすることが困難な場合などは、3つのサンプルホールド容量のうちの2つを用い、サンプリング回数を2回にしてもよい。この場合、サンプリング回数が3回の場合と比較すると効果は減るが、駆動例1のように列毎に読み出しを行う場合よりもランダムノイズを抑制することができる。
また、第2及び第3の駆動例では、3列毎に1列だけを読み出す構成としているが、4以上の列を含む単位ブロックから1列を読み出す構成としてもよい。この場合、解像度は更に低下するが、単位ブロックに含まれる列の数に対応する回数のサンプリング及び信号平滑化を行うことが可能であり、ランダムノイズの低減効果を更に高めることができる。この場合においても、サンプリング回数は2回以上であればよく、読み出し時間の制約などに応じて適宜変更することができる。
また、第2及び第3の駆動例において、リセット信号及び光信号のAD変換処理は、必ずしもスイッチSW4-1,SW4-2をオフにした後に行う必要はなく、スイッチSW4-1,SW4-2がオンの状態で行ってもよい。この場合、次にスイッチSW3がオンになるまでにスイッチSW4-1,SW4-2をオフにすればよい。
このように、本実施形態によれば、読み出し回路部の面積の増加や消費電力の増加を抑制しつつ、解像度を下げる読み出し駆動を行った場合に画素信号に重畳するノイズを低減することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態による固体撮像装置の駆動方法について、図7を用いて説明する。第1実施形態による固体撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。図7は、本実施形態による固体撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。
本実施形態では、図1乃至図3を用いて説明した第1実施形態による固体撮像装置の他の駆動方法を説明する。
本実施形態による固体撮像装置の駆動方法は、図7に示すように、制御信号φSW1-1,SW1-3をHレベルのまま維持しているほかは、第1実施形態の第2の駆動例(図5)と同様である。
本駆動例においては、スイッチSW1-2と同様、スイッチSW1-1,SW1-3もオンにした状態のままで画素信号の読み出しを行う。この駆動では、列間引きの基本単位となる単位ブロックに含まれる列の出力線16-1,16-2,16-3が、スイッチSW1-1,SW1-2,SW1-3,SW2-1,SW2-2を介して、常時接続された状態となる。
このように構成することにより、出力線16-1,16-2,16-3に同時に読み出される画素信号が擬似的に平均化されることとなる。したがって、これら画素信号の差が極端に大きい場合を除いて、画素信号に重畳するノイズを第1実施形態の場合よりも更に抑制することが可能となる。また、情報が間引かれる画素列がなくなることにより、高コントラストの被写体部に関してはジャギーが抑えられるという効果も期待できる。
スイッチSW3-1,SW3-2,SW3-3を駆動するタイミングや、サンプリング回数等については、第1実施形態の場合と同様、適宜変更が可能である。
このように、本実施形態によれば、読み出し回路部の面積の増加や消費電力の増加を抑制しつつ、解像度を下げる読み出し駆動を行った場合に画素信号に重畳するノイズを低減することができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態による固体撮像装置について、図8を用いて説明する。第1及び第2実施形態による固体撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。図8は、本実施形態による固体撮像装置における読み出し回路部の構成例を示す回路図である。
本実施形態による固体撮像装置は、図8に示すように、読み出し回路部30が各列に列増幅器32を更に有するほかは、第1実施形態による固体撮像装置と同様である。列増幅器32は、特に画素信号を増幅して読み出す必要のある場合にはSN比の観点で有利なため、固体撮像装置の使用目的によっては配置されることも多い。
各列の列増幅器32の入力端子は、スイッチSW1の他方の主ノードに接続されている。各列の列増幅器32の出力端子は、スイッチSW3の一方の主ノードとスイッチSW2との間の接続ノードに接続されている。
図8に示す構成要素で具体的に説明すると、列増幅器32-1の入力端子は、スイッチSW1-1の他方の主ノードに接続されている。列増幅器32-1の出力端子は、スイッチSW3-1の一方の主ノードと、スイッチSW2-0の一方の主ノードと、スイッチSW2-1の一方の主ノードと、の間の接続ノードに接続されている。列増幅器32-2の入力端子は、スイッチSW1-2の他方の主ノードに接続されている。列増幅器32-2の出力端子は、スイッチSW3-2の一方の主ノードと、スイッチSW2-1の他方の主ノードと、スイッチSW2-2の一方の主ノードと、の間の接続ノードに接続されている。列増幅器32-3の入力端子は、スイッチSW1-3の他方の主ノードに接続されている。列増幅器32-3の出力端子は、スイッチSW3-3の一方の主ノードと、スイッチSW2-2の他方の主ノードと、スイッチSW2-3の一方の主ノードと、の間の接続ノードに接続されている。
本実施形態による固体撮像装置は、第1実施形態の第1の駆動例、第2の駆動例又は第3の駆動例により、或いは、第2実施形態の駆動例により、動作することが可能である。本実施形態による固体撮像装置が信号読み出し処理上において第1及び第2実施形態と異なる点は、画素信号がAD変換回路部40でAD変換される前に列増幅器32によって増幅されることである。その他の点は、第1又は第2実施形態と同様である。なお、列の間引きを行う第1実施形態の第2の駆動例を実行する場合には、信号の読み出しを行わない列の列増幅器32(列増幅器32-1,32-3)は、パワーダウンをするなどして出力が十分にハイインピーダンスとなるように制御することが望ましい。
このように、本実施形態によれば、読み出し回路部の面積の増加や消費電力の増加を抑制しつつ、解像度を下げる読み出し駆動を行った場合に画素信号に重畳するノイズを低減することができる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態による固体撮像装置及びその駆動方法について、図9及び図10を用いて説明する。第1乃至第3実施形態による固体撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
はじめに、本実施形態による固体撮像装置の構造について、図9を用いて説明する。図9は、本実施形態による固体撮像装置における読み出し回路部の構成例を示す回路図である。
本実施形態による固体撮像装置は、図9に示すように、読み出し回路部30が、隣り合う列の、スイッチSW1と列増幅器32との間の接続ノードの間に接続されたスイッチSW5を更に有するほかは、第3実施形態による固体撮像装置と同様である。スイッチSW-5は、制御ノードに供給される制御信号φSW5により接続状態(導通/非導通)が制御されるスイッチである。
図9に示す構成要素で具体的に説明すると、スイッチSW1-1と列増幅器32-1との間の接続ノードと、スイッチSW1-2と列増幅器32-2との間の接続ノードとの間に、スイッチSW5-1が接続されている。また、スイッチSW1-2と列増幅器32-2との間の接続ノードと、スイッチSW1-3と列増幅器32-3との間の接続ノードとの間に、スイッチSW5-2が接続されている。その他の隣り合う列についても同様である。
次に、本実施形態による固体撮像装置の駆動方法について、図10を用いて説明する。図10は、本実施形態による固体撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。
本実施形態による固体撮像装置は、第1実施形態の第1の駆動例、第2の駆動例又は第3の駆動例により、或いは、第2実施形態の駆動例により、動作することが可能である。図10には、本実施形態による固体撮像装置に、第2実施形態の駆動例を適用した場合におけるタイミング図を示している。
本実施形態による固体撮像装置の駆動方法は、図10に示すように、制御信号φSW5-1,SW5-2をHレベルのまま維持し、制御信号φSW5-0,SW5-3をLレベルのまま維持しているほかは、第2実施形態の第2の駆動例(図7)と同様である。
本駆動例においては、第2実施形態と同様、スイッチSW1-2に加え、スイッチSW1-1,SW1-3もオンにした状態のままで画素信号の読み出しを行う。この駆動では、列間引きの基本単位となる単位ブロックに含まれる列の出力線16-1,16-2,16-3が、スイッチSW1-1,SW1-2,SW1-3,SW5-1,SW5-2を介して、常時接続された状態となる。
このように構成することにより、出力線16-1,16-2,16-3に同時に読み出される画素信号が擬似的に平均化されることになる。したがって、これら画素信号の差が極端に大きい場合を除いて、画素信号に重畳するノイズを第1実施形態の場合よりも更に抑制することが可能である。また、情報が間引かれる画素列がなくなることにより、高コントラストの被写体部に関してはジャギーが抑えられるという効果も期待できる。
本実施形態による固体撮像装置が信号読み出し処理上において第2実施形態と異なる点は、画素信号がAD変換回路部40でAD変換される前に列増幅器32によって増幅されることである。その他の点は、第1又は第2実施形態と同様である。なお、列の間引きを行う第1実施形態の第2の駆動例を実行する場合には、信号読み出しを行わない列の列増幅器32(列増幅器32-1,32-3)は、パワーダウンをするなどして出力が十分にハイインピーダンスとなるように制御することが望ましい。
このように、本実施形態によれば、読み出し回路部の面積の増加や消費電力の増加を抑制しつつ、解像度を下げる読み出し駆動を行った場合に画素信号に重畳するノイズを低減することができる。
[第5実施形態]
発明の第5実施形態による固体撮像装置の駆動方法について説明する。第1乃至第4実施形態による固体撮像装置と同様の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略し或いは簡潔にする。
第1乃至第4実施形態においては、画素アレイ部10から出力された画素信号を、異なるサンプリング期間の間にサンプルホールドされた3つの画素信号として容量Csh-1,Csh-2,Csh-3にそれぞれ保持した。そして、これら容量Csh-1,Csh-2,Csh-3の各々に保持した画素信号を平滑化(平均化)した後、中央の列の比較器42-2のみを用いて画素信号のAD変換を行った。
これに対し、本実施形態では、容量Csh-1,Csh-2,Csh-3を用いて平滑化(平均化)した画素信号を、比較器42-1,42-2,42-3を用いてそれぞれAD変換する。その後、AD変換された3つの画素信号のデジタルデータを、後段の出力回路において再度平均し、固体撮像装置の1画素の出力データとする。このように構成することで、画素12から出力される画素信号のランダムノイズを低減する効果に加え、比較器42に由来するノイズを低減する効果を得ることが可能である。
すなわち、第1乃至第4実施形態は、画素12から出力される画素信号のランダムノイズを低減することはできるが、比較器42に由来するノイズを抑制することはできなかった。これに対し、本実施形態の駆動方法では、比較器42に由来するノイズについても平滑化(平均化)することができ、計算上これを1/√3倍に抑制することができる。
このように、本実施形態によれば、読み出し回路部の面積の増加や消費電力の増加を抑制しつつ、解像度を下げる読み出し駆動を行った場合に画素信号に重畳するノイズを低減することができる。
なお、本実施形態では、容量Csh-1,Csh-2,Csh-3の各々が保持する平均化した画素信号をそれぞれAD変換した後、AD変換した3つの画素信号のデジタルデータを再度平均化した。しかしながら、容量Csh-1,Csh-2,Csh-3の各々が保持する画素信号を平均化せずにそのままAD変換した後、AD変換された3つの画素信号のデジタルデータを平均化するようにしてもよい。このように構成することによっても、読み出し回路部の面積の増加や消費電力の増加を抑制しつつ、画素信号に重畳するノイズを低減することができる。
[第6実施形態]
本発明の第6実施形態による撮像システムについて、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態による撮像システムの概略構成を示すブロック図である。
上記第1乃至第5実施形態で述べた固体撮像装置100は、種々の撮像システムに適用可能である。適用可能な撮像システムの例としては、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダ、監視カメラ、複写機、ファックス、携帯電話、車載カメラ、観測衛星などが挙げられる。また、レンズなどの光学系と固体撮像装置とを備えるカメラモジュールも、撮像システムに含まれる。図11には、これらのうちの一例として、デジタルスチルカメラのブロック図を例示している。
図11に例示した撮像システム200は、撮像装置201、被写体の光学像を撮像装置201に結像させるレンズ202、レンズ202を通過する光量を可変にするための絞り204、レンズ202の保護のためのバリア206を有する。レンズ202及び絞り204は、撮像装置201に光を集光する光学系である。撮像装置201は、第1乃至第5実施形態のいずれかで説明した固体撮像装置100であって、レンズ202により結像された光学像を画像データに変換する。
撮像システム200は、また、撮像装置201より出力される出力信号の処理を行う信号処理部208を有する。信号処理部208は、撮像装置201が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換を行う。また、信号処理部208はその他、必要に応じて各種の補正、圧縮を行って画像データを出力する動作を行う。信号処理部208の一部であるAD変換部は、撮像装置201が設けられた半導体基板に形成されていてもよいし、撮像装置201とは別の半導体基板に形成されていてもよい。また、撮像装置201と信号処理部208とが同一の半導体基板に形成されていてもよい。
撮像システム200は、さらに、画像データを一時的に記憶するためのメモリ部210、外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース部(外部I/F部)212を有する。さらに撮像システム200は、撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の記録媒体214、記録媒体214に記録又は読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)216を有する。なお、記録媒体214は、撮像システム200に内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
さらに撮像システム200は、各種演算とデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部218、撮像装置201と信号処理部208に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部220を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、撮像システム200は少なくとも撮像装置201と、撮像装置201から出力された出力信号を処理する信号処理部208とを有すればよい。
撮像装置201は、撮像信号を信号処理部208に出力する。信号処理部208は、撮像装置201から出力される撮像信号に対して所定の信号処理を実施し、画像データを出力する。信号処理部208は、撮像信号を用いて、画像を生成する。
このように、本実施形態によれば、第1乃至第5実施形態による固体撮像装置100を適用した撮像システムを実現することができる。
[第7実施形態]
本発明の第7実施形態による撮像システム及び移動体について、図12を用いて説明する。図12は、本実施形態による撮像システム及び移動体の構成を示す図である。
図12(a)は、車載カメラに関する撮像システムの一例を示したものである。撮像システム300は、撮像装置310を有する。撮像装置310は、上記第1乃至第5実施形態のいずれかに記載の固体撮像装置100である。撮像システム300は、撮像装置310により取得された複数の画像データに対し、画像処理を行う画像処理部312と、撮像システム300により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う視差取得部314を有する。また、撮像システム300は、算出された視差に基づいて対象物までの距離を算出する距離取得部316と、算出された距離に基づいて衝突可能性があるか否かを判定する衝突判定部318と、を有する。ここで、視差取得部314や距離取得部316は、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段の一例である。すなわち、距離情報とは、視差、デフォーカス量、対象物までの距離等に関する情報である。衝突判定部318はこれらの距離情報のいずれかを用いて、衝突可能性を判定してもよい。距離情報取得手段は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
撮像システム300は車両情報取得装置320と接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの車両情報を取得することができる。また、撮像システム300は、衝突判定部318での判定結果に基づいて、車両に対して制動力を発生させる制御信号を出力する制御装置である制御ECU330が接続されている。また、撮像システム300は、衝突判定部318での判定結果に基づいて、ドライバーへ警報を発する警報装置340とも接続されている。例えば、衝突判定部318の判定結果として衝突可能性が高い場合、制御ECU330はブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置340は音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムなどの画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施形態では、車両の周囲、例えば前方又は後方を撮像システム300で撮像する。図12(b)に、車両前方(撮像範囲350)を撮像する場合の撮像システムを示した。車両情報取得装置320が、撮像システム300ないしは撮像装置310に指示を送る。このような構成により、測距の精度をより向上させることができる。
上記では、他の車両と衝突しないように制御する例を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御や、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。さらに、撮像システムは、自車両等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機あるいは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
[変形実施形態]
本発明は、上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、いずれかの実施形態の一部の構成を他の実施形態に追加した例や、他の実施形態の一部の構成と置換した例も、本発明の実施形態である。
また、上記実施形態に示した固体撮像装置の画素12の回路構成は、図2に示すものに限定されるものではなく、適宜変更することができる。例えば、画素12の各々は、複数の光電変換部PDを有してもよく、また、浮遊拡散部FDとは別に電荷保持部を更に有してもよい。
また、上記第1乃至第5実施形態では、画素アレイ部10と、画素アレイ部10から出力される画素信号を処理する信号処理回路と、画素アレイ部10を駆動する画素駆動回路と、を有する1つの固体撮像装置として説明した。しかしながら、画素アレイ部10を含む光電変換装置と、信号処理回路を含む信号処理装置と、を含んで構成される2つ以上の装置によって図1に示す装置構成を実現することも可能である。この場合の信号処理装置は、光電変換装置から出力される画素信号が入力される入力部を有する読み出し回路部30を含んで構成されうる。
また、上記第1乃至第5実施形態では、画像の取得を目的とした装置、すなわち固体撮像装置を例示したが、本発明の適用例は必ずしも固体撮像装置に限定されるものではない。例えば、上記第7実施形態で説明したような測距を目的とする装置に適用する場合にあっては、必ずしも画像を出力する必要はない。このような場合、当該装置は、光情報を所定の電気信号に変換する光電変換装置と言うことができる。固体撮像装置は、光電変換装置の1つである。
また、上記第6及び第7実施形態に示した撮像システムは、本発明の光電変換装置を適用しうる撮像システム例を示したものであり、本発明の光電変換装置を適用可能な撮像システムは図11及び図12に示した構成に限定されるものではない。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10…画素アレイ部
12…画素
14…制御線
16,34…出力線
20…垂直走査回路
30…読み出し回路部
32…列増幅器
40…AD変換回路部
42…比較器
44…ランプ信号生成部
50…列メモリ部
52…メモリ
54…カウンタ
60…水平走査回路
70…出力回路
80…制御回路
100…固体撮像装置

Claims (20)

  1. 入射光に応じた画素信号を出力する画素と、
    前記画素から前記画素信号を出力可能に構成された複数の信号線と、
    前記複数の信号線に対応して設けられた複数の信号保持部と、
    前記複数の信号線に接続され、前記画素信号をAD変換するAD変換部と、
    前記画素と前記複数の信号保持部との間に設けられた第1のスイッチ回路と、
    前記複数の信号保持部と前記複数の信号線との間に設けられた第2のスイッチ回路と、
    前記第1のスイッチ回路及び前記第2のスイッチ回路を制御する制御回路と、を有し、
    前記複数の信号保持部の各々は、対応する信号線に接続された容量素子を有し、
    前記複数の信号線は、第1信号線と、第2信号線と、第3信号線と、を含み、
    前記第2のスイッチ回路は、第1スイッチと、第2スイッチと、第3スイッチと、を含み、前記第1スイッチの一方の端子は、前記第1信号線に接続された容量素子に接続され、前記第1スイッチの他方の端子は、前記第2信号線、前記第2信号線に接続された容量素子及び前記第2スイッチの一方の端子に接続され、前記第2スイッチの他方の端子は、前記第3信号線、前記第3信号線に接続された容量素子及び前記第3スイッチの一方の端子に接続されており、
    前記制御回路は、
    前記第1のスイッチ回路を制御して、前記画素を前記複数の信号保持部のそれぞれに選択的に接続することにより、前記画素から出力された1つの前記画素信号を、互いに異なるサンプリング期間で前記複数の信号保持部にそれぞれ保持し、
    前記第2のスイッチ回路を制御して、前記複数の信号保持部と前記AD変換部との間の接続を切り替えることにより、
    前記複数の信号保持部に保持された前記画素信号を平均化して出力する
    ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記第2のスイッチ回路は、前記複数の信号保持部に保持された前記画素信号を平均化して前記AD変換部に供給するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の光電変換装置。
  3. 前記複数の信号保持部の各々に対応して設けられた複数の前記AD変換部と、
    前記複数のAD変換部から出力される前記画素信号を平均化して出力する出力回路と、を有し、
    前記第2のスイッチ回路は、前記複数の信号保持部に保持された前記画素信号を、前記複数のAD変換部にそれぞれ供給するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光電変換装置。
  4. 複数の列を構成するように配された複数の前記画素と、
    前記複数の列の各々に対応して設けられた複数の前記AD変換部と、を有し、
    前記複数の信号保持部の各々は、前記複数の列の1つに対応して設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の光電変換装置。
  5. 前記複数の列は、第1乃至第3の列を含み、
    前記複数の画素は、第1乃至第3の画素を含み、
    前記複数の信号保持部は、第1乃至第3の信号保持部を含み、
    前記第1のスイッチ回路は、
    前記第1の画素を前記第1の信号保持部に、前記第2の画素を前記第2の信号保持部に、前記第3の画素を前記第3の信号保持部に、それぞれ接続する動作と、
    前記第1の画素を、前記第1の信号保持部、前記第2の信号保持部及び前記第3の信号保持部に順に接続する動作と、を行うように構成されている
    ことを特徴とする請求項4記載の光電変換装置。
  6. 前記複数の信号保持部の各々に保持される前記画素信号は、前記複数の画素の画素信号を平均化した信号である
    ことを特徴とする請求項5記載の光電変換装置。
  7. 前記複数の列の各々に対応して設けられた複数の列増幅器を更に有する
    ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  8. 前記複数の信号保持部における前記サンプリング期間は、開始の時刻が同じであり、終了の時刻が互いに異なっている
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  9. 前記複数の信号保持部における前記サンプリング期間は、開始の時刻及び終了の時刻が互いに異なっている
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  10. 前記第1のスイッチ回路は、前記画素から前記画素信号が出力される出力線と前記複数の信号保持部との間に配されており、
    前記第1のスイッチ回路は、前記出力線を前記複数の信号保持部のそれぞれに選択的に接続することにより、前記画素から出力された1つの前記画素信号を、互いに異なるサンプリング期間で前記複数の信号保持部にそれぞれ保持するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  11. 前記第2のスイッチ回路は、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを各々が含む複数の群を有し、
    一の群の前記第3スイッチの他方の端子は、他の一の群に対応する第1信号線、前記他の一の群に対応する前記第1信号線に接続された容量素子及び前記他の一の群の前記第1スイッチの一方の端子に接続されている
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  12. 複数の列を構成するように配された複数の画素と、
    前記複数の列に対応して設けられた複数の信号線と、
    前記複数の列に対応して設けられ、各々が対応する列の前記信号線に接続された複数のAD変換部と、
    前記複数の画素と前記複数の信号線との間に設けられた読み出し回路部と、を有し、
    前記読み出し回路部は、前記複数の列の各々に対応して設けられた複数の第1のスイッチ、複数の第2のスイッチ及び複数の信号保持部を有し、各々の列において、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチは、前記画素と前記信号線との間に直列に接続されており、前記信号保持部は、前記第2のスイッチと前記信号線との間の第1のノードに接続された容量素子を有しており、
    前記読み出し回路部は、隣り合う列の間の各々に設けられた複数の第3のスイッチ及び複数の第4のスイッチを更に有し、前記第3のスイッチは、隣り合う列の、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとを接続する第2のノードの間に接続されており、前記第4のスイッチは、隣り合う列の、前記第1のノードの間に接続されており、
    前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ及び前記第3のスイッチは、前記画素から出力される画素信号を、互いに異なるサンプリング期間で前記複数の信号保持部にそれぞれ保持するように動作する第1のスイッチ回路を構成する
    ことを特徴とする光電変換装置。
  13. 前記読み出し回路部は、前記複数の列に対応して設けられた複数の列増幅器を更に有し、各々の列において、前記列増幅器は、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとの間に設けられている
    ことを特徴とする請求項12記載の光電変換装置。
  14. 前記読み出し回路部は、隣り合う列の間の各々に設けられた複数の第5のスイッチを更に有し、前記第5のスイッチは、隣り合う列の、前記第1のスイッチと前記列増幅器とを接続する第3のノードの間に接続されている
    ことを特徴とする請求項13記載の光電変換装置。
  15. 前記第4のスイッチは、前記複数の信号保持部に保持された画素信号を平均化して前記AD変換部に供給するように動作する第2のスイッチ回路を構成する
    ことを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の光電変換装置。
  16. 信号が入力される入力部と、
    前記入力部から前記信号を出力可能に構成された複数の信号線と、
    前記複数の信号線に対応して設けられた複数の信号保持部と、
    前記複数の信号線に接続され、前記信号をAD変換するAD変換部と、
    前記入力部と前記複数の信号保持部との間に設けられた第1のスイッチ回路と、
    前記複数の信号保持部と前記複数の信号線との間に設けられた第2のスイッチ回路と、
    前記第1のスイッチ回路及び前記第2のスイッチ回路を制御する制御回路と、を有し、
    前記複数の信号保持部の各々は、対応する信号線に接続された容量素子を有し、
    前記複数の信号線は、第1信号線と、第2信号線と、第3信号線と、を含み、
    前記第2のスイッチ回路は、第1スイッチと、第2スイッチと、第3スイッチと、を含み、前記第1スイッチの一方の端子は、前記第1信号線に接続された容量素子に接続され、前記第1スイッチの他方の端子は、前記第2信号線、前記第2信号線に接続された容量素子及び前記第2スイッチの一方の端子に接続され、前記第2スイッチの他方の端子は、前記第3信号線、前記第3信号線に接続された容量素子及び前記第3スイッチの一方の端子に接続されており、
    前記制御回路は、
    前記第1のスイッチ回路を制御して、前記入力部を前記複数の信号保持部のそれぞれに選択的に接続することにより、前記入力された1つの前記信号を、互いに異なるサンプリング期間で前記複数の信号保持部にそれぞれ保持し、
    前記第2のスイッチ回路を制御して、前記複数の信号保持部と前記AD変換部との間の接続を切り替えることにより、
    前記複数の信号保持部に保持された前記信号を平均化して出力する
    ことを特徴とする信号処理装置。
  17. 前記第2のスイッチ回路は、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを各々が含む複数の群を有し、
    一の群の前記第3スイッチの他方の端子は、他の一の群に対応する第1信号線、前記他の一の群に対応する前記第1信号線に接続された容量素子及び前記他の一の群の前記第1スイッチの一方の端子に接続されている
    ことを特徴とする請求項16記載の信号処理装置。
  18. 信号が入力される複数の入力部と、
    前記複数の入力部に対応して複数の列を構成するように配された複数の信号線と、
    前記複数の列に対応して設けられ、各々が対応する列の前記信号線に接続された複数のAD変換部と、
    前記複数の入力部と前記複数の信号線との間に設けられた読み出し回路部と、を有し、
    前記読み出し回路部は、前記複数の列の各々に対応して設けられた複数の第1のスイッチ、複数の第2のスイッチ及び複数の信号保持部を有し、各々の列において、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチは、前記入力部と前記信号線との間に直列に接続されており、前記信号保持部は、前記第2のスイッチと前記信号線との間の第1のノードに接続された容量素子を有しており、
    前記読み出し回路部は、隣り合う列の間の各々に設けられた複数の第3のスイッチ及び複数の第4のスイッチを更に有し、前記第3のスイッチは、隣り合う列の、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとを接続する第2のノードの間に接続されており、前記第4のスイッチは、隣り合う列の、前記第1のノードの間に接続されており、
    前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ及び前記第3のスイッチは、前記入力部から入力される信号を、互いに異なるサンプリング期間で前記複数の信号保持部にそれぞれ保持するように動作する第1のスイッチ回路を構成する
    ことを特徴とする信号処理装置。
  19. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の光電変換装置と、
    前記光電変換装置の前記画素から出力される信号を処理する信号処理部と
    を有することを特徴とする撮像システム。
  20. 移動体であって、
    請求項1乃至15のいずれか1項に記載の光電変換装置と、
    前記光電変換装置からの信号に基づく視差画像から、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段と、
    前記距離情報に基づいて前記移動体を制御する制御手段と
    を有することを特徴とする移動体。
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